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飲まさる酒の流儀

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先月の3月28日に行われた「第20回そら地域活性化ネットワーク」なるものに参加してまいりました
講演会は「飲まさる酒の流儀」と題して講師に川端慎治氏を招かれ行われましたが
ちなみにこの川端慎治氏、我が家の奥さんが勤める学校でも講師をなされているのだとか
そんな情報を頼りに今回伺わせていただきました
 

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講演会のあとはお楽しみの日本酒を楽しむ交流会
そこで頂いたのは金滴四文字シリーズの「砂川彗星」
米の生産者は高橋宏吉・杜氏は川端愼治という至極の一品でした
もう一本は魚沼清酒「雪男 辛口」
どなたかが持ち寄ったお酒のようですが、今回越後杜氏の伝統の技を堪能させていただきました
 

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京都伏見の老舗蔵
「澤屋 まつもと 五百万石」これがびっくり
発酵ガスをそのまま封じ込めてありスパークリングワインのような爽快な飲み口でした
これまた飲みたいので今度探しておくことにします
 

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これまた新潟の「大吟醸 緑川」
もう何も言うことは有りません
「秘密のケンミンSHOW」というTV番組で紹介されてからというもの人気薄なのだとか
いや~味わえてよかった

ところで私が思うに日本を模倣する韓国、中国コピー商品は数々あれど
本物の日本酒のコピーは日本に限って言えば見たことが有りません
それだけ日本酒の醸造は難しいということですね

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さて会場となったのは
モンゴル料理 ゴビ・レストラン
当然のように「横綱白鵬 」の手形もありました
 

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普通に出される料理も美味しいのですが、ラーメンが絶品なのだとか
メニューを見ても滝川らしく?どちらかというとボリーミーなので今度お腹が空いているときに伺うこととします
 

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さて肝心の川端杜氏の酒造りへの熱い想いのお話ですが
金滴時代の苦労話を楽しく聞かせてもらい印象に残りました
例えば杜氏として招かれたのはよいが、その設備は老朽化していて苦労が絶えなかったようで
何度拭き掃除しても匂いが取れない製麹部屋はホーマック(北海道に本社のあるホームセンター)でビニールなどの資材を買いそれで部屋全体を丸々覆って整えたりもしたそうです

酒米は当然山田錦を使いたいが、それでなくとも現在は品薄状態
おそらくは仕入れできたとしても三級品は否めない
それくらいならと北海道で生産されるお米の約半数を生産する米地帯であるここ空知の酒米を使ってみることにしたそうです
よいコメ農家さんとの出会いもあったようですが、今では名も売れてきた「きたしずく」「彗星」「吟風」あたりは川端杜氏がいて初めて知られるようになったようです

こんな話を聞きつつ夜の12時過ぎまで歓談させていただきました
当日お付き合いいただいた皆さんありがとうございました
また会えるのを楽しみにしております

滝川市にあるホテルスエヒロ
ここの9階のスカイラウンジ・ポールスターで昨晩
滝川の地酒屋 小林酒店が主催するお酒の会があり参加させてもらいました
 

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今回が24回をかぞえるというこの日本酒の会
さすがは滝川では老舗の酒屋さんが声をかけ酒が好きな方々を集めたためか
会場にはなんと40名ほどの日本酒好きが揃っておりました
ちなみに滝川で行われる他の会合でも見かける方も数名おりました
 

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ちなみにこの地酒屋 小林酒店
私\がいつもキャンプ用の樽生ビール(サッポロクラシック)を売っていただいているお店です
もちろんたまに日本酒や焼酎も
 

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今回は地酒どころの山形を代表する酒蔵「出羽桜酒造」のお酒を楽しむ会ということでしょうか
出羽桜酒造さんの日本酒が10種類発泡スチロール箱に氷がひかれ用意されていました
そうそう出羽桜の営業の方もお酒とともに同伴されていました
 

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さてその出羽桜さんの日本酒
会が始まる前に少し写真に撮らせていただきます
まず目についたのは五年長期熟成原酒 出羽桜干支ボトル(本醸造)
これはなんとベネチアングラスに入った熟成酒でした
大吟醸 出羽桜もあります
 

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最近よく見かける微発酵のお酒もありました
それがこの2種
出羽桜 とび六(微発報吟醸にごり酒)

それに出羽桜 春の淡雪(薄濁り本生本醸造)
実は私、吟醸酒はそれはそれで好きですが、実は少しアルコールを加えた本醸造酒が好きだったりもします
特に少しくらいなら吟醸酒を飲んでこれ美味いね~程度ならいいのですが、飲み続けるのなら本醸造が良いですね、本醸造のきりっとした辛味が飲んでいて心地良かったりするんです
それに加えて微発酵で飲み心地もよく、完全に私にとってストイライクゾーンの日本酒でした

 

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まだまだあります
出羽桜 雪漫々(大吟醸)
出羽桜 桜花
出羽桜 枯山水(特別純米)
 

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出羽桜 一耕(特別純米)
「一耕」とは何事も酒造りは田を耕すことから始まる意だそうですが
この純米酒なんと精米歩合55% !
これってもう少し精米すれば吟醸酒として売れそうですが、もしかしてわざとそのくらいで精米をやめて安価に売っているのでしょうか?だとしたらうれしいですね
なんだか普段飲みに良さそうな価格帯のお酒
今度一升瓶で買ってみることにします
 

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他にも
出羽桜 雄町(純米吟醸)
出羽桜 出羽燦々誕生記念酒( 純米吟醸)
など10種類の出羽桜、このあと存分楽しませてもらいました

さて乾杯のお酒はこれらではなく先週、平成28酒造年度全国新酒鑑評会の結果が発表され
そこで金賞を受賞した限定酒(未販売)
これを贅沢にも乾杯のお酒として提供していただきました
 
合わせる料理はまずは突き出し 
旬のワラビがほろ苦くて美味い
日本酒との相性も抜群です
 

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他にもお造り
烏賊が細切りではなくいかにも大ぶりのお刺身状態で出てきました
しかもちょっとボイルされています(これは細切りにしないのでアニサキス対策でしょう)
薄皮付きというのも珍しいですね
 

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続いて、鯖の煮つけ
日本酒と合わせ食べてみて記憶がよみがえりましたが
そういや昔スーパーの総菜などあまりなかったころ日本酒の肴によくサバ缶などを充てていましたっけ
 

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極めつけはクジラのベーコン
そうもう何十年ぶりでしょう久々に食べましたが、これまた昔々日本酒の肴にしたのだろう
日本酒を意識した料理が次々出てきます
 

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〆は穴子寿司と茶蕎麦
こうしたホテルスエヒロさんの料理と相まって美味しいお酒と料理を堪能いたしました
 

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景品は酒蔵の舞かけなど色々ありましたが、私がチョイスしたのは
「山形 玉こんにゃく」
いや~10年前に行った山形の「千歳山こんにゃく店」を思い出しつつ
キャンプで何か美味しいお酒とともにいただこうと思います
 

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純米大吟醸獺祭「島耕作」

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2018年7月、西日本豪雨の影響を受けた山口県の旭酒造
豪雨災害時にタンクにて発酵中だった最中に停電してしまい温度管理が適切に出来なかった事により、旭酒造では品質面で獺祭に値しないとの判断から約70万本が出荷を取りやめました
いや~「獺祭」ブランドのイメージ維持のためとはいえもったいない話です

そんな思いからか故郷の被害に心を痛めていた地元の漫画家 漫画家の弘兼憲史氏が、以前より旭酒造と付き合いがあったことからこの純米大吟醸「島耕作」の企画が実現
通常のブランドでは出せなくなったタンク150本分の純米大吟醸酒を獺祭「島耕作」の名を付け
なんと1,200円で売り出されるとの事でした
しかも価格1200円のうちの200円を西日本豪雨の義援金との事
これは買わずにいられなくなり、ポチっとしてしまいました
 

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これは確かに旭酒造の純米大吟醸 獺祭の正規商品ではないのかもしれません
けれど温度管理は出来なかったかも知れませんが、日本酒の酵母はそんなやわではないでしょう
これはマンガ課長島耕作(これは部長や社長ではなくあくまで課長)を読みつつ、美味しくいただきたいものです

写真は上川町にあるとあるスーパーで見かけた、お酒売り場
上川地区(上川町・愛別町)限定で発売している上川大雪酒造の純米大吟醸「神川」
とあまざけです
2年前に日本一新しい日本酒の酒造会社として
「上川大雪酒造」が誕生
2年足らずの間に上川町に溶け込んでいるようで
このスーパーにとどまらずコンビニやパン屋さんにまでお酒や甘酒がおいてあるほどとなっていました
 

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その上川大雪酒造 緑丘蔵
2年ほど前に川端杜氏自ら蔵を案内してもらいましたが、今回伺ったときはいらっしゃらないと聞いていましたが、午後からの予定のようで新しい建物の壁に蔦を植えているところでした
ちなみにその蔦、緑のカーテン兼エクステリアなんでしょうが
川端さんらしいのはその蔦は「ホップ」なんだとか
 

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さて今回のお目当てはその新しい建物
2年前に来た時にその話は聞いていましたが、酒蔵に隣接する直営ギフトショップが今年1月にオープン
伺う機会を狙っていましたが、今回そのチャンスがやってきました


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直営ギフトショップで、とある所要を済ませたら、お店のスタッフに断って店内を探求させてもらいます
 

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まずは一番奥にある冷蔵ケース
「立入禁止」書かれた札のあるこのショーケース
日本酒の四号瓶と酒樽らしきもの
ちょっと興味がわいてきます
 

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ギフトコーナーと冷蔵庫に貯蔵された
上川大雪酒造のお酒&甘酒
要冷蔵の純米酒が有りましたので、この後のキャンプに備え
紋付グラスとともに1本買っていくことに
 

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そしてこちらの陳列棚は日本手ぬぐい
職人の手による「かまわぬの手ぬぐい」をギフトでコラボしていますが
その手ぬぐいを単品で扱っています


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棚にはその手ぬぐいで四号瓶を包んでだものも陳列されていますが
日本酒を風呂敷や手ぬぐいで包むのもまた日本の伝統文化
まさに「粋」といったところでしょうか
こうした文化は大切にしていきたいですね
 

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(楽天 長田屋商店HPより拝借)
 

そして「恋するチョコレートボンボン」
ISHIYA製菓とのコラボレート商品
我が家の奥さんのリクエストで2箱ばかり買っていくことに
 

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陳列棚には何故かコーヒーのコーナーが
たとえ嗜好品と言えどこればかりは日本酒には合いそうもないし誰かの趣味なんでしょうか
 

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前置きが長くなりましたが、ここで今回のタイトルにある
「KAKUUCHI」
さてその角打ちとは
酒屋の店内において、その酒屋で買った酒を飲むこと。また、それができる酒屋のこと(ウィキペデイアより)
いわゆるキャッシュオン・デリバリーのお店ですが
これが最近はやり始めているようで、なかには「角打ちバル」なるものもあるのだとか


上川大雪酒造・緑丘蔵直営ギフトショップのKAKUUCHIもまたキャッシュンオン・デチバリー
一人千円払ってからいただくことに
 

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先週末に伺ったときのメニューはというと
「特別純米 吟風 生」
「純米大吟醸 35パーセント 彗星」
「フラッテロ・デ・ミクニ オリジナル酒粕入りチョコ」
店の雰囲気もあり美味しくいただき巻いた

それにこのチョコレート
ISHIYAのコラボチョコも美味しいのですが、さすがはミクニのチョコこれは別格でした

ちなみにチョコの器は上川大雪酒造の紋付の平杯
これも良さげでしたので、帰りに買っていくことに
 

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お忙しい中ではあろうかとは思いますが
今回も酒蔵を川端杜氏みずからの案内で見て回りましたが
 

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いつもながら酵母やら酒米に関する面白い日本酒の話などを聞かせていただきましたが
仕込み始めたお酒にまつわる話なので、そんな話はそんなお酒が醸され売られるようになったらとさせていただきます
 

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ということで、買い込んだ生酒と酒粕を土産に向かいのキャンプ場にむかいます

先週の金曜日
ホテルライフォート札幌で開催された
「日本三大酒処_酒都”西條”in札幌~銘酒の会」なるものに参加してきました
私自身、今回この銘酒の会に協賛する東広島の西條が酒処であることは知っていましたが
どちらかというと東広島はNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」にも出てきた
『竹鶴酒造』のある竹原市のイメージほうが強くありました

そんな知識を払拭したのが、昨年の秋広島観光の際、西條の街を訪れ
酒蔵が軒を連ねる「酒蔵通り」を飲み歩いてその魅力を時間に感じてきたほかありません
 

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そんな西條の酒蔵が一挙、札幌のホテルに集結
ライフォートホテル札幌で提供する日本酒にあった食事も楽しめるとあって
会費は7千円とちょっとお高めですが、こんなチャンス滅多にないことから参加することに
 

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協賛しているのは酒都 西條を代表する8つの酒蔵
「加茂泉酒造」
「加茂鶴酒造」
「山陽鶴酒造」
「亀齢酒造」
「西條鶴醸造」
「白牡丹酒造」
「福美人酒造」
「金光酒造」
これらの酒蔵の自慢の日本酒が飲み放題とあって
会費のことなど気に留めることなく、一月ほど前に申し込んであったんです
 

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さてその西條
日本三大酒処との事ですが、実際には「京都 伏見」や「兵庫 灘」ほど名は知れていません
一昔前は結構な生産量だったようですが、現在広島全体でも兵庫・京都・新潟などに次ぐ全国6位の生産量
とても三大酒処とは言えないのでは、という声も聞こえてきそうですが
現実に東広島市西条税務署の酒税の税収は灘・伏見に次いで3位との事でした

それに加え西條が古くから伝えられる日本酒の名産地であること
公開の待たれる映画「吟ずる者たち」でその舞台の一つとなったことでも知られる西條
吟醸酒誕生に大きく貢献し「吟醸酒のふるさと」とも言われています
もちろん全国清酒品評会では常に広島の酒が上位を占めることからも
三大酒処はここ西條に与えられのに私自身、依存は有りません
 

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さて肝心の銘酒の会の話に舞い戻りますが
冒頭、賀茂泉酒造 前垣社長の挨拶から始まりましたが、このさして饒舌ではないが内容のある話で始まりました
例年この時期、広島県民者が多く入植した北広島市で「北の酒まつりin北広島」が開催されていますが、イベントの主役もちろん東広島の西條をはじめとした酒蔵が主体
昨年もそのイベントに賀茂泉酒造 前垣社長もいらしたそうですが
その際、以前広島空港にほど近いホテルで働いていた方が、今回この会を主宰するライフォートホテル札幌のスタッフだったそうで
そうした縁があり、今回の銘酒の会開催の始まりとなったのだとか

いや~今度やりたいなどの話はよく聞きますが
よくぞ一年余りの時間でこのイベントまでこぎつけたかと思うとその行動力に感服いたします
 

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さて西条の名物と言えば忘れてはならないのが美酒鍋
今回はその起源たる「賀茂泉酒造」の社長の奥さん
直伝いあやもといその手による美酒鍋を味わうことが出来ました
味の決め手は、たっぷりのお酒と塩・胡椒と味付けはとてもシンプル
 

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それがこの西條の郷土料理「美酒鍋」
地元産の日本酒(今回は社長の奥さんの手にする賀茂泉)をたっぷり使い作る蔵人のまかない料理
少々甘めの銘柄の多い西條の日本酒ともよくマッチしていました


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さてそんな
加茂泉酒造からは
『造賀 純米』東広島市高屋町造賀地区産山田錦
 

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今回蔵の営業もはせ参じた
加茂鶴酒造からは
『双鶴 大吟醸』
山田錦を32%まで精米した至極の大吟醸ですが、これが今回の私の一番のお気に入り
 

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加茂鶴酒造は他に
『加茂鶴 純米吟醸』
そして先般映画「恋のしずく」を観ながら飲んだ
『広島錦 純米』広島錦
そしてこの日、唯一売り切れ?となった
『梅酒 純米酒仕込』紀州南高梅
日本酒で仕込んだ梅酒は、梅酒嫌いの私でもいけるお酒でした
 

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先般の西條の酒蔵巡りで沈没した山陽鶴酒造からh
『TAZとりあえず 純米酒』酒米 中生新千本
こいつはロックでもいけます
『山陽鶴 純米吟醸』純米吟醸
 

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亀齢酒造では
蔵だけの限定発売 吉田屋の酒を期待しましたが、さすがになく
『亀齢辛口純米八拾 辛口純米』酒米は中生新千本
『亀齢萬年純米吟醸 無濾過生原酒 純米吟醸』広島造賀産線状心白米(精米歩合50%)
 

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西條鶴醸造からは
『大地の風 純米』広島県産酒造米
『大地の冠 純米吟醸』酒米は、こいおまち
 

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酒蔵巡りでは予約でなければ入れなかった
白牡丹酒造
『白牡丹 純米』
『白牡丹 純米吟醸』
 

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國酒と書かれた歴代総理大臣の色紙のあった
福美人酒造からは
『特選純米 吟醸』八反35号
『舞本 醸造』
 

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そんな日本酒に合わせる料理はライフートホテル札幌御自慢の
刺身盛り合わせ
(本鮪・平目昆布〆・生牡丹海老)
 

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こいつが美味かった
三元豚バラ肉のビール煮込み
 

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中華前菜盛り合わせ
海老と野菜のドライトマト炒め
他に写真は有りませんが、鶏肉の米粉蒸し
 

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冷やしトロロ蕎麦
最後に瀬戸内レモンシャーベットと料理も堪能
ほよよい気分で会場を後にしました
 

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ぜひともこのイベント
来年もまたやってもらいたいものです
というかいつかは西條でやっている「酒祭り」にも参加してみたいな~

全国40の蔵元が誇る銘酒が一堂に会する。美酒と美食の祭典。
北をめでる酒と肴「大吟醸を楽しむ会in北海道」
先週の日曜日、札幌パークホテル3階のパークホールで開催されました
 

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さて2回目となるこの日本酒の会
会費がなんと・・・なんと・・・「10,000円」
法外な金額とも思いましたが、こんな全国の蔵が集う日本酒の会
しかも純米吟醸酒が、一堂に揃う機会はめったにないですし
我が家の奥さんの誕生日ということも手伝い清水の舞台から飛び降りる、そんな勢いでチケットを入手しておりました

ちなみに限定800人ってそんなに集まるの?と思っていましたが
なんと会場は写真から見て取れるように満席
それでも昨年は900人が集まり混雑したことから、今年は800人で留めたのだとか

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全国40の蔵元の責任者もしくはそれに準じた方が舞台に上がって紹介され
その後の鏡開きとともに会が開催されました

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天寿 鳥海山 純米大吟醸
酒瓶の写真を撮ろうとしたところ
大井建史社長、自らSNSにUPしてとアピールまでしてくれました
 

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JAL国際線・国内線ファーストクラスでVIP用として採用されている「梵」
メガメの街、福井県鯖江市に蔵を構える加藤吉平商店
今回は専務が自ら「凡」を宣伝に来てくれました
 

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島根県李白酒造の「李白 月下独酌」山田錦38%
と、日本のアニメで有名な『ザク』の名を持つ銘酒「作 陽山一滴水」山田錦40%
もう「ザク」とは違うのだよ・・・とは言わせません
 

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白扇酒造『花美蔵 馥』山田錦35%
出羽桜酒造『出羽桜』山田錦40%
 

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さてそんな日本酒に合う肴はと言うと
刺身と蟹の3種盛り
流石に人気の一品でした
 

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日本酒の肴?で一番人気は
大金畜産の牛ステーキ
 

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十勝で人気のラクレットも
日本酒と同様な発酵食品と言うことでしょうか
これまた人気のブースでした
 

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JA摩周の新品種「キタノマシュウ」らしき蕎麦をその場でうった蕎麦を提供して売れる
「ほくどう」の蕎麦も堪能
 

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パークホテルのスタッフがサーブしてくれる
スズキのパイ包
 

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大きなツミレ鍋や手羽先
 

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他にもおしゃれな日本酒の肴がこれでもかと並びます
 

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こんなフードを酒の肴に
純米吟醸酒をたっぷりいただき
 

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最後に札幌味噌ラーメンで締め
 

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日本最大級の大吟醸酒の会を愉しみした
 

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今回参加した酒蔵は
◉北海道の蔵元
男     山・男山/旭川市
千  歳  鶴・日本清酒/札幌市
国 士 無 双・高砂酒造/旭川市
国     稀・国稀酒造/増毛町
北  の  錦・小林酒造/栗山町


◉ 全国の蔵元
如     空・八戸酒類/青森県
天     寿・天寿酒造/秋田県
飛  良  泉・飛良泉本舗/秋田県
南 部 美 人・南部美人/岩手県
出  羽  桜・出羽桜酒造/山形県
東     光・小嶋総本店/山形県
浦     霞・佐浦/宮城県
奥  の  松・奥の松酒造/福島県
郷  乃  誉・須藤本家/茨城県
一     品・吉久保酒造/茨城県
惣     誉・惣誉酒造/栃木県
水  芭  蕉・永井酒造/群馬県
峰 乃 白 梅・峰乃白梅酒造/新潟県
八  海  山・八海醸造/新潟県
越 乃 雪 椿・雪椿酒造/新潟県
満  寿  泉・桝田酒造店/富山県
春  鶯  囀・萬屋醸造店/山梨県
澤  乃  井・小澤酒造/東京都
蓬  莱  泉・関谷醸造/愛知県
   作   ・清水清三郎商店/三重県
花  美  蔵・白扇酒造/岐阜県
加  賀  鳶・福光屋/石川県
   梵   ・加藤吉平商店/福井県
月  の  桂・増田徳兵衛商店/京都府
玉  乃  光・玉乃光酒造/京都府
福     壽・神戸酒心館/兵庫県
小     鼓・西山酒造場/兵庫県
龍     力・本田商店/兵庫県
御  前  酒・辻本店/岡山県
千 代 む す び・千代むすび酒造/鳥取県
李     白・李白酒造/島根県
司  牡  丹・司牡丹酒造/高知県
繁     桝・高橋商店/福岡県
西  の  関・萓島酒造/大分県
千 代 の 園・千代の園酒造/熊本県
 

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日本三大酒処_酒都”西條”in札幌~銘酒の会についで2度目の日本酒の会
完全に虜となったようで、今月14日の獺祭の会も予約してしまいました

札幌獺祭の会に参戦

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今から1月ほど前、郵便受けに入っていたDM
いつもなら中も確認せずに捨ててしまうことが多いのですが、このDMには目が留まりました
それが下にあるDM「初開催 2019年札幌獺祭の会」の案内でした
 

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開催日のある連休については例年、知床まで鮭釣り天然舞茸採りに行っていて札幌にはいないはずでしたが
この日にたまたま仕事が入っていたのと、翌月曜には「紅櫻公園アート&リカーフェスティバル2019」もあることから、この週は札幌から出ずに飲みまくろうと申し込ませていただきました
会場となるのは京王プラザホテル札幌
その2階に上がるエスカレーターに乗っていると、すでに日本酒の匂いが漂っていました
その日本酒の香りの正体は開場前の客にふるまっていた「スパークリング 試」でした
 

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会場は立席
510名ほどが集ままり開催されました
 

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まずは櫻井社長の挨拶
そして今回協力している獺祭を扱う販売店の方々の紹介
そして乾杯で始まりました
 

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乾杯に使われたのは
「純米大吟醸 磨き二割三分」
獺祭の中の獺祭「THE獺祭」と呼ばれているお酒です
これがなんとテーブルワインのように置かれていました
 
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けれど今回の目玉は何といっても
「獺祭 純米大吟醸 磨き その先へ」
これを呑む前に「純米大吟醸 磨き二割三分のTHE獺祭」を飲んでいたこともあり、比べて飲むと違いが判りました
ちなみに流石に貴重なようで、一人一杯のみ
予め試飲券が手渡されていてこの券と交換に頂きました
 

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獺祭 磨き その先へは限定でしたが
他の獺祭は櫻井社長からもあいさつの中で皆さんで飲んでも、飲み干せないほど持ってきていると自負されていました
 

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早速頂いたのは「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」 
それと「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 早田」
ちなみに(はやた)と呼ぶそうですが、なにやら人の名前がついているのだとか
 

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そうそう贅沢と思えたのがこの
「純米大吟醸 磨き二割三分 温め酒」
純米吟醸の燗酒はたまに聞きますが、なんとこれは二割三分まで磨いた純三大吟醸を温めたお酒
燗酒はあまり好きではない私もこれは4杯も飲ませていただきました
 

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さてそんな獺祭 純米大吟醸に合わせる酒の肴は
まずは「京王プラザホテル札幌」のシェフがサーブするローストビーフ
 

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そしてパンチェッタや骨付きハム
そう獺祭は肉料理にも合うんですよと言わんばかりでした
 

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もちろんいかにも日本酒の肴たる
刺身やスモークサーモン
 

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そしてお寿司や蟹などが贅沢に並びます
 

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「鮭の獺祭酒粕 時雨煮」
奥に有るのが「北海道産あいなめの獺祭入り揚げ浸し」
ちなみに北海道ではあいなめではな「アブラコ」のほうが通りが良いかもしれません
「獺祭入りポークリエット」これはバゲットに乗せていただきます
 

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他にも鮭のパイ包みや美味しそうなハムなどなど
ここで紹介できないほど並んでいました

ただ量は少し足りなかったようです
出来たら次回は乾物でもいいですからいかにも酒の肴も並べていただきたいものです
 

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デザートもありこんな感じ
今回の会費は一人4千円でしたが、これは旭酒造さんでかなり持っているんだろうな~と言ったお得な会でした
 

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さて席の近くに旭酒造の櫻井会長がいましたが、相変わらずの紳士ぶりでした
ということで今回の獺祭祭りは終了
それにしても今年は随分と日本酒の会に参加してるな~
 

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ちなみに帰りに頂いたお土産はこの日のために「六花亭」さんが用意したものなんだとか
 

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和酒角内「うえ田舎」

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2月中旬のとある日
上川大雪酒造の日本酒を買いに行ったのが
旭川買物公園に新たに出店した「和酒角内 うえ田舎」
旭川市のさんろく街にある角打ちのお店「地酒販売 うえ田」の2号目店舗です
 

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まぁ上川大雪酒造の緑丘蔵が近くなので置いてあるだろうなと予測して伺ったら
案の定、販売スペースの冷蔵庫の中心辺りにずらりと鎮座していました
ということで純米吟醸きたしずくと純米彗星のお買い上げ
ちなみにこれはフランスの知人への土産となりました
 

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他の棚にも美味しそうな北海道の地酒が並びます
(ちなみにスタッフに声をかけ写真は撮らせていただきました)
 

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トイレを借りに店の奥、深くに潜入しましたが
そこには1号店同様に噂の角打ちスペースがあり
まだ日も暮れていない時間でしたが、数名日本酒を楽しんでいるようでした

この日は所用があり車で来ていたのですが
次回は駅近くにホテルでも予約して伺ってみたいものです


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「ひやおろし」とは、江戸の昔、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ(加熱殺菌)した上で大桶に貯蔵し、ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
そんなひやおろしを愉しむ会が催されるとのことで、ゴルフコンペが終わったその日
しかも翌日も同様で早朝に起きねばなりませんが、出かけていくことに
 

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こんなタイトな日程でしたが、決行したわけは
この方からこんな会があると誘われていたからでした
それがその会のゲスト 上川大雪酒造(株)川端慎治杜氏
 

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そしてその会の名前は「道産酒と全国のひやおろしを愉しむ夕べ」なるもの
当日渡されたお品書きにはこう書かれています
『酒遊会とはジャスマックプラザ「日本料理 花遊膳」において
全国の選りすぐった日本酒と料理を楽しむ会です。
毎回テーマを設け、日本酒を楽しく飲みながら
勉強する要素もあります。』
 

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会場となるのはジャスマックプラザ・ホテル
その地下にある「日本料理 花遊膳 はなゆうぜん」
上の階にある温泉には何度かお邪魔しましたが花遊膳は初めての訪問となりました


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さて道産酒と謳われていますが、この日は当然、上川大雪酒造のもの
「上川大雪」特別純米 緑丘蔵 彗星 【北海道】 
「上川大雪」特別純米 碧雲蔵 彗星 【北海道】 
「上川大雪」山廃特別純米 吟風 【北海道】 

川端杜氏自ら注いでいただきます


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そして前述の「全国のひやおろし」は
「出雲富士」秋雲 AKIMO 純米 【島根県】
「酉与右衛門」」秋桜 純米吟醸 【岩手県】 こいつはお燗でいただきます
「龍勢」ひやおろし 山田純米原酒 【広島県】 こいつも燗


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いよいよ宴の時間となり乾杯酒となるのは
「上川大雪」特別純米 彗星 斗瓶取り 【北海道】
めったに出荷されない貴重なお酒
川端杜氏の掛け声で乾杯となります
 

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まずテーブルに運ばれてきたのが
「ちえびじん」純米吟醸 生熟 八反錦 【大分県】
「大信州」秋の純吟 【長野県】
「天寳一」八反錦 純米吟醸 秋上がり 【広島県】
ソーシャルディスタンスといった事なのでしょう、おちょこでの提供となりました


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食事は日本料理 花遊膳の自慢の料理
まずは先付け
「イカの紅葉和え」


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続いてお造り
「サンマ木の葉造り」
 

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焼物はというと
「道産牛のほうば味噌焼き」
 

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揚物
「海老みの揚げ」
 

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酢の物
「きのこ菊花みぞれ酢和え 天イクラのせ」
 

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最後に食事
「鮭と栗炊き込みご飯・味噌汁 香の物」となりました
どれも日本酒にはよく合う料理ばかり
3時間近く日本酒とともに堪能いたしました
 

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そんなこんなでかなりのハードスケジュールでしたが
今年初となるお酒の会に参加することが出来ました
今後はどうなるかまだ分かりませんが
飲食店にお客が入らず、日本酒をはじめとしたお酒が余剰気味とも聞きます
またこんな機会があれば参加してみたいものです
 

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年末年始に愉しんだ日本酒覚書

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さてようやくお盆休みを利用して駆け回ってきた高知の旅を書き終えたので
しばしまた地元の話題
ということで今回のエントリーはコロナ渦巻く中、年末年始に呑んだ日本酒の覚書
まずは北海道の地酒
北海道にある帯広畜産大学にて昨年7月に出来たばかりの「碧雲蔵」
 


(帯畜大構内の酒蔵「碧雲蔵」で初の仕込み作業:北海道新聞 動画ニュースより)
 


ここで醸される
上川大雪酒造『純米十勝』
レアものでしたがとあるルートで仕入れていました
合わせるのは砂川ハイウェイオアシスから取り寄せした
美唄やきとり炭火焼 鳥乃家 本店の熟成美唄やきとり モツ串
やはりやきとりには日本酒ですね
 

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続いて2本目は大晦日に飲んだ『神聖の生酒 搾りたて たれ口』山本本家(京都・伏見)
伏見の人気鳥料理店「鳥せい」で一番人気のたれくち生
これが飲みやすいのに実に美味い
生と言う事もあり、多少微発酵しているかのよう

合わせる肴はリーガロイヤルホテルのおせち料理、和洋中一段重
そう私の住む北海道ではおせち料理は大晦日にいただきます
テーブルに上がっているのは錦市場だし巻き玉子とにしんの甘露煮
 

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元日は『純米大吟醸 豊野梅 龍奏』高木酒造(高知赤岡町)
酒の肴と言っては何ですが、沖縄の県民食「ポーク玉子おにぎり」と雑煮代わりの「おもちスープ」を食べつつ、朝からやっています
 

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さて4本目は『純米超辛口 船中八策』司牡丹酒造(高知佐川町)
京都の錦市場直送のだし巻き玉子とマグロの山かけつまみに
正月の間、小山ゆう著「お〜い!竜馬」全23巻を読みながらやっています
というのもこの司牡丹酒造じつは坂本龍馬と縁のある酒蔵なんです


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北海道立近代美術館で「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を鑑賞した後は
大通公園沿いの昭和ビル地下にある「KAMIKAWA TAISETSU Sapporo」へやってきました
ここは5年前から北海道で醸造を始めた上川大雪酒造のアンテナショップで
以前は週一くらいしか開いてませんでしたが、この春から毎日営業(日曜日休業)しているとのことで伺ったというわけです
 

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「KAMIKAWA_TAISETSU_Sapporo」は上川大雪酒造のギフトショップ
各種ギフトや特別注文など受けているそうですが
さてその上川大雪酒造
北海道の上川町に戦後初の新しい酒蔵として誕生
新進気鋭の酒蔵として人気を博していて
いまや十勝の帯広畜産大学のキャンパスに『碧雲蔵』や函館亀尾小中学校跡地に『函館五稜乃蔵』を新設、発展はとどまるところを知りません
長く続く日本酒離れやコロナ禍の逆境にあってこの発展は素晴らしいものが有ります
元々、上川の地で醸造を始めた「緑丘蔵」ですが、その始まりがもっとすごい
というのも上川大雪酒造の社長を務める塚原敏夫氏が証券会社勤務時代に知り合ったバーのマスターの実家が休眠中の三重の酒蔵「株式会社ナカムラ」であり、その方が大雪山と上川町の風景写真を見ながら「こんなところで日本酒を造ったらすごいのができるのになぁ」という言葉がきっかけなんだそうです
思いを実現させるその行動力・実行力は尊敬に値します

ちなみにその「緑丘蔵」
試験醸造を終え本格的に仕込みを始めたばかりの2017年10月にお邪魔を覚悟で伺ったことが有り
忙しい中、杜氏の川端慎治杜氏に案内していただいたことが有りました
上川大雪酒造『緑丘蔵』酒蔵見学
 

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さてここ「KAMIKAWA TAISETSU Sapporo」では
有料試飲有〼のメニューの通り試飲もやっていたので
 

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「特別純米」「純米吟醸」「純米大吟醸」3種飲み比べセット頂きました
さて上川大雪と言えば『彗星』『きたしずく』『吟風』といった北海道生まれの酒米にこだわる醸造を行っています
もともと上川大雪酒造の川端慎治氏が、その前に杜氏をしていた「金滴酒造」で地元北海道産の「彗星」で醸した「金滴彗星」が全国新酒鑑評会(2011年)で金賞を受賞していますが
川端杜氏から聞いた話では
日本酒の製法に関する「YK35」という言葉ににあるように
酒米は山田錦を使い(Y)、熊本県酒造研究所で分離されたきょうかい9号(K)という酵母を使い、精米歩合を35%に高めるとうのが俗説があるのですが
そりゃ~出品するなら当然、酒米は山田錦を使いたかったそうですが、北海道のこんな片田舎の名も知れない酒蔵が仕入れられる山田錦と言えば、常に賞を取っている有名蔵のような品質の高い山田錦など到底手に入るはずがなく、品質のあまり良くない山田錦しか手に入らないんだそうで
それくらいなら「金滴酒造」のある空知地方には、こだわりの個人農家が生産した「彗星」があり
その方が面白そうなものが造れそうだという事で使ったのが始まりのようです
「山田錦」などの有名な酒米でなければ賞は取りずらいと言われた中で、無名の北海道の酒米で醸した日本酒が賞を取ったというのは、その後多くの影響を与えたようで
青森西田酒造店の「田酒」や高知の「酔鯨酒造」でも、この彗星が使われるようにまでなっています
これがきっと上川大雪酒造の塚原社長の共感を呼んだんでしょうね
 

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賞、ついでの話ですが
函館の「五稜乃蔵」で、地元で栽培した酒米「彗星」を使い仕込みを始めたばかりの「五稜」でしたが
「緑丘蔵」「碧雲蔵」とともに令和3酒造年度・全国新酒鑑評会 において入賞
何か仕込みの段階から良さそうという話は聞いていましたが
まだ少し残っているからと飲ませていただいた「純米吟醸 五稜」はまさに
「飲まさる地酒」でした
なにやらこの「純米吟醸 五稜」もまた人気があり品薄のようなので
その五稜目当てに「KAMIKAWA TAISETSU Sapporo」に立ち寄らせていただきます
 

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昨日赴任先の滝川市にある地酒屋小林酒店が主催する「酒の会」があり
6年ぶりに伺うことに
この小林酒店、創業昭和47年のこのお店
長年地酒専門店として、地元のみならず札幌辺りにもファンのいる老舗酒屋です
今回の酒の会も31回を数えるそうで、6年前に赴任していた際もこの会に参加させていただいていました


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ただ以前は滝川市内のスエヒロというホテルで開催していましたが、現在はコロナの影響かレストランは閉まっており
場所を変え「新十津川温泉グリーンパークしんとつかわ」で行われました
あと偶然だそうですが新十津川町に住む上川大雪酒造の川端杜氏が農作業後という事で温泉に入りに来たところを小林酒造のご主人が見つけ急遽、スペシャルゲストとして参加され熱弁をふるっていました
(あとで川端杜氏に聞いたところ本当にたまたまだったようです)
 

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熱弁を振るう対象は
この日の本当のゲストである福井県「吉田酒造」の女性杜氏 吉田真子氏
6年前に上川大雪酒造を訪れた際に川端杜氏の元、修行していた姿を私も見たことが有りました
そんな弟子である吉田酒造の吉田杜氏の醸す白龍
100%地元産の米で全量純米の酒づくりをおこなっており
令和3酒造年度全国新酒鑑評会では、自社栽培の山田錦を使った純米大吟醸『白龍』で金賞を受賞したそうで、蔵を起こして以来、入賞を繰り返す上川大雪酒造の川端杜氏ですが「金賞」は入賞とは違い賞状が頂ける吉田酒造の杜氏吉田真子氏を紹介しておりました
ちなみに小林酒造のご主人は全国最年少、真子杜氏と紹介していました(酒造りを始めた平成29年当時24歳)
 

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さて肝心の酒の会の料理ですが、新十津川温泉グリーンパークしんとつかわといった温泉ホテルという事もあり、料理は豪華
まずはお造り
鯵それとも鯖?の御頭付き刺身盛り合わせが、目を楽しませてくれます
添えられているのは「本わさび」のようで、風味が良かった
 

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他にも 福井の吉田酒造の酒に合わせる料理ということなのでしょう
福井県の郷土料理「さばのへしこ」
この小さなへしこだけで日本酒の1~2合はいけそう
それに秋田を代表す大根の燻製「いぶりがっこ」などなど、日本酒に合いそうな料理ばかり
 

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その他、美緑の宿グリーンパークしんとつかわの料理の数々
分厚い鮭の焼き物
  

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海老春巻きといった中華料理(正確にはベトナム料理)
そうそう、焼き鳥つくねもなかなかのもの
私自身は焼き鳥に一番合うのは日本酒だというポリシーがあります
 

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丼物(佃煮丼)とお吸い物で締めと思いきや
 

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コース料理という事なのでしょう、デザートも出てきました
 

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最後に抽選で、大本山永平寺御用達 創業明治弐拾壱年團助の「ごまどうふ」をいただきました
なんだか今度その永平寺にも行ってみたくもなりました
なおこの日の頂いた日本酒は
1.乾杯酒 吉峯 無濾過生酒(40%)純米大吟醸
2.自社隠し酒? 何だったのでしょう、辛口のきりっとした日本酒でした
3.うすにごり生原酒(60%)純米吟醸
4.しぼりたて直結生濾過(70%)純米
5.しぼりたて直結生濾過(55%)純米吟醸
6.白龍 火入れ(55%)純米吟醸
7.遊 番外山田錦(70%)純米
8.九 磨き九割(90%)純米「飲むごはん」と思える味わい!常温で・・
もちろん全制覇、美味しく頂きましたが飲みやすくまさに「のまさる酒」の数々でした

酒の会は同席した方々との会話も楽しく快適な時を過ごさせていただきました
料理もおいしく、是非次回もこの会に参加したいものです
 

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ちなみにこれは覚書ですが、小林酒造のこの日のメニューには
白龍の吉田酒造を
『文化三年 創業の歴史ある酒蔵です
2015年、六代目蔵元であるお父様が54歳の若さで逝去されました。
蔵の存続のため二十四歳の次女真子さんが杜氏代理を務めることになりました。
上川大雪酒造の試験醸造を手伝うことになり、名杜氏川端慎治氏に教えを受けます。
そして2017年に最年少杜氏が誕生しました。
自社田園と蔵人の田園で育てた、山田錦・五百万石・華越前が酒造のお米です。
この酒米と一家を背負う杜氏の醸した白龍を堪能していただきたいと思います。」
と吉田酒造吉田真子杜氏に対する熱い思いが語られていました。

先月、自宅にホテルライフォート札幌から気になるダイレクトメールが届いた
それが日本三大酒処 酒都西條in札幌『酒宴の会』
コロナ前の2019年に同じくホテルライフォート札幌で開催された「日本三大酒処_酒都"西條"in札幌~銘酒の会」に参加していたので、その時の名簿かなにかで送られてきたのであろう
こうした日本酒の会がまた開かれるようになったのは、何はともあれ嬉しい
もちろんチケットは購入
この会の翌朝、飛行機で旅立つが、まぁ何とかなるでしょう


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ダイレルクメールに謳われる「日本三大酒処 酒都西條」
そう東広島「西條」は兵庫県「灘」、京都府「伏見」に並ぶ日本三大酒処のひとつ
生産量は全国6位の西條がなぜ、日本三大酒どころになるの?と思われるかもしれません
そのわけは吟醸酒の父とも呼ばれる三浦仙三郎が東広島の三津で「軟水醸造法」を確立したり
西條にある賀茂鶴酒造の創業者である木村和平からのオーダーで、サタケの創業者である佐竹利市が酒造用としての精米機を生み出したりした日本酒とは切っても切れないのが東広島の西條だからなのでしょう

ライフォート札幌で行われる日本三大酒処 酒都西條in札幌『酒宴の会』に参加に先立ち
前述の三浦仙三郎や佐竹利市が登場する日本酒の映画「吟ずる者たち」それと西條を舞台にした映画「恋のしずく」を見て予習しておきました
 

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当日行ってみると参加人数60名とのことでしたが、会場は埋まっていました
ちょっと会費が高いかとは思いましたが、皆さんこんな会が開かれるのを今か今かと待っていたようです
 

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日本三大酒処 酒都西條in札幌『酒宴の会』協賛しているのは
西條を代表する8つの酒蔵
「加茂泉酒造」
「加茂鶴酒造」
「山陽鶴酒造」
「亀齢酒造」
「西條鶴醸造」
「白牡丹酒造」
「福美人酒造」
「金光酒造」
そのなかで今回は賀茂泉酒造の前垣壽男前社長の挨拶から会が始まりました
 

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さてホテルライフォート札幌の総料理長が酒都西條の日本酒に合うよう作られた料理はというと
まずは「刺身湯葉 胡麻ソース」
載っているのはズワイガニ?でしょうか
 

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「ズワイガニとアボガドのキッシュ」
 

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「鴨肉と鶏皮の和え物」
 

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でもこの日のメインは何といっても
塩と胡椒、日本酒で作られる東広島の郷土料理「美酒鍋」


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この日、来られていた賀茂泉酒造の女将さんである前垣佳代さんが味付けしていましたが
日本酒をもったいないとおもえるほど注ぎます
美酒鍋はそれに塩・胡椒といったシンプルな味付けで作られる、蔵人のまかない料理
その奥さん曰くは、これは鍋ではなく炒め物との事でしたが、食べてみて納得でした
 

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にしても美酒鍋、これが滅茶苦茶美味しい
もちろん西條の日本酒に合わないわけがありません
なんだかんだで3杯もお替りしてしまいました
 

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「メヌキ杉板焼 広島れもんの香り」
  

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「海老の烏龍茶炒め」
 

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メインは
「ラム肩肉のロースト
スモーク仕立て 温野菜添え」
 

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〆は
「広島菜の混ぜご飯」
 

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肝心のこの日、飲む事が出来る日本酒ですが
まずは
金光酒造
⑥『賀茂金秀 辛口夏純 純米』
・暑い夏でも純米酒!米の旨味を感じながらもスッキリ、キレのある辛口です。
まぁ私がコメントしようにもボキャブラリーが乏しいので、日本酒のプレートに書かれている文言をそのまま掲載させていただきます
 

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金光酒造
⑦『賀茂金秀 特別純米13』
・原酒で13度と低アルコールながら、米の旨味をしっかり味わえるジューシーで飲みやすいお酒です。
 

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金光酒造
⑧『賀茂金秀 純米吟醸 雄町』
・雄町米の個性を十分引き出し、飲み飽きしない、バランスの良い酒質に仕上がっています。
 

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西條鶴酒造
⑨『純米 にごり酒 活性清酒』
・シュワッと口の中に広がる微発酵なさわやかなのどごし。ほんのりスパークリングなお酒です。
 

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西條鶴酒造
⑩『大地の風 純米酒』
・香りが柔らかで、キリッとした酸味が広がる口当たり。辛さもしっかりしていてスッキリ。


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賀茂鶴酒造
⑪『純米酒 にごり酒 純米』
・さわやかな甘みと米のまろやかさが特徴。冷やしてストレートはもちろんロックやソーダ割でもお楽しみいただけます。
 

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賀茂鶴酒造
⑫『加茂鶴 純米吟醸』
・ふくよかな(フルーティな)香りと芳醇甘口の味わいの純米吟醸酒です。
 

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福美人酒造
⑬『福美人 純米酒』
・酒米をしっかりと発酵させた酒は、米の甘みを感じることが出来ます。どっしりとした純米酒はどんな料理にもぴったり。
 

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山陽鶴酒造
⑭『TAZ とりあえず 純米生』
・この暑い夏に冷酒やロックで、まずはとりあず飲んでみてください。
 


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白牡丹
⑮『白牡丹 山田錦 純米』
・麹の旨味を引き出した山田錦ならではのコクとキレが特徴の純米酒です。
 

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白牡丹
⑯『白牡丹 純米吟醸』
・米の風味を活かした芳醇な深みのある味わいのお酒です。
 

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亀齢酒造
⑰『亀齢 辛口純米八捨 純米』
・酸と辛さのバランス良い辛口酒。冷でもお燗でも旨い。
 

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亀齢酒造
⑱『亀齢萬年 純米吟醸原酒五捨 純米吟醸』
・米造りから醸造まで、一貫して拘りぬいて醸した純米吟醸酒です。香り、味わいともに圧倒的な存在感があります。
 

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亀齢酒造
⑲『亀齢 全量扁平精米 純米吟醸』
・扁平精米(真吟)で精米したお米を使用し、香りやわらか、味はすっきりが際立つおいしいお酒です。掛米だけでなく、麹米までも扁平精米(真吟)お米を使うのは稀であり、新しい試みの日本酒です。』
 

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亀齢酒造
⑳『亀齢Check「金」特別純米無濾過生原酒 純米』
・おだやかな香味が食事との相性を予感させ、高アルコールからくるしっかりとした飲み口と、しっかりとした酸味、まさに芳醇甘口。
 

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せっかく前垣壽男 前社長がでばってる来ているにかかわらず
肝心の賀茂泉酒造はこんな写真しかありません
①『造賀 夏 純米』
・優しい口当たりで、すっきりとした味わいは夏の冷酒にぴったりです。

②『広島 八反 純米』
・広島県で古くから栽培されている酒造好適米「広島八反」を使用し、艶のあるふくよかな味わいを生み出します。

③『朱泉本仕込 純米吟醸』
・日本酒が本来持つ旨味を残すため、炭素を使った濾過をしていないため淡い黄金色をしています。ふくよかな旨味とコク、爽やかなキレを持った純米吟醸です。

⑤『純米大吟醸 皇寿』
・賀茂泉伝承の純米醸造と吟醸造りにて醸しあげた逸品です。
残念ながらG7サミットで供された「賀茂泉の純米大吟醸 寿」は残念ながら品切れで持ってこれなかったとの事
それでもこの皇寿、私のお気に入りの逸品となりました
 

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燗にしているのは
賀茂泉酒造
『賀茂泉 純米酒 一(はじめ)』
何故かはわかりませんが、北海道で日本酒と言うと冷で頼む方が多いのに対し
わりと西日本で日本酒を燗にして飲む方が多いように感じます
  

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そして今回の日本酒の会で私が驚愕したのが
賀茂泉酒造の
④『ロックホッパー 純米吟醸生原酒』
・春先に搾ったお酒をそのまま瓶詰めし、約4ヶ月間冷蔵貯蔵した無濾過純米吟醸生原酒です。
見ての通りグラスに氷を入れ、ロックで氷をとかしつついただきました
 

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こんな感じで2時間余り賀茂泉の純米大吟醸「皇寿」など酒都西條の日本酒を堪能いたしました
美酒鍋をはじめとした料理も美味しかったし
満足な会でした
次回も必ず参加させていただきます

昨晩、グリーンパークしんとつかわにて
滝川の地酒屋 小林酒店さん主催の日本酒の会があり参加させていただきました
ちなににこの「小林酒店 酒の会」は今回で32回目といった歴史ある会で
私が6年前に滝川に赴任している時に参加をはじめてからの参加、今回で3回目の参加となります


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今回は長野県の諏訪御湖鶴酒造場を招いての日本酒の会となり
冒頭、諏訪御湖鶴酒造場 常務取締役兼杜氏の竹内重彦氏のお話が有りましたが
なかなか興味深い話を聞かせていただきました
というのも大正元年創業の諏訪御湖鶴酒造の以前の醸造元だった菱友醸造が、2017年4月に自己破産、造りを辞めてしまいました
2年後、福島県の磐栄運送が後を引き継ぎ、新たな杜氏を迎えて再出発を果たしたんだそうです
今回はそんな竹内重彦杜氏自ら初来道、この会を盛り上げてくれました
ちなみに2年後といえば、翌年にコロナによる飲酒制限がかかる1年前
おそらくは以前にまして厳しい経営が強いられたのではと思わずにいられませんでした
  


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さてこの日の目玉たる「秘酒」がコレ
日本酒サーバーに入れられていますが
空気に触れないこのサーバーはまさに搾りたての日本酒が楽しめると言った魅力ある酒器
入れられているお酒もすごい
1984年よりロンドンで開催される、世界最大規模の権威あるブラインドワインテイスティング品評会の日本酒部門で2021年に「獺祭」などの著名な酒蔵の日本酒をしのいで最高位の一銘柄に与えられる「チャンピオンサケ」に輝いた
『御湖鶴純米吟醸山恵錦』の生酒
美味しくてついついお替りを繰り返してしまいました
 

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そのほか
③「御湖鶴 山田錦 純米吟醸(生)」
 フルーティな香りと果実を感じさせる旨味が特徴です。
④「御湖鶴 金紋錦 純米吟醸」
 初めて耳にする酒米で、それもそのはず幻の酒米金紋錦使用
 大変奥深く複雑な旨味を感じるお酒です。
⑤「御湖鶴 ひとごこち 純米吟醸」
 フルーティでふっくらふくらみの味わいが特徴です。
⑥「御湖鶴 五百万石 純米吟醸」
 五百万石ならではのスッキリとした辛口な味わいです。
⑦「御湖鶴 美山錦 純米吟醸」
 酸味と旨味のバランスが良く、穏やかな吟醸香とスッキリとした味わいです。
⑧「御湖鶴 美山錦 純米辛口」
 普段飲みにぴったりなお酒
 炊き立ての白米のようなふっくらした香りとスッキリとした味わい。
(今回の日本酒の会のパンフレットより)
  

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そんなお酒に合わせる、日本酒の会の献立がこちら
自信の表れか最後に
「美緑の宿 グリーパークしんとつかわ 料理長 大屋敷海」と謳われていました
こういうの嫌いではないです
 

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まず重箱に盛られた先付け
「塩辛クリームチーズ」「野沢菜漬け」「帆立柚子」「ミートテリーヌ」「葉山葵」
それにお造り三点盛り(マグロ・エビに今話題のホタテ)と
まさに日本酒に合う料理が盛られています
その奥で固形燃料に火が入れられているのが、一人用の牛すき焼き鍋
 

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「目抜き蕗味噌焼き」
「海鮮茶わん蒸し」
 

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胡麻がかけられた「合鴨つくね串」
 

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「イトヨリダイの天麩羅」
「ネギトロ丼 新十津川産ななつぼし」
 

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「温蕎麦」そして写真は撮り損ねましたが、デザート二種で〆
御湖鶴酒造場の『心ときめく酒』とそんな日本酒に合わせた料理を楽しむ
まさに心ときめく晩餐となりました
  

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抽選会では「信州産 野沢菜漬け」に加えて「ジャガイモ 5kgくらい」があたり
重い荷物を背負いましたが、心地よい気分で帰宅することに
まぁしばらくはポテトフライとコロッケかな
 

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そんなことで主催くださった小林酒店をはじめ、諏訪御湖鶴酒造場の竹内杜氏、そしてご同席いただいた皆様ありがとうございました

『お酒のある豊かな人生』
我が家の家訓のようなものですが
そんな豊かな人生をかなえてくれる一軒がタイトルにある「酒商(株)土井商店」
日本最北の地酒専門店を謡い、日本一「お客様に近い」酒屋を目指す酒屋です
その昔、美瑛の地でながらく営業していましたが数年前に旭川にお店を移転
美瑛にあった時はキャンプなどで近くに来た時しか寄れませんでしたが
旭川は映画など見にしょっちゅう行ったりなどすることから、伺いやすくなりました
 

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今回も旭川を訪れた際に伺いました
お店の玄関には、上川大雪や田酒、まんさくの花、三千櫻、獺祭、磯自慢といった薦樽が迎えてくれます
ちなみに今回は美瑛から引っ越し後、初来店となりました
 

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店内は以前美瑛にあったときと同様に日本酒のラインナップがすごい
特に壁一面の冷蔵ショーケースには日本酒好きには垂涎ものの瓶が鎮座していました
今回土産にするのは、「まんさくの花 杜氏選抜純米吟醸一度火入れ原酒」
ピンクラベルのこいつは年に2回発売になる限定品
お店のFacebookには
「青いメロンの香りが穏やかに
スッキリしたライトな飲み口
瑞々しい甘味
しっかりと酸味
後味は渋さと苦味がジュワッと溢れる
前半の透明感と後半のフレッシュさのコントラストが◎
野菜との相性が特に良く
野菜の旨味とお酒の苦味がビタッとマッチ!!
他にもカツ丼や豚汁にも◎
杜氏(製造責任者)が選んだお薦めの搾りたて原酒を瓶詰めして発売するので
毎回少し味わいが違う!!
今期は甘さが控えめで
やや辛く感じました
スッキリ飲める【飯うま酒】
是非お試し下さい♪」と謳われていました

 

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そういや、まんさくの花の蔵元である秋田の日の丸醸造は
今年の7月に秋田の酒蔵を巡ったさいに訪問し見学させていただきましたが(記憶から消えてしまう前にそろそろこのblogに書き綴ることとします)
その際に購入した
「純米吟醸 まんさくの花 ミサト(美郷錦仕込み)」まだ冷蔵庫の中で眠ってるので
この2本、何処かで飲み比べる事にします
 

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さらに土井商店さんから聞いたところによると
かなり久々に農口尚彦研究所の日本酒が入荷するとのことで
「農口尚彦 本醸造 無濾過生原酒 1.8ℓ」を取り置きしてもらいました
 

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「酒造りの神様」の異名をもつ、杜氏農口尚彦さんの日本酒は
秋田の新政酒造をはじめとした、日本各地の銘酒が揃っている超々・・有名店『永楽食堂』で飲んで感動し
何とか手に入れたいと思っていたので、今回の酒商(株)土井商店での取り置きは感謝感謝です
下の写真は今年の7月に秋田の永楽食堂で銘酒を味わったときの写真です
 

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今回手に入れた農口尚彦 本醸造 無濾過生原酒
農口尚彦研究所のホームページには
「マスカット、洋梨のような香り、瑞々しく爽やかな果実味と、すっきりとした喉越し、ミネラル感のある味わいが絶妙なバランスを持った定番商品です。
対応温度帯も幅広く、約10℃前後の冷酒だけでなく、約20℃の常温、約42℃のぬる燗でも調和が良く、様々なお料理と合わせて頂ける万能な食中酒です。」と謳われていました
ただ今回は一升瓶での購入
開けたらなるべく早くに飲み切りたい
そんな思いから滝川の居酒屋に持参させていただき、何人かで空けてしまおうと目論んでいます


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先日、某酒屋で取り置きしてもらったのを引き取ってきたのが
それがこの『農口尚彦 本醸造 無濾過生原酒』
名前だけは聞いていましたが先般、日本各地の銘酒が揃っている日本酒マニアの桃源郷_秋田市『永楽食堂』を伺った際に短冊メニューの中に「農口尚彦研究所」があり頼んでのですが、それがあまりにも衝撃で
再度飲みたいと探していましたが
ひょんなことから某酒屋に久々(2年ぶりくらい)に入荷すると聞き及び、取り置きしてあったんです
 

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農口尚彦氏を知るきっかけとなったのが
石川県能登半島を拠点とする能登杜氏による酒造りを追ったドキュメンタリー映画『一献の系譜』
「能登杜氏四天王」と呼ばれる名杜氏たちが、積み重ねてきた技術や哲学を後継者たちに受け継いでいく様子を記録した映画です
  


そんな能登杜氏四天王の一人、農口尚彦氏
「酒造りの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家で、私の生まれた年に「菊姫」の杜氏に就任
その後も「鹿野酒造」で通算50年に及ぶ杜氏生活を送り「全国新酒鑑評会」では金賞連続12回、通算27回という華々しい受賞歴を誇ります
伝説的造り手の手掛ける看板酒
酒米の五百万石を60%まで精米して醸した本醸造酒
一升瓶は開けるタイミングが難しいと思っていましたが、本日の某飲み会に持参し開けようと思います
 

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赴任先の滝川あたりで見かける冷凍の美唄やきとり
手掛けているのは真空パックでの冷凍販売がメインの「美唄やきとりの鳥乃家」
美唄やきとりは三船福太郎が、満州国に渡った経験を活かし内臓も串に刺して焼くモツ串の焼き鳥屋台「三船」をはじめたそうですが
臓モツの歯ごたえ、玉ねぎの甘味、鶏皮のさっぱりした脂までがひと串で楽しめる美唄やきとりが、炭鉱夫たちを中心に人気を博したそうです
その後三船は弟子を育てて暖簾分け、現在の美唄焼き鳥「三船」「たつみ」そして今回購入した「鳥乃家」となったんだそうです
ちなみに私も何度かお邪魔したことのある、焼き鳥屋「福よし」は三船福太郎/妻の三船ヨシの名前を取った屋号で暖簾分けではないようです
 

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その鳥乃家では冷凍やきとりに力を入れていて
冷蔵庫に保管しておけばいつでも美唄やきとりが自宅で食べられるのが魅力です
今回は砂川ハイウェイオアシス館で販売していたものを購入してありましたが
解凍、湯煎して「熟成美唄やきとり(モツ串)」をいただきました
 

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合わせるのは「純米吟醸酒 ゆめぴりかの里」
2020年から砂川ハイウェイオアシス館の地酒プロジェクトとして開発されたもので
「食べておいしいお米は飲んでもおいしい」をコンセプトに
JA新すながわ奈井江・砂川産特別栽培米「ゆめぴりか」を100%使用した地域限定酒
醸しているのは小樽市の田中酒造
私自身は焼鳥に一番合うお酒は日本酒と思っていることもあり
地産地消の組み合わせで、これが美唄やきとりによく合います
こんな感じで昨晩も宅飲みで美味しく頂かせてもらいました
 

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週末赴任先の滝川から札幌の自宅に戻ってみると
宅配便で日本酒が届いていた
それが上川大雪酒造の日本酒
「CASK 網走木桶仕込み 碧雲蔵醸造・五稜乃蔵醸造セット」
 

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その仕込んだ木樽は帯広碧雲蔵・函館五稜乃蔵双方見てきました
まず最初に見たのが帯広畜産大学構内にある上川大雪酒造の酒蔵「碧雲蔵」でみた
高さ・直径が125センチメートル、容量は60斗(約1000リットル)ある道南スギも用い作られた木桶(2022年につくった木桶No.1)
香川県の小豆島で木おけ製作技術を受け継ぐ活動をしている「木桶職人復活プロジェクト」の職人が指導して、網走刑務所の受刑者が製作したものです
 

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また先日函館の五稜乃蔵を案内していただいたときに見た
2023年につくった木桶No.2は、函館の「五稜乃蔵」に運び、総杜氏の川端慎治氏が仕込んだそうです
 

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五稜乃蔵の木桶にもしっかりと網走刑務所で製作された証の焼き印がありました
 

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そんな五稜乃蔵には函館工業高等専門学校の研究スペース「高専ラボ」が併設されており、高専の生徒も日本酒造りを研究しているのだとか
そんな産官学が一体となった日本酒「網走 木桶仕込み」が誕生
希少な本数(290本)のため、一本一本、ロットナンバーを刻印したうえオンラインで販売するとのことでしたが
本音でちょっとお高いのですが私が先週、誕生日を迎えたこともあり我が家の奥さんに買っていただきました
感謝です
 

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上川大雪酒造オンラインショップHPから拝借)

 

合わせる肴はこれしかないでしょう
大正3年創業の老舗「函館 小田島水産食品」の木樽仕込いかの塩辛
木樽で自然発酵させることで美しい桜色の塩辛に仕上げたいかの塩辛は格別
木樽で仕込んだ日本酒に合わないわけはないでしょう
ということで、いつ開栓するかいまから楽しみです
 

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一昨日、滝川の昭和酒場 酔いしゃんせにて「日本酒を楽しむ会」なるものが開催され
ちょっとばかりお店の常連の仲間入りさせていただいたようで、声をかけていただきのこのこ伺うことに
 

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会の参加者は全員で19名
店内を禁煙にするなど制約があったことからか、この日お店は貸し切りとなりました
 

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冒頭、主宰する酔いしゃんせさんから今回が昨年に続き2回目の開催で
極力前回とは違う方や常連さんを招待したとの話がありました
そんな話の中、この日提供される全国各地の日本酒は冷蔵庫の中でいまかいまかと出番を待っています
 

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カウンターのテーブルの上には今宵の日本酒のあてになる肴に加え
用意されたのが今回の日本酒を楽しむ会 銘柄及び評価表

評定表とあるからには日本酒の評価も必要との事
大体お銚子で2杯ずつ楽しめるとのことで、その都度5段階方式で日本酒を評価するようです
1回目は大丈夫そうですが、2杯目は酔っぱらって評価どころではなさそう
そんなわけで私の2杯目の評価はなしでした(申し訳ございません)
 

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乾杯はこの日本酒ではありませんでしたが銘柄表に沿ってこの日楽しんだお酒を紹介すると
「真澄 純米吟醸生酒」宮坂醸造(長野)
もちろん蔵元発祥の7号酵母
原材米:美山錦 ひとごこち
後味スッキリでクセのない、さすがは真澄といったお酒でした
 

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実はこれが乾杯酒だった
「権座 純米吟醸生酒」喜多酒造(滋賀)
「権座(ごんざ)」とは、琵琶湖の東岸に位置する内湖・西の湖にぽっかり浮かぶ島状の飛び地
原材米はその権座で栽培された滋賀渡船六号
ちょっとした癖が有りましたが、実はわたしそんな日本酒が好きだったりして
今回一番気に入った日本酒となりました
こういったお酒に出逢えるのがこうした日本酒の会の醍醐味ですね
 

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「五橋 純米大吟醸生原酒 ピンク」酒井酒造(山口)
山口県産山田錦を45%まで磨き協会1801酵母と山口酵母9Eを使用し生酛酒母、木桶仕込みで醸した限定酒だそうです
随分とこだわった日本酒ですが、昨年の造りより杜氏が替わったようですが、大津杜氏流(山口県の流派)の技法を継承した森重氏の醸すお酒はフルーティで重厚な味
これぞ冷酒でやりたいNO.1のお酒でした
 

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「流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生」松尾酒造(群馬)
流輝と書いて「るか」と読むそうで、これが本当に日本酒?と思える甘い酒
10本も日本酒を飲んでいると、間にこういったお酒があると飲み続けられますね
ちなみにお酒の色が赤いのは酵母に使われたアデニン色素要求性酵母(赤色酵母)のためです


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「黒牛 純米無濾過生原酒」名手酒造(和歌山)
山田錦等を協会9号系で醸した日本酒で
いかにもザ・日本酒!といった感のあるお酒
たまたま今日から和歌山に行くので、地元の居酒屋で注文しようかと思います
 

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「嘉泉 特別純米 まぐろ」田村酒造場(東京)
実は今回の会であまり評判が芳しくない日本酒でした
ただ1回目の冷え冷えで飲んだ時より、2回目の少しぬるくなった時の方が花が開いたようで断然よかった
もしかしたら冷酒より常温もしくは燗にあう日本酒なのかもしれません
 

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「〆張鶴 純米吟醸生原酒」宮尾酒造(新潟)
全国的にも有名な〆張鶴は新潟県の村上にある酒蔵
実は3月に伺った「にいがた酒の陣」の宮尾酒造のブースでいただいていたのを思い出しいただきました
 

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「上喜元 純米吟醸無濾過生原酒」酒田酒造(山形)
この日本酒で気に入ったのがラベルに書かれた「生酛 八反」の文字
日本酒の醸造には山廃と言われる速醸仕込みと「生酛仕込」みとの2種類の醸造方法がありますが
重労働の上、手間がかかるこの生酛仕込み
山廃仕込み全盛の日本酒業界ですが、最近この生酛仕込みも見直され醸す酒蔵も少し増えているなんて話も聞きます
「るみ子の酒」伊賀の森喜酒造場酒を酒蔵見学した際もそんな生酛仕込みで造っていますよなんて話を聞いたりもしました
そんなわけで酒屋で「生酛仕込み」なんてラベルがあるとついつい買っちゃう私が居ます
先ほど飲んだ権座や五橋もたしか生酛仕込みでしたね
  

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「流輝 純米吟醸無濾過生」松尾酒造(群馬)
この日2本目の流輝ですが、流輝シリーズでも人気の赤ラベルだそうで
これもしっかり冷してのみたいそんな1本でした
 

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「たかちよ 純米吟醸無調整生原酒」高千代酒造(新潟)
新潟の日本酒らしくフレッシュでスッキリとしたキレが有りました
いくらでも呑んでしまいそうなそんな1本
ラベルには最近はやりの扁平精米の文字が見て取れますが
兵庫県産の特等米「愛山」を扁平精米で丁寧に59%まで磨き上げ醸したお酒は今回のお気に入りとなりました
ちなみに一人2杯までなんて話も聞きましたが、こいつは何杯か頂いちゃいました
 

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最後に素麺で〆
ごちそうさまでした
 

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今回はこんな希少酒を集めて行われた会に参加させていただきありがとうございます
またご一緒させていただいた皆様との会話も楽しく楽しい時を過ごさせていただきました
また機会が有れば参加させてください
 

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国稀酒蔵祭り初参戦

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5月下旬、例年増毛町で駅前歴史通り周辺を会場に自慢の海鮮と地酒を楽しむ「増毛春の味まつり2024」が開催されている話を聞き
せっかく道民の森神居尻地区まで来ていたことから、その足でそのまま伺うことに
 

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さてその増毛春の味まつりでは
音楽ライブ&各種アトラクションなどステージイベントは無論
「うまいもの屋台街」といったグルメ屋台が並ぶ味覚イベント
 

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もっともこのお祭りを訪れる皆さんのお目当ては
増毛特産のぷりっぷりの獲れたて甘エビの即売
それに加えてタコやホタテといった自慢の水産品、農産品の販売があります
特に甘エビが魅力でしたが、今回訪れた時にはすでに売り切れとなっていました
 

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もっとも私が増毛春の味まつりに訪れたわけは
日本最北の酒蔵「国稀酒造」の敷地内で行われている
「第10回 国稀酒蔵まつり」のため
  

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この日は國希酒造の酒蔵も開放
見学することが出来ましたが、放熱器などの設備を見ると結構大きな酒蔵だという事が実感としてありました
 

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酒蔵まつりってことで
振る舞い酒は無論
 

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数種類の試飲ができますが、この日は何とドライバーがいるので試飲可能
国稀酒造のスパークリング日本酒「國稀 Spakling Sake Shore -渚-」
酒米:北海道産の吟風
アルコール度数:7%
暑い日にはぴったりの日本酒でした
  

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純米原酒 緑花
道産酒造好適米 きたしずく
などを試飲
普段飲めない憂さを晴らしてきました
 

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限定酒の販売もしていましたので、もちろん購入
 

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ただ限定本醸造や純米恋ヲトメはすでに売れ切れでした
 

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店内にあるヒグマ剥製もお祭りバージョン
ちなみにこのヒグマ、増毛で捕獲されたものですが、台風で餌が少なく街にちょくちょく出没していた所を捕獲したものなんだそうです


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さて今回國稀酒蔵祭りで購入した限定酒は
「雪のかおり」
「秘蔵古酒」
の2本
いまから飲むのが楽しみです
 

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旭川に来たのなら寄らずに帰るわけに行かない、和種角打うえ田舎
創業50年以上の歴史を持つ酒屋です
入り口を入ってすぐのスペースに地元北海道の日本酒などの和酒が並んでいますが


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ただその奥には隠れ家のような、角打ち用の立ち飲みスペースがあります
木をふんだんに使ったフォトジェニックな内装が良いですね
 

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ところでその「角打ち」
酒屋で購入した酒を店内でそのまま飲むことを指しますが
製鉄所の深夜労働者達が仕事を終えて一杯やる場所に選んだのが、朝から営業している酒屋で、そんな酒屋の一角を飲酒スペースとして仕切って立ち飲みしたのが始まりと言われています
そう北九州の製鉄所周辺で始まったという角打ちですが、いまやこうして北海道の旭川で楽しめるようになりました
そんな角打ちの定義もあいまいになり、いまや立ち呑み居酒屋で酒を飲むことも角打ちにに分類されるようになりました
角打ちでは少量ずつ試せるので、異なる種類を飲み比べて自分好みの日本酒を探せるといった魅力があります

 

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ここでは日本酒を冷蔵ショーケースから選んで、自分でカウンタテーブルに置き
それをスタッフがグラスに注いでくれるというもの
 

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和種角打うえ田舎のメニューを覗くと
日本酒には色分けリボン・水引がかかっており、色によって値段が別れているとのこと
 

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蔵元でしか飲むことができなかった搾りたての味を届ける
「KEG DRAFT専用サーバー」も4種(上川大雪・三千櫻・上川大雪SHIRO・残草蓬莱)用意されていました
 

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最初の一杯は新潟酒の陣で楽しんだ高千代酒造の
たかちよの扁平精米無調整生原酒「AI-IPPON 59 Takachiyo(愛山×一本〆)」
乾物とともにいただくことに
 

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冷蔵庫を覗くと先般伺った佐賀県機小城市の天山酒造の日本酒がずらり
 

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ということで佐賀の天山酒造の吟醸酒「夏の酒 夏吟」
 

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最後に美吉野酒造の花巴の水酛×水酛 花巴
これまた今年伺った奈良の酒蔵
水酛は室町時代の僧侶が創醸した、生米を水に漬け乳酸菌を生み出す製法を基に醸したお酒です
というとこで軽く3杯いただきほろ酔い気分で帰路につきます
 

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