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今年のお盆休みはウィーンを観光
3日ばかりの滞在ですが、ヨーロッパの歴史上最も著名で重要な王朝の一つハプスブルク家の当時の繁栄ぶりを一目見ようとやってきました


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それに加えウィーンはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど、多くの作曲家が活躍した「音楽の都」としても有名ですが、私自身はそうした音楽にはさほど興味もないことから
国立歌劇場のガイドツアーに参加する程度にとどめました
 

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私の関心と言えば、もっぱら食べ物とビール
食べ物と言うかケーキなんですが、私の好きなマンガ「バックパッカーパラダイス - さいとう夫婦著」のなかに
ザッハートルテをホテルザッハー内のカフェでいただくシーンがあり
私も同様の経験がしたと以前から恋焦がれていたりもしました
 

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そしてビール
オーストリアの国民一人あたりの消費量はチェコ共和国、ドイツに次いで世界第3位(2016年)となっているビール大国
ドナウ川以北のゲルマン領域ではビール文化が栄えたという足跡も見て歩く事に
 

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さて、旅にでますが
今回の旅ではJALでもANAでもない、長榮航空(エバー航空)を利用しました
と言うのも新千歳からウィーン往復が13万円台(サーチャージ除く)とお盆休みにしてはコスパが良かったからです
スターアライアンスですからANAのステータスでラウンジなど楽しめた他、マイルがたっぷり貰えると言うのも魅力的でした(往路100%復路50%)
「ハロー・キティジェット」に乗り込むことに
 

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ということで5年ぶりとなる新千歳空港国際線ターミナル
 

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ちなみにお盆の繁忙期で混雑していますが、スターアライアンスゴールドのステータスが使えプライオリティチェックインカウンターですんなりチェックイン
 

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これまた5年ぶりに
新千歳空港国際線ロイヤルラウンジに入りますが
 

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ここは2020年の東京オリンピックに合わせてリニューアルしていました
新型コロナもありリニューアル後初の訪問となります
ラウンジ内は驚くほど広くなっているうえ
 

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北海道や札幌を意識したものが随所に見られました
 

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今回はラウンド状になったソファーのグループ席を陣取ることに
家族などに人気のスペース
この日もほとんどが埋まっていました
  

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さて何はともあれダイニングスペースへ
 

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樽生ビールは
サッポロクラシックの一択
 

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そのほかのお酒ですが、北海道をかなり意識していて
日本酒は増毛にある國希酒造の吟風国稀
ワインは北海道ワインの北海道ツヴァイゲルトと池田町の十勝ワイントカップ
ウイスキーは無論、NHKドラマ「マッサン」で有名になった余市ニッカウヰスキーのスーパーニッカと言った具合
スーパーニッカは久しぶりなので炭酸で割ってハイボールにしていただきました
  

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フード類はホットミールが数種類


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何故かチャーハン
 

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札幌といえばラーメンでしょうとばかりに
セルフでトッピングする味噌ラーメン
 

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サッポロクラシックとともに美味しく頂きます
 

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札幌名物のスープカレーなんてのもありました
  

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こいつはホーットミールにあったソーセージをトッピングしていただきましたが
 

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ふと思いつきラーメンにスープカレーをかけてカレーラーメンにしていただきました
ちなみにこれをしたのは私だけでは無いはず
こんな感じで食べ放題飲み放題状態ですが、気をつけないと、このあと機内食とトランジット(トランスファー)先でのラウンジ食が待ってますので、控えめにしなければ
そう今回の旅は台湾桃園・タイスワンナプーム経由でウィーンに向かいますので
ラウンジの梯子旅ともなりました
ではまた長くなりそうですが、blogに綴ってまいります
 

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搭乗時間近くになりラウンジから搭乗口にやってきましたが、乗るはずの機材は遅延となるようでした
 

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エバー航空からは、お詫びって事でミネラルウォーターとギンビスのお菓子をいただきましたが、1時間くらいな遅れでそこまでしなくてもと思うのは、日本の航空機でディレイ慣れしているから?でしょうか
ちなみにいただいたギンビスのお菓子ですが、昔アスパラガスのビスケットを食べた記憶があります


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待ち時間は搭乗口の上にある「そらくうはん」で物色することに


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その「そらくうはん(空くうはん)」TAX FREEと謳っているように
訪日外国人をターゲットにしたお店
北海道はもとより日本全国の良い物を購入できるをコンセプトに、「日本の縁日」をイメージした空間として今年3月にオープン、搭乗直前まで日本文化が楽しめるようになっています
 

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お酒のコーナーでは、北海道の地酒はもちろん、日本全国の日本酒・ワイン・焼酎・ウイスキー等を用意
併設の「利き酒ブース」で試飲をしたうえでの商品選択が可能といった心使いがなされています
 

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試飲はワインが
「ソラリス 千曲川 メルロー2020」
「シャトーメルシャン 椀子メルロー2018」
「シャトーメルシャン 北信シャルドネ2021」
などが並びます
 

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最近人気のジャパニーズウイスキーももちろんあります
めじゃーとは言えないウイスキーでは
「富士山ウイスキー ピュアモルト」
「松井 サクラカスク」
「吉倉 シェリーカスク」
 

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私が頂いたのは農口尚彦研究所の愛山山廃
ラウンジでたっぷり飲んだあとでしたが、さすがはさすがの味わいでした
 

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ちなみにその農口尚彦研究所の愛山山廃は
四合瓶で6,500円となかなか良いお値段でした
 

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今回旅立つ少し前、付け焼き刃で勉強しようと地元のTSUTAYA滝川店で購入した
「新しい旅の渡航ガイドるるぶ ウィーン・プラハ・ブタペスト」
このあと1週間勉強しある程度の予定をてました
それにしてもスターウォーズのTSUTAYAカードも久しぶりの出番です
 

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いよいよ搭乗時間、機材繰りの関係で1時間遅れで新千歳空港から旅立ちます
搭乗する機材はエバー航空(長榮航空)のエアバスA-321
なんと2017年6月から運航されているハローキティ「なかよしジェット」でした
世界中で愛されているハローキティは台湾でも大人気、街を歩いているとあちこちで見かけるんです
そんなこともありエバー航空は、2005年からサンリオと提携して「ハローキティジェット」などサンリオ特別塗装機を運航しています
今回ラッキーなことに7年ぶりにハローキティジェットに搭乗することとなりました

  

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さて今回の旅では何度か乗継がありますが、搭乗するのは全てエコノミー席
しかも今回は久しぶりとなる長旅
なんと目的地のウィーンまでは経由地での待ち時間を合わせると23時間もかかります
  

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そんあこともあり航空機旅の三種の神器を出発の日の朝方、慌てて用意しました
内容は『ネックピロー』『スリッパ』『アイマスク』『耳栓』『翻訳機(今回はドイツ語なんで)』そして折りたたみの椅子
これは航空機に乗った際にオットマンとして活躍しますが、長距離だと十数センチ足が上がるだけでも結構楽になるものです
 

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まずは新千歳空港から台北桃園国際空港へ向けてのエコノミークラスの機内食がこちら
メインが鶏胸肉焼き鳥丼にサラダ、フルーツ、パンそしてMORIMOTOのカステラといったメニュー 
エバー航空と言う事でビールは台湾啤酒 金牌をいただきました
  

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我が家の奥さんはと言うと、日本風のちょっとしゃれた弁当
こちらも美味しそうですね
 

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石垣島から台湾に向かう途中の東シナ海で
窓の外を見ると漁船の漁火らしき光景を見ることが出来ました
ここは日台漁業協定に規定される海域、日本漁船は昼、台湾漁船が夜それぞれ操業とすると
この漁火は台湾漁船のものだったのでしょうか
  

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台北桃園国際空港へは1時間半遅れで到着
乗継のため1時間半ばかりラウンジでまったりすることに


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新千歳空港からまずは台北桃園国際空港を目指しましたが
機材は少し古いエアバスのA-321
オンデマンドで映画は見れるのですが、エンターテイメントの機器が古く
反応が遅いことから利用にはかなり手こずりました
なお、操作途中のアナウンスで画面が止まるのにかなりイラついたりもしました
こうした機器の場合は発着前に操作を終えておかねば思うようにはならないと言うのを今回の旅で学びました
 

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さて今回の旅でも映画鑑賞に時間をさきますが、機内でまず鑑賞したのは
役所広司さんがトイレ清掃員を演じた映画「PERFECT DAYS」
 

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その役所広司さんはカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いたそうですが、映画撮影に際しかなりの研修を受けたのでしょう、役所さんの演技の端々に清掃に対する姿勢がひしひしと伝わりってきました
全国ビルメンテナンス協会が応援しているだけあって、同業に身をおく私が見ても清掃現場の内情をよく理解していると思える映画でした
カセットテープをアイテムに流れていた、朝日のあたる家やペイル・ブルー・アイズ(淡く青い眼)などの音楽も思いの外、映画にマッチしていました
帰ったらDVDを手に入れて見返したいものです
 


 

ちなみに映画の最後のテロップに
「Daiwa House」と「TOTO」の文字を見かけましたが
TOTOはトイレ掃除の映画なのでよくわかりますが
やはり役所広司さんと大和ハウス(Daiwa House)の関係って思いのほか深いようです
そうこの映画は初代ダイワマンが丁寧なトイレ掃除をする映画だったようです
 

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台北桃園国際空港にやってきました
ここでハローキティ「なかよしジェット」と別れ、ウィーン行きの機材に乗り換えることとなります
  

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今回のエバー航空を利用した旅ですが、こうしたトランスファーに加え途中降機なんてこともあり
ウィーに行くまで海外で2回乗り換える必要があり、空港でのラウンジに度々寄ることとなったため
久しぶりに海外の航空会社のラウンジライフを楽しむ旅ともなりました

ということで乗り換え(トランスファー)のための空港滞在時間はターミナル2にある
エバー航空のラウンジ「The STAR」で過ごします
エバー航空はスターアライアンス加盟会社なので、エコノミーでの旅ですがスターアライアンスのスティタスで利用が可能でした
 

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ラウンジThe STARは手前がゆったりとしたソファー席
その奥にも席があるなどラウンジは広くかなりの奥行きがありました
  

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そんな奥の席にはダイニングテーブルが並びます
ちなみに伺った時間は夜中の1時半
おかげで空いておりました


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おかげで席は選び放題
今回コンセントが備えられた壁際の席に陣取ります
 

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ここに来るまでの便で機内食を食べてしまったこともあり
お腹は空いていませんでしたが、とりあえずフード・飲み物ののあるビュッフェへ
 

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飲み物は赤ワインがリベラ・デル・ドゥエロ(スペイン)やアイランダー(オーストラリア)
白ワインがホワイトラビット・リースリングとマン ファミリー ワインズ シュナン ブラン (南アフリカ)なんてのがあり
もちろん台湾が世界に誇るカバランウィスキーが備えられていました
 

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とはいえもうかなり飲んだ後なので
台湾啤酒でお茶を濁すことに
 

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ホットミールも充実、梅菜桂竹筍や素燥米粉(ビーフン料理)
 

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ほうれん草のクリーム煮やポークシチューなどの洋食もありました


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ただこの空港は台湾の玄関口と言う事なのでしょう
中華の本場らしく自ら作る魯肉飯のコーナーがあったり
 

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台湾といえば、飲茶ってことで
バーワン(肉圓)や肉まんが当然のように並んでいました
バーワンはブニブニした食感が魅力の食べ物でこれにタレをかけて頂きます
(スタッフから食べ方を聞いて知りました)
 

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ちなみにバーワンはアニメ『千と千尋の神隠し』で千尋のお父さんがむさぼってたブヨブヨの謎の料理をして有名な料理です
 

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角煮饅頭を作るコーナーもありました
長崎が貿易の街として栄えた江戸の鎖国時代に生まれた卓袱料理が元になっていると言われ
これが中華かと聞かれると疑問符が浮かびますが、現在も長崎の中華街でよく見かけるのでまあ良いでしょう
 

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ということで、私も一つ作って
台湾発のジャーマンスタイルビール「バックスキン」(金車柏克金)とともにいただくことに
 

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そうそう焼き芋のコーナーもありました
台湾ではこんな感じでセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニで焼き芋が売られているそうで
いまや台湾を代表するB級グルメとなっているよう
 

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パンのコーナーもあり
 

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チーズサンドウィッチが美味しそうなので
ビールのつまみにいただきました
 

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それに加えて胡桃塔(蛋奶素)や冰心蔬果麻糬などのいかにも中華らしいデザートなどがあり
食べたいのは山々ですが、この後3回機内食が出るので我慢我慢といったところ

 

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ただ自から掬って食べるハーゲンダッツアイスクリームがあったので
こいつは少しばかりいただいてきました
てなわけでお腹いっぱいなり、このあと乗り込んだ機内で機内食は食べませんでした
 

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そうそう台北桃園国際空港ターミナル2のエバー航空のラウンジ「The STAR」にはシャワールームも設置されていました
まぁあまり時間がなくてシャワー浴びれなかったんですけどね(参考まで)
 

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深夜に台北桃園国際空港から出発したエバー航空BR61便は
タイ・バンコクの空の玄関口であるスワンナプーム国際空港に途中寄航しました
ここで一部搭乗客が降機するのに加え、搭乗するかたもいらっしゃいました
私どももこの機材でこの先も搭乗するのですが、準備のためか一度下機して再度搭乗するようです
せっかくスワンナプーム国際空港に立ち寄ったことですしあまり時間はないのですが
エバーのラウンジを見学することに
 

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そんなスワンナプーム国際空港ターミナル内を歩いていると
お掃除ロボット(自動床洗浄機)が自動で通路を清掃しているのを見かけました
掃除中に前に立つと自動で停止していましたが、日本じゃこうした掃除ロボットが使えるのは閉店後、客が入っている時間帯は使えないんだろうな~
Jaotgaのメーカー名が見て取れますが、ハンドルが付いているところを見ると清掃ロボット兼搭乗式のハイブリッドのようです
 


 
 
エバー航空のラウンジは空港の国際線制限エリア3階のコンコースFにあり
エバー航空はANAと同じスターアライアンスに属することから
SFC所持者スターアライアンス・ゴールドメンバーであれば入室可能です
(プライオリティパスは使えませんでした)
ちなみにこのラウンジは午前3時に閉まるはずで、すでに閉店のはずがそんな私どものためにラウンジを開けているようです
 

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てなわけでビュッフェが並ぶダイニングへ
 

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豊富なドリンクサービス
赤ワインはシャトーM・マスネ
グラスが氷で冷やされていますが、これは生ビール用
 

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てなわけでまずはこの冷えたグラスに
ハイネケンビールのサーバーから生ビールを注ぎます


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スパークリングはコールド・リバー(オーストラリア)ですが
白ワインは地元タイのワイナリーである、グランモンテ・スプリングが冷やされていました


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冷蔵庫には炭酸飲料などに加え
地元タイのシンハービールやチャーンビールの缶ビールが冷やされています
まぁ地元タイのビールも飲みたいですが、やはりタップから注ぐビールにはかないませんね
 

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続いて豊富なホットミールですが
エバー航空のラウンジと言う事なのでしょう
「飲茶」の蒸籠が並んでいます
 

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ワンタンスープのコーナーもあり
ズラリと並んだ薬味とあわせ中華感満載です
 

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ケーキやヨーグルトなどのデザートがありましたが
 

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スワンナプーム、エバーのラウンジで特筆すべきは
何と言っても、このドリアンのアイスクリームでしょう
 

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それと飲みきりサイズフレッシュなココナッツジュースがあり
南国ムードを味わいました
   

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あとサンドイッチ類はこんな感じ
 

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ハイネケンビールやスパークリングワインを夜食と共にいただきましたが、これ今日何回目の晩飯だろ
あっ日本じゃもうすでに朝飯の時間でしたね
 

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