扇沢駅から車を走らせていると、道沿いでニホンザルの群れに出会いました
行でも同じ場所で出会いましたし車や人が来ても逃げることはないので、もしかしたら餌付けされていたのかもしれません
そのうち車にひかれないか、ちょっと心配です
ということで、黒部ダムを堪能した後、やってきたのが新潟県の糸魚川市にある
根知男山 渡辺酒造店 豊醸蔵
えっ新潟で「男山」?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
北海道人にとって馴染み深い酒蔵の名「男山」
実は「男山」を名がついた酒蔵は全国各地に存在します
そのあたりは山形県にある羽陽男山ホームページにその解説が載せられていたので紹介させていただきます
『「男山」がたくさんあるというお話
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、「男山」というお酒は全国各地にたくさんあります。
北海道は旭川の北海男山さん、岩手県の陸奥男山さん、宮城県の伏見男山さん、於茂多加男山さん、福島県の開當男山さん、新潟県の根知男山さんなど、本当にたくさんあります。
なんでそんなにたくさんあるのか。以下私どもで聞いている事を書いてみます。あくまで一説に過ぎませんので、お気をつけください。
室町時代頃までは酒は高価で庶民の口には入りませんでした。奈良県などのお寺で作られていた酒が代表的です。しかし時代が下ってきますと、兵庫県は伊丹のあたりで、庶民でも飲める清酒が造られはじめます。
江戸時代に入ると、伊丹の酒「剣菱」「男山」が江戸の町で圧倒的な人気を博しました。今に伝わる仕込み唄にも「酒は剣菱男山」という一節があるほどで、浮世絵などにも「剣菱」「男山」は頻繁に登場します。
「男山」という銘柄はそのように人気のあるものでしたので、東北など後発で清酒造りを始めた地域では、伊丹「男山」にあやかって、「うちは山形の男山」などと名乗ったものでしょう。ですので「男山」の前には必ず小印(「羽陽男山」なら「羽陽」の部分)が付いています。
「男山」という銘柄自体は京都岩清水八幡宮に由来する名前で、全国各地の「男山」は今も岩清水八幡宮とつながりを持っています。』
とのことです
長野県白馬岳を水源とする姫川の支流・根知川沿いの山間地で自社栽培される新潟独自の酒米「五百万石」と「越淡麗」を使用
「原料から醸造まで自社で一貫生産する」といった日本酒のドメーヌにこだわり、糸魚川市根知地区の米と水でお酒を作る酒蔵それが根知男山 渡辺酒造店
2018年に完成したばかりの蔵併設直売所「豊醸蔵」が有るということなので、立ち寄らせていただきました
根知男山の関連商品を並べ紹介と販売所、2階には応接、研修、会議室もあるのだとか
販売されているお酒はすべて冷蔵庫の中、こだわりは強そうです
ちなみに写真は許可をいただき撮ってます
創業明治元年といった面持ちの千石蔵の構えの蔵ですが
コンピュータ制御の仕込み用発酵タンク、醪は自動的に攪拌できるので櫂入れの必要がないといった近代的な設備に改装されているそうなんですが、残念ながら酒蔵見学は受けてはいませんでした
豊醸蔵向かいには広大な自社田が広がっていますが
その奥には地層を人工的に露出させた断層見学ができる公園『フォッサマグナパーク』があるとのこと
このあとよらせていただきます
豊醸蔵で買ってきた「根知男山の純米吟醸」「根知男山耕地」「根知男山蔵元分離酵母仕込み」飲み比べセットを1月のとある休日、どこもいけないことを言い訳に昼から飲み比べることにしました
次回は全国にある「男山」の試飲というのをやってみたいものです
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