東北酒蔵巡りの最近の記事

今回の旅は東北の酒蔵巡り
まず最初に訪れたのは福島県喜多方
わざわざ宮城県仙台市から朝一でレンタカーを借り、高速道路をひた走りやってきました
その喜多方、ラーメンの町として有名ですが、実は酒蔵の町としても有名
最盛期には30もの酒蔵が有ったそうですが、現在でも9軒の酒蔵が日本酒を醸しており
今回伺ったのが、そんな喜多方の酒蔵の一つ「喜多の華酒造」
大正八年に創業と100年の歴史ある酒蔵
けれど、酒蔵としてはここ喜多方市では一番若い蔵なんだそうです
そんなわけもあるのでしょう街中ではなく鄙びた街並みにその酒蔵は有りました


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予め酒蔵見学を予約の上、伺いましたが
当日は3代目蔵元・星敬志社長自ら酒蔵を解説
暖簾に酒塾を掲げ、長年、酒造りの体験や酒蔵見学を積極的に受け入れており、「酒造りをより深く知ってもらいたい」「来たときよりも、酒を語りたくなるように」という思いがあることから、なかなか興味深い話を聞かせていただきました
ちなみに写真は蔵の屋根に付いた蔵つきの麹菌です
蔵の歴史を垣間見ることが出来ますね
 

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最近こうした酒蔵でよく見るようになったウッドソンの洗米機
現在、こうしたこだわりの強い酒蔵にあっても
洗米作業の機械化は進化しており、手洗いの時代から洗米機を使って洗う時代へと移行しているようです
 

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酒蔵で米を蒸すのに使用しているのは伝統的な和釜でした
隣に大きな金属製の甑が見て取れますが、結構な量の酒米をここで蒸すようです


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蒸し終わった酒米を、甑から取り出し冷やすのに使われるのが、この放冷機
 

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酒蔵で良く見るアサヒ製作所の横型洗濯機も見ることが出来ました
 

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タンクは琺瑯製
ここでは福島県産の酒米を中心に福島県産酵母を使い
飯豊山系の地下岩盤水脈から湧き出る清水を使って醸しているそうです
伺ったのは8月で造りはしてませんでしたが、蔵全体に良い香りが漂っていました


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蔵見学の後は店に舞い戻ります
 

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という事でお楽しみの試飲
ただドライバーである私は飲めません
 

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出来あがった日本酒はこうして冷蔵庫で大切に保管されています
 

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試飲したのは私ではなく我が家の奥さんですが
「純米辛口 蔵太鼓」
「純米吟醸 明日の日本を語る酒」
「純米吟醸 中汲み 蔵太郎」
「純米吟醸 喜多の華」
「特別純米 無濾過原酒 星自慢」
の5種
星自慢が美味しいとのことだったので土産といたしました
 
 
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今回の酒蔵見学では3代目蔵元・星敬志社長自ら楽しい日本酒造りのお話が聞け光栄でした

福島県喜多方市酒蔵巡り2軒目は寛政2年(1790年)創業の大和川酒蔵
銘酒「弥右衛門」を醸す酒蔵です
喜多の華酒造から車で数分の距離にあり駐車場にレンタカーを停めたところ、レンガ造りの煙突が見ることができました
  

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ここに来た目的の大和川酒蔵北方風土館の入り口はこの駐車場の反対側
炎天下の中歩いてようやくたどり着いた感じです
200年超の歴史を彷彿させる立派な門構でした
 

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さてこの大和川酒造
コロナ禍にあってカイドによる酒蔵見学は中止していますが
創設当時の作業蔵であった一番古い土蔵である「江戸蔵」を「大和川酒蔵北方風土館」と名を変え見学コースとして開放していました
 

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そんな大和川酒蔵北方風土館(昭和蔵)には
昔の酒造りに使用したさまざまな道具(木桶、酒舟、ビン等)を展示されており、当時の酒造りを思い起こすことができます
 

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そんな昔の酒造りに使われた「きつね桶」
酒のもろみを汲み出し袋に入れる時などに使いますが
片側が注ぎやすいように尖った形をしていますが、確かにその形は動物のキツネの顔を彷彿させますね
 

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試桶が2種(木製とアルミ製)
一斗(18リットル)ほどの容量が有り、この試樽に酒や水を入れて肩に担いで運ぶのだそうです
にしても樽と合わせ20kgは有るでしょうから、これをフルに使うのはかなりの重労働ですね
けれどたいていの酒蔵でアルミ製やプラスチック製の試樽を見ることが出来ます
 

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瓶にラベルを貼る際に使われた機械「半自動ラベラー」
いまでも手貼りの蔵を多く見かけますが、ここの蔵はかなりの数の日本酒を出荷していたようです
 

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ちなみに大和川酒蔵は自社農園で日本酒好適米の山田錦を栽培する大和川ファームなる農場が有り「田んぼからの酒造り」を実践しているのだとか
酒蔵の中から出る有機副産物(米ぬか・酒粕など)を利用しての循環型の肥料づくり
いま日本酒の酒蔵は日々変化しているようです
 

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続いて大正蔵
大正時代に建てられた蔵で四季を通じて温度の変化があまりなく、夏は涼しく、冬は暖かいという酒を貯蔵するには絶好の環境
現在は大和川酒造のさまざまな商品が展示に使われていました
 

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続いて大和川酒蔵の売店
ただこの暖簾をくぐらぬとも北方風土館から直接伺うこともできます
 

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ということでここではお楽しみの
利き酒コーナーそれに売店があります
 

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もっともドライバーである私は飲めませんので、我が家の奥さんのみ試飲
ここでりんご酸酵母を使った日本酒を試飲させていただきました
なんだか白ワインのような日本酒だったそうです


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福島県喜多方市酒蔵巡り3軒目は小原酒造さん
多様な土蔵が並ぶ「おたづき通り」にある
享保2(1717)年創業の老舗酒蔵です
 

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蔵の方の話ですと、仕込み樽の真上から奏でられるクラシックを聴かせ造れられる醪を使って醸される純米酒を造っているのだとか
 

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そんな話はマンガ「神の雫」にも登場していて、店内にもそんなマンガの1ページが誇らしげに展示されていますが
その神の雫のなかでの会話を紹介させていただくと
「日本酒の醸造所などで発酵中にクラシック音楽を聴かせると素晴らしく純粋な酒が生まれるという話を聞いたことありません?」・・・中略・・・・「ええ『蔵粋』と書いて『くらしっく』と読ませる酒です」と書かれていました
 

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この日は予約の上伺ったこともあってか専務の小原富美子さんが酒蔵見学と説明していただきました
まずは店舗から酒蔵に向かいましたが、そんな通路には歴代の杉玉が沢山飾られておりました
 

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醸造場の天井は高く立派な梁組が見て取れます
 

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奥にある仕込み蔵は見ることはかないませんでしたが、仕込み蔵天井にはスピーカーが設置させており、実際に「モーツァルト」が流されているそうです
 

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ここ小原酒造で使われる酒米は兵庫県の山田錦
これに飯豊山の湧き水である軟水を使用し醸されます
窯場にはそんな酒米を蒸す和釜がどんと設置されていました
 

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醸造場にはレンガ造りの部屋が見て取れますが、この一室は麹室だそうです
麹室は適度な湿度を要するため一昔前は炭などの暖房器具が使われましたが、当然のように火災が発生することもあったようで
ここ小原酒造では火事の延焼を防ぐためにレンガが採用されたのだとか
  

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そして奥には「槽場」と書かれた
ヤブタ?らしき自動圧搾ろ過機が据えられていました
 

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酒蔵見学のあとは蔵座敷を利用した多彩な日本酒などが並ぶショップに舞い戻り
ここでお楽しみの試飲(もっとも私は車の運転が有り飲めませんが)
 

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てなわけで試飲は我が家の奥さんだけでしたが、土産に「純米協奏曲 蔵粋」それと「酒粕クルミ」なるものを購入
帰ったらそのクラシックを聴かせて醸された「蔵粋(クラシック)」を楽しんでみたいと思います
この度は酒蔵見学させていただきありがとうございました


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福島県喜多方市での酒蔵巡りの後、喜多方ラーメンでも食べようと思ったのだけどどこも長蛇の列
まぁ朝飯をしっかり食べてさほどお腹もすていないかったこともあり、折角福島南部まで来ていることもあり、会津若松市まで足を運ぶことといたしました
目的地は会津若松市の蔵元、末廣酒造嘉永蔵
「訪ねて楽しい日本酒の蔵元ランキング」で日本一に輝いたこともある人気の酒蔵で
写真の大きな杉玉の吊るされた木造の建物がその嘉永蔵です
 

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この嘉永蔵、中に入ると日本建築では稀有なほど高い吹き抜けがあり
3階建てになっていることが判ります
 

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ここ末廣酒造 嘉永蔵へ来たわけは、ここでは30分の無料酒造見学ツアーがあり
スタッフの案内で酒造りを学ぶことが出来るからでした
ツアーは10時から30分ごとに開催されます
申込用紙に名前を記入して次のツアーを待ちますが、さほど待つことなくツアーは始まりました
 

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店舗から高い吹き抜けがある威風堂々としたホールに通されますが
このホールが酒蔵見学コースのスタートポイント
まず用意されたサンダルに履き替えます
 

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毎回同じ話をしているのでしょう、手慣れたスタッフから
玄米と精米後のそれぞれの酒米を実際に見ながら、酒造好適米「山田錦」や、末廣で使っている酒米の説明
ちなみに吊るされているのは末廣酒造で使っている酒米の稲穂なんだそうです
 

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そんな酒米の稲穂の脇にひっそりと置かれていたのは
中野式竪型醸造用精米機
かなり古そうな精米機のようです、もしかしたら戦前のものでしょうか
 

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「酛発酵室」と書かれた書かれた看板のある仕込み蔵
ここでは現在でも嘉永蔵の酒が実際に造られています
もっともここに伺った8月は造りは行われていませんでしたが
そうそう珍しい昔ながらの搾り機を見かけましたが、こいつは今でも現役
ただし効率はかなり悪く、1本絞るのに3日もかかるそうです
  

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大きな和釜が2基ありますが、こいつも現役
造りが始まれば甑が載せられ酒米が蒸されます
2基あることからこの酒蔵がかなりの規模であることが判ります
  

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続いて資料館に案内されます
ここには昔の酒造りに使われた道具がしっかり保管されており
まず目を引くのはミニチュアの麹室や木でできた槽搾り機
 

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ですが、ただここに置かれる意味合いとして大きなものが
「生酛で使われた半切り桶」
山卸し(生酛造り)という伝統的な日本酒造りの工程で使われる道具が置かれていました
こうした桶を使い江戸時代以降の長い間、酒造りに必要な酵母を造る主流でありましたが・・・・・
 

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明治の終わりころから、その山卸し(生酛造り)が見直されます
山卸はたいへんな労力を要する作業であるのですが、山卸を行わなくても良い手法が明治時代に発表されたことから、山廃仕込みは幅広く浸透されるようになりました
そんな山廃造りの確立を図ったことで知られる末廣酒造
大正初期には日本酒製法の一つ「山廃仕込み」の祖と呼ばれる嘉儀金一郎氏を招き、試験醸造を開始したのだそうです
ここ末廣酒造の展示室ではそんな山廃の創始者、嘉儀金一郎からこの蔵で直接、山卸し廃止速醸酛を学んだ歴史を紹介されました

さて山卸廃止(所謂山廃)はつい最近までの日本酒醸造の主流ですが
最近ではあえて重労働な山卸(生酛造り)を選ぶ若手の杜氏もポツポツ出てきたそうです
そういやGWに伊賀の森喜酒造場でそんな蔵元にも会いました
 

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続いて「古酒蔵」
薄暗く冷えた部屋の中に大吟醸を1979年から年代別に貯蔵しているそうで、ずらりと年代物の瓶が並んだ光景は日本酒好きにはたまらない光景ですね
 

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さて地元の名士であってあろう末廣酒造
展示室にはこんな贅沢な、漆塗花見弁当箱を見ることが出来ました
そういや漆塗ってここ会津若松の伝統工芸で「会津塗」なんてブランドがあるくらいですからね
 

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最後に直売ショップにある試飲コーナー
 

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相変わらず試飲したのは我が家の奥さんのみですが
「大吟醸 末廣」
「純米吟醸 末廣」
を試飲、季節限定 純米吟醸 末廣を購入し蔵を後にします
  

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「一ノ蔵」酒蔵見学

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宿泊するスーパーホテル仙台広瀬通りからレンタカーを走らせ1時間ほど
「熊 出没注意!(大崎市)」といった看板の有るような山の中に今回の目的地はありました
 

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その目的地とは 宮城県の伝統的な手づくりの日本酒蔵一ノ蔵
『発泡清酒すず音』『一ノ蔵 無鑑査』などを醸す酒蔵で
私の住む札幌においても居酒屋などで良く見かける銘柄の蔵でもあります
  

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にしても到着してびっくり
こんな山奥にこんな建物が・・・と、何とも立派な酒蔵でした
酒蔵ということで木造の蔵を想像していただけあって、この建物にはびっくりさせられました
さてこの「一ノ蔵」
昭和48年の創業
宮城県内4つの酒蔵、浅見商店、勝来酒造、桜井酒造店、松本酒造店がひとつとなり誕生
統合時に最先端の新工場を竣工
清潔でゆとりのあるスペースと最新の酒造機器、設備を積極的に導入
これが現在の多彩な製品の開発・生産に繋がっているのだそうです
 

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酒蔵と言うよりビルディングと言ったほうが分かりやすい建物ですが
やはり酒蔵
1階には瓦屋根の軒先が有り
酒蔵らしく杉玉が飾られておりました


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まずは酒蔵らしくない自動ドアの玄関を潜り中へ
風除室には菰樽も飾られていました
  

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今回この「一ノ蔵」にやってきたわけは、この酒蔵ではガラス越にスタッフの説明付きの見学が行われていたから
内容は所要時間約1時間で
①一ノ蔵の酒造りを紹介するDVD動画を視聴
②スタッフが専用の見学回廊より各製造工程をご案内
③試飲
④お買い物
と言ったもの
予め予約の上、伺いました
 

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日本酒造りの最初となる精米
残念ながら精米機は拝めませんでしたが
「削ったお米はどうなるのでしょうか?」と言ったコーナーには
精米後の酒米の残りである米粉はお菓子作り等に使用されたり
牛や豚の飼料として使われるといった説明書きが有りました 
 

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そして洗米
白米についている糠(ぬか)分を水で洗い流します
ご飯と同様、良く洗った白米の方が美味しい酒になるのだそう
 

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それにしても私もそこそこ酒蔵を巡ってきましたが
ここまで大きな洗米機は初めて見ました
 

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現れた酒米はこの浸漬用のコンテナに入れられるようですが、その数もすごい
この一ノ蔵での日本酒の生産量は1万3000石、県内随一の大手蔵元というのも頷けます
 

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浸漬された酒米はコンテナからこのベルトコンベヤーで運ばれ次の行程へ
 

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そう蒸米
近代的な酒蔵ですが酒米を蒸すのは昔ながらの甑
ただこの甑で1.5トンの酒米を1時間ほど蒸すのだそうです


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続いて麹造り
硝子越しに清潔そうな麹室が見て取れました
 

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参考のため見学通路に「麹箱」が置かれています
一ノ蔵ではこうした麹箱を用いた麹造がおこなわれるなど、今でも手づくりにこだわった酒づくりをしているようです
 

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枯らし室
ここで2日間かけて出来上がった工事を一定温度で枯らしてから
酒母(しゅぼ)や醪(もろみ)に使われます
 

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酒母室には灘五郷などで見た生酛造りの道具である荒櫂が置かれていました
いまでは珍しい生酛造りですが、2018年に生酛特別純米酒『耕不盡(こうふじん)』という名の日本酒で山卸しを復活させたのだとか
 

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そんな酒母室にはホーローのタンクとステンレスのタンクが見て取れました
 

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続いて、もろみの仕込み
ここに伺った8月、造りは行われてはいませんでしたが
半地下に置かれた醪タンクが見て取れますがなるほど、これだといちいち梯子で登らずに済みますので
効率的ですね
 

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そうそう通路にある床にテープで書かれた説明書は、タンクを輪切りにした断面の様子
三段仕込みを表現しているようです
 

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日本酒造りの最後を飾る搾り
醪を搾るのはこの「ヤブタ」と
 

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昭和製作所の佐瀬式自動圧搾機
高額な機械が何台も並んでいます
最近搾ったのか、ここにきて日本酒の香りが漂っていました
 

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酒蔵見学の最後はお楽しみの試飲
バスツアーなどにも対応しているのでしょうかなりの大きな部屋での試飲となりました
ちなみに椅子は木樽の蓋を流用したもの
  

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試飲したの(私はドライバーなので飲めません)
『一ノ蔵 特別純米生酒 ひゃっこい』
『一ノ蔵 ササニシキ純米大吟醸』
『一ノ蔵 純米原酒 酒蔵見学限定酒』
『一ノ蔵 ひめぜん 梅』
の4種
  

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寺院の僧兵のために鍛造された名刀「大和伝」の名をつけた
『特別純米酒 大和伝』
そして酒米の最高峰山田錦を、自家精米で40%に磨き上げ、小仕込みで長期にわたり、低温で発酵させ、涼温で静かに熟成『純米大吟醸 松山天』
これは少し残っていたからと試飲とは別に振る舞っていただきました


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最後に土産に『特別純米酒 大和伝』を買い見学終了
今回は一ノ蔵での酒蔵見学スタッフの丁寧な説明に感謝です
 

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そうそう酒蔵の窓から外には貯蔵タンクがずらり並ぶ景色が見られましたが
何だか灘五郷でみた酒蔵の景色を思い起こします
こうした最新鋭の設備の数々は、やはり日本酒の将来に問題意識を持ち4つの蔵が合併したことにより、投資が集まり誕生したのでしょう
これが麻雀しながら「4人でなんども卓を囲み(麻雀をし)、互いの人柄を理解し合い、酒づくりへの考え方を確認した」のが始まりと言うのがなんとも愉快なお話です


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石巻市の石ノ森萬画館を見学したあとは
岩手まで足を伸ばし、一ノ関にある磐乃井酒蔵を訪ねることに
 

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大正6年創立、105年の歴史を持つこの酒蔵
酒蔵見学を予約の上、伺いましたが
札幌で暮らしこともあると言う、13代目社長阿部徳彦氏のご案内の口調も軽やかに解説いただきました
 

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酒米を洗う洗米機に
蒸米に使用する伝統的な和釜
大きな甑が見て取れます
 

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年代物の放冷機
 

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そして蔵には東日本大震災に傷跡も多く見かけました
津波こそ襲ってはこなかったようですが、地震の影響で蔵の被害は尋常ではなかったようです


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松尾様を祀る神棚周辺の壁が真新しいので、阿部社長に聞いてみたところ
やはり震災後に改修されたものなんだとか
 

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そんなわけで仕込み蔵の壁も真新しくなっていました
 

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阿部社長は麹室にも、案内くださりました
 

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中には少し大きめの麹箱や
 

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生酛造りに使われる荒櫂がありましたが
実際に山卸しに使っているのだとか
 

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これも現役の木桶
 

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瓶詰め工場にも案内いただき
 

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これまた年代物の瓶詰機ですがもちろん現役
 

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佐瀬式自動圧搾機の手前にろ板が見て取れました
ここに伺ったのは8月ですから、まだ造りは行われていませんでした
 

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外に置かれていたこれも圧搾機なのでしょうか
 

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そうそうここ磐乃井酒蔵には「分析室」なる部屋も有りました
 

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そして酒蔵見学で良く見るようになった、コンテナ型の貯蔵庫
 

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さてこの磐乃井酒蔵
玄関にタイの国旗も有りましたが
こうしてあちこちにタイ語で書かれた説明書きが有りました
社長からも聞きましたが、なにやら家族のつながりでタイとの交流が行われているのだとか
 

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最後に日本酒とンガーソングライターの町あかりさんがデザインした磐乃井前掛けを購入し蔵を後にしましたが
社長自らの丁寧な蔵の紹介
今回はありがとうございました
 

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東北酒蔵巡り3日目は昨日に続き、岩手県一ノ関に来ています
まずは岩手の一ノ関にある世嬉の一酒造
大正7年創業の造り酒屋ですが
その社名がまた珍しいのですが、その由来は「髭の宮さま」として知られた閑院宮載仁親王殿下が立ち寄ったさいに頂いた「世の人々が喜ぶ酒を造りなさい」という言葉からきているのだとか
最盛期には醸造石数3500石を誇ったそうですが、業績悪化で1987年(昭和57年)廃業
蔵を改装したレストランで日銭を稼ぐ中、新たにビール事業「いわて蔵ビール」を興したのだそうです
ちなみに日本酒の醸造は2019年に復活しています
 

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まずは直売所にたちよりますが、ここは旧店舗・事務所だった蔵を改装したもの
登録有形文化財に指定されています
蔵ならではということで天井が高く開放感があるのが良いですね
 

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このタンクからの生酒なども試飲もできるとのことですが
残念ながら車で来ていますのでそれはかないませんでした
 

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直売所には1996年に始めた地ビール「いわて蔵ビール」が並んでいました
 

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さて今回ここ世嬉の一酒造にやって来たわけは
いわて蔵ビール工場見学&ビール試飲(4種)のため
まずは旧原料米置場・精米所に作られたビール工場に案内されます


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1階に一部は石蔵を改装した石蔵ホールクラストン
レストランウエディングや各種コンサートが催されるとか
 

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石蔵ホールクラストンの二階に上がり
ここでスタッフからビールにまつわる興味ある話などたくさん聞かせていただきました2017年にはワールドビアアワードジャパンブロンズメダルを獲得するなど、多くの国際大会での受賞があり、海外でも高い評価を得ているようです
どちらかというとピルスナーやヴァイツェン、エール、スタウトなど定番ビールを基本としているようですが、山椒をフレーバーに使用した「ジャパニーズエール山椒」なるものがあり今回土産に買っていくことに
ちなみにクラフトビールの魅力を描いたマンガ「琥珀の夢で酔いましょう」にもこのジャパニーズエール山椒は紹介されていました

そうそう「地ビール」と呼ばれた時代から小規模ブルワリー(醸造所)を興し成功した話や、地ビールブームが下火になった際の経営不振の話なども今となってはとのことで面白く聞かせていただきました
 

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2階から眼下には数多くのタンクが並んでいるのが見てとれました
 

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さて次はお楽しみの試飲
これは直売所のカウンターなんかではな、く旧作業場・釜場を改装した和風レストランでいただきました
蔵ならではの小屋組など旧状をよく留めた造りのレストランです
 

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ビールは麦芽、ホップ、水で出来ていますが
原料に触れて、そして飲んで(テイスティング)をして楽しむとのことで
ビールとともにそれぞれのビールに使われる麦芽をかじってみてほしいとのことで、ちょっと試してみました
なかなか面白い飲み方ですね
 

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試飲したのは「ヴァイツェン」「ペールエール」「レッドエール」「スタウト」の4種
特に「いわて蔵ビール レッドエール」はこの伺った月末に英国で開催された世界最高峰のビール大会「ワールドビアアワード2022」で、イングリッシュスタイルブラウンエールのジャンル1位に輝いたのだそうです
ヴァイツェンは土産にしましたが、レッドエールまでは購入しませんでした
いや~残念
ちなみに私はドライバーなので飲んでいません
 

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蔵を改装したレストランにはこんな餅のポスターが有りましたが
岩手県の一関・平泉は、古くからもち食文化が受け継がれていてハレの日には縁起を担いでこういった「果報餅膳」を食べるのだそうです
この日は昼にどうしても食べたいものが有るのでここは次回の楽しみに取っておきます
 

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てなわけで世嬉の一酒造いわて蔵ビール工場見学は終了
丁寧な解説とレストランでの試飲、ありがとうございました

蔵王酒造展示館訪問

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岩手の平泉から東北自動車道を1時間半ひたすら南下
宮城県の蔵王酒造にやってきました
まぁお盆休みという事もあり、休業日が多かったのが旅のスケジュール作りに大きく影響したのが原因なんですけどね
とはいえ宮城に来たのならやはりここ明治6年創業の老舗酒蔵「蔵王酒造」は外せません
 

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目的は蔵王酒造展示館
伺った時は改装中のようで建物の周りに足場が立っていて、いったいどこが入り口なのかわからず迷ってしまいました
 

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残念ながらコロナ禍ということで酒蔵見学はやっていませんが、酒にまつわる道具類が展示されているのでまずはそちらから
 

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酒米として使われる美山錦や蔵の華
その昔、蔵王酒造を名乗る前の渡辺醸造部の看板
昔の酒造りの道具である麹蓋や篩などが展示されています
 

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直売所では蔵王の伏流水を使って仕込まれた直売所限酒を試飲できるとのことで


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直売所限定の
『蔵王 大吟醸 中取』
『蔵王 純米大吟醸』
『蔵王 特別純米酒 別取』と
『蔵王 純米酒 COOL IN SAMMER』を試飲(私は飲めませんが)
中で気に入った特別純米別取りを帰ってから飲む為、購入して帰りました
 

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