名取市震災復興伝承館と名取の荒浜小学校跡で見た東北大震災の爪痕

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2011年3月11日東日本大震災発生
その地震後の1時間6分後の15時52分に名取市に大津波が襲来しました
その高さは約9メートル
想像を絶する高さの津波でした
名取市は平野です。そのため津波は内陸5.5メートル地点まで遡上しました
そして多くの人が犠牲になりました
今回の旅のテーマにまだその傷跡の残る東日本大震災、特に津波の被害の一端を見て歩き、手を合わせ犠牲者の冥福を祈るのと共に、自身の記憶に残しておこうというのが有りました
そんなわけでやって来たのは「名取市震災復興伝承館」
東日本大震災の記憶と教訓を世界各へそして後世に伝承し、震災を風化させることなく、防災意識を高めることを目的とした施設です
 

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館内にあった震災前のの閖上地区の街並みを500分の1で再現したジオラマ
これは神戸大学や仙台高等専門学校などで建築を学ぶ生徒たちが制作したのだそうです
 

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館内にあった、「がんばろう東北」のパネルには
東北楽天イーグルスの選手たちのサインがなされていました


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来館者に防災・減災の意識を高めていただくことを目的に震災遺構として校舎の2階まで津波が押し寄せた当時の状況のまま保存・整備した施設です
 

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校舎上空から写された、津波が来る前と津波が襲ってきたまさにその時の写真
校舎に避難している様子が映し出されていますが、当時避難してきた児童・教職員・地域住民は無事だったそうです


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校舎屋上に上って周囲を見回すとよくわかりますが、ここ名取あたりは、これぞ仙台平野と言った場所、そのため津波は止まる事なく押し寄せたのでしょうね
ちなみに周りに数多くあった筈の人家は見る影も有りませんでした
 

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津波の被害がなかった4階の、6年1組の教室
震災前の荒浜地区の模型を見るとこんなにたくさんの人家が有ったことが判ります
 

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一番被害の大きかった1階の保健室
 

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そして同じく1階の1年1組の教室
津波は1階はおろか2階にまで押し寄せたそうで、天井まで破損させていったことが判ります
 

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最後に校舎4階の展示室
「震災の記憶と明日への備え」
避難していたときの様子がわかる展示ですが、かなり不自由な生活を強いられたのが判りますね
 

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こんな感じで名取の荒浜小学校跡で東北大震災の爪痕をこの目に焼き付けてまいりました

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このページは、r-ohtaniが2022年12月18日 08:23に書いた記事です。

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