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今年のお盆休みは久しぶりに渡米
前回シカゴ・オーランドを旅して以来ですから6年ぶりでしょうか
目的は大谷選手のホームランをこの目で見ること
もっともこればかりは運頼みですが、ロスアンゼルス・ドジャース球場にいったり
 

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シアトルにも立ち寄り
ボーイング社エバレット工場の見学をしてきたりと
アメリカ西海岸を南北に奔走してきました


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さて私自身は現在滝川に単身赴任していることから
スーツケースに荷物を詰め込むなどの準備は渡航する当日にバタバタと準備
札幌の我が家を出発までには何とか準備完了
新千歳空港を目指します
  

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といっても搭乗するのはエバー航空
夕方16:15分の出発という事でのんびり準備することができましたし
スタアライアンスゴールドのステータスを使いプライオリティチェックインカウンターで搭乗手続きチェックインカウンターで聞いたところ搭乗する機材は30分のディレイとのこと
ということで搭乗まで新千歳空港国際線ターミナル、ロイヤルラウンジでまったりすることに


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ロイヤルラウンジは思いのほか混雑
お盆休みを控えているから当然と思えるかもしれませんが
ここに日本人の姿はほとんど見かけませんでした
やはり円安も追い風となりかなりの外国人観光客がここ北海道へと押し寄せているようです
 

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たまたま人気の円形ブース型ソファーが空いていたのでそこに陣取ります
 

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席を確保したらダイニングスペースへ
 

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ワインは北海道ワインの北海道ツヴァイゲルトと池田町の十勝ワイントカップ
 

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日本酒は増毛にある國希酒造の純米 吟風(道産米)国稀
 

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樽生ビールは
サッポロクラシックのみ
 

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ウイスキーは余市ニッカウヰスキーのスーパーニッカと
北海道を意識したラインナップ
 

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続いてフード類
ホットミールはオムレツやウインナーソーセージ、ポテト、ミートボール
 

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コールドミートはちょっと寂しく
塩ゆでえだまめに
ブロッコリーと豆のサラダ
ヨーグルトにフルーツミックスといったところ
 

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どさっと盛られたチャーハン
 

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北海道らしいといえば
セルフで作る札幌味噌ラーメン
 

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これまた2000年代に札幌市でブームとなったスープカレー
 

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ともにセルフで作る料理ってことで
札幌味噌ラーメンの麺にスーパカレーを注ぎ
ウインナーソセージを載せ室蘭発祥のカレーラーメンに
これをサッポロクラシックで流し込みます
 

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デザートには
いももち(みたらし)と
 

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小さなフルーツケーキがありましたが
この後乗り込むエバー航空は機内食が美味しいことでも有名なのでこのくらいにしておきます
 

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さて台北桃園空港に向かうエバー航空BR115便は搭乗開始が1時間ほど遅れることとなりました
 

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しばし国際線ターミナル内をぶらつきますが、そこでなんとガンプラを見かけました
2025年3月、新千歳空港にガンダムベースが初出店
そんなこともあったのでしょう国際線ターミナル制限区画内の博品館TOY PARK新千歳空港店には
ガンプラが販売されていました
なるほどフランス・パリにはバンダイ直営店があったり
タイのバンコクには「ガンダムベース」があり、中心街のサイアムセンターにはガンダムの大型模型があるとは聞いていましたが、ここでガンプラを購入していく海外の方もいらっしゃるようです
 

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搭乗するエバー航空はスターアライアンス加盟の航空会社という事で
ステータスを使い優先搭乗
機材はB-787でしたが、そのの一番後ろの席を予約してありました
まぁ座席を倒す際に後ろの乗客に気を使わないことやトイレが近いんでこの座席としました
降機する際は時間がかかりそうですが、さっさと降りてもスーツケースが日本の空港ほど早くは出てこないだろうという事からそうしたのですが
実はチェックインの際に台北桃園で荷物は降ろさずに、目的地であるロサンゼルスまでスルーさせましょうかといった突然の提案を受けたんで、前の座席にしておけばさっさと降り入国審査など済ませられたのにとも思いましたがそんなことを思っても、後の祭りでした
 

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気を取り直して、やってきた機内食をいただくことに
そう台湾の航空会社であるエバー航空は機内で台湾グルメを楽しめると人気の高い航空会社
日本発着便は和食と洋食から選択
私は日本発の便という事で和食弁当をチョイス
 

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もう一つの洋食というか中華は
鶏肉飯を中心に蕎麦、フルーツ、デザート(ハスカップランド)、パンといったもの
 

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そうそうエバー航空機内販売誌は大谷翔平選手がモデルになった
コーセーのハイプレステージブランド化粧水「コスメデコルテ」が表紙となっていました
 

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今回の旅は台北桃園空港でまずトランスファー
 

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台湾には14時間しか滞在しないので、空港でのラウンジ泊も考えましたが、この後の旅程を鑑みるとかなり厳しく
けれど帰国便が朝早いので桃園空港行きMRTの台北駅からほど近いホテルリラックス5に宿泊(宿泊費13,383円)


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飛行機が1時間遅れで到着したことから夜の10時過ぎにチェックイン
ここでビールやソフトドリンクの無料券をいただきましたが、残念ながら滞在時間が短く使えませんでした
さてこのホテルリラックスV、思いのほか便利だったことからこのエントリーにて覚書といたします
まずこのフロントは狭いもののエレベーターが2台あり待ち時間もなく利用できます
そしてコーヒーマシンや冷温水機、そして電子レンジが設置されており
我が家のような部屋で食事をする利用者にはかなり便利な設備がなされています
 

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予約した部屋はスタンダードダブルルーム(約16平米)
ベッドサイズは155cm×180cm
まぁ寝て起きたら空港に戻るんでこれで充分です
 

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利用しませんでしたがベットの向かいには大型テレビが設置されています
 

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デスクの下には金庫と冷蔵庫
無料のミネラルウオーターとお茶
そして湯沸かしとポットが置かれています
さすがはお茶の国ですね
 

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このホテルに好感が持てたのは
TOTOのウオシュレット付きトイレが設置されていたこと
 

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湯船はありませんが、シャワーも空港のラウンジにあるようなもの
水圧も充分で快適に使え
快適に過ごすことができました
交通の便も良いことからまたの利用もありそうです
 

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今回の旅の目的地はアメリカ・ロサンゼルスですが台北桃園空港でまずトランスファー
新千歳空港からの便は夕刻飛び立つこともあり台北に一泊
台湾に来た証に台北駅にほど近いホテルに宿泊したことから
ちょっと歩いた繁華街西門町に立ち寄ることに
西門町は台湾の原宿と呼ばれる若者の街
この日も週末というのも相まって大勢の若者たちが行きかっていました
 

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前回の台湾旅行の際に宿泊したホテルは今回同様、西門町にある阿宋麺線のすぐ近く
伺ったものの長蛇の列にもめげ、その際は残念ながらあきらめました
てなわけで次回の台湾訪問の際はリベンジしようと狙っていました
ただビブグルマン獲得の阿宗麺線はやはり人気があり、私がうかがった際には20名ほどが並んでいました
 

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この日も行列こそできていますが、スタッフは手際良く器に盛ってくくので
私どもの番はすぐに回ってきました
  

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味変用のカウンターには、唐辛子ソース、ガーリックソース、黒酢と
日本語併記で並んでいます
 

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阿宗麺線のメニューは麺線(日本のそうめんに近い)のみ
大椀が80元(390円程)・小椀が80元(320円程)
小にしたけど、それでもなかなかの量
そんな阿宗麺線の大椀と小椀をテイクアウトし
セブニレブンで購入した台湾ビールとともに僅かな台湾滞在に乾杯しつつホテルの部屋でいただいてます
 

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プラスチックのレンゲを付けてくれますが、持参した割り箸でいただきます
阿宗麺線には甘辛く煮た特製のスープに豚の大腸
それにパクチーが入っています
これには鰹出汁がしっかり効いたとスープとホルモンのバランスが絶妙で絶品なんです
いや~これは病みつきですね 


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台湾滞在も一夜であっという間に終了
台北駅の朝焼けとともにホテルを出発
 

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朝一のエアポートシャトルの乗り
台北桃園国際空港に向かいます
  

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台北桃園国際空港で入国を済ませたら
 

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朝食をラウンジに向かいますが、台北桃園国際空港には
ここ台湾桃園国際空港を本拠地とするエバー航空の4つのラウンジと
・ザ・クラブラウンジ
・ザ・スターラウンジ
・ザ・インフィニティラウンジ
(ここはスターアライアンスのファーストクラス・ビジネスクラス利用者でなければ入れません)
・ザ・ガーデンラウンジ
(ここもエバー航空のマイレージサービスプログラム「Infinity MileageLands」の最上位会員でなければ入れません)
・シンガポール航空 シルバー クリスラウンジ
・チャイナ航空ラウンジ
・東方宇逸貴賓室 オリエンタル クラブラウンジ
・プラザ・プレミアムラウンジ
の計8つ
 

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まず最初に訪れるのは今回搭乗しているエアバー航空のスター・ラウンジにスターアライアンス・ゴールドのステータスを使い入室


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ラウンジについたのはまだ朝の7時でしたが
席はほぼ埋まっておりました
ちなみにこのラウンジに来る前にザ・クラブラウンジに入ろうとしたのですが
こちらのザ・スターラウンジのほうが良いとのことで来たんですけどね
 

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さてラウンジの紹介はまずはお酒から
赤ワインは
・ポール・マス・シレヌス 2021(フランス、ラングドック・ルシヨン)
・ヴィーニャ・ムリエル グラン・レゼルヴァ 2016(スペイン)
良く冷やされた白ワインは
・フォン・ヘーベル・ヒュッテ・リースリング 2018(ドイツ・モーゼル)
・カテナ アラモス トロンテス 2023(アルゼンチン)

ウイスキーには台湾ウイスキーのカバランがありましたが
個人的な印象としてこのウイスキーはハイボールには向かないように感じます
 

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ということで
冷蔵庫を覗くと台湾ビールとハイネケンがありましたので
台湾ビールをいただくことに
 

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さてフード類ですが、まずはサラダ関係
スイカやパイナップルがレタスなどと同じように並べられていますが台湾では野菜感覚なんでしょう


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「烤地瓜」焼き芋がありましたが
台湾人の朝食は「コンビニの焼き芋」が定番なんだそうです
そういや昨夜行った台北のセブンイレブンにも焼き芋はありました
 

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私の印象では
台湾の朝と言えば「粥」ですが
もちろん用意されています
 
 
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飲茶もありました
蒸篭で蒸された熱々のシュウマイと小籠包
これは食べずにはいられませんね
 

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アジアの空港ラウンジはホットミールが豊富
この日も
こうした「焼きビーフン」や
 

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「温野菜炒め」
 

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これまた台湾の朝ごはん屋の定番メニュー「蘿蔔糕 大根餅」
 

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鶏肉のミートボール「番茄鶏肉丸子」
こいつのカレー味が私好みなんですが、残念ながら今回はトマト味
 

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「西班牙臘腸烤薯塊」
西班牙とある通り
スペイン風スパイシーソーセージと玉ねぎのローストレッドスキンポテト添え


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スイーツはこの保冷庫に
チョコレートクッキーや


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なんとセルフで好きな組み合わせで楽しめる
ハーゲンダッツアイスクリームがありました
 

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てなわけで台湾中華と台湾ビールで、これからの旅の無事を祈ります
 

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ちなみに壁際の席にはこうしたコンセントがありますが
台湾は日本統治時代の影響もあり日本と同じAタイプで変換プラグがいらないのがうれしい
そうそう今はUSBのAタイプが主流のようでコンセントには双方ついていました
さて台北桃園国際空港のラウンジの話はまだ続きます
 

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朝早くに台北桃園国際空港にやってきたわけが、ラウンジの梯子
エバー航空のザ・スターラウンジの次にやってきたのは
シンガポール航空シルバークリスラウンジ
ここもスターアライアンス・ゴールドのステータスで入場できますが
なんとラウンジの開場時間である8時半の少し前に伺ったときには行列ができていました
なんだか期待が持てますね


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ラウンジ内は明るく
奥に長い広々としたダイニングスペースで
ゆったりとしたソファーなどがたくさん並んでいます
 

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ビュッフェを覗くと、なんだかこちらのほうがホットミールの質が良いように思えますが
先程のエヴァのラウンジで食べ過ぎて残念ながら食べられません


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・・・が、シルバークリスの目玉は「魯肉飯」はデフォルトなので、一杯いただくことに
 

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台湾のコンビニで良く見かける茶葉卵があったので
こいつをトッピングにします
 

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そしてシンガポールといえば「肉骨茶(バクテー)」
お揚げやパクチーも置かれてますが
今回はお腹一杯なので諦めます
復路でまた寄るつもりなのでその時にいただくこととします
 

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「鳳梨苦瓜鶏湯」
客家の人々の伝統食品であるパイナップルの漬物「蔭鳳梨」を使った鶏湯です
  

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台湾の屋台でよく見かける「檸檬愛玉」もありましたが
なぜかTATUNGの保温シチュー鍋に入れられ提供されていました
まぁ見た目を考えなければ保温効果はあるでしょうからね
 

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ラウンジらしくパンも並んでいます
  

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ここは台湾という事もあるのでしょう
饅頭や焼売等の点心はこの蒸し器に入れられ出番を待っていました
 

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他には温野菜炒めと並んで「什錦素鳥龍麺」なる具だくさんの焼うどんといった料理も見かけましたが、やはりお腹一杯なので諦めることに


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このカレー味のソーセージの煮物も美味しそう
 

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お酒はというと12年物のマッカランと並んで
赤ワインは「グレッツァー・ワラス」オーストラリア
ワイン評論家ロバート・パーカー氏が異例の賞賛を繰り返すオーストラリアの超人気ワイナリーのワイン
 

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スパークリングワインが車のレースファンならだれもが知る
イタリアを代表する老舗ブランドであるマルティーニの
「マルティーニ アスティ・スプマンテ」
白ワインは
「ヴィラ・アンティノリ・ビアンコ」イタリア
「ショウ・アンド・スミス ソーヴィニヨン・ブラン」オーストラリア
 

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ただここにはタップから注ぐビールはなく缶ビールのみ
台湾ビールとどこのラウンジでも見かけるハイネケンビール
そして日本のキリン一番搾りがありました
 

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そうそうこのラウンジにはシャワールームがあるので
復路のロサンゼルスからの長旅のあとここで熱いシャワー浴びることにします
 

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台北桃園国際空港発ロサンゼルス空港行きエヴァー航空BR006便の機材は
ボーイング777-300
のちにシアトルにあるボーイングのエバレット工場でこのB-777の製造工程を見に行くこととなります
 

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さて今回の航空券は安いのだけが魅力のエヴァ航空のチケットでしたが、搭乗する機材はオーバーブッキングだったようで、搭乗の際にチケットが差し替えられ
エコノミークラスの後尾から、プレミアムエコノミーにインボラ・アップグレード
12時間と言ったフライトだったで広々としたシートで足元め広さが非常に嬉しい出来事でした


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そんなエバー航空のプレミアムエコノミークラスのシートがこちら
窓側の席がエコノミーなら3列ですが、プレエコなら2列とペアで利用するにはもってこいといったところです
  

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ついでにプレミアムエコノミー特典のアメニティキットもいただきました
これは英国を代表するアウトドアブランド「ハンター(HUNTER)」とのコラボレーショングッズで
アメニティバッグは、取り外し可能なストラップ付き
同ブランドの化粧水とリップクリームがセットになっており
アイマスクや耳栓、歯ブラシ等が入っていました
  

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今回の航空券は安いのだけが魅力ということで
新千歳空港から一度南方向の台北に行き、台北からは出発地の北海道の脇を抜けロサンゼルスへと向かう無駄なルートだというのがよくわかる画面でした
ちなみに地球は平ではなく丸いのでアメリカのメインランドに行くには、実は国際空港としては新千歳空港がハブ空港として最適というのもこの画面を見るとよくわかります
 

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エバーのプレエコは機内食もエコノミーより良いみたいでメニューには
「老乾杯特製日本和牛咖哩飯」という和牛カレーと
「松露白醤香煎雞腿 洋芋」焼き鶏肉とジャガイモがあり
 

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私は無論和牛のカレー味をチョイス
これは台湾のカンパイクラシックというミシュラン焼肉レストランとのコラボカレーなんだそうです
 

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我が家の奥さんはチキン
トリュフソースが美味しかったそうですし
シャンパーニュじゃないけどスパークリングが飲めるのの
プレミアム・エコノミーだったからですね
  

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デザートは
ティラミス味のハーゲンダッツ
これも美味しかった
 

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少し時間をおいておやつに出てきたのが
グルジア料理(ジョージア料理)のハチャプリ
 

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その後、ぐっすりと寝て
なんだか美味しそうな匂いで起きると食事の時間
寝起きという事ですから朝食なのでしょう
私はオムレツをチョイス
 

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我が家の奥さんは鶏粥をチョイス
エコノミクラストの差は歴然で
今回のインボラ・アップグレードに感謝です
 

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搭乗したエヴァ航空BR06便は1時間遅れで、ロスアンゼルス国際空港に到着
いつものようにアメリカの厳格な入国審査と麻薬犬(麻薬もそうですが肉類の持ち込みにも厳しいようです)の了解をいただき入国
入国審査官に渡米の目的を聞かれ、観光とMLB観戦に来たと伝えると
本当か?ならばチケットを見せろと相変わらずの厳しい審査?
けれど審査官はドジャースファンらしく、チケットに加え私のパスポートに書かれた名前を見てから厳しかった顔が綻び「WELCAME USA」と迎えてくれ
今日のデーゲーム観戦ならこんなところで何をしている、急いでタクシーで行け!!と急かしてくれました
ちょっとしたやり取りですが、なんだかこの一週間が楽しく過ごせるような気がしてきました
 

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とりあえずまず試合開始まで時間があるのとタイミングよくFLYWAYバスが来たので、バスでユニオンステーションを目指します
 

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ロサンゼルスでの宿はダウンタウンのど真ん中にある「カワダホテル」にいたしました
このホテルはユニオンステーションからメトロで一駅のシビックセンターやヒストリックブロードウェイから歩いて5分といった地の利が魅力の宿でした
ロサンゼルスは治安が悪いので、公共交通機関の近くのホテルが最適ですからね
ちなみに観光スポットでもあるグランドセントラルマーケットへも歩いて5分
リトルトーキョウからも歩いて帰ってきたりしましたが、立地は最高でした
 

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フロント・エントランスは広々しており
なんとここに海外では珍しい飲料やスナックの自動販売機も設置されていました
近くにコンビニなどはないのでこれは重宝しそうですね
 

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さてここからは私の覚書となります
予約した部屋はツインルーム


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部屋にシャワーはありますが、風呂桶はありません
トイレも温水洗浄便座はついていませんでした
 

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部屋の設備ですが、なんと電子レンジが備えられていました
冷蔵庫、アイスペール、湯沸かしポットはありましたが金庫はありませんでした
 

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そうそう立派なアイスペールがあったので探してみると共用の製氷機があったりと
このカワダホテル、日本人御用達の宿として知られています
私もまたロサンゼルスを訪れるようなことがあったら再度利用させていただきたいと思います
 

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円安の影響に加え全米平均を大きく上回る物価高のロサンゼルスでの滞在費はバカ高く
レストランに行こうものなら、一人1万円は楽に掛かることに加え
ついこの間ようやくロサンゼルス市における夜間外出禁止令の解除されたばかりと言った治安状況
夜は出歩かないほうが身のためと、夜の食事はいつものスーパーディナー(単にスーパーマーケットで買った惣菜などをホテルの部屋で食べるのを、我が家ではそう呼んでます)で済ませます
と言う事でドジャーススタジアムからの帰り道
今宵の食べ物を求めて、メトロでリトルトウキョウへ
まずは都ホテルで大谷翔平の二刀流をモチーフにした巨大なアート壁画を観てから伺います


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伺ったのが日本食がそろう日本系スーパー・マルカイへ
 

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スーパー入り口にどこかで見たことのあるぬいぐるみが売られていますが
ここはドンキホーテが経営するスーパーマーケットだったようです
 

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日本食の食材はなんでも揃えられており
棚にびっしり味噌や醤油、漬物が並べられていました
 

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魚の切り身なども並んでてここが本当にアメリカ>?と思わせる品揃え
 

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冷蔵庫を見ると旭酒造(山口県)の清酒「獺祭」がこれでもかと並べられています
そういや今年3月のアカデミー賞授賞式直後のパーティにも採用されたとのことですから
ここロサンゼルスでも人気のようです
 

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てなわけでここで今宵の晩飯の総菜、手羽先の素揚げ醤油味とトンカツを購入
カワダホテルに戻り日本から持参した、サトウのご飯と合わせて部屋にある電子レンジで温め直し夕食
合わせるのはこれまた日本から持参した、上川大雪酒造の木樽仕込み純米
情け無いかも知れませんが、長距離フライトの後のハードな一日にはやはり和食と日本酒が沁みます
 

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訪米初日はロサンゼルスのドジャーススタジアムに赴き
MLBのドジャース対ブルージェイズ戦を観戦するためやってきました
 

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スタジアムへはメトロのユニオンステーションから
ドジャースタジアム専用の無料シャトルバスであるドジャースタジアム・エクスプレスに搭乗し向かいます
ちなみに野球と違いサッカーは戦う相手は敵と言ったイメージが付き纏い
対戦相手にとっては「アウェイ(居心地は良くない場所)」で、試合前相手チームのサポーターと和気藹々にとはなりずらいスポーツかとおもわれますが
野球は対戦相手を「ビジター(来訪者)」とし、基本は試合相手を尊重の心を持ち接します
なんだか日本の武道に通じるところがあって良いですね
それが証拠に今回ドジャーススタジアに向かうドジャースタジアム・エクスプレスにはドジャースファンは無論、ブルージェイズファンもいて車内ではお互いに今日の試合を楽しもうといった雰囲気が満ちていたように感じ
大変好感が持てました
 

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私が着ているのはファイターズ時代の大谷選手のレプリカ
売店は日本人で溢れていたので
明日再訪しスタジアムツアー(英語版)に参加するので、ドジャースのキャップ、レプリカ、Tシャツなどのグッズはその時に手にいれようと思いこの日はMLB観戦に専念いたします
 

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さてまずドジャーススタジアムに入場するにはこの厳しいセキュリティをくぐらねばなりません
 

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どのくらい厳しいかというと、例えば左手に見えるビーチ用のバッグ
こうした透明なバッグで無ければバックは球場に持ち込み不可
カメラのレンズも15cmまでで、しっかり専用の定規で長さを測られました
 

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スタジアムの入場してまずはバックネット裏の内野席に伺ってみましたが
確かにMLBを観戦するにはさすがに良い席のようですが、チケットは5万円はくだらないことから
当初から諦めていた席でした
 

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実際に購入したのは3塁側のギリギリ内野席
充分ここでも観戦は楽しめそうです

 

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チケットも2人で手数料を含め97.2ドル(日本円で14,580円)と思いのほかコスパは良かった
 

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試合が始まり1回裏にさっそく大谷選手の41号ホームランを見る事となります
体制を崩して振ったあたりが、右中間スタンドに飛び込みました
慣れないレンタルした一眼レフで撮影はイマイチですが、わざわざ日本から見に来たかいがありました
 


 

試合後半、大谷選手が打席に入ろうとしたところ主審から申告敬遠の判定を受けますが
納得いかないのは大谷選手のみならず、球場全体からブーイングが響いてました
 

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7回裏にドジャースの攻撃に入る直前のストレッチタイムに
応援歌「私を野球に連れてって(Take me out to the ball game)」を聞くことができました
 


ブルペンも堪能しました
投球練習しているのはジャスティン・ロブレスキー投手
このあと7回表に登板します
 

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てなわけでこの日は初回から大谷選手の41号ホームランを見るなど、見所の多い試合で、最後まで観戦させていただきました
残念なのはホームであるドジャースが負けてしまった事と大谷選手が2度までの申告敬遠を受けた事くらいでしょうか
てなわけで満足なMLB観戦となりました
 

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ロサンゼルス・ドジャーススタジアムではスタジアムグルメこと「スタ飯」も堪能
ドジャースドックと銘打たれた売店で名物のドジャースドックを注文し
 

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コストコのホットドッグの生の玉葱みじん切りマシンや
マスタード・ケチャップサーバーからトッピング
 

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ちなみにこの人気のドジャードッグはなんと1個が7.99ドル
合わせて購入したクラフトビール(マンゴーカート Golden Road Brewing)が18.99ドル
合計26.98ドルで、これにチップが15%を上乗せして31.03ドル(日本円で4,654円)とすさまじい価格でした
ちなみに今回飲んだクラフトビール(マンゴーカート)は私好みの味で
ロサンゼルスで最も小さな醸造所と言われる、Golden Road Brewingで醸造されたそうで
次の日に宿泊先のカワダホテルから程近いグラントセントラルにクラフトビールの直営店があり
そこでもいただくこととなりました
 

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そうそうビールを注いだプラカップはたいそう立派なものだったこともあり
持ち帰り普段使いのビールグラスにしております
 

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ドジャースタジアムのレストランには選手たちのバブルヘッド(首振り人形)が並べられていましたが
そんなバブルヘッドや帽子、ジャージ等がもらえるGiveawayなるイベントがあるそうですが
残念ながら伺った日は該当しておりませんでした
これひとつ欲しかったかも
  

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ロサンゼルスは車社会
車が無ければ何処にも行けないと良く言われます
今回の旅もレンタカーを借りるか
はたまたUberやLyftのような日本でいう白タクのような交通手段を使うかと悩みました
どちらにせよ交通費は2日で3万円くらいは覚悟してました
そう前エントリーのドジャースドックのみならず、ロサンゼルスの物価は高く
日本のような感覚でお金を使うとすぐになくなります
そういやサンタモニカですれ違った日本人女性が、15万円両替してきたはずなのに2日でなくなったなんて話も聞き及びました
そんなこともあり私どもは結局、レンタカーどころかUberやLyftは使わず
公共交通ICカード(TAPカード)を手に入れ
 

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多少治安に不安が有りますが
渋滞などの心配がなく、極端に運賃が安いということもあり
メトロレールを主に多用したうえ
 

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ちなみにグリフィス天文台からの帰り道しかたがなくメトロレールを夜に乗車した際には
席に座ろうとしたところ、いかにもホームレスもしくは低所得者と思われる風体の頑固そうな老人に絡まれてしまいました
やはり夜のメトロレールは怖いのでなるべく避けたほうが良いですね
 

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さらには路線バスも使って
夜にグリフィス天文台
ドジャーススタジアムのスタジアムツアー
さらにはハリウッドへ
乗れば乗るほどお得になる「運賃上限システム(1日あたり$5以上、または3回以上乗車した場合)」を使い
1日$5(日本円で750円くらい)上限のいわゆる一日キップ×2日で、お安くロサンゼルスを観光することとなりました
 

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さらにはEラインを使い
遠路はるばるダウンタウン・サンタモニカまで乗車するなど
車社会ロサンゼルスでメトロレールや路線バスを満喫したうえ、移動にお金をかけずに済ますことができました
 

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メトロレールに使われるP3010形車両は
日本の近畿車輛がカリフォルニアの工場で製造されたもの
なんだか誇らしげです
 

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グリフィス天文台から眺めるアメリカ第二の都市ロサンゼルス
夕暮れから夜に変わるマジックアワーの景色
そんな景色見たさにグリフィス天文台にやってきました
 

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それにしてもロサンゼルス、車社会とは聞いてましたがあまりの渋滞にへきへきしてしまいました
というのもヴァーモント・サンセット駅からDASHバスで伺いましたが、天文台が近づいたところで大渋滞
ほとんどの方が車で行くようで、駐車場渋滞が山の麓まで続くといった状態で、数キロ進むのに30分を費やすほどひどいものでした
お前らたまに車を置いて、バスやメトロ使えよと思えて仕方ありませんでした
そんなわけで時刻表ではすでに天文台についていて、そこでゆっくり夕日を眺めるはずがDASHバスからの車窓になってしまいました
 

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さてそのグリフィス天文台
映画「ターミネーター」の一作目では未来からやってきたT-800ことターミネーター(アーノルド・シュワルッネガー)が最初に登場するシーンに使われたり
「ラ・ラ・ランド」や「ジュラシック・パーク」、「トランスフォーマー」、「素敵な人生の終り方」、「理由なき反抗」などなど、数多くの映画の撮影場所として使用されたことのある映画の聖地だったりします
 

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屋上にも登ることができました
ドームが開いて天体望遠鏡(黒点や太陽フレアなどを観測するシーロスタットと太陽望遠鏡)も見て取れます
 

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中央ロタンダにあるフーコー振り子にて地球の自転を実感
 

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ギリシャ神話にインスパイアされた頭上の壁画
 

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天文観測機器をテーマとした展示室では天体観測の歴史を勉強
 

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展示されているのは昔天体観測に使われていた望遠鏡でしょうか
 

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この天文台からは、あのハリウッドサインも見る事もできる穴場スポット
 

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てなわけでグリフィス天文台から
ロサンゼルスの象徴を眺めたら足早に
そう治安の悪い時間になる前にホテルに帰ります
 

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ロサンゼルス2日目はドジャーススタジアムツアーに参加
まずトップデッキに上り球場全体を見渡せる場所からアメリカでもっとも大きい球場であるドジャーススタジアムを眺めます
ちなみにこのスタジアム、56,000人が収容できるそうです


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ツアーといえどスタジアムへは自身の足で伺う必要があり
メトロバスで伺いましたが、バス停には大谷選手などの看板が立っておりわかりやすくなっています
 

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バスを降りたらこの坂道を登っていきますが
その入り口にはドジャーススタジアムに一番近いホテルといわれる
「スーパー8 ロサンゼルス ダウンタウン」がありました
 

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ドジャーススタジアム入り口の看板の下には「1000 ビン・スカリー・アベニュー」とありますが
これはドジャースで、半世紀以上にわたって実況中継アナウンサーとして活躍してきた
ビン・スカリー氏(Vin Scully)の名前が、本拠地ドジャースタジアムの入り口に続く道路についている証なんだそうです
そうドジャーススタジアムの住所はそのビン・スカリー・アベニューの1000番という事になります
 

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のちほどスタジアムツアー伺った記者席の前にそのビン・スカリー氏の写真が飾られていました
  

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さてそのドジャーススタジアムですがロサンゼルスの丘陵の上にあり
スタジアムツアーの集合場所であるドジャースチームストアからはロサンゼルスの中心地ダウンタウンが見て取れました
 

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いよいよドジャーススタジアムツアー(英語版)開始、20名ほどの参加者がいましたが、なんとそのうちの半分が日本人
きっと私ども同様に日本語ツアーにあぶれた人たちなんでしょうね
ガイドが最初にどこから来たかを訪ねたんで確証しましたが、何となくそうだな~というのは感じていました

そうそうスタジアムのトップデッキからは
あのハリウッドサインも見ることができました
 

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ミュージアムではブルックリン時代からのドジャースの歴史や
ジャッキー・ロビンソンの功績など、饒舌なスタッフから面白ろ可笑しく解説いただきました
まずは昔懐かしい野球のチケットの話から
 

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ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムの写真が掲げられていますが
これはロサンゼルス移転後の4年間、ドジャース・スタジアム完成まで、このメモリアル・コロシアムを暫定的な本拠地とし使われたんだそうです
ロサンゼルス・オリンピックで使われたこともあり、陸上競技用に卵形の形状であるため
左翼~左中間が極端に狭くなるなど野球場には適していない休場だったそうですが、連日多くの観客が訪れたんだそうです
 

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そんなころに使われたのでしょうか
木製の観客席がミュージアムに展示されていました
 

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これは昔の実寸大の選手控室のロッカーを再現したブース
 

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昔使われていた中継ぎピッチャーのカート
 

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さらには記者席からの眺めを実感
 

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さらにツアーはダグアウトクラブにも足を踏み入れました
ドジャースの選手や球団関係者が普通にクラブハウスに出入りする通路に飾られた「ドジャース・メモラビリア」という展示がなされています
特に重要な優勝トロフィのブースに案内されましたが、あれっここにあるはずの2024年の優勝トロフィーがないんじゃない?と思っていたところ
心得ているガイドが実はこのトロフィ製作になんと2年を要し、まだ届いていないため展示ができないんだそうです
ちなみにトロフィはティファニー製なんだそうです
 
 
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ロサンゼルス・ドジャースの選手たちが獲得した
ゴールデングローブ賞
 

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そしてシルバースラッガー賞
ここに将来、大谷選手のものも並べていただきたいものです
 

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ジャッキー・ロビンソン・ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞に加えて
実況アナウンサーを中心にした野球放送における殿堂入り「フォード・C・フリック賞」なんて賞があるのをこの時知りました
 

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続いてダッグアウトクラブの専用ラウンジ
ここは「ダグアウトクラブ」のチケットを持っているひとが利用できるラウンジです
 

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ホットドッグなどのボールパークフードは無料だそうですが
残念ながらアルコールは有料なんだそうです
 

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実は台北~ロサンゼルスでの機内では『42 〜世界を変えた男〜』といったジャッキー・ロビンソン選手の伝記映画を見ながら予習してきましたが
そんなアフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの活躍を伝える絵画が誇らしげに掲げられています


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そうドジャースはこうして黒人をはじめ・・・1995年には日本から初めての野茂選手がデビューするなどそれまでの常識を打ち破ってきた素晴らしいチーム

このレストランには野茂選手の手書きのメッセージがあり
「ドジャースの一員となった、この日は生涯忘れません」と書かれていますが
ツアーに同行した日本人たちは一様にその文字が丸文字だったことに驚かれたようです
 

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ラウンジからはすぐにフィールドに行くことができ
グラントレベルでスタジアムを見ることとなりました


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実際にグランドの芝に触れてみたり
 

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試合中監督やコーチが戦略を練ったり選手が待機するダッグアウトにも入ることができ
ここでも記念撮影
 

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最後に10%引きとなるドジャースチームストアで散財
 

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ビックリしたのがこのドジャースの野球帽
なんと頭のサイズを調整するアジャスターはなく
自分の頭のサイズに合った野球帽を選ぶというもの
なんとサイズはL・M・Sなどと言うものではなく
細かく1/8インチサイズでそれぞれ販売されており自身に合ったサイズが選べるようになっていました
さすがにこの辺りは野球の国と実感し感心いたしました
こんな感じでドジャーススタジアムツアーを満喫
スタジアムを後にします
 

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ハリウッド=映画の街ってイメージですが
それもそのはずハリウッドは気候が温暖で晴天の日が多いため、天候に縛られることなく外でのロケ撮影ができるうえ、森や渓谷、砂漠や海が近くにあり、舞台設定の自由度も高い映画製作に最適な場所だったのが理由だそうですが
実は映画の特許を多く持つエジソンの圧力を恐れ、それまで映画産業の中心だった東部からここロサンゼルス・ハリウッドへと逃れてきたというのが本音のようです

そんなハリウッド・ブールバード沿いの歩道に
映画、テレビ、ラジオ、舞台、音楽業界で成功を収めたセレブリティの名前が星形のプレートに形取られた
「ウォーク・オブ・フェイム」が刻まれていました


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私がうかがったちょうどその時、金属製の金色のアルファベット文字を製作しているのを目撃しましたが
実はこれウォーク・オブ・フェイム自分の名前を入れてくれる体験サービスだったようです
いや~さすがはアメリカ様々な商売があるんですね


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そしてハリウッド文化の中心「チャイニーズ・シアター」
中華風の寺院に似せた外観が特徴でハリウッドのシンボルとも言えるシアターです


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そして2002年からは、毎年アカデミー賞授賞式が行われる
「ドルビー・シアター」
チャイニーズ・シアターのすぐそばにありました
 

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そんな有名な2つのシアターの向かいにあるのが
「エルキャピタンシアター」
ディズニー映画のほとんどが、ここでプレミア公開されるんだそうです
 

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そんなシアター巡りやウォーク・オブ・フェイムの名前探しに夢中になり
ハリウッドの象徴である「ハリウッドサイン」を見過ごしてしまいました
まぁグリフィス天文台やドジャーススタジアムから見たんで良しとしますか

ロサンゼルスが発祥のイン・アンド・アウト・バーガー
創業は1948年とマクドナルドには少し遅れを取っていますが、カリフォルニア州とアメリカ西海岸の州を中心に300店舗以上とアメリカ西部で人気のハンバーガー店
店名の IN-N-OUT は、 IN and OUT の省略形で、「(車で)入って、出る」という意味で
車社会ロサンゼルスにおいてドライブスルーは必然といったハンバーガー屋さんです

日本において一躍有名になったわけが、エンゼルス時代の大谷翔平選手が、MLBオールスター・ゲーム前に報道陣から「好きなアメリカの食べ物は?」と質問され
「イン・アンド・アウト・バーガー」と即答したことに加え、普段でも「イン・アンド・アウトがお気に入り」と公言するほどの大谷翔平選手一押しのファストフードだからです
 

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今回訪れたのはイン・アンド・アウト・バーガーのハリウッド店
昼過ぎの1時ころ伺いましたが、店内は満席
バスの時間って日本語も聞こえてきたので、きっとツアーバスかなにかでハリウッドを訪れている日本人なのでしょう、そんな日本人比率が高いのはやはり大谷選手の影響でしょうか
 

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ハンバーガーの種類は「レギュラー」「チーズバーガー」「ダブル-ダブル(ダブルチーズバーガー)」の3種類
今回はダブル-ダブルをコンボ(フレンチフライとMサイズドリンク)でオーダーします
料金は10.95ドル(日本円で1,650円くらい)
タマネギを入れるか聞かれ、オフコースと答えます
さてイン・アンド・アウト・バーガーの特徴として
・すべて注文を受けてから作る
・鮮度の高い食材を使用し、冷凍食品は使わない(ポテトなどは生のジャガイモを店内でカットし、切り立てをヘルシーなベジタブル・オイルで揚げる)
こんなこだわりがたっぷりなおかげで、そこそこ待たされます
 

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もっともそのダブルダブル・コンボをそんなに秘密ではない裏メニューのアニマルスタイル(フライドポテトにチーズとソースがたっぷりかけたももの)でいただくことに
 

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ドリンクはアメリカの定番「レモネード」をチョイス
ただしここのレモネードは店独自のレシピで作られたピンクレモネードでした
 

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この分厚いハンバーガーにかぶりつきましたが
肉汁溢れるビーフパティとシャキシャキ触感の野菜、とろけるアメリカンチーズが絶妙でした
日本でも流行りそうなハンバーガー屋さんですが、残念ながら日本での出店予定はないのだそうです
 

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イリノイ州シカゴからカルフォルニア州サンタモニカまでの約4千km、西部開拓の道であるルート66の最終地点であるサンタモニカ・ピアまでやって来ました
ここはアメリカ大陸を横断する非合法レース、通称「キャノンボール・ラン」の終着地でもあります
私自身どうしても訪れたい場所であることから、多少治安に不安のあるメトロを乗り継ぎ、1時間ほど×2で往復致しました
 

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サンタモニカピアに架かる橋は、およそ100年前に造られた歴史ある橋
とはいえ実際には1909年に下水を沖に捨てるために作られた桟橋が、後に遊園地やレストラン街へと変貌を遂げた歴史ある場所だったりもします
 

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サンタモニカ・ピアの左右に延々と広がる
サンタモニカビーチは、長さおよそ5キロのロングビーチ
この日は大勢の方が砂浜で思い思いに楽しまれていました
 

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ルート66 End of the Trailと書かれたの終点の
サインはフォトスポットとして大人気
私どももつられて記念撮影
 

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ピア上にある遊園地
「パシフィック・パーク」にも伺いました
 

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パーク内にもルート66の終着サインがありますが
こちらのほうが古そう
 

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1998年に世界初の太陽光発電式観覧車として設置された「パシフィックホイール」はサンタモニカのランドマークのひとつ
私もこれに乗ってみることに
ちなみにこの日の観覧料金は15ドルのところが10ドルと値引きされていました
  

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パシフィックホイール(観覧車)に乗り込んて
回る観覧車の高さ130フィート(約40メートル)からサンタモニカ・ロングビーチは無論
 

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遠くロサンゼルスのダウンタウンの高層ビルも望めました
 

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このサンタモニカ・ピア広々としているうえ、海風が気持ち良く長居したくなる場所でした
そうここは夕日や夜景が素晴らしいとのことですが、遅くにロサンゼルス・ダウンタウンに帰る勇気もなく
サンタモニカでの宿泊もありかな・・と思えました


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されピアの先端では入り口の看板にもあったとおり「スポーツフィッシング」が
誰でも自由に釣りを楽しむことができるんだそうです
次回ロサンゼルスに来たのならここサンタモニカに宿泊し
夕日や釣りを楽しむのが良いかもしれません
 

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ドジャーススタジアムでドジャードックとともに飲んだクラフトビール「マンゴーカート」があまり美味しかったため
 

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再度飲みたいと思っていたところ
宿泊先のカワダホテルから程近いグラントセントラル・マーケットにそんなクラフトビールの直営店があると聞いてサンタモイニカから帰った後歩いてやってきました
 

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グラントセントラルマーケット内には
ネオンサインの電飾が鮮やかな店がありこれぞアメリカといった様相を示しています
 

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そんななか伺ったのはスポーツバー
「ゴールデン・ロード・ブルーイング」
ロサンゼルスのクラフトビールシーンで最も認知度の高いブルワリーの一つです
 

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店の奥の壁にこの日タップが繋がれているクラフトビールがずらり並んでいて壮観です
中には「ドジャース・ブロンドIPA」なんてドジャーススタジアムでも売られているビールなんかもあります
 

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紙のメニューにもありました
お目当てのクラフトビール「マンゴーカート」


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ついでにヘフェヴァイツェンとベルジャンホワイトもオーダー
 

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今日一日暑い中歩き回って来たので、ビールがうまい
喉が渇いた時に飲むヴァイスピアはやはり最高です
 

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さて今回伺ったロサンゼルスのダウンタウンのサウス・ブロードウェイ沿いにあるグラントセントラルマーケット
1917年にオープン西海岸エリアで最も栄えていた公共市場として知られ、約30,000平方フィートの敷地に40店舗以上の販売店や飲食店が集まるマーケットです
 

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前回のエントリーに合った通りまずはクラフトビールでのどを潤しマーケットを散策
市場らしいお店としては地元の農家から直接仕入れた野菜と果物がずらりと並ぶ「トーレスプロデュース」
 

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そしていかにもアメリカンなキャンディーの量り売りのお店
「La Huerta Candy」
1999年に創業したようです
 

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マーケットには飲食店も多く
こうしたフードコードがあちこちに見られます
 

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たとえばこのタコス、ブリトーといったメキシンカンなお店
「Roast To Go」
 

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スペイン発祥の料理、エンパナーダを売る
「Nonna's Empanadas」
このエンパナーダについてはその昔
「バックパッカー パラダイス 旅人楽園」さいとう夫妻 著
といったマンガに登場した料理でちょっと興味をそそられました
  

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2年前にオープンした「Sushi Rush」
お寿司&手巻きと、かき氷がメインのお店
ビールはなんとサッポロビールが用意されているようです
 

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そんな飲食店の中にアメリカ風中華料理店「チャイナ・カフェ」があり
絶え間なく人が来ているのを見て
ここで牛肉とブロッコリーの炒めものをTO-GO(テイクアウト)
 

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ホテルの部屋に舞い戻り
佐渡土産の天領盃「雅楽代」と上川大雪酒造木樽仕込み純米と共に美味しく頂かせてもらいました
 

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ロサンゼルス国際空港に帰ってきました
 

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このあと北に向かいますが
チェックインをすませたら、すぐにターミナル7にあるユナイテッド・クラブ・ラウンジへ
 

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ユナイテッド・クラブ・ラウンジは縦長でスペースや座席数はかなりのもの
けれど伺ったのがまだ朝の9時だというのに席はほとんど埋まっていました
 

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ラウンジ内に専用「展望デッキ」があり
ここから駐機しているユナイテッド航空が見て取れます
全てがユナイテッド航空となんだか壮観な眺めです
アペロール・スプリッツのロゴがいたるところに見られますが
これはUA機内で提供されるアペロール・スプリッツカクテルの宣伝でしょうか
 

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モーニングコーヒーはもちろんユナイテッド航空名物の「illy」
 

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さて肝心のフードメニューは
ビュッフェ形式で
まずはフルーツ
 

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朝食メニューなのでしょう
コストコでも見かけるポークソーセージリンクス(皮なしソーセージ)にフライドポテト
 

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そんなソーセージとスクランブルエッグをトルティーヤで巻いたブリトー
 

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ブレッドには食パンに混じって
アメリカの朝食の定番「ベーグル(ユダヤのパン)」もあります
 

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ここにはスポーツバーのようなBARカウンターがあり
 

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メニューを見るとビールには
・クアーズ ライト
・ブルームーン
・サミュエルアダムス
・モデロ エスペシアル
・ミケロップウルトラ
があったので
 

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バーテンダーからブルームーンとサミュエルアダムスのタップビールを注いでもらい
 

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モーニングビールで優雅な休日が始まります
 

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ロサンゼルス発シアトル行きのユナイテッド航空UA357便は10:19定刻通りにボーディング
 

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搭乗に伺ったターミナル8にはユナイテッド航空の機材がずらりと並んでいます
 

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スターアライアンス・ゴールドのステータスを使い優先搭乗いたします
そう海外の航空会社は手荷物を預けるのに運賃が加算されることが多い事から、搭乗客は多くの荷物を持って搭乗してくるので、その荷物の収納などに時間がかかってしかたがなく
さっさと乗ってしまえるこの優先搭乗は本当に助かります
 

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国内線とはいえロサンゼルスからシアトルまでの飛行時間は3時間もあることから
有料のクラフトビールをオーダー
頼んだのは「ベルズ ブルワリー IPA」
しっかり苦いうえ柑橘系の味がして思いのほか美味しいビールでした
 

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ビールのつまみは機内からの眺め
ロサンゼルスからシアトルまでは雲はなく、まるで遊覧飛行
まず見えてきたのがアメリカで最も透明度の高い湖の一つ「レイク・タホ」
 

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続いて「ハニー・レイク野生動物保護区」にある野鳥が飛び交う
金色の湿地も見て取れました(もちろん野鳥は観察できませんが)
 

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空から眺めるオレゴンの「三姉妹連峰(スリー・シスターズ)」
 

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そして着陸態勢に入ったところでシアトル沿岸の入り組んだ海岸線が見えるなど
もう完全に遊覧飛行と思えるほどの快適なフライトとなりました
 

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到着したシアトル・タコマ国際空港には、この空港を本拠地とするアラスカ航空の機材や
昨年そのアラスカ航空に合併されたハワイアン航空の機材も見て取れました
 

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シアトル・タコマ空港のロビーにはプロペラ機の飛行機がぶら下がっていました
さすがは航空機産業の街ですね
 

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シアトル・タコマ国際空港からシアトル市内の中心であるウェストレイクまでは
「リンク・ライト・レール」を利用いたします・・・が
空港の4階にあるスカイブリッジを渡って駐車場ビルの中を「リンク・ライト・レール」の標識に従って向かいますが、この道のりが信じられないくらい長い、一駅くらいは歩いたんじゃと思うほどでした
たどり着いたリンク・ライト・レールの駅で「オルカカード」を購入し乗車
 

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リンク・ライト・レール車両内は座席数こそ少ないものの
スーツケース置き場などの荷物を収納できる空間が豊富で旅行者にはうれしい配慮の列車でした
 

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ロサンゼルスの物価の高さにへきへきし2泊で逃げ出し
やってきたのは航空産業とIT産業、そしてコーヒーの街シアトル
日本人にはイチローが在籍していたシアトル・マリナーズで知られた街です
そんなシアトルでの宿はダウンタウンにある「クラウンプラザ・シアトル」にいたしました
 

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このホテルはシアトルのダウンタウンに位置し市街観光に便利な場所にあり
プリマス教会UCCが隣接したりもしますが
基本はホテル街、治安が良いのもこのホテルを選んだ理由です
 

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ホテルにたどり着いたのがちょうど午後3時で、すぐにチェックイン
ウエルカムドリンクに日本でいるところのワンカップのようなカップワインをいただきます
 

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ちなみにシアトルは観光客が多いうえ、前述の通り航空産業やITの街だったりしてビジネスマンも多く訪れることから
ホテルもバカ高く3泊で$1,015(日本円で152千円ほどでした)
ただしクラウンプラザ・シアトルは定宿としているインターコンチ(IHGグループ)ってことで、部屋はアップグレードされなんとスイートルームにとまれることに
 

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スイートってことで2部屋ありビジネスホテル泊が多い我が家には使いこなせません
無駄に広いリビングルームには
ゆったりとしたソファー
大型テレビに冷蔵庫
 

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ミネラルウオーターやアイスベールに加えてエスプレッソマシンが備えられていました
 

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ベットルームにはキングサイズのダブルベッド
別途わきに添えられたテーブルにはUSBコンセントがあったりと至れり尽くせり
 

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ベットルームにクローゼットがあり
セイフティ金庫にアイロン、ナイトガウンが備えられています


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たっぷりお湯の貼れる風呂桶があり旅の疲れをここで癒します
 

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大型の洗面台もうれしい設備です
ただ残念ながら温水洗浄便座は備えられてはいませんでした
 

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さてリビングの大型テレビですが
アメリカの番組をみてもよくわからないので
ここは日本から持参したファイヤーステイクTVを利用し
NHK放送で日本のニュースをチェックし
Youtubeで明日は何処に行こうか予習を行っていたら、たまたまホェールウォッチングが旬とのことで明日朝のツアーを予約(船酔いが心配ですが)
いつもながら行き当たりバッタリな、旅が続きます
 

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部屋は20階ってことで、部屋からの眺めも良く
夕日に染まったスペースニードルや
 

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シアトルビル群の夜景を夜な夜な眺めることに
 

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クラウンプラザ・シアトルにチェックイン
一息ついたらすぐに街を探索
まずやってきたのが、パブリックマーケット
けれどすでに夕方という事もあり並ぶ魚介類も少なく明日の朝に改めて伺うことに
 

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さてシアトルと言えばシアトルコーヒーの街
パブリックマーケット近くにあるスターバックス1号店に赴きます
1971年に初のスタバ一号店として開業したお店は今も健在
ただチェーン店に見られるスタバのロゴのデザインが少し違うのと
イメージカラーがブラウンで統一されています


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ただここはスターバックスの発祥の地として知られているうえ
世界中のスタバファンや観光客の人気のスポット
私が伺ったときにも多くの方が店に入れず並んでいました
 

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ただスタバと言えど、飲み物を注文できるカウンターグッズが並んである商品棚と、のみ
店内で飲食は不可


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飲み物は通常のスタバ同様
 

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コーヒー豆も売られていますが
これはここでしか売ってない限定のコーヒー豆 「パイクプレイス・スペシャル・リザーブ」がずらりと並びます
 

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このスタバ1号店の目玉はなんといってもここでしか買えない限定グッズ
まずは万能そうなステンレス製のボトル($24.95:日本円で3,740円くらい)
 

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そして私が欲しかったいかにもアメリカンサイズの
パイクプレースのオリジナルマグ($14.95:日本円で2,240円くらい)
てなわけでここでも一号店のみの限定品に釣られ土産物で散財
 

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もちろんコーヒーもオーダー
ソルテッドキャラメルクリーム・コールドブリューとキャラメルフラペチーノを頼み


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店を出てパブリックマーケットの軒先でいただきますが
そいやスタバなんて何年ぶりでしょうか、札幌の自宅近くにはあるのですがなかなかうかがえずにいます
もっとも赴任先の滝川にもできたので今度、上記オリジナルマグカップを携え伺おうかな
 

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全米の漁獲高の40~45%を担うアメリカで最大級の漁港を抱えるシアトル
新鮮でおいしい海鮮料理が味わえる土地柄シーフドのお店が数多くあります
特にクラムチャウダーが評判ということで訪れたのはそんなシアトル名物のクラムチャウダーを提供する「パイクプレイスチャウダー」のパイクプレイスマーケットのポストアレイ店
お店は路地の角にあり、私が伺った際にはいつもできているという行列はありません
なぜかなと思って時計を見るとなんと閉店3分前
なんとかギリギリで入店することができました
 

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有名店のわりにお店も小さくしかも行列もなく見逃すところでしたが
店頭に写真付きメニュー表があり、ここがシアトル名物「パイクプレイスチャウダー」だと知らしめてくれました
 

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店内にも飲食スペースはありますが、ほとんどの方がTO-GO(テイクアウト)
そんな店内には全米ベスト・クラムチャウダー賞始めとする数々の賞を受賞している証が掲げられていました
 

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オーダーは実にシンプル
スタッフにクラムチャウダーの種類とサイズそしてテイクアウトする旨を伝えるだけ
頼んだのは一番人気であるニューイングランド・クラムチャウダーそしてクラブ&オイスター・チャウダー
双方、ミディアム(12 oz) サイズでオーダー
これはホテルの部屋でいただこうと持ち帰りました


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晩飯にこれだけではさみしいのと
ビールも買いたいことから、ホテルへの道すがらHマート(アジアンスーパーマーケット)に立ち寄ります
ここは韓国食材を筆頭に、中国、日本、タイ、ベトナムなどアジア系の食品も扱うスーパーマーケット
 

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こちらに立ち寄ったお目当てが総菜売り場
そうアメリカに来てすでに4日目、パン食にそろそろ飽きが来ていることから
アジア系のお店ならご飯などを使った弁当があるだろうと推測してやってきたわけです
想像どおりの品ぞろえでまるで日本のスーパーのように弁当が売られていて
カツカレーに加えてマグロの漬けなどを冷えたビールとともに購入
ホテルの部屋でいつものスーパーディナー(たんにスーパーマーケットで購入した総菜をホテルの部屋でいただくことを我が家ではそう呼んでいます)
  

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そして肝心のクラムチャウダーは付け合わせの酸味のあるパンとクラッカーをクラムチャウダーに浸していただきましたが
シーフードをたっぷり使ったクラムチャウダーは濃厚かつクリーミーで絶品
日本から持参した新潟佐渡の雅楽代や米国No.1クラフトビール「BLUE MOON(ブルームーン)」とともに豪勢な宴となりました
  

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豪華客船ノルウェージャン・ジョイがシアトルのパイク・プレイス・マーケット近くの桟橋に接岸していました
大きな客船ですが
総トン数:167,725トン
総乗客定員:4620名
乗組員:1,821名
このあとどうやらアラスカクルーズに出かけるようです
なんだか夢のある話ですね
 

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もっとも私どもの目的は別なクルーズ船
乗船時間までまだ時間があることから
1907年にオープンした、歴史あるパイク・プレイス・マーケットに赴きます
黄金の豚のマスコットが迎えてくれました
ちなみに金の豚は募金箱で、募金をして触ると金運アップするそうです
  

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パイク・プレイス・マーケットは市場らしく
季節の果物や野菜などが売られています
  

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よく見ると日本でも人気のマイタケやエリンギ、シイタケなども並べられています
 

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マーケットに入るとまず目につくのが、なんといっても魚売場
 

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シアトルの名産品はキングサーモンと
 

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ダンジネス・クラブなどのカニ類
 

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キングサーモンのみならず大きな魚が見て取れますが
棚の下を覗くとハリバットなんかもありました
ハリバットといえば私自身には開高健の小説のアラスカ編オーパのドアサイズのハリバットを思い起こし、次回シアトルを訪れた際には是非とも釣りツアーにも参加したくなりました
 

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そしてパイク・プレース・マーケットの名物は
「パイク・プレース・フィッシュ」にて行われる『トビウオ』のパフォーマンスを見てきました
 

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店先に居るスタッフが「今日の魚は!」と景気のいい声をはりあげ、客が注文をすると、氷をしきつめた中に寝かされている魚を、カウンターの向こうにポーンと放り投げ、パートナーがキャッチするというもの
このパフォーマンス見たさに多くの観光客が集まっていました
 


 

そうこうしている間にクルーズ船の乗船時間
大きなアンコウに見送られ桟橋に向かいます
 

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シアトルのウォーターフロントにあるピア69にやってきました
ここは野生動物&ホエールウォッチングの出航基地として有名なところのようで
群れを成すオルカの大きな看板が迎えてくれました
 

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ちなみにシアトルの交通系ICカードお名称は「ORCAカード」
オルカはシアトル市民には身近な海洋動物のようです
 

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そんなオルカやクジラに会おうと
この日は写真のサンファンクリッパー号に乗り
 

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午前10時半から5時間半かけて太平洋岸北西部ピュージェット湾のサンファン諸島周辺で船上からオルカファミリー(シャチのポッド)を観察しようという
FRSクリッパーの主催するシアトル半日野生動物&ホエールウォッチング・クルーズ(英語)に参加することといたしました


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実は私は人一倍、船酔いしやすい体質
5時間半もの船旅に船酔い止めの薬は欠かせません
 

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船内はこんな感じ
左右の窓際は「エコノミー・パノラマ席」で別料金ですが
どのみち目的地となるサンファン諸島周辺では船のデッキにでてみることとなるので席はどこでも構いませんでした
 

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船の中には売店があり
土産物や軽食・お酒や飲料が購入できます
 

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5時間もの船旅ってことで
こうした軽食をオーダーする方も多くいたのですが
船酔いしやすい私には厳禁なものです
 

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シアトルから2時間少々でピュージェット湾のサンファン諸島周辺に到着
私どものほかにツアーの船が先になにか見つけていたようです


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いたのはオルカ
残念ながらクジラの姿を見ることはかないませんでした
  

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ちなみにこのオルカたちの主食は鮭だそうで
今朝ほどパイク・プレイス・マーケットにたくさんの鮭が並んでいたり、飛んでいるの?を見てきたばかりですが、どうやらここシアトル近郊には鮭がうじゃうじゃ居るようです
 

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そんなオルカのペアを動画で撮ってみました
 


 

そんなオルカを観察していると頭上をF/A-18スーパーホーネットが通り過ぎていきました
トップガン・マーベリックで登場していた戦闘機です
どうやらシアトルにある米海軍のエバレット海軍基地あたりからやってきたのでしょうね
 

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シアトルが発祥で全米ベスト・ドーナツの一つに選ばれたこともある人気チェーン店
「トップポッドドーナツ」
オバマ元大統領も訪れたことのあるドーナッツ屋としても知られています
  

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今回そのトップポッドドーナツのフラッグシップ店を訪れましたが
店内の壁一面に高い本棚がはめこまれているうえ本が並んでいるので
ドーナッツ屋さんというよりは図書館のような店構えです
  

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居心地の良さそうな店なので、テイクアウトせずに食べていっても良さそうな雰囲気でしたが
ホテルは朝食なしプランなのと部屋にエスプレッソマシンがあることから、ホテルに戻るまえに朝食の食材として購入していきます
 

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ガラスケースに並ぶドーナッツは熟練の職人さんが昔ながらの手法で
ひとつひとつのドーナツにも誇りを持って手作りしているもので
同じシアトルを本拠地とするスターバックスの店舗でも扱いがあるんだそうです


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クラシック主体にドーナツをオーダー
6個以上買うとこうした箱に入れてくれるようです
 

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ホテルの部屋で淹れたコーヒーとともに
ドーナッツを食べた感触は表面はさっくりしているのにふんわりしっとり
アメリカンな甘さのドーナッツでした
 

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ガラス張りの球体が3つ並んだ斬新なデザイン
これが一昔前から本を中心に通販でお世話になっていAmazon本社です
私にとってAmazonと言えば、本の注文が簡単に出来ると言った先入観が有ります
と言うのも、その昔まだAmazonが無かったころ
今から20年ほど前にどうしても読みたい本があり、北海道立図書館を訪れた事がありました
読みたかった本はノーベル賞作家『チャーリーとの旅』
キャンピングカーの創世記とも言える本
街にある本屋で問い合わせても販売していないの一点張り
仕方なく私自身で出版元を調べに図書館を訪れたと言うわけです
流石に有名作家の本と言う事で図書館には在書していたのですが、調べた出版元である「弘文堂」に問い合わせたところすでに廃盤との事でした
ただその出版元の担当者が、サイマル出版会と言う会社で再販してるとの有力な情報を得て、即電話し手にそんなチャーリーとの旅を入れた経験が有りました
まぁいまならそんな苦労もなくAmazonで一発検索、簡単に手に入れる事も可能ですね
そんなわけもあり私にとってAmazonは本の通販のイメージが強く残っています
こんなニッチ(スキマ産業)だったAmazonが今や通販サイトの代名詞になるなど、運営をはじめた頃は想像すらしていませんでした
 


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そんなAmazonの本社はダウンタウン・シアトル北側のサウスレイクユニオン地区にあるですが
この周辺にはメタ(フェイスブック)、グーグル、アップル、マイクロソフトといった企業もオフィスを構える、今をときめくIT企業いわゆるGAFAMのほとんどが、この地域に本社を構えます
 

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アマゾン・スフィア内部には30カ国以上から集められた熱帯植物約4万本が栽培されているそうで、まさに熱帯雨林なオフィスでした
 

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シアトルに来たのなら避けては通れない「REI co-op」
キャンプなどアウトドアを始めた当初
LLビーンともども、もう30年を超えて海外通販(個人輸入)でお世話になっています
そんなREI co-opは全米35州とワシントンDCに154店舗を展開するアウトドア用品店で
以前シカゴのREI co-opを訪れたこともありました
REIにとってシアトルは創業の地であり、フラッグシップ店に併設する形で本社が存在します
Amazon本社からも歩いて伺える位置にあることから伺うこととしました
 

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林の中のようなエントランスをくぐり
建物の2階にREI co-opの店舗はありました
 

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入ってすぐのところには「Trillium 1300」という1970年代のヴィンテージトレーラが展示されています
もっともヴィンテージとは言ってもいまだ同モデルはいまだ販売されているベストセラーモデルです
 

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店舗の中心にはREIを象徴する木彫りの山羊(GORT)がにらみを利かせていました
 

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展示スペースは吹き抜けになっており
解放感は抜群でした
 

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気になるアウトドア用品はというと
 

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気になった製品としては
JETBOILの新しいストーブが展示されていますが
 

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これは写真手前にあるアメリカ規格の携帯ガスボンベやプロパンガスからガスホースを繋いで使います
 
 
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そしてそのガスボンベ4本纏められるフレーム「TapRack 4」
欲しいのは欲しいのですが
残念なことにガスボンベを航空機に積んで帰ることはできないので今回は諦めます
  

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REI co-opはスノーシューなどで有名な「MSR」を1981年に買収していたこともあり
当然のように専用のコーナーがありました
ちなみにMSRは通販ではアメリカ国内にしか発送しておりません
 

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そのほかこうしたバックパックのコーナーや
 

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カヤック&サップのコーナー
 

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マウンテンバイクを中心に自転車たちも圧巻の品揃え
 

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書籍のほか小物も気になる商品ばかり
 

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店内にはこれでもかとYETYのクーラーボックスやタンブラーを見かけます
 

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ここには何時間でもいられますが、流石に疲れたことから
YETYのタンブラーなど土産で散財しホテルに戻ることに
 

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シアトル3日目、リンク・ライトレール「サウンド・トランジット」に乗って向かったのは
シアトル近郊にある世界最大の規模を誇るボーイング社のエバレット工場
 

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途中、リンウッド シティ センター ステーションで乗り換え
 

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バス(117番)でボーイング社のエバレット工場に向かいます
 

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てなわけで航空機ファンなら一度は訪れたいボーイング社エバレット工場にようやく来ることが出来ました
ちなみに南仏ツゥールーズにあるエアバス・ラガルデール組立工場は7年前に訪問していました
 

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エバレット工場に併設されたフューチャー・オブ・フライトと言うミュージアムを見学
 

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まず迎えてくれたのはボーイング747の垂直尾翼
ちなみに747の垂直尾翼といって私自身が頭に浮かぶのが、日航ジャンボ機墜落事故です
これと同型の垂直尾翼が脱落したことにより操縦不能に陥り墜落してしまった事件です
そんあわけもありなにやら複雑な思いでこの垂直尾翼を眺めていました


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ボーイング社は旅客機以外にも戦闘機やミサイル
宇宙船などの研究開発から製造までを担っているようでそんな展示も多数ありました


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ボーイング社は国際宇宙ステーション(ISS)製造の一端を担っていることから
国際宇宙ステーションのレプリカも展示されています
 

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内部にも入る事が出来ることから、潜入しISSの広さもを目の当たりにし
ついでに無重力を体感?
 

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国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙での様子を紹介しているパネルには
JAXAの若田光一宇宙飛行士の姿も見られます
 

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ボーイング傘下のWiskが開発を進めている次世代エアモビリティ「空飛ぶタクシー」も展示
  

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ボーイング787 Dreamlinerの胴体も展示されていますが、これはカーボンファイバー複合部材(CFRP)で作られており性能向上につなげたとアピールしていますが
実は全量提供しているのが日本の東レだったりしてなんだか誇らしい
 

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いよいよ予約していたボーイングの組み立て工場見学ツアーの時間となり
シアターでまずはボーイングの歴史などの解説映像を見た後
バスに乗って工場に移動し、内部で飛行機が組み立てられる様子を見学
馬鹿でかい工場で完成間近のシンガポール航空のB-777やB-737の貨物機などの組み立ての様子を目の当たりにしました
 

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もちろん工場内は撮影は禁止
内部の様子はこんな感じでした
(NSH AviationのYoutubeより)
 


屋上のデッキからはエバレット工場
出来立てほやほやの飛行機たちが大量に駐機
 

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見学の後はお決まりのルート
ミュージアムショップに立ち寄ります
 

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そんなミュージアムショップではここでしか買えないボーインググッズが並び心惹かれるうえ
なんとクリアランスセール中でF15のポロシャツなど50%off
ドジャースショップのみならずここでも散財してしまいました
  

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にしてもこのアメリカ企業の象徴ともいえるボーイング社のエバレット工場
私が見学中に従業員駐車場を見た限りでいえば、駐車している自家用車の2~3割が日本車でした
某アメリカ大統領には日本にアメ車買えって言う前になんだかやることあるだろうと思えてしまいました
そんな某大統領あてにバス停前にチョークで書かれたものを帰り道のバスから見ることとなりました
 

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ボーイング見学のあとは、シアトルシティパスを使いシアトル観光
ちなみにシアトルパスというのはシアトルの観光スポットをお得に巡れるパスのことで
人気のスペースニードルとシアトル水族館に加えて3か所の好みの観光施設が楽しめるというもの
チケットの料金は$127(日本円で19,050円くらい)
メインとなるスペースニードルとシアトル水族館のほかに楽しめる3か所の観光施設はということで
・チフーリ・ガーデン・アンド・ガラス
・アルゴシークルーズ ハーバーツアー
・ポップカルチャー博物館 (MOPOP)
・ウッドランドパーク動物園
・パシフィックサイエンスセンター
この中から3か所を選びますが
まず最初に訪れたのが「ウッドランド・パーク動物園」でした
 

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1899年に設立されたアメリカの西海岸で最も古い動物園「ウッドランド・パーク動物園」
アフリカサバンナや熱帯雨林、北極圏など、動物たちの生息地を再現したエリアがあり、自然に近い形で1000匹以上の動物たちが飼育されています
南側ゲートから入場すると写真のインドサイが迎えてくれました
まるで鎧のような皮膚を持っていることから別名「ヨロイサイ」などとも呼ばれています
成獣となると自然界に敵はいませんが、なにぶんその見事なツノは高値で取引されるため、密漁が絶えず
一時は100頭前後まで生息数を減らしたのだそうです
という事でまずはそんな貴重なインドサイから見て回ることに
   

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続いてマレーバク
バクは悪夢を食べる伝説の生き物というのが中国にはありますね
 

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飛べない鳥、エミューもおりました
オーストラリアに棲息する鳥で国鳥に指定されています
  

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マレー半島やスマトラ島の森林に生息する
フクロテナガザル
 

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さて今回伺ったウッドランド・パーク動物園でどうしても見たかったのが
ヒグマ
至近距離にいますが、そこはあさひやま動物園でも見られる
「生態的展示」という展示スタイル
柵に動物を閉じ込めるのではなく、動物にストレスのかからない環境配慮が見られますが
本音で本当にこちらに来ないか心配な部分があります
 

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ちなみにアメリカでクマというとどうしてもグリズリーを思い浮かべてしまいますが
「BROUN BEAR(ヒグマ)」はパネルでも紹介されているようにユーラシア大陸と北米大陸に広く生息する大型のクマの一種で、グリズリーもヒグマの仲間という事になります
BROUNの名がついていますが、日本では漢字では羆が一般的に使われますが「緋熊」という漢字が使われたりすることからやはり同じか仲間なんでしょうね
  

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ちなみにアメリカから帰ったらそろそろキノコの季節
山に入らざるを得ませんが、もしもヒグマと山で遭遇してしまったら本当に熊スプレーを発射できるだろうか
その確認をしたかったのですが
こんなのと鉢合わせたら、そんな余裕はなさそうです
 

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他にもマダガスカルの国獣に指定されていワオキツネザルや
 

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美しい模様が見て取れる
サバンナエリアのジャガー
 

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お昼寝中のマウンテンゴリラ
 

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檻があるわけでもなく、こんな柵で大丈夫と思わずにいられないキリン
ただ動物と観覧者の間には深い溝が掘ってあって、こちら側へはこれないようになってます
 

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オランウータン
霊長類の中でも知能は高く人間でいうところの3~4歳児の幼児の知能は持ち合わせているとの事で森の賢人ともいわれています
  

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白黒の独特のツートンカラーが特徴のアブシニアコロブス
アフリカ赤道付近の熱帯雨林に生息しているのだそうで
こういった珍しかったり絶滅危惧種がいたり今回訪問したウッドランド・パーク動物園は思いのほか魅力ある動物園でした

・・・・が、このあと人気のスペースニードルとシアトル水族館、さらにはシアトルのエリオット湾を巡るハーバークルーズがありますので
ゆっくり見物することなく次の目的地に向かうことに


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シアトルシティパスは5箇所の観光施設で利用出来るとの事で、次に向かったのがシアトル水族館
ちなみにシアトル水族館は2棟あり、写真の建物は新しく2024年8月にオープンした「オーシャン・パビリオン」
こちらから見学することに
  

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この水族館は新たにできたとあってなかなか斬新な設計
しかも地球上で最も多様な生物が生息しているインドネシア、フィリピン、マレーシア周辺の熱帯水域のカラフルで生命力に満ちた海洋生物が主に展示されています
 

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入ってすぐのところには「ザ・オーシャン」と呼ばれる巨大な水槽があり
インド太平洋のサメやエイが頻繁に泳いでいて飽きさせません
 

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ふっくらたとした顔やつぶらな目がどことなくあいらしいトラフザメ
優雅に泳いでいますが、その肉はなかなか美味との事で絶滅危惧種に指定されています
 

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見た目はサメとエイを足して2で割ったような外見のシノノメサカタザメ
実はサメではなくエイの仲間なんだそうです
 

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水族館の人気者チンアナゴもいて
砂の中に潜りながら生活し、餌のプランクトンが流れてくると巣穴から細長い胴体を延ばし口でパクパクとキャッチする様子がコミカルで癒されました
 


 

アカデミー賞映画「ファイティグ・ニモ」の生みの国だけあって
カクレクマノミをあちらこちらで見ることとなりました
そんなイソギンチャクと共生の関係にあるカクレクマノミも鑑賞



 

続いて以前からある方の本館にも足を運びます
 

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まずは近郊の岩礁を再現した水槽「Window On Washington Waters」
これは創業50年近くの水族館ということで、アクリルではなくガラスでできた水槽です
たまにダイバーショーがあるそうですが、残念ながら見ることはかないませんでした
 

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シアトルは鮭の街でもあり
パイクプレースでも鮮魚店に並ぶ立派な鮭を多数見てきました
そんな鮭は春に川や孵化場で孵化し、写真のような幼魚は川を下って海に出て
1〜6年という長い年月をかけて太平洋を広範囲に回遊して成魚となり
また生まれた川を正確に探し当てて戻る驚くべき能力を持っているそうです


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そんな「サーモンの帰郷」
ここでは秋にかけて産卵のためピュージェット湾からカスケード山脈の川へ遡上するチヌックサーモン(キングサーモン)をガラス越しに眺めることができました
 

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チョウザメもいました
チョウザメはいわゆる古代魚とされる分類群の1つで
シーラカンスと同時代の残存種となります
淡水魚類では最大、最長寿、なんと120年以上年生きた記録もあるそうです
そういやこのチョウザメも開高健の小説「オー パ、 オーパ!!カリフォルニア・カナダ 篇」での対象魚でしたね


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最後にゴマフアザラシにも送られ
シアトル水族館を後にします
 

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シアトルのあるワシントン州は全米最大のホップの産地ということもあり
全米でもトップクラスのクラフトビールの集積地として知られていて州内にはなんと459のクラフトブルワリーがあるそうです(2023年現在)
そうシアトルはコーヒーだけではなくクラフトビールの本場だったりもします
ボーイングのエバレット工場から始まり動物観や水族館と
朝から歩き続けていた事もあり、このあたりでビアバーで一休みしようと立ち寄ったのが
シアトルビールカンパニー
入り口を見て小さなお店と思いきや・・・・
 

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店舗内部は思いのほか広く
なにやら結婚式などのパーティも行われたりするようです
 

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クラフトビールの価格も
ジョッキで10ドルから、ビアフライト(小グラスで3杯)でも11.25ドルからと
思いのほか良心的な価格(もっともこれはロサンゼルスあたりと比較してですが)
  

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ということでシルバー シティ ブルワリー(ワシントン州ブレマートン)の
バイエルンスタイルのヘフェヴァイツェンに


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ビアフライト(ペイジーIPA・ヘイジー・ケルシュ)をいただくことに
 

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タップビールは樽を変えたらネームの入ったタップハンドルも変えるようで
壁にはたくさんのタップハンドルが並んでいるほか
缶ビールも多種用意されていました
 

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シアトルシティパス3つ目は
シアトル観光客の人気アクティビティ「アーゴシークルーズのハーバークルーズ」に参加
 

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このツアーはシアトルの港ピア55から出港しエリオット湾を巡る1時間のツアー
この日は曇り空でしたが、気温も高くデッキに置かれた椅子が座席となり
航行中はガイドさんが英語で解説してくれました
 

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出航するとすぐにシアトルのビル群が一望できるようになり
 

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そして遠目に見えるは1962年の万博博覧会のために建てられた高さ184mのタワー
「スペースニードル」
このあとやはりシアトルシティパスを使って登る手はずとなっています
タイミングよくヨットが目の前を横切っていきました


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この日は曇り空でしたが、時折雲の間から
シアトルのシンボル「マウントレーニア」が、姿を現してくれました
その昔この地に移民した日系人たちは、富士山のような山の形から「タコマ富士」と呼んでいたそうですが
実際には標高は4,392mと富士山より高い雄大な山でした
今回利用したシアトルの空港は「シアトル・タコマ国際空港」とタコマの地名が使われています
こちらもちょうどマウントレーニアに向かうように飛行する航空機が横切っていきインスタ映えする景色となりました


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出航前に船内を散策
2階にはショップ&バーがあり
アーゴシークルーズグッズが買えたり
 

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バーではビールやワインも提供しており
ちょうど私が乗船した時間はハッピーアワーだったようで
シアトル・ジョージタウンのクラフトブルワリー、ジュージタウン・ブルワリーのManny's Pale Aleや
レイニア・ブルワリーのレーニアに心ひかれたりもしました
(先ほどたんまりビールを飲んでこなかったらオーダーしたんですけどね)


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デッキの座席に戻り周りを見渡すとエリオット湾にてシーカヤックを漕ぐうらやましい人が見て取れます
このあとこのカヤッカーたちは釣り竿を垂れておりました
 

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シアトルには造船所もあり
横須賀港を母港としていた
アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦2番艦であるバリーが修理中だったり
 

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厳重にカバーが掛けられ艦名もわからないイージス艦が、たまたま改修中で見ることもできたり
 

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シアトルは貿易の港であり世界最大級の船積みターミナル
太平洋に面していることもありアジア・オセアニア方面へ出入りするコンテナ船が見られたりしました
 

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コンテナ船の上を見るとコンテナに重機やトラックが載せられていたり
太平洋の荒波で海に落ちたりしないのかなんていらぬ心配もしたりしましたが
私にとっては見所満載のツアーでした
 

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今日シアトルシティパスを使った理由が、今回そんなパスで最後に利用したスペースニードル
普通にチケットを買ったら、この施設だけで7千円強といった料金設定
ところが、シアトルシティパスを購入すれば
スペースニードルをはじめシアトルの5施設が12,900円で利用出来るとあって
ボーイング社のエバレット工場見学の後このパスを利用して
動物園、水族館、ハーバークルーズを強行軍で楽しみ(4施設が限界で5施設は無理でした)
最後に訪れたのがこのスペースニードルでした
 

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展望台からは、シアトルのダウンタンのほかエリオット湾
オリンピック山脈やレーニア山が見えるそうですが、この日は遠くのレーニア山は確認できませんでした
 

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ただ人気の施設だけのことはあり
展望デッキには景色を遮るような柵などはなく、外へ傾斜したガラスの壁で囲ってあるだけ
 

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ベンチの背もたれとなる傾斜したガラスの壁に体重をかけるのはなかなか勇気が必要で
写真を見ると顔がこわばってておりました
 

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ガラスの床から150mほど下の景色を恐々ながらも楽しんできました
 

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ガラスの床の奥に円形のレールが見て取れますが
これがガラスの回転フロア「The Loupe」
実はこの展望台は廻転式で、47分間で360度のシアトルの景観を楽しめるようになっていて
 

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こうしたバーでは座ったまま360℃のシアトルの景色が楽しめるようになっておりました


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アメリカ滞在最終日
シアトルからはロサンゼルス・台北経由で帰国しますが
その前に路線バスを使って30分ほどかけて、ダウンタウンから南へ約5マイル
 

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キング郡国際空港ボーイング・フィールドの敷地内、ボーイング社の創業の地にある
 

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航空・宇宙の博物館「シアトル航空博物館(THE MUSUM of FLIGHT)」にやってきました

実をいうと先日伺ったボーイング社エバレット工場にある博物館がココだと勝手に思い込んでいたため
エバレット工場に思い描いたものが無くがっかりしましたが、調べたところ別の場所にあるとわかり
急遽の予定を変更、昨日にシアトルシティパスで行きたかったところをすべて(5か所の内4か所しか回れませんでしたが)足早に回り、最終日の朝から路線バスでやってきたというわけです
 

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まず伺ったのがウエスト・キャンパス
バスの運行時間の関係があり営業時間前に来てしまったことから
遠巻きに航空パビリオンの屋外展示物を眺めて開館を待ちます
 

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開館時間となり一人29ドル(日本円で4,350円くらい)を支払い
入場パスとなるリストバンドとパンフレットをもらい入館
まずはスペース・ギャラリーから見て回ります
そう航空産業ばかりについつい目が行きますが
ボーイング社は、長年にわたり米航空宇宙局(NASA)と協力して宇宙事業も行ってきました
 

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まずはこの
国際宇宙ステーション(ISS)への有人宇宙飛行に使われたロシアのソユーズ帰還船『TMA-14M』が迎えてくれました
この帰還船は実際に大気圏に再突入した実機で黒く焼け焦げているのが見て取れます
 

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思いのほか大きな窓からはコクピットも覗き見ることができました
 

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これは超音速・高高度戦略偵察機ブラックバードのフライト スーツでしょうか
 

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もちろん宇宙服も展示
スペースシャトルのミッションと1度の国際宇宙ステーション長期滞在を行った
NASAの打つ飛行士エドワード・ルーのフライト スーツ
 

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スペースシャトルの乗組員が実際に使った実寸大のシュミレーター『NASA Full Fuselage Trainer』があり
 

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スペースシャトルのペイロードベイ(貨物室)にも潜入
真上にペイロードを望みます
 

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他にもスペースシャトルに関する記録写真などが展示
JAXA 宇宙飛行士・山崎直子さんの写真もそこにありました
 

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ハッブル宇宙望遠鏡の模型の展示
スペースシャトル・ディスカバリー(STS-31)にて打ち上げ、稼働を始めて32年になりますが今も現役
ただスペースシャトルが退役して以降、一度も直接アクセスできていないことから
アップグレード出来ないでいるのが残念でたまりません
 

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そんなスペース・ギャラリーを一通り見たら
次はいよいよ航空パビリオンの屋外展示物を観に

シアトル航空博物館ではスペース・ギャラリーの次に
開館前に外から覗いてあらかじめ見ていた
博物館のハイライトで大型航空機がずらりと並ぶ航空パビリオン(Aviation Pavilion)を見て回ります
 

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シアトル航空博物館航空パビリオンの目玉
「コンコルド」
ボーイングの敷地内にあるエアバスの古い航空機が目玉というのが、なんだかアメリカを感じさせます
ちなみに7年ほど前にエアバス本家
トゥールーズ・エアバス工場に隣接するミュージアム「アエロスコピア航空博物館」でやはりコンコルド内部に潜入したことがありました
こちらもアエロスコピア航空博物館同様に機内に潜入して見て回ることができますが
やはりその狭さが際立っておりました
  


 

イギリスとフランスで共同開発した超音速旅客機
後部からはロールスロイス社のオリンパスエンジンが見て取れますが、このターボジェットエンジンがマッハ2の超音速飛行を可能にする強力な出力を実現
1966年から1979年にかけて、20機のコンコルドが製造され商業運航を開始
ニューヨーク-パリ、ニューヨーク-ロンドン間のフライトについては時間短縮のメリットが評価され、高額なチケットにもかかわらず多くの利用者がビジネス利用者に非常に人気があったそうです
そんなわけでJALも一時期購入を検討したんだそうです
 

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今、伝説の超音速旅客機「コンコルド」が再び話題になっているとのことです
「コンコルド飛行 - ニューヨークからロンドンまで、機長の詳しい解説付き 2003 年」という
乗客がコンコルドのフライト全体を撮影したものがYoutubeにUPされていたのでここに貼っておきます
 


 

アメリカのニクソン大統領と中国の周恩来首相と両首脳が握手を交わす場面がマネキンで再現されていますが
その奥にあるのがアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン大統領の時代、4人の大統領が実際に大統領専用機として使用していたジェット機の初代エアフォースワン(ボーイングVC-137B)
大統領専用機であることを物語る内部を見ることができましたので
こいつもその時の動画を貼っておきます
 


 

無線や通信機器が並ぶ機内の通信所
アナログ感満載ですが
ここからホワイトハウスやペンタゴンに連絡がとられていたんでしょうね
 

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TWAトランス・ワールド航空ダグラスDC-2
そうボーイングの故郷の地ではありますがコンコルド同様にダグラスの名機も展示されています
 

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ユナイテッド航空のボーイング727
リアジェットスタイルの三発ジェットが特徴的な旅客機で離着陸距離が短く
日本国内ローカル空港に、ジェット化整備を促した機体であり
私の住む北海道の地方空港でもずいぶん活躍したようです
 

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懐かしい2階建ての巨大な機体ジャンボジェット
ボーイング747のプロトタイプもありました
機体前部にはその747のローンチカスタマーを表すロゴが貼られており
その中に日本航空(JAL)のロゴもパンナムの後ろに大きく記されていました
 

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さてここからは軍用機の紹介
まずはB-29スーパーフォートレス
日本本土を空襲した機体でありますが
まさか終戦記念日のこの日にB-29を見る事になるなんて
 

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大戦中はおもに日本周辺を飛びまわり
「銀色の怪鳥」と恐れられたようです
ターボチャージャーが装着されたエンジンで高高度を巡航
日本軍の高射砲や迎撃機から逃れたようです
  

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しかもご丁寧に広島と長崎に原爆を落としたなどの記述までありました
なんだか複雑な気持ちにさせますね
 

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第二次世界大戦時に、ヨーロッパ戦線で活躍した爆撃機
B-17F
愛称は、フライングフォートレス(空飛ぶ要塞)
映画メンフィスベルにも主役級で登場していました
ここに展示されている機体は、世界で唯一飛行可能なB-17Fだそうです
 

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後退翼機でその後ジェット爆撃機の先駆けとなった機体
ボーイング WB-47E ストラトジェット
 

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ノースロップグラマンEA-6Bプラウラー
こいつはUSSミッドウェイ博物館でも見てきました
 

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グラマン F-14A トムキャット
映画トップガンで脚光を浴びた機体です


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AV-8C ホーカー・シドレー ハリアー
アメリカ海兵隊にしては珍しくブリティッシュ・エアロスペースといった英国企業の企業から納入された機体です


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ダグラス A-4 スカイホーク
ブルーエンジェルスで使用されていた機体で、その演技はシカゴ・ネービーピアで
その青い天使達(ブルーエンジェルス)の舞を見たことがありました
 

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グラマンF9F クーガー
サ後退翼ジェット戦闘機でイドワインダー空対空誘導ミサイルを4機搭載可能
それまでの空戦を機銃からミサイルに変えていったきっかけとなった機体で
こちらの機体もブルーエンジェルスで使用されたりもしました
 

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なんとロシアのMIG-21も展示されていました
ちなみにシアトル航空博物館の航空機の展示はまだまだ続きます
   

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シアトル航空博物館
ここは世界随一の規模を誇る航空機の博物館で、好きな方なら1日いても飽きないほどの展示物があります
けれどこの日シアトルを発たねばならぬため、一度ホテルのあるダウンタウンに戻るため
バスに乗りますが、帰りのバスの時刻から換算して滞在時間は90分ほどしか有りません
ちなみに博物館には175機以上の航空機などが展示されていたので、全機観て歩くと一機あたりの見学時間はわずか30秒
とりあえずウエスト・キャンパスを半分の45分で見て回り
次はイースト・キャンパス
こちらが本館という事もあり当然展示物は多いことから、まさに駆け足で見てまわりました

写真手前に映画『トップガン マーヴェリック』に登場したP-51Dマスタングがありますが
まずは時間切れを考慮し私が興味津々な世界大戦期に発達を遂げた貴重な大量の戦闘機コレクションから見て回ることに


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第二次世界大戦のドイツ軍の主力戦闘機
メッサーシュミットBF109
生産数はなんと30,000機を超え、歴史上もっとも生産された戦闘機
モノづくりのドイツを彷彿さるその設計は
単葉、全金属・応力外皮式、密閉式の風防、引込脚など
その後、世界各国で設計生産された第二次世界大戦の単座戦闘機で主流となる形態を先駆けた名機です
 

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戦闘力としては低く、日本軍機に全く歯が立たなかったダメ飛行機
B級戦闘機とまで言われはしますが、意外と傑作機という評価の
カーチス P-40 ウォーホーク
頑丈さとその信頼性が売りの機体です
まぁ本当に駄作機なら13,738機も生産されなかったでしょうね
 

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続いて我が日本の誇る
大日本帝国陸軍の戦闘機
中島一式戦闘機 キ43-III甲
愛称は「隼」
この一式戦闘機・隼が記録した裏付の取れている確実な実戦果としては
連合軍機135機を確実に撃墜(逆に連合軍戦闘機による一式戦の撃墜戦果は約61機)した名機です
 

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上記の隼やゼロ戦に対抗馬してアメリカ軍が製作し戦場に投入された
アメリカ海軍の艦上戦闘機、ワイルドキャットFM-2(山猫)
ジェネラル・モーターズ社(GM)の航空機部門ということもあり
得意分野の軽量・強力なエンジンへの換装で得たパフォーマンスを活かして、太平洋や大西洋で終戦のその日まで第一線で活躍いたしました


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米海軍・海兵隊の最高の傑作戦闘機
グッドイヤー FG-1D コルセア
12,571機の生産の内グッドイヤー社は戦時中にそのほとんどの1,997機を生産したそうです
  

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ロッキード P-38L ライトニングリジー V 戦闘機
三胴設計の双発単座戦闘機で戦闘機離れした積載能力を活かして戦術爆撃機として多大な戦果を上げ
ドイツ軍から「双胴の悪魔」と呼ばしめたそうです
  

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ノースアメリカンP-51マスタングと並ぶアメリカ軍の主力戦闘機
P-47 サンダーボルト
世界で最初に排気タービン式過給器(ターボチャージャー)を搭載した単発戦闘機
ちなみに太平洋戦争中アメリカがこうしたターボチャージャー実用化できた事により
戦略爆撃機や高高度戦闘機の運用を可能とし太平洋戦争における航空戦略の優勢に寄与しました
私が思うに日本が敗戦した理由の一つが、この米軍が運用に成功した排気タービン式過給器(ターボチャージャー)にあるのではなどと考えてしまいます
 

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そしてこの博物館には珍しいソ連空軍の主力戦闘機
ヤコブレフYak-9も展示されていました
機体に見て取れるヒットラーを倒すアムールトラのイラストなどは
ドイツ空軍機19機を撃墜したソ連空軍のエース「ゲオルギー・バエフスキー」機の塗装が施されているんだそうです

シアトル航空博物館イースト・キャンパスの見学はまだまだ続きます
 

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シアトル航空博物館には宇宙事業関連の展示物も多くあり
イースト・キャンパス本館にはアポロ計画の遺物コーナーもありました
時間が迫っていましたがアポロ計画好きな私が見ずに通り過ぎることはできません
 

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展示コーナーの頭上にはロシア初の商用宇宙船 Resurs 500 カプセルがつるされていますが
これは1992年にソユーズロケットによって打ち上げられたものです


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もう一つつるされているのがアポロ計画以前に実施されたマーキュリー計画時の宇宙船(司令船)の模型
映画「ライトスタッフ」や「ドリーム」にも登場していましたが
今考えるとただ人を地球軌道に乗せるだけの計画ですが
宇宙船はその大きさから考えるとけっこう狭く、これに大柄なアメリカ人が乗れるの?といったサイズ
パイロットたちは口々に宇宙船は乗るものではなく「着るもの」といった比喩でその大きさを皮肉っていたそうです
 

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ジェミニ計画で使用されたジェミニ宇宙船の模型
その計画の目的は、アポロ計画における月面着陸に必要なドッキングやランデブー
船外活動などの技術を習得することにあったようです
そうすべてはアポロ計画を成功させるためのプロセスだったようです
 

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旧ソ連の宇宙船「ボストーク」の射出座席が展示されています
ちなみに1961年にユーリ・ガガーリンがボストーク1号に搭乗し、世界初の有人宇宙飛行を達成していますが
ボストークの宇宙飛行はその帰り道が大変
アポロ計画などのように地球帰還時に司令船に取り付けられたパラシュートが開いて司令船ごと帰ってくるのではなく
着陸時には宇宙船から宇宙飛行士が座席ごと射出し脱出、その後パラシュートを開いて地上に降り立つというかなりアクロバティックな帰還方法で地球に還ってきたのだそうです
一体全体ガガリーンって何人いたんだろうと思わせる話ですね


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さてここから先がアポロ計画の部屋
 

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まずは悪魔と名付けられたほどのパワーを持つサターンⅤのエンジン
ダイン社が開発した「F-1ロケットエンジン」
高さ5.7メートル、直径3.6メートル、推力は約679.5トン
5基のF-1エンジンを合計した出力は、馬力に換算すると約1億6千万馬力に達しました

このF-1エンジンのすごいところは、1960年代に作られているにも関わらず
液体燃料ロケットとしては現在でも最も強力なエンジンということでしょう
まさに悪魔のようなエンジンですね


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アポロ計画に使われたカプセルのテスト機
アポロ司令船007A号機
テストと訓練のために NASA に納入された最初の生産ライン カプセルです
 

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1967年1月27日の発射台テスト中にアポロ1号が被災し乗組員の命が奪われた事案をもとに再設計されたハッチもありました
 

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グラマン社によって開発されたアポロ月着陸船の模型
 

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アポロ計画の月着陸船は帰還時には下降段を発射台として
写真の実物大模型にあるような上昇段のロケットを噴射して軌道上の司令船とドッキング
宇宙飛行士が司令船に乗り移った後は上昇段を切り捨てるといった月軌道ランデブー方式が採用されました
もともとかなり無理な計画でしたが、これはJ・Fケネディが宣言した1960年代に人間を月に送り、安全に帰還させる事を期限内に実践するため
当初は宇宙船ごと月に降りる計画もあったようですが、それだと月軌道に戻る宇宙船の重量が大きすぎて
それを送り込むアポロ全体の推力が不足したようです
だからこんな突飛なアイディアが採用されたんですね
そう前述の史上最強のサターンⅤエンジンでさえ、こういった軽量の月着陸船しか送り込めなかったようです
 

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Amazon.comのCEOジェフ・ベゾスが私財を投じて2012年3月に海底 14,000 フィートから回収した破片
シリアルナンバーから、アポロ11号で使われたF-1エンジンであったことが確認
まぁAmazon本社がシアトルにあるからでしょう、ジェフ・ベゾスは修復作業後このシアトル航空博物館に寄贈したようです
 

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月面探査機(LRV)のデモ機
月面の広範囲を効率的に探索するためにポルシェが設計を行いボーイング社が製造しました
デモ機とはいえ実際に地球で訓練で使われたようです
タイヤはゴムに空気を入れるわけにはいかず亜鉛でメッキされた鉄でできた織物から作られたんだそうです
  

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アポロ計画で使用された携帯用生命維持装置(PLSS)
まぁ小さな地球ですね
こんな感じでシアトル航空博物館イースト・キャンパス本館アポロの遺物コーナーを探索
充実した内容に久しぶりに心躍りました
 

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イースト・キャンパス本館グレートギャラリー
こちらのギャラリーには50機以上の飛行機が展示されており、人類飛行の歴史を辿ることとなりました


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まずはボーイングによって開発された大型の複葉旅客機(乗客18名)ボーイング80A-1
ボーイング所有の航空会社で郵便&旅客便の定期便を就航させた機体で
初飛行は1928年でサンフランシスコとシカゴ間の路線で定期便を運航されていました
そしてその定期便で史上初めて女性の客室乗務員(当時は看護婦だったそう)が搭乗したのだそうです
 

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アドリア海をダイナミックに駆け回る宮崎アニメ『紅の豚』を彷彿させる
真っ赤な水上戦闘機
スティンソン・リライアント
 

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1920年代に初期の契約航空郵便(C.A.M.)サービスで運用されていた小型飛行機
ステアマン C-3B
郵便配達員の人形と自転車とともに展示されいました


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双発の民間旅客機
ロッキード L-10 エレクトラ
この機体に長距離飛行のために客室内に増設タンクを設置し
アメリア・イアハートが世界一周飛行に挑戦した際に使用したモデル
 

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アメリカ海軍の艦上戦闘機「F-8 クルセイダー」
マンガ『エリア88』において、主人公「風間 真」の愛機として活躍していたのが記憶に残っいます
 

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アメリカ初のマッハ2級の超音速戦闘機 F-104 スターファイター
日本の航空自衛隊でもF-104Jとして要撃任務に配備された機体で
その昔、伝説の空自パイロットであるロック岩崎氏がこのF-104を駆使し
日米間の模擬戦において当時史上最強といわれたF-15を撃墜判定の話が語り継がれていますね
 

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ちなみこのF-104はその性能と相反し、たいへん操縦の難しい機体としても有名で
『スターファイター 未亡人製造機と呼ばれたF-104』というテレビ映画になったりもしています
これは西ドイツ空軍(当時)における運用で、死亡事故発生の多さから「未亡人製造機(ウィドウ・メーカー)」の異名をとった実話を題材に製作されたものです



 

NASAのロッキードF-104スターファイターも天井から吊るされていました
 

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アメリカ軍がベトナム戦争で使用した戦闘機として有名な
マクドネルF-4C (F-110A) ファントムⅡ
パネルでベトナム戦争時の作戦に関する内容が記されていました


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そんなファントムと空戦を演じたのが
ソ連で開発された超音速ジェット戦闘機「ミグ21」で
ファントムのすぐそばに展示されていました
 

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これもベトナム戦争でアメリカ陸軍に多数投入された
ベルUH-1イロコイ、通称「ヒューイ」
映画「地獄の黙示録」に登場していたのを思い出しましたが
  

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パネルでも紹介されているように
ベトナム戦争末期、陥落したサイゴンからの救出作戦『フリークエント・ウィンド作戦』において
あまりにも多くのヘリコプターを空母に着艦させる着艦スペースを確保するため、甲板クルーが人力でヘリを押し出して海に捨てている写真まで展示されていました
youtubeの38:00くらいにその動画が有ります
 


 

展示物には旧ソ連軍のベストセラー戦闘機MiG-15も展示されていましたが
そんな戦闘機を熱心に見ているアジア系のご夫妻がいらっしゃいました
そういや中国人民解放軍には王海という軍人がいて
朝鮮戦争において9機の撃墜破を記録しエースパイロットとして名をはせており
この機体にも9機の撃墜マークが誇らしげに貼られていました
 

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そしてこのイースト・キャンパス本館グレートギャラリー中央に陣取っているのは
冷戦期のアメリカにおいてソ連領奥深くを偵察するべく開発された
ロッキードSR-71ブラックバード戦略偵察機「ブラックバード」
最高速度はマッハ3.3を記録し
有人ジェット機として現在も世界最速の記録を保持しています


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ブラックバードの愛称通り機体は黒く塗られていますが
塗られていない部分をみると機体がチタニウムで作られていることが解ります
実に機体の90%以上がチタニウムで、これは最高700℃の摩擦熱にも耐えられるようにするためです
 

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SR-71に搭載されているプラット・アンド・ホイットニー製J58エンジンとともにここで記念撮影
  

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第二次世界大戦中にドイツ軍で開発されたミサイル兵器「V1飛行爆弾(フィーゼラー Fi 103)」
パルスジェットエンジンを搭載する現代の巡航ミサイルの始祖的存在です
 

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アメリカが開発した空中発射巡航ミサイル
AGM-86(ALCM)
ボーイング社の設計で1990年の湾岸戦争の時、にアメリカ空軍のB-52Gに搭載されて実戦において使用され
85%以上が目標に命中したと言われています
前述のV1飛行爆弾によるロンドン空襲では計8,564発が発射されたものの、ロンドンに到達したのは2,340発と到着率が低かったことと比べると格段の進化と言えますね
  

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かつて存在したUSエアウェイズ(現アメリカン航空)のB-737のカットモデル
 

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内部も見学可能でコクピットも見ることができましたが
現代のグラスコックピットとは違い
アナログ計器が多数配置されています
 

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マクドネル・ダグラス社のF/A-18ホーネット戦闘機のコックピット部分を模した展示
実際に乗り込むことも可能ですが、多くの子供たちが順番待ちをしているので搭乗はあきらめました

こんな感じで駆け足で見て回りましたが
まだ少しばかり時間があるので、ボーイングのかつての工場を模した施設も見て回ることに
 

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ボーイング杜は1916年ワシントン州シアトルのユニオン湖畔のボート小屋を改良したものがその歴史の始まり
それが今や世界最大の工場の規模を誇るのですからたいしたものです
シアトル航空博物館見学の最後はそんな創業時のボーイングの工場というか工房「ボーイング・レッド・バーン」を再現した部屋を見学することに
 

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当時の飛行機工場を再現した建物内では
木製だった飛行機本体を作るのに使われていた木工機械が展示されていました


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そうボーイング社が最初に商業的に成功した飛行機は木製
ここではボーイング・モデルCの胴体(木製フレーム)の製作過程を再現展示されています
ちなみに完成品のモデルCはアメリカ海軍のパイロット訓練機として使用されました
 

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ボーイング社はいままで見てきた通り数多くの戦闘機を作ってきましたが
最初に製造した戦闘機の一つがこの
ボーイング・モデル40B
1920年代後半にアメリカ海軍向けに製造された複葉機で
航空機の胴体は鋼管構造で、アルミニウムと集成材で覆って製作されたのがわかります
  

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南アフリカのアーティスト、ブヘレ・ムハングが手掛けた、ビーズで装飾されたMiG-21戦闘機のインスタレーションアート
 

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最後にシアトル航空博物館の土産物屋でボーインググッツでも買おうと思っていましたが
ここで時間切れ
 

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アメリカ海軍のアクロバット飛行チーム「ブルーエンジェルス」のF/A-18ホーネット戦闘機に別れを告げ
路線バスに乗り込みシアトル航空博物館を後にします
 

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そんなダウンタウンに向かう路線バスの途中
陸橋の下にホームレスの集まりを観ました
テントもありますが、そこにはなんとキャンピングカーで生活しているホームレスらしき方々もおりました
ちなみにシアトルには3,000人~5,000人の車上ホームレスが確認されているそうです
これはハイテク業界の好景気からくるシアトルのべらぼうに高い住宅価格と家賃のため
一見「ホームレス」なのか、キャンピングカーの旅を楽しんでいる退職者なのか判別し難いのが
ここでもアメリカの一面を見たように思えました

 

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さていよいよ帰国ですが、このあとがまた長い道のり
まずはシアトルからユナイテッド航空でロサンゼルスを目指します
スターアライアンスゴールドのステータスを使い
チェックインはユナイテッド航空の「プレミアムアクセス」を使いますが
このチェックインカウンターのスタッフがそのあとのトラブル回避に大きくかかわるとはこの時は思いもしませんでした
というのもユナイテット航空でロサンゼルスを目指し、その後ロサンゼルスでエバー航空に乗り換え台北に向かいます
乗り継ぎするエバー航空はと移譲するユナイテッド航空と同じスターアライアンスグループということで
ロサンゼルスでスーツケースを降ろすことなく台北まで運んで欲しいと少し無理なお願いをしたところ
いやな顔をすることなく少し調べてOKを出してくれました
この厚意のおかげで預けたスーツケースをトラブルに会いつつも無事受け取ることが出来ました
 

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シアトル・タコマ国際空港のセキュリティは長蛇の列でしたが、やはりスターアライアンスゴールドのステータスを使い
このゴールドレーンを使い並ぶことなく即制限区画へ
  

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制限区画に入ったら免税店などには目もくれず
ユナイテット航空のビジネスラウンジ、ユナイテッド・クラブに入室
 

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ラウンジは縦長でこじんまりとしており
テーブル席とカウンター席があります
プライオリティパスでの入室が出来ないためか、空港の混雑からすると思いのほか空いていました
 

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ユナイテッド航空ラウンジのコーヒーといえば
イタリアの老舗コーヒーブランド illy
もちろん全便の機内で無料提供されていますが、その拘りはすごく
高度35,000フィートの機内でコーヒーを提供するにあたり、コーヒー豆のローストや挽き方を研究、調整したほか、淹れ方や提供方法も数ヶ月を費やしてテストを行ったコーヒーが提供されているんだとか
 

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バーカウンターには様々なお酒が用意されていますが
基本的にアメリカのラウンジではバーテンダーがお酒を注いで用意してくれます
なかにはタップで注ぐビールもあり
・クアーズライト
・ブルームーン
・サミエルアダムス
の3種類が提供されていました


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ラウンジはこじんまりしていますがフードメニューは充実しており
サンドイッチやラップ
 

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コールドメニューには
チーズやハム、ピクルスが並び
 

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ホットメニューには
スープとして提供されているのがクリーミーなビスク
シアトルといえば海の街、クラムチャウダーが有名ですが
この海老などの甲殻類を裏ごしして作るビスクもなかなかのものでした
 

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あたたかなタコスとチキンが置かれていて
コールドメニューのチーズやハム、ピクルスをセルフで包んでいただくようになっていました


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他にはクスクスがあったり
 

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アメリカのラウンジらしく
ショートケーキ、チョコレートケーキもありました
 

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てなわけでビスクをいただきつつ
タップから注いでもらうブルームーンとサミエルアダムスやりつつ搭乗をまちます
 

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猫ブル発生いやもといここまでくればトラブル
シアトル空港からロサンゼルス空港へ向かうUA2397便は機材に不具合があったとのことで4時間弱の遅延が発生
一度搭乗したものの機外に出されると言ったトラブルにあいました
 

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機外に出て搭乗口のカウンターを見ると、便の変更を求める乗客で長蛇の列となっておりました
しかも一人一人の要望を聞きつつの対応なのでかなりの時間を要しているよう
 

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ここに並んでいても埒はあかないようなので
こんな時に頼りになる航空会社のステータスを使い
ユナイテッド航空のラウンジ、ユナイテッドクラブのスタッフに相談いたします
いろいろ相談に乗ってもらいましたが、アラスカ航空の便に変更するのはこの時点では無理でした
まぁじたばたしても仕方ないので再度ユナイテットクラブで搭乗までの時間をまったり過ごすことに
とはいえ、帰国便となるエヴァ航空のロサンゼルス〜台北は、今回乗るはずのUA便とは別切りで頼んでいたので乗り継ぐ自体が双方の航空会社が知らない状況
果たして帰れるだろうか?不安がよぎります
  

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最悪、すべての航空券を捨ててここシアトルから直接日本に帰るという手もありますが
ユナイテッドクラブのスタッフからは
遅れはしますが、便は変えずに予定していた便に搭乗するのが一番との結論をいただきます
その言葉通り遅延はしたものの、それ以上の遅延もしくは欠航となることはなく搭乗が始まりました


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窓の外には搭乗するボーイング737-924/ERが見て取れます
いや~これ以上遅れたり、欠航にならず本当に良かった
 

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ロサンゼルス空港に近づき降下を始めたユナイテッド航空 UA2397便の機内からは
FIFAワールドカップ26の会場として使用される予定ロサンゼルス・SoFiスタジアムが見えてきました
 

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危機的な状況でしたが、なんとか4時間弱の遅れの23時30分にロサンゼルス空港に到着
乗り継ぐエバー航空のBR11便は0:15出発と45分ほどあるのですが、これがまさにギリギリの乗り継ぎ
まだまだ安心はできません
 

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というのもロサンゼルスの空港は途方もなく馬鹿でかく
ロサンゼルス空港はターミナルが9つあるうえU字型に配置されおり
ユナイテッド航空の到着したターミナル7~6〜5〜4
さらに国際線たるトムブラトリー・ターミナルまでの2kmあまり
45分はかかるだろう道筋がまっていますが、機外に出るのに時間がかかることから時間が少し足りません
時間ギリギリということでロサンゼルス空港の平面図をWebで見ながら機内で予行演習してありましたが
予行演習した写真の図はあくまで平面図、実際には1階から2階そしてまた1階と階段やエスカレーターを上下しつつ向かわねばなりません
てなわけで機外に出るのん少し手間取りましたが
そのあとロサンゼルス空港のターミナルビルを早歩きで駆け抜けたうえ警備員などにどこから上に上がればよいかなど道を聞きつつ
なんとか41分で目的の搭乗口にたどり着きました
 

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搭乗口にたどり着いたときにはすでに搭乗が始まっておりました
まさにギリギリでしたが、搭乗したエバーBR11便もまた15分のディレイで助かりました
てなわけでなんとかギリギリのタイミングで無事予定していたエヴァ航空BR11便に搭乗する事が出来ました
いや~まさに綱渡りの乗り継ぎでした


LA_seattle478.JPG


今回のトラブルを解決できた要因はと言うと
・今回の遅延は機材のメンテナンスのためでしたが、メカニックが頑張って最低限の遅延で済ませてくれた事
・シアトル空港ではユナイテッド航空のプレミアム・アクセスカウンターのスタッフに無理を言って、ユナイテッド航空からエヴァ航空とキャリアを飛び越えて荷物を預かっていただいたため、ロサンゼルス空港では制限区間を出て荷物を受け取る事なく、そのまま台北行きのエヴァ航空に搭乗出来たこと
・窓口ではラチが開かないとユナイテッドクラブラウンジのスタッフに相談した結果、最悪を予想しつつも的確な助言が受けられた事
・アメリカには出国手続きがなく、国内線のように乗り継ぎできた事
様々な要因で無事搭乗でき、予定通り帰国できそうです
今回ユナイテッド航空のスタッフには大変お世話になりました感謝にたえません

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