福島県喜多方市酒蔵巡り3軒目は小原酒造さん
多様な土蔵が並ぶ「おたづき通り」にある
享保2(1717)年創業の老舗酒蔵です
蔵の方の話ですと、仕込み樽の真上から奏でられるクラシックを聴かせ造れられる醪を使って醸される純米酒を造っているのだとか
そんな話はマンガ「神の雫」にも登場していて、店内にもそんなマンガの1ページが誇らしげに展示されていますが
その神の雫のなかでの会話を紹介させていただくと
「日本酒の醸造所などで発酵中にクラシック音楽を聴かせると素晴らしく純粋な酒が生まれるという話を聞いたことありません?」・・・中略・・・・「ええ『蔵粋』と書いて『くらしっく』と読ませる酒です」と書かれていました
この日は予約の上伺ったこともあってか専務の小原富美子さんが酒蔵見学と説明していただきました
まずは店舗から酒蔵に向かいましたが、そんな通路には歴代の杉玉が沢山飾られておりました
醸造場の天井は高く立派な梁組が見て取れます
奥にある仕込み蔵は見ることはかないませんでしたが、仕込み蔵天井にはスピーカーが設置させており、実際に「モーツァルト」が流されているそうです
ここ小原酒造で使われる酒米は兵庫県の山田錦
これに飯豊山の湧き水である軟水を使用し醸されます
窯場にはそんな酒米を蒸す和釜がどんと設置されていました
醸造場にはレンガ造りの部屋が見て取れますが、この一室は麹室だそうです
麹室は適度な湿度を要するため一昔前は炭などの暖房器具が使われましたが、当然のように火災が発生することもあったようで
ここ小原酒造では火事の延焼を防ぐためにレンガが採用されたのだとか
そして奥には「槽場」と書かれた
ヤブタ?らしき自動圧搾ろ過機が据えられていました
酒蔵見学のあとは蔵座敷を利用した多彩な日本酒などが並ぶショップに舞い戻り
ここでお楽しみの試飲(もっとも私は車の運転が有り飲めませんが)
てなわけで試飲は我が家の奥さんだけでしたが、土産に「純米協奏曲 蔵粋」それと「酒粕クルミ」なるものを購入
帰ったらそのクラシックを聴かせて醸された「蔵粋(クラシック)」を楽しんでみたいと思います
この度は酒蔵見学させていただきありがとうございました
コメントする