先週末季節のビール『ドンケルボック』の蔵出しに合わせ、小樽ビール銭函醸造所で行われた「醸造所見学と季節のビール【ドンケルボック】を味わう集いなるものがあり参加してきました
小樽ビール銭函醸造所は9年前の「ビア&春ラムジンギスカン祭り」に行って以来となります
当日は最寄り駅となる星見駅までJRで向かいましたが、列車内はぎゅうぎゅう詰めなうえ
ここが日本かと思えるほど外国人に占領されていました
おそらくは札幌から小樽に観光に向かう人たちなのでしょうね
なんだかようやくコロナ禍は去ったんだと実感させられる出来事でした
JR星見駅からは20分ほど歩いて銭函醸造所へ
受付を済ませ、そんな銭函醸造所の醸造所見学から
参加者のほとんどが常連さんらしく、解説役のSさんから
初めての見学の方は前のほうにとの指示があり、目の前でビールづくりについて
まずはドイツのビール純粋令を前にビールの原料となる麦芽・酵母・ホップ・水の説明がありました
小樽ビールはそんなドイツビールの伝統的な造りを継承して造られているそうです
ホップについては使い勝手が良く安定供給される「ペレットホップ」が使われているようです
清潔に管理された仕込み部屋には四種類(仕込み釜・濾過釜・煮沸釜・ワールプール)の釜がありました
ちなみにこの日、設備の更新があったのかドイツからヨハネス・ブラウン醸造・販売ディレクターを含め来ておられました
そんなタンクの一つで複雑な造りの
糖化が完了した麦汁から、固形物を除去する「濾過釜」
0℃と言った低温でじっくり貯蔵する
貯蔵タンク室
夏は涼しくて過ごしやすいんだろうな
こちらでピルスナーの若ビールを試飲しますが
フレッシュと言うよりは雑味を感じました
このあと瓶詰工程(撮影禁止)を見て醸造所見学は終了
次にお楽しみの季節のビールを味わう集いは
醸造所内2階にあるレストランで行われました
(今回の会の定員が35名だったのは、この会場のキャパのためだったんですね)
ちなみに季節のビールは「ドンケルボック」
アルコール度数8.5%、エキス分は通常の1.5倍。修道院で40日の断食の期間、飢えをしのぐためにつくられた濃厚ビールで「飲むパン」とも呼ばれるビールです
そのほか小樽ビールの全種類が飲み放題(20杯限定ですが)
おつまみ(ローストチキン/ジャーマンポテト添え・ソーセージ/ザワークラフト添え・プレッツェル・サラダ)がついて
会費が一人3,850円といった大盤振る舞い
大好きなビールをたっぷり飲ませていただきます
おつまみですが、写真のプレッツエルにはその昔、ある思い出話がありました
それがベルリンのホフブロイでビールのつまみを頼もうと
「プリッツエル」を頼んだところ、私の発音が悪く出てきたのがこの「シュニッツエル」だったとうことがありました
ちなみにこのシュニッツエル(子牛のカツレツ)がめちゃくちゃ美味く、ドイツ料理を頼む際の私の定番料理となったくらいでした
ちなみに小樽ビールのプレッツエルはいかにもドイツの菓子パン
本場ドイツで食べたのと同じように生地に水酸化ナトリウム水溶液を漬けてから焼き上げた本格派タイプにようでした
中に閉じ込められたバター(マーガリンだったかも)がアクセントになっていました
メインはローストチキン
これはミュンヘンのフリューリングフェストもそうでしたがビールにはやはりソーセージとチキンがよく合うからでしょう
それともクリスマスが近かったからかもしれません
ビールもドンケルボックは無論、私の好きなヴァイツェンも飲み放題
ただし20杯限定とのこと
こんなヴァイツェンをマスジョッキ(通常は500ml程度のグラスでいただく)で豪快に飲むなど贅沢させていただきました
こんな感じで常連さんばかりのなか、楽しひととき(なんと4時間)を過ごさせていただきました
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