シアトルシティパスは5箇所の観光施設で利用出来るとの事で、次に向かったのがシアトル水族館
ちなみにシアトル水族館は2棟あり、写真の建物は新しく2024年8月にオープンした「オーシャン・パビリオン」
こちらから見学することに
この水族館は新たにできたとあってなかなか斬新な設計
しかも地球上で最も多様な生物が生息しているインドネシア、フィリピン、マレーシア周辺の熱帯水域のカラフルで生命力に満ちた海洋生物が主に展示されています
入ってすぐのところには「ザ・オーシャン」と呼ばれる巨大な水槽があり
インド太平洋のサメやエイが頻繁に泳いでいて飽きさせません
ふっくらたとした顔やつぶらな目がどことなくあいらしいトラフザメ
優雅に泳いでいますが、その肉はなかなか美味との事で絶滅危惧種に指定されています
見た目はサメとエイを足して2で割ったような外見のシノノメサカタザメ
実はサメではなくエイの仲間なんだそうです
水族館の人気者チンアナゴもいて
砂の中に潜りながら生活し、餌のプランクトンが流れてくると巣穴から細長い胴体を延ばし口でパクパクとキャッチする様子がコミカルで癒されました
アカデミー賞映画「ファイティグ・ニモ」の生みの国だけあって
カクレクマノミをあちらこちらで見ることとなりました
そんなイソギンチャクと共生の関係にあるカクレクマノミも鑑賞
続いて以前からある方の本館にも足を運びます
まずは近郊の岩礁を再現した水槽「Window On Washington Waters」
これは創業50年近くの水族館ということで、アクリルではなくガラスでできた水槽です
たまにダイバーショーがあるそうですが、残念ながら見ることはかないませんでした
シアトルは鮭の街でもあり
パイクプレースでも鮮魚店に並ぶ立派な鮭を多数見てきました
そんな鮭は春に川や孵化場で孵化し、写真のような幼魚は川を下って海に出て
1〜6年という長い年月をかけて太平洋を広範囲に回遊して成魚となり
また生まれた川を正確に探し当てて戻る驚くべき能力を持っているそうです
そんな「サーモンの帰郷」
ここでは秋にかけて産卵のためピュージェット湾からカスケード山脈の川へ遡上するチヌックサーモン(キングサーモン)をガラス越しに眺めることができました
チョウザメもいました
チョウザメはいわゆる古代魚とされる分類群の1つで
シーラカンスと同時代の残存種となります
淡水魚類では最大、最長寿、なんと120年以上年生きた記録もあるそうです
そういやこのチョウザメも開高健の小説「オー パ、 オーパ!!カリフォルニア・カナダ 篇」での対象魚でしたね
最後にゴマフアザラシにも送られ
シアトル水族館を後にします

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