2025年4月アーカイブ

香港国際空港では、ラウンジの梯子 キャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジ『THE・WING』続いてやって来たのは やはりキャセイのファーストクラスラウンジ『THE・PIEA』
こちらも先ほど伺ったTHE・WING同様に豪華なラウンジです
 

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THE・PIEAのファーストクラスラウンジは縦に細長い構造
まずはFoot Massage足絡間に赴きフットマッサージを頼みましたが 残念ながら搭乗時間まで予約でいっぱいで断念
 

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これはある程度予想していたこともあり
かわりに朝飯を食べに「ザ・ヘイブン」へ
 

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ここはラウンジの食事はビュッフェ方式ではなく
ウエーター・ウエイトレスにオーダーする本格的なレストラン
ただ普通のレストランとの違いは支払いがないことでしょうか
 

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まず飲み物を聞かれ 我が家の奥さんが頼んだんのはもちろんシャンパン
「テタンジェ・ブリュット・ミレジメ2016」
今思えば今回の香港旅行はシャンパン飲みまくりの旅でもありました
 

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私はと言うと香港ビール「ドラゴンズ・バック」
そう香港は今、世界中のクラフトビールブームの波に乗り、空前のクラフトビールブームなんです
 

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食べ物はザ・チャイニーズセットをオーダー これは味付卵と鶏肉のお粥 蛯蒸し餃子、蛯焼売、豚饅頭などの点心 それに、香港や広州の朝食メニュー「猪腸粉」がセットになったものでした
 

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私の奥さんは相変わらずシャンパンに合うようエッグロワイヤルをオーダー
 

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これだけでは足りなかったのか我が家の奥さんは担々麺もオーダー
 

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そんな担々麺も美味しそうなので 実は私も担々麺を頼みましたが「タンタンメン」と日本式に発音し頼んでしまったため
スタッフに聞き間違えられ「雲呑麺」が来てしまいました
ここは香港ですから「ダンダンミェン」と発音し頼まなければいけなかったわけですね
もちろん誤って頼んだはずが、香港グルメの王道たる「雲呑麺」 美味しくないわけがありませんでした
 

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食事を終えたらザ・ヘイブンの反対側の突き当りにある ザ・バーへ
 

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このホースシュー型のバーカウンター
ここではシャンパン・ワインやカクテルに加えコーヒーなどがオーダーできますが
このバーもここTHE・PIEAの目玉なんだそうです
 

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食べ物はビュッフェである
「ザ・パントリー」にサンドイッチなどおつまみ系の軽食や菓子がならんでいるほか
 

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クッキーやチーズなどが提供されていて
どちらかと言うとお酒のお供的なものが多く並んでいました
 

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冷蔵庫にはソフトドリンクとビール類
それにこうした海外のラウンジには珍しく生樽ビールサーバーがあり
青島ビールが飲めるようでした
 

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てなわけでエプロンに駐機するシンガポール航空のエアバスA-350を眺めつつ
 


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飲み物はキャセイと香港ビールが共同開発した、空の上でも美味しく飲めるビール「ベッツィービール」とスイーツをいただきましたが
そんなベッツィービールは1940~1950年代に活躍したダグラスDC-3型機の愛称「ベッツィー」にちなんで名づけられたそうです

とこんな感じでTHE・PIEAを堪能
後は成田まで機内で寝て帰るだけとなりました
 

2025hongkong336.JPG あとは帰りの飛行機で寝ていくだけです

過去10回は訪れたであろう私の好きな国(地域)香港
そんな香港の旅もあっという間に終了
後ろ髪をひかれつつ帰国となり
帰国便となるJAL736便は午前10時20分といった割合早い時間に香港国際空港を飛び立ちました
 

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というのもJAL736便が成田空港に到着するのが、夕方の4時すぎ
その後、羽田空港までリムジンバスで移動しなければならないため
朝の便でなければ私の住む北海道まではその日には帰れないんです
てなわけでそんな経路をたどり羽田空港第一ターミナルへ戻ってまいりました
 

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2月の天皇誕生日の祝日(振替休日)を交えた連休だけあって羽田空港は混雑していましたが
ファーストクラス・チェックインカウンターとそれに続くセキュリティを潜りすんなり制限区画へ
4月以降はステータスが落ちることもあり、しばらく入室できないラウンジに潜入いたします
 

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そう旅の締めくくりはいつものように羽田空港国内線JALダイヤモンド・プレミアムラウンジ
なんですが、4月からステータスが落ちこちらには入室できないことから
しばしお別れってことで堪能しておくことに
そういつも出迎えてくれるこの松もしばらくは会えません
  

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滑走路を望む窓からは、4日前に香港へ向け旅立った国際線ターミナルが正面に見えていますが
その奥に富士山が夕陽に染まって見事な景色を醸し出しています
 

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そんな羽田空港の滑走路やエプロンを眺めながら飲むのは
雨後の月 純米大吟醸(相原酒造:広島県呉市)
これはJALが「国内線のラウンジでもワインや日本酒が飲みたい」というお客さまの声に応え
昨年4月より国内線ダイヤモンド・プレミア ラウンジでワインと日本酒の提供されていたありがたい企画
他にはイタリアのスパークリングワイン「ヴェッツォーリ フランチャコルタ ブリュット S.A」
白ワインがカルフォルニアワイン「マイケル・デイヴィッド・ワイナリー シャルドネ」といったところ
 

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赤ワインはボルドーの「シャトー・ド・カンダル 2014」
 

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もちろんラウンジといえば生樽サーバーから注がれるビールってことで
今回はサッポロ ヱビスをいただきますが
隣にはサントリー ザ・プレミアムモルツといったプレミアムなビールサーバーが並んでいます
 

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JALダイヤモンド・プレミアムラウンジには軽食も置いてあり
「おにぎりや」
 

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このJALのラウンジの代名詞
「JAL特製焼きカレーパン」
 

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そして唐揚げにんにく醤油味を肴に
 

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生ビールと雨後の月 純米大吟醸をたっぷりいただくことに
 

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そうそう明日からの勤務に備えて
パナソニックの高級マッサージ機で身体を整えておくのも忘れません
 

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と・・・・こんな感じで天皇誕生日を交えた連休に伺った香港
ただ現在の香港は「世界一物価が高い」と言わしめるほどの物価高にあえいでいて
高層ビルが立ち並ぶ香港ですが家賃が馬鹿高く
コロナ禍と相まってレストランなどは「結業潮(閉店ラッシュ)」が続いているとの事
 

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まだ物価の比較的安いのがマカオってことで、今回訪れたりもしました
 

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そんなマカオからの帰り道には念願だった香港~マカオの間を結ぶ全長55kmの世界最長の橋「港珠澳大橋」をバスで渡ることも出来ましたし
 

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物価高にあえぐ香港においては、今回コスパ重視の旅ってことで
昼は世界一安いミシュランレストラン添好運や祥興記擺花街店で上海生煎包を頬張ったりしましたが
晩飯はちょっとした中華レストランでも一人1~2万円はあたりまえってことで利用せず、宿泊したホテルのクラブラウンジでのカクテルタイムに
シャンパン「モエ」を椀子そばのように注がれ、ホテル自慢の中華・西洋料理を肴に毎晩飲んだくれたり
ピークトラムやエアポートシャトルを使わず、一般の交通機関である市内線のバスを多用し
コスパの良い旅もすることが出来ました
そう円安と合わせ香港の物価は高いってこと旅行を躊躇する方も多いようですが、そんな方への一助にでもなればと
今回色々なものにチャレンジした旅でもありました
  

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それに沙田(シャンティン)競馬場では
G1レース「香港ゴールドカップ」でビギナーズラックを賜わり換金した小金もあり
次回は換金率の悪い空港で両替することなく街に繰り出せる・・・って口実でまた大好きな香港に伺おうかと思います
 

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下の写真は赴任先の滝川からも程近い「浦臼町自然休養村センター(うらうす温泉)」
日帰り温泉施設なんですが、ここには最近何かと話題のサウナがあります
 

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そうサウナ好きを「サウナ―」と呼んだり、サウナの道を意味する「サ道」という言葉が生まれるなど、空前のブームとなっているサウナ
実は私もサウナは大好きで、31年前に札幌に自宅を新築した際には家庭用サウナを設置したくらいです
現在は滝川に単身赴任中、自宅の家庭用サウナで整うことは極端に少なくなりましたが、ここにきて事態が一転
とある温泉でまたサウナで整う日々がやってきそうです
 

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そんなうらうす温泉ですが、嬉しいことに入浴料はなんと大人一人450円
物価高騰の煽りを受けるなか、こうした温泉がどこも軒並み値上げしている中、利用料金の変更は今のところありません
それに加えて入浴回数券(11枚つづり)だと、1回あたり410円くらいと激安です

なんで今回こんな話をエントリーしているかと言うと
実は一昨日(2025/4/1)から私の勤務する会社がこの浦臼町自然休養村センター(うらうす温泉)管理業務を請け負うこととなったからです
そんな当社は滝川市のふれあいの里の清掃業務を以前行っていたり、札幌市白石区にある南郷の湯の管理業務を20年以上行っていることから、こうした管理業務はある程度の経験があります
そんな経験をもとに憩いを求めて温泉に来られる地元常連客は無論、通りすがりの一般客にも機会があればまた再訪してくださるような業務を推進していく所存です
ちなみに私も番台(単なる受付ですが)に立やも知れませんし、スタッフの激励も含め入浴回数券を買い、こまめにサウナに入りに伺うつもりです
  

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そんなサウナはこんな感じ
夜7時以降なら空いているそうで、会社帰りに伺うとちょうど良さそう
 

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さて温泉の泉質はというとカルシウム・ナトリウム塩化物泉
筋肉痛や打ち身、神経痛、疲労回復などに効能があるそうです
それに加え希釈などに使われる、うらうす温泉の良質な地下水は良質な水で泉質にも一役かっているとのこと
  

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お風呂の窓からは鶴沼公園を一望でき
もう少ししたら春の桜、夏はツツジ、秋は紅葉、冬は広大な雪景色を見るなど、四季の移ろいを感じながら湯に浸かれるそうです
 

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特に4月はこの時期しか見られない
鶴沼上空をマガンや白鳥が優雅に飛ぶ姿が見て取れます
昨年もそんなマガンたちが、近くにある宮島沼から飛び立つマガンの「ねぐら立ち」を見物しに朝早くに伺ったこともありました
 

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彼らの目当ては地面に落ちた稲穂である「落穂」
ジャン・フランソワ・ミレーの代表作に「落穂ひろい」ってのがありますが
実は稲刈りの主流であるコンバインですが、うまく拾いきれない穂があり
そんな田んぼにある落穂目当てで渡り鳥が大量にやってくるそうです
ちなみにこれはコンバインを操作するオペレーターの能力を図る物差しでもあり
渡り鳥が多く飛来する田んぼなどは、見た目は優雅に見えますが
実はその能力の優劣を示す指針でもあるようです
   

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風呂上りは無料の休憩室もあるので
札幌の自宅に帰らない休日など癒しを求めて一っ風呂
今後はそんな週末もやってきそうです
このblogをご覧の方で興味がある方がいたら是非ともお立ち寄りください


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先週末、職場の有志が集い新たな業務開始に向け松尾ジンギスカン滝川本店で決起大会を行いました
 

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松尾ジンギスカンといえば、漬け込みタレにこだわり続けた羊肉を鉄板で焼くジンンギスカンを思い浮かべますが
今回頼んだのは「松尾火鍋」というコース
松尾ジンギスカンの数店舗にて新たに始められたメニューで
羊肉の更なる可能性を発信するため
火鍋用スープにこだわり完成させた松尾流「火鍋」だそうです
  

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火鍋のタレは白湯と麻辣の2種のスープ
具材はラムロール、羊肉ソーセージ、ルスツ産もち豚、新生姜団子、海老入り水餃子とジンギスカンよりも豊富
宴会時間に合わせすぐ食べれるように鍋には火が入っていて席に着くなり食べることが出来ました
羊肉は無論ですが白湯スープでボイルした羊肉ソーセージが思いのほか美味しく、当然のように生ビールによく合いました

〆は具材のたれがしみ込んだ白湯にカレー粉を加え味付け
松尾ジンギスカン名物のうどんを投入しいただきましたが
そんなカレーうどんが絶品でした
  

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さて松尾ジンギスカンでは樽生ビールは私好みのサッポロクラシックが提供されています
しかもここ松尾ジンギスカン滝川本店はサッポロビールが自信を持って提供する生ビール「PERFECT CLASSIC」が飲めるお店

加えて松尾ジンギスカン滝川本店には、なんとなんとソラチ1984のサーバーがあります
そんなソラチ1984
伝説のホップと呼ばれる上富良野産、アメリカ産の「ソラチエース」だけを使った贅沢なビール
飲みやすいのに香り高い、クラフトビールを彷彿させるビールでした
 

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てなわけで今回はそんなソラチ1984とサッポロクラシックで業務のスムーズな開始を祈念し乾杯
ちなみに手前の泡の少ないジョッキが私の飲んだソラチ1984ですが、このビールの特徴の一つ泡の少なさが見て取れました


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昼飯どき職場の同僚とともに札幌の本社に来たついでに、そんな会社近くにあるラーメン優月(ゆずき)に立ち寄りました
ラーメン店とありますがカレーが有名なお店で
店の外にある看板にもカレーの文字が見て取れます
  

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店内はお店の名が入ったTシャツが展示販売されている小上がり席
そのほかテーブル席に加えて入ってすぐのところにカウンターが4席といった席しかないため
人気店ということもあり昼飯時は多少待たなければ座れないようです
 

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ほどなくテーブル席に案内されました
テーブルに置かれたタブレットで注文するようで、お目当ての厚切りカツカレーを探し注文します
タブレットの画面には「知る人ぞ知る!人気メニュー!厚切りカツカレー 衝撃の200g以上と表示されています」
   

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私どものお目当てもその厚切りカツカレー
大盛も一時考えましたが躊躇し普通盛りにしましたが
出てきた厚切りカツカレーは普通盛りでも迫力満点
ラーメンに使用するスープをベースにしたというカレールーも味わい深く頂かせてもらいました
 

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ちなみに写真の通り厚切りのカツは3cmはゆうに有ろうかという厚さ
それでいてカツは軟かでかりっと揚がっていて美味しい
しかもカツ以外にも肉がゴロゴロ入っていてボリューム満点の厚切りカツカレーでお腹いっぱいとなりました
カレー好きな私の壺にドンピシャ嵌る美味しさだったこともあり再訪確実
特に土日祝17:00以降は割引タイム(1,420円→1,330円)ってことなのでそんな時間帯にでもまた伺わせていただきます

 
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先般、ススキノにある泡盛マイスター&泡盛大使のいる店「琉球えぞバル 風雲児」で泡盛をたっぷりいただきましたが
その際に後日、私が赴任している滝川にて泡盛と沖縄料理を楽しむ会なるイベントが滝川よりみち酒場ちゃつちや隊にて行われるとのことで末席ながら参加させていただいた
 

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その滝川三楽街のよりみち酒場ちゃつちや隊
元太刀川写真館を改装した居酒屋で昨年11月にリニューアルオープンしたのだそうで
今回で2回目の訪問となりました
  

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泡盛マイスターの鎌田仁さんを招いて飲むのは無論、泡盛
振舞われたのは紙パックの泡盛
私自身も沖縄に行くと帰りはよくこんな紙パックの泡盛を土産にするので
なんとなく、そうだろうと共感してしまいます
 

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乾杯酒は泡盛マイスターの鎌田仁さんお勧めの
神村酒造の「暖流」
泡盛を3年以上熟成させた琥珀色の古酒をベースに、透明な古酒と新酒を独自のレシピでブレンドしたものだそうで
これだけ一升瓶での提供でしたが、ウイスキーのような琥珀色がよくわかる演出でした
飲み方も沖縄の現地の方が良くやっているソーダ割で
鎌田仁さん曰くウイスキーのハイボールをなぞって暖流(ダンリュウ)のハイボールってことで
「ダンボール」と呼ばれているのだとか
ちなみにうるま市にある「神村酒造 古酒蔵(くーすぐら)」は私も訪れたことがありますが
森の中にあり緑が多くとても環境の良い酒蔵で
どこかフランスやカルフォルニアのワイナリーを彷彿させる蔵だったりします


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続いて「島唄」
蔵元であるまさひろ酒造の「泡盛まさひろギャラリー」は2度ばかり訪れたことのある酒蔵で
島唄は飲みやすい泡盛として定評のあるこだわりの泡盛です
 

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そして「久米仙」
有名な話で久米仙には
久米仙酒造の「久米仙」と「久米島の久米仙」の2種類があり
今回味わったのが、琉球泡盛 久米島の久米仙
ここも久米島まで行って蔵元を訪れたいと思いをはせていたりもします
 

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合わせるよりみち酒場ちやつちや隊の沖縄料理は
いかにも沖縄を彷彿させる、紅芋の「うむくじ天ぷら」と島ラッキョウの天ぷら
 

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もちろん沖縄の郷土料理のひとつ「ラフテー」もいただきました
 

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ランチョンミートは塩加減からしてスパム(USA)ではなさそう
もしかしたらチューリップ(デンマーク)だったかもしれませんね
どちらにせよ沖縄では日常のおかずに欠かすことのできない食材です
 

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〆はやはりゴーヤチャンプルー
たっぷりと載せられた鰹節と紅ショウガが効いてます
そして添えられているのは沖縄珍味の代表格、泡盛漬けの「豆腐よう」?
こんな泡盛と美味しい沖縄料理、そして楽しい会話で幸せなひと時を過ごさせていただきました
またこんな会があれば参加したいものです
おっとその前に毎週のように紙パックの泡盛を楽しんでいる私としては
ススキノの「琉球えぞバル 風雲児」そしてこのよりみち酒場ちゃつちや隊にもまた足を運ばねばなりません
 

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さて今年も昨年初めて参加した「にいがた酒の陣2024」に引き続き、酒蔵数日本一を誇る新潟県内の蔵元が、自慢の酒を一堂に持ち寄り開催されるイベント「にいがた酒の陣2025」(3月8・9日開催)に出陣いたしました
しばしそんなお酒臭い話が続きますが、お付き合いください
 

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ちなみに昨年は搭乗するはずの機材であるJL2872便が「新潟空港 強風のため引き返すことがあります」とのことで到着するまで冷や冷やしましたが、今年はなんなく飛んでくれました
  

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当日、朝一のJRエアポートで新千歳空港に伺い、まずはJALファーストクラスカウンターでチェックイン


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そのままダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場を潜り
サクララウンジとダイヤモンドプレミアムラウンジの双方を受け付けるレセプションで
右側に入口のあるダイヤモンドプレミアムラウンジ入室のためチェックイン
ちなみに4月からはステータスが落ちることから左側のサクララウンジを利用することになります
 

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ということで旅の始まりはいつものように新千歳空港JALダイヤモンドプレミアムラウンジから
エントランスで「日本のたたずまい」をコンセプトにしたアートがお出迎え
 

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入室時は混雑していたラウンジですが
羽田便の搭乗時間とともにガラガラに
 

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さて昨夜から今朝にかけ降った雪でさらりと雪化粧した新千歳空港
HAP(北海道エアポート)自慢の除雪隊「ベアセルク」が頼もしく思えます
 

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前述の羽田便でしょうか
ONE WORLDカラーのエアバスA350-900が滑走路に向かっていますが
その奥に見えるのがいよいよ稼働が始まる次世代半導体の量産を目指す「ラピダス」です
 

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朝早くに空港に伺ったことから昨日から降った雪をジェット噴射などで吹き飛ばし雪煙と共に離着陸する航空機が見られますが、そんないかにも冬っぽい滑走路の眺めは私が好きな風景の一つで、これを見てるとなんだか旅心が疼きます
 

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さてラウンジではまず、高級マッサージチェアで凝り固まった身体を揉みほぐして貰ってから・・・


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ダイニングで朝飯
このため少し早くに空港に伺っております
 

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ダイニングで提供されるのは
出汁の効いた美味しい味噌汁(減塩)
これインスタントで市販してくれないかといつも思っています
 

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おにぎりは「日高昆布とツナおにぎり」と
 

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「鮭わかめおにぎり」
 

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パンは「ふんわりたまご」と「プチクロワッサン」
おそらくこれは地元、もりもとのパンなのでしょう
残念ながら時間が早かったため
「JAL特製焼きカレーパン」は提供されてはいませんでした
 

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そしてモーニングコーヒーならぬモーニングビール(キリン一番絞りプレミアムとサントリー・ザ・プレミアムモルツ、サッポロクラシックの駆けつけ3杯)でまずは「にいがた酒の陣」出陣に向けて祈念いたします


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残念ながら「国内線のラウンジでもワインや日本酒が飲みたい」というお客さまの要望で始まったワインと日本酒の提供は朝一ってことでやってはいませんでした
もっともに北海道とかかわりの深いニッカウヰスキーの「竹鶴」がありましたが
昼からのにいがた酒の陣で日本酒を試飲しまくりますのでここは自重いたします
 

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てなわけで窓の外の雪景色を楽しみつつ朝からビールと洒落込みます
もちろんにいがた酒の陣のチケットの確認は忘れません
 

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ちなみにこのにいがた酒の陣のチケット争奪戦はものすごく
2日間×午前と午後の計4回、4,500人分のチケットが販売されるのですが
即日完売は良いとしても、土曜日の午後は人気なのかほんの数分で完売していました
 

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さてこの日は出陣を祝うかのように天候も良好
JL2872便は定時で出発
まだ雪で覆われたゴルフ場を眼下に新潟空港を目指します
 

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朝早くに新千歳空港を飛び立ったJL2872便は
予定通りに新潟空港に到着
空港では「ようこそ新潟市へ にいがた酒の陣 2025」と謳われた看板が迎えてくれました
どうやらこのイベント、新潟県あげての催しのようです
 

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空港から宿泊するホテルのある新潟駅へはリムジンバスが出ていますが
少し早めににいがた酒の陣2025が行われる朱鷺メッセにほど近い「みなとのマルシェ ピア万代」まで行こうと
市内循環バスに乗り込みます


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ホテルに荷物を預けることなく万代ピアまでやってきた理由が、佐渡弁慶ビア万代店での回転ずし
昨年も同様の行程で佐渡弁慶ビア万代店を訪れましたが、この後始まるにいがた酒の陣で日本酒を飲みまくる前にお腹に何か入れておこうと思いやってきたのですが
さすがに人気店、そのうえにいがた酒の陣に来られている方も狙っていたでしょうから
店の前には空席待ちの人がずらり、受付で聞いたところ待ち時間が90分以上とのことでした
  

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もっともこれはある程度、予想していて60分以上並ぶようなら
別館立食い弁慶に行こうと決めていました
そんな別館立食い弁慶
弁慶の味と価格をそのままに立ち食いスタイルで握りたてを味わえるお店
立ち食いなんで客の回転も早く、45分待ちましたがなんとか席に案内されました
 

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別館立食い弁慶
カウンター席のみとなっており、目の前で握りたての寿司が味わえるといった造り
 

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佐渡弁慶ビア万代店との違いは
約20種類の地酒ワンカップや季節の地酒も多く取り揃えていること
ただこの後、酒の陣で日本酒を飲みまくる予定なのでここはパスさせていただきます
 

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頼んだのは「おまかせ握り8貫」1,210円
・真いか
・あじ
・活たこ
・天然ぶり
・マグロ(中トロ?)
・ホタテ
・蒸し海老
・真鯛?
といったところ(本日のおすすめメニューから推測)
  

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そしてお目当ての
「佐渡産のどぐろ」
これだけを食べに来ても価値のある逸品
 

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もちろん脂がのったのどぐろは無論、他のお寿司も美味しい
生アオサのお椀も美味しかった
それでいて会計は一人2千円ほど、どうりで並ぶはずです
 

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別館立食い弁慶の待ち時間には
みなとのマルシェ ピア万代を散策
万代島鮮魚センター前では、キンキ・アジ・アユなどが炭焼きされたり


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今が旬の生牡蠣や
 

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何故か北海道産ホタテが焼かれていて、炭焼きの香りが食欲をそそりました
 

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万代島鮮魚センター店内には、日本海で水揚げされる新鮮な地魚や、全国の水産物が販売されていますが
私が見た感じでは観光地価格ではなく市場価格で売られていたように感じます
 

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貝類も水槽に入れられ生きた状態で売られていますが
佐渡産のサザエが1個250円、北海道産のホッキが250円と言った具合
 

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ただ新潟の冬の味覚である「本ずわい蟹」の旬は3月末くらいまでってことで並んでいました
こんな感じでにいがた酒の陣」、出陣前の腹ごしらえは終了
少し早いですが会場となる朱鷺メッセをめざします
 

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What's NiiGATA モニュメントの後方にそびえる「朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター」
高さ140.5mの万代島ビルといった超高層建造物から成る複合一体型コンベンション施設
1万人収容の本格的な展示場があり、今回のにいがた酒の陣2025の会場となりました
  

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そんなにいがた酒の陣2025は3月8~9日に行なわれ、両日ともに
1回目(午前の部)が 10:00~13:00
2回目(午後の部)は14:30~17:30の入れ替え制で
私どもはまず初日である8日午後の部に参加しようと朱鷺メッセにやってきたのですが
2時間も前に来たというのに、会場入り口前には御覧の通り開場を待ち浴びる大勢の方がすでに並んでいました
 

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いよいよ8日目午後の部が開場となりました
ちなみになぜそんなに早くに来ているかと言うと、皆さんお目当ての酒蔵で限定酒などを確保の為だったり長蛇の列となる人気酒蔵(あべなど)の試飲のため並んでいるようです

 
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私どもは指定座席ありのAチケットは取れなかったことから、座席なしのBチケットってことで
立ち席用となる席を確保
人数制限されて何時はいえ、有料の来場者だけで4,500名
他にも招待客などもいらっしゃるでしょうし、かなりの人数が押し寄せていたようです
  

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彼方此方の酒蔵の日本酒を試飲してあるきますが
「Miss SAKE Niigata」の方々が会場を盛り上げたりもしています
  

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まず乾杯酒に選んだのが、昨年佐渡にわたり見学させていただいた
至を醸す逸見酒造
蔵見学の際に丁寧な説明をしてくださった、北海道酪農学園大学出身の方は残念ながらいらっしゃいませんでした
 

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つづいて伺ったのが同じく佐渡で見学させていただいた
「北雪酒造」
152年の歴史をもち、佐渡の自然の恵みに感謝し、米、水、風土にこだわった酒造りがなされている酒蔵です
  

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もう一軒、佐渡で酒蔵見学に訪れた蔵元
日本一の酒蔵数を誇る新潟でも一目置かれる「天領盃酒造」
当時、若干24歳と全国最年少の加登仙一さんが、自力で資金調達をして酒蔵を買収し始めたという
佐渡島の酒蔵「天領盃酒造」

 

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「金鶴」も佐渡の酒蔵ですが、酒蔵見学を行っていないため伺えなかった酒蔵で
佐渡の夜に居酒屋でいただいた酒でした
 

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昨年初めて参加した際に並んだ有名どころ「朝日酒造」
この日も大勢の方が並んでいました
帰り際に少し空いたところで、たっぷり試飲させていただきました
 

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会場で人気NO.1の菊水ふなぐちの着ぐるみ
 

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菊水酒造がこのにいがた酒の陣のため限定醸造した「大吟醸生原酒ふなぐち」を試飲
もちろん土産に買って帰ります
 

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「米百俵」を醸す栃倉酒造
長岡の酒蔵ですが、その代表銘柄となる「米百俵」の名は戊辰戦争で敗れた長岡藩の財政が窮乏した際
窮状を見かねた長岡藩の支藩三根山藩から百俵の米が贈られたが、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校設立の費用としたさい長岡藩の藩士小林虎三郎が、「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と言って政策を押し切った逸話から来ているんだとか


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栃倉酒造のお酒は新潟らしい淡麗な食中酒に定評がありますが
この日は「お燗」でも提供されていました
ちなみにこの燗酒、私の住む北海道ではあまり復旧しておらず、かえって北海道からみたら暖かい灘や東広島で楽しまれる日本酒文化と思えます
 

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「雪中梅」で有名な、丸山酒造場
ここでは様々な酒米を使用して醸された「淡麗旨口」な日本酒を味わってきました


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幟に書かれた「米・水・人・風土」にこだわり続ける
本格的低温環境手造り蔵 越後酒造場
ここでは八文銭ラベルの「越乃八豊」を試飲してきました


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新潟県でも評価の高い村上の地で大洋盛を醸す大洋酒造
 

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竹田酒造店のかたふね
1866年の創業当初から「濃醇旨口」の日本酒を造り続ける酒蔵です
 

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ラベルが特徴的な「サビ猫ロック」(猪又酒造)では
酒の陣限定「吟醸なま酒の陣2025」を試飲させていただきました
 

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「鮎正宗」(鮎正宗酒造)
会場で鮎の塩焼きを頬張っていた方がいましたが、そんな鮎とともにいただいてみたいものです
  

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スキー正宗(武蔵野酒造)
珍しい名前の日本酒ですが、明治44年にオーストリア将校のレルヒ少佐が地元陸軍への越冬軍事訓練の一環としてスキーを日本で最初に武蔵野酒造のある上越で指導したことから名づけられたそうです
 

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想天坊(河忠酒造)
この日本酒もすっとキレのある『淡麗旨口』の味わいでした
 

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魚沼山系の伏流水で醸す「天神囃子」(魚沼酒造)
  

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和楽互尊(池浦酒造)
代表銘柄の名の由来は「互いに尊びあえば和やかで楽し」という言葉で
「この日本酒を酌み交わすことで、和やかで楽しい場を作れるように」という蔵の思いが込めらているそうです
 

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ゆきのまゆ(苗場酒造)
日本百名山「苗場山」の麓で、日本百名水である「龍ヶ窪」を使い醸した
ゆきのまゆ・深然・苗場山を試飲してきました
 

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1673年創業の玉川酒造が醸す「魚沼玉風味」も試飲
350年もの歴史を味わいました
 

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蔵の名となる妙高山の伏流水で醸す妙高酒造の「妙高山」
こんな感じで私の住む北海道ではなかなか手に入らない新潟の地酒を愉しめるのが、このにいがた酒の陣の一番の魅力です
  

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ただこうして吞んでばかりではいられません
というもの昨年は荷物になるやと勘案し初日にはあまり購入していなかった土産にする日本酒
2日目は完売が多く飼い損ねていたことから、初日の今日は土産とする日本酒の購入日に宛てました
まずは「醸し香」を醸す小山酒造
 

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萬壽鏡(マスカガミ)が究極の定番酒をめざし
"F40 = フツウじゃない普通酒" として醸した萬壽鏡の限定醸造F40
高級車であるフェラーリみたいな名前ですが、これを購入するため大勢の方が並んでいて私も真っ先に並ばせていただきました
 

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JALの国内線ダイヤモンド・プレミアムラウンジにも並んだ
加茂錦酒造の有名な荷札酒
今回は純米大吟醸を2,500円でリリースしていました


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そして事前にyoutubeで調査し気になっていた峰乃白梅酒造も伺いました
400年近い歴史を持ち「越後の三梅(越乃寒梅・雪中梅・峰乃白梅)」と謳われ、名の通った酒蔵ですが
会津の「写楽」を造りあげた南部杜氏の井島健司氏を招聘するなど意欲的な蔵元のようです

 

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ということで、結局にいがた酒の陣2025初日
購入した日本酒は4本
「賀茂錦sakeno jin edtion」
「小山酒造 醸し香 純米」
「萬寿鏡  F40 SHIZUKU」
「峰乃白梅 5年熟成 菱湖」
勝ち戦ってわけではありませんが、戦利品は充分確保しました
 

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にいがた酒の陣終了後、赴任先の滝川から来ている方々でどこか飲みに行こうとしましたが
さすがにそんなイベント開催日、何処の飲み屋も満席って事で
ご一緒した地元の方に連れられやってきたのは「須坂屋そば 新潟駅前店」
お店は新潟の繁華街の只中にありました
 

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のどごしが非常に良いへぎ蕎麦は呑んだあとにピッタリ
しかも注文の仕方が憎いほど壺に嵌っていて
このへぎそば(大)もご覧のようにインスタ映えしますし
複数でそばつついて食べるのが、以前滝川にあった「そば嘉本店」の語らいそばを彷彿するようで良かった
   

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新潟の郷土料理『のっぺ』『佐渡エゴ』『栃尾の油揚げ』のセットも
私どものような観光客には嬉しい逸品
 

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合わせるのはもちろん新潟の地酒
  

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お通しは生姜昆布で
さすがは酒処、へぎそば、新潟の郷土料理とあわせ日本酒によく合いました
 

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にいがた酒の陣2日目出陣

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にいがた酒の陣、昨日に続き2日目午前の部に出陣
2時間も前に来たのにすでにたくさんの方が並んでいました
 

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前日の午後の部とは違い、入替の来場者はおりません
まっさらな状態で入場できることもあり気分が盛り上がります
 

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ちなみにこれは1時間くらい経過したのちに撮らせていただいた朱鷺メッセ会場の写真ですが
4,500名のチケットは即日完売しただけあって
会場内は酔っ払いで溢れていました
 

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午前10時半には試飲樫
関係者並びにMiss SAKE Niigataのかたの乾杯の挨拶とともに宴は始まりました
 

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まず最初に試飲したのが、陣取ったGブロックの席近くの
よしかわ杜氏の郷


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続いて
能鷹(田中酒造)
 

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ちょっと遠出して
笹祝(笹祝酒造)
ここでは昨晩須坂屋そばでご一緒した方がいらっしゃり
じっくり試飲させていただきました
  

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宝山(宝山醸造)
 

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山崎醸造ではガラポン(千円)にチャレンジ
ありがたいことに「蔵人の盗み酒(しぼりたて無濾過吟醸原酒)」が当たり土産に加わりました
 

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「鮎正宗」(鮎正宗酒造)
 

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これは飲食ブースにあった「火処」の鮎の塩焼きとともにいただきたい日本酒です
 

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「越後の三梅(越乃寒梅・雪中梅・峰乃白梅)」の一つ
雪中梅


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昨年酒蔵見学させていただいた「今代司」のブース

 

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越の白鳥(新潟第一酒造)


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花と雪(越路乃紅梅)
 

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根知男山(渡辺酒造店)
Domaine Watanabe
ここも4年前に黒四ダムを見に来た際に立ち寄った蔵です
 

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長者盛(新潟銘醸)
 

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上善如水(白龍酒造)
某コンペの賞品にいただいたことがありそれ以来のファンです
ここではステッカーをいただきました
 

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緑川(緑川酒造)
赴任先の滝川にある地酒屋小林酒店でも取り扱いがあり馴染みの日本酒です
 

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昨日もおじゃました
和楽互尊(池浦酒造)
 

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青竹にお酒を注ぎ温める「かっぽ酒」
寒かったんで燗酒が美味いが、このあたりからもう何杯呑んだかも判らなって来ました
 

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雪男で有名な鶴齢(青木酒造)
キリっと引きしまる辛口のお酒でした
 

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越後屋(加藤酒造)
 

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「もうもう(白龍酒造×ヤスダヨーグルト)」なるヨーグルトリキュールをいただきますが
日本酒のバリエーションは無限と思えてきます
 

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越後雪紅梅(長谷川酒造)
四季を旅するお酒と粋なポップが目を引きます
 

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越乃景虎(諸橋酒造)
 

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嘉山(DHC酒造)
ここで限定酒を購入


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越後杜氏(金鵄盃酒造)
私自身は初めて聞いた名ですが、全国新酒鑑評会での金賞受賞歴は新潟でもトップクラス
何故かケンカ酒と言われているそう
 

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この辺で少し味変
やびこじぇらーと(さかすけ)をいただきました
ちなみにそのさかすけは、乳酸菌発酵酒粕
発酵食品である酒かすをさらに乳酸菌で発酵させたものなんだそうです
 

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越後美人(上越酒造)


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越路吹雪(高野酒造)
 

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帰り際に常に行列が出来ていた朝日酒造の列が少なくなったところで試飲に伺います
久保田が有名ですが、手前の朝日山が私の好みでした
 

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つなん(津南醸造)
 

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最後に麒麟山サワー(麒麟山酒造)で〆
 

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ちなみにこの日集めた戦利品がこちらです
「越乃梅里 酒の陣限定 純米大吟醸原酒」
「蔵人の盗み酒(しぼりたて無濾過吟醸原酒)」
「菊水ふなぐち 一番搾り 大吟醸生原酒」
「菊水ふなぐち しぼりたて 純米生原酒」
「菊水ふなぐち 一番搾り(スパークリング)」

 

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こんな感じで「にいがた酒の陣2025」を2日かけ試飲しまくりました
また来年チケット争奪戦になるかと思いますがチケットを確保し伺いたいと思います
 

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にいがた酒の陣のあと、万代橋を渡りこんぴら通りにある『吉川酒店 地酒防衛軍』へ
店先には昨日酒の陣会場で購入した峰乃白梅酒造・菱湖の幟がはためいていました


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ウルトラセブンが大好きという防衛軍 隊長(店主)の吉川章大さんが、店名にシャレで地酒防衛軍と付けた証として
店内にウルトラマン関連のソフビの人形などグッズが並んでいます
 

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吉川隊長は「虎党」(熱烈的なタイガースファン)らしく
タイガースグッズも多数並んでいました
 

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もちろん店内には新潟の地酒(およそ30蔵)や全国から厳選した焼酎が所狭しと並んでいます
 


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試飲用の燗酒コーナーもありましたし
 

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先ほどの、にいがた酒の陣にて並んでまで購入していた
萬寿鏡(ますかがみ) F40 などレアなお酒が普通に売られていたりもします
 

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冷蔵庫の中を覗くと、これまた長蛇の列にになっていた人気急上昇中の柏崎市・阿部酒造のあべのPINKを購入し
 

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会計をすまし無事入隊
(¥1000毎にスタンプを押印してもらい50個貯まると四号瓶の銘酒が貰えるそうです)
隊員証を抱え次の目的地へ
 

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いただいた地酒防衛軍 隊員証
隊員 心得之条には
1.適正飲酒を心掛ける
1.有名・無名に関わらずまずは飲んでみる
1.甘口、辛口に囚われない
1.全てのお酒を冷やからお燗まで試す
1.不味いではなく私に合わないという
1.新潟地酒を末永く愛する
1.呑まれる前に酒豪伝説

心得ておきます
 

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新潟と言えば「名物 万代そば」バスセンターのカレー
 

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その名の通り、万代バスターミナル内にある立食いのそばうどんカレーの店なんですが、これぞといった新潟名物
 

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この日はにいがた酒の陣が開催されていることもあり、昼時に限らずめっちゃ行列
されどカレー好きな私が新潟に来て食べずに帰るわけにもいかず、35分ほど並んで食して来ました
 

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この券売機で食券を買い
受付カウンターのスタッフに食券を渡すやいなや
皿に盛られたカレーが提供されます
ちなみにカレーは普通サイズで580円でした


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見た目は黄色の昔ながらのカレー
これが食べた瞬間はほろりと甘さを感じるのですが、後から辛さがジワジワとやって来る美味しいカレーで新潟のソウルフードといっても過言では有りません
しかもこれは大盛などではなく普通サイズ
これでも充分お腹いっぱいになりました
 

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レトルトカレーは無論
Tシャツやせんべいにもなっている逸品
いやもとい新潟名物
 

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そういや万代ピアマルシェでもレトルトのバスセンターのカレーを見かけましたが
1.5人前が697円(税込み)と結構なお値段にもかかわらず
お一人様5箱までと購入制限がかけられるほどの人気商品でした
 

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にいがた酒の陣出陣の旅も終了
新潟空港に帰ってきました
窓からエプロンを望むとANAの機材が見て取れますが、この大阪伊丹空港行きの機材で帰るのか
新潟のデンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟レディースと対戦したINAC神戸レオネッサの選手が空港ロビー内にたむろしておりました
まぁ東京ならまだしも、神戸に帰るなら新幹線じゃなく空路だろうな~なんて考えてしまいますが
サッカーと航空機の組み合わせと言うと、どうしても「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」を頭に浮かべてしまいます
  

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さてそんな新潟空港ですが残念ながらJAL・ANA共に航空会社のラウンジは有りません
しいていえばこの制限区画外にあるカードラウンジのエアリウムラウンジがそれにあたり入室いたします
 

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カードラウンジなんでアルコールは有料
さすが酒処とあって、「越乃寒梅」や「麒麟山」と言った新潟の銘酒が並んでいます
それに加えてビールも有料で販売されていますが、中には「エチゴビール」といったクラフトビールもありました
面白かったのがサッポロビールの風味爽快ニシテ PRIDE of NIIGATAと言ったビール
アルビレックスニイガタのサポーターあたりが遠征前にこぞって飲むんだろうな~と想像させます


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そんなエアリウムラウンジにて、にいがた酒の陣の戦利品を確認
左から「あべ PINK」
「萬寿鏡  F40 SHIZUKU」
「賀茂錦sakeno jin edtion」
「小山酒造 醸し香 純米」
「峰乃白梅 5年熟成 菱湖」
「越乃梅里 酒の陣限定 純米大吟醸原酒」
「蔵人の盗み酒(しぼりたて無濾過吟醸原酒)」
「菊水ふなぐち しぼりたて 純米生原酒」
「菊水ふなぐち 一番搾り 大吟醸生原酒」
「菊水ふなぐち 一番搾り(スパークリング)」
と結構な収穫でした
  

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帰り際、どこぞより戻ってきたトキエアーの機材ATR72-600型が見送ってくれました
そんなトキエアーにまた来年「にいがた酒の陣」に出陣するため新潟に帰ってくるよと誓い新潟を後にします
 

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3月下旬の春分の日に一日有休を加え連休にし山形の庄内を訪れました
目的は一度泊まってみたいと考えていた「ショウナイ・スイデンテラス」に宿泊し、山形の酒蔵などを巡ることでした


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ということで旅のはじまりはいつものように
新千歳空港JALファーストクラス・チェックインカウンター
実は今年4月からステータスが落ちることとなり
ここを通過することが出来なくなるため、名残惜しく記念撮影してきました
 

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チェックインののちセキュリティを潜ったらすぐに
右側のJALダイアモンド・プレミアラウンジへ
4月からは左のJALサクララウンジになります
 

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この鶴か何かのモニュメントを拝むのも、これが最後
今回しかと調査させていただきます
 

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滑走路から離発着する航空機やエプロンに駐機する航空機を眺めることのできる
人気のカウンター
朝一番で入室したのでまだガラガラでした
 

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JALカラーである赤を印象的なアクセントとして取り入れた
グループ席
 

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日本や海外を駆け回るビジネスマンなどはステータスを持つ方が多く
そうした方々用に用意された一人用のプライバシーが保てる機能的なソファ
もちろん電源は備えられています


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こちらは少し開放的なソファー
丸いテーブルの使い勝手が良いですね
 

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ダイアモンド・プレミアラウンジといえばダイニング
 

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サクララウンジとは違い軽食が用意されていますが
まずはおにぎり
この日は「日高昆布とツナおにぎり」
 

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それと「鮭わかめおにぎり」
といった北海道を意識したおにぎりが提供されていました
 

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パンは
「ごまもっち」と「プチクロワッサン」
地元もりもとのパンかと思われます
残念ながらJAL特製焼きカレーパンはまだ提供前でした
 


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ラウンジと言えば樽生ビール
ダイアモンド・プレミアラウンジで提供される樽生ビールはもちろんプレミアムビール
サントリー ザ・プレミアム・モルツ
アサヒプレミアムビール熟撰
キリン 一番搾りプレミアム
サッポロ クラシックといったところ
 

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それとウイスキーは北海道と縁が深い
ニッカウヰスキーの竹鶴が有り
これはソフトドリンクサーバーのソーダーと合わせハイボ-ルにしていただきました
 

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ということで駐機するエプロンのJALの機材を眺めつつ
朝から樽生ビールといった至福の朝食
 

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これから搭乗する機材(エンブラエル)の主翼に着いた雪や氷を取り除く作業「ディアイシング(機体をめがけて防除雪氷液を散布する)」様子を眺めることが出来ました
 

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そうこうしている間に私どもが搭乗するJAL2900便、仙台空港行の搭乗時間となりました
ステータス順での優先搭乗となりますが、グループ1での搭乗はこれで最後、来月からはそのあとのグループ2での登場となり
そんなことをかみしめて真っ先に搭乗いたしました
  

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搭乗した機材は時刻通り飛び立ち
眼下にまだ雪で覆われたゴルフ場を眺めつつ、今回の旅の中継地である仙台を目指します


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思いのほかスムーズに仙台入りしたのですが、少し時間を余していることから仙台駅をプラプラ
「ポケモンセンタートウホクガーデン」が待ち構える
パルコ仙台にやってきました
もっとも目的はポケモンセンターではなく・・・


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「ザ・ガンダムベース・サテライト」を訪問するため
そうパルコ仙台には公式ガンプラ総合施設「THE GUNDAM BASE」のサテライト店舗があるんです
ちなみにここに来た翌週の3月29日(土)に新店舗「THE GUNDAM BASE ANNEX 新千歳空港」がオープンしたようですが
 

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今回なんとなく訪れ店内を見て回れましたが
このザ・ガンダムベース、日によっては事前抽選による入店整理券にて入店制限を設ける日があるほどの人気なんだとか
 

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ちなみに私が判るのはこの初代ガンダム
最初の放映当時はまだ私自身は高校生
そうギリギリでガンダム世代なんです
  

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ただその後の続編については全く見てはおりません
 

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おかげでこの辺りになると何が何だかまったくわかりません
 

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こんな感じで店内を散策、久しぶりにプラモデルを作りたくなりましたが、めぼしい商品のほとんどが赤い札で「SOLD OUT」の表示
45年の長きに渡って売れ続ける巨大市場「ガンプラ」の実態を目の当たりにしました
ちなみにガンプラは累計出荷数7億個を突破している(2020年5月時点)プラモデル史上最大のヒット商品シリーズなんです
  

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ちなみにプラモデルといっても大変精巧なデザインで
この「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」などは
コア・ブロック機構を採用のうえ全身90カ所以上が可動したり、ビーム・サーベルが発光したりもするのだとか
ただ価格は27,500円とプラモデルとはとても思えない価格
こんなのが飛ぶように売れるんだから儲かってしょうがないですね
なにせ大阪万博にも出店するくらいですから
そう大阪万博はあまり興味がないのですが「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION(ガンダム館)」だけ見に行こうと目論んでいます
 

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仙台駅にある肉×魚×クラフトビール仙台キッチンでランチ
この後、JR仙山線に乗りニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所に向かう予定ですが、時間的にギリギリになりそうなので
JR仙台駅からほど近い(徒歩1分とありますがほぼ駅構内)このお店といたしました
 

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そんな仙台キッチンは「クラフトビールとこだわり料理のペアリングを楽しむ」をコンセプトにしたお店で
窓の大きくとられ明るく開放的な店内でした
 

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豊富なクラフトビールが楽しめるこのお店の店頭にはビールのタップが並んでいますが
常時12種類のビールやクラフトビールが味わえるのだそうで
 

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ビールメニューには
・アサヒ スーパードライ
・マルエフ黒生
・バドワイザー
・COEDO 毬花
・ソラチ1984
・パウラーナー
・ヒューガルデン ホワイト
・よなよなエール
・みちのくレッドエール
・シルクエール
・ブルックリンラガー
・おすすめ期間限定ビール(この日はBLUE MOONでした)
の12種類があがっています


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そんなメニューには本日の生ビール3種飲み比べなるものがりコスパが良いのでオーダー
この日は
・COEDO鞠花(マリハナ)
 コエドブルワリー(埼玉県)が醸造、香りに特長のあるクラフトビール
・ヒューガルデンホワイト
・アサヒ・マルエフ黒生
 19世紀後半頃からドイツでよく飲まれはじめた濃色のミュンヘンビールの流れを汲む黒ビール
と言った内容で満足の3杯でした


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合わせるのはランチを兼ねて
店頭に掲示してあった看板メニューから
 

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週替わりミートプレートをチョイス
鶏モモ肉のソテー粒マスタードクソースを肴にクラフトビールをさっといただきました
 

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ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝がウイスキーづくりの集大成として1969年に建設したニッカ第二の蒸溜所、宮城峡蒸溜所にやってきました
目的は併設する「宮城狭蒸留所ビジターセンター」
実は4年前にも訪れたのですが、その際はなにやら私の予約ミスで蒸溜所見学が出来ず今回はそのリベンジとなります
 

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今回は事前に予約もしっかり済ませ、ついでに試飲もしたいことからレンタカーではなく公共交通機関を使い伺うことに
仙台駅からはJR仙山線に乗り作並駅で下車
その後、ニッカウヰスキーの送迎バスに乗り込み、気合充分でやってきました
さくなみ駅にはこけしのモニュメントがありましたが、調べたところ江戸時代末期から約150年もの長い歴史を持つのが「作並こけし」なんだとか
 

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てなわけで前回、予約ミスで見学できず涙をのんだエントランスにまた帰ってきました
前回同様、大きなポットスチルが迎えてくれましたが、このポットスチルはその昔「余市蒸留所」で使われていたものだそうで
外に展示されているポットスチルと合わせ、NHK連続ドラマ「マッサン」の撮影に使われたものなんだそうです
 

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今回予約したのは有料セミナー『ニッカのウイスキーを知るセミナー、ブラックニッカ編』というもの
人気のツアーのようでこの日は満席でした
  

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セミナーの受付を済ませ参加証を受け取ったあとは
ギフトショップ&有料テイスティングコーナーへ
 

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ギフトショップでは蒸溜所限定商品が買えたりしますが
 

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ほとんどの来場者が向かった先は併設された有料のテイスティングバー
 

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ここは長蛇の列となっていましたが、なるほど先ほどJR作並駅から送迎バスに乗り蒸留所に伺いましたが
その際は1台のマイクロバスではすべての来場者を運び切れず折り返しピストン輸送したようですが
そんな来場者がやってきたのがこの予約なしで訪れることのできる有料テイスティングバーだったんですね
ちなみに昨今ジャパニーズウイスキーの人気は異常なほど高くサントリーの山崎蒸留所などは
こうしたテイスティングバーまで予約制なんだとか
  

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見学受付にある展示物は予約なしでも見て回れるようで
樽の種類と使い分けコーナーなど見所があります
 

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ビジターセンターの教室にて、動画を鑑賞したあとは外に出て見学ツアー開始
まずはカフェ式連続式蒸留器のある蒸留棟外観から見てまわります


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続いて発芽した大麦をピートで燻しながら乾燥させる、キルン棟へ
 

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さて今回のツアーが有料って事もあり、普段は見学出来ない場所も案内いただくなど見所満載
キルン棟(乾燥棟)では内部も見学させていただきました
  

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続いて伺った仕込棟では
マッシュタンと呼ばれる糖化槽で麦汁が作られています
 

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マッシュタンで濾過した麦汁は発酵槽でもろみとなり・・・
 

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次の工程である蒸留へと進みます
蒸留塔にはポットスチルがずらり並んでいますが
重油ボイラーで造られた130度のスチームをあて蒸留されます
 

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ちなみに宮城峡蒸留所のポットスチルはバルジ型
余市蒸留所ではストレートヘッド型で石炭の炎で直接蒸留させますが
異なる形状のポットスチルを使うことでウイスキーの味に違いを生み出しているのだとか
ポットスチルの上部にしめ縄がなされていますが、これはニッカウヰスキーの創業者 竹鶴正孝氏の実家である竹鶴酒造からの伝統のようです
これは余市蒸留所も同様ですね
 

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続いて貯蔵庫を見て回りますが
貯蔵庫の脇には補修を待っている木樽がずらり
 

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そうウイスキー造りには樽も重要な要素
ここ宮城狭蒸留所にもたくさんの木樽が醸造や熟成に使われていますが、その補修や点検も自前で行われているのだとか
  

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貯蔵庫ではガイドさんから木樽の説明があり
その木樽のサイズから「バレル」「ホグスヘッド」「パンチョン」「バット」に分けられ
例えばシェリーバッドならバットサイズ(500ℓほど)のシェリー樽の再利用ということになるのなどの説明を受けました
 

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貯蔵庫は見学用のダミーなどではなく、本当に原酒の入った樽を貯蔵する倉庫を見学
残念ながら樽が溢れているほど並んでいるかと思いきや、空きスペースが目立ちます
ただこれは現在のジャパニーズウイスキー人気の現状をまざまざと見せつける物との事でした
 

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今回この有料ツアーに参加した理由が、普段ハイボールなどにして飲んでるブラックニッカについてのセミナー『ニッカのウイスキーを知るセミナー、ブラックニッカ編』があったからでした
  

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今回テイスティングするのは
ブラック ニッカ スペシャル
いつもお世話になっているクセのない「ブラックニッカ クリア」に
「ブラックニッカ リッチブレンド」
で作られたカフェグレーンの甘みが特徴の「ブラックニッカ ディーブレンド」
同様にカフェ式蒸留機で作られたグレーン原酒を100%使用したシングルグレーンウイスキー「シングルカフェグレーン ウッディ&メロウ」といったところ
 

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セミナーではウイスキーのテイスティングなどを教わるなど勉強になりました
それに創業者である竹鶴政孝氏が「新川の水で作った水割りの味に感動して建設を即決した」といったエピソードもある
新川の水を飲んだり水割りにして楽しんだりと宮城狭を満喫いたしました
苦労して予約しておいて本当によかった
また仙台を訪れる際には、最寄りの作並温泉にでも宿泊したうえ
今回とは違う有料セミナーを申し込んだうえゆっくり見て回ろうと思います
 

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仙台の冬の名物料理の一つセリ鍋
宮城県産のセリを使った鍋で、鶏肉などとともに鍋に入れて
葉や茎だけでなく、根っこまですべて使用するのが特徴の鍋です
 

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仙台に来たのなら今が旬のセリ鍋を食べねばならないとやって来たのが
仙台駅地下エスパルの郷土料理みやぎ乃でした
このお店は仙台在住のFacebook仲間に教えていただきました・・・良いお店を教えていただき感謝です
 

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店内にはカウンター席やテーブル席、小上がりには掘りごたつ席と結構な席数はあるようです
紹介してくれた方が、騒々しいかもと言ったのはこうしたことからなのでしょうね


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伺ったのは祝日と言う事で予約はコース料理のみということで頼んだ有ったのが
宮城名物【仙台せりと仙台曲がりねぎ鍋・牛たんを楽しめる】お料理7品+120分飲み放題付コース(一人税込み5,000円)というもの
こうした郷土料理のお店で飲み放題と言うのは嬉しい
しかもビールはサントリー ザ・プレミアム・モイルツの樽生
さらにみやぎ乃は"神業"達人店に認定されており、これはビール一本でも良いかと思わせました
ちなみに我が家の奥さんは、こだわり酒場のレモンサワー
 

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まずは先付を肴にビール
先付けにある胡桃の胡麻豆腐、これは春らしくピンクに染めての提供でした
なんだかシェフの心意気が伺えます
  

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続いて大きな赤海老が付いた刺身と酢の物
 

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仙台発祥と言われるやわらか牛タンも美味しい
 

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真鯛カマの煮付け
店主が天然の真鯛だよって一言加えられ提供されたこともありかなり美味しく頂かせてもらいました
  

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飲み放題って事でビール中心になりそうですが、こういった
料理に合うのはやはり日本酒、飲み放題メニューの白鶴の生貯蔵酒がよく合います
ちなみに消毒済みを示しているのは、新型コロナ封じで流行中の妖怪「アマビエ」でした
  

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そしてここでようやく真打の「セリ鍋」登場
ちなみにこの日が最終日だとのこと
見ているだけで食欲の湧く鶏肉は「森林どり」という常緑広葉樹の樹皮のエキスを加えたエサを食べて育った鶏だそうです
白いネギは「仙台曲がりねぎ」
冬が旬で一般的な「長ねぎ」に比べ、やわらかさと甘みが強く、鍋などに入れ加熱することでさらに甘みが増す
宮城県のブランドネギなんだそうです
  

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そして出てきた大量のせりを見てびっくり
なんと半分は根っこの部分
 

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そんなセリの根とシャッキシャキのセリを鍋に投入
 

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セリの根は良く煮込むと味わい深くて美味しい
そういやその昔、戦後裁判にて捕虜にゴボウを食べさせた日本兵が、「木の根」を食べさせ虐待したとして戦犯裁判で罰せられたという都市伝説があったな~なんて話を思い出し
これはゴボウよりよっぽど虐待と思えるのですが、逆にそれが感動へと変わりました
やはり美味しいものはその土地に行かないとわからないものですね


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セリの根がいい出汁を出してくれ
〆の雑炊まで最高な演出をしてくれました
いや~美味しかった、冬の季節に仙台を訪れたらまた伺いたいと思いますし
教えてくれたFacebook仲間のTさんにも感謝です


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仙台での宿泊である東横インから歩いて10分
仙台の台所『仙台朝市商店街』にやってきました
この朝市は終戦後、空襲で焼け野原となった仙台駅前にできた露店商の集まりで
通称「青空市場」が起源とされる市場が組織化されたものだそうです
 

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まずは新仙台駅前ビル側から見て回りますが
こちらには鮮魚店や青果店、惣菜店にベーカリーやカフェなどさまざまなお店が並んでいます
 

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まずは有名どころ「浜伸 渡邊商店」
宮城を代表する海産物として有名な牡蠣、北寄貝、ホヤ、アワビ
そしてブランド物の金華サバ、赤エビなどが並びますが
鮮度抜群の海の幸を海鮮丼にしてその場で味わえるようです
 

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続いて「高級珍味 佃煮・海産物 こがね海産物」
こちらは近海の海産物は無論、手作りの塩辛、筋子、干物などが販売されていて
なにかで話題になったのか?著名な方(私はわかりませんが)も訪れるようで色紙や訪れた際の写真なども展示されています


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手作りの塩辛や安価(1パック700円)なアンキモに心惹かれますが
まだ旅は始まったばかり、先は長いのでここは我慢です 

他にも美味しそうな牡蠣やホタテ、ホッキが並んでいますが
これらは+50円で焼いてくれ、熱々をすぐに食べることもできるようです
 

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プロ向けの、素材の良い魚を揃える「阿部鮮魚店」
覗いてみると宮城県産の他に北海道産の札も見られ宮城県産が少ないように思えます、これがいつもの姿なのかもしれませんが
震災までは全国2位の水揚量を誇る港町仙台、もしかすると復興まではまだ時間がかかるのかもしれません
 

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朝一の一番奥には「いたがき朝市店」があり


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昨晩食べたセリ鍋に入れられていたセリも売られていましたが、これが結構なお値段
特に料理屋でその名を目にする三浦農園のものはなおさらですが、よく見ると三浦農園は名取だったんですね
名取といえば荒浜小学校跡で東北大震災の爪痕を見てきましたが、頑張っているのだな~と思いもひとしおになりました
そういや昨晩はセリたっぷりのセリ鍋をいただいたとここで再度感謝です

 

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今回の旅の目的地は山形県庄内地方
仙台からはレンタカーで向かいます
レンタカーにはたいていカーナビゲーションが付属していますが、やはり使いやすいのは普段使用している
Google Mapsによるナビゲーション
カーナビゲーションよりGoogle Mapsによるナビの方が到着時間が正確(まぁカーナビゲーションが制限速度を意識しているんでしかたないでしょうが)
そのうえ高速道路の渋滞や通行止めなどの情報を加味してくれるので、長距離を走行するときなど大変便利です
てなわけでレンタカーにスマホを装着Google先生を頼りに目的地の庄内町余目へと向かいます
 

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庄内町余目では鯉川酒造を訪れますが
まだ予約した時間まで時間が有るので「寿司 うなぎ 依田善」さんでランチといたします
 

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うなぎと寿司と言うとちょっと敷居が高いように感じますが
寿司 うなぎ 依田善さんは本格寿司を手軽にそしてカジュアルに利用できるとの評判
けれど東京の寿司屋で約20年間修業を積んだご主人が14年前に故郷に帰ってきて開いたお店

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店内を見回すと冷蔵庫には「楯野川」や「上気元」など地酒が並んでいますが
日本酒の品揃えは流石酒処です
 

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メニューを見るとランチはかなりのお手ごろな価格で
私はせっかくなので にぎり 1.5人前(2,250円)をオーダー
 

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大変コスパの良い日本海の旬の味を江戸前寿司にしていただきます
特にまぐろが数多く寿司下駄に載せられていますが、自慢のまぐろは最高ランクのメバチマグロと天然本マグロ
これは東京で働いていたときから信頼を置いている築地の魚屋から直送しているのだとか
庄内の海の幸と間違いのない築地の双方が楽しめる、なるほど美味しいわけです
  

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我が家の奥さんが頼んだのが、人気のバラチラシ(これもサラダお椀付きでなんと1,500円)
マグロ、タコ、タイ、とびこ、玉子、がりそして今が旬のホタルイカなどが豪快に載せられていますが
なによりご飯が庄内産ササニシキ
美味しくないわけが有りません
ごちそうさまでした庄内に来たらまた立ち寄らせていただきます
今度は鰻も食べてみたいものです
 

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日本酒ブームの火付け役となった漫画の一つに「夏子の酒」尾瀬あきら著があります
かつて主流だった三倍増醸酒と純米酒をめぐる問題など日本酒業界の抱える構造的問題を世に知らしめ、日本酒への関心が高まるきっかけになった漫画で、消費者のみならず「るみ子の酒」を醸す伊賀の森喜酒造場などの蔵人にも影響を与えた漫画です
 

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話の中で重要な要素となるのが『龍錦』と言う幻の酒米
実はモデルとなる酒米がありました
それが300年の歴史を誇る庄内の酒蔵、鯉川酒造の所在地余目が発祥とされる亀の尾
1980年代に[鯉川酒造]が阿部家から種もみを譲り受け復活させましたが
なんと3本の稲から栽培され増やしたそうです
 

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今回そんな亀の尾を醸す酒蔵「鯉川酒造」に伺いました
鯉川酒造は米どころ庄内の中心地余目町にあり、まわりを田ん圃に囲まれたこの地で、米作りから手がけた鯉川が醸されています
  

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1725年(享保10年)創業で300年もの歴史をもつこの蔵
現在の社長が11代目とのことですが、蔵の梁などにもその歴史を深さを感じてきました
 

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それに鯉川酒造はマンガ「夏子の酒」の著者、尾瀬あきら氏とも親交が深く
尾瀬あきら氏の作品である「夏子の酒」の他「那津の蔵」「蔵人」などにも何らかの形でかかわっているのだとか
 

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そんな鯉川酒造の酒蔵を特別に見学させていただきました
佐藤社長はじめ丁寧な説明をいただいた営業の佐藤さんに感謝です
 

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そこで見たこんな看板、1725年が創業だそうですが今年でなんと創業300年
まずはおめでとうございます
そして本年である2025年7月に記念祭が開催されるようです
 

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鯉川酒造では代表銘柄鯉川をはじめ、Beppin(別嬪)シリーズなども手掛けていて
そのラベルはイラストレーターの阪本正義氏がデザインしているのだとか
他にもマンガ家尾瀬あきら氏のアシスタントを勤めたことのあるマンガ家、池沢理美氏が作ったデザイン「鯉川 純米吟醸 あたためますよ」などがあるようです
  

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小説家、藤沢周平が自らの作品の中で「東田川郡の酒は、鯉川と竹の露が双璧」、と評していますが
藤沢氏の作品には前述の「亀の尾」に関わる話も登場していました
 

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さていよいよ鯉川酒造の酒蔵見学
まずは酒米を蒸す甑(こしき)と放冷機
ここでは和釜を用いた伝統的な蒸きょうがおこなわれているようです


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蒸きょうに使われるバーナーは現在こんな感じ
煉瓦でしっかり囲われているところを見ると、その昔は石炭や薪などが使われたのかもしれません
 

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洗米はこの機械で行われるようです
ウッドソンの洗米機以外のものをここで初めて目にすることに
 

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ステンレスで覆われているのは、麹室
そういや天理の稲田酒造の酒蔵を訪れた際に日東工業所社製の檜の麹室を見たことがありますが
見学の際に説明してくださった黒瀬杜氏は檜なんかではなくFRPとかステンレスの麹室で良かったのになんて話を聞いたのを思い出しました
 

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鯉川酒造に伺ったのは3月下旬でしたが、すでに甑倒し
あと数本のホーロータンクでもろみを醸し今年の造りを終えるのだとか
 

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搾ったお酒はこうして涼温倉庫で丹念に熟成され出荷されるのだとか
けれどお酒に色は付かないともおっしゃっていました
今はやり始めている琥珀色の長期熟成酒ともまた違うようです


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もろみを搾るのは「YABUTA」
整頓された酒粕も並んでいますが、やはりその処分には頭を抱えているようです
  

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ちなみにYABUTAは稼働中で、かすかにもろみを搾る音がしていました
ドライバーの私は味わえませんでしたが、我が家の奥さんはまさに搾りたてを味わっていました
蔵でなければ味わえない贅沢な一杯ですね
 

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試飲会用の酒を置くコースターには尾瀬あきら氏とアシスタントを勤めたことのあるマンガ家、池沢理美氏のイラストも見られます
ちなみに試飲会では「純米燗酒に恋をして」というほど燗酒にこだわる鯉川酒造ですから
燗酒も提供されることでしょう
ここを訪れた翌日ショウナイスイデンテラスのレストランでの食事会を予約してありますが今から楽しみです
 

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庄内余目町の鯉川酒造に続いて吾有事醸造元「奥羽自慢」にやってきました
この蔵も鯉川酒造同様、鶴岡で1724年創業の老舗の蔵で
日本酒の極致に近い6%精米の酒米で造られた「奥羽自慢6」や「吾有事」、そしてワイン「HOCCA」を醸す蔵です


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蔵を訪ねると、茅葺屋根の母屋に酒蔵が続く老舗蔵でした
ちなみにこの茅葺屋根の母屋は今も自宅として使われているのだとか
 

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実はここ奥羽自慢(旧佐藤仁左衛門酒造場)は、今から十数年前に経営不振と後継者不足さらには蔵元の病気などで廃業の危機にありましたが
そこを聞きつけた同じ庄内地域にある楯の川酒造(酒田市)の佐藤淳平社長が、300年もの歴史を持つ蔵を失ってはならないと
前身となる佐藤仁左衛門酒造場に足を運び、酒造り再開の人的支援を申し入れ一緒に酒造りを手伝うことになったのだとか
 

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そんな奥羽自慢を今回特別に酒蔵見学させていただくこととなりました
 

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酒米は、地元である庄内産の米(出羽燦々、美山錦、雪女神)を楯の川酒造の契約農家から分けてもらったうえ
楯の川酒造の自社精米機で精米して送られてきます
なるほどだから6%精米の酒米なんてものが可能なんですね
 

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そんな酒米は白米計量機にて正確に計量しこのウッドソンの洗米機で洗米されますが
脇のシャワーで更に洗い流すそうです
使用される水は超軟水、出羽三山(湯殿山、月山、羽黒山)のうち一番高い山である月山水系の水が使用され
年代物の甑で蒸されます
 

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麹室は最近改装されたようでピカピカのステンレスパネル麹室
 

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初めて目にしましたが、麹は恒温槽の「床用製麹機」が使って造られるようです
伝統と経験に則り醸される日本酒ですが
隅々で進化は続けられているようです


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出麹作業は写真の出麹ボックスの中に入れて
送風機で、風を送ることにより麹の水分量を調整すると説明を受けました
 

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酒母タンクは小さいものを使用
中温速譲で1週間くらいかけて酒母が造られますが
この仕込み蔵にタンクを入れて丁寧な作業が行われるようです
 

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サーマルタンクもこうしてずらりと並ぶ光景を見ると
なんだか頼もしく感じます
 

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これは洗瓶機(ボトルリンサー)でしょうか?
 

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レイメイの瓶詰機
 

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火入れにもこだわりがあるようで
この清酒加熱殺菌装置が使われるようですし


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物によっては瓶燗も行われるようです


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酒蔵見学に伺ったこの日、酒蔵には爽やかなゆずの⾹りが漂っていましたが
ちょうど奥羽自慢 ゆず酒が瓶詰されていたようです
 

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こうして醸された日本酒などの商品は、保冷庫の中で出荷を待ちます
 

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酒蔵を巡って気づくことがりますが、こうして全量保冷庫で保管される酒蔵が多くなってきました
やはり暑さなどで日本酒にダメージを与えないための配慮なんですね
 

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配慮と言えばこんな瓶が割れないように梱包するダンボールなるものも見せていただいたりもしました
こんな感じで長い時間、営業の五十嵐さんと製造を担う石塚さんの説明を受けつつ酒蔵見学させていただきましたが、感謝です
 

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山形での宿は晴耕雨読の時を過ごす、田んぼに浮かぶホテル
「ショウナイ・スイデンテラスホテル」
地元の方々が「何もない場所」とほほ笑む場所にそのホテルはありました
実はこのホテルにどうしても泊まってみたいというのが、今回山形への旅を決めた理由でした


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駐車場から続く、洒落たエントランス
まるで水田のあぜ道を彷彿させる続く長いアプローチ
夜は厳かに映えていました
 

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建築家・坂茂氏が手掛けるこのホテルは何と木造低層2階建て
どういった設計なのかメインロビーには柱がほとんど見られず、大空間が広がっています
 

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ロビーには3月下旬でしたが雛飾りが飾られ迎えてくれました
 

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晴耕雨読の時を過ごすの謳い文句の通り
1000冊を所蔵するライブラリー
20mを超える壁面いっぱいに本が並んでいます
 

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しかも宿泊棟にはこんな読書ルームもありました


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「山形と庄内のオトナのお土産」をコンセプトにしたショップには
 

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温泉入浴後に楽しめる
「スイデンビール・ピルスナー」や「スイデンビール・ミュンセナー」
「米澤ジャックスブリューワリー・ゴールデンエール」といった山形のクラフトビール
さらには酒処と言う事で「亀の井 くどき上手」「大山 十水」なども置かれていました
 

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共用棟の奥にはオープンテラスをはさんで木造の宿泊棟があり
 

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このガラスで覆われた回廊を通り宿泊するG棟へ
ちなみにG棟の「G」は出羽三山「月山(がっさん)」の頭文字
同じように「H」である「羽黒山」、そして「Y」である「湯殿山」と別れており
おかげさまでG棟には温泉施設やお酒が楽しめる酒バーとラウンジがあり
今回宿泊した目的の施設にアクセスが良くラッキーでした
 

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部屋はシモンズのベッドが置かれたダブルルーム
無駄をそぎ落としたシンプルそのものの客室
個性的なデザインの丸テーブルが思いのほか便利でしたが
椅子も含めこれも坂氏のデザインだそうです
 

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エアコンや加湿器、ポットまでもすべて壁面収納されており
 

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空の冷蔵庫に湯沸かしポット
コーヒー「東北DRIPPERS」とミネラルウオーター、セイフティボックスが置かれておりました
 

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館内を移動し温泉に伺う際にタオルなど入れて使用するバック
浴衣も用意されていました
 

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風呂場はシンプルなユニットバス
まぁ天然温泉があるので利用はしませんでしたが
 

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トイレと洗面台がありましたが
ドアがなくカーテンのみで区切られていましたが
これも坂茂氏の設計なんでしょうね
   

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他の館内施設には
適正価格の飲料の自動販売機
 

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製氷機があるのが部屋飲みの多い我が家には嬉しい
 

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さらに連泊者には嬉しいランドリーコーナーもありました


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スパ&フィットネス・エリアもあり
さらに奥には・・・・
 

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田んぼに湧く地下1200mの天然温泉&サウナ
内湯と露天風呂にはそれぞれ「天色の湯」「月白の湯」「朱鷺色の湯」と名付けられ
日ごとに男女入れ替えられていて
滞在中何度も田んぼを眺めつつ入る、そんなサウナと温泉を満喫してきました
 

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(タビジンHPより拝借)
 

ちなみにこのスイデンテラスホテル
連泊して楽しんだのですが
酒バーやレストランを含めまだまだ紹介したいものがありますが、それはまた後日

昨今とんかつ屋、界隈でよく耳にする「三元豚」
なにかも特殊な豚の品種かと思いきや、調べてみると
別段それは銘柄名・ブランド名ではなく、掛け合わせた交雑種の豚肉をさすらしい
ただしそんな三元豚は、肉のサシ(筋肉内脂肪)が多く、肉のキメが細かいのが特徴の豚肉
厚くてもサックリ噛み切れる柔らかさと旨味で、揚げたてとんかつの材料として人気の逸品です
そんな三元豚を食べようと、山形鶴岡での晩飯はスイデンテラスホテルからほど近い「平田牧場 三元豚」の名で広く知られる「平田牧場とん七鶴岡こぴあ店」でいただくこととしました
 

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店内は高い天井と広々とした空間
テーブル席に小上がり、カウンター席があり
今回は予約していたこともあり奥のテーブル席に案内されました
 

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まずテーブルのメニューに眼を通しますが
何枚かある中で私が目を引いたメニューがこちら
新生活応援フェアー「日本の米育ち 三元豚合い盛り膳」
お値段そのままで通常より37.5%増量(三元豚110g、三元豚ヒレ40g)というもの
 

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カツは充分な肉厚のうえジューシーで柔らかく
しかもサクッサクッとした噛みごたえが楽しめます
すりおろしたゴマと合わせた特製ソース「辛みそガーリックソース}とともに美味しく頂きました
  

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通常メニューがこちらですが
 

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我が家の奥さんが頼んだのが「モッツアレラチーズ入りヒラボクかつ膳」(数量限定)
ちなみにヒラボクかつはしゃぶしゃぶ用の薄切り肉を何層にも重ね合わせたミルフィーユかつのこと
一つ分けてもらいましたがこの豚とモッツァレラチーズの相性が抜群でした
それに名物の寒天キャベツと「つや姫」のご飯、お味噌汁が付きますが
以前、ご飯とキャベツはおかわり自由だったものが、この米不足もあり
今はそのつや姫のご飯お替りは+50円となっていました
いや~なんだか時代背景を感じますね
 

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提供された三元豚合い盛り膳がこちら
いや〜食欲がそそられます
 

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ちなみにビールの銘柄がアサヒスーパードライなら頼まなかったのですが
なんとメニューを見るとアサヒプレミアムビール熟撰が提供されていたので、大ジョッキをオーダー
ただし間違って中ジョッキでの提供となりした、なんだか小さいんでこれが大ジョッキってスタッフに確認したところ
慌てて大ジョッキが追加されてしまいました、もう一杯中ジョッキでも良いですよとは言ったんですがそうわいきませんとの事
なんだか申し訳なくけれどラッキーな晩餐となりました
 

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晩飯後に立ち寄ったショウナイ・スイデンテラスホテルご自慢の本格的なフィンランド式サウナで整った後
 

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(知財図鑑HPより拝借)


同じG棟にある
「SAKE BAR」&「SAKE LOUNGE」にやってきました
 
 

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ここは山形県産の地酒やワインを自分でサーブして、そのまま飲めるラウンジ
営業時間は毎日15:30-24:00と長いうえ
お酒に関連する書物も多く
そんあ本を読みつつお酒が楽しめる空間です
 

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そんなSAKE LOUNGEのラインナップがこちら
「上喜元 雄町50 純米吟醸(坂田酒造)」
この翌日伺う事となった「初孫 純米吟醸 魔斬 本辛口 生原酒(東北銘醸)」
先ほど酒蔵見学に伺ったばかりの奥羽自慢「吾有事 純米吟醸 庄内限定流通(奥羽自慢)」
「竹の露 純米大吟醸 羽黒山(竹の露)」
これまた先ほど酒蔵見学してきた鯉川酒造「スイデンの秘蔵酒 純米吟醸 No.002(鯉川酒造)」
翌々日に伺うことになった朝日町ワイン「朝日町 山形デラウエア(朝日町ワイン)」
「月山ワイン ソレイユ・ルパン シャルドネ アンウッド」
「高畠クラシック マスカット ベーリーA」
 

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このお酒のサーバーはプリペイドカードをフロントで購入し
カードを入れ好きなお酒のボタンを押せば一定量のお酒が出てくる仕組み


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もう一つの「SAKE BAR」は金・土・日のみ営業
シックな雰囲気ですが、館内着のまま入店できます
子連れもOKなんだとか
ここでは山形の地酒やリキュール、ウィスキー、カクテル、ビールが楽しめます
たまたまちょうど営業開始時間に伺ったことから、座席数が少ないSAKE BARにすんなり潜り込めました
 

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棚には
「楯野川 純米大吟醸 Shield 惣兵衛早生」
「東光 純米大吟醸 アイガモロボ農法」
「特別純米和田来出羽の里」
「慶應義塾 純米大吟醸 智徳2023」と言った山形を代表する日本酒が並びます
 

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メニューは日替わりなのでしょう
こんな感じで、紙に印刷されたもの


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渡會本店 のみくらべなるものがあったのでオーダー
内容はこの3本
「出羽ノ雪 純米大吟醸 YUKIMEGAMI50」
「出羽ノ雪 生もと純米 不苦労」(生酛造り)
「スイデンの秘蔵酒 出羽の雪 大吟醸」
 

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スイデンの秘蔵酒 出羽の雪 大吟醸はその名の通り
このスイデンテラスホテルのオリジナルラベル
こうして山形の地酒を飲み比べました
 

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そうそうG棟には「なごみ庵」なるマッサージルームもあり
コスパのよさそうなマッサージが頼めるようでした
 

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スイデンテラスの朝食は、山形庄内の"農"とつながるレストラン
「ムーン・テラス」へ
オープン時間である6時半に伺い、真っ先に入店します
 

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ここスイデンテラスでの朝食は郷土色豊かな和食のブッフェ
山、川、平野、海。
庄内の恵みを活かして
といったコンセプトで
この月の朝食の地産地消率は81%とのことでした
 

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まずは季節の庄内野菜と
「自社農園ベビーリーフ」
これは持続可能な農業を山形庄内からというコンセプトで
有機農業を中心とした新ブランド「SHONAI ROOTS」によるもの
 

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ここ庄内地方では「ぱんげ」と呼ばれるふきのとうを使った「ふきのとうのポテトサラダ」
つくり手わんぱく農場 斎藤敦氏による「わんぱく卵の温泉卵」
「庄内産おり菜とくるみの白和え」
「ほうれん草の胡麻和え」
「山形県産なめこの醤油煮」
 

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山形県庄内地方の特産品である庄内麩を使った「庄内麩のけんちん」
 

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山形県民のソウルフード「山形名物 玉こんにゃく」


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「ぜんまいの煮物」
 

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「庄内産菜の花とアサリの酒蒸し」
 

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思いのほかだったのがこの「庄内の厚揚げ」
こちらでは油あげと呼ぶそうですが、しっとりとして柔らかな食感でもはや脇役ではなく立派な逸品でした


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そして朝カレーたる
「スパイスカレー」
カレーがあったらりするとついつい食べ過ぎちゃうんですよね
 

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そして最近「腸活」を始めた我が家の奥さんには嬉しい
「鳥海高原ヨーグルト」
 

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ただしこれまで紹介した料理はもしかすると脇役
そんな思いにはせるのが、庄内産のご飯
この日は
「庄内産つや姫」
「庄内産つや姫玄米」
「桜鯛と雪若丸のちらし寿司」でした
 

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そしてそんな庄内産のご飯に合わせる、ご飯のお供が
山形の発酵文化が生んだ「郷土料理 塩納豆」
「自家製 岩海苔の佃煮」
「焼き海苔」
「漬物」
「あご出汁茶漬け」
これはご飯が進みまくります
 

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水田と朝日を眺められる席に陣取り
 

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連泊していただいた庄内産の郷土料理を多数揃えたこちらの朝食は、やはり魅力的でした
 

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山形2日目
サッサと朝食を済ませて、まず向かったのは羽黒三山神社
そう神社仏閣は商業施設とは違い朝早くからやっているので朝活にはぴったりなんです
 

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随神門から入山いたしますが、この時はまだ3月下旬
門には「危険!圧雪・凍結中!長靴・ストック無料貸し出し中」と書かれた看板が・・・
いでは文化記念館で貸してくれるようですが、残念ながらまだ開館前でした
 

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まぁ我々は雪国北海道から来ていますし、随神門からの参道はこんな感じ
参道の周りに雪がまだ積もっていましたが靴は冬靴ってことで行けるところまで行ってみることにいたします


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祓川神橋から望む須賀の滝
滝の下には「岩戸分神社」と「祓川神社」が鎮座していました
そう羽黒三山神社への参道には途中にこうした小さい神社がいくつかあるので参拝しながら登っていくのが流儀のようです
 


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樹齢1000年の巨大な杉「爺杉」
樹の周囲は10mにもなる
 

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国宝「羽黒山五重塔」
約600年前に再建された東北地方では最古の塔といわれている塔で、平将門の創建と伝えられています
 

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仏教式建築物がなぜここにという思いもありましたが、これは明治時代の神仏分離により出羽神社境内にある寺院は廃されましたが
この美しい五重塔を後世に残そうと思ったのか?取り壊されずに残されたようです
確かに塔身に彩色等を施さない素木な塔はかえって雅びやかを感じます
そんな国宝羽黒山五重塔を拝んだあと、そのまま参道をトレッキングと思いましたが、やはり看板通りのツルツルの圧雪で諦めることに
 

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ということで本来なら2,446段の石段を登って参拝するところを
レンタカーで遠回りして羽黒三山山頂へ
たどり着いたには出羽三山神社(三神合祭殿)がありました


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出羽三山神社その名の通り月山・羽黒山・湯殿山の神様が祀られている「三神合祭殿」
本殿は何度も火災にあっていて、現在の社殿は1818年に再建したものなんだそうです
 

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出羽三山神社は1400年以上も前から信仰の対象のみならず修験の山として
そして出羽三山の力を求めて庄内地方だけでなく、全国から崇敬を集め山伏たちが集まり、厳しい修行を行ったようですし
参拝者にも人気は高く、とくに江戸の頃は、「西の伊勢参り、東の奥参り」と遠方からも多くの人が出羽三山を目指したようです


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てなわけで私たちも羽黒三山神社を参拝
 

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そしていつものように御朱印を賜りますが
羽黒三山神社の御朱印は見開き型の御朱印でした
なんだかご利益有りそう
 

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帰り道、駐車場から出羽三山で最も高い海抜1,984mの月山を眺望
次の目的地、酒田の山居倉庫を目指します
 

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よく酒田で商売をやって成功したものは、どこに行っても通用するなどと言われますが
「西の堺、東の酒田」と称された西廻り航路の中心酒田を象徴するものに
NHK朝の連続テレビ小説「おしん」があります
明治初期の日本の貧しい田舎で育つおしんはさまざまな悲劇に見舞われながらも成長し、スーパーマーケット・チェーンの経営者として成功する物語で1983年から約1年間放送され統計史上テレビドラマの最高視聴率62.9%を記録した朝の連ドラの金字塔と言える番組でした
世界では60の国を超える国々で放送され、アジアを中心にいまだ根強い人気を誇っています
 


 

そんなおしんとも関係の深い米どころ庄内のシンボル山居倉庫(さんきょそうこ)にやってきました


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山居倉庫は夏の高温防止のために背後に欅並木を配し、内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫
10,800トン(18万俵)もの米がこの倉庫に収容されたんだとか
 

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白壁、土蔵づくり12棟からなる倉庫群のうち、9棟は2022年まで農業倉庫として使用されていたそうです
そしてそんな山居倉庫は米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝えていました
 

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最上川での物資の河川輸送に使われた小鵜飼船(復元船)
前方に帆をかけて風力をも利用したそうで
上り船では、塩・砂糖・海産物・木綿・茶などが、下り船では米・紅花・青苧・大豆などが運ばれたのですが
特に紅花「最上紅花その価値は米の百倍、金の十倍」と言われ重宝したそうです

ちなみにTVはあまり見ない私どもの事ですから、そんなNHK朝ドラ「おしん」は見たことがありませんでした
 

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ただ山居倉庫にあった「酒田夢の倶楽」なる酒田観光物産館に移転中
この日は見ることは叶いませんでした
かわりに伺ったのが「市民の台所みなと市場」
 

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一番人気の「小松マグロ専門店」
デカ盛りのマグロ丼や海鮮丼などがリーズナブルな価格で食べられるお店で、店の前にはたくさん空席待ちしているようでした
そんなマグロが並ぶ棚に「アンキモ」1パック680円なるものを見つけましたが、残念ながらこの日もまだあちこち巡らねばなりません
にしてもあちらこちらでアンキモを見かけましたが、後で調べてみたら山形県はあんこうの水揚げ量全国4位だったんですね
  

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そんなみなと市場では海鮮の総菜も山形色が強く
「ウマズラみそ粕焼き」
「サメフライ」
そして「キザミキバサ」
アカモクという海藻なんですが、日本海の荒波にもまれて育ち、収穫が始まるのは春なんで、春を告げる草とも言われます

市場ではこんな珍しいものを見ることが出来ました
朝飯食べ過ぎていたんで、立ち食いとまで行きませんでしたが
 

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みなと市場には酒処山形ってことで地酒たる日本酒やワインを多く扱う酒屋もありました
 

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向かいにあるさかた海鮮市場にも足を運びましたが
ここも「ウマズラ」や「カガミダイ」「ショウナイフグ」「イシモチ」などのいかにも港町の刺身や
 

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なんと「ノドグロの炙り寿司」が1パック800円(税込み)
これは触手が伸びましたが、やはり朝飯を食べ過ぎたのと
夜はスイデンテラスでの日本酒会
自重しておくことに
 

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酒田に来たのならどうしても立ち寄りたかったのが、土門拳記念館でした
この記念館は一人の作家をテーマにした世界でも珍しい写真専門の美術館でもあります
その一人の作家と言うのが、世界的写真家として知られる土門拳氏
酒田市名誉市民第1号となられた時、同氏より全作品約7万点が市に寄贈され、それを受けて個人の写真展示館としては、世界最初の同館が昭和58年(1983年)10月にオープンしたのだそうです


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「写真は肉眼を越える。」と言い切る写真家 土門拳
古寺巡礼と題した写真集でフレームいっぱいに仏像の顔を収めた作品は有名ですし
江東のこどもたち 近藤勇と鞍馬天狗などを見ていると、昭和の時代の証言者ともいえるかもしれません


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ちなみになんと館内は撮影可能でした
日本のこうした美術館では珍しい配慮ですね
ただし留意点として
・写真作品だけをアップで撮影しない
とありましたので全体を見渡す感じで撮影してきました
  

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ということで、土門拳氏のライフワークであった「古寺巡礼」をはじめ
「室生寺」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「文楽」「風貌」などの作品を鑑賞してまいりました
 

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そんななか私の目を引いたのが土門拳氏が愛用したカメラ「NIKON SP」
1964年の東京オリンピック開催に伴って60台報道写真家用に製作・販売された
このNIKON SPを手に入れ、写真の鬼とまで呼ばれるほど撮りまくりました
私自身も以前、三菱自動車のディーラーに長く勤めていたこともあり
愛用のカメラは三菱グループのニコンでした(盗難にあいましたが)
土門拳氏もライカではなく国産のニコン愛用していたのが、なんだか誇らしく感じます
 

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ちなみに私がこの土門拳氏を知るきっかけとなったのが、マンガ「栄光なき天才たちNO.16名取洋之助」森田信吾著でした
マンガの中で主人公の名取洋之助は日本工房を興し、1934年には豪華写真雑誌「NIPPON」を創刊
土門拳を雇う側の人間として描かれていました
そんなわけで師匠と言えば土門拳氏が怒るでしょうが、日本工房名取洋之助との絡みもこの記念館で見たかったような気がします


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