滝川の地酒屋小林酒店_第31回酒の会「白龍を醸す吉田酒造」

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昨日赴任先の滝川市にある地酒屋小林酒店が主催する「酒の会」があり
6年ぶりに伺うことに
この小林酒店、創業昭和47年のこのお店
長年地酒専門店として、地元のみならず札幌辺りにもファンのいる老舗酒屋です
今回の酒の会も31回を数えるそうで、6年前に赴任していた際もこの会に参加させていただいていました


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ただ以前は滝川市内のスエヒロというホテルで開催していましたが、現在はコロナの影響かレストランは閉まっており
場所を変え「新十津川温泉グリーンパークしんとつかわ」で行われました
あと偶然だそうですが新十津川町に住む上川大雪酒造の川端杜氏が農作業後という事で温泉に入りに来たところを小林酒造のご主人が見つけ急遽、スペシャルゲストとして参加され熱弁をふるっていました
(あとで川端杜氏に聞いたところ本当にたまたまだったようです)
 

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熱弁を振るう対象は
この日の本当のゲストである福井県「吉田酒造」の女性杜氏 吉田真子氏
6年前に上川大雪酒造を訪れた際に川端杜氏の元、修行していた姿を私も見たことが有りました
そんな弟子である吉田酒造の吉田杜氏の醸す白龍
100%地元産の米で全量純米の酒づくりをおこなっており
令和3酒造年度全国新酒鑑評会では、自社栽培の山田錦を使った純米大吟醸『白龍』で金賞を受賞したそうで、蔵を起こして以来、入賞を繰り返す上川大雪酒造の川端杜氏ですが「金賞」は入賞とは違い賞状が頂ける吉田酒造の杜氏吉田真子氏を紹介しておりました
ちなみに小林酒造のご主人は全国最年少、真子杜氏と紹介していました(酒造りを始めた平成29年当時24歳)
 

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さて肝心の酒の会の料理ですが、新十津川温泉グリーンパークしんとつかわといった温泉ホテルという事もあり、料理は豪華
まずはお造り
鯵それとも鯖?の御頭付き刺身盛り合わせが、目を楽しませてくれます
添えられているのは「本わさび」のようで、風味が良かった
 

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他にも 福井の吉田酒造の酒に合わせる料理ということなのでしょう
福井県の郷土料理「さばのへしこ」
この小さなへしこだけで日本酒の1~2合はいけそう
それに秋田を代表す大根の燻製「いぶりがっこ」などなど、日本酒に合いそうな料理ばかり
 

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その他、美緑の宿グリーンパークしんとつかわの料理の数々
分厚い鮭の焼き物
  

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海老春巻きといった中華料理(正確にはベトナム料理)
そうそう、焼き鳥つくねもなかなかのもの
私自身は焼き鳥に一番合うのは日本酒だというポリシーがあります
 

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丼物(佃煮丼)とお吸い物で締めと思いきや
 

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コース料理という事なのでしょう、デザートも出てきました
 

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最後に抽選で、大本山永平寺御用達 創業明治弐拾壱年團助の「ごまどうふ」をいただきました
なんだか今度その永平寺にも行ってみたくもなりました
なおこの日の頂いた日本酒は
1.乾杯酒 吉峯 無濾過生酒(40%)純米大吟醸
2.自社隠し酒? 何だったのでしょう、辛口のきりっとした日本酒でした
3.うすにごり生原酒(60%)純米吟醸
4.しぼりたて直結生濾過(70%)純米
5.しぼりたて直結生濾過(55%)純米吟醸
6.白龍 火入れ(55%)純米吟醸
7.遊 番外山田錦(70%)純米
8.九 磨き九割(90%)純米「飲むごはん」と思える味わい!常温で・・
もちろん全制覇、美味しく頂きましたが飲みやすくまさに「のまさる酒」の数々でした

酒の会は同席した方々との会話も楽しく快適な時を過ごさせていただきました
料理もおいしく、是非次回もこの会に参加したいものです
 

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ちなみにこれは覚書ですが、小林酒造のこの日のメニューには
白龍の吉田酒造を
『文化三年 創業の歴史ある酒蔵です
2015年、六代目蔵元であるお父様が54歳の若さで逝去されました。
蔵の存続のため二十四歳の次女真子さんが杜氏代理を務めることになりました。
上川大雪酒造の試験醸造を手伝うことになり、名杜氏川端慎治氏に教えを受けます。
そして2017年に最年少杜氏が誕生しました。
自社田園と蔵人の田園で育てた、山田錦・五百万石・華越前が酒造のお米です。
この酒米と一家を背負う杜氏の醸した白龍を堪能していただきたいと思います。」
と吉田酒造吉田真子杜氏に対する熱い思いが語られていました。

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このページは、r-ohtaniが2023年5月28日 06:58に書いた記事です。

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