奈良酒蔵巡り2024の最近の記事

朝からレンタカーを駆り『花巴』を醸す美吉野醸造へ
蔵は千本桜で全国的にも名が知られる吉野山の麓
吉野川を臨む吉野町の山里にありました
 

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奈良県の米農家との契約栽培で丹精込めて作っている山田錦を
万葉集に詠われた「ゆずるはの井戸」ではないかと伝えられてい大峰山系の伏流水の井戸水を使って醸している酒蔵です
 

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そして私が興味を持ったのが、今では希少な木桶を復活させようとしている美吉野醸造の酒造り
蔵の横を流れる吉野川(紀ノ川)上流にある川上村は、室町時代から500年の植林の歴史を持ち、林業がしっかり根付いた地域
「百年杉」を使った吉野杉桶復活「百年杉 木桶仕込み」が行われていました
 

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そんな吉野杉の木樽に貯蔵し仕上げる
「樽丸(たるまる)」シリーズ
ラベルも超特別で手漉き和紙ラベルのモチーフは"龍"
なんと日本を代表する漫画家・画家・イラストレーターの寺田克也氏が描いたもの
 

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最初に寺田克也氏のイラストを見た際にはアキラで有名な大友克洋氏のイメージが強くありましたが
実際大友氏に影響を受け交流もあるのだそう
アニメ、ゲームの分野での活動のためか、海外にもファンが多いのだそうです
 

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さて試飲ですが
残念ながら私は車の運転があるので、我が家の奥さんが代わりにたっぷりいただきました
「花巴 水酛生酒」
室町時代の僧侶が創醸した、生米を水に漬け乳酸菌を生み出す製法を基に醸したお酒
そう日本清酒発祥之地 奈良・正暦寺で創醸された酛「菩提酛」を使った生酒です
「花巴 四段生酒」
「花巴 速醸生酒」
「花巴 しぼりたて生原酒」
四段仕込みをおこない、約30日間かけてじっくりと仕上げた醪を、槽を利用してゆっくりと時間をかけて搾ったもの
「自然淘汰」
こんな感じで5種試飲させていただきました
 
 

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直売店に飾られている色紙の中に
元サッカー日本代表の中田英寿氏の物も有りました
そういや中田英寿氏は、日本酒の魅力をあじわい尽くせる、"SAKE"の一大プロジェクト「CRAFT SAKE WEEK (クラフト サケ ウィーク) 」なんてプロデュースするほどの日本酒好きでしたね
  

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最後に土産に冬季限定 花巴しぼりたて生原酒、一升瓶を買って帰ることに
ということでいつものお店に持参させていただきます
 

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奈良明日香村で古墳を見て回り歴史ロマンに浸った後は
清酒発祥の地、奈良県ということで再び酒蔵見学
今回、奈良県橿原市で出世男を醸す河合酒造にやってきました
このあたりは古代史のロマンあふれる史跡があるうえ、江戸時代の町並みを今に残す「今井町」
そんな街並みはでは『るろうに剣心』や『あさが来た』などの映画やドラマのロケ地になったことがあるそうです
河合酒造も建物自体は18世紀中頃に建てられた二階建ての町屋、創業は江戸中期、280余年の歴史があり

 

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そんな母屋は河合家住宅として国の重要文化財に指定されています
土間にかまどと時代を感じさせますね
 

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肝心の酒蔵ですが
店内の菰樽にあるように
河合酒造の代表銘柄は『出世男』
縁起の良い名前のお酒です
 

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他には
『上品寺屋』『うねび』『香具山』『宗久』などがあり
昔ながらの伝統を守り、丁寧な酒造りで、さらに「うまし酒」を醸す酒蔵です
 

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試飲は有料
内容は3杯飲めますが
A.大吟醸出世男
B.奈良うるはし純米出世男
この2杯は決まりのようで、
C.は3種類あってその中から好きな酒を1種選びます
・純米吟醸上品寺屋
・純米酒うねび
・純米吟醸上品寺屋
 

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ということで『出世男きき酒セット』をいただきます
A.大吟醸出世男
山田錦と五百万石を使用したフリーティなお酒
B.奈良うるはし純米出世男
これは奈良県産ヒノヒカリを奈良県の清酒酵母「奈良うるはし酵母」(正歴寺の菩提元)を使って醸したお酒
C.の3種類からは純米吟醸上品寺屋をチョイス
これは 屋号である「上品寺屋」を冠したお酒なんだそうです


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こういった時はドライバーは辛い
代わりに我が家の奥さんが試飲
こうした酒蔵を巡るツアーなんかがあれば是非とも参加したいものです

 

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てなわけで有料試飲の土産に「出世男」の文字が刻印された1合升をいただき蔵を後にしました
 

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奈良市内の居酒屋さんに行くと大体置いてある日本酒
春鹿を醸す今西清兵衛商店にやってきました
この蔵は奈良県の昔の佇まいを残す「奈良町」で明治時代に酒造業を創業したという歴史ある蔵
酒名となる「春鹿」は、春日大社とその神獣である鹿から春鹿と名付られたのだとか
 

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酒蔵SHOPの天井を飾る
「全国新酒鑑評会 金賞受賞」をはじめ
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 金賞受賞」などの賞状に数々
そう蔵は僧坊で確立された諸白造りの技術を受け継いだ奈良流の清酒は南都諸白と呼ばれる伝統ある酒造りを今に伝える酒蔵です
 

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酒蔵SHOP、奥にある冷蔵シューケースの中には
なにやらナンバーの付けられた日本酒のボトルがありますが
 

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今西清兵衛商店の有料試飲「きき酒」で使われるもので
その試飲が素晴らしく大変人気を博しており
私が伺った際もレジの前に大勢の方が列を作っていました
ちなみに欧米らしき白人の姿はもとより、アジア系の外国人も見かけました
この今西清兵衛商店も海外10か国に輸出しているとのことですが
どうやら日本酒の海外での人気は本物のようです
  

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その「きき酒」
スタッフの解説を交え蔵自慢の春鹿を5杯いただけますが、それが500円と言うもの
ちなみに私はいつも通り車の運転があるので飲めません
かわりに我が家の奥さんがいただくことに
 

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てなわけでこの日の、きき酒は
①純米吟醸生酒しぼりばな 新酒 季節限定酒!!
 しぼりたてが奏でる清涼感あふれる香りと軽やかな旨みをお楽しみください。
(残念ながら飲んでいないのでメニューに書かれた記述を記載します)
 

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②酒蔵見学限定酒2024 純米吟醸生原酒 これまた新酒 季節限定酒!!
 兵庫県産山田錦と使用2年目の吟醸酵母で醸した無圧搾りの生原酒
 青りんご、若いマスカットのような軽快な香り、柔らかな酸、優しい甘みを感じ、後味はふわっと淡雪のように消えていきます。
 

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③本醸造生原酒 新走り一番 これまた新酒 季節限定酒!!
 搾りたての新鮮な香りと凛とした辛さの中に、ほのかな甘さが華を添える生原酒。
 

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④吟醸超辛口 
 優しく上品な香りとまろやかな米の旨味。
 スッキリと後味に残らぬキレの良さは、まさに超辛口の新定番。
 

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⑤純米吟醸活性にごり しろみき  これまた新酒 季節限定酒!!
 新鮮でシャープな飲み口と心地よい酸味、爽やかな喉ごしの活性にごり生酒。
 冬季限定品!きめ細やかな泡が特徴です。


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お口直しに、この蔵で作っている奈良漬をつまんにで
 

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さらに1杯サービスの計6杯いただきます
春鹿 発泡清酒 ときめき
 自然発酵の、キメ細やかで柔らかい炭酸ガスの口当たりが印象的な味わいに仕上がりました。
 ぷちぷちスウィートなお酒のしゃんぱん。

きき酒はこれで終了、やはり酒蔵に来るまで来てはいけません
ということで次回は交通機関を使いやってくることにします
ちなみにこの夜、思わぬところで春鹿をいただくことに
 

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『飲酒のためのお客様や、呑んでおられるお客様のご来店はお断りします』と、入店前から呑兵衛に対し高い敷居を敷いている食遊 鬼無里(きなさ)
珍しい店名ですが長野県にある鬼が築いた一夜山の話と鬼女紅葉伝説が残る谷の都「伝説の谷 鬼無里」から来ているようです
 

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居酒屋評論家として知られる太田和彦氏が
一人で旅し気楽に美味しい地酒と地元の名物料理を楽しむTV番組
「太田和彦ふらり旅 いい酒 いい肴」
2017年9月29日に放送された「第41回奈良 古の都とまほろばの居酒屋」の中で紹介されるよなお店です
当然、呑兵衛のあいだでは日本酒に合う料理てんこ盛りのこのお店として知られていて
今回も予約の上、覚悟して伺いました
 

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大将である吉岡正倫さんが、一人で取り仕切っているこの鬼無里
お品書きはなく、カウンターの上に並ぶ17種類の大皿料理をみて注文するスタイル


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まぁ料理にはかなりの自信があるのでしょうが
普通居酒屋というと、お酒を頼まないと客単価が低くなることから歓迎されないってイメージがありますが
ここは店の御主人のポリシーが、営利にまさるようです
 

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頼んだ料理はじゃがいもの食感をそのままの大きなポテトグラタン
私の後に来た方もメニューがなく拍子抜けしていて何を頼もうか困っていて
グラタン美味しそうでないなんて会話が聞こえ、ついつい絶品でしたよと答えたところ
ご主人曰く「他人をそんなに簡単に信用するもんじゃない!」と正論を論じていました
 

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生姜醤油で煮込んだイワシ
これなんかは自宅で作れそうなのに、絶対作れない仕上がりです
 

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絶品のたまご焼き(おそらく隠し味は鰻でしょう)
それにひき肉を効かせた万願寺とうがらしの煮物を日本酒のアテに頼みました

 

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もちろんどれも頼んだ日本酒にピッタリの逸品でした
ご主人も料理そのものを楽しんで貰いたいからこその張り紙をしているのでしょう
別段酒飲みが嫌いと言うわけではなく
お銚子を頼んだら表面張力を効かせるくらいにお銚子に注いでくれ
(これは奈良のお酒ですか?と聞いたら日本のお酒だと返答されました)
そんな仏頂面のご主人、私どもの会話を聞いていたようで、遠いところからありがとうと帰りは笑顔で見送ってくれました
また次回きたら是非寄らせていただきます
そう私はあの『お客様は神様です』扱いが嫌いで、こうした店のポリシーが気に入らなきゃ来なくて良い、頑固爺さんがやっている店が大好きだったりします
 

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