「小吃」店や屋台で食べる中華の一品料理
麺類や、餃子・焼売・饅頭などがありますが、なんだか心躍る言葉です
ということで今回の台湾旅行のテーマがこの「小吃」となります
今回の台湾旅行はツアー
新千歳空港からこのツアーで同乗してきた方はいなかったためホテルへの送迎は私ども夫婦のみ、当初乗り合いのバスを想定していましたが、なんと想定外のこのビューイックで送迎でした
ホテルでのチェックインを済ませたあとは、ツアーにも組み込まれていた夜市散策です
前述のビューイックで向かったのが台北で最大規模の名物夜市「士林夜市」
夕方になると常設店舗の前などの路上に小吃と呼ばれる飲食物はむろん
ショッピングそう靴、アクセサリー、カジュアルファッションなど若者向けの路面店など様々な屋台が所狭しと出店されます
狭い路地は満員電車に見られるような混雑状態その熱気に圧倒されますが、人の流れに逆らってはとても歩けないほどでした
ガイドさんにあらかじめ胡椒餅のお店を案内してもらうことを話しておきましたが
そこで連れてこられたのが、創業が1941年の胡椒餅の老舗「丞祖胡椒餅」
流石によくわかってらっしゃいます
ここでは伝統的な胡椒餅(フージャオピン)が焼かれていました
ここでガイドさんにはあとは勝手にMRTでホテルに戻るので、もう帰っていいですよと話し本日のガイドによるツアーは終了
あとは自由に見て回ることにします
やはりこの方が我が家には合ってます
屋台には代々伝わる自家製の釜が置かれていてその上に焼かれた胡椒餅が置かれていました
この窯の内側に胡椒餅をインドのナンのように貼り付け焼くのが特徴で、約200度の高温で20分ほど焼くと出来上がり
豚ひき肉とモモ肉に宜蘭産ネギを加えた甘みたっぷりの餡を包んだものを、この釜で熱々、カリカリになるまで焼くんです
これがスパイシーな胡椒と相まって実に美味い
いや〜これぞ本場の味です
近くのセブンイレブンで買った台湾ビール(金牌)とともにいただくことに
向かいには花枝丸・作魷魚の屋台がありますが、その看板がユニーク
看板には日本語で「花の枝は燃やします」「スルメイカは破裂します」とあります
まぁおそらくは「イカ団子」と「スルメイカの天ぷら」と伝えたかったんだと思います
昔は結構日本語が通じたそうですが、今はこんな感じのようです
その隣には鮮やかなオレンジのエプロンのスタッフが目印の「大上海生煎包」
1957年に創業した生煎包(焼き小籠包)の屋台です
ここで売られている焼き小籠包は、豚肉が入った「肉包」と・キャベツ等入った「菜包」があるようですが、ここは肉包を1個歩きながらつまむことに
お目当ての「西門町 阿宋麺線」もこの近辺にありました
購入の際はこちらが日本人だとバレバレのようで、スタッフからは日本語で「パクチーいれる?」と聞かれなぜか「オフコース」と答えてしまう自分が情けない
けれどスタッフは笑いながらもたっぷりパクチー入れてくれました
阿宋麺線は基本テイクアウトのお店
けれど皆さん店の奥に入り座って阿宋麺線を頂いているようなので私もそれに倣います
小椀。直径10センチ程
日本のそうめんによく似た台湾独自の細い麺鰹ダシにピリ辛の辣椒
トッピングには臭みが全くないモツが入っているなど、40年間守ってきた伝統の味
私の食の壺を捉えた一品でした
ちなみに今回の宿となるホテルは西門町 阿宋麺線のすぐ近く
一度伺いましたが数十名が並んでいて残念ながらあきらめました
次回台湾を訪れることが有ったなら必ず訪れたいと思います
「焼烤 杏鮑菇蛋」の提灯が吊るされたエリンギ焼きのお店
かなりの方が並んでいたのでここはパスしましたが、翌日九分で食べることが出来ました
そうそう大南路の道路の真ん中には大胆に「鶉の焼き卵」の屋台が置かれています
看板には「泥棒に注意」の日本語も見られることから日本人も多く買っていくのでしょう
鶉の卵をタコ焼きのような鉄板のくぼみを使い、焼くというよりは揚げてていているようです
何気にそれを5個ばかり串に刺したものを1本購入
大南路を歩きつついただきます
ここ士林夜市は基隆河の渡し場にあったことから淡水や宜蘭から運ばれる海の幸が豊富だったようでいまでもこうして海産物の屋台が多くみられます
生牡蠣が7個で4台湾ドルと安価なのですが、さすがにここでお腹を壊すわけにもいかずパスすることに
からりと言っては何ですが、これまた台湾名物の臭豆腐を試すことに
串焼臭豆腐(臭い豆腐の串焼き)と看板に書かれたお店で1本購入
臭豆腐に豚バラと葱を挟みスパイスをかけたものでしたが、これが台湾ビールによく合います
なんだか癖になってしまう味でした
ちょっと歩き疲れたところで中に座って食べられるオープンキッチンのお店を発見
ここで少し休ませてもらうことに
オーダーするのは
仔煎(オーアーチェン・牡蠣オムレツ)
これまた台湾の名物料理です
このお店では珍しく冷えたビールも売っていたので1本購入
仔煎とともにいただきましたがこれまた美味しい
代金を払い「很好吃」と声をかけ店を出ます
「魚蛋(ユイタン)小屋」と書かれた屋台も何軒か見かけました
要は魚のすり身を丸めたツミレですが、何やら屋台のチェーン店のようで
こうして夫婦らしきいかにも家族経営って方を多く見かけました
もしかしたら昼は普通に働き夜はこうした屋台で一攫千金
将来はどこぞの料理店、そんな夢を感じる屋台が多く見かけました
ということで1本食べたかったのですがこのあたりでお腹は定量
少しずつしか食べませんでしたが、数を食べるとさすがにお腹に来ます
ということでこれは次回の楽しみにします
さてお腹は一杯になりましたが士林夜市散策はまだまだ続きます
次は本命「士林夜市美食區」
地下へもぐります
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