千本桜で名が知られる吉野山の麓『花巴』を醸す美吉野醸造を訪問

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朝からレンタカーを駆り『花巴』を醸す美吉野醸造へ
蔵は千本桜で全国的にも名が知られる吉野山の麓
吉野川を臨む吉野町の山里にありました
 

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奈良県の米農家との契約栽培で丹精込めて作っている山田錦を
万葉集に詠われた「ゆずるはの井戸」ではないかと伝えられてい大峰山系の伏流水の井戸水を使って醸している酒蔵です
 

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そして私が興味を持ったのが、今では希少な木桶を復活させようとしている美吉野醸造の酒造り
蔵の横を流れる吉野川(紀ノ川)上流にある川上村は、室町時代から500年の植林の歴史を持ち、林業がしっかり根付いた地域
「百年杉」を使った吉野杉桶復活「百年杉 木桶仕込み」が行われていました
 

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そんな吉野杉の木樽に貯蔵し仕上げる
「樽丸(たるまる)」シリーズ
ラベルも超特別で手漉き和紙ラベルのモチーフは"龍"
なんと日本を代表する漫画家・画家・イラストレーターの寺田克也氏が描いたもの
 

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最初に寺田克也氏のイラストを見た際にはアキラで有名な大友克洋氏のイメージが強くありましたが
実際大友氏に影響を受け交流もあるのだそう
アニメ、ゲームの分野での活動のためか、海外にもファンが多いのだそうです
 

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さて試飲ですが
残念ながら私は車の運転があるので、我が家の奥さんが代わりにたっぷりいただきました
「花巴 水酛生酒」
室町時代の僧侶が創醸した、生米を水に漬け乳酸菌を生み出す製法を基に醸したお酒
そう日本清酒発祥之地 奈良・正暦寺で創醸された酛「菩提酛」を使った生酒です
「花巴 四段生酒」
「花巴 速醸生酒」
「花巴 しぼりたて生原酒」
四段仕込みをおこない、約30日間かけてじっくりと仕上げた醪を、槽を利用してゆっくりと時間をかけて搾ったもの
「自然淘汰」
こんな感じで5種試飲させていただきました
 
 

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直売店に飾られている色紙の中に
元サッカー日本代表の中田英寿氏の物も有りました
そういや中田英寿氏は、日本酒の魅力をあじわい尽くせる、"SAKE"の一大プロジェクト「CRAFT SAKE WEEK (クラフト サケ ウィーク) 」なんてプロデュースするほどの日本酒好きでしたね
  

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最後に土産に冬季限定 花巴しぼりたて生原酒、一升瓶を買って帰ることに
ということでいつものお店に持参させていただきます
 

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このページは、r-ohtaniが2024年1月14日 08:40に書いた記事です。

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