伊根湾めぐり遊覧船から伊根の舟屋を眺める

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京都5日目となる1月2日
この日はレンタカーを借り、京都市内から海を目指して北上
2時間ほど車を走らせ京都の北部、丹後半島までやってきました
そうです「美食・絶景 海の京都」をこの日、一日で堪能します
その中で私がどうしても見たかったのが「伊根の舟屋」
さてその伊根の舟屋
江戸時代中期頃から存在しているものと見られ、現在でも伊根湾に沿って230軒もの舟屋が立ち並び、その美しい町並みは国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されているといったもの
 

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そんな伊根の舟屋を眺めるのにちょうど良いものがありました
それが「伊根湾めぐり遊覧船」
1月2日もやっているとのことで、レンタカーを朝8時に借り、京都市内から急いでやってきたというわけです
遊覧船は30分ごとに出航するとのことでしたが、たどり着いたのはちょうど出航5分前と言ったタイミングでした
 

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てなわけで乗船券を買い、トイレに立ち寄るやいなや遊覧船はやってきました
 

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この日は小雨模様の天候、遊覧船の1階は窓で覆われた椅子席が有りますが、他の乗客を含め誰もここには座りません
 

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皆さん見やすいところから伊根の舟屋を眺めようとデッキに上がります・・・・・が
デッキに居るとカモメ(正解には海猫)に次々と襲われます
 

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どうやら普段から乗船客がカモメのエサたるえびせんを買い(船内で販売されていました)エサやりをしているようです
私としては自然界に住む生物になるべくならエサをやらないようにしていただきたいと思ってます・・・・・が、あまりにもそのカモメの攻撃がすごいエサをくれとばかりに、頭をつついてくるのはまいりました
 

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そんなわけでカモメと格闘しつつ動画を撮影したのがコレ
もう一組いた乗船客がエビセンをエサやりしてくれたおかげでカモメは途中からそちらに行ってくれました
 

  

肝心の伊根の舟屋ですが、船から眺めると
海際に立ち並ぶ家々はまるで海に浮かんでいるようにも見えます
湾内には波風がほとんど立たず、まるで湖のように穏やかな海面が広がっていますが、これはここ伊根湾が巨大津波が発生しにくい日本海側に面していることに加え、若狭湾内のさらに伊根湾の入江内に位置し、加えて湾内に防風の役目を負っている青島が存在するという複数に外洋からの高潮や暴風の影響を受けにくい地理的な好条件が寄与しているためである
ちなみにここ伊根湾の干満の差が年間50cm程度なんだそうです

そして特徴的なのが1階に空間が有りますが、これが船のガレージたる収納庫
海に面しており漁から帰ったらそのまま船を収納できる造りになっています
2階が居間となった、全国的にも大変珍らしい独特な建物の群は、伊根独自の詩情を漂わせていました


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ちなみにその舟屋の2階に住んでいる人はまれで
実際には住居は道1本挟んだところに主屋(母屋)という生活の拠点となる家を別に持っていることが多いのだそうです
そうその道路自体ももとはそんな方々の土地だったそうで、生活の不便さから建物の真ん中を道路として提供したのだとか
 

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まぁそんな独特な風景から、映画などのロケ地として使用されたようで、「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」、NHK連続ドラマ小説「ええにょぼ」で使われています
そんなロケ地の一つ、男はつらいよ第29作『あじさいの恋』で、マドンナいしだあゆみ演じるかがりの実家として登場した舟屋を観光船のスタッフが解説の中で話していました
撮影当時は1階が赤い屋根でしたが、青く塗りなおされています
これには何かわけでもあるのでしょうか
まぁここ伊根の舟屋は観光地ではありますが、現地の人にはあくまで生活空間
私有地への無断侵入などの事案が心配されますね
 

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さてそんな遊覧船の解説の中で出てきて興味を引いたのが、この船
「伊根町消防団」とあります
そうここ伊根は海岸に山が迫った車の通行には不便な場所
大がかりな火災の際は前述の道路も自由に行き来出来ないでしょうから
こうした海から消火させる方が早いのでしょうね
 

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もう一つ最後に解説してくれたのが、写真奥に見える生け簀
これが養殖マグロではトップブランドの呼び声が高い「伊根まぐろ」の養殖場なんだそうです
日本海を遡上する天然のクロマグロ(本マグロ)の群れを、6月中旬~7月中旬、まき網漁で採捕し、その後このいけすで数カ月間太らせ出荷するといったもの
分類上は養殖に該当しますが、9割以上の時間を自然界で過ごしたマグロの味は豊洲市場のプロたちが「別格」と口をそろえる「伊根まぐろ」なんだそうです
これ今回は食べ損ねてしまいました
 

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もう一つ、下船間際に遊覧船のスタッフから遊覧船ターミナル売店で売られている商品の紹介がありました
興味をそそったのが伊根の地酒蔵 向井酒造
蔵の前は日本海で、浮桟橋があり船やヨットで酒を買い付けに来る客もいるという海に最も近い酒蔵という触れ込みですが
紫黒米(古代米)を原材料に醸した「伊根満開」といった日本酒の紹介があり帰りに売店で購入することに
 

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このページは、r-ohtaniが2023年2月18日 08:53に書いた記事です。

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