ハノイ2024の最近の記事

ここ3年ばかり、新型コロナ感染の影響で自粛していた海外渡航
そう2019~2020年の年末年始にマレーシアを訪れて以来、どこにも行けず悶々とした日々を過ごしていました
そんなコロナ禍でしたが、昨年5月には新型コロナ感染症も季節性インフルエンザと同じ5類感染症に引き下げられました
満を持しての海外旅行はそれから半年後の年末年始
もっともその間にも円安は進み$1が150円を超えるなど、とても欧米に渡航する気にはなれません
そこで目指したのはベトナムのハノイ
ベトナム戦争ではあの大国アメリカに勝ち、そしてベトナム戦争で疲弊したベトナムを狙ったかのように押し寄せてきた中越戦争では中国人民解放軍を追い払った国
金星紅旗はためく「ベトナム社会主義共和国」の首都ハノイで年末年始を過ごしてきたので
そろそろblogでそんな話を綴りたいと思います
  

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ハノイ市だけの観光ではもったいないので
翡翠色の大海原に無数の奇岩が連なる景勝地「世界遺産ハロン湾」でカヌーを楽しんだり
 

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世界遺産古都ホアルーでは
山からあわられ中国軍を撃退したと言う龍を拝んできました
 

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もっとも私自身がベトナムの首都ハノイに誘ったのは
ハノイを舞台に活躍する在ベトナム日本大使公邸料理人である主人公 大沢公を描いたマンガ
「大使閣下の料理人」(原作:西村ミツル・漫画:かわすみひろし)を
四半世紀前に読んでいて物語に感銘を受け、その地を見てみたいと思いをはせていたからでした
ちなみにこのマンガちょっと古いですが、なかなかの名著、私のお勧め長編マンガの一つです
 

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マンガにも登場した、ベトナム独立の父であり、建国の父であり、いまも国民から尊敬を集めるホー・チ・ミン氏の霊廟「ホー・チ・ミン廟」にも伺いました
ちなみにここで事件が発生、連行される事態ともなりましたが、その話はまた後日
 

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マンガの舞台になったベトナムの伝統芸能「タンロン水上人形劇」を見に行ったり
 

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なにげに登場していたターヒエン通りに行きビアホイ(1杯60円くらいのビール)を楽しみに行ったりと
大使閣下の料理人の聖地巡礼の旅ともなりました
 

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てなわけで旅のはじまりはいつものように新千歳空港JALファーストクラス専用チェックイカウンター
年末年始のような繁忙期でも並ぶことなく利用できるのでいつも重宝しています
 

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年末の29日ということで、JALダイヤモンド・プレミアラウンジのカウンターには
すでに鏡餅が供えられています
鏡餅は年神様の宿る供物であるとか、年齢を重ねる生命力が宿るなどと考えられてきたそうです
ちなみにこの鏡餅、白蛇がとぐろを巻いた姿ともいわれています
古来ヘビは蛇(かが)と呼ばれていたのでなんだかもっともらしいですね
古来日本では「一年の計は元旦にあり」といわれるように、日本人は一年の節目であるお正月をことのほか大切に考えられ鏡餅が供えられるそうです・・・
が、正月そうそうJALが苦難に襲われようとはこの時はまったく思いにもしませんでした
 

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また話が脱線しそうなのでラウンジの話に舞い戻りますが
この日は主な企業の年末年始が始まる12月29日でしたが
JALダイヤモンド・プレミアラウンジは思いのほか空いていました
  

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さてラウンジといえば樽生ビール
ここJALダイヤモンド・プレミアラウンジでは主要ビールメーカーのプレミアムビールが楽しめます
左奥から
「キリン 一番搾り プレミアム」
「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」
「アサヒ 熟撰」
そしてここ北海道を意識してかサッポロビールはヱビスではなく
「サッポロ クラシック」
 

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そうそうここ北海道にはサッポロビールだけではなく
仁木町には「ニッカウヰスキー」があり
いまや入手が難しくなるつつありプレミアがついている「竹鶴」がディスペンサーに納められておりましたが
こいつは後ほどハイボールにしていただくことに
  

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焼酎は札幌酒精工業の「本格じゃがいも焼酎 喜多里」
GINはさすがにサントリーの「翠 sui」
ここ北海道でも紅櫻蒸留所などで小規模ですがGINの蒸留も行われているようですが
将来ここに並ぶのが待ちどおしですね
 

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さてこのラウンジには、朝一で朝食も取らずに(まぁここで食べれるのが判っていたので食べないできたんですけどね)
ラウンジの軽食で朝食にいたします
まずはおにぎり
個包装だったものが、そのまま並ぶようになりました
味噌汁もサーバーからではなく、鍋からお玉で掬うようになっています
こうしたことからコロナ禍が過ぎ去ったと実感しました
  

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パンは新千歳名物のもっちシリーズ
「かぼちゃもっち」と
「旨みフォカッチャ~ベーコン&チーズ~」
残念ながらJAL特製焼きカレーパンはまだ提供前でした
もっとも朝食はおにぎりだけにしてパンはパス、このあと成田空港で腹いっぱい食べる予定があるからでした
 

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てなわけで駐機する航空機を眺めつつ、朝からビールで旅の無事を祈念し乾杯
まさかこの時、JALのみならず私自身もハノイで災難に会うなど思いにもよりませんでした
 

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空港内を巡回している警備ロボットはセコムの「COCOBO(ココボ)」
利用目的は映像やセンサー情報をAIで分析し、リアルタイムで混雑状況や放置物、転倒者を検知する優れもの
成田空港国際線第二ターミナルにて2022年から導入されているそうです
てなわけでやってきたのはそんな警備ロボットがいる成田空港国際線第二ターミナル

いや~成田空港は本当に久しぶりです
2019年のお盆に行ったシカゴ・オーランドの旅以来でしょうか
 

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空港内には正月に向け地元成田市の酒蔵「藤屋」の日本酒
「清酒 長命泉」の薦樽が並べられていました
 

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ここも混雑とは無縁なJALファーストクラスカウンターですんなりチェックイン
 

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繁忙期などの混雑時には特に長く伸びる順番待ちの列に並び続けなてはならない保安検査ですが
ここ成田空港にはパイロットなどの乗務員に加え、航空会社のステータス会員も使えるFAST TRACK(保安検査優先レーン)が用意されていてこちらもすんなり通過
ついでに私どものパスポートは指認証の登録を済ませてあることから、年末だというのに全く並ぶことなく5分と掛からず保安検査と出国をすますことが出来ました
記録をとっているわけではありませんが多分、私自身の新記録かと思います
 

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出国した後に向かうのは今回はラウンジではありません
成田空港国際線第二ターミナルの制限区画内に新しく出来たジャパンフードコート初見参
 

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昨年9月にオープンしたジャパンフードコート
通常空港のフードコートでは軽食を取る場所というイメージですが
このジャパンフードコートは日本の表玄関である成田空港ってことで一味違います
出店しているのは、日本各地で人気のレストラン10軒を有します
たとえば
「牛カツ京都勝牛」
「すし京辰」
「うなぎ四代目菊川」知る人ぞ知る名古屋の有名店
「天ぷら日本橋玉ゐ」
「石臼挽き二八そば 大瀧/うどん たゆたふ」
「洋食 三本亭」
「ラーメン 銀座 篝」
「カフェ 神乃珈琲」
「フルーツパーラーミズ」
そして「鉄板焼 道頓堀 くり田」
 

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今回のお目当てが
『鉄板焼道頓堀くり田』
あのお好み焼きぼてじゅうにステーキを加えたチェーン店なんですが・・・・
 

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なんとプライオリティパスのラウンジに指定されています
そうプライオリティパスの無料の対象となる3,400円相当のセットメニュー
「鉄板焼きステーキセット」か「大阪道頓堀セット」のどちらかがいただけるんです
  

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我が家は私と奥さんがそれぞれプライオリティ・パスを所有していますので
2人分と言う事で「鉄板焼きステーキセット」と「大阪道頓堀セット」の2種類をオーダー
アツアツをお店のカウンターでシェアしながらいただくことに
写真は「大阪道頓堀セット」
お好み焼き・たこ焼き・どら焼き・ドリンクのセットですが
ドリンクはアルコールもOK
ってことでビールをジョッキでいただきます
  

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お好み焼きは無論、コテでいただきますが
鉄板にはお好み焼きぼてじゅうのチェー店らしく「BOTEJYU○GROUP」と刻印されていました
 

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タコ焼きも本場大阪の味
目の前で焼いていましたが、金串で手際よく生地を回し焼いていました
 

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もう一つの「鉄板焼きステーキセット」は
ステーキ、つけ野菜、ご飯、味噌汁のセット
こちらにドリンクは付きません
ステーキは思いのほか柔らかく岩塩でいただくことに
そうそう付け合わせのマッシュポテトも美味しかった
 

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最後にご飯に全部載せで
ぼてじゅう濃厚辛口ソースで味変
なんだか高級そうなステーキ丼で〆ましたが・・・
 

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この成田空港国際線ラウンジ巡りはまだまだ序盤にすぎません

4年半ぶりに成田空港国際線第二ターミナル JALファーストクラスラウンジにやってきました
ここに来るとようやく新型コロナが終息したんだとの思いがいたします


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成田空港国際線JALファーストクラスラウンジには寿司カウンター「鮨 鶴亭」があり
寿司職人さんが、目の前で握るお寿司が食べられます
そう成田空港はなんといっても日本の玄関
ファーストクラスなどで旅する海外の方々に日本を味わっていただく場所でもあるんです
 

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提供する寿司ネタは常時3種類
本マグロ中トロ、ヤリイカ、煮穴子、天然ヒラメ、赤海老、太巻き、玉子焼きなど、1週間ごとに寿司ダネが変わります
今回伺った際は「中トロ」「ヤリイカ」「玉子焼き」の3種類でしたが
ヤリイカが好きな私は玉子焼きをヤリイカに替えていただきました
 

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合わせるのはもちろん日本酒
飛龍 ひりゅう 純米大吟醸(宮城 新澤醸造店)をいただきます
 

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さて3年半もご無沙汰しているとオーダーの仕方も変わっておりました
というのも以前はカウンターで直接オーダシテいたものが
テーブル上に設置された2次元バーコードをスマートフォンで読み取り専用Webサイトにアクセス
食事メニュー一覧から希望の品目と数量を選択して注文
料理が出来たら座席までスタッフが届けるというものでした
まぁこれにはコロナ禍というのもあったかもしれませんね
ちなみに現在は専用スマートフォンアプリ「JAL Lounge +」なるものもあるようです
  

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と言う事で職人が握った寿司の次は「和御膳」
これはサバ、明太子、玉子、ひじき煮、漬物、梅干しなどにご飯と減塩味噌汁がセットになっています
いつもなら朝飯にする和食膳ですが、お腹の容量を考慮して今回はご飯抜きのおかずのみにしてオーダー
酒の肴にして楽しんだりもしました

 

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オーダーが可能と言う事で鮨 鶴亭にどっしり腰を下ろし
「JAL's Table」から洋食をオーダーなんてことも出来ました
いや~便利になりましたね
食べたのは「チキンソテー サルサベルデとジロール添え」
  

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合わせるワインはと言うと
ワインテイスター大越基裕氏が選び抜いた各国のワイン
 

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シャンパンはシャンパーニュ・メゾン「テルモン・レゼルヴ・ブリュット」が冷えていたりもしました


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そんなワインやシャンパンに合わせるは料理はオーダーのみではなく自由にピックアップできるフィンガーフードも並びます
例えば
「酒類 メロンクリームパン」
「かぼちゃデニッシュ」
「ハモンセラーノのロールトルティーヤ」
「米粉パンのミニバイガーとピンチョス」
「サザエのジェノベーゼ仕立て」などなど
シャンパンと一緒に楽しみました


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成田空港国際線JALファーストクラスラウンジで寿司職人さんが握る寿司を堪能した後は
場所を変え、3階にある空港とは思えない大人の隠れ家的なちょっとシックな空間「JAL's SALON」へ
私自身はここは初訪問となります
 

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ここはバーテンダーが提供するお酒など
BARカウンターサービスが受けられる贅沢な空間
 

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メニューを見ると
日本のプレミアムウイスキー、クラフトウイスキー、クラフトジン、クラフトウォッカ、日本茶、和菓子などの
「日本の匠の味」の数々
 

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ここはくつろぎ重視のエリア
広い空間に大きなソファを中心としたゆっくりと寛げるエリア
 

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メニューのお酒の他にワインや日本酒、ウイスキー、スピリッツも並べられていますが
 

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特に日本酒は
広島県オリジナルの酒造好適米「こいおまちは」を使った
「上喜元 純米大吟醸 こいおまち 限定品」(山形県酒田市)と
映画『カンパイ!日本酒に恋した女たち』に主演した
杜氏今田美穂氏が醸した「富久長 八反草 純米吟醸直汲み本生」(広島県安芸津町)
といった贅沢なラインナップが冷やされていたりしました
 

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ただ今回はブレンダーが注いでくれるメニューから
日本のプレミアムウイスキーに
「響 ブレンダーチョイス」
「山崎 12年」
「白州」などがあり
ここでは現在入手困難なサントリー響 ブレンダーチョイスをロックでいただいてます
 

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ちなみにこうしたジャパニーズウイスキーは海外でも大人気
免税店ではすべてソールドアウトと言った状態でした
もっともこれは免税店のみならず、通常売られているものも同様で入手困難な状況はさらに拍車がかかっていて高額で取引されているようです
さらにはそんなジャパニーズウイスキー特に年代物のウイスキーの空き瓶がメルカリなどで売れているそうです
空き瓶をインテリアのディスプレイにするのは良しとして
詰め替えのうえ不正利用されているのではと感じている方も多いかもしれません
(ちなみに高級ワイン業界ではこうした行為は残念なことに別段珍しい事ではないそうです)
そうスナックなどでそんな詰め替えられたウイスキーが出てきても、酔っぱらっていたら味がわからないかもしれませんからね
それにシェリーフィニッシュのモルトなんて混ぜられたら、ウイスキーマニアか精通した人物でないかぎりそうそうわからないでしょう
やはりこうしたウイスキーはやはり専門店がこうしたそれなりのお店で飲みたいものです
 

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JALの国際線ラウンジと言えば忘れてならないのが、JAL特製ビーフカレー
カレー好きの私が、賛辞を惜しまない絶品カレーですが
JALかワンワールド加盟の搭乗したときにJALの国際線ラウンジでしか食べることのできない貴重なカレーだったりします
 

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ため、コロナ禍にあっては海外に渡航できず、しばらく食べることはかないませんでした
もっともその間、ラウンジは開店休業状態
そのため『お客さまのリクエストにお応えして、門外不出のビーフカレーをご自宅で』とJALショッピングで大々的に販売していたのを頼んだこともありました
 

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そいえば今回まだJAL特製カレーを食べていないことに気が付き
これはいけないと再度、JALファーストクラスラウンジにあるダイニングエリアの「JAL's Table」に舞い戻ることに
 

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こちらも寿司カウンター「鮨 鶴亭」同様に
スマートフォンで専用Webサイトにアクセスしオーダー
まもなく定番の「JAL特製カレー」がやってきました
  

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合わせるのはビールではなくジャパン
「ジョセフペリエ」とともに国際線ラウンジで3年ぶりのJAL特製カレーに舌鼓を打ちました
 

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さて成田空港国際線JALファーストクラスラウンジを堪能した後は
いつものようにラウンジの梯子
ワンワールドアライアンスのラウンジには入れることから
今回昨年移転したキャセイパシフィックのラウンジを訪問することとします
 

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ここは以前のアメリカン航空のアドリラルクラブ・ラウンジがあった場所で
そのアドリラルクラブ・ラウンジを改装せずに、そのまま居抜きしたようで
受付のキャセイの赤い制服を見なければ間違ってしまったかのようでした
 

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ラウンジの天井まで届く窓からはエプロンを眺望でき
ゆったりとした空間に一人掛けソファーが並んでいます
 

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お目当てのダイニング
キャセイパシフィックということもあり中華が中心
 

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ブッフェ用の鍋によそわれたホットミールには
「ローストチキン・バター醤油ソース」
「チンゲン菜」
 

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パスタは「ペンネミートソース」


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フルーツに加え
日本食は巻き寿司とお稲荷さん
巻き寿司に海苔が巻かれていないのは
海苔は磯の香りが強く、欧米系の方は苦手な人が多いのと
海苔を巻いた黒い食べ物に違和感を覚える方がいらっしゃるからだそうです
そいやカルフォルニアロールにも海苔は巻かれていますが、内側にそれとはわからないように巻かれていますもね


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サラダとハム・チーズなどのコールドカット類
 

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お酒はビールサーバーがありましたが
ビュッフェには空港のロビーに供えられていた薦樽と同じ
地元成田市の酒蔵「藤屋」の日本酒「清酒 長命泉」
サッポロビールの熟成濃厚梅酒「白加賀びん」
そのほかキャセイらしく
ウイスキーはジョニーウオーカー ブラックラベル12年
ブランデー、ジンやウォッカやラムなどのスピリッツが並んでいました


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こんな感じでキャセイパシフィックのラウンジを探訪
やはりラウンジの梯子は楽しいですね

年末年始に伺ったベトナム・ハノイの旅ですが、ちんたら更新していて
なかなかハノイまでたどり着きませんね
ようやく今回のエントリーで成田からハノイ・イノバイ空港へ向けて飛び立つJAL751便のお話しとなります
 

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今回の座席はエコノミー
JAL国際線767の「Sky Wider」は座席幅が45cmということもありかなり狭かった
そんな事もあるのか、ただいまJALでは有料座席指定サービスで足元の広い席を出発72時間前までに指定できるようになっていてその札を今回初めて目にすることが出来ました
いつもなら座席指定するあたりの席ですが、いつの間にかこんなサービスが出来ていたんですね
 

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飛び立ってすぐに機内食が提供されました
ちなみに今回はエコノミー席での機内食となります
つくねとピーマン添え豚バラ焼き鶏丼
デザートはハーゲンダッツ
食べたらすぐに寝てしまい
 

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気が付いたらハノイ・イノバイ空港に到着しておりました
フライト時間は6時間半
翌日の午前0時半といった中途半端な時間に空港到着
荷物を受け取ったらタクシーを飛ばしてホテルに向かいます
  

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ハノイ・イノバイ空港からタクシーを飛ばしやってきたのは
ハノイ旧市街のハンガイ通り
もう夜中の12時を過ぎていますが、歩道にテーブルとイスを広げた野外レストラン?はまだ営業していました
ちなみにこの周辺道路はみんなこんな感じです
ベトナムに来て早々、いかにもアジアらしい活気が溢れている姿を目にしました


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ハノイでの宿はそんな旧市街のハンガイ通りの野外レストラン?向かいにある
「ハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテル」にいたしました
このホテルにした理由は旧市街にある為、ドンスアン市場やビアホイが楽しめるターヒエン通りなどの観光地まで徒歩でいけるなど利便性を考慮してのことでホテルの質はさほど求めませんでした
ホテルのホームページにはフロントデスクは24時間対応
荷物預かり、チケットサービス、ツアーの手配など様々なサービスを提供してくれるとのこと
確かに今回もハロン湾クルーズやチャンアン川下りのツアーもこのホテルで頼ませていただきました
ちなみにフロントデスクは確かに24時間対応でしが、これは夜中スタッフがフロントデスク前に布団を敷いて寝ていると言った日本では考えられないものでした
ただ、私が真夜中のチェックイン後に部屋でテンキー式のセイフティボッスの設定を間違え警報が鳴り続けた際に対応してもらったり、バルコニーのドア(ベトナム独自のドアノブで使い方が判らなかった)が閉まらず困っていた時に助けていただいたりと確かにスタッフ(寝ているところを起こしましたが)は24時間対応でした
   

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部屋はジュニア スタジオスイート
ベッドはキングサイズ
 

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床は珍しいタイル張り
スリッパを履かずにいるとひんやりとして気持ちよかった
デスクとTVが供えられています
ここからは私の覚書も兼ねています


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トイレもタイル張りの立派な造り
残念ながらウオシュレット機能は有りません
 

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バスタブも大きめ
毎朝、バスクリンを入れてゆったりと浸かり癒されました
 

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リビングボードの中に収納される形で設置された冷蔵庫
家具の中の冷蔵庫なんで騒音は防いでくれましたが、冷えは今一歩でした
ミネラルウオーターとコーラ、ビールがミニバー形式で冷やされていましたが
後の容積はコンビニで買ったビールやミネラルウオーター用に使わせていただきました
 

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同じくミニバー形式のスナックとカップ麺
 

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湯沸かしポットにベトナムコーヒー・ティパックが備えられています


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狭いですがバルコニーがあるうえ
テーブルとイスが置かれていて
 

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毎夜ここからハノイ旧市街の喧騒を肴にハノイビールをいただくことに
そうそう近くのコンビニで買ったこのピザまんも美味しかった
 

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今回宿泊した「ハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテル」は朝食付きのプランで
毎朝、このホテル1階にあるレストランで朝食をいただき
腹を満たしたところで観光に出かけました
  

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朝食はビュッフェ形式
当然のように南国系の果物がこれでもかと並んでいます
 

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ホットミールも毎日日替わりで楽しませてくれます
 

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ジュースサーバーにはパインジュースやマンゴージュースがたっぷり入れられていますが
その手前には南国では珍しく生牛乳も置かれています
そうここベトナムで牛乳が飲まれるようになったのはここ最近の事のようです
生産量が追い付かずに輸入に頼っているのが実情のようで、ベトナムで生乳はまだまだ高級品のようです
折角なのでそんな牛乳を毎朝いただくことに
 

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フランスを宗主国とするここベトナムはパンも美味しい
トースターで焼いたものにマーガリンを付けいただくことに
そうまだまだここベトナムでバターは高級品のようでした


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他にもピラフや春雨と言った感じで、炭水化物たっぷり
旅では歩きまくることから、普段朝食はとらない私ですが
朝からたっぷり頂きます
 

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4泊しましたので計4回ここで朝食をいただきました
 

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ビュッフェの他に卵や麵料理のオーダーも可能で
毎朝、チキンなどのフォーを頼んで朝飯にしていました
フォーには香草などを入れて食べたりしますが、このレストランでは柑橘系の「チャイン」を搾っていただくと味が引き立ちます
チャインはベトナムの暮らしに密接している果物
薬味はむろんジュースにもなるそうです
そういやマンガ「大使閣下の料理人」でもそんなチャインを使った料理で各国の首脳たちをもてなしました

 

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このフォーがことのほか美味しく
街でフォーを食べることは有りませんでした
 

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ハノイ・トレインストリート

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さて日本での話題も尽きてきたことですし
2023~2024年の年末年始に伺ったベトナムハノイの話に舞い戻り、このあと書き残した話を書き綴ってまいります
また古い話になりますが、しばしお付き合い願います

オールドタウンにあるハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテルから目的にに行く道すがらハノイのフンフン通りを歩いていると
鉄道の路線らしきものが見えてきました
周りを取り囲む建物のベランダにはベトナムの国旗である金星紅旗がはためいています
どうやらここが噂のハノイのトレインストリートのようです
 

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そのトレインストリート
線路周辺に民家が立ち並び、その民家の間を縫って走る電車の姿が見られるハノイの観光スポット
ほどなく北のトレインストリート
道路が線路を横切るいわゆる踏切
ここから線路内に入るんだそうです
 


 

まだ朝早い時間ですが、そんなトレインストリート入口には
「DANGER」と名書かれた看板の下には
「MAX FINE 500,000」(罰金は最大で500,000ドン)と記載されているうえ、制服(を着たベトナム人民軍なのか人民公安らしき方が警護しているようで、どうやら入るのを阻止しているようです
私が思うにきっと上記動画ような場所ですから事故も多いのでしょうね
そんな中にありながらも、線路内にあるのでしょうカフェの呼び込みがさかんに行われています
呼び込みをしているのは女性ばかり、アジアの女性の強さやしたたかさを垣間見た気がしてきました
ちなみにそうしたカフェの呼び込みさん同伴ならたやすく入れるとのことです
  

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ちなみにここからベトナムの首都ハノイの駅は近く
少ないとはいえ通過する列車は列車が通過するのは、平日で6回、土日祝だと8回に及ぶそうで
通りが色とりどりの光でライトアップされ幻想的な雰囲気の夜の時間帯などには撮りテツで溢れるようです
 

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そんなトレインストリートには入るの諦め
入り口でこわごわと記念撮影し次の目的地に向かうことに
 

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さてハノイ市内を観光する際の移動手段ですが、ハノイには地下鉄やトラムなどの公共交通機関はありません
おもにタクシーがその移動手段となりますが、移動の度にタクシーを使うといくら物価の安いベトナムといえど結構な負担となります
そこで考えられるのが路線バス
路線図(ルートマップ)を手に入れるのも一つの手となりますが、最近の私のお気に入りがGoogleMapを使った検索
目的地を入力すれば様々なバスルートが出てきてそれを選択、バスのNOを確認しつつ利用するというもの
これが慣れると大変便利でことのほか重宝いたしました
 

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それに加えて平均年齢が32歳と若いベトナム
シニアには優しく、ハノイの市バスは何と60歳以上は無料となるシルバーパスなる物があるとの事を聞きつけました
しかも何とそれは外国人にも適用されるとの事で
そんなパスを手に入れるため、ハノイのキーマバスステーションに赴きました
 

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顔写真が必要とのことで、行く道すがら写真屋さんを探しましたがありません
まぁ何とかなるかと思い、受付すると写真はここで撮るようで一安心
  

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ちなみにシルバーパスの発行手数料は10,000ドン
10,000といわれるとちょっとドキッとしますが、ベトナムドンの為替レートは慢性的なインフレのため桁が多く
日本円だとわずか56円くらいだったりします
 
 
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いただいたシルバーパスを路線バス乗車時に乗務員に見せるだけでハノイ滞在中乗り放題
使用期限は5年間有効で2028年12月までとなっていました
 

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ちなみにこうした改札のあるバスターミナルなどでは受付のスタッフにシルアーパスを見せると
切符がもらえてそれで改札をくぐるなど、わかりづらい面も多々ありますが
これでハノイにいる間、ホーチミン廟やナイトマーケット、水上人形劇などハノイ市内観光、それからハノイグルメやビアホイで世界一安いと言われているビールを楽しむ予定です
 

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「ベトナムといえばバイク」
今回伺ったハノイの街中にはありえなほどの数のバイクが道路を我が物顔で走っています
それもそのはずベトナムの総人口が9,600万人に対し保有するバイクの数はおよそ5,000万台近くといわれるほどバイクの数が多いのですが、子供数の多いベトナムですから、これはもうほぼ一人に1台保有といっても過言ではありません
しかも週末に乗るだけではなく普段の移動手段として必要なため、どこに行ってもバイクだらけといったのがベトナムの風物詩だったりします
ただそれだけ多いと問題も多く、しかも信号の無い交差点が多いことに加え
こんな携帯電話を使いながら乗ったりと交通マナーも芳しくないということで、ハノイでは道路を渡るの命がけだったりもします
 

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そんなベトナムの交通ルールがどうなっているのかもわかりませんが
信号無視、逆走、過積載は当たり前、ベトナムの経済を底辺から支えるバイクはホンダ、ヤマハ、スズキが多く何だか誇らしく感じます
 


 

ノーヘルは当たり前、こんな4人乗りのスクーターもしょっちゅう見かけたりします
 

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しかもバイクやスクーターは単なる交通手段ではありません
建設資材や食品などありとあらゆるものの運送手段として、日本でいうところの軽トラックのような使われ方もするようです
 

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そんなバイクやスクーターで特にハノイっ子たちに人気なのが日本ブランドの「ホンダ」や「ヤマハ」
この2つのブランドだけで売り上げの8~9割を占めるそうです
 

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写真は果物屋をやっているスーパーカブですが、ここベトナムでもちろんスーパーカブは大人気
そうベトナムの人びとはスーパーカブ・シリーズの愛着は半端ではなく「スーパーカブ・パラダイスの国」と呼ばれています
というのも1967年ホンダがスーパーカブを最初に輸出したのですが、その時の人気はすさまじくベトナムを走る二輪車の90%近くがスーパーカブ・シリーズとなってしまっていて、道路に溢れる洪水のごとく走っていたそうです
おかげでバイクのことを「ホンダ」とも言っていたという逸話もあるくらいです
  

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絶対にコケない自信があるのでしょう
たくさんの観賞用の鳥を運ぶ姿にちょっと感動したりもしました
 

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こんだけ積んであると後ろどころか、横すら確認できません
大丈夫なのかと心配になってしまいました
 

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これまた怖いプロパンガスの配達
日本の危険物取扱者が見たら仰天しそうです
 

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そして人力タクシーが進化したという三輪車「トクトク」は今もなおハノイの主役
もっともこうして人を載せる以外にこうした建築資材を運ぶトラックとしての使い方もあるようです
 

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ハノイ旧市街の道端の風景

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ハノイ旧市街を散策、ちょっとメインの通りから小路に抜けるとそこには昔懐かしい風景がありました
たとえばこんな天秤棒の両端の籠や自転車の荷台に山のようにで野菜や果物を運ぶおばちゃんの姿や
  

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鶏を平気で捌く肝の座った女性の姿
このあたりは「さすがベトナム」といった感、満載です
 

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海産物らしきエビやイカなどを道端で売る女性
こうした女性が積極的に働く姿は東南アジア系でよく見る光景で
逆に道端でイスに座ってお茶を飲みながらたばこを吸ったり
将棋などに興じているのはほぼ男性だったりします
女性が勤勉な一方で男性はあまり積極的に働かないのが東南アジアの特徴のようです
 

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道端での散髪しているところを目撃
これ私も海外で一度はやってみたい
憧れみたいなものだったりします
 

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これは道のど真ん中でリヤカーに積む商品を売る姿
遠目で見た感じでは何を売っているのかさっぱりわからない万事屋といったところですが
白人系の観光客が何かを購入していました


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そのほか、道端で靴を磨く少年の姿も
よく見ると磨いている靴は革靴ではなくスニーカー
赤い籠に入った丁寧に汚れを落としていました
もっともこうした道端での風景は過去日本でもあったはずで
戦争によりスタートが遅れてしまいましたが、発展が著しく平均年齢が32歳と若いベトナムのことですから
近々こうした風景は見られなくなる、貴重な風景だったかもしれません
   

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私にとってベトナムと言えばコーヒー
休日は朝からコンデンスミルクたっぷりのベトナムコーヒーを淹れて、ゆったりとした時間を楽しんだりもするくらいです
 

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今回のベトナム・ハノイ旅もカフェ巡りが一つの楽しみになっていることで
ハノイで最初に訪れるのは旧市街のとあるカフェを目指します

ちなみにそんなカフェを探している途中、旧市街を走りまわる伝統的な人力車「シクロ」を見かけました
そのシクロ、自転車の前に座席を設けた三輪自転車タクシーなんですが
フランス植民地時代にベトナムに導入されたもので、もとはといえば日本で「発明」された人力車から派生した乗り物だったりします
たしかに人力車は海外でも「リキシャ」って言いますしね
   

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そんなシクロに乗ってハノイの旧市街を回って歩くのも面白そうですが
限りある日程ってこともあり、今回は諦めます
   

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肝心のカフェ、入り口がわかりずらく迷いましたが、なんとかたどり着きました
それがエッグコーヒー発祥の店「CAFE GIANG(カフェジャン)」
人気店ということもあり、混雑しているのでしょう
2階のベランダまで人があふれていました
 

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2階のほうが空いてるよと言われ2階に上がると、広々としているうえ
小さなテーブルやイスで埋め尽くされています
しかも伺った際は満席
有名店なんで仕方ありませんね
まぁこれだけいると帰る方もいらっしゃると思っていたら案の定
ワンテーブル空きようやく着席
 

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まずはテーブルに置かれたメニューを開きますが
お目当てのエッグコーヒーは35,000ドン
日本円で196円ほど
ちなみにそんなエッグコーヒーはイタリアの牛乳を使ったカプチーノからインスピレーションを受け
当時牛乳が高価な為、卵で代用したものなんだとか
確かにタイをはじめとした東南アジアの国々では共通して乳製品が高価
これは乳牛が暑さに弱い動物ということもあり、特に牛乳(フレッシュミルク)について昔はあまり流通していなかったという事によるのだと思います
ただ、無いなら出来ないではなく、どうすればできるのかを考えた商品で、それが逆にヒットしたというのが素晴らしいですね
    

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提供されたエッグコーヒー・エッグカカオ
湯煎しているコーヒーカップの中でかき混ぜシェイクのような状態でいただきます
まるでコーヒー味のカスタードクリームを食べているような味覚でした


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タンロン水上人形劇を見に旧市街に隣接するホアンキエム湖までやってきました
予約した開演時間までまだ少し時間があることから湖のほとりででまったり待つことといたします
ちなみにそんな「ホアンキエム湖」一周1.8kmあるその湖の周囲は遊歩道になっていたりと
ハノイに暮らす人びとにとって生活に密着した憩いの場所となっているようで
ブライダルフォトを撮るカップルの姿やジョギング・太極拳を楽しむ人びとなどが見て取れました
  

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湖に行ってみるとそこには朱色のフク橋(棲旭橋)を渡る人々がいましたが
そんなフク橋を渡り玉山島に向かいます
 

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玉山島に渡ると、右に龍、左に虎の絵を配した石門がありそれをくぐり境内に入ったところに
玉山祠(ゴックソン)寺はありました
 

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玉山島からは「亀の塔」のある島も見て取れます
15世紀に明に「順天」という名の神剣パワーで勝利したベトナムの黎利(レー・ロイ)という王が湖を遊覧していたところ亀が現れ、勝利に導いた剣(順天)を神に返すことを要求
そしてその場所がこの亀の塔が立つ小島だという伝説なんだそうです
湖にはそんな伝説の逸話である「還劍(ホアン・キエム)」の名がついていたんですね
ちなみにそのホアンキエム湖の大亀はスッポン(Rafetus leloiiという学名)らしいのですが、姿を見ることができると非常にご利益があるとして、ベトナム人からはとても大切にされてきたそうです
もっともベトナム人はスッポン料理も大好きだったりします
 

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伺ったのは大晦日
ハノイっ子たちの憩いの場所ということで
マーケットのブースも出ていて、目立つこと請け合いの風船売りを見かけましたが
子供の多いベトナムでは風船売りは名物、風船を売って生計を立てていらっしゃる方もいるようです
  

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ドラゴンボールの関連グッズも売られていましたが、ドラゴンボールはここベトナムの子供たちに大人気
特にベトナム・ハロン湾の風景が「ドラゴンボール」の世界観に似ていると話題になることがあります
ということで明日はそんなハロン湾がドラゴンボールの舞台となったか確かめに行くこととなっています
そんなこんなで時間をつぶしていたら、あっという間にタンロン水上人形劇の予約時間となりそちらに向かうことに
 

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私の愛読書の一つマンガ『大使閣下の料理人』(原作:西村ミツル、作画:かわすみひろし)
1998年からモーニングにて連載された、政治や海外情勢それにそんな海外での料理といった情報量豊かなマンガで
これは原作者である「西村ミツル」が元公邸料理人でなければ、絶対に描けなかった師玉の名作
たまに読み返したくなるマンガでもあります
 

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『大使閣下の料理人』で読んで以来見たかった、水上人形劇を鑑賞しに「タンロン水上人形劇場」にやってきました
劇場自体はベトナムの国民的英雄のホー・チ・ミン氏が、子供達のために1956年に建てられたもので、歴史ある建物です
 

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劇場に入ると、司会などを演ずるメインキャラクターのテウさんが迎えてくれました
 

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2時間ほど前に一度やってきて劇場窓口で直接購入したチケットの席は中列シートの8列目
(劇場の後ろの席だと見ずらいので早めに予約するか、ネットでの席の確保をお勧めします)
料金は1人150,000VND(日本円で860円くらい)
「水上人形劇」は、約1000年もの歴史を持つベトナムの伝統芸能
もともとは、タイピン省の農民たちなど北部の農民たちが、豊作の祈願や、農閑期の楽しみとして屋外の水辺を使って演じていたものが、李朝・チャン朝頃(11~15世紀)に、娯楽として宮廷にまで広がったと言われています
水上人形劇はリズミカルな踊りや水を噴き出すなどの演出が特徴で各村により少しずつ異なる演技や演出は、今でも門外不出だそうです
 

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劇場の明かりが消されたのちベトナムの伝統楽器が奏でる美しい音色で開幕
このお寺の中から人形が出てきて水の上を動き回り「田植え」や「魚釣り」などの演目を披露してくれます
舞台左右に配置された民族衣装を身にまとった劇団員が、人形の動きに合わせて語ったり歌ったり
伝統楽器を使って効果音や音楽を生演奏する
 

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終盤の八仙人の踊り
 

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八仙人の踊りは動画でも撮ってみましたが
一体全体どうやって動かしているの?と思うくらい良く動いていました
 


 

最後に人形の操作を担当されていた演者さんが、水中から現れ
観客の拍手とともに水上人形劇は終了
言葉は判らなくとも充分に楽しめました
 

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タンロン水上人形劇を鑑賞したあと
やってきた「ブンチャー・フォン・リエン」
市内線バスを使いましたが、水上人形劇場からもほど近いホアンキエム湖の南側にありました
ここはハノイの名物麺料理「ブンチャー」が美味しく
あのベトナム初のミシュランガイド2023にて、ビグルマンに選ばれた超有名店です
   

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そんな店にもかかわらずさほど並ばずに入店出来ました
席に着くや否ら大勢の方が並んでいたので、ここはタイミングが良かったのでしょうね


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ちなみにこのブンチャー・フォン・リエンは
2016年5月23日にベトナムを公式訪問中だったアメリカのバラク・オバマ大統領が訪れたことで有名で
店内の壁にはその時の写真が飾られています


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2階にはオバマ大統領が当日実際に使ったテーブルが保存されているとの事でスタッフに声をかけ2階に上がりました
そこにはVIPを歓待したとはとても思えない普通の座席とテーブルの上に食器が並べられていました
残念ながらその時食べた料理は展示されていません(まぁここは南国ですから料理は半日も持たないでしょうからね)
ここは是非とも、日本の食品サンプル業界トップ「イワサキ・ピーアイ」さんの力添えが欲しいところです
 

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ちなみにその時の写真はNBCNEWSに掲載されていたので
添付させていただきますね
それにしてもオバマ元米大統領
実に美味しそうにビール飲んでいますね
 

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メニューを見るとそんなオバマ元米大統領の写真
そして1番上にその時にオバマ元米大統領が食した「コンボ・オバマ」なるメニューがありました
てなわけでスペシャルブンチャーにカニ揚げ海鮮春巻き、ビール・ハノイがセットになったコンボオバマをオーダー
このセットが120,000ドン(日本円で720円くらい)と言うのが驚きです
 

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特に美味しかったのがサックサクに揚げられた春巻き
海老と蟹のうまみたっぷりで、ビールのアテにぴったりでした
 

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ちなみにブンチャーとは、甘酸っぱいつけ汁が入った丼に
炭火で焼いた豚バラ肉とひき肉団子がトッピングされ
そのつけ汁にブンと呼ばれる米麺をつけて食べる料理で香草たっぷりでいただきましたが
さすがはミシュランのビブルマンといった味でした
 

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ベトナムの英雄ホー・チ・ミン
私の好きなマンガ「大使閣下の料理人」にも紹介されていましたが
料理マンガという事もあり、船の見習いコックとして働くようになったホー・チ・ミンが、船と共に宗主国フランスへ渡るといった逸話がたびたび登場していました
ベトナムの「建国の父」であるホー・チ・ミン氏
国民から尊敬の念を込めて「ホーおじさん」という愛称で親しまれたそうです
ホー・チ・ミン氏はベトナム戦争終結に向かっていた1969年に心臓発作で亡くなります、享年79歳でした
そんな国民から尊敬されるホー・チ・ミンさんの遺体はハノイの「ホーチミン廟」で眠っているかのように安置されています


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てなわけでハノイに来たのならやはり、ホーチミン廟は訪れねばならぬ場所
市内路線バスを使い伺いましたが
開館時間は午前中の7:30~10:30のみだったようで
そんなことはつゆ知らず、訪れたのが16時過ぎっとことで
ホーチミン廟内は見学できずに、バーディン広場から廟を眺めるのみとなりました
 

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2人の衛兵が廟の警備をしてますが、微動だにせずに立っておりこれだけ見ても厳粛な雰囲気がつたわります
そんな衛兵交代式は毎日1時間ごと、廟が閉まっている時間にも行われているそうですが
残念ながら時間が合わず衛兵の交代式は見れませんでした
 

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