シアトル航空博物館続いてウエスト・キャンパスの航空パビリオンの屋外展示へ

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シアトル航空博物館ではスペース・ギャラリーの次に
開館前に外から覗いてあらかじめ見ていた
博物館のハイライトで大型航空機がずらりと並ぶ航空パビリオン(Aviation Pavilion)を見て回ります
 

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シアトル航空博物館航空パビリオンの目玉
「コンコルド」
ボーイングの敷地内にあるエアバスの古い航空機が目玉というのが、なんだかアメリカを感じさせます
ちなみに7年ほど前にエアバス本家
トゥールーズ・エアバス工場に隣接するミュージアム「アエロスコピア航空博物館」でやはりコンコルド内部に潜入したことがありました
こちらもアエロスコピア航空博物館同様に機内に潜入して見て回ることができますが
やはりその狭さが際立っておりました
  


 

イギリスとフランスで共同開発した超音速旅客機
後部からはロールスロイス社のオリンパスエンジンが見て取れますが、このターボジェットエンジンがマッハ2の超音速飛行を可能にする強力な出力を実現
1966年から1979年にかけて、20機のコンコルドが製造され商業運航を開始
ニューヨーク-パリ、ニューヨーク-ロンドン間のフライトについては時間短縮のメリットが評価され、高額なチケットにもかかわらず多くの利用者がビジネス利用者に非常に人気があったそうです
そんなわけでJALも一時期購入を検討したんだそうです
 

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今、伝説の超音速旅客機「コンコルド」が再び話題になっているとのことです
「コンコルド飛行 - ニューヨークからロンドンまで、機長の詳しい解説付き 2003 年」という
乗客がコンコルドのフライト全体を撮影したものがYoutubeにUPされていたのでここに貼っておきます
 


 

アメリカのニクソン大統領と中国の周恩来首相と両首脳が握手を交わす場面がマネキンで再現されていますが
その奥にあるのがアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン大統領の時代、4人の大統領が実際に大統領専用機として使用していたジェット機の初代エアフォースワン(ボーイングVC-137B)
大統領専用機であることを物語る内部を見ることができましたので
こいつもその時の動画を貼っておきます
 


 

無線や通信機器が並ぶ機内の通信所
アナログ感満載ですが
ここからホワイトハウスやペンタゴンに連絡がとられていたんでしょうね
 

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TWAトランス・ワールド航空ダグラスDC-2
そうボーイングの故郷の地ではありますがコンコルド同様にダグラスの名機も展示されています
 

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ユナイテッド航空のボーイング727
リアジェットスタイルの三発ジェットが特徴的な旅客機で離着陸距離が短く
日本国内ローカル空港に、ジェット化整備を促した機体であり
私の住む北海道の地方空港でもずいぶん活躍したようです
 

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懐かしい2階建ての巨大な機体ジャンボジェット
ボーイング747のプロトタイプもありました
機体前部にはその747のローンチカスタマーを表すロゴが貼られており
その中に日本航空(JAL)のロゴもパンナムの後ろに大きく記されていました
 

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さてここからは軍用機の紹介
まずはB-29スーパーフォートレス
日本本土を空襲した機体でありますが
まさか終戦記念日のこの日にB-29を見る事になるなんて
 

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大戦中はおもに日本周辺を飛びまわり
「銀色の怪鳥」と恐れられたようです
ターボチャージャーが装着されたエンジンで高高度を巡航
日本軍の高射砲や迎撃機から逃れたようです
  

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しかもご丁寧に広島と長崎に原爆を落としたなどの記述までありました
なんだか複雑な気持ちにさせますね
 

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第二次世界大戦時に、ヨーロッパ戦線で活躍した爆撃機
B-17F
愛称は、フライングフォートレス(空飛ぶ要塞)
映画メンフィスベルにも主役級で登場していました
ここに展示されている機体は、世界で唯一飛行可能なB-17Fだそうです
 

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後退翼機でその後ジェット爆撃機の先駆けとなった機体
ボーイング WB-47E ストラトジェット
 

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ノースロップグラマンEA-6Bプラウラー
こいつはUSSミッドウェイ博物館でも見てきました
 

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グラマン F-14A トムキャット
映画トップガンで脚光を浴びた機体です


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AV-8C ホーカー・シドレー ハリアー
アメリカ海兵隊にしては珍しくブリティッシュ・エアロスペースといった英国企業の企業から納入された機体です


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ダグラス A-4 スカイホーク
ブルーエンジェルスで使用されていた機体で、その演技はシカゴ・ネービーピアで
その青い天使達(ブルーエンジェルス)の舞を見たことがありました
 

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グラマンF9F クーガー
サ後退翼ジェット戦闘機でイドワインダー空対空誘導ミサイルを4機搭載可能
それまでの空戦を機銃からミサイルに変えていったきっかけとなった機体で
こちらの機体もブルーエンジェルスで使用されたりもしました
 

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なんとロシアのMIG-21も展示されていました
ちなみにシアトル航空博物館の航空機の展示はまだまだ続きます
   

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このページは、r-ohtaniが2025年10月22日 05:56に書いた記事です。

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