私はレンタカーを借りる際、レンタカーに装備されているカーナビは利用せず
スマホのグーグルマップを利用するのが常となっています
というのもグーグルマップだと到着時間が正確だったり、走行中も事故などの通行止めや渋滞情報が適時知らされたりと使い勝手が良いのが理由です
ただ本来カーナビ用に作られたわけではないからでしょう、たまに田んぼの畦道と思えるようなとんでもない道や対向車がきたらすれ違えないような道に導かれることもありますが
今回もグーグルマップに導かれ(騙され)、とんでもない獣道のような狭く傾斜の急なダートの山道を走らされ「岩首昇竜棚田」へ向かう事に
もっともこうして後からグーグルマップで確認してみたら、とんでもないワインデングロードをいうのがわかりますが
普通の道路(薄く青く塗られた道路)を走ったら大きく遠回り、グーグルマップは獣道のような山道(青で示された道)をチョイスしたようでした(最終的にチョイスしているのは私なんですけどね)
けれどそんな獣道のような山道を苦労して走破してたどり着いた、標高350mを超えるという山間に広がっている岩首昇竜棚田の景色は、視界一面を埋め尽くすかのように美しい田園風景が広がっています
岩首集落から見上げると、まるで天に向かって竜が昇っているかのような棚田と言う事で名付けられたこの棚田の景色は
これはたとえ騙されても良かったと思えるほど素晴らしかった
ちなみに写真に写るワラビなどの山菜が気になりますが、採らないよう注意書きがありました
なぜこんな山間部に田んぼを作ったのか
それは江戸時代初期、金銀山の発見で人口が急増すると米が足りず、島外からも運んでいた佐渡島
山間に広がる美しい棚田の多くは、この時期に拓かれたとされます
こちらの棚田もまた、トキが繁殖できるように農家の方々が、トキが寄りつく田んぼの畦道に除草剤を撒かなくてもよいように草刈りが行われていました
そんなこともありこの棚田は『トキと共生する佐渡の里山』として世界農業遺産システムにも認定されているそうです
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