その昔、放送時間には銭湯の女風呂が空になると言われたほど人気があったラジオドラマ『君の名は』(ちなみに最近公開されたアニメのことでは有りません)
番組は映画、出版、観光などさまざまな分野を巻き込む例のない展開を見せ、「君の名は」ブームが起こりました
ここ佐渡島にある尖閣湾揚島遊園は、そんな元祖『君の名は』(菊田一夫原作の映画)のロケ地となったんだそうです
ロケに使われたのは当時は吊り橋であった「遊仙橋」
ここでのシーンが有名なんだそうですが、鉄筋コンクリート製の橋に変わっていました
今では氏家真知子にちなんで「まちこ橋」と呼ばれているそうです
そんな映画『君の名は』の舞台になった尖閣湾揚島遊園にやってきたのは
佐渡屈指の景勝地「尖閣湾」でグラスボート体験ができるから
高台からは尖塔状の断崖が連なる湾内には係留された海中透視船が見て取れます
階段を降りてそんな海中透視船の乗船場所へ
係留された港にはクロダイや真鯛、メバル、フグなどの魚がうようよ泳いでいて乗船まで皆さん眺めていました
まぁ餌付けされているとは思いますが
乗船するのはこの海中透視船「はるき丸」
定員12名の小振りの船でした
海中透視船ってことで船内はグラスボート仕様、船底のガラスを通して海中の様子を眺めることが出来
先ほど見たクロダイなどを望むことが出来ました
ただそんなグラスボートとしての景色より断然よかったのが
その昔、海底火山活動などにより隆起した流紋岩が海食を受け断崖となったのだとか
佐渡島に金山があるはそうした火山活動があったからこそ
火山活動によって岩石中の微量な金が溶け出し金鉱脈が形成されたのですね
そんな圧巻の景色の尖閣湾は優良な漁場のようで、この日も漁師さんが漁を行っていました
海鳥たちが船着き場の岩肌にとまっていますが
彼らの目当ては船上で海鳥(ウミネコ)に対して行う餌やり
乗船中もカッパえびせん目当てのウミネコが付き纏いうるさいほどでした
伊根湾めぐり遊覧船も同様に餌やりが公然と行われ、私自身もウミネコに襲われるなどしましたが
できたらこうした野鳥に対する餌やり行為は慎んでもらいたいものと思っています
ちなみに海中透視船で目の前にとまってはウミネコは手に届く範囲にいましたがまったく逃げる気配はありませんでした
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