酒正土井商店と日本料理随縁亭コラボの和食と日本酒の夕べに参加

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今宵はホテルモントレエーデルホフ札幌で開催された酒正 土井商店と日本料理随縁亭コラボの和食と日本酒の夕べに参加
これら日本酒ペアリングイベントとして随縁亭 新料理長 湊瑛司氏の料理と共に
土井商店 四代目・土井優慶氏による「酒トーク」を交え楽しんでまいりました
  

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会場となるのはホテルモントレエーデルホフ札幌13階の日本料理「隨縁亭」
30名様限定/完全予約制でお一人様 16,000円(税込)
隨縁亭はホテルモントレエーデルホフ札幌と同じビル内で人間ドックを受け昼食をいただいたこともあるレストランでしたが
  

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まさかこんな神前結婚式ができる会場だとは知りませんでした
 

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この一夜のために会場やテーブルをスタイリングしたのは
書籍掲載やレシピ開発で活躍する
フード&テーブルスタイリストおかざきおかこ氏
 

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この日のメニューがこちらですが
いただいた「八海山 唎酒」「雅楽代」「二兎」「渡舟」「残草蓬莱」「十勝 碧雲蔵 本醸造」や
日本酒について、土井商店 四代目・土井優慶氏から
▪️お酒の背景や造り手の物語
▪️なぜこの料理にこの一杯が合うのか
▪️知っているようで知らない"日本酒の奥深さ"
土井商店 四代目・土井優慶氏による「酒トーク」で
その一杯に広がる世界をわかりやすく教えてくれました
というか和食と日本酒の夕べの間中、ず~としゃべり続けておりました
 

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まず乾杯酒は
八海山 唎酒 山桜 ロゼスパークリング
八海山は大正11年(1922年)創業の米どころ新潟県南魚沼市にある酒蔵
まぁ創業100年は日本酒業界にあってはまだ老舗の仲間入りしたばかりといったところ
特に二代目の南雲二郎氏の手腕で日本酒需要が落ち込む中にあって「レギュラー酒の高品質化」をモットーに酒造りを行い
いまでは私の住む北海道においても身近にあるブランドとなったそうです

  

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神殿に対し
まだ末永くこうして日本酒が愉しめるよう乾杯


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そんな八海山ロゼスパークリングにペアリングする料理は
【小鉢3種】
・活蝦夷鮑茶ぶり 黄身酢
・恵庭サーモンの新潟県魚沼産コシヒカリの飯寿し
 めふんのアクセント
・湯葉豆富 いくら 鼈甲餡 山葵
 

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続いて新潟佐渡島にある天領盃の
雅楽代 ~鳴神~ 火入れ
天領盃は昨年酒蔵見学させていただいた蔵で
若き蔵元の加登仙一氏がスイスのザンクトガレン大学留学時代に大学寮内での飲み会の際に留学生が自国のワインを自慢していたそうですが
そんな時に「SAKE」について聞かれ何も反応できなかったそうです
そして自分が日本について何も知らないと理解し、自国の文化を最大限に語れるよう選んだのがそんな「SAKE」日本酒だったんだとか
そんなことがきっかけで27歳の若さで、天領盃の社長を務めることとなったのだとか
職歴には証券会社がありますが、そんな経験が生きているのでしょう自衛隊の駐留する佐渡島にあって上手に補助金を流用し着々と設備機器をそろえ高質な日本酒を醸しているそうです
  

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ペアリングする【御造り】
・凾館産活烏賊 生姜肝醤油
・長崎県産本鮪の頭肉のたたき 胡麻油 白胡麻
・宗谷産 活帆立 梅肉
 

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二兎 雄町55 火入れ
故事に「二兎追うものは一兎も得ず」というのがありますが
この二兎を醸す愛知県岡崎市の丸石醸造(創業元禄三年・1690年)」では
「二兎追うものしか二兎を得ず」をコンセプトに醸されているのだそうです
 

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ペアリングする【中  皿】
噴火湾産穴子の八幡巻き 二兎雄町55酒を使った赤味噌
(そう名古屋といえば赤味噌ですね)
米茄子 舞茸 しし唐 長芋 揚げ浸し
 

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渡舟 純米大吟醸
安政元年1854年創業の茨城県石岡市にある老舗の酒蔵「府中誉」で
明治・大正期の酒米で山田錦の父親系統にあたる酒米「渡船」を復活栽培し醸したお酒
ちなみに土井商店 四代目・土井優慶氏いわく
店に置いてあったのですが売れないことから、スタッフとの宴会で飲んだところものすごく美味しくてびっくりしたのだとか
私自身も風格のある日本酒で肉料理に負けない重厚さを感じました
 

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ペアリングする【強 肴】
北海道産牛フィレ肉 海苔ポン酢
滝川産合鴨 ラベンダー醤油炙り
(滝川産の合鴨といえばおそらく養護学生の生徒が端正に育てた新生園の合鴨なんでしょう)
 

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残草蓬莱 辛口純米 生原酒
神奈川県愛甲郡の大矢孝酒造
文政13年(1830年)創業の老舗の酒蔵で
全量純米とし製造石数は500石と非常に少量の優れた日本酒を生産する蔵との事
ちなみに海の幸豊かな神奈川という事もあり、爽やかな酸味は魚に合う日本酒との事


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ペアリングする【揚げ物】は当然お魚
宮城県産鯵の文化揚げ 金山寺味噌 香味野菜
花穂の天麩羅添え
 

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十勝 本醸造 碧雲蔵仕込み
上川大雪酒造 碧雲蔵は一度酒蔵見学させていただいた思い出深い酒蔵です
「北海道米でつくる日本酒アワード2022」を受賞したり
JAL国内線ファーストクラスの搭載酒に選定されたりする酒蔵です
私自身が本醸造酒が好きという事もあり、どことなくお酒の神様こと農口尚彦氏の醸す本醸造を彷彿させるついつい飲まさるお酒です
 

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ここで随縁亭の職人が登壇し
おにぎりを握ってくれました


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提供されたのは
せたな町産ムラサキウニのうにぎり
(ウニのおにぎりうで「うにぎり」ですね)
ご飯は北海道産米ななつぼしと宮城県産ササニシキのブレンド米
それに吸い物が添えられました
 

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そして最後に提供された土井商店スペシャル日本酒(当日のお愉しみ)
隠し酒に四代目セレクト「新政 陽乃鳥」
土井商店 四代目・土井優慶氏が恥ずかしながらと話があり
ちょっと調べたところAMAZONで1本が5万円するような代物
いや~ここで新政が飲めるなんてと感激いたしました
この新政 陽乃鳥は仕込み水の代わりに日本酒を使用した贅沢なお酒「貴醸酒」でデザートにはピッタリのお酒
堪能させていただきました
そういや新政と言えばまだ秋田土産の新政が2本、冷蔵庫で眠っているのを思い出しました
 

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【デザート】
くるみ最中
白桃の日本酒蜜煮
バニラアイス
小菓子
一口ブラウニーショコラ
美味しい日本酒とそれに合う美味しい料理
思いのほかお腹一杯になり、どこにもよらずに気分よく帰路につきました


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このページは、r-ohtaniが2025年9月 8日 06:41に書いた記事です。

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