本来ならこの連休は天売島に渡り雲丹三昧のはずが、季節ハズレの台風並の大シケで渡航を諦めることに
代わりに訪れたのが、北の酒まつりinきたひろしま
北広島市の姉妹都市である広島県東広島市の「酒まつり」にちなんでスタートしたイベントだそうで
ここで大好きな東広島西條の日本酒をはじめとした全国の地酒が飲めるってんで、当日の朝そういや今日からだなってことでJRを使い向かいました
北の酒まつりinきたひろしま、117種の全国の銘酒(泡盛を含む)が勢揃いしたうえ
そんな日本酒が、利き酒券(前売り)3,000円を購入すればなんと飲み比べ放題
(まぁ今回は当日の朝、思い立っての来場でしたので当日券3,500円でしたが)
そんな大振る舞いのイベントというのに加え、今年でなんと10回目となり認知度も高く
なにやら今回は約17,000名の来場があったとか
初日の開場少し後に伺いましたが、その時はほとんどの席がすでに埋まっており席を確保するのに苦労しました
当日は北広島ふるさと祭りも同時開催
北広島市のご当地キャラクター「まいピー」も駆けつけており
子供とのツーショットを次々にこなしておりました
駆け付けたのはマイピーばかりではなく
今年は、網走市が初出店
網走市は来年(2026年)、40数年振りに酒蔵が復活するのだとか
というのも昨年報道されたニュースに北海道網走市に「国内最北」の酒蔵が誕生するといったものがありました
それが上川大雪酒造 網走醸造所
天都山にあるオホーツク流氷館に近接した市有地に建設中で、2026年の酒造り開始を目指しているそうですが
そんな着工を記念して作られた限定酒碧雲蔵で醸した「北緯44度 網走の予感」もここでふるまわれておりました
よく見るとブースにはなんと「十勝」木桶仕込み 純米まであるじゃないですか
日本の伝統文化である木桶で醸したお酒で、「時代と共に消えゆく木桶文化を北海道で復活させるプロジェクト」により網走刑務所で作られた木桶を使い碧雲蔵で醸した逸品
2年ほど前、碧雲蔵で酒蔵見学させていただいた際見せていただいた木桶を思い出しました
もちろんこれも試飲させていただきました
さてそんな日本酒のアテですが
北広島市の姉妹都市である広島県東広島市にちなんで
広島のソウルフードお好み焼きが当然のように焼かれていました
そんなお好み焼きが、日本酒に合うのか?と思われるでしょうが
その昔、お好み焼き・鉄板焼き「蔵屋 小町店」というお店で食べたお好み焼きと
3種廣島利き酒セットが無茶苦茶会います
この時始めて東広島が酒どころという事実を知り
翌日に東広島の(酒都)西條を訪れたことがあるくらい日本酒との相性抜群のアテなんです
日本酒が飲み比べ放題なわけですが
他の日本酒のアテも安価なのが嬉しく
前述の広島お好み焼きが600円に加え
この「北広島商工会」の焼き鳥などはなんと1本100円で提供されていました
出店している屋台にはこんな風に会場で燻製している屋台もあり
そんな特製燻製セット(ソーセージ・ナッツ・チーズ)600円ももちろん購入
美味しい日本酒とともにいただきました
そうそういかにスパニッシュ風の本格的なシーフード・パエリアの屋台もありました
117種の全国の銘酒はこちらの利き酒会場で専用のお猪口に注いでいただくことになりますが
やはりここに来た目的である
広島の銘酒からいただくとこに
まずは酒都西條にあって酒蔵通りからちょっと離れにある
高品質少量生産の酒蔵「西條鶴酒造」のお酒
『西條鶴 雄町純米吟醸 大地の冠』(広島県西條)
6年ほど前に西條鶴酒造伺った際にも試飲させていただいた思い出深い日本酒です
続いてマッサンことニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の実家として知られる
『竹鶴酒造 純米酒「秘傳」』(広島県竹原市)
ここもやはり6年前に訪れ試飲コーナーでおかみさんとプロ野球談議しつつ試飲させていただいた
『山陽鶴酒造 純米生原酒 TAZ』(とりあえず)
次は酒造の要となる杜氏を育て酒造りを継続させるため、全国の酒蔵が出資をして創った酒蔵
「福美人酒造」も6年前に訪れ広島カープを経営難から救った募金に使われた初代の酒樽などを見ながら試飲させていただきました
『福美人酒造 純米吟醸』
純米酒の概念がなかった昭和40年から純米醸造にこだわりもち醸造していた
「賀茂泉酒造」ここも6年前に訪問
イワトビペンギンのラベルが目印の
『賀茂泉 純米吟醸生原酒 「RockHopperロックホッパー)」』をいただくことに
広島県の日本酒の利き酒はまだまだ続きます
『藤井酒造 龍勢 夜の帝王 特別純米』(広島県)
『盛川酒造 白鴻 四段仕込み 純米酒』(広島県呉市)
程よい甘さとうま味を残すために、搾る直前の醪に米・米麹でつくった「甘酒」を加える「甘酒四段仕込み」で醸した日本酒
ほのかな甘みを感じ食中酒にしたい日本酒でした
と広島の日本酒を堪能した後は全国の地酒にも手を出します
まずは先般、山形の酒蔵をめぐりましたが、その際は伺わなかった月山酒造
『銀嶺月山 雪中熟成 純米吟醸』(山形県)
九州はといえば焼酎文化ですが、美味しい日本酒も多々あります
そんな中まずは大分の「くんちょう酒造」や「富久千代酒造」そして佐賀の「天山酒造」を思い浮かべますが
福岡にも美味しい日本酒の蔵があり、そんな代表格が筑紫の八女の酒蔵「喜多屋」
『特別純米酒 喜多屋 プレミアム』(福岡県)
京都伏見の老舗焼き鳥屋『鳥せい』の経営を行っている母体なんですが
焼き鳥屋が有名になりすぎて、もうどちらが本家かわからなくなって来ている
日本酒神聖を醸す山本本家の
『山本本家 純米 かぐや姫』(京都伏見)
これが焼き鳥に合わないわけがありません
糸魚川大火で焼け落ち大火を乗り越え2018年に復興した加賀の井酒造は4年ほど前に酒蔵見学させていただいた
新潟県にありながら「加賀」を名乗る
『加賀の井酒造 加賀の井 純米吟醸』(新潟県)
もう一軒、新潟県の日本酒を試飲させていただきましたが
それがにいがた酒の陣に行った際に立ち寄らせていただいた今代司酒造
『今代司酒造 IMA 牡蠣のための日本酒』(新潟県)
そのほかネーミングに引き寄せられた
『松岡醸造 帝松 吟醸出世酒 社長の酒』(埼玉県)
日本酒ばかりではなく泡盛もあり
酒蔵見学させていただいた「ヘリオス酒造」の
発売から34年のロングセラーでオーク樽熟成『三年古酒「くら」 25度』を炭酸割でいただきます
そう沖縄では泡盛を炭酸割でいただく地元の方が多く
この会場でも「泡盛ハイボール」のグラスでの販売も行われていました
屋台をよく見るとクラフトビールの「ケルシュ(大沼ビール)」「赤毛エール(沼田町クラフトビール)もあり
味変にいただいたりもしました
こんな感じで北の酒まつりinきたひろしまに初参加いたしましたが、次回も再訪間違いなしとなりそうです
コメントする