ハノイ2024の最近の記事

ここ3年ばかり、新型コロナ感染の影響で自粛していた海外渡航
そう2019~2020年の年末年始にマレーシアを訪れて以来、どこにも行けず悶々とした日々を過ごしていました
そんなコロナ禍でしたが、昨年5月には新型コロナ感染症も季節性インフルエンザと同じ5類感染症に引き下げられました
満を持しての海外旅行はそれから半年後の年末年始
もっともその間にも円安は進み$1が150円を超えるなど、とても欧米に渡航する気にはなれません
そこで目指したのはベトナムのハノイ
ベトナム戦争ではあの大国アメリカに勝ち、そしてベトナム戦争で疲弊したベトナムを狙ったかのように押し寄せてきた中越戦争では中国人民解放軍を追い払った国
金星紅旗はためく「ベトナム社会主義共和国」の首都ハノイで年末年始を過ごしてきたので
そろそろblogでそんな話を綴りたいと思います
  

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ハノイ市だけの観光ではもったいないので
翡翠色の大海原に無数の奇岩が連なる景勝地「世界遺産ハロン湾」でカヌーを楽しんだり
 

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世界遺産古都ホアルーでは
山からあわられ中国軍を撃退したと言う龍を拝んできました
 

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もっとも私自身がベトナムの首都ハノイに誘ったのは
ハノイを舞台に活躍する在ベトナム日本大使公邸料理人である主人公 大沢公を描いたマンガ
「大使閣下の料理人」(原作:西村ミツル・漫画:かわすみひろし)を
四半世紀前に読んでいて物語に感銘を受け、その地を見てみたいと思いをはせていたからでした
ちなみにこのマンガちょっと古いですが、なかなかの名著、私のお勧め長編マンガの一つです
 

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マンガにも登場した、ベトナム独立の父であり、建国の父であり、いまも国民から尊敬を集めるホー・チ・ミン氏の霊廟「ホー・チ・ミン廟」にも伺いました
ちなみにここで事件が発生、連行される事態ともなりましたが、その話はまた後日
 

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マンガの舞台になったベトナムの伝統芸能「タンロン水上人形劇」を見に行ったり
 

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なにげに登場していたターヒエン通りに行きビアホイ(1杯60円くらいのビール)を楽しみに行ったりと
大使閣下の料理人の聖地巡礼の旅ともなりました
 

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てなわけで旅のはじまりはいつものように新千歳空港JALファーストクラス専用チェックイカウンター
年末年始のような繁忙期でも並ぶことなく利用できるのでいつも重宝しています
 

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年末の29日ということで、JALダイヤモンド・プレミアラウンジのカウンターには
すでに鏡餅が供えられています
鏡餅は年神様の宿る供物であるとか、年齢を重ねる生命力が宿るなどと考えられてきたそうです
ちなみにこの鏡餅、白蛇がとぐろを巻いた姿ともいわれています
古来ヘビは蛇(かが)と呼ばれていたのでなんだかもっともらしいですね
古来日本では「一年の計は元旦にあり」といわれるように、日本人は一年の節目であるお正月をことのほか大切に考えられ鏡餅が供えられるそうです・・・
が、正月そうそうJALが苦難に襲われようとはこの時はまったく思いにもしませんでした
 

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また話が脱線しそうなのでラウンジの話に舞い戻りますが
この日は主な企業の年末年始が始まる12月29日でしたが
JALダイヤモンド・プレミアラウンジは思いのほか空いていました
  

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さてラウンジといえば樽生ビール
ここJALダイヤモンド・プレミアラウンジでは主要ビールメーカーのプレミアムビールが楽しめます
左奥から
「キリン 一番搾り プレミアム」
「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」
「アサヒ 熟撰」
そしてここ北海道を意識してかサッポロビールはヱビスではなく
「サッポロ クラシック」
 

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そうそうここ北海道にはサッポロビールだけではなく
仁木町には「ニッカウヰスキー」があり
いまや入手が難しくなるつつありプレミアがついている「竹鶴」がディスペンサーに納められておりましたが
こいつは後ほどハイボールにしていただくことに
  

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焼酎は札幌酒精工業の「本格じゃがいも焼酎 喜多里」
GINはさすがにサントリーの「翠 sui」
ここ北海道でも紅櫻蒸留所などで小規模ですがGINの蒸留も行われているようですが
将来ここに並ぶのが待ちどおしですね
 

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さてこのラウンジには、朝一で朝食も取らずに(まぁここで食べれるのが判っていたので食べないできたんですけどね)
ラウンジの軽食で朝食にいたします
まずはおにぎり
個包装だったものが、そのまま並ぶようになりました
味噌汁もサーバーからではなく、鍋からお玉で掬うようになっています
こうしたことからコロナ禍が過ぎ去ったと実感しました
  

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パンは新千歳名物のもっちシリーズ
「かぼちゃもっち」と
「旨みフォカッチャ~ベーコン&チーズ~」
残念ながらJAL特製焼きカレーパンはまだ提供前でした
もっとも朝食はおにぎりだけにしてパンはパス、このあと成田空港で腹いっぱい食べる予定があるからでした
 

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てなわけで駐機する航空機を眺めつつ、朝からビールで旅の無事を祈念し乾杯
まさかこの時、JALのみならず私自身もハノイで災難に会うなど思いにもよりませんでした
 

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空港内を巡回している警備ロボットはセコムの「COCOBO(ココボ)」
利用目的は映像やセンサー情報をAIで分析し、リアルタイムで混雑状況や放置物、転倒者を検知する優れもの
成田空港国際線第二ターミナルにて2022年から導入されているそうです
てなわけでやってきたのはそんな警備ロボットがいる成田空港国際線第二ターミナル

いや~成田空港は本当に久しぶりです
2019年のお盆に行ったシカゴ・オーランドの旅以来でしょうか
 

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空港内には正月に向け地元成田市の酒蔵「藤屋」の日本酒
「清酒 長命泉」の薦樽が並べられていました
 

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ここも混雑とは無縁なJALファーストクラスカウンターですんなりチェックイン
 

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繁忙期などの混雑時には特に長く伸びる順番待ちの列に並び続けなてはならない保安検査ですが
ここ成田空港にはパイロットなどの乗務員に加え、航空会社のステータス会員も使えるFAST TRACK(保安検査優先レーン)が用意されていてこちらもすんなり通過
ついでに私どものパスポートは指認証の登録を済ませてあることから、年末だというのに全く並ぶことなく5分と掛からず保安検査と出国をすますことが出来ました
記録をとっているわけではありませんが多分、私自身の新記録かと思います
 

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出国した後に向かうのは今回はラウンジではありません
成田空港国際線第二ターミナルの制限区画内に新しく出来たジャパンフードコート初見参
 

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昨年9月にオープンしたジャパンフードコート
通常空港のフードコートでは軽食を取る場所というイメージですが
このジャパンフードコートは日本の表玄関である成田空港ってことで一味違います
出店しているのは、日本各地で人気のレストラン10軒を有します
たとえば
「牛カツ京都勝牛」
「すし京辰」
「うなぎ四代目菊川」知る人ぞ知る名古屋の有名店
「天ぷら日本橋玉ゐ」
「石臼挽き二八そば 大瀧/うどん たゆたふ」
「洋食 三本亭」
「ラーメン 銀座 篝」
「カフェ 神乃珈琲」
「フルーツパーラーミズ」
そして「鉄板焼 道頓堀 くり田」
 

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今回のお目当てが
『鉄板焼道頓堀くり田』
あのお好み焼きぼてじゅうにステーキを加えたチェーン店なんですが・・・・
 

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なんとプライオリティパスのラウンジに指定されています
そうプライオリティパスの無料の対象となる3,400円相当のセットメニュー
「鉄板焼きステーキセット」か「大阪道頓堀セット」のどちらかがいただけるんです
  

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我が家は私と奥さんがそれぞれプライオリティ・パスを所有していますので
2人分と言う事で「鉄板焼きステーキセット」と「大阪道頓堀セット」の2種類をオーダー
アツアツをお店のカウンターでシェアしながらいただくことに
写真は「大阪道頓堀セット」
お好み焼き・たこ焼き・どら焼き・ドリンクのセットですが
ドリンクはアルコールもOK
ってことでビールをジョッキでいただきます
  

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お好み焼きは無論、コテでいただきますが
鉄板にはお好み焼きぼてじゅうのチェー店らしく「BOTEJYU○GROUP」と刻印されていました
 

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タコ焼きも本場大阪の味
目の前で焼いていましたが、金串で手際よく生地を回し焼いていました
 

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もう一つの「鉄板焼きステーキセット」は
ステーキ、つけ野菜、ご飯、味噌汁のセット
こちらにドリンクは付きません
ステーキは思いのほか柔らかく岩塩でいただくことに
そうそう付け合わせのマッシュポテトも美味しかった
 

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最後にご飯に全部載せで
ぼてじゅう濃厚辛口ソースで味変
なんだか高級そうなステーキ丼で〆ましたが・・・
 

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この成田空港国際線ラウンジ巡りはまだまだ序盤にすぎません

4年半ぶりに成田空港国際線第二ターミナル JALファーストクラスラウンジにやってきました
ここに来るとようやく新型コロナが終息したんだとの思いがいたします


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成田空港国際線JALファーストクラスラウンジには寿司カウンター「鮨 鶴亭」があり
寿司職人さんが、目の前で握るお寿司が食べられます
そう成田空港はなんといっても日本の玄関
ファーストクラスなどで旅する海外の方々に日本を味わっていただく場所でもあるんです
 

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提供する寿司ネタは常時3種類
本マグロ中トロ、ヤリイカ、煮穴子、天然ヒラメ、赤海老、太巻き、玉子焼きなど、1週間ごとに寿司ダネが変わります
今回伺った際は「中トロ」「ヤリイカ」「玉子焼き」の3種類でしたが
ヤリイカが好きな私は玉子焼きをヤリイカに替えていただきました
 

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合わせるのはもちろん日本酒
飛龍 ひりゅう 純米大吟醸(宮城 新澤醸造店)をいただきます
 

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さて3年半もご無沙汰しているとオーダーの仕方も変わっておりました
というのも以前はカウンターで直接オーダシテいたものが
テーブル上に設置された2次元バーコードをスマートフォンで読み取り専用Webサイトにアクセス
食事メニュー一覧から希望の品目と数量を選択して注文
料理が出来たら座席までスタッフが届けるというものでした
まぁこれにはコロナ禍というのもあったかもしれませんね
ちなみに現在は専用スマートフォンアプリ「JAL Lounge +」なるものもあるようです
  

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と言う事で職人が握った寿司の次は「和御膳」
これはサバ、明太子、玉子、ひじき煮、漬物、梅干しなどにご飯と減塩味噌汁がセットになっています
いつもなら朝飯にする和食膳ですが、お腹の容量を考慮して今回はご飯抜きのおかずのみにしてオーダー
酒の肴にして楽しんだりもしました

 

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オーダーが可能と言う事で鮨 鶴亭にどっしり腰を下ろし
「JAL's Table」から洋食をオーダーなんてことも出来ました
いや~便利になりましたね
食べたのは「チキンソテー サルサベルデとジロール添え」
  

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合わせるワインはと言うと
ワインテイスター大越基裕氏が選び抜いた各国のワイン
 

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シャンパンはシャンパーニュ・メゾン「テルモン・レゼルヴ・ブリュット」が冷えていたりもしました


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そんなワインやシャンパンに合わせるは料理はオーダーのみではなく自由にピックアップできるフィンガーフードも並びます
例えば
「酒類 メロンクリームパン」
「かぼちゃデニッシュ」
「ハモンセラーノのロールトルティーヤ」
「米粉パンのミニバイガーとピンチョス」
「サザエのジェノベーゼ仕立て」などなど
シャンパンと一緒に楽しみました


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成田空港国際線JALファーストクラスラウンジで寿司職人さんが握る寿司を堪能した後は
場所を変え、3階にある空港とは思えない大人の隠れ家的なちょっとシックな空間「JAL's SALON」へ
私自身はここは初訪問となります
 

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ここはバーテンダーが提供するお酒など
BARカウンターサービスが受けられる贅沢な空間
 

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メニューを見ると
日本のプレミアムウイスキー、クラフトウイスキー、クラフトジン、クラフトウォッカ、日本茶、和菓子などの
「日本の匠の味」の数々
 

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ここはくつろぎ重視のエリア
広い空間に大きなソファを中心としたゆっくりと寛げるエリア
 

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メニューのお酒の他にワインや日本酒、ウイスキー、スピリッツも並べられていますが
 

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特に日本酒は
広島県オリジナルの酒造好適米「こいおまちは」を使った
「上喜元 純米大吟醸 こいおまち 限定品」(山形県酒田市)と
映画『カンパイ!日本酒に恋した女たち』に主演した
杜氏今田美穂氏が醸した「富久長 八反草 純米吟醸直汲み本生」(広島県安芸津町)
といった贅沢なラインナップが冷やされていたりしました
 

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ただ今回はブレンダーが注いでくれるメニューから
日本のプレミアムウイスキーに
「響 ブレンダーチョイス」
「山崎 12年」
「白州」などがあり
ここでは現在入手困難なサントリー響 ブレンダーチョイスをロックでいただいてます
 

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ちなみにこうしたジャパニーズウイスキーは海外でも大人気
免税店ではすべてソールドアウトと言った状態でした
もっともこれは免税店のみならず、通常売られているものも同様で入手困難な状況はさらに拍車がかかっていて高額で取引されているようです
さらにはそんなジャパニーズウイスキー特に年代物のウイスキーの空き瓶がメルカリなどで売れているそうです
空き瓶をインテリアのディスプレイにするのは良しとして
詰め替えのうえ不正利用されているのではと感じている方も多いかもしれません
(ちなみに高級ワイン業界ではこうした行為は残念なことに別段珍しい事ではないそうです)
そうスナックなどでそんな詰め替えられたウイスキーが出てきても、酔っぱらっていたら味がわからないかもしれませんからね
それにシェリーフィニッシュのモルトなんて混ぜられたら、ウイスキーマニアか精通した人物でないかぎりそうそうわからないでしょう
やはりこうしたウイスキーはやはり専門店がこうしたそれなりのお店で飲みたいものです
 

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JALの国際線ラウンジと言えば忘れてならないのが、JAL特製ビーフカレー
カレー好きの私が、賛辞を惜しまない絶品カレーですが
JALかワンワールド加盟の搭乗したときにJALの国際線ラウンジでしか食べることのできない貴重なカレーだったりします
 

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ため、コロナ禍にあっては海外に渡航できず、しばらく食べることはかないませんでした
もっともその間、ラウンジは開店休業状態
そのため『お客さまのリクエストにお応えして、門外不出のビーフカレーをご自宅で』とJALショッピングで大々的に販売していたのを頼んだこともありました
 

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そいえば今回まだJAL特製カレーを食べていないことに気が付き
これはいけないと再度、JALファーストクラスラウンジにあるダイニングエリアの「JAL's Table」に舞い戻ることに
 

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こちらも寿司カウンター「鮨 鶴亭」同様に
スマートフォンで専用Webサイトにアクセスしオーダー
まもなく定番の「JAL特製カレー」がやってきました
  

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合わせるのはビールではなくジャパン
「ジョセフペリエ」とともに国際線ラウンジで3年ぶりのJAL特製カレーに舌鼓を打ちました
 

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さて成田空港国際線JALファーストクラスラウンジを堪能した後は
いつものようにラウンジの梯子
ワンワールドアライアンスのラウンジには入れることから
今回昨年移転したキャセイパシフィックのラウンジを訪問することとします
 

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ここは以前のアメリカン航空のアドリラルクラブ・ラウンジがあった場所で
そのアドリラルクラブ・ラウンジを改装せずに、そのまま居抜きしたようで
受付のキャセイの赤い制服を見なければ間違ってしまったかのようでした
 

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ラウンジの天井まで届く窓からはエプロンを眺望でき
ゆったりとした空間に一人掛けソファーが並んでいます
 

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お目当てのダイニング
キャセイパシフィックということもあり中華が中心
 

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ブッフェ用の鍋によそわれたホットミールには
「ローストチキン・バター醤油ソース」
「チンゲン菜」
 

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パスタは「ペンネミートソース」


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フルーツに加え
日本食は巻き寿司とお稲荷さん
巻き寿司に海苔が巻かれていないのは
海苔は磯の香りが強く、欧米系の方は苦手な人が多いのと
海苔を巻いた黒い食べ物に違和感を覚える方がいらっしゃるからだそうです
そいやカルフォルニアロールにも海苔は巻かれていますが、内側にそれとはわからないように巻かれていますもね


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サラダとハム・チーズなどのコールドカット類
 

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お酒はビールサーバーがありましたが
ビュッフェには空港のロビーに供えられていた薦樽と同じ
地元成田市の酒蔵「藤屋」の日本酒「清酒 長命泉」
サッポロビールの熟成濃厚梅酒「白加賀びん」
そのほかキャセイらしく
ウイスキーはジョニーウオーカー ブラックラベル12年
ブランデー、ジンやウォッカやラムなどのスピリッツが並んでいました


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こんな感じでキャセイパシフィックのラウンジを探訪
やはりラウンジの梯子は楽しいですね

年末年始に伺ったベトナム・ハノイの旅ですが、ちんたら更新していて
なかなかハノイまでたどり着きませんね
ようやく今回のエントリーで成田からハノイ・イノバイ空港へ向けて飛び立つJAL751便のお話しとなります
 

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今回の座席はエコノミー
JAL国際線767の「Sky Wider」は座席幅が45cmということもありかなり狭かった
そんな事もあるのか、ただいまJALでは有料座席指定サービスで足元の広い席を出発72時間前までに指定できるようになっていてその札を今回初めて目にすることが出来ました
いつもなら座席指定するあたりの席ですが、いつの間にかこんなサービスが出来ていたんですね
 

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飛び立ってすぐに機内食が提供されました
ちなみに今回はエコノミー席での機内食となります
つくねとピーマン添え豚バラ焼き鶏丼
デザートはハーゲンダッツ
食べたらすぐに寝てしまい
 

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気が付いたらハノイ・イノバイ空港に到着しておりました
フライト時間は6時間半
翌日の午前0時半といった中途半端な時間に空港到着
荷物を受け取ったらタクシーを飛ばしてホテルに向かいます
  

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ハノイ・イノバイ空港からタクシーを飛ばしやってきたのは
ハノイ旧市街のハンガイ通り
もう夜中の12時を過ぎていますが、歩道にテーブルとイスを広げた野外レストラン?はまだ営業していました
ちなみにこの周辺道路はみんなこんな感じです
ベトナムに来て早々、いかにもアジアらしい活気が溢れている姿を目にしました


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ハノイでの宿はそんな旧市街のハンガイ通りの野外レストラン?向かいにある
「ハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテル」にいたしました
このホテルにした理由は旧市街にある為、ドンスアン市場やビアホイが楽しめるターヒエン通りなどの観光地まで徒歩でいけるなど利便性を考慮してのことでホテルの質はさほど求めませんでした
ホテルのホームページにはフロントデスクは24時間対応
荷物預かり、チケットサービス、ツアーの手配など様々なサービスを提供してくれるとのこと
確かに今回もハロン湾クルーズやチャンアン川下りのツアーもこのホテルで頼ませていただきました
ちなみにフロントデスクは確かに24時間対応でしが、これは夜中スタッフがフロントデスク前に布団を敷いて寝ていると言った日本では考えられないものでした
ただ、私が真夜中のチェックイン後に部屋でテンキー式のセイフティボッスの設定を間違え警報が鳴り続けた際に対応してもらったり、バルコニーのドア(ベトナム独自のドアノブで使い方が判らなかった)が閉まらず困っていた時に助けていただいたりと確かにスタッフ(寝ているところを起こしましたが)は24時間対応でした
   

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部屋はジュニア スタジオスイート
ベッドはキングサイズ
 

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床は珍しいタイル張り
スリッパを履かずにいるとひんやりとして気持ちよかった
デスクとTVが供えられています
ここからは私の覚書も兼ねています


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トイレもタイル張りの立派な造り
残念ながらウオシュレット機能は有りません
 

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バスタブも大きめ
毎朝、バスクリンを入れてゆったりと浸かり癒されました
 

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リビングボードの中に収納される形で設置された冷蔵庫
家具の中の冷蔵庫なんで騒音は防いでくれましたが、冷えは今一歩でした
ミネラルウオーターとコーラ、ビールがミニバー形式で冷やされていましたが
後の容積はコンビニで買ったビールやミネラルウオーター用に使わせていただきました
 

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同じくミニバー形式のスナックとカップ麺
 

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湯沸かしポットにベトナムコーヒー・ティパックが備えられています


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狭いですがバルコニーがあるうえ
テーブルとイスが置かれていて
 

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毎夜ここからハノイ旧市街の喧騒を肴にハノイビールをいただくことに
そうそう近くのコンビニで買ったこのピザまんも美味しかった
 

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今回宿泊した「ハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテル」は朝食付きのプランで
毎朝、このホテル1階にあるレストランで朝食をいただき
腹を満たしたところで観光に出かけました
  

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朝食はビュッフェ形式
当然のように南国系の果物がこれでもかと並んでいます
 

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ホットミールも毎日日替わりで楽しませてくれます
 

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ジュースサーバーにはパインジュースやマンゴージュースがたっぷり入れられていますが
その手前には南国では珍しく生牛乳も置かれています
そうここベトナムで牛乳が飲まれるようになったのはここ最近の事のようです
生産量が追い付かずに輸入に頼っているのが実情のようで、ベトナムで生乳はまだまだ高級品のようです
折角なのでそんな牛乳を毎朝いただくことに
 

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フランスを宗主国とするここベトナムはパンも美味しい
トースターで焼いたものにマーガリンを付けいただくことに
そうまだまだここベトナムでバターは高級品のようでした


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他にもピラフや春雨と言った感じで、炭水化物たっぷり
旅では歩きまくることから、普段朝食はとらない私ですが
朝からたっぷり頂きます
 

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4泊しましたので計4回ここで朝食をいただきました
 

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ビュッフェの他に卵や麵料理のオーダーも可能で
毎朝、チキンなどのフォーを頼んで朝飯にしていました
フォーには香草などを入れて食べたりしますが、このレストランでは柑橘系の「チャイン」を搾っていただくと味が引き立ちます
チャインはベトナムの暮らしに密接している果物
薬味はむろんジュースにもなるそうです
そういやマンガ「大使閣下の料理人」でもそんなチャインを使った料理で各国の首脳たちをもてなしました

 

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このフォーがことのほか美味しく
街でフォーを食べることは有りませんでした
 

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ハノイ・トレインストリート

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さて日本での話題も尽きてきたことですし
2023~2024年の年末年始に伺ったベトナムハノイの話に舞い戻り、このあと書き残した話を書き綴ってまいります
また古い話になりますが、しばしお付き合い願います

オールドタウンにあるハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテルから目的にに行く道すがらハノイのフンフン通りを歩いていると
鉄道の路線らしきものが見えてきました
周りを取り囲む建物のベランダにはベトナムの国旗である金星紅旗がはためいています
どうやらここが噂のハノイのトレインストリートのようです
 

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そのトレインストリート
線路周辺に民家が立ち並び、その民家の間を縫って走る電車の姿が見られるハノイの観光スポット
ほどなく北のトレインストリート
道路が線路を横切るいわゆる踏切
ここから線路内に入るんだそうです
 


 

まだ朝早い時間ですが、そんなトレインストリート入口には
「DANGER」と名書かれた看板の下には
「MAX FINE 500,000」(罰金は最大で500,000ドン)と記載されているうえ、制服(を着たベトナム人民軍なのか人民公安らしき方が警護しているようで、どうやら入るのを阻止しているようです
私が思うにきっと上記動画ような場所ですから事故も多いのでしょうね
そんな中にありながらも、線路内にあるのでしょうカフェの呼び込みがさかんに行われています
呼び込みをしているのは女性ばかり、アジアの女性の強さやしたたかさを垣間見た気がしてきました
ちなみにそうしたカフェの呼び込みさん同伴ならたやすく入れるとのことです
  

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ちなみにここからベトナムの首都ハノイの駅は近く
少ないとはいえ通過する列車は列車が通過するのは、平日で6回、土日祝だと8回に及ぶそうで
通りが色とりどりの光でライトアップされ幻想的な雰囲気の夜の時間帯などには撮りテツで溢れるようです
 

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そんなトレインストリートには入るの諦め
入り口でこわごわと記念撮影し次の目的地に向かうことに
 

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さてハノイ市内を観光する際の移動手段ですが、ハノイには地下鉄やトラムなどの公共交通機関はありません
おもにタクシーがその移動手段となりますが、移動の度にタクシーを使うといくら物価の安いベトナムといえど結構な負担となります
そこで考えられるのが路線バス
路線図(ルートマップ)を手に入れるのも一つの手となりますが、最近の私のお気に入りがGoogleMapを使った検索
目的地を入力すれば様々なバスルートが出てきてそれを選択、バスのNOを確認しつつ利用するというもの
これが慣れると大変便利でことのほか重宝いたしました
 

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それに加えて平均年齢が32歳と若いベトナム
シニアには優しく、ハノイの市バスは何と60歳以上は無料となるシルバーパスなる物があるとの事を聞きつけました
しかも何とそれは外国人にも適用されるとの事で
そんなパスを手に入れるため、ハノイのキーマバスステーションに赴きました
 

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顔写真が必要とのことで、行く道すがら写真屋さんを探しましたがありません
まぁ何とかなるかと思い、受付すると写真はここで撮るようで一安心
  

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ちなみにシルバーパスの発行手数料は10,000ドン
10,000といわれるとちょっとドキッとしますが、ベトナムドンの為替レートは慢性的なインフレのため桁が多く
日本円だとわずか56円くらいだったりします
 
 
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いただいたシルバーパスを路線バス乗車時に乗務員に見せるだけでハノイ滞在中乗り放題
使用期限は5年間有効で2028年12月までとなっていました
 

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ちなみにこうした改札のあるバスターミナルなどでは受付のスタッフにシルアーパスを見せると
切符がもらえてそれで改札をくぐるなど、わかりづらい面も多々ありますが
これでハノイにいる間、ホーチミン廟やナイトマーケット、水上人形劇などハノイ市内観光、それからハノイグルメやビアホイで世界一安いと言われているビールを楽しむ予定です
 

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「ベトナムといえばバイク」
今回伺ったハノイの街中にはありえなほどの数のバイクが道路を我が物顔で走っています
それもそのはずベトナムの総人口が9,600万人に対し保有するバイクの数はおよそ5,000万台近くといわれるほどバイクの数が多いのですが、子供数の多いベトナムですから、これはもうほぼ一人に1台保有といっても過言ではありません
しかも週末に乗るだけではなく普段の移動手段として必要なため、どこに行ってもバイクだらけといったのがベトナムの風物詩だったりします
ただそれだけ多いと問題も多く、しかも信号の無い交差点が多いことに加え
こんな携帯電話を使いながら乗ったりと交通マナーも芳しくないということで、ハノイでは道路を渡るの命がけだったりもします
 

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そんなベトナムの交通ルールがどうなっているのかもわかりませんが
信号無視、逆走、過積載は当たり前、ベトナムの経済を底辺から支えるバイクはホンダ、ヤマハ、スズキが多く何だか誇らしく感じます
 


 

ノーヘルは当たり前、こんな4人乗りのスクーターもしょっちゅう見かけたりします
 

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しかもバイクやスクーターは単なる交通手段ではありません
建設資材や食品などありとあらゆるものの運送手段として、日本でいうところの軽トラックのような使われ方もするようです
 

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そんなバイクやスクーターで特にハノイっ子たちに人気なのが日本ブランドの「ホンダ」や「ヤマハ」
この2つのブランドだけで売り上げの8~9割を占めるそうです
 

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写真は果物屋をやっているスーパーカブですが、ここベトナムでもちろんスーパーカブは大人気
そうベトナムの人びとはスーパーカブ・シリーズの愛着は半端ではなく「スーパーカブ・パラダイスの国」と呼ばれています
というのも1967年ホンダがスーパーカブを最初に輸出したのですが、その時の人気はすさまじくベトナムを走る二輪車の90%近くがスーパーカブ・シリーズとなってしまっていて、道路に溢れる洪水のごとく走っていたそうです
おかげでバイクのことを「ホンダ」とも言っていたという逸話もあるくらいです
  

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絶対にコケない自信があるのでしょう
たくさんの観賞用の鳥を運ぶ姿にちょっと感動したりもしました
 

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こんだけ積んであると後ろどころか、横すら確認できません
大丈夫なのかと心配になってしまいました
 

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これまた怖いプロパンガスの配達
日本の危険物取扱者が見たら仰天しそうです
 

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そして人力タクシーが進化したという三輪車「トクトク」は今もなおハノイの主役
もっともこうして人を載せる以外にこうした建築資材を運ぶトラックとしての使い方もあるようです
 

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ハノイ旧市街の道端の風景

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ハノイ旧市街を散策、ちょっとメインの通りから小路に抜けるとそこには昔懐かしい風景がありました
たとえばこんな天秤棒の両端の籠や自転車の荷台に山のようにで野菜や果物を運ぶおばちゃんの姿や
  

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鶏を平気で捌く肝の座った女性の姿
このあたりは「さすがベトナム」といった感、満載です
 

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海産物らしきエビやイカなどを道端で売る女性
こうした女性が積極的に働く姿は東南アジア系でよく見る光景で
逆に道端でイスに座ってお茶を飲みながらたばこを吸ったり
将棋などに興じているのはほぼ男性だったりします
女性が勤勉な一方で男性はあまり積極的に働かないのが東南アジアの特徴のようです
 

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道端での散髪しているところを目撃
これ私も海外で一度はやってみたい
憧れみたいなものだったりします
 

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これは道のど真ん中でリヤカーに積む商品を売る姿
遠目で見た感じでは何を売っているのかさっぱりわからない万事屋といったところですが
白人系の観光客が何かを購入していました


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そのほか、道端で靴を磨く少年の姿も
よく見ると磨いている靴は革靴ではなくスニーカー
赤い籠に入った丁寧に汚れを落としていました
もっともこうした道端での風景は過去日本でもあったはずで
戦争によりスタートが遅れてしまいましたが、発展が著しく平均年齢が32歳と若いベトナムのことですから
近々こうした風景は見られなくなる、貴重な風景だったかもしれません
   

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私にとってベトナムと言えばコーヒー
休日は朝からコンデンスミルクたっぷりのベトナムコーヒーを淹れて、ゆったりとした時間を楽しんだりもするくらいです
 

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今回のベトナム・ハノイ旅もカフェ巡りが一つの楽しみになっていることで
ハノイで最初に訪れるのは旧市街のとあるカフェを目指します

ちなみにそんなカフェを探している途中、旧市街を走りまわる伝統的な人力車「シクロ」を見かけました
そのシクロ、自転車の前に座席を設けた三輪自転車タクシーなんですが
フランス植民地時代にベトナムに導入されたもので、もとはといえば日本で「発明」された人力車から派生した乗り物だったりします
たしかに人力車は海外でも「リキシャ」って言いますしね
   

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そんなシクロに乗ってハノイの旧市街を回って歩くのも面白そうですが
限りある日程ってこともあり、今回は諦めます
   

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肝心のカフェ、入り口がわかりずらく迷いましたが、なんとかたどり着きました
それがエッグコーヒー発祥の店「CAFE GIANG(カフェジャン)」
人気店ということもあり、混雑しているのでしょう
2階のベランダまで人があふれていました
 

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2階のほうが空いてるよと言われ2階に上がると、広々としているうえ
小さなテーブルやイスで埋め尽くされています
しかも伺った際は満席
有名店なんで仕方ありませんね
まぁこれだけいると帰る方もいらっしゃると思っていたら案の定
ワンテーブル空きようやく着席
 

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まずはテーブルに置かれたメニューを開きますが
お目当てのエッグコーヒーは35,000ドン
日本円で196円ほど
ちなみにそんなエッグコーヒーはイタリアの牛乳を使ったカプチーノからインスピレーションを受け
当時牛乳が高価な為、卵で代用したものなんだとか
確かにタイをはじめとした東南アジアの国々では共通して乳製品が高価
これは乳牛が暑さに弱い動物ということもあり、特に牛乳(フレッシュミルク)について昔はあまり流通していなかったという事によるのだと思います
ただ、無いなら出来ないではなく、どうすればできるのかを考えた商品で、それが逆にヒットしたというのが素晴らしいですね
    

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提供されたエッグコーヒー・エッグカカオ
湯煎しているコーヒーカップの中でかき混ぜシェイクのような状態でいただきます
まるでコーヒー味のカスタードクリームを食べているような味覚でした


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タンロン水上人形劇を見に旧市街に隣接するホアンキエム湖までやってきました
予約した開演時間までまだ少し時間があることから湖のほとりででまったり待つことといたします
ちなみにそんな「ホアンキエム湖」一周1.8kmあるその湖の周囲は遊歩道になっていたりと
ハノイに暮らす人びとにとって生活に密着した憩いの場所となっているようで
ブライダルフォトを撮るカップルの姿やジョギング・太極拳を楽しむ人びとなどが見て取れました
  

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湖に行ってみるとそこには朱色のフク橋(棲旭橋)を渡る人々がいましたが
そんなフク橋を渡り玉山島に向かいます
 

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玉山島に渡ると、右に龍、左に虎の絵を配した石門がありそれをくぐり境内に入ったところに
玉山祠(ゴックソン)寺はありました
 

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玉山島からは「亀の塔」のある島も見て取れます
15世紀に明に「順天」という名の神剣パワーで勝利したベトナムの黎利(レー・ロイ)という王が湖を遊覧していたところ亀が現れ、勝利に導いた剣(順天)を神に返すことを要求
そしてその場所がこの亀の塔が立つ小島だという伝説なんだそうです
湖にはそんな伝説の逸話である「還劍(ホアン・キエム)」の名がついていたんですね
ちなみにそのホアンキエム湖の大亀はスッポン(Rafetus leloiiという学名)らしいのですが、姿を見ることができると非常にご利益があるとして、ベトナム人からはとても大切にされてきたそうです
もっともベトナム人はスッポン料理も大好きだったりします
 

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伺ったのは大晦日
ハノイっ子たちの憩いの場所ということで
マーケットのブースも出ていて、目立つこと請け合いの風船売りを見かけましたが
子供の多いベトナムでは風船売りは名物、風船を売って生計を立てていらっしゃる方もいるようです
  

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ドラゴンボールの関連グッズも売られていましたが、ドラゴンボールはここベトナムの子供たちに大人気
特にベトナム・ハロン湾の風景が「ドラゴンボール」の世界観に似ていると話題になることがあります
ということで明日はそんなハロン湾がドラゴンボールの舞台となったか確かめに行くこととなっています
そんなこんなで時間をつぶしていたら、あっという間にタンロン水上人形劇の予約時間となりそちらに向かうことに
 

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私の愛読書の一つマンガ『大使閣下の料理人』(原作:西村ミツル、作画:かわすみひろし)
1998年からモーニングにて連載された、政治や海外情勢それにそんな海外での料理といった情報量豊かなマンガで
これは原作者である「西村ミツル」が元公邸料理人でなければ、絶対に描けなかった師玉の名作
たまに読み返したくなるマンガでもあります
 

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『大使閣下の料理人』で読んで以来見たかった、水上人形劇を鑑賞しに「タンロン水上人形劇場」にやってきました
劇場自体はベトナムの国民的英雄のホー・チ・ミン氏が、子供達のために1956年に建てられたもので、歴史ある建物です
 

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劇場に入ると、司会などを演ずるメインキャラクターのテウさんが迎えてくれました
 

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2時間ほど前に一度やってきて劇場窓口で直接購入したチケットの席は中列シートの8列目
(劇場の後ろの席だと見ずらいので早めに予約するか、ネットでの席の確保をお勧めします)
料金は1人150,000VND(日本円で860円くらい)
「水上人形劇」は、約1000年もの歴史を持つベトナムの伝統芸能
もともとは、タイピン省の農民たちなど北部の農民たちが、豊作の祈願や、農閑期の楽しみとして屋外の水辺を使って演じていたものが、李朝・チャン朝頃(11~15世紀)に、娯楽として宮廷にまで広がったと言われています
水上人形劇はリズミカルな踊りや水を噴き出すなどの演出が特徴で各村により少しずつ異なる演技や演出は、今でも門外不出だそうです
 

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劇場の明かりが消されたのちベトナムの伝統楽器が奏でる美しい音色で開幕
このお寺の中から人形が出てきて水の上を動き回り「田植え」や「魚釣り」などの演目を披露してくれます
舞台左右に配置された民族衣装を身にまとった劇団員が、人形の動きに合わせて語ったり歌ったり
伝統楽器を使って効果音や音楽を生演奏する
 

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終盤の八仙人の踊り
 

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八仙人の踊りは動画でも撮ってみましたが
一体全体どうやって動かしているの?と思うくらい良く動いていました
 


 

最後に人形の操作を担当されていた演者さんが、水中から現れ
観客の拍手とともに水上人形劇は終了
言葉は判らなくとも充分に楽しめました
 

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タンロン水上人形劇を鑑賞したあと
やってきた「ブンチャー・フォン・リエン」
市内線バスを使いましたが、水上人形劇場からもほど近いホアンキエム湖の南側にありました
ここはハノイの名物麺料理「ブンチャー」が美味しく
あのベトナム初のミシュランガイド2023にて、ビグルマンに選ばれた超有名店です
   

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そんな店にもかかわらずさほど並ばずに入店出来ました
席に着くや否ら大勢の方が並んでいたので、ここはタイミングが良かったのでしょうね


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ちなみにこのブンチャー・フォン・リエンは
2016年5月23日にベトナムを公式訪問中だったアメリカのバラク・オバマ大統領が訪れたことで有名で
店内の壁にはその時の写真が飾られています


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2階にはオバマ大統領が当日実際に使ったテーブルが保存されているとの事でスタッフに声をかけ2階に上がりました
そこにはVIPを歓待したとはとても思えない普通の座席とテーブルの上に食器が並べられていました
残念ながらその時食べた料理は展示されていません(まぁここは南国ですから料理は半日も持たないでしょうからね)
ここは是非とも、日本の食品サンプル業界トップ「イワサキ・ピーアイ」さんの力添えが欲しいところです
 

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ちなみにその時の写真はNBCNEWSに掲載されていたので
添付させていただきますね
それにしてもオバマ元米大統領
実に美味しそうにビール飲んでいますね
 

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メニューを見るとそんなオバマ元米大統領の写真
そして1番上にその時にオバマ元米大統領が食した「コンボ・オバマ」なるメニューがありました
てなわけでスペシャルブンチャーにカニ揚げ海鮮春巻き、ビール・ハノイがセットになったコンボオバマをオーダー
このセットが120,000ドン(日本円で720円くらい)と言うのが驚きです
 

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特に美味しかったのがサックサクに揚げられた春巻き
海老と蟹のうまみたっぷりで、ビールのアテにぴったりでした
 

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ちなみにブンチャーとは、甘酸っぱいつけ汁が入った丼に
炭火で焼いた豚バラ肉とひき肉団子がトッピングされ
そのつけ汁にブンと呼ばれる米麺をつけて食べる料理で香草たっぷりでいただきましたが
さすがはミシュランのビブルマンといった味でした
 

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ベトナムの英雄ホー・チ・ミン
私の好きなマンガ「大使閣下の料理人」にも紹介されていましたが
料理マンガという事もあり、船の見習いコックとして働くようになったホー・チ・ミンが、船と共に宗主国フランスへ渡るといった逸話がたびたび登場していました
ベトナムの「建国の父」であるホー・チ・ミン氏
国民から尊敬の念を込めて「ホーおじさん」という愛称で親しまれたそうです
ホー・チ・ミン氏はベトナム戦争終結に向かっていた1969年に心臓発作で亡くなります、享年79歳でした
そんな国民から尊敬されるホー・チ・ミンさんの遺体はハノイの「ホーチミン廟」で眠っているかのように安置されています


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てなわけでハノイに来たのならやはり、ホーチミン廟は訪れねばならぬ場所
市内路線バスを使い伺いましたが
開館時間は午前中の7:30~10:30のみだったようで
そんなことはつゆ知らず、訪れたのが16時過ぎっとことで
ホーチミン廟内は見学できずに、バーディン広場から廟を眺めるのみとなりました
 

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2人の衛兵が廟の警備をしてますが、微動だにせずに立っておりこれだけ見ても厳粛な雰囲気がつたわります
そんな衛兵交代式は毎日1時間ごと、廟が閉まっている時間にも行われているそうですが
残念ながら時間が合わず衛兵の交代式は見れませんでした
 

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ホーチミン廟を訪れたあと
市内路線バスを使いハノイ大教会(聖ヨセフ大聖堂)へ
これが大正解、巨大なクリスマスツリーと教会のライトアップ
素晴らしい景色を目に焼き付けることとなりました
多くの観光客も訪れておりましたが、当然のようにシクロも出番待ちしておりました
 

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ハノイ大教会(聖ヨセフ大聖堂)はハノイでもっとも古い教会で、かつ最も大きな教会
荘厳なゴシック建築ですが、これはパリのノートルダム大聖堂をモデルにして建てられたのだそうです
てなわけでフランス統治時代の面影を今に伝えます
クリスマスツリーの手前には、イエス・キリスト誕生を表現したオブジェが飾られています
 

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ハノイ大教会周辺にはおしゃれなカフェやショップが立ち並んでいて
そんな一軒「フェバ(PHEVA)」というチョコレート屋で定番の土産を購入していきました
ベトナムはフランス植民地時代に大規模なカカオ農園ができましたが、あまりうまくはいかなかったようで頓挫
ただベトナムは南北に長いベトナムの地形のおかげで多種のフレーバーのカカオ豆の生産ができる利点があり
世界各国の大手チョコレートメーカーや商社が拠点を設けて栽培・発酵に関する手厚い投資を行なわれています
てなわけでベトナムはチョコレートの新興国ともてはやされているようです
フェバチョコレートはそんなベトナムで生産されたカカオ豆とフランスの技術が合わさり誕生したチョコレート
土産にはもってこいですね
 

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この日はこのまま歩いてホテルを目指しましたが
そんな途中、こんなレコード・CDそしてオーディオを扱うお店に出くわしました
店には蓄音機やオープンリールのテープレコーダーなど年代物のオーディオが並んでいましたが
店内が狭いためか通路にてそんなオーディオを修理している様子が見られました
日本の家電店では見向きもしてくれそうもないオーディオですが
物を大切にするベトナム人の心意気が伝わる一コマでした
 

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そういやベトナム・ハノイが主な舞台のマンガ「大使閣下の料理人」でも
木田氏(本田宗一郎氏)が、旅行でベトナムを訪れた際に街でKIDA(HONDA)の古いバイクが走っているのを見かけたが
その型式は日本では30年も前に生産中止となったもので、古いバイクをきれいに磨き上げ丁寧に整備して乗ってくれているベトナムの人に感動したという話がありました
この話は他でも聞いたことのある話で、本田宗一郎氏はそのことがきっかけでベトナムでのバイク生産や合弁工場について即諾したとのことでした
そんなマンガを読み物を大切にする心は、私自身どこかに忘れたような気がしてきましたが、ベトナム人にはまだ残っているようです
 

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夜な夜なホテルを抜け出し、ハノイのナイトマーケットにやってきました
そんなナイトマーケットは週末の夜、ハノイ旧市街のど真ん中が歩行者天国になり、数百の夜店が並ぶというもの
衣料や雑貨を扱う店が多くあり大勢の人でにぎわっていました
まぁ夜店での価格交渉が苦手という事もありここは見て歩くだけで
 

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ナイトマーケットより少し歩いたところに
いかにもベトナムっぽい通りにプラスチック製のテーブルを並べた昔ながらの下町食堂があり
ここで食事も良いかなとも思いましたが、暑い中歩いてきたこともあり
食事の前にまずはビールだなと鑑み
 

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中国人街となっていて通りの頭上に行燈が渡されている
ハンブオム通りあたりを散策


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ファクトリー47というよさげなバーを見つけ飛び込みました
 

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ベトナムらしくない高級そうなBARで
棚にはスコッチウイスキーやバーボン
スピリッツが並びます
  

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ゆったりとした雰囲気の店内で
カウンターを覗くとビールのタップがあることから
 

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カールスバーグとクローネンブルクのヴァイツェンを注いでもらいます
2杯合わせて140,000ドン(日本円で840円くらい)
ずっとここに住みたいくらいな思いになってきましたが
ハノイのビール事情はまだまだ奥が深かった


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ビアホイ通りと比喩されるベトナムのターヒエン(TA HIEN)通りに来てみました
この通りは旧市街で最も活気に満ちたエリアで夜の帳がおりたころから、続々と多くの現地人と観光客が集い賑わいます
そのうえ店の前の道路には背の低い大量のプラスティックのテーブル・チェアが並び道路を埋め尽くします
  

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道路にはそんあテーブルと人が溢れ歩くにも難儀するほどでした
ちなみにベトナム語は判りませんが、脇に立つ道路標識を見る限り
午後10時から翌午前5時までは車両進入禁止のようです
えっここ歩行者天国ではないの・・・と思わせますが、時計を見る限りまだ午後7時過ぎ
伺ったこの時間帯は車両の通行は可能のようですが、この状態で車は通れませんよね
これはあくまでお店の裁量でやってしまっているようで、翌日にその事実を知ることとなります
(その話はまた後日お伝えします)


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皆さんの目的はこの「ビアホイ」
地ビールであるビアサイゴンあたりよりもアルコール度数が低いうえ(3~4%)、若干口当たりが良い軽い感じもします
これがベトナム特有の蒸し暑さも相まって、ガブガブと何杯でも飲めてしまうビールです
しかも1杯が10,000ドン(日本円で56円くらい)と安価なビールなためさらにどんどん飲めてしまいます
ちなみにビール樽に入れられたビールはタップビールのように炭酸で押し出し注ぐのではなく
樽の下についている蛇口から重力の力を借りてビールを注ぐ原始的なやり方のようです
 

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ただこの日はターヒエン通りのお店は初めてという事もあり少し警戒しつつのお店選び
割合明るい店内で清潔そうな店構えの「Mai Linh」に入ることとしました
子供ずれなどのいかにも地元客が多かったのもその理由です
 

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おのお店のもう一つの魅力が、このビール満載の冷蔵ショーケース
コロナビールやバドワイザーを追いやって
シンハービールやタイガービール
そして地ビールであるハノイビールやサイゴンビール、333(バー・バー・バー)がこれでもかと並んでいました
 

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メニューを見ると
そんなベトナム地ビールが30,000ドン(約168円)
ビアホイも良いですが、こうした安心して飲める瓶ビールも捨てがたくこのお店に陣を据えることに
 

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さっそくハノイビールとサイゴンビールで乾杯
食べ物のメニューを見ると生落花生が有ったのでビールのつまみにします
この「生落花生」ベトナムの名物で落花生を塩ゆでにしたもの
これがベトナムビールに合わないわけがありませんね
 

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ついでに焼き鳥5本を頼みましたが、なんとこのボリューム
いかにも炭で焼いてきましたという焼き具合に加え、ベツナムの養鶏は小規模生産が主流で旨味のある鶏肉が多く生産されているようで
この焼き鳥も味わい深くヌクナムのタレにつけ美味しく頂かせてもらいました
 

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ついでに頼んだシャキシャキな野菜とエビを巻いた生春巻き
ベトナムビール5本飲んで2人で330,000ドン(日本円で1,980円くらい)
いや~これなら毎晩通いたいくらいです
明日はツアーから帰ってきるのは夜9時になってしまいますが、もちろん翌日の晩も訪問する決意を抱きホテルに戻りました
 

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ハノイ3日目
この日は世界遺産ハロン湾日帰りツアーに参加いたします
日帰りといっても、往復12時間かけてのツアーとかなりの強行軍です
ちなみにそのハロン湾はベトナム北部トンキン湾にある湾で
ベトナム北部では最も有名な観光スポットとなり
「海の桂林」とも謳われているように大小無数の奇岩や島々が海に浮かぶ水墨画のように美しい景勝地
映画のロケ地としても人気が高く、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」や「キングコング」「インドシナ」などの作品に登場しています


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ハロン湾へはバスでの往復となりますが、片道3時間半の長距離移動となります
てなわけで途中バスツアーお決まりのトイレ休憩兼の土産屋(真珠養殖店)へ立ち寄り
たくさんのバスが停まっていたので、戻る際に間違えないようバスのナンバーをスマホで撮っておくことに
 

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そんなバスに揺られ
ハロン湾の船着き場であるトゥアンチャウ港に到着
 

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トゥアンチャウ港にには多くのクルーズ船が停泊していましたが
乗り込むのは「Dragon King Cruises」のクルーズ船
 

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乗船後、すぐにランチタイム
 

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ランチは船内でベトナム料理のシーフードが並び
テーブルに同席した方々と料理をシェアいたします
 

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内容はというと
揚げたヒラメの甘酸っぱいソースのあんかけ
 

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日本でいうところの「蒸しハマグリ」のような料理


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イカと野菜の炒め物
 

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魚介たっぷりの揚げ春巻き
中華のそれとは違い、ベトナムの生春巻きの皮は、米粉(ライスペーパー)でできていて
揚げた時のパリパリ感はたまりません
 

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これはハノイの街でもよく見かける
バイン・トム(エビの揚げ物)でしょうか?
 

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これらの料理をハロン湾に浮かぶ奇岩を眺めつついただきますが
食事中に頼んだハロン湾のビール「HALONG SAPHIRE(ハロンサファイア)」も美味しかった
 

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ツアーで伺った世界遺産ハロン湾ではもちろん素晴らしい湾内の景色を堪能いたしますが
そんなハロン湾でのツアーではボーホン島にも停留し
ハロン湾で最も大きい鍾乳洞『スンソット鍾乳洞』の洞窟体験も組み込まれていました
  

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多くのクルーズ船が隙間なく停泊する船着場から
少し歩くとスンソット洞窟の看板が見えてきました
  

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ここから50段もの階段を上り鍾乳洞の入口へ
それははるか上部、海抜 25 メートルに位置しています
なるほどこんなところに入り口があったためなかんかな見つからなかったんですね
ちなみにこのスンソット洞窟は1901年にフランス人によって発見されましたが
そんなフランス人が「驚きの洞窟」と呼んだほど美しく、そして馬鹿でかかった
 

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メインホールとして知られる第二の空間となる鍾乳洞の面積は約12,200㎡
数千人の訪問者を収容できるほど広大な空間があります
  

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洞窟の中はライトアップされており鍾乳石の細部まで見て取れますが
この鍾乳洞は世界で最も美しい10の洞窟のうちの1つに選ばれております


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鍾乳石は100年でわずか1cmほどしか成長しないため
何十万年、何百万年と気の遠くなるような長い年月をかけてここまで成長したようです
 

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スンソット洞窟の広い広い洞窟を抜け出した先からは
美しいハロン湾の絶景が望めました
 

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世界遺産ハロン湾をめぐるツアーも終盤
ボーホン島でのスンソット洞窟探検を終えたら次は同じ島にある絶景スポット「ルオン ケーブ」へ
ここでは写真の竹ボートに複数乗船し船頭さんの解説でめぐるのが一般的なようですが
 

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私どもは普段から乗り慣れているカヤックを選択
ただ注意しないといけないのは、発展途上国にありがちな安全面での配慮が欠けていること
乗船前に自分で籠の中にあるライフジャケットやパドルを選び装着しますが
カヤックを選んで、勝手に好きに乗れってスタイル
日本のツアーとは違い、パドルの操作方法などの説明などは全くなく
誰も漕ぎ方は教えてくれません
まぁ入り組んだ湾の中の内海で波もなく穏やかな水面なんで何とかなるでしょう
 

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ということで適当にシットオンカヤックを選択
どこに漕ぎ出せばよいのかわからずに
竹ボートの後についていくこととします
  

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久しぶりのカヤックですが、パドルを漕いでいる間に昔の感を思い出し
ルオン ケーブの大きな岩の下をくぐり抜けていくことに
 

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洞窟を抜けると別世界
大きく湖を囲む石灰石の壁などが目に飛び込んできます
こんな感じで1時間余り、カヤックからの絶景を楽しみました
 

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その後、ハロン湾ツアーはティトップ島に立ち寄り
丘の上からハロン湾の景勝を楽しみますが
湾に見えているのは、クルーズ船のみならず
宿泊可能な船もかなりの数が停泊しておりました
確かにハノイからの日帰りは12時間ほどかかり、かなりの強行軍
こうしたゆったりとした優雅な旅もあるのだと思い知らされました
 

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12時間あまりかけて伺った世界遺産ハロン湾ツアーも終了
その後、いつものようにターヒエン通りにやってきました
ターヒエン通りは大晦日ということもあり凄まじい人手です
観光客も多いのですが、いかにも地元の人といった人と合わせ賑わっていました
 

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そんな皆さんのお目当ては安価なビール
ワングラス10k(56円)の「ビアホイ」
 

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日本でもよく見られるビヤ樽に詰められてはいますが
タップはなく樽の下部につけられた蛇口から重力の力を借りてジョッキに注ぎます
 

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この日はあまりの人出の為か樽に詰められたビアホイのタンクが売り切れとなったので
メニューを見て他のベトナムビールを頼もうと思ったら
1ℓが50kのボトル50k(280円)があるじゃないですか


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てなわけで1ℓのペットボトルに入れられたビアホイをオーダー
 

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挙げ句の果てに隣りに座っていた外国人もビアホイが売り切れで困っていたので、我が家が頼んだビアホイをおすそ分け
私どもは日本から来たと伝えると、そんな外国人はスペイン人でバルセロナから来たというビルバオさん
日本にも一度行ったことがあるとのことでした
私どももバルセロナには観光で赴き、試合は見られなかったが「カンプ・ノー」には立ち寄ったなどと話し
  

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その後、ビルバオさんからも1ℓビールをご馳走になるなど盛り上がりました
 

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そんなビアホイに合わせるのは
ミントを効かせた豆腐揚げ
それに牡蠣玉子焼き


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さらにベトナムらしく揚げ春巻き
春雨がいい味出してます
そんなこんなで会計は270,000ドン(日本円で1,620円)
なるほど人であふれるわけです


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にしてもここターヒエン通りは公道
歩行者天国ってわけではなく
頻繁にこうしたバイクも通り抜けていきます
そんな秩序とは無関係なビール天国通りでした
明日も再訪したいが元旦はここやってるかな
 

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ターヒエン通りでビアホイを楽しんだ後、ホテルに戻りますが
広東人の貿易商が集まっていた「ハンブオム」通りでブンチャーやバインミーを売る屋台を発見
 

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小腹がすいてきたのでここでバインミーを購入して帰ることに
ちなみにそのバインミー
ベトナム発祥のサンドイッチで
やわらかなフランスパンにハムやなます、パクチーなどの香味野菜などをたっぷり挟むのですが
味の決め手はパンの内側に塗るレバーペースト
こうした屋台で売っていて手軽に食べられるファストフードですが
奥深い味わいと多様なバリエーションがあり
ホーチミンを旅していた時に食べてから、その味の虜になっています
 

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ホテルに舞い戻り部屋で購入したバインミーをいただきますが
大晦日ということもありビールではなく、日本から持参した上川大雪碧雲蔵山廃酛純米をやることに
これは先般9月に上川大雪酒造碧雲蔵を酒蔵見学した際に購入したもの
もしかして碧雲蔵、初のベトナムで飲まれた一本だったかも知れません
ちなみにこの時すでに日本では年が明けていますが、時差の関係もありまだこちらは2023年
コロナ禍が明けつつあり、また単身赴任生活の始まった波乱の2023年を思い出しつついただくことに


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ハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテルで迎える新年の朝
ホテルの朝食会場は普段のまま
特別な飾りつけ、特別な料理などはありません
ベトナム人にとって一年で最も重要な伝統行事「テト(旧正月)」は1月末から2月初めなので
日本のように元旦を祝う風習は無いようでした
 

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ということで2024年の新年
朝はお雑煮ならぬフォーからはじまります


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ただそんなホテルの朝食会場ではジャパニーズ・ニューイヤー・トラディショナル・ドリンクと説明し
日本から持参した上川大雪酒造十勝碧雲蔵山廃酛純米を持ち込ませていただき
『御神酒』として新年を祝い
無事にこうして旅行していられることに感謝します
 

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ハノイ4日目は「陸のハロン湾」として知られる世界遺産ニンビンを巡るツアーに参加
まずは古都ホアルーにあるディン・ティエン・ホアン祠へは、ツアーバスを降りて駐車場から自転車で向かいますが、レンタルバイクの整備が悪く四苦八苦する事に
 

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その世界遺産ニンビンのある紅河デルタ地方ニンビン省は
景勝地「チャンアン」や「タムコック」、「古都ホアルー」などが「チャンアン複合景観」として「世界複合遺産」に登録されており
ハリウッド映画「キングコング 髑髏島の巨神」(2017年公開)ではそんな独特の景観を生かして映画のロケ地になったりもしました
 

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自転車で向かった先はホアルーの都の入り口
ベトナム最初の独立王朝の首都古都ホアルーの門
ここはベトナムでディン・ティエン・ホアン王とその両親、そして息子たちを祀る場所
ちなみにそのホアルーは、約1000年前のベトナムの都で
1000年以上も続く中国の支配から独立した、丁朝(ディン朝)という初の王朝です
 

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ホアルーの楼閣門
なんだか珍しい旗がはためいています
 

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国宝となるドラゴンベッド
ホアルーが中国から独立戦争をした際
山からあわられ中国軍を撃退したと言う龍にまつわるものも祀られていました
一応囲いはされていますが、なんだか国宝らしからぬ展示ですね
 

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初代王の廟ホアルー寺院
千年に及ぶ中国の支配の影響か
門には漢字がまだ使われています
 

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始皇帝ディン・ティエン・ホアンが眠る祠廟
 

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古都ホアルーは日本の奈良盆地のように山に囲まれていて、守りやすい地域に造られた有利な地形
天然の要害に囲まれているのがわかります
 

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裏門を潜り抜け出発地に戻ります
 

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自転車で戻った先はニンビン・エクスカーション・レストラン
ここでベトナム北部地域のの郷土料理が味わえるビュッフェランチとなり
 

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ニンビン名物の山羊料理を味わいましたが
そんな山羊は納屋で飼育ではなく自然に岩山で放牧され
山の中を自由に歩き回り、自然の草を食み育てられたもの
素朴な味わいがまた旅心をくすぐります
 

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インスタントヌードルの焼きそばがビュッフェに並ぶなど
いかにも東南アジア感満載のランチでした
 

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チャンアンの川下りツアーに参加
ツアーバスから降り、地下通路を通ってボート乗り場へ
 

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救命胴衣を着衣し乗船
「陸のハロン湾」と称されるチャンアンを竹ボートで下りますが
漕ぎ手は地元ベトナムのおばちゃん
オールさばきも鮮やかに漕ぎ出しました
心地よいスピードで一生懸命漕いでくれますが、ちなみにこのあと2時間以上漕いでいくことに
  

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「高山霊祠」など
川下りの途中にいくつかの寺院があり
なにか説明してくれているようですが
残念ながらベトナム語はちんぷんかんぷんです
 

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岩山の水面近くに洞窟らしき穴が見て取れますが
なんと竹ボートはこの穴目掛け進んでいきます
 

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進んだ先の狭くて薄暗い洞窟は通路となっていて
チャンアイの洞窟は「徒歩」ではなく「舟」のみで行きつける通路なのだそうです
 

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洞窟を抜けた先には素晴らしい石灰岩のカルスト地形による奇岩が連なる景色が見て取れます
なるほど陸のハロン湾と言われているだけの事はありますね
ちなみにこの水面に浮かぶ寺などは結婚の記念写真の撮影スポットになっているようです
  

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「福開寺」という寺院のある場所で一度下船
参拝していくことに
 

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拝んだのは「金色の仏像」に
 

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これは、李朝の皇帝でしょうか?
 

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これらの像を護るのは
この迫力ある守護神でした
供物の多さなどからしてこれも名のある方なのかもしれません
 

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「陸のハロン湾」として知られる世界遺産ニンビン・チャンアンの川下りツアーを終えた後、ツアーバスがやってきたのが、「ハンムア寺院」
まぁ寺院といっても別段、何があるわけでもなく、龍の石像と小さな祠がある程度の施設ですが
ニンビン省で一番の絶景と謳われる寺院だったりします


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ただし参拝は大変な苦労が要求されます
たどり着くには長い階段を登らなけばいけません
 
 
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写真のように石段の蛇行具合が龍の胴体に見える500段もの階段と格闘しなければならないからです
 

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その階段も傾斜がきつく
雨が降ったりして濡れているときはかなり危険な階段です


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途中分かれ道となりましたが
まずは「ライイング ドラゴン」のいる高い方の山に向かいます
 

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たどり着いた山の頂上に鎮座する石の彫刻のドラゴン
 

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塔がある低い方の山にも登ってみました
 

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頑張って登り切った先にタムコックの絶景が広がっていました
こりゃ、帰ってからのビールがうまいでしょう
 

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ハノイの夜を楽しむのは今日限り
と言う事で今宵ももちろんビアホイを楽しみにターヒエン通りへ
 

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ということで早速
まずはワングラス10k(56円)の「ビアホイ」を注いでもらい喉を潤します
 

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ちなみにこのビアホイ通りと言われるダーヒエン通り
店前の道路中央近くまでテーブルが並んでいますが
このターヒエン通りは別段、歩行者天国でもなんでもありません


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それが証拠にハノイ市警は、こうした車で歩道や道路への侵入行為の巡回、取り締まりを行っていました
 

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ということでたまに警察が来て路上にテーブルなどないか確認しているようですが
店の方は何食わぬ顔で警察が来たらテーブルを片付け
警察が去ったらまた路上にテーブルを並べるそんないたちごっこを毎夜行っているようです
 


今回訪れたのはビアホイ通りの真ん中に位置する「クアン・フック・ラム(QUAN PHUC LAM)」というお店
看板にハングル文字がありますし、スタッフもどことなく韓国風の方々
どうやら韓国の焼き肉レストランのようです
ちなみに後で調べたらベトナム国内のテレビ旅行番組でも取り上げられたことがある店のようでした
 

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頼んだのはハノイの隠れB級グルメ「マーガリン焼肉(BBQ)」
300k(日本円で1,680円くらい)
その名の通りマーガリンで肉を焼く料理で
スタッフが固形燃料の鍋に載せられた鉄板の上にアルミホイルを引き、その上にマーガリンを大量に投入
そこにニンニクを加えた後、牛肉・豚肉、玉ねぎやナス・トマトといった野菜をマーガリンスープに満たされた鍋でてきぱきと焼いてくれました

ちなみにこのマーガリン焼き肉
もともとはベトナム戦争後、食料が不足していた時代に高価だったバターの代わりに、比較的安価で入手しやすかったマーガリンを使って肉を焼くことから始まったベトナムの安くて美味しい庶民の味なんだそうです
なんだか戦後日本において防空壕の鉄扉を外して何でもかんでも焼いた「鉄板焼き」を彷彿させる料理ですね
 

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肉が焼けたらあとは好きに食べてねといったスタイル
 

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焼かれた肉は韓国焼き肉らしく、サムギョプサルのように青野菜にくるんでいただきます
そうそう添えられたフランスパンを肉汁たっぷり吸ったマーガリンスープに染み込ませて焼いたのが絶品
さすがはフランスが宗主国だったこともあるベトナムはフランスパンの食べ方が絶妙(バインミーなど)ですね
なるほどこれはビアホイによく合い何杯でも飲んでしまえそうでした
 

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そうそう帰り道で見かけた海鮮の数々
ハノイは内陸に位置していますが
こうした屋台のようなレストランでも魚介類が提供されているようです
 

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東南アジアに来ると、必ず頂くのが
ミントがたっぷり入ったモジート
カリブ海を暴れまわったイギリスの海賊がつくったといわれるカクテルです
先般赴任先の滝川のBARでは、香り高い新鮮なミントは雪の下と言う事もあり提供されませんでしたが
さすがは南国のハノイ
何処に行ってもまともなBARなら、これでもかとミントが詰め込まれたモジートを飲む事が出来るのが嬉しいです
 

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ハノイの旧市街やホアンキエム湖周辺にはルーフトップバーが10件ほどありますが
今回訪れたのはホアンキエム地区の「La Mejor Hotel」屋上にあるダイヤモンド・スカイバー
 

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店内はいかにもオーセンティックバーらしい雰囲気
 

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ゆったりとしたソファー席もありましたが
 

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今回はハイチェアのカウンター席で
ハノイの夜景を楽しみながらカクテルをいただくことに
 

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豊富なカクテルメニューが魅力のダイヤモンド・スカイバーですが
そのカクテルの価格は235,000ドン(日本円で1,300円くらい)と高級バーらしからぬ安さがハノイのバーの特徴です
 

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ハノイ最終日、先般夕刻に伺ったのにすでに閉場していて入れなかった
「ホーチミン廟」に朝早くに再訪
ホーチミン廟の入り口に着いた時はまだ入場待ちの列は出来ていませんでした
ちなみにホーチミン廟に入るにはセキュリティを通過せねばならず
入場口では空港レベルの荷物検査があり、飲食物などはここで破棄しなければならぬほど厳重な検査を受けるため
いつも長い列ができているそうです
もっともここには荷物預け所があり、カメラなどを持ってる場合は預ける事になります
 

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そのホーチミン廟は名前の通りベトナム建国の父、ホー・チ・ミン氏の遺体を安置している墓廟です
 

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もっともここにはホーチミン廟大統領府たる「公邸」があり
これは現在も使用されているそうで見学は不可でした


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清貧で生涯独身、財産はなにも持たなかったという、ベトナム建国の父、ホー・チ・ミン氏でしたが
初期の私邸にある展示物はそこそこ立派でした
 

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これはホーチミン主席の執務室


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そしてホーチミン主席が乗っていた車3台
手前の黒い車は1954年にソ連から贈られたボルガ
隣にニューカレドニアの越僑から贈られたプジョーだそうです
 

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そしていよいよベトナム建国の父であるホー・チ・ミンが眠るホーチミン廟内へ
ここはベトナム🇻🇳で一番神聖な場所
廟内外は白い制服を身に纏った衛兵に厳重に警備されており入る前から荘厳な雰囲気を肌で感じました
当然廟内は撮影不可
手前の受付でデジイチは預けましたが、何故かスマホはOKとの事
中に入る前に下の写真を撮ってから廟内にはいりました
列に並んでホー・チ・ミンの遺体を見ていたところ、途中警護する衛兵に差し止められて、その後、別室に連行されました。
別室の取調室で取締官に、胸のポケットに入れていたスマホが写真を撮ったすぐ後だっので画面が表示され暗い廟内(遺体安置室)で光っていた。
廟内では何も撮影などしていない(撮りたかったのは実はやまやまだったのですがとは言いませんでした)とスマホの写真を見せて数分説明し、無事釈放されました
いや〜びっくりと言うか、本当に怖く
なんとか辿々しくはありましたがしっかりと英語で主張したのだけ覚えています
取締官には最後笑顔で見送られましたが、これが大陸のあの国ならアウトだったかもと思うとまた恐怖が込み上げてきます
 

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冷や汗を流した後は
何事もなかったかのようにホーチミン博物館へ
 

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この日はベトナム人民軍の若手たちも私どもと一緒にベトナムの歴史を学びに来ていたようです
 

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ホーチミン廟で衛兵に連行されるといったトラブルはあったあと
路線バスを使いハノイのタインスアン地区にあるベトナム防空・空軍博物館にやってきました
このベトナム防空・空軍博物館ではベトナム戦争を中心とした、ベトナム空軍の歴史を紹介する博物館で
総面積は18,000m²、屋外エリアは15,000m²、屋内エリアは3,000m²の広さがあり戦争当時使用された戦闘機、ヘリコプター、ミサイルなどが数多く展示されいます
 

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30,000ベトナムドン(150円)の入場料を支払い入場
さっそく1950年の朝鮮戦争から活躍していた機体「MIG-17」が展示されており
機体前の下部に設置された37mm及び23mmの機関砲
それに翼下に爆弾が見て取れます
 

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その奥には8機分の赤星(キルマーク)が輝かしい
「MiG-21MF」がありました
この機体は1959年頃に開発された当時、高速性能でマッハ2と世界一の速度を誇る戦闘機で
9機の米軍機を撃墜し、北ベトナム空軍最高の撃墜王となったグエン・バン・コクの愛機はMiG21PFでした
  

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そんな「MIG-21」は西側陣営戦闘機の好敵手とし知られています
ただ米軍のF4Cは史上初の超音速戦闘機同士の空中戦が行われましたが
北ベトナム軍パイロットの技量未熟や米軍機に搭載された「サイドワインダー」や「スパロー」ミサイルの餌食になってしまったようです


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ソ連製らしき防空用ミサイルS-75も展示されていました
 

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そんな防空用ミサイルS-75に撃墜されたのか
F-4Bフアントムの墜落機も展示されていました
 

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ベトナム防空空軍のマークを入れた
F-5Aフリーダムファイターがありましたが
 

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この機体は映画「トップガン」でMiG28の代役として登場しているほか
マンガ「エリア88」新谷かおる著で主人公である風間真が一番愛用した機体で私のようなマンガ好きにはこんな近くで見られるのは感動ものの機体
新谷氏いわく、F5A風間真を象徴する「ユニコーン」のパーソナルマークが映える尾翼が一枚のものを選定したんだそうです


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裏庭に展示されている巨大輸送ヘリコプターのMi-6


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周囲に職員の車を停めてあるためかその巨大さがよくわかります
 

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博物館内部には米軍機を撃墜するために使用した機関銃など
ベトナム戦争に使用された兵器や写真などが展示され
ベトナム人の平和を守るための激しい戦いや、輝かしい勝利などの誇らしい歴史が記されておりました
 

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こんな感じでベトナム防空・空軍博物館でベトナム戦争の歴史を学ぶと同時に
MiG19やMiG21などベトナム空軍が誇った戦闘機
そしてF-5Eタイガーシャーク、F-4ファントムなどの戦利品を鑑賞し
マンガ『エリア88』の世界を垣間見てきました
 

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ベトナム軍事歴史博物館にも足をはこびました
にしても、今日もハノイ路線バスで観光施設を回ってますが、ハノイ市内はやはりバスが便利
Google mapを使ってバスの経路を調べつつ回ってますがかなり便利に使えますし
なによりシルバーパスで無料って凄すぎ
ちなみにそのベトナム軍事歴史博物館
ベトナム戦争当時の遺物を保存する博物館で
北ベトナム軍はむろんアメリカ軍が使用した小火器や爆弾、戦闘機などが展示されているとのこと
入場料40,000ドン(約224円)を支払い入館いたします


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ベトナム軍事歴史博物館の目印はこのタンロン遺跡の遺構
ベトナムの国旗が掲げられたフラッグタワー
1812年にザーロン帝によってハノイ城内に監視塔として建てられたものだそうです
 

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屋外にはこのB-52(枯葉剤をばら撒いていた、にっくきアメリカの象徴なのでしょう)を撃ち落とした残骸などが誇らしく展示されていました
 

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ベトナム戦争の様子を写した写真や


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小火器やロケットランチャーなどが展示されています
 

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撃ち落されたのでしょうアメリカ軍の爆撃機の部品やら
搭乗者のが使用したヘルメットやパイロットスーツなども展示されていました


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特に目を引いたのがアメリカ軍と戦った際に使用され
アメリカ兵を恐怖におとしいれたた、ゲリラ戦を主体とするベトコンが設置したブービートラップの数々
 

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これはベトコンが棒に手りゅう弾を仕込んだブービートラップ
 

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直接日本とは明示されていませんが、旧日本軍は終戦時に大半が撤収するなか、約600人がベトナムに留まり、ホー・チ・ミンらが率いる「ベトナム独立同盟」(ベトミン)に参加いたしました
そのわけが1954年3月から5月にかけて日本に獲られた植民地を奪還しようとフランス軍が進駐したことが要因で
フランス領インドシナ北西部で起こった、第一次インドシナ戦争中最大の戦闘「ディエンビエンフー」の戦いでは
なんと司令官の参謀の半分を旧日本兵が占めたんだそうです
そんなディエンビエンフーの戦いにおいて物資を運んだと明記された自転車
実に300kgもの物資の補給に使われたんだそうです
  

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他にもベトナム戦争にかかわる日本のブースがあり
 

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ベトナム戦争における南ベトナム解放民族戦線を支持するスローガン
「(越南)南人民族解放万歳」が見て取れる赤い旗や
 

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ベトナム戦争においてアメリカ軍のベトナム北爆を支持した佐藤首相に
焼身抗議した由比忠之進とその時代
「我が身は炎なりて」比嘉康文著
なども展示されていました
 

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コーヒー豆生産量においてブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒーの一大生産国ベトナム
世界第一位であるブラジルが生産するコーヒー豆がアラビカ種であるのに対し
ベトナムはフランス領時代からロブスタ種というコーヒー豆を生産しています
このロブスタ種のコーヒー豆は苦みが強くカフェイン含有量が高いのが特徴で
その苦みを逆手に取り、ベトナム発祥の練乳入りコーヒーなる飲み方で楽しむ
甘く濃い味わいが特徴のデザートのようなコーヒーで
10年前にホーチミンを旅していた時に味わって以来、虜になっていて
何もない休日など「カフェ・フィン」といった独特の器具を使って
のんびりとベトナム時間を楽しみつつ煎れたりします
 

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そんなベトナムコーヒーを本場で楽しもうと
ベトナム軍事歴史博物館に立ち寄ったあと
少し歩き疲れたこともありハイランズコーヒー ・フラッグタワー店で一休みしつついただくことに
 

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ベトナム全土には超定番チェーンとして
老舗の「チェングエンレジェンド」そして「ハイランズコーヒー」と二つあり
今回はテラス席がおしゃれな雰囲気なんでこのハイランズコーヒー ・フラッグタワー店に腰を据えます
 

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コーヒーメニューには
練乳入りの「phê sữa đá」
練乳を入れないブラックコーヒー「phê đen đá」
「Bạc Xỉu」などがあります
  

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コーヒーのお供も充実
バインミーのようなサンドイッチにクロワッサン
ショートケーキも並んでいますが、値札を見ると29K(162円くらい)と35K(196円くらい)と激安です
 

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頼むのは無論、定番のカフェ・スア・ダー(phê sữa đá)をアイスでいただきますが
Lサイズでも49,000ドン(日本円で274円くらい)
日本でこんな値段なら毎日でも飲みたいと思わずにいられません
 

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このひたすら濃いベトナムコーヒー
とりあえず帰国前に土産としてコーヒー豆買って帰らねばなりません
 

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ベトナム・ハノイでの旅も終了しハノイ・ノイバイ国際空港に戻ってきました
ただここでトラブル発生
といっても私自身の責任によるトラブルではありません
どちらかというと航空業界全体にかかわる重大な事件がこの時発生していました
そう2024年1月2日羽田空港において海上保安庁の航空機と、日本航空のエアバスA350が滑走路上で衝突
衝突により機長以外の5人が死亡、機長が重傷を負った事故が発生しました
亡くなられた海上保安庁の方々には哀悼を意を
そして炎上する10分前までに乗客を機外に避難させたJALの乗務員の素晴らしい仕事には敬意を表させていただきます
 

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(時事通信社HPより拝借)
 

ただ明日には羽田空港から新千歳空港に帰る予定でしたが、羽田空港は閉鎖となる可能性が出てきました
どうやって帰るか、ハノイ・ノイバイ国際空港のファーストクラス・チェックインカウンターで相談しますが
チェックインカウンターでも、今後どうなるかはわかっておらず
まずは予定通り成田空港まで帰るのが、先決とここでアドバイスをいただきました
  

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まぁじたばたしてもしょうがありません
当初の予定通り成田空港へ行き、そのあとは成田空港のカウンターで相談するしかないようです
ちなみにベトナム・ノイバイ国際空港にはファーストレーンがあり
するりと潜り抜けます
  

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セキュリティを潜り抜け、出国したらいつものようにラウンジへ
ベトナム・ノイバイ国際空港でのJAL指定ラウンジは『NIAビジネスクラスラウンジ』と『ソーホー・プレミアムラウンジ』の2箇所、ファーストクラスラウンジはありません
そのうち今回は評判の良い、ソーホー・プレミアムラウンジを訪問
ラウンジ内はけっこう広くて多くの席数がありましたが
年末年始にハノイに来られた日本人も多かったようで(ハノイではホテルを初め日本人にはほぼ会いませんでした)、流石に昨日の晩に帰国する日本人をはじめ利用者が多く、メチャクチャ混んでいて満席、プライオリティパスを持った方は1時間後に来てくれと帰されているような有り様でした


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さてこのソーホー・プレミアムラウンジの魅力の一つが、BARカウンター
バーテンダーが目の前でカクテルを作ってくれる事
 

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ここではモジートやダイキリなどオーダーし
ラウンジで楽しませていただきました
 

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南国らしいフルーツの数々
あと大量におかれたゆで卵がありましたが
残念ながらベトナム名物の孵化直前のアヒルのゆで卵「ホビロン」ではありませんでした
 

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料理にはライブキッチンで作ってくれるフォーもありました
 

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それに生春巻きなどのベトナム料理
なんとこれはチャーシューの生春巻きでした
 

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点心も蒸篭に入れられ提供
 

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ホットミールにはラウンジの定番料理が並んでいます
 

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そして久しぶりに食べる日本食はカニカマの手巻き寿司
こうした料理をたいらげ、また脂肪をため込む事となりました
 

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さて深夜にハノイ・ノイバイ国際空港を飛び立つJL752便
搭乗の際はアオザイをまとったグランドスタッフが「GROUP1」・「GROUP2」と表示された優先搭乗のボードを
ボクシングのラウンドガールのように掲げていました


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優先搭乗で搭乗した機材の搭乗口には
正月らしく鏡餅が飾られていて
日本では正月だったんだと思い起しました
 

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このあと成田国際空港へ向かいますが
深夜便という事もあり、機内食に出された朝食は
うれしいことになんとベトナムのソウルフードである「バインミー」そして「ヤクルト」が提供されました
ちなみにヤクルトですが、日本でもおなじみのヤクルトレディさんは、ベトナム全土に約1,600人おられるとのこと
なんだかベトナムでも人気の職業のようです


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てなわけでとりあえず成田国際空港に到着
ちなみに飛行機から降りて、入国審査、検疫、荷物のピックアップ、税関と全て済ませ制限区間外に出るまでなんと15分ほどでした、新記録達成です
(成田空港へのタッチダウンからは30分)
これは入国審査の自動化ゲート(指認認証)に並ぶ人がいなかった事に加えて
手荷物のプライオリティ(JALだったのでファースト)
それに、東京オリンピックから始まった税関の電子申請(QRコード化)のためで、信じられないくらいスルスル潜り抜けることに成功しました
いや〜世の中の進歩は目覚ましいですね
ということで足早にリムジンバスに乗り込み
このあと羽田空港から無事飛んでくれる事を祈るのみとなりました
 

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さて前日の夜、羽田空港C滑走路で航空機衝突・炎上事故があった
翌日、成田国際空港経由で羽田空港へと帰ってきましたが
閉鎖されると踏んでいた羽田空港は事故のあったC滑走路以外は稼働しており
新千歳空港へは飛ぶこととなり、無事我が家に帰れることとなりました
ちなみに国土交通省によると、羽田空港では2日から7日午後4時現在までに計1,453便が欠航したとありますので
よく帰ってこれたな~というのが実感です
門松が飾られた羽田空港北ウイング・ファーストチェックインカウンターでそんな話を聞いて一安心


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けれどJALダイヤモンド・プレミアラウンジに掲げられた
発着案内板を見るとやはり「欠航」の文字が見て取れました
 

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まぁ何はともあれ無事に日本に帰ってこれたんで
ここで樽生ビールを注ぎ乾杯
 

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これは宣伝も兼ねて置いてあるのか
発酵飲料 糀 コージクリアも
サントリー ウイスキー 碧 Aoやサントリー ジャパニーズジン 翠とともにおかれていました
 

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ビールに合わせるのは、JALダイヤモンド・プレミアラウンジの逸品
フランスの新聞、フィガロ紙でパリNO.1に選ばれた逸品
メゾンカイザーの「クロワッサン」


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もしくはブランジェ浅野屋の「黒糖クルミロール」とも思いましたが
 

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やはりここは日本の味が恋しくなっていることもあり
「じゃこ茶飯お結び」「塩お結び」を美味しい味噌汁とともにいただくことに
そうそう「JAL特製焼きカレーパン」はまだ午前11時30分前だったので並んではいませんでした

 

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そうそうここJALダイヤモンド・プレミアラウンジには
パナソニックの高級マッサージチェアがあり
朝が早い時間という事で空いていたので軽くもんでもらい長旅の疲れを癒してもらいました
 

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さてラウンジの窓からこのあと搭乗する機材であるエアバスA350-900が見て取れますが
これって昨日、炎上してしまった機材と同モデルでした
  

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私の不注意なんですが、実は帰国直前にハノイ駅近くで盗難被害にあいました
盗まれたのは下の写真で背負っていた、デジタル一眼レフカメラをバックごと
 

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ハノイ市内は大使館などが多数あり軍人や警察官が多く治安が良いと聞いていたので油断したのが原因です
しかも羽田空港でJALの事故が直前にあり、早く空港に行ってチェックインカウンターで羽田からの乗り継ぎ便がどうなるか聞きたい事もあり現地警察で届けを出さずにそのまま空港に向かってしまいました
それに個人旅行なんでガイドさんの証明などは、無論貰えません
ちなみに私が持っている「JAL CLUB-Aグローバル・クラブ・カード」は航空会社のクレジットカードという事もあり海外旅行傷害保険(携行品損害)が充実しており、今回の事案は担保されるらしいし、私が一番心配していた現地の警察でもらわねばならない『ポリスレポート』は地元の警察署に被害届けを出せばなんとかしますよ、との事でした(滝川警察署では初めての事案だったらしいですがあれこれ調べながら丁寧に応じてくれました)
滝川警察署さん、それにJALさんいつもありがとうございます
被害にあったのはNIKON純正の高倍率VRズームレンズNIKKOR 18-300と本体は廉価版のNIKON D3500、割りと使いがっての良い組み合わせで気にいってました(購入が3年くらい前でそのころこうしたカメラは今より断然安かったんです)
ただそれよりハノイで撮った1,000枚くらいの写真を失ったのが何より残念です
 

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てなわけで、とんだ落ちがついてベトナム・ハノイの旅を終えましたが
何より無事帰れてよかったんだと思いました

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