ベトナム防空・空軍博物館でベトナム戦争の歴史を学ぶ

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ホーチミン廟で衛兵に連行されるといったトラブルはあったあと
路線バスを使いハノイのタインスアン地区にあるベトナム防空・空軍博物館にやってきました
このベトナム防空・空軍博物館ではベトナム戦争を中心とした、ベトナム空軍の歴史を紹介する博物館で
総面積は18,000m²、屋外エリアは15,000m²、屋内エリアは3,000m²の広さがあり戦争当時使用された戦闘機、ヘリコプター、ミサイルなどが数多く展示されいます
 

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30,000ベトナムドン(150円)の入場料を支払い入場
さっそく1950年の朝鮮戦争から活躍していた機体「MIG-17」が展示されており
機体前の下部に設置された37mm及び23mmの機関砲
それに翼下に爆弾が見て取れます
 

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その奥には8機分の赤星(キルマーク)が輝かしい
「MiG-21MF」がありました
この機体は1959年頃に開発された当時、高速性能でマッハ2と世界一の速度を誇る戦闘機で
9機の米軍機を撃墜し、北ベトナム空軍最高の撃墜王となったグエン・バン・コクの愛機はMiG21PFでした
  

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そんな「MIG-21」は西側陣営戦闘機の好敵手とし知られています
ただ米軍のF4Cは史上初の超音速戦闘機同士の空中戦が行われましたが
北ベトナム軍パイロットの技量未熟や米軍機に搭載された「サイドワインダー」や「スパロー」ミサイルの餌食になってしまったようです


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ソ連製らしき防空用ミサイルS-75も展示されていました
 

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そんな防空用ミサイルS-75に撃墜されたのか
F-4Bフアントムの墜落機も展示されていました
 

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ベトナム防空空軍のマークを入れた
F-5Aフリーダムファイターがありましたが
 

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この機体は映画「トップガン」でMiG28の代役として登場しているほか
マンガ「エリア88」新谷かおる著で主人公である風間真が一番愛用した機体で私のようなマンガ好きにはこんな近くで見られるのは感動ものの機体
新谷氏いわく、F5A風間真を象徴する「ユニコーン」のパーソナルマークが映える尾翼が一枚のものを選定したんだそうです


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裏庭に展示されている巨大輸送ヘリコプターのMi-6


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周囲に職員の車を停めてあるためかその巨大さがよくわかります
 

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博物館内部には米軍機を撃墜するために使用した機関銃など
ベトナム戦争に使用された兵器や写真などが展示され
ベトナム人の平和を守るための激しい戦いや、輝かしい勝利などの誇らしい歴史が記されておりました
 

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こんな感じでベトナム防空・空軍博物館でベトナム戦争の歴史を学ぶと同時に
MiG19やMiG21などベトナム空軍が誇った戦闘機
そしてF-5Eタイガーシャーク、F-4ファントムなどの戦利品を鑑賞し
マンガ『エリア88』の世界を垣間見てきました
 

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2025年9月 1日 06:28に書いた記事です。

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