佐渡2024の最近の記事

海の日を交えた連休、佐渡島へ渡ってきました
佐渡島へは航空機での往来はなく、新潟県の港から船で行くのが通常のルートですが
そう渡るとの言葉がぴったりな島、それが佐渡島でした
佐渡島へ渡るきっかけとなったのが、3月に伺った国内最大級の日本酒イベント「にいがた酒の陣」でした
ここで呑んだ至や真野鶴、天領盃、北雪などの佐渡島の日本酒が美味しく
なんで離島なのにこれほどインパクトのある日本酒の蔵が数多くあるのか?と興味がわいたからでした
 

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そして佐渡島と言えば「朱鷺」
「ニッポニア・ニッポン」という学名で知られるように、日本の代表的な鳥
一度日本では絶滅しかけましたが、中国から日本に送られた朱鷺の子ども達が、今も日本の地で生息・繁殖し続けていて、結構な確率で見ることが出来ると聞いて伺いたくなりました
それと世界遺産登録を目指している「佐渡金山」
隣国からの抗議活動もあったりなど難航しているようですが、私自身は世界遺産には登録されると考えています
でもそうなったら佐渡空港便は再開されるでしょうし、ホテルなどは軒並み値上げ
遺産巡りもどこも混雑は必至でしょうから、そうなる前にちょくら佐渡に渡っておこうというのが今回の旅のテーマでした
 

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さてそんな佐渡島へのアクセスの拠点となるのが新潟空港
日本の主要空港から便があり、私の住む北海道の新千歳空港からもJAL・ANA合わせて5便があります
ということで今回はJALの朝便で伺うことに
まずは新千歳空港JALダイヤモンド・プレミア ラウンジで朝飯といたします
 

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そんなJALダイヤモンド・プレミア ラウンジですが
「国内線のラウンジでもワインや日本酒が飲みたい」というお客さまの声に応え、4月より国内線ダイヤモンド・プレミア ラウンジでワインと日本酒の提供を開始いたします。
ワインは機内・国際線同様、ワインテイスターの大越 基裕氏(北海道出身だそうです)による選定、日本酒は各地の銘酒をご用意しました。
ご出発前に、ラウンジでゆっくりとお楽しみください。って話ですが
そんな話は夕方からの提供と聞いていましたが、なんと朝から並んでいます
内容はと言うと
スパークリングワインが「I'm Blanc de Blancs from France」(フランス)
白ワインが「風のエチュード」(ココ・ファーム・ワイナリー)
赤ワインが「Bourgogne Rouge Couvent des Jacobins」(フランス)
そして・・・・
 

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日本酒は地元北海道小林酒造の「まる田 特別純米 北の錦」
原料米:北海道産吟風 精米歩合:50%
といった銘柄が並んでいました
 

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ただ残念ながらこの後レンタカーの運転があるので飲めません
かわりに最近ここ新千歳空港JALダイヤモンド・プレミア ラウンジで幅を利かせているノンアルコールビールをいただくことに
  

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というかここで朝食
いただくのは「日高昆布とツナおにぎり」
 

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「枝豆とひじきおにぎり」
 

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もりもとのパンは
「クロワッサン」と「ふんわりたまご」
残念ながらJAL特製焼きカレーパンはまだ提供前でした
 

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駐機するパンダ顔のA350眺めながら、朝飯に美味しい味噌汁、日高昆布とツおにぎり・枝豆とひじきおにぎり食べながらノンアルコールビールやってます


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そうこうしている間にJAL2872便の搭乗時間
エンブラエル170に乗り込み新潟空港までひとっ飛びです
 

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そうそう新潟空港へ向け降下している際に
新潟県胎内市の沖合約4kmに位置する日本国内で唯一操業している海洋油ガス田「岩船沖油ガス田」を見ることとなりました
  

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9時25分新千歳空港発JAL2872便は予定通り10時35分ジャストに新潟空港に到着
ここで一つ目論んでいたことを実行いたします
 

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それが新潟港から佐渡島両津港へと向かう、11時30分発のジェットフォイルに乗り込むこと
伺ったこの日は屋外の観光地を伺うにはもってこいの晴天
早くついてあちこち回ろうと目論んでいましたが、新潟へ向かう航空機が少しでも遅れたら無理と思っていたのですが
定時到着と言う事で決行することに
新潟空港からはバスではなくタクシーに乗り込み伺いました
  

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新潟港佐渡汽船乗り場には出港の30分前に到着
余裕でジェットフォイル「ぎんが」に乗り込みます
 

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ちなみに佐渡島へ渡る手段は2つ
カーフェリーかジョットフォイルとなりますが、カーフェリーだと2時間半かかるのに対し
ジェットフォイルだとわずか67分で佐渡島両津港に到着します
船酔いしやすい体質の私ですし、さっさと佐渡島についてあちこち回りたいことからジェットフォイル一択でした
ただ高速での運行と言う事もあり、優雅な船旅のカーフェリーに対しジェットフォイルは飛行機感覚
シートベルトを締め座席に縛られることから船内をうろつくことすらできませんでした
  

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たどり着いた佐渡島ではレンタカーを借り
すぐに両津港から佐渡島を横断、真野湾側へ向かいます
40分ほど走らせたところで美しい真野湾の大海原が見えてきましたが
ここが最初の目的地となります
 

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それが「しまふうみテラスガーデン」
佐渡島美しい景色としまの風が薫るベーカリー&カフェ
 

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ベーカリー&カフェの名の通り
島の果物で育てた自家製酵母で、ゆっくりじっくり発酵させた焼きたてのパンを売っていて
イートインとなるカフェでも食べることが出来ます


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ということで佐渡島で真っ先にここに来たわけが
海を眺めるカフェ「しまふうみ」テラス席でのランチだったんです
 

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レジで先払いし、渡してもらったのがこのキリンのぬいぐるみ
他の種類もありましたが、このキリンのぬいぐるみを探して料理を持ってきてくれる仕組みのようでした
 

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今回我が家の奥さんが頼んだのが
佐渡チーズトースト
なんとチーズでトーストに佐渡島を描いてトッピングしておりました
 

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私はと言うと海を眺めつついただくチキンカレー
 

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絶景が望め風が吹き抜けるテラスで食べるチキンカレーはなかなかのものでした
ちなみにここ「しまふうみ」はコーヒーも美味しいって話ですが
食後のコーヒーはまた別な場所でいただきたいので足早にしまふうみを後にします


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しまふうみテラスガーデンでランチをいただいたあと、
食後のコーヒーを飲もうと、ちょっと車を走らせ真野鶴を醸す尾畑酒造の学校蔵にやってきました
ここは真野鶴を醸す尾畑酒造が日本で一番夕日がきれいな小学校と謳われながらも2010年に廃校となった旧・西三川小学校を酒蔵として再生させた施設です
 

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目的はそんな学校蔵にある「学校蔵Cafe」でのコーヒータイム
 

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教務室だった場所をカフェにリノベーション
 

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一番景色の良く見える旧教務室をカフェにしたとあって
壁一面の窓からの眺望はまさに絶景
  

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メニューには
人気のコーヒーのほか
酒蔵らしく麹甘酒は当然として
なんと日本酒の利き酒まであります
  

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ここで私が頼んだのが
24h抽出コールドブリュー(贅沢にコーヒー豆を使い24時間かけて抽出したコールドブリューコーヒー)のアイスカフェオレ
 

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酒蔵のカフェとあって
日本酒も販売、試飲もできるようで


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我が家の奥さんはと言うと「学校蔵 利酒3点セット」をオーダー


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これは真野鶴を醸す尾畑酒造、学校蔵で醸された
かなでる西三川、かなでる生酛、龍のめぐみの飲み比べセット
600円とお得なセットでした
 

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さてこの学校蔵では酒造りはもちろんのこと、学校という場を活かして様々な交流事業や体験プログラムも実施していまるのだそうで
特筆するのが酒造りを通して「学び」「環境」「交流」を体験をしてもらおうと始めた「酒造り体験プログラム」で、酒造りを学びたい人を受け入れているのだそうですが
これが海外の方にも人気
この日も教室で何らかの講義(会議だったかも)が行われ、教室を覗くとそんな海外の方も多くいらっしゃいました
  

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教室をイノベーションしたこんな部屋があったりと
なんだか楽しそうな学校でした
 

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佐渡島南端の穏やかな入り江に浮かぶ「矢島」と「経島」
二つの島が朱色の太鼓橋で繋がっている、美しい景色が見て取れます
そんな矢島は良質な矢竹の産地でもあり、『平家物語』において源頼政が妖怪「鵺」を退治した際に使った矢も矢島産と伝えられています

 
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この入り江では、たらい船を一寸法師のお椀のように、海に浮かべてワカメやアワビ、サザエ等を獲る『磯ネギ漁』が行われており、佐渡島南部ではそんなたらい船の乗船体験が行われています
 

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たらい船は女船長さんのたくみな櫂捌きでぐいぐい進みます
 

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女船頭さんのなかにはベテランの方もいられ
あっあそこに黒鯛とか、あの青い魚は鯖だとか
鰯の群れなど次々に見つけてくれ、乗船中も景色のみならず水中の景色も楽しませていただきました


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最後に船頭さんにスマホのシャッターを押していただき記念撮影
すました顔をしていますが、実はここ矢島に来るまでの道のりが判りずらく
カーナビ(GoogleMap)に頼ってきたのに付近を巡り巡って散々な目にあってたどり着いたとあって着いた時にはかなり憤慨しておりました
まぁこの景色を見たらそんなのはすぐに吹き飛びましたが
 

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その昔、北前船で繁栄し小木海岸の入り江の奥にある
狭い土地に迷路のような路地が張り巡らされた100棟を超える板壁の民家が密集した集落
「宿根木集落」
ズラリと並ぶ石置木羽葺屋根が印象的ですが
なんと1haほどの土地に210棟の木羽屋根の建物がひしめいています
  

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そんな北前船ですが、通信網の拡大や政府による蒸気船の導入、東北本線が開通などがありしだいに衰退していきます
昔の栄華にとらわれ転身を図れなかったここ宿根木集落は
逆に開発が進まなかったのが、功を奏して、日本でも一番といわれる美しい北前船寄港地の家並みが残されたのだとか
てなわけで高台から海へと続く集落のメインストリートを歩いて散策
  

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縦板張りの素材は船材からのリサイクルで
背の高い総二階建ての家屋を建て
狭い土地を最大限に利用しています
逆にいうと火事があったらどうするの?と言った佇まいでもあります
 

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この集落を知ったのは、10年ほど前の吉永小百合のCM「JR東日本の『大人の休日倶楽部』春の新潟編」
このころのJRは夢が詰まっていました
 


このCMで有名になった集落の中心に立つ「三角家」
宿根木は北前船の船主や船員、船大工といった廻船業の関係者が住んでいたという、集落全体が船の仕事に従事した歴史を持っていたようで
土地の形にぴったり合った家を建てられる、当時の船大工の技術が見て取れます
そんな船大工の技術が結集した宿根木の町並は
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています


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宿根木集落公開民家「清九朗」

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宿根木集落では公開民家「清九郎」宅も訪問
看板猫が出迎えてくれます

 
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ここは一般公開されていて入館料金400円を支払い入館
閉館時間少し前でしたが、スタッフからの丁寧な受け案内されました
 

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江戸時代後期から明治にかけて財をなした廻船主の邸宅跡とあって
外見とは裏腹に中は豪華絢爛
「御前」と呼ばれる、現代でいうリビングは重厚な構えで
漆塗りのツヤを見せる太い梁が見て取れ
 

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ケヤキや杉の漆塗りの一枚板で作られた戸板が施された豪華な造りです
 

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庭の先には岩をくり抜いて作られた天然の冷蔵庫
そう漬物や野菜、味噌などの貯蔵庫として使われたムロがありました
 

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こんな感じで北前船時代の当時の栄華を実感してまいりました


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佐渡島最初の夜は両津の「有楽街」にやってきました
繁華街の通り上部に掲げられた佐渡観光協会が作ったゲート看板には佐渡島の酒蔵「歓迎 朱鷺の里 佐渡の酒 天領盃」の文字が見て取れます
天領盃はここ両津からほど近い場所にある酒蔵ですが
前身の佐渡銘醸を引き継ぎ、当時24歳という若者が醸す銘酒の名で
その名となる「天領」は、ここ佐渡が江戸時代に江戸幕府の直轄地だったことに由来します
  

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もう一つあった歓迎のゲート看板には「KIRIN」と記されています
ちなみにKIRINは三菱グループの中核企業
そう佐渡金山は皇室より払い下げられ三菱の鉱山として開発されてきた歴史があるんです
 

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佐渡島最初の夜、両津有楽街にある居酒屋長運に伺いました
店構えから言ってちょっと入るに躊躇しましたが、ここに来る前に伺った寿司屋は満席
晩飯難民にはなりたくはないので勇気を振り絞り入店します
 

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ここは海老漁師さんが営む居酒屋で
店には「長運丸」の大漁旗が掲げられています
ただ残念ながらこの日は海老漁がなく自慢の甘エビは食べることはかないませんでした
  

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店のご主人と奥様が気さくに迎えてくれたうえ、お客さんにも席を詰めてもらいカウンターに陣取りました
カウンターの目の前にはなぜか、北斗の拳 ケンシロウボトル 芋焼酎(鹿児島・光武酒造場)
「お前はもう死んでいる」とか「雲ゆえのきまぐれよ」やるろうに剣心×さつま無双50周年記念ボトルといった空き瓶が並んでいます


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まずは生ビールとレモン酎ハイ(樽ハイ倶楽部)をオーダー
双方アサヒビールです(さきほど看板に見たKIRINではありませんでした)
今日は一日駆けずり回りましたし、空港のラウンジでは飲めなかったこともあり喉にしみます
  

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頼んだのは「刺身盛り」
真ん中にあるのがトビウオの刺身
佐渡島両津港が目の前と言った港町ならではの刺身ですね
しかもトビウオが佐渡沿岸域を通るのは6月から8月半
甘エビは味わえませんでしたが、佐渡島の旬を味わいました
そうそうタコもコリコリしていて美味しかった
ミズダコと思われますが、佐渡では穴を開けた木箱を沈めて中に入ったタコを漁獲するタコ箱漁が行われているそうです
 

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合わせるのは翌日酒蔵見学を予約している
「北雪酒造の生貯蔵酒」で予習しておくことに
 

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他には
「砂肝レバー生姜煮」や
 

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「イカ磯辺揚げ」などをいただき佐渡島最初の夜を堪能しました


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佐渡島両津で〆のラーメンは酒処 銀太郎でいただこうと思いましたが
午後8時ではまだ開店前だったようで
そこからすぐの場所で『味のきめ手 食堂タカノ』看板が輝いたこともありうかがうことに
 

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『味のきめ手 食堂タカノ』は熱狂的な巨人ファンのお母さんがひとりで切り盛りしていて、ラーメンのスープやお米が無くなるまで営業されている酒飲みには嬉しい〆にぴったりのお店
店内はジャイアンツの応援グッズで埋め尽くされている上
この日もお店では首位をキープしている巨人戦のナイターをテレビで放映しており
お母さんとの野球談議に花を咲かせました
 

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壁には短冊メニューがずらり並んでいますが
これ本当に全部お母さんひとりで作るのと言った感じです
 

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我が家の奥さんが頼んだのは
まさに〆のラーメン
シンプルそのものです
 

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私はというと、ラーメンも美味しいが、昭和を彷彿させる味のカレーライスもなかなかと聞いていたので
カレーライスをオーダー
カレー粉に小麦粉のとろみをつけたカレーはなんだか懐かしい味
美味しく頂かせていただきました
 

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さて今回の佐渡島での旅の宿は「椎崎温泉夕日と湖の宿あおきや」といたしました
いつもなら観光地であっても旅費を節約するため、ビジネスホテルとするのですが
この山の日の祝日を交えた連休は学生のバレーかなにかの大会が有ったようで
どこも軒並み満室といった状況でした
そこで街からは少し歩きますが、老舗の温泉旅館が空いていたことからこの宿といたしました
 

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多少古い宿でしたが、部屋は8畳間に障子で区切られた縁側「広縁」がプラスされビジネスホテルと比べるとそこそこ広く快適
ちなみにその広縁は俗に「あのスペース」などと言われているそうで
椅子とテーブルのセット、冷蔵庫などが設置されていて温泉旅館に来た実感がわいてきました
 

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そんな広縁からは新潟県最大の湖「加茂湖」が目の前に広がり
よく見ると真牡蠣のいかだが見てとれました
 

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他の設備はウオシュレット付きのトイレに
 

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小さなお風呂が備えられています
 

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もっともここは椎崎温泉
地下には名湯の誉れ高い温泉大浴場が有ります
泉質は肌に優しいナトリウム塩化物泉、特に切り傷や火傷、関節炎にも良いとされ
朱鷺が傷を癒したとの言い伝えがあり肌に良く、温まる湯として島内でも古くから慕われている天然温泉
展望大風呂から加茂湖を眺めながら優雅に湯につかることが出来ました
(写真は楽天トラベルから拝借)
 

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それに最近リニューアルしたようで
総檜風呂「羽衣」でヒノキの香りを味わいつつ湯に浸かったり
(写真は楽天トラベルから拝借)
 


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露天風呂テラス「飛天」で加茂湖を眺めつつ入浴したりと
利用者が少ないのも幸いして毎日楽しませてもらいました
(写真は楽天トラベルから拝借)
 

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さて椎崎温泉夕日と湖の宿あおきやの宿泊費は
2名で2泊して31千円程と温泉ホテルにしてはかなりリーズナブル
しかも朝食付
そんな朝食はビュフェではなく、一人ずつよそわれた料理
内容はいわしの甘露煮、厚焼き玉子、野菜サラダ、牡蠣しらたきタケノコの煮物などなど
近くのテーブルに陣取ったおばさまたちが「いや~痩せそう」なんて声も聞こえてきましたが
私にとっては満足の朝食でした
というのもご飯は、目の前の田んぼの農家の方々が丹精込めて作ってくださったコシヒカリ
両津の老舗「塚本こうじ屋」の味噌を使った味噌汁
席に着いてからよそおわれましたが、特にご飯がめちゃくちゃ美味い
 

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そんなご飯は佐渡産のお米で
トキの住む島、佐渡島内にて生産されたコシヒカリ
佐渡島では国の特別天然記念物であるトキの餌場確保と生物多様性の米づくりを目的とした「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を立ち上げ
トキといっしょに育ったお米「朱鷺と暮らす郷」なんてブランド米が有るくらいお米作りに力を入れています
 

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そんな佐渡島は海洋性気候が影響して、冬は暖かく夏は涼しいという気候で
本土に比べて穂が出てから収穫するまでの日数が長くできることから稲の実る期間が長く、じっくりと登熟してうまみと甘みが凝縮されたお米が収穫できるそうです
 

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そのうえ朱鷺が育つ環境を整えるため
農薬・化学肥料を減らし、水田畦畔等に除草剤を散布していない水田で栽培しているのだとか
そいや今回の佐渡島をレンタカーで巡っている間中、よく見た光景に田んぼの畦道を草刈り機で農家の方々が雑草を刈る姿があります
ずいぶんマメにやっているな〜と私自身も感じていました
これには理由があり
佐渡島でトキが繁殖できるように、佐渡島の農家の方々が、トキが寄りつく田んぼの畦道に除草剤を撒かなくてもよいように行っているのだとか
農薬も減らして田んぼにどじょうなどが繁殖するなど、田んぼが本来の姿に戻るよう島をあげて弛まず汗を流しているとのこと
なるほど朱鷺を護るためのこうした地道な作業が、美味しいお米の要因になっているんですね
  

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てなわけで普段、朝食はとらない私ですが
毎朝美味しいご飯をお替りしていただきました
 


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そしてそんな朝食には牛乳・オレンジジュースのドリンクコーナーもあり
 

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牛乳は人気の佐渡牛乳
自販機などあちこちで見かけましたが低温殺菌の牛乳で生乳に近い味わいでした
  

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2日目の朝食は初日とちょっと違うメニュー
他のテーブルを覗くと昨日食べたものと一緒だったので、2日目は目先を変えたようです
この日もメインはご飯
焼きサバやイカ刺しの他に、ご飯に合わせるかのように納豆や温泉たまご、焼きのりが並べられております
それにこの日の味噌汁は佐渡らしくナガモ(銀波草)の味噌汁とこの日も美味しく頂かせてもらいました
ということで2泊して温泉三昧に美味しい朝ごはんと満足な宿でした
 

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インドの首都ニューデリーで開かれているユネスコの世界遺産委員会で7月27日、日本政府が推薦した新潟県の「佐渡島の金山」の世界遺産登録が決定いたしました
なにはともあれおめでとうございます
これまで韓国政府が「朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だ」として登録に反対していたそうですが、とある同意があり賛成に回ったことで全会一致で決定のようですね
その合意の内容と言うのが、世界遺産登録を目指すにあたり、先の大戦中の過酷な労働環境を地元の展示施設で説明すると表明されているが
「強制連行の被害現場だ」と主張する韓国に対し
戦時中の朝鮮半島出身者は「内地と区別なし」の指針、さらには待遇面で配慮もなされていたようなので、私自身はこの辺りは有耶無耶にはしてほしくはないと思っています
 


 

さてそんな世界文化遺産登録が決まる前にと、今月半ばに史跡佐渡金山を訪れましたが
土曜日の午前中、まだ観光客は島に渡っては来ていないだろうと朝一で伺うことに
 

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さて史跡佐渡金山、予約なしで当日回れるのは
『宗太夫坑 江戸金山絵巻コース』(所要時間30分)
『道遊坑 明治官営鉱山コース』(所要時間40分)の2つ
時間に余裕があったのに加え、ここが今回の観光の目玉と言う事もあり双方回ることに
 

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ということでまずは江戸時代の採掘様子が見られる宗太夫坑コースから
延長約280メートルの坑道では、11カ所で江戸金山絵巻に描かれている採掘作業の様子を忠実に再現
観光客らが近づくと、センサーが感知し、当時の作業衣装をまとわせたリアルな人形が動き、しゃべり出します
「水替人足と無宿人」のコーナーでは手繰りで桶で水を垂直方向に汲み上げる作業が再現されていましたが
大変な重労働だったのが容易に想像できます
ただ私自身ここ佐渡金山、江戸時代などは囚人がその重労働に当たったと勘違いしていましたが、どうやらそれは間違いでした
なにやらバスガイドさんたちがそんな話を以前していたようでそれがいつの間にか都市伝説のように定着してしまったようです
ここで紹介されているように無宿人が送られてきたことはあっても、囚人が就役したことはなく
きちんと賃金も支払われていたようです
 

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次に「水上輪」コーナー
水上輪(アルキメデスポンプ)で水を汲み上げる作業が見て取れますし
そこにある「杉右衛門断層」に沿って水上輪が連なっていますので
この断層が掘り進める目安だったんでしょうね
 

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「水上輪」コーナー手前の「金桶」を覗くと小銭が見て取れますが
これは観光客が投げ入れたものなのでしょう
 

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休息所の様子は佐渡金山では一番人気のスポット
当時の金穿大工の給与は良く、待遇も良い技術者の方だったようで、相川にある遊郭では馴染みの遊女と逢うのが愉しみだったのでしょう
 

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ホームページやYoutubeなどでよく見る坑夫が「早く外に出て酒を飲みてぇ。馴染の女にも会いてぇなぁ。」とぼやいていました
 


 

「金穿大工」のコーナー
足場の悪い場所で鏨と鎚だけで鉱石を採掘しますが
掘り進んでいく金穿大工の方のそばに、たくさんの鑚が見て取れます
というのも佐渡金山の岩盤はとても硬く、鑚は2日で1本消費し、1日に掘り進められるのは10cm程だったそうです
なんだかこうした説明書きを見るだけで切なくなってしまいます
 

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「間切」コーナー
発注どおりか、また、どれだけ進んだかを検査
「てへん」というかぶりものをしているのが、その間切を検査する間切り改めなんだそうです
なんだか自分だけヘルメットをかぶっているようでずるいですね
 

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最後に佐渡金山に伝わる独特の祭礼「やわらぎ」と呼ばれる儀式
地層の中に白っぽい部分や黒い部分が重なり合った岩層「石英脈」があり、その黒い部分に金が多く含まれているという
このコーナーではそんな金の粒子を含むが見つかり、「やわらぎ」が行われたようです
ちなみに私の好きなマンガ『宗像教授異考録』(星野之伸著)の「武田信玄の埋蔵金」探しに躍起になる人々の暴挙の話のなかで、その石英脈を虫のむかでに例え、武田信玄の抱える百足衆と結びつけていましたがこの壁を見てなるほどと思いました
 

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こんな感じで宗太夫坑 江戸金山絵巻コースでは江戸時代の人間の、執念とも言える金への熱い思いが伝わってきました
ということで次は道遊坑 明治官営鉱山コースへ

写真は江戸初期の露頭手掘り跡「道遊の割戸」
佐渡金山のシンボルで山がV字に割れたような姿になっています
見ることが出来たのは史跡佐渡金山『明治官営鉱山コース道遊坑』の途中
 

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これは1601年に山頂部から掘り進められ、やがて幅30m、深さ74mもの巨大な空洞「割戸」が形成されたというもの
山頂は江戸期の手掘りで、下部は明治以降に西洋技術を導入して再開発したそうですが
人間の手によってこうして山が割れるなんてなんだか想像を絶します
ちなみにこれ世界でもかなり珍しいんだそうです
展望台からは「道遊の割戸」直下の大規模な採掘跡が望めました
 

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さて江戸金山絵巻コースの『宗太夫坑』を一通り見た後は一度外に出て
明治官営鉱山コース『道遊坑』に入りなおします
鉱石を積んだトロッコがあったりと明治以降の近代的な採掘の様子が見て取れました
  

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坑道は先ほど見てきた宗太夫坑とは打って変わってコンクリで周りを固められた、現代の坑道
トロッコが走る回る為か大きく、水平で、まっすぐに延びています
 

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明治に入って近代化された坑道や鉱山設備
大きな空間で作業する人も鏨と鎚だけで採掘する方法から
削岩機(ロックドリル)で一気に採掘する手法へと変わっていました


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坑道を行き来していたトロッコ列車に乗り記念撮影
 

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坑道は、現在も貯蔵庫として活用されているようで
道遊坑コースには「酒類熟成所」なる場所があり
真野鶴を醸す尾畑酒造と北雪酒造が日本酒の熟成に使っている一部の坑道もあり覗いてきました
 

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佐渡金山坑道は太陽の光が届かず紫外線の入らないうえ、温度や湿度の高低差が非常に少ない天然の貯蔵庫(気温計は12~13℃あたりを指しています)
お酒の貯蔵には持って来いの環境のようで
貯蔵された日本酒は「佐渡金山秘蔵古酒」(尾畑酒造)、「佐渡金山坑道貯蔵酒」(北雪酒造)などの銘柄となりロマン溢れる1本をぜひお楽しみくださいと銘打たれそれぞれの酒蔵で売られておりました


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さて史跡佐渡金山明治官営鉱山コース『道遊坑』ではこの鬼瓦のように「三菱」の名を彼方此方に見ることが出来ます
 

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なかには三菱のマークの由来や
 

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三菱財閥の創業者「岩崎弥太郎」についての説明書きなどが記されています
 

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というのも皇室財産だった佐渡鉱山は1896年三菱(現マテリアル)に払下げとなり
その後、三菱は動力の電化など佐渡鉱山の機械化を推し進め
最盛期だった17世紀前半(江戸時代ですね)並みの産出量400kg以上を産出するまでになったのだとか
ちなみにそんな江戸時代の産出量は当時としては世界で一番の産出量を誇ったそうです
そんなこともありこの機械工場の窓ガラスには三菱マークが手で掘られていたり
 

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屋根瓦が三菱だったり(菊の御紋もありました)と
ここは三菱の牙城だったことがわかります
 

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そうそうそうした鉱山の安定した操業には、機械類の修理等を外部に委託せずに自前で行えることが重要で、そのため佐渡鉱山には工作課という部署が設けられていたそうでその跡が残されていました

 

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工作機械類は現在でも使えるものが数多く展示されていますが、製造時期が不明な「日立」のボール盤、「YAMAGUCHI」フライス盤などマニアが見たら垂涎ものの機械がこれでもかと展示されていました
 

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写真の光り輝く純金延べ棒
今年4月まで佐渡金山の金塊チャレンジに使われていて重さはなんと約12.5kg
三菱の刻印がなされているこの延べ棒の時価総額は約6,000万円なんだそうです
ちなみに残念ながらこの金塊チャレンジというイベント、今年のGW以降中止されているようでした
  

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そんな金の延べ棒があるのは史跡佐渡金山の第2展示室
本物の金塊に触れる体験との触れ込みで置かれているようです
私も触れて本物の金の重さを実感してみましたが、さすがに12.5kgは重く外に出すことはかないませんでした
 

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第2展示室では希少な佐渡小判も展示されています
佐渡小判は江戸時代の小判の中でも人気が高く、買取価格は上品だと650万円にもなるそうです
 

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他にも一分金が展示されていましたが
当時はこちらのほうが流通していたのは、まぁ当然かな
  

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第1展示室手前にある展示物では
「佐渡金山絵巻」に描かれた江戸時代の佐渡金山の仕事の様子を500体のミニチュアや模型で忠実に再現
これを見ると坑道がまるでアリの巣のように見えます
 

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第1展示室には、江戸時代の相川のジオラマ
当時の銭湯や宗太夫抗で再現されていた坑夫が「早く外に出て酒を飲みてぇ。馴染の女にも会いてぇなぁ。」とぼやいていましたが、そんな女とともに酒を飲んでいたのはこうだったんだな~と思わせる様子も見ることが出来ました
 

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他にも模型で見る佐渡小判を作るまでを
「鉱石を細かく砕く工程」 
「鉱石を選別する工程」
「鉱石を水で流して選別する工程(ねこ流し)」にわけ、模型で説明
  

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出来た佐渡小判などの御用金は厳重な警備の元
徳川幕府の船で江戸に輸送されたのだとか
 

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こうして江戸時代の佐渡金山を忠実に再現した模型などを見た後は
中庭カフェで金箔ソフトをいただき史跡佐渡金山を後にします
 
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「天領」江戸幕府の直轄領のことを指し
以前九州の小京都「天領日田」「天領飛騨高山」を訪ねたことがありましたが、それぞれが江戸幕府にとって重要な領地でした
金銀山のある佐渡は、もちろん天領
金銀山と佐渡一国を治めるために相川に佐渡奉行所を置き統治いたしました
今回そんな国史跡佐渡奉行所跡を訪問いたします
まずは葵の御紋の玄関幕をくぐり入所いたします


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入所のため案内所で切符を買おうとしたところそこに「撮影に関してのお願いなるものがありました」
そこに書かれた内容はと言うと
「個人的な撮影(旅の思い出・個人SNSの投稿等)は届出不要ですが、YouTube等、動画撮影・配信は、プライバシー及び個人情報保護のため、ご遠慮くださいますようお願いいたします。史跡佐渡奉行所跡」とありました
まぁ私のblogは個人的な撮影(旅の思い出・個人SNSの投稿等)に当たるかと思われますのでUPさせていただきます
 

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恭しく展示されているのは佐渡奉行所跡出土品の一つ「鉛板」
表中央には目方と検査印、生産者と思われる印があり
国の重要文化財の指定を受けているそうです
 

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そして奉行所と言えばやはりこの「白洲」
時代劇などでよく登場する場所ですが、無宿人などが多かったここ相川ですから
さど訴訟のたぐいも多かったのだろうと想像いたしました
 

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そうそうトイレも復元されていましたが、利用不可でした

あと実は金や銀を選鉱する工場「勝場」が隣接していて、なかなか良い展示があったのだそうですが
私自身はそんな案内を見ることもなく、今回見過ごしてしまったのが残念でたまりません
この後の予定がたてこんでおり、先を急いだのもその要因でした
まぁ弾丸旅行も考え物ですね
 

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近代遺産の象徴「北沢浮遊選鉱場跡」
 

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もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、日本で最初に金銀鉱石で採用した場所だそうで
 

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戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、当時「東洋一」とうたわれていたそうです
1952年には鉱山大縮小に伴い施設は廃止され、現在では階段状のコンクリート躯体などの廃墟跡になっています
 

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緑の蔦が生い茂り建物を包む姿はまるでジブリアニメの「天空の城 ラピュタ」を彷彿させ
 

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『佐渡のラピュタ』とも呼ばれフォトスポットとしても人気
ちなみに夜間はLED照明を使った色彩豊かなライトアップが行われるそうです
こうした廃墟が暗闇に浮かびあがる姿もまた絵になるんでしょうね
今回はこことは反対側の両津港近くに宿をとったため見ることはかないませんでした
 

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その昔、放送時間には銭湯の女風呂が空になると言われたほど人気があったラジオドラマ『君の名は』(ちなみに最近公開されたアニメのことでは有りません)
番組は映画、出版、観光などさまざまな分野を巻き込む例のない展開を見せ、「君の名は」ブームが起こりました
ここ佐渡島にある尖閣湾揚島遊園は、そんな元祖『君の名は』(菊田一夫原作の映画)のロケ地となったんだそうです
 

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ロケに使われたのは当時は吊り橋であった「遊仙橋」
ここでのシーンが有名なんだそうですが、鉄筋コンクリート製の橋に変わっていました
今では氏家真知子にちなんで「まちこ橋」と呼ばれているそうです
 

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そんな映画『君の名は』の舞台になった尖閣湾揚島遊園にやってきたのは
佐渡屈指の景勝地「尖閣湾」でグラスボート体験ができるから
高台からは尖塔状の断崖が連なる湾内には係留された海中透視船が見て取れます
 

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階段を降りてそんな海中透視船の乗船場所へ
係留された港にはクロダイや真鯛、メバル、フグなどの魚がうようよ泳いでいて乗船まで皆さん眺めていました
まぁ餌付けされているとは思いますが


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乗船するのはこの海中透視船「はるき丸」
定員12名の小振りの船でした
 

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海中透視船ってことで船内はグラスボート仕様、船底のガラスを通して海中の様子を眺めることが出来
先ほど見たクロダイなどを望むことが出来ました
 

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ただそんなグラスボートとしての景色より断然よかったのが
その昔、海底火山活動などにより隆起した流紋岩が海食を受け断崖となったのだとか
佐渡島に金山があるはそうした火山活動があったからこそ
火山活動によって岩石中の微量な金が溶け出し金鉱脈が形成されたのですね
 

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そんな圧巻の景色の尖閣湾は優良な漁場のようで、この日も漁師さんが漁を行っていました
  

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海鳥たちが船着き場の岩肌にとまっていますが
 

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彼らの目当ては船上で海鳥(ウミネコ)に対して行う餌やり
乗船中もカッパえびせん目当てのウミネコが付き纏いうるさいほどでした
伊根湾めぐり遊覧船も同様に餌やりが公然と行われ、私自身もウミネコに襲われるなどしましたが
できたらこうした野鳥に対する餌やり行為は慎んでもらいたいものと思っています
ちなみに海中透視船で目の前にとまってはウミネコは手に届く範囲にいましたがまったく逃げる気配はありませんでした
 

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佐渡島2日目のランチは寿司民宿長浜荘・活魚料理魚道場にいたしました
というのもここにしたわけは前日に行った海老漁師さんが営む居酒屋長運でご主人が進めてくれたからにほかありません
 

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『跳ねまわる活きた魚をすくってまな板へ。』が謳い文句のこのお店
厨房の前には生簀がありカレイにサザエやアワビなどを見ることが出来ました
  

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佐渡の海で採れた贅沢な海鮮丼が人気と聞いていたので、昼時はかなり並ぶかと思いきや
店内は奥行きがありキャパはかなりあり、待ち時間なしで席に着くことが出来ました
 

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メニューを見ると寿司がリーズナブルな価格で提供されているようで
寿司職人として40年以上のキャリアを持つご主人の握る寿司にも心惹かれましたが
ここはやはり名物の海鮮丼(上)を頼むことにします
 

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思いのほか早く提供され
寿司桶からこぼれ落ちんばかりにんこ盛りされた海鮮丼には
甘エビ、マグロ、カニ、タイ、いくら、サーモン、帆立、卵焼きなどの刺身がぎっしり詰め込まれています
 

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それに珍しかったのが、このこんにゃく状の「いごねり」
佐渡の海藻「いご草」を煮詰めて練り、冷やしてゼリー状に固めたもので、佐渡の郷土料理なんだそうです
ツルリとした食感で、磯の風味がよかった
  

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タコトンビ(イカトンビかも?)など珍しい海産物がこれでもかと入って2,300円(税込)
 

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何とか完食しましたが
刺身がたっぷりと盛られて、掘っても掘っても違う刺身が出てきてご飯が足りないくらいでした
佐渡島はやはり海鮮丼が美味しいってことで、これに気をよくして明日も別の店で海鮮丼でランチといたします


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長浜荘魚道場で海鮮丼を味わった後、トキの森公園へ向かう道すがら
佐渡島で銘酒「真野鶴」を醸す尾畑酒造にも伺いました


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そんな尾畑酒造は創業が1892年と130年以上の歴史を持つ酒蔵で
酒造りのモットーは「四宝和醸」
酒造りの三大要素と言われる「米」「水」「人」にくわえ
「佐渡」を加え、四つの宝の和をもって醸す意味合いを持っているそうです
 

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仕込蔵を改装したSHOPということで
 

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奥にある蔵を覗くと現在も使われている醸造タンクなどがありました
ちなみにこの尾畑酒造は新潟で初めて酒蔵見学を始めた蔵としても有名なんだそうです
ただ現在はコロナのためか残念ながら酒蔵見学はやっていないとのこと
ただここに来る途中の道路で「真野鶴の酒蔵見学」と書かれた電柱広告見ていただけに残念でした
 

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奥の棚には全国新酒鑑評会受賞のためのダルマや賞状、トリフィー
賞を取ったお酒などが恭しく展示されています
 

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気になったのが、エールフランス航空国際線エアラインのファーストクラス、ビジネスクラス機内酒として採用された「真野鶴大吟醸」
  

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それと本日午前中に佐渡金山で見た坑道を利用し熟成させた
ユネスコ世界遺産登録を目指す佐渡金山の坑道でねかせた貯蔵古酒「佐渡金山貯蔵古酒」
 

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ただこれは4号瓶で安くても22,000円とか33,000円ととても手が出ませんでした
話を聞いたところ、リーズナブルなものも今後販売予定との事でしたのでWebをチェックの上、購入したいと思います


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このSHOPには試飲コーナーがありますが、レンタカーの運転のある私は飲めません
かわりに我が家の奥さんが無料試飲と
 

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12種類ならんだ有料の試飲サーバーで真野鶴大吟醸の試飲を楽しんだようです


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学名を「ニッポニア・ニッポン」とし
日本の国鳥ではないものの、しばしば「日本を象徴する鳥」などと呼ばれる鳥「トキ」
そんなトキを初めて見ようとトキの森公園へやってきました
 

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日本の国内産トキは2003年に絶滅
最後のトキとして知られるキンは、剥製となって佐渡トキ保護センター「トキ資料展示館」にて丁寧に保管されていました
日本由来のトキは絶滅しましたが、現在は中国から提供を受けた親鳥から繁殖と放鳥を繰り返し、現在、推定約532羽のトキが佐渡島にいるんだそうです
 

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てなわけで窓越​しに佐渡トキ保護センターのトキを観察
ここで人生初となるトキを自身の目で見る事になりました
ちなみにトキはここ佐渡島にしかいないかと思いきや
佐渡島での単独の施設で動物を飼育すると、感染症によって全滅してしまう危険性があるため、鳥インフルエンザ対策も兼ねて、トキを複数の施設に分けているそうで、「多摩動物公園」「いしかわ動物園」などで分散飼育が始められているそうです
ただこれらの施設ではトキは非公開なんだそうです

 

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それに加えてトキふれあいプラザ観察窓からは繁殖期の灰色のトキが活発に動き回る様を見ることが出来ました
 

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父親が片時も離れず見守っている子供のトキ「夏羽」も双眼鏡越しに確認
ちなみに先日の7月27日、この巣から初飛翔となったのだとか
佐渡金山のユネスコ世界遺産登録と同日の朝
のめでたい出来事が重なったようです


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私はレンタカーを借りる際、レンタカーに装備されているカーナビは利用せず
スマホのグーグルマップを利用するのが常となっています
というのもグーグルマップだと到着時間が正確だったり、走行中も事故などの通行止めや渋滞情報が適時知らされたりと使い勝手が良いのが理由です
ただ本来カーナビ用に作られたわけではないからでしょう、たまに田んぼの畦道と思えるようなとんでもない道や対向車がきたらすれ違えないような道に導かれることもありますが
今回もグーグルマップに導かれ(騙され)、とんでもない獣道のような狭く傾斜の急なダートの山道を走らされ「岩首昇竜棚田」へ向かう事に
もっともこうして後からグーグルマップで確認してみたら、とんでもないワインデングロードをいうのがわかりますが
普通の道路(薄く青く塗られた道路)を走ったら大きく遠回り、グーグルマップは獣道のような山道(青で示された道)をチョイスしたようでした(最終的にチョイスしているのは私なんですけどね)
 

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けれどそんな獣道のような山道を苦労して走破してたどり着いた、標高350mを超えるという山間に広がっている岩首昇竜棚田の景色は、視界一面を埋め尽くすかのように美しい田園風景が広がっています
岩首集落から見上げると、まるで天に向かって竜が昇っているかのような棚田と言う事で名付けられたこの棚田の景色は
これはたとえ騙されても良かったと思えるほど素晴らしかった
ちなみに写真に写るワラビなどの山菜が気になりますが、採らないよう注意書きがありました
 

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なぜこんな山間部に田んぼを作ったのか
それは江戸時代初期、金銀山の発見で人口が急増すると米が足りず、島外からも運んでいた佐渡島
山間に広がる美しい棚田の多くは、この時期に拓かれたとされます
 

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こちらの棚田もまた、トキが繁殖できるように農家の方々が、トキが寄りつく田んぼの畦道に除草剤を撒かなくてもよいように草刈りが行われていました
そんなこともありこの棚田は『トキと共生する佐渡の里山』として世界農業遺産システムにも認定されているそうです
 

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佐渡の酒北雪酒造の酒蔵見学

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今回の佐渡島の旅のテーマである酒蔵見学
予約の上、北雪酒造を酒蔵見学してきました
北雪酒造は明治五年(1872年)創業の老舗の酒蔵
152年の歴史をもち、佐渡の自然の恵みに感謝し、米、水、風土にこだわった酒造りがなされていて
 

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特に酒米となる『越淡麗』『五百万石』は農薬や化学肥料に頼らず育てた『トキ認証米』に認定されたお米
地元農家と提携し畦道には除草剤を撒かず、減農薬で育てた酒米で醸しているそう
しかもそんな丹精込めて育てられた酒米は自家精米しているんだとか
 

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そんな酒米は蒸し場で蒸されたうえ、この大きな放冷機で仕込みの適温まで冷ますそうですが
古い酒蔵ですがステンレス製の天井など衛生面に気を付けているのが伺えます
それに北雪酒造には回転甑や自動製麹機があったりと、人材不足の中
革新的な技術も積極的に導入している酒蔵でした
 

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仕込みに用いるタンク「神鋼ファウドラー製ホーロー引き清酒仕込みタンク」が見て取れましたが
検定年月日はS41.2.8
かなり古いものですが、そんな風には見えません
といのも冬の農閑期に手が空く農村の働き手たちの中にはこうした塗装の上手な方がいて手入れしているそうです
 

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年間製造量は約4000石
大吟醸をはじめとするプレミアム酒がそのうち75%あるそうで
仕込み室には、蓋のついた密閉式のサーマルタンクがずらり、綿密に温度管理され
「北雪 大吟醸 YK35」など数々の賞を取った日本酒を醸しているようです
 

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なかには木樽も見て取れました
ただこれは日本酒ではなく本格米焼酎の樽貯蔵熟成中の木樽
「北雪 単式蒸留焼酎 樽貯蔵37°」が貯蔵され出荷を待っていました
 
 
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その後、スタッフが自信ありげに連れていってくれたのが
酒蔵に隣接する「氷室貯蔵 貯蔵室」


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ここでは超音波振動による熟成が行われています
酒に適度な超音波を与えると、分子が細かくなり味わいがまろやかになるそうですが
これは江戸時代に船で運んだ酒が、波に揺られているうちに美味しくなったことからヒントを得たものだそうです
 

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他にも「音響熟成」により熟成しているんだとか
そういや福島県喜多方市の小原酒造でクラシックを聴かせて醸した『蔵粋(くらしっく』なんて日本酒もありました
 

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酒蔵を一通り案内いただいた後は試飲タイム
「純米大吟醸 遠心分離 鬼夜叉」
「純米吟醸 越淡麗 遠心分離 北雪」
「山田錦十割 玲音」
これは北雪酒造の若手男性蔵人3人が、山田錦を吟醸造りで仕込んだ限定酒
「北雪 純米吟醸(夏季限定酒)」
もちろん私はレンタカーの運転があり飲めませんので我が家の奥さんがいただきました
 

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特に気になったのが、佐渡島酒米を使い遠心分離で絞った「純米吟醸 越淡麗 遠心分離 北雪」を土産にしますが
この北雪酒造、2013年におよそ3,000万円の設備投資として遠心分離機を購入し
遠心分離によりもろみを搾りなど、老舗の酒蔵として胡坐をかかずに弛ます努力を行なっている蔵のようでした
 

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佐渡島2日目の晩は居酒屋しらつゆへ
看板に「沖から直送魚自慢」とありましたが
ここは知り合いの漁師が揚げた浜直送の魚介をふんだんに楽しめる居酒屋です


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座敷のテーブルとカウンターだけのアットホームな居酒屋
テーブルに置かれた「御予約席」のプレートに見られるように予約必衰の居酒屋です
 

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まずはビールそれに
お通しにすり身揚げ、鶏、ちくわ、蒲鉾、コンニャク、大根の煮物
おでん風なんでからしを添えていただきました
 

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ちなみにビールの銘柄はキリン一番搾り
そうここは佐渡島、佐渡鉱山を経営していた三菱財閥のおひざ元
三菱グループの中核企業キリンビールが幅を利かせていました


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ホワイトボードに書かれたメニューは全て佐渡産
 

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ブリ・アジ・イカが並んだ
刺身はなんとこれで一人前1,200円
 

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ママの作るブリカマの塩焼きは漁師の娘さんならではの本物の味でしたし
 

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合わせる冷酒はもちろん佐渡の地酒(佐渡島の5蔵が揃っていました)
「本醸造生貯蔵 金鶴」と明日伺う予定の逸見酒造の「本醸造生貯蔵 生」
これが1本(一本300cc)710円とリーズナブル
 

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これぞ漁師飯といった趣だったのがこの「沖汁」
スケソウダラのアラ汁(タラコ入り)の具を冷やして盛ったものなんですが
その昔、佐渡の漁師が沖合でタラを船上で料理して持ち帰ったと言うのが由来らしく
これがなかなかの逸品
お店の雰囲気も良く大変満足な晩酌となりました
 

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佐渡島最終日の朝
佐渡の自然豊かな里地里山を展望できる施設
野生トキ観察・展望施設「トキのテラス」へやってきました
 

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そのトキのテラス屋上からみた佐渡の風景
美しい水田が広がる国中平野を眺めていると
 

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小さく分かり辛いのですが、朱鷺らしき鳥が池の上空を優雅に舞っていました
(古いスマホじゃこれが限界、いや〜早いとこ動画の撮れるミラーレスあたり購入したいものです)
 


 

また室内観察室には「野生のトキの"いま"」と題して
最近のトキのねぐら出時間帯や生息数、生息密度マップなどの最新情報が掲示され
トキの推定個体数が532羽いることが判りました
思っていたよりたくさんいることにちょっと驚きました
 

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佐渡島の国道350号線

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離島内で完結し主要都市と繋がらない道路って理由で国道化されなかった佐渡の主要幹線道路
田中角栄氏がその剛腕で、新潟市と佐渡島、佐渡島と上越市の間の航路も区間に含め、形式上新潟市と上越市を結ぶ路線とすることで
国道として昇格させたと言う国道350号線
まさに海の国道です
 

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(新潟港と佐渡・両津港を結ぶ佐渡汽船に貼られている掲示物、にいがた観光ナビより拝借)
 


そんな話を思い出し国道350号線を両津港から真野までレンタカーで走ってきました
 

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佐渡で一番小さな蔵「逸見酒造」
今回そんな逸見酒造を酒蔵見学しようと予約の上伺いました
 

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その逸見酒造、明治維新期に創業とその歴史は古く銘酒「真稜」が主要銘柄でしたが
最近では至を醸す蔵として知名度が上がっている酒蔵です
 

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今回この酒蔵の解説いただくのは北海道酪農学園大学出身のスタッフだそうです
明治創業とかなり古い蔵ということもあり、設備はかなり古め
仕込み量も一回に人の目が届く量しか仕込まないとのこと
けれど機械化も否定はしませんし、それがいいと思えば取り入れるとのことで要所要所に最新の設備があったりしました
 

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まず酒米を蒸す工程
和釜が見て取れますが、これに甑を載せ蒸します
蒸された酒米は奥の放冷機を使い、麹造り用、酒母造り用、掛米用とそれぞれの使用目的に応じた温度にまで冷まします
 

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そして酒母造り
ここにはなんと酒母造り用のサーマルタンクがありました
 

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そしてもろみを仕込む仕込み部屋
 

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佐渡島で一番小さい酒蔵だそうですが、サーマルタンクがずらり並んでいます
なるほど人気の「至」はここから生まれるんですね


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そんなもろみを搾る上槽はやはりヤブタ
けれどそんなヤブタの隣には佐瀬式の搾り機が埃をかぶっていました
なるほどここが古い蔵であることが判ります
佐瀬式は、「もろみ」をひとつひとつ、人の手で袋詰めし、丹念に積み重ねてから上からゆっくりと圧をかけてお酒を搾り、一回では少量しか搾り出せないため、この作業を何度も何度も繰り返すなど、時間も手間もかかる手法
そういや出雲(島根)辺りの蔵では、この佐瀬式のフネでなければうちの味は出せないなんて拘りの蔵「酒持田本店」も有りました
  

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なおそんなヤブタの頭上には、いまではあまり見る事のない大きな木桶が・・・
なんとこの木桶にもろみを入れ重力を使ってしたで構える酒袋を持った方までホースで落として搾ったこともあったそうです
 

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搾られた日本酒は温度管理された冷蔵庫で保管
最近あちこちの酒蔵が見られる設備ですが、これまた最近の流行の設備なのかもしれません
 

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上槽された日本酒はここで瓶に充填、打栓
 

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最後にラベル貼りされますが、ここでは自動ラベル貼り機が使われていました
ちなみにこれから貼られるのは「至」のようです
 

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酒蔵見学の後は試飲(もちろん私は飲めません)
「真稜 特別本醸造 一味の真」
「至 純米吟醸」
「大吟醸 真稜」
「山廃純米大吟醸 真稜」があり
山廃が気になりましたが、ここはやはり「至」を土産に買っていくことに
いや~お忙しい中、丁寧に酒蔵を解説いただきありがとうございました
 

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車一台が通るのがやっとの相川の京町通りを登ったところ
びっしりと蔦の這う高さ3mほどのコンクリート塀が見えてきました
 

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駐車場に車を停めましたが
そこに旧相川拘置支所がありました

  

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ここは昭和29年に新潟刑務所相川拘置支所として開設され、昭和47年まで実際に使用されていたそう
現存する木造拘置所としては全国的にも珍しいものだそうで、国の登録有形文化財となっています
現在は無人ですが見ることが出来ます、自分で扉の鍵を開け門の中に
たしかにこれだと受付のスタッフなどを雇わなくて済みますね
てなわけで入場(入所)料は無料でした
 

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入り口すぐのところに接見室があったのでここで記念撮影
 

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鉄格子のドアの向こうには
 

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拘置されている人が収容されていた居房棟がありました
ここには雑居房(3名定員)が3室、独居房(もちろん定員1名)が6室で最大18人が収容可能
 

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雑居房(3名定員)と
 

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独居房(もちろん定員1名)はこんな感じ
 


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収監人数は少なめですが医務室も備えられていました
 

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こちらは炊事場
被収容者の食事を作っていた場所で、刑が確定した受刑者が従事していたとの事
 

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風呂もありました
拘置されていた被収容者の入浴は1週間に2回
入浴時間は15分と定められていたようです
 

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トイレもありましたが、現在は使用不可でした
てなわけで見学を終えたら、「シャバ」に戻ります
  

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佐渡島最終日、まだ一度も脚を踏み入れていない佐渡北部を探訪
「佐渡一周線」を北へ佐渡の西海岸沿いの曲がりくねった狭い道路をレンタカーでドライブ
向かったのはミシュラン・グリーンガイド・ジャポン二つ星として掲載された標高167mの巨岩「大野亀」です
日本三大巨岩のひとつとされ、地元では亀を神様とみなし「神宿る岩」として信仰の対象ともなっているそうです
 

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もっとも本当の目的が向かいにある大野亀ロッジでのランチ
そんな大野亀を眺めつつ、ランチといたします
 

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メニューはホワイトボードに貼られていますが
「刺身定食 1,350円」
「日替B定食 1,350円」(ヤリイカの煮つけ)
「海鮮丼、1,350円」
「カツ丼 900円」
「カツカレー 1,200円」
「ブリカツ丼 1,200円」
「ビーフカレー 900円」といったもの


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昨日も海鮮丼を食しましたが、ここ大野亀ロッジの名物もまた海鮮丼とのことで
今日も1,500円の海鮮丼いただいてます
 

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さほど待つことなく着丼
オーナー自ら漁に出る新鮮魚介が満載の一品の「海鮮丼」がこれ
サザエの刺身にマグロ、ブリ、アジ、タコ、カワハギ、ヒラマサと玉子焼きと豪華絢爛
 

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我が家の奥さんがたのんだのは、佐渡ご当地グルメの「ぶりカツ丼」
一つおっそ分けでいただきましたが、これは揚げたてで美味しかった
  

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食後、大野亀ロッジから少し車を走らせたところから二ツ亀が見えてきました
 

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こちらもミシュラン・グリーンガイド・ジャポン二つ星として掲載された景観とのことで駐車場に車を停め見学
高台にある駐車場から、350段もの階段を下りてたどり着いた景色がこちら
二ツ亀は干潮時には砂の道でつながる陸繋島なんだそうで
上から眺めると亀が二匹、うずくまっているような形に見えることからこの名がつけられたそうです

てなわけで佐渡北部を探訪は終了
佐渡一周線を南下し最後の目的地天領盃酒造を目指します

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「天領盃」「雅楽代」などの銘酒が壁に並んでいますが
とかく最近急上昇で日本一の酒蔵数を誇る新潟でも一目置かれ、そんなお酒を醸す佐渡島の酒蔵「天領盃酒造」


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2018年に後継者不在のため、廃業が危ぶまれていた天領盃酒造を
証券まんだった加登仙一さんが自力で資金調達をして酒蔵を買収し蔵元となります
若干24歳と全国最年少の蔵元だったそうです
そんな若き蔵元が経営権を引き継ぎ、生まれ変わった銘酒「天領盃」を醸しているそうですが
私自身も今年3月に行われた新潟酒の陣2024の天領盃酒造のブースで、そのお酒と出会い試飲しウロボロスなる天領盃酒造の酒を土産にするくらい気に入りました
今回の佐渡島酒蔵見学4軒目はそんな天領盃酒造に伺うことになりました

 

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予約の上伺いましたが、まずは待ち合わせ場所となる
佐渡島の酒蔵「天領盃酒造」の販売所「天領の里」へ
 

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そこでは天領盃ブランドのお酒は全て冷蔵庫に入れられ出番を待っていました
まぁ最近こうして冷蔵庫で保管する直売所がずいぶん増えたように感じます
 

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さて酒蔵見学とのことですが、直売所ではここ天領盃酒造で使われる酒米が展示されていました
佐渡産の「越淡麗」「五百万石」「一本〆」
新潟産「こしぶき」などなど
特に佐渡産の酒米にこだわりがあるようですが、今回の佐渡島の旅で勉強させられましたが
ここ佐渡は朱鷺が生息する環境を整えるため、田んぼの畦道は農薬を使わず草刈り機で手稲に刈るなど
農薬を規定の50%以下にして作っているところが多いそうで、そうした豊かな自然環境のなかではぐくまれた酒米を主に使っているそうです
なんだかこれを聞いただけでお酒が美味しそうな気がしてしまいます
  

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さていよいよ見学時間となり、蔵の付近でまず目にしたのは
消防用水に使われているタンク
これってもしかして元は仕込みタンク?
改修が進み新しい施設ばかりが目に入りますが、やはり歴史ある老舗酒蔵なんですね
 

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その後スタッフ導かれ、蔵の端のほうに案内されます
そこから見えたのが佐渡最高峰の山、金北山
そうここ天領盃酒造で仕込みに使われるのが、この金北山からの天然の伏流水なんだそうです
もっともスタッフの話はそれにとどまらず、その金北山の隣にある大滝根山山頂に見える
自衛隊佐渡分屯基地の「警戒管制レーダー」におよびました
そう佐渡島は離島であり、常に他国からの侵略に備え監視が欠かせない拠点なっているようです
そしてそんな自衛隊の基地がある関係もあり、佐渡島の産業に対する助成金(補助金)制度が潤沢で
助成金を巧みに利用し、毎年2000万円ほどの設備投資を行い、瓶詰めマシン、冷蔵倉庫をはじめ最新の機材に更新
特定名称酒のラインナップを増やしていったそうです
 

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そんな設備投資の一つが冷蔵コンテナ
コンテナ中には貯蔵されたステンレスの樽がありました
コンテナのドアを開けると香ばしい酒の香りが漂います
  

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清潔に管理された蔵の中にも案内してくれました
最新機器を導入しているのが見て取れます
 

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蒸米はこちらで行われ
 

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そして放冷機で冷まされます
 

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そして最新式の瓶詰め機
こうした設備で品質管理されていましたが
  

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びっくりしたのが、酒造りで欠かせない工程の一つで、おいしさを長く保つ技術「火入れ」
タンクで貯蔵していたお酒を「蛇管」という管を通し、湯煎するのが一般的のようですが
ここ天領盃酒造では搾った生のお酒を瓶に詰めた状態で火入れを行う「瓶火入れ」が行われており
火入れは総量、この湯煎マシンで瓶燗しているといった手間のかけよう(もちろん生酒を除きますが)
なるほど天領盃酒造の「より美味しくなる可能性のある理論に基づいた挑戦」はまだまだ続いているようです
 

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酒蔵見学の後は試飲
ここでは有料で試飲ができ、我が家の奥さんが「雅楽代 日和」をいただいていました
これは朱鷺が暮らす田んぼで作った『越淡麗』を醸した12度台の純米酒だそうです
  

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こいつを土産にしても良いのですが
やはりここはJAL国内線ファーストクラス機内酒
JAL国内線ファーストクラスラウンジ採用酒(これは国際線ファーストクラスラウンジか国内線ダイヤモンドプレミアラウンジの誤りかと思われます)
の「雅楽代 瑞華」を土産にし自宅で朱鷺の暮らす佐渡島を思いだしいただこうと思います
 

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狭い島内に5軒もの酒蔵がある、佐渡島
佐渡汽船両津港ターミナルに併設する両津港シータウン商店街にはそんな佐渡の日本酒が試飲出来る場所があり
レンタカーを返しもうこの日には運転はしまいことから、ここでようやく気兼ねなく飲む事ができます
今回佐渡金山がユネスコ文化遺産に登録されることが決まりましたが、今後たくさんの観光客がこの島を訪れることになるでしょう
レンタカーが不足するなんて話もちらほら出ていますが、佐渡島の観光で酒蔵ツアーなんてものがあれば参加したいと考えるのは私どもだけではないかと思います、是非とも企画していただきたいものです
そんなことを考えつつ、まずは天領盃酒造の直営店「SADO SAKE PORT」へ
ここは今年4月に開港(オープン)したばかりの店舗です


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試飲するのは
佐渡島の直営店でしか売っていない天領盃酒造 雅楽代〜佐州〜
佐州とは江戸時代の佐渡異名で、金山が栄えていた当時のように佐渡の益々の発展に寄与していきたいという願いを込めているそうです
 

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次に日本酒利き酒サーバー
こちらは2年前に設置されたもので、観光やビジネスで訪れた人々に佐渡の日本酒をPRしようと、佐渡汽船商事がを設置したのだそうです
 

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ここでは佐渡島の下記の5つの酒蔵から特選された日本酒が常時12種類ラインナップ
・尾畑酒造「真野鶴」
・逸見酒造「真稜」
・北雪酒造「北雪」
・加藤酒造店「金鶴」
・天領盃酒造「天領盃」
 

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500円を支払い専用コイン3枚とぐい呑みを購入
さて何を飲もうか考えていたら
14日~15日の限定で唎酒に登場と書かれたポップを見て
「北雪酒造 純米大吟醸YK-35」
「尾畑酒造 深静 純米大吟醸」があるのでまずこの2杯
あとは逸見酒造「真稜 純米吟醸 至」をいただき
これまで車の運転で呑めなかった憂さをはらしました


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佐渡島からの帰りはジェットフォイルではなくカーフェリーにいたしました
佐渡島両津港から新潟港までの運賃は大人一人ジェットフォイルだと7,050円に対し
カーフェリーだと2等が2,960円と半額ほど
ただ乗船時間はジョットフォイルだと1時間7分にたいしカーフェリーは2時間半と倍以上かかってしまい
私どものような弾丸旅行だとその価値はありそう
それにもまして船酔いしやすい体質の私なので、当初は帰りもジェットフォイルにしようと思っていましたが
波は穏やかそうですし、何より座席に縛られ歩き回ることのできないジェットフォイルよりも、なんだかカーフェリーのほうが楽しそう
てなわけで佐渡島からの帰りはカーフェリーで新潟まで帰ることに
 

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ただたまたま私どもが乗ろうとしていたカーフェリー
連休と言う事に加えて、佐渡島の両津にてオーシャンカップ小学生バレーボール佐渡交流大会なるものが行われたようで
カーフェリーの乗船前の開札には1時間以上前から列を作り並んでいる状況でした
 

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ほどなく乗船時間となり船内になだれ込みます
ただ並んだのは皆さんジュータン敷の広そうな場所を確保するため
確かに小学校生の団体ならそうした席を陣取れば安心でしょうからね
乗船したのは「ときわ丸」想像していたよりも豪華
エントランスで朱鷺のイラストが出迎えてくれましたが、船は「5階建て+屋上」と、とてつもなく広かった
 

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そして並んでいる皆さんのお目当ては海が眺められるテラス席やイベントホール
この日、イベントホールでは特段もようしものがなかったことあり
団体用の宴会席と化していたようでした
 

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そう船内では宴会にも対応できるようお酒も販売されており
冷蔵庫には新潟限定の「風味爽快ニシテ(サッポロビール)」や新潟の日本酒などが販売されていました
 

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メニューが豊富な「船内レストラン」も人気のようでした
まぁ2時間半ありますから食事はゆったりととれますね
  

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もっとも船酔いしやすい体質の私に食事やお酒は厳禁
禁酒席の窓側に陣取り、2時間半耐えることになります
 

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もっとも日本海を一望できるデッキなどで風に当たったりしましたが
そこはウミネコたちの天下
子供たちや、観光客がウミネコに「かっぱえびせん」を与えるため
たえずウミネコが付き纏っていましたが、なにやら両津港から新潟港までついてくるものもいるのだとか
 

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佐渡島からカーフェリーで2時間半揺られ新潟に戻って来ました
このあとホテルに行く前に晩飯といたします
向かったのが新潟出身の方に紹介いただき伺ったのが、新潟古町にある『さい三郎』
古町の通りによく目立つ赤い看板が目印となりました
創業は昭和55年とのことで、店内はいるとテーブルが3卓と、カウンターが7席、2階もあるのだとか
今回は予約していたカウンター席に通されます
 

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最初は生ビールと生搾りレモンハイからスタート
お通しは枝豆なんですが、これが甘くておいしい
そう新潟県は日本随一の"枝豆県"で、作付面積は実に全国1位
けれど出荷量は全国で7位、これはあまりに美味しくて県内でほとんど食べてしまうからなんだとか
お通しからこれですから何だか期待が持てます
 

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次にテーブルに置かれたメニューを眺めますが、飲み物のメニューには日本酒のラインナップが豊富
日本酒は「下越地方」「中越地方」「上越地方」新潟の地酒を中心に揃えているようで
 
 

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冷蔵庫を覗くとまさかの阿部酒造の「あべ」や「VEGA(ベガ)」が何気なく入っています
他にも今回酒蔵見学させていただいた佐渡島逸見酒造の「至」までありました
 

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さて頼む料理は最初から決まっていて、看板に「若鳥料理」とあるとおり
看板メニューの「若鶏の半身揚げ」を頼みましたが
鳥半身揚げの皮はパリパリ
塩胡椒が効いていて日本酒に合いそう
 

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てなわけで合わせるのはもちろん新潟の地酒
「萬寿鏡 F60(エフロクマル)」マスカガミ
新潟酒の陣2024にも出品していましたが人気で購入できなかった日本酒です
主に吟醸酒などに広く使われる協会1801酵母を使用し、その風味を活かすために生酒の状態にてマイナス10度前後の温度で貯蔵して、瓶詰め時に一回のみ火入れ処理をした製品だそうで、普通酒と思えない味わいでした
 

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次に何気にハイレベルな、たこポテサラ
 

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刺身おまかせ三昧は
ヒラマサ、ぶり、ギンダイ
どれも刺身の角が立っているキレのある刺身です
 

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合わせるのは青木酒造の鶴齢 純米
 

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〆にはあんきもぽん酢
こうして新潟最後の夜を締めくくりました
ご馳走様でした
 

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駅前のホテルから新潟空港へリムジンバスで向かう前、ちょっとJR新潟駅にある「ぽんしゅ館コンプレックス」に立ち寄りました
 

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ぽんしゅ館コンプレックスは大きく3つのエリアに分かれていますが
今回訪れたのは日本酒を気軽に味わえる飲食コーナー「角打ち部」
ここでは新潟の地酒が角打ちで楽しめるエリアになっています
 

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もっとも角打ちとは言ってますが,
立ち飲みのスペースと土産店奥に行くと、テーブル席とカウンターと席がありした
 

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ついでに酒飲み用にあん肝などの日本酒に合わせた料理が頼めるようですし
テイクアウトのセットもありました
これは・・・・
 

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そばにワンカップ酒のコーナーもあり
おそらくは新幹線客需要を考慮した品揃えかと思われます
ただこのあと車の運転があり、飲めないのが残念でなりません


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魚沼産おにぎり米「爆弾おにぎり屋」
なるものもありましたが
先ほどホテルの朝食をたっぷり食べてきたのでこいつはパスさせていただきました
次回ここに来るときはお腹を空かせて、お酒が飲める状態で訪れたいと思います


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佐渡島での旅の戦利品

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さて佐渡島観光も終わり
新潟空港へ帰ってきました
 

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残念ながら新潟空港に航空会社のラウンジはなく
カードラウンジである「エアリウムラウンジ」のみ


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この日は祝日だったのですが、エアリウムラウンジは思いのほか空いていました
 

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もっとも新潟空港にJALのサクララウンジがあったりしたら
車で空港に着たりせず、朝から飲んでいたんですけどね
さてカードラウンジということで、ソフトドリンクやコーヒー・紅茶が飲み放題ですが
アルコールは有料サービスとなります
ただそんなメニューの中には「風味爽快ニシテ(サッポロビール)」や「エチゴビール(こしひかり越後ビール)」なんてものまでありました
 

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新潟ですから当然日本酒も揃っていて
「麒麟山 伝辛」や「越乃寒梅 別撰」が、ボトル(300ml)で売られていたりもしました
 

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ラウンジから滑走路を眺めていたところ機材が一機通り過ぎていきました
時間から言って丘珠空港に向かうトキエアーのTOK101のようです
そう今年1月31日、新潟空港に拠点を置く地域航空会社「トキエア」が、新潟空港=札幌(丘珠)空港線の運航を開始いたしました
機材は​​ATR社のATR72-600型といった小型プロペラ機、定員は72名
新潟空港のみならず佐渡島への就航が決まったら是非とも乗ってみたいものです
 

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私が搭乗した11時5分発JL2871便は定刻で新潟空港を出発
飛び立ってすぐに昨晩カーフェリー「ときわ丸」で寄港した新潟フェリータミナルを望むこととなりました


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さて今回の佐渡島での旅の戦利品はというと
JALファーストクラスに採用された天領盃酒造『雅楽代〜瑞華』
逸見酒造はもちろん『至 純米吟醸』
北雪酒造ではトキが居る事による副産物といえる酒米、佐渡産越淡麗を醸し遠心分離で搾った『北雪 純米吟醸』
保温バックに貼られたJALプライオリティと取扱注意『びん』のタグのおかげで、機内に持ち込む事なく、安心して手荷物として預け入れられるのが良いところですね
JALさんいつも感謝に絶えません

 

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ということで長らく語ってきた佐渡島の旅はこれにて終了、新潟酒の陣2024に参加し佐渡島に興味を持ったのが今回の旅のきっかけですが、思いのほか見所、食べ処、飲み処満載の島でした
Blogを書いている間に急遽話が進展、佐渡金山が世界文化遺産に登録されたりもしましたが
しばらくはオーバーツーリズムになるのは間違いないでしょうから、落ち着いたらまた訪れたいと思います

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