ハノイの夜を楽しむのは今日限り
と言う事で今宵ももちろんビアホイを楽しみにターヒエン通りへ
ということで早速
まずはワングラス10k(56円)の「ビアホイ」を注いでもらい喉を潤します
ちなみにこのビアホイ通りと言われるダーヒエン通り
店前の道路中央近くまでテーブルが並んでいますが
このターヒエン通りは別段、歩行者天国でもなんでもありません
それが証拠にハノイ市警は、こうした車で歩道や道路への侵入行為の巡回、取り締まりを行っていました
ということでたまに警察が来て路上にテーブルなどないか確認しているようですが
店の方は何食わぬ顔で警察が来たらテーブルを片付け
警察が去ったらまた路上にテーブルを並べるそんないたちごっこを毎夜行っているようです
今回訪れたのはビアホイ通りの真ん中に位置する「クアン・フック・ラム(QUAN PHUC LAM)」というお店
看板にハングル文字がありますし、スタッフもどことなく韓国風の方々
どうやら韓国の焼き肉レストランのようです
ちなみに後で調べたらベトナム国内のテレビ旅行番組でも取り上げられたことがある店のようでした
頼んだのはハノイの隠れB級グルメ「マーガリン焼肉(BBQ)」
300k(日本円で1,680円くらい)
その名の通りマーガリンで肉を焼く料理で
スタッフが固形燃料の鍋に載せられた鉄板の上にアルミホイルを引き、その上にマーガリンを大量に投入
そこにニンニクを加えた後、牛肉・豚肉、玉ねぎやナス・トマトといった野菜をマーガリンスープに満たされた鍋でてきぱきと焼いてくれました
ちなみにこのマーガリン焼き肉
もともとはベトナム戦争後、食料が不足していた時代に高価だったバターの代わりに、比較的安価で入手しやすかったマーガリンを使って肉を焼くことから始まったベトナムの安くて美味しい庶民の味なんだそうです
なんだか戦後日本において防空壕の鉄扉を外して何でもかんでも焼いた「鉄板焼き」を彷彿させる料理ですね
肉が焼けたらあとは好きに食べてねといったスタイル
焼かれた肉は韓国焼き肉らしく、サムギョプサルのように青野菜にくるんでいただきます
そうそう添えられたフランスパンを肉汁たっぷり吸ったマーガリンスープに染み込ませて焼いたのが絶品
さすがはフランスが宗主国だったこともあるベトナムはフランスパンの食べ方が絶妙(バインミーなど)ですね
なるほどこれはビアホイによく合い何杯でも飲んでしまえそうでした
そうそう帰り道で見かけた海鮮の数々
ハノイは内陸に位置していますが
こうした屋台のようなレストランでも魚介類が提供されているようです
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