朝食のご飯が美味しい佐渡の宿「椎崎温泉夕日と湖の宿あおきや」

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さて今回の佐渡島での旅の宿は「椎崎温泉夕日と湖の宿あおきや」といたしました
いつもなら観光地であっても旅費を節約するため、ビジネスホテルとするのですが
この山の日の祝日を交えた連休は学生のバレーかなにかの大会が有ったようで
どこも軒並み満室といった状況でした
そこで街からは少し歩きますが、老舗の温泉旅館が空いていたことからこの宿といたしました
 

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多少古い宿でしたが、部屋は8畳間に障子で区切られた縁側「広縁」がプラスされビジネスホテルと比べるとそこそこ広く快適
ちなみにその広縁は俗に「あのスペース」などと言われているそうで
椅子とテーブルのセット、冷蔵庫などが設置されていて温泉旅館に来た実感がわいてきました
 

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そんな広縁からは新潟県最大の湖「加茂湖」が目の前に広がり
よく見ると真牡蠣のいかだが見てとれました
 

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他の設備はウオシュレット付きのトイレに
 

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小さなお風呂が備えられています
 

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もっともここは椎崎温泉
地下には名湯の誉れ高い温泉大浴場が有ります
泉質は肌に優しいナトリウム塩化物泉、特に切り傷や火傷、関節炎にも良いとされ
朱鷺が傷を癒したとの言い伝えがあり肌に良く、温まる湯として島内でも古くから慕われている天然温泉
展望大風呂から加茂湖を眺めながら優雅に湯につかることが出来ました
(写真は楽天トラベルから拝借)
 

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それに最近リニューアルしたようで
総檜風呂「羽衣」でヒノキの香りを味わいつつ湯に浸かったり
(写真は楽天トラベルから拝借)
 


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露天風呂テラス「飛天」で加茂湖を眺めつつ入浴したりと
利用者が少ないのも幸いして毎日楽しませてもらいました
(写真は楽天トラベルから拝借)
 

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さて椎崎温泉夕日と湖の宿あおきやの宿泊費は
2名で2泊して31千円程と温泉ホテルにしてはかなりリーズナブル
しかも朝食付
そんな朝食はビュフェではなく、一人ずつよそわれた料理
内容はいわしの甘露煮、厚焼き玉子、野菜サラダ、牡蠣しらたきタケノコの煮物などなど
近くのテーブルに陣取ったおばさまたちが「いや~痩せそう」なんて声も聞こえてきましたが
私にとっては満足の朝食でした
というのもご飯は、目の前の田んぼの農家の方々が丹精込めて作ってくださったコシヒカリ
両津の老舗「塚本こうじ屋」の味噌を使った味噌汁
席に着いてからよそおわれましたが、特にご飯がめちゃくちゃ美味い
 

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そんなご飯は佐渡産のお米で
トキの住む島、佐渡島内にて生産されたコシヒカリ
佐渡島では国の特別天然記念物であるトキの餌場確保と生物多様性の米づくりを目的とした「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を立ち上げ
トキといっしょに育ったお米「朱鷺と暮らす郷」なんてブランド米が有るくらいお米作りに力を入れています
 

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そんな佐渡島は海洋性気候が影響して、冬は暖かく夏は涼しいという気候で
本土に比べて穂が出てから収穫するまでの日数が長くできることから稲の実る期間が長く、じっくりと登熟してうまみと甘みが凝縮されたお米が収穫できるそうです
 

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そのうえ朱鷺が育つ環境を整えるため
農薬・化学肥料を減らし、水田畦畔等に除草剤を散布していない水田で栽培しているのだとか
そいや今回の佐渡島をレンタカーで巡っている間中、よく見た光景に田んぼの畦道を草刈り機で農家の方々が雑草を刈る姿があります
ずいぶんマメにやっているな〜と私自身も感じていました
これには理由があり
佐渡島でトキが繁殖できるように、佐渡島の農家の方々が、トキが寄りつく田んぼの畦道に除草剤を撒かなくてもよいように行っているのだとか
農薬も減らして田んぼにどじょうなどが繁殖するなど、田んぼが本来の姿に戻るよう島をあげて弛まず汗を流しているとのこと
なるほど朱鷺を護るためのこうした地道な作業が、美味しいお米の要因になっているんですね
  

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てなわけで普段、朝食はとらない私ですが
毎朝美味しいご飯をお替りしていただきました
 


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そしてそんな朝食には牛乳・オレンジジュースのドリンクコーナーもあり
 

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牛乳は人気の佐渡牛乳
自販機などあちこちで見かけましたが低温殺菌の牛乳で生乳に近い味わいでした
  

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2日目の朝食は初日とちょっと違うメニュー
他のテーブルを覗くと昨日食べたものと一緒だったので、2日目は目先を変えたようです
この日もメインはご飯
焼きサバやイカ刺しの他に、ご飯に合わせるかのように納豆や温泉たまご、焼きのりが並べられております
それにこの日の味噌汁は佐渡らしくナガモ(銀波草)の味噌汁とこの日も美味しく頂かせてもらいました
ということで2泊して温泉三昧に美味しい朝ごはんと満足な宿でした
 

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このページは、r-ohtaniが2024年8月 1日 06:22に書いた記事です。

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