2024年12月アーカイブ

さていよいよシンガポールGP2024予選
サーキットに隣接するマリーナベイ・サンズの壁面にプロジェクションマッピングでF1を描いているのが見て取れました
 

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そんな予選では写真のように火花を散らしコーナーを駆け巡るなどアグレッシブな走りを目の前で繰り広げてくれました


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これはアストンマーチンAMR24を駆るフェルナンド・アロンソでしょうか?
 

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ちなみに写真には納められませんでしたが、RBの角田裕毅選手が予選8番手と素晴らしい走りを魅せてくれました
(実は密やかにポディウムを願って表彰式に掲げようと日の丸をディバックに潜ませています)

そんななかポールポジションを獲得したマクラーレンのランド・ノリスの走りは圧巻でした
 

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火花を散らしながらコーナー22を駆け抜けていきます
 


 

マクラーレンは今回のシンガポールGPでセナ・プロストなどマクラーレンホンダ常勝時代を彷彿とさせる、MP4カラーのマシンで闘っています
 

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ピアストリやノリスの圧巻の走りは私の目にはその時代をとりもどしたかのような走りに映りました
 

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予選は最終コーナーと複合コーナーとなる手前のコーナー前に設けられたウォークアバウト用に用意されたスタンド席で観戦していたのですが・・・・
なんとフェラーリのカルロスサインツJrが、そのコーナーでマシンのコントロールを失いフェンスに激突、クラッシュする様をしっかり見届けることになりました
たまたま捉えた写真にはサインツが姿勢を立て直そうと逆ハンを切っているシーンが映っています
 

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まぁその甲斐なくフェンスに激突、白煙を上げる所もしっかり映しました
なんとそのシーンでは、たまたま前の席の方がティフォシだったらしく、そのシーンを見てあたまを抱えてました
 

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まぁ無事で何より、明日もアグレッシブなレースを期待します
 

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その後、レッドフラグが振られレースはしばし中断


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F1マシンはクレーン車に吊られてコースの外に
 

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ちなみに私にとってカルロス・サインツと言えばWRCで帝王とも呼ばれたお父さんのほうだったりします
 

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(写真はRallyJapan2007の際の北愛国サービスパークで撮影)
 

それにしてもこうした事故を見ると
コースわきでカメラを構えるカメラマンは怖くないんだろうかと感じてしまいます
 

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インターコンチネンタルホテル・シンガポール
宿泊費はF1期間中ってことで最高値なうえ、F1のコースから歩いて20分と言った立地もあり1泊なんと11万3千円ですが、朝食は付いていませんでした
とはいってもせっかくの高級ホテル滞在ってことで、朝食を食べにホテルのレストラン「ザ・ロビーラウンジ」へ
 

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もっとも宿泊費は11万3千円でしたがインターコンチのポイントが7万円あったので43千円で済みました
しかもプラチナ会員って事でウェルカムドリンク付き
メニューを見るとアルコールもあるじゃないですが、さすがはインターコンチネンタルホテル


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ウェルカムドリンクですが翌朝でも良いとのことで
朝からタイガービールとワインにしていただきました
グラスに注がれたビールの盛りも良いですし
注ぐところをみたらターガーのみ、タップから注ぐようでした
 

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ウェルカムドリンクに加えてホテルからダイニングクレジットをいただいたので
ダイニングクレジット+αを支払い朝食とします
メニューから選んだのはシンガポールらしい食事ってことで


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私がオーダーしたのがナシレマ
フライドチキンと目玉焼きに加え東南アジアで料理に使われるピーナッツ(干しアンチョビ付き)と
インドの漬物アチャールが添えられ
パンダンリーフの香りたっぷりのココナッツライスでいただきます
ソースは自家製サンバル、こいつがなかなかいい味出してました
  

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我が家の奥さんはエッグフロレンティーンをオーダー
ちょっとした高級ホテルのレストランで優雅な朝食を堪能させていただきました
 

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チャイナタウンにあるピープルズ・コンプレックスにやってきました
ここは中華系シンガポーリアンが多く集まるショッピングセンターで
3階には中国式マッサージのお店がずらりと並び、店先で盛んに客の呼び込みが行われています
 

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私の目的もそんなマッサージ店でのフットマッサージ
数あるマッサージ屋さんから一番混んでいそうな「JKフットリフレクソロジー」に入ることとしました
ただ来店客が多く席が空いていないことから、他の店に施術師とともに伺いそこで施術してもらうことに
さすがは華僑、席が空いていないから追い返すなんて真似はしないようです
ちなみに私自身は足ツボマッサージが苦手でしたが、ここは上手なのか単にやさしいだけか?
ただ足ツボを押すマッサージは効果抜群のようでフットマッサージが終わったあとは、靴がガバガバになりました
どおりで人気がるわけです


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メニューには日本語表記もあり、ここを伺う日本人の多さを物語ります
ちなみに料金は40分のフットマッサージでSGD20(日本円で2,235円くらい)
もうアジアだから安いなんて時代は過去のものになったようです
 

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ちなみにここピープルズ・コンプレックスはキャッシュレスなシンガポールにあって、キャッシュオンリーな店が多いのですが
なんと普通にVISAカードが使えました
 

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フットマッサージで足が軽くなったことから、チャイナタウン周辺の散策
まずは「スリ・マリアマン寺院」
ヒンドゥー教寺院ですが色鮮やかなゴープラム(高門)の彫刻が目に飛び込んできます
ついでに門の脇には「CTS Wolk a Jog 2024」なる横断幕が貼られていました
朝のウオーキング&ジョギングの催しなんでしょうが、朝の涼しいときでも26℃はあり、まごまごしてると30℃にはなってしまうシンガポールの気温の中で歩いたり、走ったりはかなりしんどそうです
  

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そんなスリ・マリア寺院の近くには中華寺院の「仏牙寺龍華院博物館」があります
臙脂色の5階建て、巨大な寺院
残念ながらゆっくり見ていく時間もないことから外観だけで済ませました
  

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寺院の参道たるチャイナタウンのテンプル・ストリート
飲食店が立ち並ぶこの通りで賑わっています(人が少ない時間を狙って撮影しました)


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私もテンプル・ストリートにあるこのドリアンの専門店で足が止まりました
たくさんのドリアンと皮を剥いたものが並べられています
最高級品種の「猫山王」だと1玉がSGD28(日本円で3,120円くらい)と結構なお値段であきらめました
 

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チャイナタウンでの次のお目当てがシンガポール観光の定番「マックスウェルフードセンター」
 

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目的は庶民の台所たるホーカーらしくB級グルメ
 

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フードセンター内で、ひときわ行列が目立つ「天天海南雛飯」で
チキンライスってのもいかにもシンガポールらしくて良いですが・・・・
20人近く並んでいますが、いくらなんでもちょっと並びすぎ
 

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ということで伺ったのが天天海南雛飯の向かいにある、ホーカークラフトビールの有名店「REN MIN」
そういまシンガポールではクラフトビールのブームが巻き起こっており
多くの新しいブルワリーやタップルームが出現していて、このREN MINもそんなタップルームの1軒

 

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メニューは日替わりなのか紙に印刷されたものでした
12種類ものクラフトビールが並んでいてIPAが多いのは理解できますが、メニューを見ても良くわかりません
て、こんな時の手段、まずメニューの最初に書いてある「Ren Min・Big-ish Leap」をオーダー


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メニューに並ぶ通り
狭い店内のカウンターに12本ものタップが並びます
よく見ると配管は大型冷蔵庫に向かって伸びているよう
 

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てなわけで真昼間からいただくビール
気温も高く暑くて冷えっ冷えのIPAがのどに染みます
 

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2020年にユネスコ無形文化遺産にも登録されたシンガポールのホーカーズ
そんなホーカーズで昼飯を食べようとチャイナタウン、ピープルズ・パークに戻ってきました
ここは過去にはシンガポールで最も古いナイトマーケットとして知られていたこともある、歴史あるホーカーズで
常設の屋台(ストール)が約90と数多いのが特徴です


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テラス席もありますが、暑いので太陽を遮る室内の席を探します
中は広々としていて、席の数はかなり多いのですが、思いのほか空いていないので席の確保が大変です
 

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肝心の屋台(ストール)はチャイナタウンのホーカーズってことで中華が中心ですが
特に多いのが四川料理の麻辣のストール


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なかにはミシュランガイドにも掲載されている店もあったりしますが
私のお目当ては四川料理、川味坊5年ぶりの訪問ですが、なんだかんだで3回目の訪問です
そうシンガポールに来たのなら寄らずに帰れない、お気に入りのお店です


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ここでお目当ては毎度頼んでいる「重慶烤魚」を今回もオーダー
チキンもあるようですが、ここは川味坊
川魚一択です
  

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2番目の辛さの麻辣味にとどめましたが、真っ赤な麻辣スープ鍋にトッピングされた香辛料が山盛り
 

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これが辛いのなんのって、ビールがどんどん進みます
 

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魚は丸ごと一度油で揚げたものが丸々一匹入っています


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さすがに唐辛子はよけつつ食べましたが
魚食い民族の日本人ってことで、骨までしゃぶって完食致しました
ごちそうさま、美味しかった
いつになるかわかりませんが、また伺います
 

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シンガポールGP2024
いよいよ決勝を迎えましたが、レース終了後すぐに日本に向け飛び立たねばならぬため
手荷物であるスーツケースをチャンギ国際空港に預け、舞い戻った時にはF1のゲート前には長蛇の列
おかげでレース前のドライバーズパレードを見逃すことに
まぁとりあえず決勝レース前に戻れ、ひな壇となった展望台からレースを観戦
目の前、10mもないところをF1マシンが駆け抜けていきますが、スタート直後といこともあり団子状帯で走っていることから、F1マシンの風圧でヤシの葉が大きく揺れていました



ポールポジションはマクラーレンのランド・ノリス
「天才」アイルトン・セナ、「教授」アラン・プロストとのツートップのマクラーレンホンダ常勝時代を彷彿とさせる、MP4/4カラーのマシンを駆って挑みました


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そんなシンガポールGP決勝はマクラーレンのランド・ノリスのポール・トゥ・ウインで決着
2度に渡って壁に接触などの激しい走りを見せながらも
2位以下をものともしない、まさに圧巻のレースでした


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8番グリッドでスタートした角田裕毅(RB)はスタートに失敗し
最終12位、けれど後半、果敢に攻めまくる姿はきっと次のレースにつなげてくれるでしょう
私も持参していましたが、コース向かいではそんな角田裕毅を応援しているのでしょう女性の一人が日の丸を掲げ応援していました
   

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レース終了とともに打ちあがる花火ですが、ゆっくりF1の余韻に浸っている時間は有りません
そうレース後は私どももチャンギ空港まではレース
帰路の便の搭乗開始時刻まで、F1のレース終了後3時間半しかないんです


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近くの指定タクシー乗り場までまずは駆け足
乗り込んだら「ハリアップ」とタクシーの運ちゃんに声をかけて、急いでいただいたおかげか余裕で空港に到着となりました
実際にはレースのあったコースに入り、表彰式を見たりピットを覗いたりしたかったんですけどね
とこんな感じで6回目となるシンガポールGP観戦は終了いたしました
 

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そうそうチャンギ空港へ向かう途中
おそらくはマレーシアからの出稼ぎ労働者がトラックの荷台に乗り、どこぞへ帰る様子を見ることになりましたが
シンガポールは外国人労働者を積極的に受け入れながら経済発展してきた歴史があり
隣国マレーシアから毎日30万人がシンガポールに通勤していると言われています
こうして華々しくF1を開催しているシンガポールの表と裏の部分を見たような気になりました
 

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シンガポールGPはチェッカーフラッグを受けるや否や
ランド・ノリスの優勝を祝う花火の余韻に浸る間もなくタクシー乗り場に向かったことから
思いのほか早くシンガポール・チャンギ空港に到着いたしました
出国はSGアライバルカードのオンライン申請のおかげで、すんなり制限区画へ
免税店を覗くとここにも「白州」「知多」「李」などのジャパニーズウイスキーが並んでいました
  

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出国をすませたらすぐにターミナル2にあるクリスフライヤー・ゴールドラウンジへ
たどり着いたのはすでに夜の11時近くでしたが、ここは24時間営業している便利なラウンジで
スターアライアンス・ゴールドのステータス(ANAのSFC)で入室可能でした
 

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ラウンジはゆったりとしたソファーが並ぶ落ち着いた雰囲気
ちなみにこの晩、ここを使うのはやはりシンガポールGP観戦者が多いのでしょうが
そんななかとある親戚を訪ねてやって来たカップルがおりました
聞くところによるとなんでこんなにホテルが高いのかと疑問に思っていたそうですが
シンガポールに来て初めて、今回のGPを知り納得したようです


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さていつものように調査開始
まず飲み物ですが
ワインは白が、コンチャ・イ・トロ フロンテラ シャルドネ(チリ)
赤はラ ヴィエイユ フェルム(フランス)
 

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冷蔵庫にはタイガービールやハイネケンビールがジョッキとともに冷やされています
 

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そうそう何故かこのラウンジには韓国で人気のCASSの生ビールサーバーが有りました
 

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フードコーナーにはセルフサービスで作るラクサのコーナーがあり


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そんなラクサを今回のF1スポンサーであるハイネケンビールで流し込みます
 

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他には華僑の多いシンガポールらしく飲茶も豊富
 

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ぷりぷりの海老餃子が美味い
 

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他のホットミールもアジア系の食事が充実
 

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このラザニアも美味しくてお替りしてしまいました
 

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さてそうこうしている間に搭乗時間
空飛ぶキャバレーことシンガポール航空の機材に乗り込み関西空港を目指します
 

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シンガポール・チャンギ国際を深夜に飛び立ったシンガポール航空SQ618便は朝8時半に関西国際空港に到着
すぐにシャトルバスで伊丹空港へ
てなわけで昼食は伊丹空港にある大阪エアポートワイナリーでいただくことに
 

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大阪エアポートワイナリーは伊丹空港にある世界初の空港内ワイン醸造所で併設のワインバルで美味しい料理と共に楽しめるのですが
ここは今年の7月からプライオリティ・パスが利用可能となったレストランでもあります
 

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カウンターのガラス越しにワインの醸造風景を眺めながらワインを楽しめるあって
多少並ぶことにはなりましたが伺いました


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てなわけで「プライオリティパス会員用メニュー」から
プライオリティパスのセットいただくことに
内容はというと
・本日のサラダ
・おつまみ
・メイン(2種から選択)
・パンorライス
・本日のデザート


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メインは
私はというと国産牛肉のステーキ
 

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我が家の奥さんは瀬戸内で取れた本日のお魚のソテー
 

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これに生ビール1杯かもしくは自社醸造ワイン飲み放題60分間がつきます
フリーフロー対象ワインリストがこちら
 

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生ビールはこのあとラウンジで浴びるほど飲む予定なのでここはワイン飲み放題で
自社ワインのコンコード(赤)とマスカット・ベーリー(赤)にデラウエアスパークリングいただくことに
という事でプライオリティパス様様でした
もっとも残念ながら今回のプライオリティパス改悪で大阪エアポートワイナリーなどのレストランは使えなくなるそうです


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今回のシンガポールGP観戦の旅はどうしても乗りたかったシンガポール航空便に加えて、ANAの格安航空券「一緒にマイルを割(往復の一人が1万マイルともう一人が33千円)使った旅程
極力安い航空券ってことで乗り継ぎ時間が多く、往路などは関西空港から神戸まで観光に行く有様でした
てなわけでここ大阪伊丹空港からの新千歳便が今回の旅の最後となります
連休で混雑してますが、プレミアムチェックインカウンターとその先に続くセキュリティを抜けてANAラウンジへ
ちなみに今回の旅ではANAラウンジ2回、何故かJALラウンジ1回、シンガポール航空ラウンジ1回、そしてプライオリティパスのラウンジ4回と計8回ラウンジに立ち寄るラウンジ巡りの旅でもありました


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ANAラウンジ受付には「STAR WARS ANA JET特別塗装機」のモデルプレーンがディスプレイされていました
これってとある事情で知ったのですが、このモデルプレーン思いのほか結構良いお値段
 

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このANAラウンジは日本を代表する建築家・隈研吾氏監修の下、「一期、一会」をデザインコンセプトにし作られたんだそうです
テーブルの上には大阪・京都の美しい工芸品が展示されています
 

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斜めに配置された一人様用のソファ席
窓が大きく開放感たっぷりです
 

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そんな窓辺のカウンター席からは航空機が駐機するエプロンや離発着する滑走路が見渡せます
 

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ラウンジと言えば一番人気の生ビールサーバー
内容はサントリーPSD、キリン一番搾り、アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベルの4種でした
 

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ということでおつまみミックスをつまみにサントリーPSDをいただくことに
 

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それと最近ANAが力を入れているのが焼酎のようで
芋焼酎が黒霧島、黒薩摩、本格米焼酎霧島するり、麦焼酎霧島ほろると博多の華琥珀の刻、玉露焼酎茶露などが並んでおり時間があるのでじっくりやらせて頂きます
 

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と・・・・長いこと綴らせていただきましたが
6回目となるシンガポールGPの観戦記(ラウンジ滞在記になってしまいましたが)はこれで終了
来年以降のカレンダーでは、今までのようなシルバーウイーク期間中の開催ではないため
足が遠のきますが、次は数年後に控えたリタイヤ後にでもゆったりとした日程でまた伺いたいものです
もっともその時はモナコGPやラスベガスGPなんてのも良いかもしれません


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シンガポールGP観戦記をUPするのに1ヵ月近くかかった関係で地元での話があとになりましたが、この辺りから書き綴っていきたいと思います
まずは11月のとある週末、赴任先の滝川市にある地酒屋小林酒店が主催する「酒の会」に参加したときのお話し
34回目となる今回の酒の会の対象銘柄は「上川大雪酒造」
小林酒店主催の酒の会では2回目の登場となるそうですが、上川大雪酒造の人気のためか当日の参加者は69名(座席表から算出)と、いつもと比べても多かったようです
その上川大雪酒造は北海道産「彗星」「きたしすく」「吟風」を使用し、大雪山の湧水を源流とし、米と水にこだわって醸造している酒蔵です。コンセプトは「普通に造る」こと。
ついついたくさん飲んでしまう「飲まさる酒」。
当日は上川大雪酒造から営業部長の新山氏がお越しになり、お酒の解説などを丁寧にされていました
ちなみに新山氏とは7年前に出来たばかりの上川大雪酒造緑丘蔵を訪れた際にお会いしており
試験醸造のころでしたよねなんて会話もありました


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酒の会の会場は新十津川温泉グリーンパークしんとつかわの大部屋
最近よく見る畳部屋にテーブルと椅子を持ち込んだ宴会風景です
もう畳に座って宴会って言うのは見られなくなりましたし
酒の会では用意されたお酒を注いでもらうためしょっちゅう席を立たねばならないのでこれは助かります
  

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この日、用意されたお酒は、当日の案内書を紐解くと
乾杯酒が「上川大雪JAS有機米彗星【限定酒】」・・・新十津川町、高山農園で作られた有機栽培米100%彗星です。
「上川大雪 神川【地元限定酒】純米」・・・穏やかな香り、口中に心地よいリズムを生み出す旨みと酸。
赤いラベルが鮮やかな(川端総杜氏がなんとなく辛口っ言うとなんとなく赤がイメージなんて話していたような気がします)「上川大雪 辛口 吟風 特別純米」・・・穏やかな香りと、飲み口がすっきりとしたドライな味わい。
「上川大雪 きたしずく 特別純米」・・・雄町の系統をでもあるきたしずくの持つ味わいと酵母の爽やかな香り、酸味がバランスよく表現されています。
「上川大雪 初しぼり生酒 彗星 特別純米」・・・クリアで透き通るような味わい。上品な香り、柔らかな甘みが広がります。
「十勝 with CHEESE 山廃純米」・・・チーズおの相性を考え、天然の乳酸菌を含め、様々な微生物のもとで育った酵母ならではの適度な酸や深い味わい。濃厚なコクあり。
「十勝 きたしずく熟清酒 特別純米」・・・扁平精米により雑味がない良質な旨み。力強いフルボディでしっかりとした味付けの料理と好相性。
「十勝 初しぼり生酒 彗星 純米」・・・少し荒さを感じながらきりっとしたキレ、爽やかな喉越し、ふわっとした旨みが広がります。
とのことでした、奇しくも今回は7年前に伺った上川の緑丘蔵昨年伺った十勝の碧雲蔵の飲み比べですが

乾杯酒の上川大雪JAS有機米彗星は言わずもがな絶品でしたし
十勝 with CHEESE 山廃純米はその名の通り用意されたチーズとの相性は抜群でした


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そんな日本酒に合わせるのは新十津川温泉グリーンパークしんとつかわ自慢の会席料理
日本酒を意識した料理ばかりですが
まずは先付(いぶりがっこなど)とお造り


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鍋は今が旬のたち鍋
もちろん日本酒とよく合います
 

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他に豚の角煮などなど
他にも合ったのですが、飲むのに夢中でやはり撮り忘れてしまいました
 

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〆は海老の出汁が効いたみそ汁
こうして上川大雪酒造の飲まさる酒を美味しい料理とともに堪能させていただきました
 

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先週の2025年12月5日
日本酒や焼酎、泡盛など日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録が決定しました
伝統的酒造りとは日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術を指すそうで
コロナ禍のここ数年、海外にも行けなかったことから奇しくもそんな伝統的酒造りをしている日本酒の蔵や焼酎・泡盛の蔵を訪ねて歩いていて、今回のニュースを聞いて祝杯を揚げたくなった一人です
 


(これは伝統的酒造りが無形文化遺産に期待 北海道旭川市で新酒の仕込み盛んといったHBCニュース)
 

さて今回の話もそんな日本酒の蔵を訪ねたお話し
赴任先の滝川からもほど近い旭川の男山酒造にできた「男山酒造り資料館」を訪問し男山の歴史を勉強してきました
ちなみに「男山」というお酒は全国各地にたくさんあります
というのも「男山」という銘柄自体は京都岩清水八幡宮に由来する名前で、岩清水八幡宮の旧称は「男山八幡宮」
今でも各地に点在する男山は岩清水八幡宮とつながりを持っているそうです
そういや私も新潟糸魚川にある「根知男山_渡辺酒造店」を訪ねたこともありました
ここ男山もそんな流れをくむ1887年に北海道旭川で創業した酒造メーカーです


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その男山酒造り資料館
『男山』350年の歴史と共に、日本の伝統産業のひとつである酒造り文化を伝える資料舘です
 

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まずは3階にある「昔の酒造り道具」から
ここで日本酒の製造工程と男山の歴史をVTRで見せていただき
その後、木桶を中心とした昔ながらの酒造り道具を見て回ります
なかには珍しい、「槽搾り」に使われていた木製の細長い酒槽もありました
これは現役ではないようですが以前、島根の酒蔵を巡っていた際、この槽搾りでなきゃ出せない味があるなんて話す杜氏さんもおりました
 
 
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他にもこうした木製の「こしき」や「こうじぶた」なども展示してあり
その昔は酒造りの道具と言えば木製が当然だったんですね
  

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2階の「浮世絵が語る酒造りの歴史」
喜多川歌麿の浮世絵「名取酒六家選 若那屋内白露 木綿屋乃男山」がありましたが
今に伝わる仕込み唄には「酒は剣菱・男山」という一節があるほど名の知れたのが「男山」
浮世絵などにも「剣菱」「男山」は頻繁に登場するのだそうです
 

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台湾をはじめ上海、北京、ソウル、タイ、シンガポールといった都市との友好を伝えるコーナーもありましたが
このあとそんな海外の方々の団体がどっと押し寄せ
朝一で来てよかったと思わせました
それにしてもそんなアジアの国々の方も、こうした日本酒の酒蔵に興味があるのですね


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男山酒造り資料館に併設する仕込み蔵では
ちょうど今が酒造りの仕込み作業が盛んにおこなわれていることもあり
そんな酒造りの風景もガラス越しに見学できました
これは洗米を終えた酒米をベルトコンベアで甑に運んでいるところでしょうか


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調合タンクなるものを初めて見ましたが
これは原酒の風味はタンクごとに異なるため、調合タンクでお酒をブレンドし品質を一定にするためのもの
品質は化学分析ときき酒によって管理されていると表記されていました
さすがは結構な流通量を誇る酒蔵だけは有りますね
 

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そんな調合タンクの奥には日本酒の搾りに使われる「ヤブタ式」と呼ばれる自動圧搾ろ過機も置かれていました
 

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男山酒造り資料館見学後は
今年9月にオープンした「OTOKOYAMA SAKE PARK」も訪問
店舗前には男山酒造り資料館を象徴するランドマークたる全長12mの一升瓶滑り台もありました
 

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OTOKOYAMA SAKE PARKは酒蔵限定商品を含む男山の日本酒などを販売する売店の他
 

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試飲コーナーがあり
無料試飲コーナーでは
喜多川歌麿の浮世絵ラベルが貼られた「男山酒造り資料館 蔵元限定 辛口純米酒」
辛口の「御免酒」「国芳乃名取酒」「復古酒」「蔵元限定甘口純米酒」が試飲できるほか
有料試飲では
「男山 純米大吟醸」や「木綿屋七ツ梅 大吟醸」「雪美月 純米大吟醸」が試飲でき
運転しない我が家の奥さんだけ試飲を楽しんでいました

こんな感じで男山酒造り資料館で男山の歴史を勉強と試飲をしましたが
次回、高砂酒造を訪れる際は自家用車ではなく公共交通機関を使って訪れることとします


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旭川にあるキッコーニホンにやってきました
ラーメンが有名な旭川に有って、今も多くのお店でこのキッコーニホンの醤油が使われているといった老舗醬油屋
暖簾にある屋号の亀甲紋が、どことなくあの大手醤油メーカーと激似していますが
それもそのはずこのキッコーニホンはその名の通り、キッコーマン(その時は野田醤油だったそうですが)の指導、および出資を受けて醤油造りを始めた会社だそうで
もう一つ出資先がある日本清酒と合わせ「キッコーニホン」と名乗っているそうです
 

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ここに来た理由は「旧工場設備見学ツアー」(参加無料)
前日にもここを訪れ刺身醤油などを購入したのですが、その際にこのパンフレットを見つけ予約させていただきました

内容はと言うと
いつもは団体様予約の工場見学、個人や家族・お友達とも楽しみたい
そぉんな声にお応えして、やっちゃいます★
口から生まれた店長が、皆さまに饒舌トークで案内する・・・・というものでした
 

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見学ツアーまず最初は会社の歴史から
清酒工場から醤油工場となり、長い歴史を重ねてきた
ろ布に書かれた内容を饒舌な店長が、軽快に説明いただきました
 

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キッコーニホンの歴史の説明が終わったら、キッコーニホン「日本醤油工業株式会社」の歴史的建造物である
旧工場にて製造設備の紹介
入ってすぐに見たのがこの「トロッコのレール」
原料や製品を運んだトロッコのレールが残っており当時の盛況ぶりを偲ばせます
もっとも残っているのはレールだけで足を引っかけ転ばないようセメントで埋められていました
現在では重いものを運ぶのはフォークリフトに替わってしまっていて、こうした古い工場でなければ見られない光家です
そういや佐渡の金山でもこんなトロッコのレールを見ました


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2階に見えるタンクは防火用水を溜めているタンク
その下には「歩行中禁煙」の看板が・・・・
工場でタバコが吸える、そんな時代もありました
 

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これも消火設備の一つ「バケツ」
これでも危険物に設置する消火設備の要件を備えた立派な第五種消火設備です
真っ赤に塗装され棚の上には、よく見る小型消火器同様に「消火器」と表記されていました


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いまでは珍しい感もある「電源盤」
もちろんいまでも現役だそうです
電源盤の扉が開かないよう工夫が伺えます
 

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「ろ布の案内板」
見学者にもわかるよう醤油のつくり方や設備の説明を記したものですが
これは醤油を搾る際に使用されたろ布を再利用したもの
ろ布はこればかりではなく加工され商品として売店で売っているのだとか


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そしてここで一番インスタ映えするのがこの木桶が並んだ蔵
醤油の「澱(おり)」を入れるために使用されたもので、将来何かに使えないかと保存しているそうです
もっとも空だと痛むので塩水を入れて保存しているのだそうです
木桶は人の背丈より高く、10kℓ(1トン)入るんだそうです
9本ありますが、醤油を造っていた時はこの何十倍もあったそうですが


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続いて「酵母培養室」
醤油の香り成分は300種類以上といわれており、酵母によるアルコール発酵が欠かせないため、その酵母を培養するため作られたのがこの部屋のようです
 

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「コンプレッサー」
もろみの中で生きている酵母等の微生物に酸素をおくるため、このコンプレッサーが使われるようです
そういや日本醤油発祥の地「湯浅」を訪ねたさい見たのは伝統的な櫂を使って人の手でその作業を行っていました


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醤油を搾る「圧搾機」がずらりと並んでいます
熟成したもろみをナイロン製のろ布に入れて圧力をかけて搾るそうで
じっくりゆっくり時間をかけて美味しい醤油が絞られます
 

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圧搾機が並ぶ部屋には三菱の工業用ミシンDB-130が展示されていましたが
これはおそらく醤油を搾る際に使われたろ布を縫う際に使われたものなんでしょうね
 

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旧工場設備見学ツアーが終わったら
昭和レトロな雰囲気を醸し出している直営売店にて試食?
売り上げ第1位の雲丹醤油と刺身醤油、ドレッシングを購入
 

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ついでに生しょうゆアイスが気になり
帰路食べつつ帰ることに
ということで軽快な店長の解説で行われた旧工場設備見学ツアーは終了
なかなか面白い話を聞かせていただき感謝です
 

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あさひやま動物園の冬の名物行事「ペンギンの散歩」
今年も昨日(12/12)から始まったそうです
キングペンギンがよちよち歩く姿が今年も見られますが
この行事が始まるとあさひやま動物園を訪れる来場者は激増することから
その前にと冬営業が始まった11月下旬に伺ってきました



(この動画は2023年12月24日に撮影したものですが、再生回数はなんと27千を数えています)

てなわけでペンギンの散歩はお預けですが
朝一で伺ったため他の人気施設は思いのほか空いていました
まずはあさひやま動物園の目玉の一つ「あざらし館」へ
ここでは「マリンウェイ」(円柱水槽)を上下に行き来するゴマフアザラシの姿を観察できます

これはあさひやま動物園の十八番「行動展示」の一つで
ゴマフアザラシは流氷期には流氷とともに生活し、冬から春にかけては流氷上で出産したりします
そんな流氷の申し子のようなゴマフアザラシは流氷の割れ目など垂直方向への泳ぎで行ったり来たりすることから
その習性を利用した展示方法がこのマリンウェイとなるそうです
ちなみに好奇心旺盛なあざらしは、円柱水槽の中を何度も行ったり来たりするなか、来園者に興味を持っているようで
当日撮った動画のように途中で立ち止まったりもするようです
  

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「ほっきょくぐま館」の屋外放飼場に展示されているのは
円山動物園生まれのピリカでしょうか?盛んに動き回っておりました
出産準備に入ったとも聞いていたので見れないと思っていました
 

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踊り場のガラスを背にして円山動物園より来園したホクト?がぐっすり寝ていて
皆さんここで記念撮影していました
 

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これまた行動展示の「空飛ぶペンギン」
歩くときはヨチヨチ歩きですが、水の中では高速で泳ぐ姿が見られる・・・・・と思いきや、ゆったり泳いでおりました
本来なら空を飛んでいるようにみえ、ペンギンの祖先が鳥だと彷彿させるほど水の中では高速で泳ぐそうなんですが、残念
 

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カメラ(スマホ)に向け、ポーズをとるキングペンギン
 

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レッサーパンダ舎のシセンレッサーパンダ
何度か訪れていますが、残念ながらいまだに吊り橋を渡る姿を見ることが出来ません
 

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北極圏で最大の猛禽類「シロフクロウ」
100%保護色のこのシロフロウは降り積もった雪と見分けがつかなくなるんだとか


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もうじゅう館エリア2マス分を歩き回る
アムールヒョウ
野生では40頭前後しか確認されていない希少な動物
つい先日みらい(メス/7歳)が出産した赤ちゃんが見れるかと期待したのですが残念ながら見られませんでした
 

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アムールトラも希少なトラ
この日は元気よく檻の中を歩き回っていました
 

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山では絶対にあいたくないヒグマもここでは安心してみられます
「動物注意」の看板は愛嬌でしょうか?
と、こんな感じで小一時間まだ空いている時間帯のあさひやま動物園を満喫しました


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結氷した青い池
ちょっと伺うのが遅くなり、こんな風景となっていました
昨年はただの雪原だったのでまだましですし、レアな映像かと思いますので撮影してきました
 

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逆にしらひげの滝はまだ早かったようで
滝の水が氷ったり、氷柱になったりはしておりませんでした
自然の造形美には旬があるので仕方ありませんね
 

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そんな美瑛観光の後、昼飯を食べに伺ったのが美瑛のグラタン専門店「viva食堂」
青い池に向かう途中の道道966線沿いの道路わきの森の中にありました
駐車場も空いていてすんなり駐車、運よくすぐ座れましたが
その後、団体さんがやってきて行列になっていました


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そんなわけで店内の開放的な窓から見える景色も雑木林
なんだかここだけゆったりとした時間が流れる感じ
 

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さて肝心のメニューはチキングラタンとシーフードグラタンの2拓
エクストラチーズは北海道チーズ工房「NEEDS」の『モッツアレラチーズ』
追加でトッピング(美瑛産ブロッコリー・美瑛産ゆりね)が頼めるようです
 

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我が家の奥さんが頼んだのがチキンマカロニグラタンのダブルチーズ
カルピスのシャーベットとクラッカーが添えられていました
 

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私はと言うと百合根トッピングのシーフードマカロニグラタンをオーダー
味は少し薄味、テーブルの塩コショウで調整するようなので
シーフードと言うのはシフードミックス?と思わせましたが、トロトロ熱々ホワイトソースのグラタンが冷え切った身体にしみました
美味しかったんで、また寒い時期に伺わせていただきます
  

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そういや昨年も年末に美瑛を訪れましたが、その時この北海道国際芸術センター前の自販機に
おそらくは大陸から来られた観光客がその自販機前で列を作って並んでいましたが、あれって何だったんだろう
おそらく映画か何かのロケに使われた自販機なんでしょうけど、今年伺った際、写真を撮る観光客の姿は見られませんでした


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とある週末の朝、ちょっとした仕事があり留萌までひとっ走り
用事は早々に終了ということで、その後開店直後の長田鮮魚店を訪れました
その長田鮮魚店、旧留萌駅前の自由市場内にあるのですが
建物がやや古く入るのに躊躇してしまいます
 

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店内の棚には留萌近海で水揚げされた新鮮な魚たちが並んでいます
ただここは札幌の二条市場や余市の柿崎商店のような観光客目当てと言ったわけではなく
旬の魚が安価な値札が貼られ販売されている事でも有名な魚屋さん
 

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ただここに来たお目当てが、そんな魚介類ではなくコスパ最強の海鮮丼
今回売られていた海鮮丼のようにウニが入っていて2000円と、非常にコスパが良いことから
午前中の早い時間帯に売れ切れてしまう留萌の名物です
  

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ということでウニ入り海鮮丼を2個購入
ちなみに2個購入すると100円引きになり、1個1,900円となりました
ついでに売り物にならないのか、タコの足の端っこ(なんと刺身用の鮮度の良いもの)が300円で売られていたので
タコ天やタコ焼き用にこいつも買って帰ります


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ちなみに長田鮮魚店の海鮮丼とタコの刺身を購入したのにはわけがあり
先般購入したキッコーニホン土産の刺身醤油を生かそうと購入したというわけです
そう本日の宴の主役は「醤油」でした
 

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ということで長田鮮魚店の海鮮丼&タコの刺身をキッコーニホンのさしみ醤油で
ついでに購入したキッコーニホンの金のかきクリーミードレッシングのために購入した野菜サラダ
それに加え、冷凍していたコストコの黒瀬ぶりをカマ焼きにして
板ワサならぬ粒うに蒲鉾
合わせるのは和歌山旅行を思い起こし
海鮮丼&タコの刺身を肴に平和酒造の紀土しぼりたて生酒と京都向井酒造の伊根満開古代米酒を昼からやってます


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2009年にノーベル化学賞を受賞した北海道大学鈴木章名誉教授の出身地鵡川町
そんな鵡川町のデントコーン畑には収穫しこぼしたデントコーンの実を求めてやって来たのでしょう
白鳥がてんこ盛りでおりました
聞くところによるとタンチョウも飛来することもあるそうです
 

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そんな初冬のとある日、むかわ町のカネダイ大野商店を開店と同時くらいで訪れました


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目的はもちろん「生干ししゃも」
このお店では「カペリン」「カラフトししゃも」といったししゃもの代用魚(輸入された魚)ではなく
北海道南部の太平洋側だけに 生息している日本固有の貴重な魚「ししゃも」
この日も贈答品としての本物のししゃもを求めて朝早くからお客さんで賑わっていました
 

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店頭にはむかわ町名物となるししゃもの簾干し風景がみてとれますが、これは圧巻そのもの
ということで私も今宵いただく日本酒の肴にしようとやってきたわけです
ちなみにむかわ町ではししゃもの資源量が回復していないことから昨年に続き今年も休漁中
今日販売しているししゃもは広尾産との事


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購入するのは魚体にキズ等があるご自宅用規格外品として売られてた「規格外品」
2串で2,000円(税込み)を購入いたしました
通常1串2,000円から高級品だと4,000円近くするので、これは大変お得です
 

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規格外品と言えど購入時には北海道鵡川町(町魚指定)柳葉魚ししゃもと印刷された趣ある紙袋に入れられお買い上げ
その場(ホットポレート)で焼いて食べることもできるようですが、今宵自宅で日本酒と合わせ頂くことに


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そんなカネダイ大野商店で購入したししゃもに合わせるのは
京都の伊根にある、船で行ける唯一の酒蔵『向井酒造』で購入した、伊根・舟屋の里 古代酒米 伊根満開
真っ赤な日本酒に本物のししゃもがよく合いました
 

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ウポポイ(民族共生象徴空間)
アイヌの歴史やアイヌの文化に触れられる施設として、2020年に開業
最近ではアイヌを題材とした漫画「ゴールデンカムイ」とのコラボもあり来場者を増やしているようです
駐車場から向かう途中も「入り口までもうすぐ!!」とゴールデンカムイの人気キャラクター「白石由竹」
そしてウポポイPRキャラクター「トゥレッポん」が迎えてくれました
  

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さてそのウポポイ、200億円も投じられて開業した割に展示内容が薄いという事が言われています
私の偏見かもしれませんが展示物は真新しくピカピカなものばかり展示されているよう思え
派手な演出でアイヌの持つ伝統的な雰囲気と乖離している気さえも致しました
 

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例えばアイヌの生活空間が再現されたチセ(家屋)群
たしかに来場客が中に入るためには、消防署の厳格な審査があったりもするのでしょうが、いくら何でも立派すぎるように感じます
写真は8年ほど前に某大学構内にあったものを、雪囲いしたとき撮影したものですが
おそらくはこちらのほうが「再現」と言う意味では近いのではと思わせます(これも偏見かもしれませんが)
  

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そんなウポポイでしたが、伝統芸能上演『シノッ』を鑑賞させていただいたりと楽しませていただきました
 


 

ちなみにその後に伺った特別展示「脅威と怪異の文化史」展が大変良かった
こちらの展示物はフラッシュ無しの静止画撮影はOKとのことで撮影開始
まずは片肘をついて寝そべる、おおらかな姿の人魚の皿
「日本書紀」にも人魚の記述が見られる皿のようです
人魚と言えば「八百比丘尼」の伝説は特に有名で、ある漁師がとらえた人魚の肉をある少女だけが口にしてしまう、その少女は、その後老いることなく年を重ね、尼となり諸国を巡った後、800歳を超えて没した、という伝説が伝えられているといったものです
 

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次に人魚つながりで「セイレーンと蛇」といったコンゴ民主共和国の絵画
これは水の精霊を描いているそうです
  

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続いて西アフリカ・ガーナ共和国の「ファンティの軍旗」
ドラゴンが描かれていますが、これは人間の恐怖を具現化しているそう
ドラゴンは聖書では悪の化身として描かれているそうで中華思想に染まっている日本人とは違うようです
 

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次に祭り、祭事で使うであろう被り物や衣装の展示物
まずはプエリトルコの悪魔「ヴェヒガンテ」
私にはマンガ「キングダム」の山の民にしか見えません
 

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インドネシア
舞台劇ワヤン・オランの衣装「鷲の王ジャタユ」
これはインド神話に登場する神鳥ガルーダかと思っていました


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インドネシアの舞踊「バロンダンス」に登場する魔女「ランダ」の衣装
迫力ある長い牙や爪が特徴ですがなんとなく秋田のナマハゲを想像させました
とこんな感じで特別展示「脅威と怪異の文化史」は思いのほか良かったんで
今度、大阪吹田の国立民族博物館にも足を運ぶことといたします
 

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初ウポポイってことで白老までやってきたことから
折角なので白老牛を食べていこうと白老ファームレストランウエムラ「ウエムラ・ベース」に向かいます
さてその「白老牛」白老町において生産肥育されていますが流通量の少なさから"幻の和牛"と呼ばれているブランド和牛
まぁステーキだととっとお高いんで、ハンバーガーどまりです

さてその白老ファームレストランウエムラ「ウエムラ・ベース」
山の中にある牧場併設のファームレストランで山小屋風の建物が目を引きます
  

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せっかく来たので、店内で食事をと思ったのですが・・・

 
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私が食べたかった白老牛ステーキバーガーは残念ながらテイクアウトのみ


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ということで店内メニューにはステーキバーガーが無いことから
白老牛ステーキバーガー(1,600円)と白老牛キングスバーガー(1,700円)をテイクアウト
黒毛和牛の白老牛が放牧されているそばのテラス席でいただきます
 

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双方ともにかぶりつくと、肉々しく白老牛のジューシーな旨味がひろがります
特に白老牛そのものが贅沢にトッピングされた白老牛ステーキバーガーが美味かった
 

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牧場でちょっとしたアウトドア気分を楽しみつついただくことに
ちなみにこのテラス席は夏にBBQが出来るのだとか
白老牛のBBQって、なんだか夢がありますね
次回はここで白老牛焼肉セットを食べるのもいいかもしれません
 

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白老にあるウポポイからの帰り道
ちょっと遠回りして支笏湖経由で札幌芸術の森美術館にやってきました


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目的はランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの展覧会
「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」を鑑賞するためです
ちなみに南フランスの伯爵家の息子として生まれた、まぁ割と有夫な生活だったロートレック
若いころに脚を骨折し以降下半身の成長が止まり、絵画に専念するようになります
近代以前までパリ市域外のモンマルトルの丘にアトリエを構えます
ちなみにそんな丘の麓、ピガール広場周辺はその頃からパリ随一の歓楽街だったそうです
毎日のように舞台を見に行き、そこに生きる歌手や芸人、娼婦たちの姿をたくさんのデッサンや版画やポスターとして描いたポスターが一世を風靡しました
ただ残念なことに飲酒や放埓な生活のために肉体と精神を害し、療養の末、36歳で亡くなったそうです
 

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まず拝見したのが「ロージのジュディック」1894年
ロートレックと言えば素早く流麗に描かれる線
そんな流麗な線が人を魅了するのが、この絵から伝わります
ちなみにこのロートレック展、動画やフラッシュを使った撮影以外はOKでした
 

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有名なポスター
「キャバレーのアリスティド・ブリュアン」1893年
当時人気を博したシャンソン歌手のアリスティド・ブリュアンを黒い上着、ツバ広の黒い帽子、赤いマフラー、そして片手には棍棒という出で立ちといった彼のトレードマークを強調して描かれています
  

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そんな19世紀末のパフォーマーともいえるアリスティド・ブリュアンを描いた作品で今回の展覧会にはもう一枚出展されていました
「エルドラド、アリスティド・ブリュアン、彼のキャバレにて」1892年
 

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「歌曲集『昔囃』表紙」 1893
左腕でファゴットを抱えた奏者で作曲家のディハウが、クマで表したグーデツキをひもで引っ張って対岸のフランス学士院に連れて行くイラスト
ちなみにディハウはロートレックの従兄、グーデツキは植民地政策を公然と批判した唯一の作詞家だそうで
19世紀末のフランスを描いた風刺画として今に残る名作となっています
 

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雑誌『ラ・ルヴュ・ブランシュ』のためのポスター 1895年


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「ル・ディヴァン・ジャポネ」 1893
当時パリで流行していたカフェ・コンセール(音楽喫茶)のためのポスター
黒いドレスの女性が当時人気の踊り子ジャヌ・アヴリルとのこと
 

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「マドモアゼル・エグランティーヌの一座」 1896
パリのムーラン・ルージュで演じられたカンカンの踊り子たちを描いた有名なポスター
 

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アメリカの文芸雑誌「ザ・チャップ・ブック」からの依頼で制作
モチーフはパリ、ロワイヤル街にあったアイリッシュ・アンド・アメリカン・バーとのこと
 

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「ブイヤベース、セスコーのメニュー・カード」 1895
こんな感じでロートレックの絵は多種にわたっています
そしてこうした素早い描線と大胆な構図を活かしたポスターは、19世紀末のパリを席巻
いまこうして鑑賞すると当時のパリを彷彿させてくれ、思いのほか楽しんできました
まだ札幌芸術の森美術館では開催中とのことなので、一度足を運ばれてはいかがでしょう


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先週末季節のビール『ドンケルボック』の蔵出しに合わせ、小樽ビール銭函醸造所で行われた「醸造所見学と季節のビール【ドンケルボック】を味わう集いなるものがあり参加してきました
小樽ビール銭函醸造所は9年前の「ビア&春ラムジンギスカン祭り」に行って以来となります
 

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当日は最寄り駅となる星見駅までJRで向かいましたが、列車内はぎゅうぎゅう詰めなうえ
ここが日本かと思えるほど外国人に占領されていました
おそらくは札幌から小樽に観光に向かう人たちなのでしょうね
なんだかようやくコロナ禍は去ったんだと実感させられる出来事でした
JR星見駅からは20分ほど歩いて銭函醸造所へ
  

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受付を済ませ、そんな銭函醸造所の醸造所見学から
参加者のほとんどが常連さんらしく、解説役のSさんから
初めての見学の方は前のほうにとの指示があり、目の前でビールづくりについて
まずはドイツのビール純粋令を前にビールの原料となる麦芽・酵母・ホップ・水の説明がありました
小樽ビールはそんなドイツビールの伝統的な造りを継承して造られているそうです
ホップについては使い勝手が良く安定供給される「ペレットホップ」が使われているようです


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清潔に管理された仕込み部屋には四種類(仕込み釜・濾過釜・煮沸釜・ワールプール)の釜がありました
ちなみにこの日、設備の更新があったのかドイツからヨハネス・ブラウン醸造・販売ディレクターを含め来ておられました
 

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そんなタンクの一つで複雑な造りの
糖化が完了した麦汁から、固形物を除去する「濾過釜」


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0℃と言った低温でじっくり貯蔵する
貯蔵タンク室
夏は涼しくて過ごしやすいんだろうな
 

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こちらでピルスナーの若ビールを試飲しますが
フレッシュと言うよりは雑味を感じました
このあと瓶詰工程(撮影禁止)を見て醸造所見学は終了
 

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次にお楽しみの季節のビールを味わう集いは
醸造所内2階にあるレストランで行われました
(今回の会の定員が35名だったのは、この会場のキャパのためだったんですね)
 

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ちなみに季節のビールは「ドンケルボック」
アルコール度数8.5%、エキス分は通常の1.5倍。修道院で40日の断食の期間、飢えをしのぐためにつくられた濃厚ビールで「飲むパン」とも呼ばれるビールです

そのほか小樽ビールの全種類が飲み放題(20杯限定ですが)
おつまみ(ローストチキン/ジャーマンポテト添え・ソーセージ/ザワークラフト添え・プレッツェル・サラダ)がついて
会費が一人3,850円といった大盤振る舞い
大好きなビールをたっぷり飲ませていただきます


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おつまみですが、写真のプレッツエルにはその昔、ある思い出話がありました
それがベルリンのホフブロイでビールのつまみを頼もうと
「プリッツエル」を頼んだところ、私の発音が悪く出てきたのがこの「シュニッツエル」だったとうことがありました
ちなみにこのシュニッツエル(子牛のカツレツ)がめちゃくちゃ美味く、ドイツ料理を頼む際の私の定番料理となったくらいでした
ちなみに小樽ビールのプレッツエルはいかにもドイツの菓子パン
本場ドイツで食べたのと同じように生地に水酸化ナトリウム水溶液を漬けてから焼き上げた本格派タイプにようでした
中に閉じ込められたバター(マーガリンだったかも)がアクセントになっていました
  

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メインはローストチキン
これはミュンヘンのフリューリングフェストもそうでしたがビールにはやはりソーセージとチキンがよく合うからでしょう
それともクリスマスが近かったからかもしれません


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ビールもドンケルボックは無論、私の好きなヴァイツェンも飲み放題
ただし20杯限定とのこと
こんなヴァイツェンをマスジョッキ(通常は500ml程度のグラスでいただく)で豪快に飲むなど贅沢させていただきました
こんな感じで常連さんばかりのなか、楽しひととき(なんと4時間)を過ごさせていただきました
 

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余市の3BIRDさんを再訪し朝飯

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朝早くに余市まで来たことからJR余市駅から歩いて余市川近くにある3BIRDにやってきました
ここは今年の3月に訪れ、コーヒーが美味しかったことから、余市での朝飯はココと決めていました
 

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天井から吊り下げられたメニューには黒松内銘水ハンドドリップコーヒーとありますが
オーナーの藤田夫婦は、もともとスープカレーとピザとビールの店を札幌で8年間やったあと
弁当やコーヒーの移動販売を黒松内で7年間やっていたそうです
 

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店名の『3Bird』には、鳥のように自由に開放的な場所でありたい、鳥の止まり木のように安らげる場所でありたいという願いからつけられたのだとか
そんなこともあり店内と店の外のテラスにイートインスペースがあります
 

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さて人気の自家製パンのサンドイッチは午前中には売り切れたりもするようですが
まだ朝の9時、棚に並べられたばかりのようで選び放題でした
 

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ということで照り焼きチキンサンドと厚焼きたまごチェダーチーズをオーダー
自家焙煎で淹れたてのモーニングコーヒー(開店時間の朝7時から9時まで)はなんと200円
イートインで共に美味しくいただきました
そういや今やたまごサンドは日本を代表するグルメ
特にコンビニで普通に売られているたまごサンドは東京オリンピックで訪れた記者さんたちも絶賛している人が
多く、SNS経由でかなり海外に知れ渡りました
ここ3BIRDさんのたまごサンドは玉子焼きに加えパンもふわふわで絶品でした


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店には無農薬の野菜やお菓子、調味料、アンティーク雑貨や小物も売られていて
なんでもありな空間でした
相変わらずサンドイッチとコーヒーが美味しんでまた寄らせていただきます
 

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今年の3月、ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学ガイドツアーに参加したばかりでしたが
またまた先月11月に再訪いたしました
そんなニッカウヰスキー余市蒸留所は、日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝がウイスキーづくりの理想の地を求めてスコットランドに似た気候風土を持つ余市に建設した蒸留所
敷地内にある10棟が国の重要文化財に指定されているんだそうです
 

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但し今回は春とは違い公共交通機関であるJRを利用しての訪問
朝早くに「一日散歩きっぷ」を使いやって来ました
この一日散歩きっぷ
札幌近郊(道央圏)のJR線に1日乗り放題となるJR北海道の定番フリーきっぷですが
札幌近郊とはいえ、富良野や美瑛、小樽、余市、ニセコなどがフリーエリアに入っているお得な切符です
単純に私の家の最寄り駅である厚別駅から今回伺った余市駅までは片道1,490円、往復だと2,980円となりますが
この一日散歩きっぷだと2,540円とわずかですが、お得感があります
それに行こうと思えばニセコあたりまで乗車可能です
それと小樽駅から余市方面は交通系ICカードである、kitacaが使えませんので小樽駅で一度開札を潜らなくてはならないと言った面倒くささがあり今回利用いたしました
  

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なぜ自家用車ではなく公共交通機関なのかと言うと、ニッカ余市蒸溜所見学ガイドツアーでの無料試飲&有料試飲がしたかったがため
余市蒸溜所の重厚な石造りの正門を潜ったところで見学ガイドツアーの受付を行います
 

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ただそんな蒸溜所見学ガイドツアーは現在完全予約制となっています
数年前までは当日、受付をすませば参加できたのですが最近では予約の上伺わなければ参加できないようです
今回もWebの予約表とにらめっこしていましたが、土日はほとんど埋まっていました
そういやサントリー山崎の見学ツアーなどは、そんな予約も先着ではなく抽選になったようですね
最近のジャパニーズウイスキーの人気は絶大のようです
ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学ガイドツアーの
所要時間は約70分、9:00~15:00まで30分ごとに開催されているとのことで
9:30開催がたまたま2名分空いていたので、2週間ほど前に予約してありました
 

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てなわけで見学ガイドツアーが開始され
まずスタッフに導かれ麦芽をつくる乾燥棟(キルン塔)からみてまわることに
ここではウイスキーの原料となる大麦を乾燥させピートの香りを着ける施設ですが、現在ではピート香が着いた大麦を輸入しており使われてはいないんだとか
ただ先日たまたまとある行事で稼働させたようで、中を覗くとピートの香りが充満しておりました
  

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次に麦芽を粉砕し麦汁をつくる「粉砕・糖化棟」
麦芽は粉砕棟で粉砕され糖化槽で甘い麦汁になるのですが残念ながら見学不可でした
かわりに見えているタンク等についても説明がありましたが
これは粉砕棟で粉砕された時に出る麦芽のカスを集める設備
なんと麦芽6トンに対して5トンもの麦芽カスができてしまうそうです
麦芽のカスとはいえ栄養はあるようで、ここで集められた廃棄物は近郊の養豚業者などが引き取られ飼料として再利用されるのだとか
そうニッカウヰスキーもSDGSな活動に取り組んでいるのですね


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もろみを醸す「醗酵棟」
ここでは麦汁に酵母を加えて醗酵させ、アルコール分8%程度のもろみを造ります
出来たもろみは地下のパイプを通って蒸溜棟に送られるのだとか
そうここは北海道、外部のパイプだと冬は凍ってしまいますからね


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そしてニッカウヰスキー余市蒸溜所で一番のインスタ映えスポット「蒸溜棟」
醗酵棟で造られたもろみを、ポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で2度蒸溜します
余市蒸溜所では現在伝統的で世界で唯一とされる「石炭直火蒸留」を行っておりますが、今回も目の前で炉に石炭を入れる様子を見学できました
ちなみにポットスチルの上部には、それぞれしめ縄が一つひとつ丁寧に巻かれていますが、これはウイスキー造りの伝統ではなく竹鶴政孝が広島県竹原市にある400年の歴史と伝統的手法を持つ竹鶴酒造の出身だからなんだそうです


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そんな余市蒸溜所ですが、創業者・竹鶴政孝によって1934年に創設されたときの事務所が今も残されています
 

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事務所の脇には余市町指定文化財と書かれた標識杭看板があり
「大日本果汁株式会社(ニッカウヰスキー㈱)工場創立当時の事務所」と記されていました
そうニッカウヰスキーは創業当時余市で栽培されたリンゴなどの果実をジュースやジャムに加工していて販売したのがはじまり
その日本果汁から『ニッカ』の名はつけられたのですね
 

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事務所は竹鶴政孝が亡くなる3年前の1979(昭和54)年まで会長室として使われたそうです
ガラス越しに内部を見学することができますが、白いカバーがかかった応接セットや執務用の机、金庫などが置かれていました


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次に訪れたのがリタハウス(旧研究棟)
研究室(ブレンダー室)としてブラックニッカシリーズやスーパーニッカなど、数々の名ブレンドがここから生まれました
以前は英国式のアフタヌーンティーが飲める喫茶室でもあったそうです
  

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最後に訪れたのは創業時に建てられた重厚な石造りの「一号貯蔵庫」
こうした倉庫でじっくりと寝かせ熟成が進み、おいしいウイスキーとなっていきますが
昨今のジャパニーズ・ウイスキーがブームとなるなかにあって増産ができないのは、こうしたウイスキーの寝かすという工程の長さがあるのかと思います
  

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ということで蒸留所見学終了後はお楽しみの試飲
試飲はニッカウヰスキー「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の3種類を飲み比べ
ストーレートでも良いのですが、ロックや水割り、ハイボールなど好みの試飲ができます
  

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ということで余市蒸溜所の倉庫群を眺めつつ
私も試飲させていただきます
そうこのためにわざわざ札幌から公共交通機関でやってきたというわけです
 

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試飲しているこのテイスティングホールには他のニッカウヰスキーも並べられていますが
ここでの無料試飲はこの3種のみ
ただこのあと伺うニッカミュージアムの有料テイスティングバーでは希少なニッカウヰスキーが飲めるとの事ですので
そちらに向かう事に
 

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ニッカウヰスキー余市蒸溜所の見学と無料試飲を済ませた後はニッカミュージアムへ
ここではニッカのウイスキーづくりや竹鶴政孝の生涯を紹介
写真はそんな竹鶴イズムのコナーで見かけた「リタの楽譜」
そして「政孝が飲みすぎを防ぐために移し替えていたものと同形状の小瓶」「政孝愛用のグラス」
こうした展示が有りました


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そして今回のお目当てだったのが余市蒸溜所内にあるテイスティング・バー NIKKA BARで
テーブルの真ん中に銅製の大きなポットスチル(蒸溜器)がディスプレイされていて雰囲気を醸し出しています
 

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余市蒸留所 試飲メニューがこちら
 

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頼むのは何はさておき、ここでしか飲めないニッカシングルカスウイスキー余市10年(2013)15ml 1,300円
蒸留所限定品
アメリカンホワイトオークの新樽を使用
原酒の味わいをお楽しみくださいとのこと
 

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もう一枚の試飲メニューにはセットメニューがあり
 

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せっかくなので
余市限定キーモルト3種セットいただいてます
「ウッディバニラ」
「シェリー&スウイート」
「ビューティ&ソルティ」
それぞれ15ml でセットで1,600円でした
 

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これらを使われなくなったポットスチル(蒸溜器)を前に愉しむことに
いや~公共交通機関で来て本当によかった
 

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昼飯は有名な寿司屋や海鮮丼の店が数多くある余市にあって
観光客のみならず地元の方にも人気で
いつも行列が出来ており気になっていた回転寿司 余市番屋に伺いました
 

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人気の回転寿司屋のようで伺った日も、来店時には20人くらい店内で空席待ち(1時間くらい待ち)していましたが
EPARKにて予約の上で来店したためすんなり席につけました
ここは予約が断然お勧めです
店内には天井から短冊メニューとして本日の地物お勧めメニューがズラッとぶら下がっています
 

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さてここ余市番屋は回転寿司でありながらどちらかというとオーダー制のお店
メニューを眺めつつ頼むことに
頼んだのは人気メニューあさりの味噌汁に
青魚食べ比べ4貫(生にしん、さんま、生あじ、いわし)
 

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地物四貫盛り(余市産生南蛮えび、小樽産真ほっけ、小樽産活つぶ、余市古平産地物白身)
特に小樽産活つぶなど活貝は切りたてで提供されるそうです
 

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豪華生本マグロ三貫盛り(中トロ、すき身軍艦、赤身)を全て2人前ずつ
ちなみに本まぐろはすべて生にて提供といったマグロこだわりの回転寿司屋です
 

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に加えイカゲソの唐揚げ(これがお土産にしたいくらいうまかった)で、お腹いっぱいです
これだけ頼んで会計は2人で5,005円
どうりで並ぶはずです
 

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余市駅に停車しているのはJR北海道H100形気動車
愛称は「DECMO」
ディーゼル・エレクトリック方式(電気式気動車)の汽車(電車)で従来のキハ40やキハ150に代わって、2020年のダイヤ改正から非電化路線を中心に運用されています
そう今回伺った余市は最近ではめっぽ利用者が増えましたが
写真の通り線路の上に架線がなくまだ小樽駅までは非電化路線なんです
 

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そんなH100形DECMOに揺られやって来た小樽は7年前まで4年程勤務した地
そんな小樽勤務時代にはまだ無かった小樽芸術村
『似鳥美術館』『西洋美術館』『ステンドグラス美術館』『旧三井銀行小樽支店』を訪れようとやってきました
まずはそんな小樽赴任時代の事務所の向かいにある似鳥美術館から見て回ることに
  

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ここは1923年(大正12年)に建てられた鉄筋コンクリート造4階建ての旧北海道拓殖銀行小樽支店(私の小樽勤務時代はホテルヴィブラントオタル)だった建物をリノベーションして美術館となっています
写真のルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリーは撮影可能ですが
4階には日本画の巨匠たる横山大観、川合玉堂などの日本画
また3階には岸田劉生をはじめとする日本・海外の洋画といった絵画約140点が展示されていますが
それらの似鳥昭雄会長が約20年前から収集したコレクションは残念ながら撮影不可でした
ちなみにそうしたコレクションの画家の名前はマンガ「ギャラリーフェイク」(著:細野不二彦)で知ったものばかりでした


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ステンドグラスギャラリーの作品は光の芸術家ルイス・C・ティファニーによるもの
ちなみにそのルイス・C・ティファニーは宝飾ブランド「ティファニー」創設者の跡取り息子で
宝飾デザイナーは無論、ガラス工芸家としても活躍し、アメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者として知られる芸術家です

  

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展示物は19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスで製作されたステンドグラス
そう100年もの歴史が有るんです
19世紀ののイギリスは産業革命による工業化により生産力の増大し圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握った時期
これらのステンドグラスもそんなイギリスで実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスでしたが、近年多くの教会が取り壊される中、これらの作品は破壊を免れ海を渡り小樽にやってきました
そして小樽と言えば北一硝子に代表されるようにガラスの街
こうしたステンドグラスがよく似合いますね
 

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小樽藝術村『似鳥美術館』の次は小樽運河のほとりにある『西洋美術館』へ
まぁここが小樽芸術村のメインといったところでしょうか
 

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こちらは観光客も多く訪れる場所という事でミュージアムショップも併設されています
 

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そんなミュージアムショップの奥に西洋美術館はありました
まずはエミール・ガレなど有名作家のアールヌーヴォー・アールデコのガラス工芸品コーナー
館内の展示物は撮影可能(動画やフラッシュなどはNG)ということで少し撮影してきました
 

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幻想的な被せガラスの花瓶の奥に
有名なガレの「オレンジ文ランプ」が存在感を放っています
 

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キノコをイメージしたのでしょう
どこか愛らしくも思えますが、これらって高いんだろうな~
 

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西洋美術館は旧浪華倉庫を活用しただけあって中は広々
2階の展望ラウンジからはステンドグラスや19世紀の装飾美術が見て取れます
 

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が・・・流石はニトリ、何気に展示されているアール・ヌーヴォーなどの家具が凄い
 

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この「アールヌーボーの部屋」なんて、いったいいくらかかっているのと思わせる調度類でした
 

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小雨まじりの中、次にやって来たのが
小樽芸術村『ステンドグラス美術館』
 

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運河沿いの旧高橋倉庫を改装して作られた美術館で
建物は外から見ると石造りでしたが、内部の柱は木製と言った不思議な建物でした

ここでは19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作されたステンドグラスが展示されていますが
他の小樽芸術村のステンドグラス同様に、近年イギリスでの参拝者数の減少により、取り壊されている多くの教会の教会にあったもので
これらの作品は破壊を免れ、時代の流れの中で数奇な運命を辿り、日本へやって来たものなんだとか
 

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私が気に入った作品がこの「神とイギリスの栄光」
当時覇権を握っていたイギリスの第一次世界大戦における戦勝記念と、戦没者追悼の意をこめて制作されたものだそうです
パネル中央部には、鎧を着た聖女ジャンヌ・ダルクが描かれていますが
あのフランス嫌いのイギリスでフランスの聖人?と思ってしまいますが
第一次世界大戦時イギリスはフランスと同盟国でしたので、ジャンヌが描かれた背景には
両国がともに戦い、多くの犠牲を出したことへの追悼の意味が込められているそうです


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小樽藝術村最後に訪れたのが『旧三井銀行小樽支店』(重要文化財)
明治末から昭和初期にかけて「北日本随一の経済都市」と呼ばれ、最盛期は25行もの銀行が活躍していた金融の街、小樽
そういや私が小樽で勤務していた時にはまだ長崎屋小樽店内に出張所(ATM)が設置されていました
あれってまだあるのかな~
展示自体は天井のアートプロジェクションマッピングと金庫・頭取室くらいでした
まずプロジェクションマッピングですが、とあるyoutubeを見つけたので貼っておきます
 


(V-aRtさんのyoutube「小樽藝術村 旧三井銀行小樽支店-天井のアートプロジェクションマッピング」)
 

貸金庫室では「夏色花梨」が迎えてくれました
これは小樽観光協会が絡んでいる小樽潮風高校Project(TOKYO6 ENTERTAINMENT)の一環のようです
そういや最近では入力文字読み上げソフトは最近よく耳にしますが、需要はまだまだ拡大しそうですね
 

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貸金庫室の重厚な扉
 

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それに加え貸金庫の周りは防犯上の設計なのでしょう回廊となっていました
ルパンⅢでも、盗み出すのに苦労しそうでし
そういや最近何かと話題の貸金庫室でもありました
こんな感じで小樽藝術村散策は終了
次は小樽文学館に特別展『マンガ家・つげ義春と調布』展を見に行くこととします
 

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小樽に来たついでと言う事もあり
市立小樽文学館で開催中の特別展『マンガ家・つげ義春と調布』にも伺いました
つげ義春氏は、50年以上にわたり調布市に居を構え、数々の名作を世に送り出しているマンガ家であり随筆家です
貸本マンガ家時代を経て1965年からマンガ史上大きな足跡を残した『月間漫画ガロ』を中心に広く活躍しました
つげ義春氏は「漫画界におけるカンヌ」とも呼ばれている、ヨーロッパ最大規模の漫画の祭典、アングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞するほど世界に知られた漫画家で
我が家にも何冊か、つげ義春の漫画の蔵書があり、好きな作家のひとりであることから今回伺うことに
 

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ということで、ねじ式などの原画を間近に鑑賞
原画からはさりげなく、自然に、漫画にあふれ出てくる個性がにじみ出て、その絵の持つ世界の深さ大きさが伝わってきました
 

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ということでマンガ好きな私にとっては、先程みたとある芸術よりも感動した展覧会でした
 

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ちなみにここに伺った文化の日(11/3)は市施設無料開放の日ということで
市立小樽文学館で行われていた、特別展『マンガ家・つげ義春と調布』も無料で観覧が出来ました
 

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他にも市立小樽文学館には処女詩集『雪明りの路』で注目された小樽出身の文学者 伊藤整の書斎を再現した部屋や
 

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伊藤整が利用した小樽~塩谷車窓からの景色が常設展示
札幌の雪まつりに合わせて行われる小樽雪あかりの路は伊藤整の詩集から名付けられたと思わせる展示でした
 

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11月の文化の日、余市・小樽など「一日散歩きっぷ」を使い巡りましたが
実はこのためやって来たというのが「小樽天狗カフェ」
まずはロープウェイに乗り山頂へ
 

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目的はそんな小樽天狗カフェ(TENGU CAFE)で呑むクラフトビール
そうTENGU CAFEでは、期間限定で「TRANS BREWING」「月と太陽BREWING」「Brasseris Knot」「鬼伝説」「小樽ビール」が
樽が空になるたびに新しいクラフトビールに出会えると言ったイベントをやっていたからでした
ちなみに、生クラフトビール飲み放題チケットは2時間で一人2,000円(税込み)と格安
根っからのクラフトビール好きとあって前もって予約の上、伺うことに
 

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さてそんな天狗カフェ
「小樽で最も空に近いCAFE」を名乗っているだけあって景色は抜群
この晩、天狗山からの絶景を望むバーカウンターはおそらくは外国人と思われる方々ですべて埋まっていました
ということで窓から離れたテーブル席に陣取ることとします
 

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ちなみに空になるたびに替わるというタップは
なんと私どもの好みで今年2月に訪れた鶴居のブラッスリー・ノット
銘柄は
ベルジャンウィット『フラワー』と
そしてアイリッシュ・レッドエール『ミヨシ』といった2種類でした
 

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この日は少し雨交じりといった天候でしたが、そんなこともありカウンター席にいた外国人らしい観光客もポツポツ帰りはじめ
私どもも小樽の夜景が楽しめるカウンター席へ
といいうことでブラッスリー・ノットのイチオシのフラグシップビール「フラワー」と数量限定の「ミヨシ」
夜景を眺めつつ乾杯し双方たっぷりいただくことに


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合わせるツマミは天狗山から名をとったか?ポテングとチキングといったものでした
 

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そうそう1時間ほど、ブラッスリー・ノットのクラフトビールをたっぷりいただき
ロープウェイで下山、山麓駅にはあの酒場詩人として知られる吉田類氏の色紙が掲げられていました
そういや2016年の天狗山山頂で開催された「酒フェスin小樽天狗山」にスペシャルゲストとして参加されたんでよね
これを見て8年ほど前のこの夜、私は酔った乗客を乗せ天狗山から市内に向かうバスのトラブル対処の清掃があったのを思い出しました
 

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小樽天狗カフェで鶴居のクラフトビール、ブラッスリー・ノットをたっぷりいただいたあとは
バスで小樽駅に舞い戻り、小樽に来たからには寄らずに帰るわけにはいかない
『銘酒角打ちセンターたかの』に立ち寄り角打ちといたします


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角打ちを名乗っていますが、別段立ち飲みってわけではなく
皆さん清酒用ケースや瓶ビールケースに座布団をひいて座って飲むようなお店
もとはサンモール商店街の端にある酒屋の2階にある小樽酒商たかの隠れ蔵の支店といったお店で
店のあちこちにそんな隠れ蔵の社長高野泰光氏のポスターが貼られ存在感を強めています
 

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今回カウンター席は人気なのか空いていなかったこともあり
こんなボックス席に陣取ることとしました
ちなみにここにも高野社長の写真があり、まるで遺影のように見えてしまい笑ってしまいます
 

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さて店のあちこちに日本酒について「スタッフにおススメを気軽に聞いてください」など書かれた貼り紙を見ますし
スタッフなども名前や出身などを晒して、お客さんとの距離を近いものとしているよう
 

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ということで今夜はそんなスタッフのおすすめを聞こうとカウンターに行くと
目の前の冷蔵庫には新潟柏崎市のあべがあるじゃないですか
私自身は今年の3月に「にいがた酒の陣」に参加して初めて知った日本酒なんですが
「あべ」は新潟の新生といえる蔵「阿部酒造」さんの銘柄で、新潟でも人気の蔵
少量生産と言う事もあり、ここ北海道ではなかなか飲めない希少な日本酒ですが、流石は酒商たかのといったところでしょうか
 

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酒商たかのが阿部酒造さんの特約店らしく冷蔵庫に数本並んでいたことから
今宵はゆずと貴醸酒製法のフォーマルハウトをオーダー
 

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あん肝肴にいただきましたが、さすがに美味しかった
 

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そうそう銘酒角打ちセンターたかのは、以前チケットを購入してそれを代金にあてる方式や先払いだったのが
今回伺った時は後払いに替わっていました
雰囲気は出ますが毎回毎回キャッシュアンドデリバリーというのも手間がかかるのかもしれません
それとメニューの下に
センターちょい呑みセットなるものを見つけました
内容はクラシック生ビール 2杯(※ハイボールでもOK)
ザンギ 2個とハムカツ 1個
というもの、今回は散々クラフトビール飲んでから来たので日本酒にしましたがこのセットも良いかもしれません

 
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さて今年もあと1日を切りました
このblogも、これが最終のエントリーとなります
なんだかんがで2024年は366回の更新
そう毎日更新、我ながら良く書いたもんだと感心しきりです
と言う事でこちらを訪問いただく皆さま、良い年をお迎え下さい

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