小樽芸術村『似鳥美術館』でステンドグラスを鑑賞

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余市駅に停車しているのはJR北海道H100形気動車
愛称は「DECMO」
ディーゼル・エレクトリック方式(電気式気動車)の汽車(電車)で従来のキハ40やキハ150に代わって、2020年のダイヤ改正から非電化路線を中心に運用されています
そう今回伺った余市は最近ではめっぽ利用者が増えましたが
写真の通り線路の上に架線がなくまだ小樽駅までは非電化路線なんです
 

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そんなH100形DECMOに揺られやって来た小樽は7年前まで4年程勤務した地
そんな小樽勤務時代にはまだ無かった小樽芸術村
『似鳥美術館』『西洋美術館』『ステンドグラス美術館』『旧三井銀行小樽支店』を訪れようとやってきました
まずはそんな小樽赴任時代の事務所の向かいにある似鳥美術館から見て回ることに
  

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ここは1923年(大正12年)に建てられた鉄筋コンクリート造4階建ての旧北海道拓殖銀行小樽支店(私の小樽勤務時代はホテルヴィブラントオタル)だった建物をリノベーションして美術館となっています
写真のルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリーは撮影可能ですが
4階には日本画の巨匠たる横山大観、川合玉堂などの日本画
また3階には岸田劉生をはじめとする日本・海外の洋画といった絵画約140点が展示されていますが
それらの似鳥昭雄会長が約20年前から収集したコレクションは残念ながら撮影不可でした
ちなみにそうしたコレクションの画家の名前はマンガ「ギャラリーフェイク」(著:細野不二彦)で知ったものばかりでした


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ステンドグラスギャラリーの作品は光の芸術家ルイス・C・ティファニーによるもの
ちなみにそのルイス・C・ティファニーは宝飾ブランド「ティファニー」創設者の跡取り息子で
宝飾デザイナーは無論、ガラス工芸家としても活躍し、アメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者として知られる芸術家です

  

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展示物は19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスで製作されたステンドグラス
そう100年もの歴史が有るんです
19世紀ののイギリスは産業革命による工業化により生産力の増大し圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握った時期
これらのステンドグラスもそんなイギリスで実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスでしたが、近年多くの教会が取り壊される中、これらの作品は破壊を免れ海を渡り小樽にやってきました
そして小樽と言えば北一硝子に代表されるようにガラスの街
こうしたステンドグラスがよく似合いますね
 

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このページは、r-ohtaniが2024年12月25日 06:16に書いた記事です。

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