飲まさる酒の流儀

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先月の3月28日に行われた「第20回そら地域活性化ネットワーク」なるものに参加してまいりました
講演会は「飲まさる酒の流儀」と題して講師に川端慎治氏を招かれ行われましたが
ちなみにこの川端慎治氏、我が家の奥さんが勤める学校でも講師をなされているのだとか
そんな情報を頼りに今回伺わせていただきました
 

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講演会のあとはお楽しみの日本酒を楽しむ交流会
そこで頂いたのは金滴四文字シリーズの「砂川彗星」
米の生産者は高橋宏吉・杜氏は川端愼治という至極の一品でした
もう一本は魚沼清酒「雪男 辛口」
どなたかが持ち寄ったお酒のようですが、今回越後杜氏の伝統の技を堪能させていただきました
 

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京都伏見の老舗蔵
「澤屋 まつもと 五百万石」これがびっくり
発酵ガスをそのまま封じ込めてありスパークリングワインのような爽快な飲み口でした
これまた飲みたいので今度探しておくことにします
 

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これまた新潟の「大吟醸 緑川」
もう何も言うことは有りません
「秘密のケンミンSHOW」というTV番組で紹介されてからというもの人気薄なのだとか
いや~味わえてよかった

ところで私が思うに日本を模倣する韓国、中国コピー商品は数々あれど
本物の日本酒のコピーは日本に限って言えば見たことが有りません
それだけ日本酒の醸造は難しいということですね

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さて会場となったのは
モンゴル料理 ゴビ・レストラン
当然のように「横綱白鵬 」の手形もありました
 

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普通に出される料理も美味しいのですが、ラーメンが絶品なのだとか
メニューを見ても滝川らしく?どちらかというとボリーミーなので今度お腹が空いているときに伺うこととします
 

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さて肝心の川端杜氏の酒造りへの熱い想いのお話ですが
金滴時代の苦労話を楽しく聞かせてもらい印象に残りました
例えば杜氏として招かれたのはよいが、その設備は老朽化していて苦労が絶えなかったようで
何度拭き掃除しても匂いが取れない製麹部屋はホーマック(北海道に本社のあるホームセンター)でビニールなどの資材を買いそれで部屋全体を丸々覆って整えたりもしたそうです

酒米は当然山田錦を使いたいが、それでなくとも現在は品薄状態
おそらくは仕入れできたとしても三級品は否めない
それくらいならと北海道で生産されるお米の約半数を生産する米地帯であるここ空知の酒米を使ってみることにしたそうです
よいコメ農家さんとの出会いもあったようですが、今では名も売れてきた「きたしずく」「彗星」「吟風」あたりは川端杜氏がいて初めて知られるようになったようです

こんな話を聞きつつ夜の12時過ぎまで歓談させていただきました
当日お付き合いいただいた皆さんありがとうございました
また会えるのを楽しみにしております

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このページは、r-ohtaniが2017年4月16日 17:30に書いた記事です。

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