マンガ『大使閣下の料理人』で読んで以来訪れたかった、タンロン水上人形劇を鑑賞

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私の愛読書の一つマンガ『大使閣下の料理人』(原作:西村ミツル、作画:かわすみひろし)
1998年からモーニングにて連載された、政治や海外情勢それにそんな海外での料理といった情報量豊かなマンガで
これは原作者である「西村ミツル」が元公邸料理人でなければ、絶対に描けなかった師玉の名作
たまに読み返したくなるマンガでもあります
 

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『大使閣下の料理人』で読んで以来見たかった、水上人形劇を鑑賞しに「タンロン水上人形劇場」にやってきました
劇場自体はベトナムの国民的英雄のホー・チ・ミン氏が、子供達のために1956年に建てられたもので、歴史ある建物です
 

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劇場に入ると、司会などを演ずるメインキャラクターのテウさんが迎えてくれました
 

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2時間ほど前に一度やってきて劇場窓口で直接購入したチケットの席は中列シートの8列目
(劇場の後ろの席だと見ずらいので早めに予約するか、ネットでの席の確保をお勧めします)
料金は1人150,000VND(日本円で860円くらい)
「水上人形劇」は、約1000年もの歴史を持つベトナムの伝統芸能
もともとは、タイピン省の農民たちなど北部の農民たちが、豊作の祈願や、農閑期の楽しみとして屋外の水辺を使って演じていたものが、李朝・チャン朝頃(11~15世紀)に、娯楽として宮廷にまで広がったと言われています
水上人形劇はリズミカルな踊りや水を噴き出すなどの演出が特徴で各村により少しずつ異なる演技や演出は、今でも門外不出だそうです
 

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劇場の明かりが消されたのちベトナムの伝統楽器が奏でる美しい音色で開幕
このお寺の中から人形が出てきて水の上を動き回り「田植え」や「魚釣り」などの演目を披露してくれます
舞台左右に配置された民族衣装を身にまとった劇団員が、人形の動きに合わせて語ったり歌ったり
伝統楽器を使って効果音や音楽を生演奏する
 

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終盤の八仙人の踊り
 

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八仙人の踊りは動画でも撮ってみましたが
一体全体どうやって動かしているの?と思うくらい良く動いていました
 


 

最後に人形の操作を担当されていた演者さんが、水中から現れ
観客の拍手とともに水上人形劇は終了
言葉は判らなくとも充分に楽しめました
 

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このページは、r-ohtaniが2025年8月14日 06:33に書いた記事です。

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