2025年8月アーカイブ

北海道大学と言えば「ジンパ」
ジンギスカンパーティを略した造語なんですが
長年サークルや研究室などさまざまなグループで行われてきた
大学敷地内にて行われる歴史ある北大の伝統的レクリエーションだったりします
そんな北大ジンパをセイコーマート北海道大学店でやっていて昨年もお邪魔した
今年も健在という事で、札幌ドイツ村で軽く一杯やってきた後伺いました
 

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会場はセイコーマート北海道大学店2階にある
北海道大学のポプラなど豊かな緑の中と、ちょっとした森林浴が楽しめアウトドア感覚溢れるテラス席
 

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完全予約制で予約したのは二人で5,500円(税込み)の2F テラスジンギスカンパーティ
味付けジンギスカン2人前セットのセット内容はというと
●味付けラムジンギスカン 200g×4袋
●にら野菜ミックス×2袋
●大根カクテキ 2個
●わかめおにぎり2個

それに
●ジンギスカン鍋(アルミ製、使い捨て)、皿・コップ(使い捨て)、割箸、キッチンタオル、紙おしぼり、ごみ袋
●カセットコンロ(貸出)、ガスボンベ(貸出)がセットになっています
 

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セイコーマート北海道大学店1階で会計を済ませ
食材を抱えたパートさんとともに2階へ
ここでなにやら抽選箱を差し出されひいてみると
なんと「当たり」の文字が
 

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賞品は「伝説のホップ SORACHI1984」1缶
大好きなビールのうえ、冷えっ冷えでうれしい
早速開けさせていただきました
  

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そしてセイコーマート北海道大学店での北大ジンパ一番の魅力は
「お飲み物、追加の肉、野菜等は1F店舗でお買い求めくださいというもの」
そうアルコール等は下の階にあるセイコーマート価格と言ったコスパの良さがとても良心的です
そしてなによりお酒のラインナップが豊富なのも良いですね
 

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セイコーマトで購入したチリ産・スパークリングワインG7
1本で880円というのがうれしい
もちろん冷えっ冷えでした
 

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ということでエルムの杜で北大ジンパに乾杯
 

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旭川の土井商店さんからかなり前に入荷の知らせは頂いていたのですが、なんだかんだで伺えず
5月初旬にようやく引き取りに来ました
搾りたてなのに遅くなって申し訳ございません
これは近いうちに美味しい海鮮とともにいただくつもりです


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さて、この日の夜(5月中旬の話です)は某会合が有り、会合後に〆のラーメンを食べようと梅光軒旭川本店へとやってきました
そう旭川での〆といえば、旭川ラーメン
さほどラーメン好きってわけでもありませんが、旭川に来るとついつい食べたくなるから不思議です
 

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前回同様この日も閉店間際の20時ころにやって来たことから
並ばずにすんなり入店出来ました
店内を見渡すと赤で統一されたテーブル&イス
それと壁一面には著名な方たちらしき色紙が飾られています
    

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一人で伺ったこともありカウンター席に案内されます
目の前には大きな寸胴があり豚骨らしきスープがぐつぐつと煮込まれていました
ちなみに梅光軒は国内に9店、海外に7店の支店を展開
旭川の流通団地にセントラルキッチンがありそこでチャーシューやスープを製造しているとはきいていましたが
温めなおしているのか、ここ旭川本店は別なのかといったところでしょう


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さてそんな梅光軒のメニューを見ると昨年伺った時より少しばかり値上がりしておりました
「旭川醤油ラーメン」 1,030円
「塩ラーメン」 1,030円
「味噌ラーメン」 1,080円
「バターコーンラーメン」 1,210円
「野菜ラーメン」 1,200円
「チャーシュー麵」 1,380円
てな具合です
学生ラーメンも20円UPし800円になっていました
 

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頼むのは無論王道の「醤油ラーメン」
分厚いチャーシュー2枚、ねぎ、メンマといたってシンプル
けれど旭川ラーメンたる証がこのスープに浮かんでいる脂
これはスープが冷めにくいよう表面がラードで覆われているためです
 

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豚骨と鶏ガラをベースに魚介で仕上げた、伝統的なスタイルのラーメン
自家製麵という特製中細ちぢれ麺がスープと絡み相性抜群です
 

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スープもすっかり飲み干し完食
さすがは2012ミシュラン北海道特別版掲載店といったところ

美味しかった、また旭川にやってきたら伺わせていただきます
特に夏の間だけやっている「冷やしラーメン」なんてのも良いかもしれません
 

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今回は温水洗浄便座の修理の話題
我が家で使用している温水洗浄便座「東芝SCS-T260」は価格COMで売れ筋NO.1にもなったロングセラー商品で
今から7年前に1万3千円ほどで購入したものです
そんな価格ながら温水洗浄便座のリモコンはトイレと一体型ではなく、別途壁に付けるタイプで割と気に入ってました


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そんなお気に入りの温水洗浄便座でしたが、とある日からいきなり調子が悪くなりました
といのもシャワー洗浄後にノズルを自動で洗浄するのですが
その際に温水が大量に吹き出して、トイレの外にまで飛び出してしまうようになり
お湯を浴びてずぶ濡れになってしまうようになってしまいました
修理を依頼しようと思いましたが、専門の業者に修理をお願いすると最低2~3万ほど掛かるとの事でした
 

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まぁだめなら買い替えるだけと、ここは一発奮起し自身で治すことに
ちなみに交換するのは緑で囲われた部品
「流量調整バルブ組立」部品コード50440578です
内部の歯車が摩耗したりなどして圧力がコントロールできなくなるようです
 

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今回のパターンはまさにそんな不具合
Youtubeを見ると同様の故障を修理する動画が有り
それを見ながらの修理となりました


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Youtubeを見ると写真の流量調整バルブを交換すれば治るとの事なので
部品を発注し交換作業を行ってみましたが
これが大正解、写真の部品を交換することにより無事元通り作動するようになりました
まだしばらくはこの温水洗浄便座使えそうです
  

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200円ビールで狸まつりに乾杯

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7月18日に狸小路商店街で開催された「狸まつり」を見ようと狸小路にやってきました
その狸まつり、なんと今年で第72回を迎える歴史あるお祭りです
会場となる狸小路商店街は札幌の中心部を東西に約900メートルに渡り、200店以上の店舗が軒を連ねる札幌の一大ショッピングストリート
ただ狸小路のその名の由来は、昔すすきのが「薄野遊郭」として公認の場所だった時代に、この小路には客引きとなる私娼(売春婦)も多く存在し
男たちを言葉巧みに誘った女たちを「狸」になぞらえたのが「狸小路」と言われるきっかけになったのだとか


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狸まつり開催中の狸小路商店街は大勢の来場者でにぎわっていましたが
そんな人込みをかき分けるかのようにビール樽を運ぶ様子をたびたび見ることに
   

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というのもこの狸まつりの目玉が、ナイトバーゲンの一環「200円ビール&50円コーラ」
Webで紹介されていたのは5丁目会場のサッポロクラシック提供でしたが
そんな200円ビールはキリンビールやアサヒなど、大好評で提供中
なるほどこれなら人も集まるはずですよね


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しかもなんと・・・なんと
飲み干したプラカップをもってお替りすれば、ビール1杯100円だったりします
このあと予定が入っていることからお替りは出来ませんが、200円ビールで大きな狸のバルーンオブジェに乾杯
 

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年に一度はアジアを彷徨う、アジア好きな私ですが
そんな私が外すわけが無い、狸小路にあるタイ料理のお店「アジア屋台CAMCAM」
パクチーの香り高らかな本格的なアジアン料理を提供してくれるようで
あらかじめ予約の上、狸まつりを堪能しつつ伺いました
 

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店内一階にはカウンター席とテーブルが6席
今回は窓際のテーブル席に案内されましたが
二階にも席があるようで常連と思われる方が上がっていきました
この日は狸まつりもあり、次々と来店されていましたが予約がない人は満席ということなのでしょう断られておりました
 

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さてテーブルに置かれた飲み放題メニュー
飲み物の一覧の下におすすめパーティプランがありますが
今回は料理7品と飲み放題コース4,500円を予約してありました
  

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料理があれば追加で注文も可能で
しかもその一品料理には「ガイヤーン」や「グリーンカレー」「ソム・タム」「パッタイ」といった
魅力あるエスニック料理が並びます
  

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飲み放題ということもありまずはビールをオーダー
出てきたのはグラスに注がれたサッポロクラシック樽生
冷えっ冷えで美味しい
 

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それと思いのほか美味しかった
ジンジャーハイボール
ちょっとこれ癖になりそうです
 

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前菜3種盛り合わせは
「ザーサイ」
「きゅうりとパクチーの和え物」
「山くらげの漬物」といったさっぱり系の料理
山くらげは今回初めて食しましたが、コリコリとした食感とクセのない味はなかなかおつなものでした
 

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次にベトナム風生春巻き
これはスイートチリソースとナンプターソース?でいただきます
 

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牡蠣の黒酢唐辛子炒め
 

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鶏肉のジンジャー唐揚げ
 

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そしてタイ料理の代表格
海老の旨味濃厚スープ(トムヤムクン)
 

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ソフトシェルクラブのカレー炒め(プーパッポンカレー)
 

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濃厚鶏ガラスープで炊いたチキンライス(カオマンガイ)
 

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最後にデザート(レモンとマンゴーのシャーベット)で〆
ごちそうさまでした
美味しかったんでまた伺わせていただきます
 

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先週末、今年2回目のさっぽろ夏まつり大通ビアガーデンを訪問
前回は正午の開店直後と真っ昼間の訪問でしたが
夏の夜のビヤガーデンも良いな~と思いたちやってきました
 

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伺うのは無論、札幌ドイツ村
そう2度ほど車(メルセデスポルシェBMW)が目当てで訪独したのですが、なぜかドイツビールにはまってしまい
それ以来、ドイツビールには目が無いんです
特に今年のビールはここ3年続けて提供している「ホフブロイハウス」
創業1589年の国立の醸造会社が直営する、ドイツで一番有名なビアホールのビールです
私自身ドイツ・ベルリンの「ホフブロイハウス ベルリン」を訪ねたり
バイエルンミュンヘンのサポーターに占領された「ホフブロイハウス・ミュンヘン」で一杯ひっかけたこともありました

 

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いただくビールはホフブロイハウスの定番ビール「ホフブロイ・ミュンヘナー・ヴァイス」
Munchner Weisseの文字でもわかる通り、いわゆる白ビールです(「w」は英語の「v」のように発音するんでヴァイスになるんですね)
昨今この白ビールがフルーティでコクがありすっきり爽やかに飲めるってんで、人気急上昇中
なにやら今年は関西・大阪万博でも提供しているのだとか
ちなみに今年2回目の訪問ですが、2人で毎度同じホフブロイ・ミュンヘナー・ヴァイスを頼みましたが
グラスで計7杯ってどれだけヴァイスビア好きなんだよと思わせます
 

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そんなヴァイスビアに合わせるアテはというとやはりドイツソーセージ
同じ思いの方が多いようで、フード提供店舗は数々あれど
主にドイツソーセージを販売する「ミュンヘン・クラシック」にだけ長蛇の列が・・・
 

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仕方がないので並んで(15分くらい)購入
たっぷり買ったんで、これであとはがっつり飲むだけです
  

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頼んだのは「ドイツランド・ブルスト全種盛り(ドイツを代表する7種10本約350glお得でボリューム感溢れる贅沢セット)/ザワークラフト&マッシュポテト付き」
 

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ドイツ・プレッツェル(アルプス岩塩付)
 

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この札幌ドイツ村にはドイツの民族衣装ディアンドルを着た女性が主導する乾杯イベントタイムがありますが
このころ広々ソファー席が空いたのでそちらに移動
プロースト!!と札幌の暑い夏に乾杯してまいりました
 

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札幌ドイツ村でヴァイスビアを楽しんだあと
地下鉄で新札幌へ
このまま帰るのもなんなんで自宅近くに出来た「鳥貴族 シンサツBLOCK」を訪問することに
(近くといっても歩いたら20分以上はかかりますが)


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そんな鳥貴族は「税込390円均一の焼き鳥屋」
抜群のコストパフォーマンスもあり5月のオープン当初から行列ができる店として新さっぽろ界隈で話題となっていました
今回遅めの時間という事もあり多少は並んだものの、わりとすんなり入店
細かく仕切った席が多いなか、割と広めの2人掛けのテーブル席に案内されました
店内は満席という事もありますが、客層も若く活気に満ち溢れています
コロナ禍にあっては見られなかった光景でちょっとうれしい 
 

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メニューはこんな感じですが、価格が表示されていません
そう鳥貴族ではこれらがすべて390円(税込み)というから驚きです
 

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頼んだのは「メガハイボール(ジムビーム)」と「こだわり酒場のレモンサワー」
もちろん双方390円
 

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合わせるのは・・・ここは焼き鳥屋なんで焼き鳥を頼みます
鳥貴族看板メニューのもも貴族焼(たれ)
焼き鳥は1本1本店内で丁寧に串うちされ丁寧に焼かれているそうです


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もも貴族焼スパイスも美味しそう
鶏肉も大振りというのも良いですね
 

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それと思いの外、美味しかったカマンベールコロッケ
カマンベールチーズが入っている「いももち」を揚げたものなんですが
ケチャップと溶かしバターをソースにいただくというもの
芋にバターがよく合います
 

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最後は看板メニューの鳥釜メシで〆ようと思いましたが、メニューには炊き上がりまで30分かかると書かれていたので早めにに頼んだら、なんとすぐに出てきました
どうやら鳥釜飯は自分の席でコトコトと固形燃料を使い炊き上げるようです
炊きあがるまでは25分かかるそうですが、しばらくすると美味しそうな匂いが漂い始めました
 

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鶏肉・にんじん・ごぼう・かまぼこなどたっぷり具材に、特製の自慢の鶏がらスープで炊き込んだ鳥釜メシはまさに絶品
これらを含めメガハイボールやメガ酎ハイを数杯たのんでも会計は2,730円、どうりで並ぶはずです
 

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なお、自宅に向かうバスを待つ間の1時間少々を使っての訪問でしたが
注文した商品はさほど待つことなく提供され、スムーズに鳥貴族を堪能させていただきました
場所的にも良いうえ、コスパも良く美味しかったんでまた伺います

ハノイ・トレインストリート

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さて日本での話題も尽きてきたことですし
2023~2024年の年末年始に伺ったベトナムハノイの話に舞い戻り、このあと書き残した話を書き綴ってまいります
また古い話になりますが、しばしお付き合い願います

オールドタウンにあるハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテルから目的にに行く道すがらハノイのフンフン通りを歩いていると
鉄道の路線らしきものが見えてきました
周りを取り囲む建物のベランダにはベトナムの国旗である金星紅旗がはためいています
どうやらここが噂のハノイのトレインストリートのようです
 

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そのトレインストリート
線路周辺に民家が立ち並び、その民家の間を縫って走る電車の姿が見られるハノイの観光スポット
ほどなく北のトレインストリート
道路が線路を横切るいわゆる踏切
ここから線路内に入るんだそうです
 


 

まだ朝早い時間ですが、そんなトレインストリート入口には
「DANGER」と名書かれた看板の下には
「MAX FINE 500,000」(罰金は最大で500,000ドン)と記載されているうえ、制服(を着たベトナム人民軍なのか人民公安らしき方が警護しているようで、どうやら入るのを阻止しているようです
私が思うにきっと上記動画ような場所ですから事故も多いのでしょうね
そんな中にありながらも、線路内にあるのでしょうカフェの呼び込みがさかんに行われています
呼び込みをしているのは女性ばかり、アジアの女性の強さやしたたかさを垣間見た気がしてきました
ちなみにそうしたカフェの呼び込みさん同伴ならたやすく入れるとのことです
  

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ちなみにここからベトナムの首都ハノイの駅は近く
少ないとはいえ通過する列車は列車が通過するのは、平日で6回、土日祝だと8回に及ぶそうで
通りが色とりどりの光でライトアップされ幻想的な雰囲気の夜の時間帯などには撮りテツで溢れるようです
 

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そんなトレインストリートには入るの諦め
入り口でこわごわと記念撮影し次の目的地に向かうことに
 

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さてハノイ市内を観光する際の移動手段ですが、ハノイには地下鉄やトラムなどの公共交通機関はありません
おもにタクシーがその移動手段となりますが、移動の度にタクシーを使うといくら物価の安いベトナムといえど結構な負担となります
そこで考えられるのが路線バス
路線図(ルートマップ)を手に入れるのも一つの手となりますが、最近の私のお気に入りがGoogleMapを使った検索
目的地を入力すれば様々なバスルートが出てきてそれを選択、バスのNOを確認しつつ利用するというもの
これが慣れると大変便利でことのほか重宝いたしました
 

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それに加えて平均年齢が32歳と若いベトナム
シニアには優しく、ハノイの市バスは何と60歳以上は無料となるシルバーパスなる物があるとの事を聞きつけました
しかも何とそれは外国人にも適用されるとの事で
そんなパスを手に入れるため、ハノイのキーマバスステーションに赴きました
 

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顔写真が必要とのことで、行く道すがら写真屋さんを探しましたがありません
まぁ何とかなるかと思い、受付すると写真はここで撮るようで一安心
  

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ちなみにシルバーパスの発行手数料は10,000ドン
10,000といわれるとちょっとドキッとしますが、ベトナムドンの為替レートは慢性的なインフレのため桁が多く
日本円だとわずか56円くらいだったりします
 
 
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いただいたシルバーパスを路線バス乗車時に乗務員に見せるだけでハノイ滞在中乗り放題
使用期限は5年間有効で2028年12月までとなっていました
 

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ちなみにこうした改札のあるバスターミナルなどでは受付のスタッフにシルアーパスを見せると
切符がもらえてそれで改札をくぐるなど、わかりづらい面も多々ありますが
これでハノイにいる間、ホーチミン廟やナイトマーケット、水上人形劇などハノイ市内観光、それからハノイグルメやビアホイで世界一安いと言われているビールを楽しむ予定です
 

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「ベトナムといえばバイク」
今回伺ったハノイの街中にはありえなほどの数のバイクが道路を我が物顔で走っています
それもそのはずベトナムの総人口が9,600万人に対し保有するバイクの数はおよそ5,000万台近くといわれるほどバイクの数が多いのですが、子供数の多いベトナムですから、これはもうほぼ一人に1台保有といっても過言ではありません
しかも週末に乗るだけではなく普段の移動手段として必要なため、どこに行ってもバイクだらけといったのがベトナムの風物詩だったりします
ただそれだけ多いと問題も多く、しかも信号の無い交差点が多いことに加え
こんな携帯電話を使いながら乗ったりと交通マナーも芳しくないということで、ハノイでは道路を渡るの命がけだったりもします
 

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そんなベトナムの交通ルールがどうなっているのかもわかりませんが
信号無視、逆走、過積載は当たり前、ベトナムの経済を底辺から支えるバイクはホンダ、ヤマハ、スズキが多く何だか誇らしく感じます
 


 

ノーヘルは当たり前、こんな4人乗りのスクーターもしょっちゅう見かけたりします
 

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しかもバイクやスクーターは単なる交通手段ではありません
建設資材や食品などありとあらゆるものの運送手段として、日本でいうところの軽トラックのような使われ方もするようです
 

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そんなバイクやスクーターで特にハノイっ子たちに人気なのが日本ブランドの「ホンダ」や「ヤマハ」
この2つのブランドだけで売り上げの8~9割を占めるそうです
 

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写真は果物屋をやっているスーパーカブですが、ここベトナムでもちろんスーパーカブは大人気
そうベトナムの人びとはスーパーカブ・シリーズの愛着は半端ではなく「スーパーカブ・パラダイスの国」と呼ばれています
というのも1967年ホンダがスーパーカブを最初に輸出したのですが、その時の人気はすさまじくベトナムを走る二輪車の90%近くがスーパーカブ・シリーズとなってしまっていて、道路に溢れる洪水のごとく走っていたそうです
おかげでバイクのことを「ホンダ」とも言っていたという逸話もあるくらいです
  

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絶対にコケない自信があるのでしょう
たくさんの観賞用の鳥を運ぶ姿にちょっと感動したりもしました
 

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こんだけ積んであると後ろどころか、横すら確認できません
大丈夫なのかと心配になってしまいました
 

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これまた怖いプロパンガスの配達
日本の危険物取扱者が見たら仰天しそうです
 

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そして人力タクシーが進化したという三輪車「トクトク」は今もなおハノイの主役
もっともこうして人を載せる以外にこうした建築資材を運ぶトラックとしての使い方もあるようです
 

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ハノイ旧市街の道端の風景

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ハノイ旧市街を散策、ちょっとメインの通りから小路に抜けるとそこには昔懐かしい風景がありました
たとえばこんな天秤棒の両端の籠や自転車の荷台に山のようにで野菜や果物を運ぶおばちゃんの姿や
  

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鶏を平気で捌く肝の座った女性の姿
このあたりは「さすがベトナム」といった感、満載です
 

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海産物らしきエビやイカなどを道端で売る女性
こうした女性が積極的に働く姿は東南アジア系でよく見る光景で
逆に道端でイスに座ってお茶を飲みながらたばこを吸ったり
将棋などに興じているのはほぼ男性だったりします
女性が勤勉な一方で男性はあまり積極的に働かないのが東南アジアの特徴のようです
 

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道端での散髪しているところを目撃
これ私も海外で一度はやってみたい
憧れみたいなものだったりします
 

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これは道のど真ん中でリヤカーに積む商品を売る姿
遠目で見た感じでは何を売っているのかさっぱりわからない万事屋といったところですが
白人系の観光客が何かを購入していました


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そのほか、道端で靴を磨く少年の姿も
よく見ると磨いている靴は革靴ではなくスニーカー
赤い籠に入った丁寧に汚れを落としていました
もっともこうした道端での風景は過去日本でもあったはずで
戦争によりスタートが遅れてしまいましたが、発展が著しく平均年齢が32歳と若いベトナムのことですから
近々こうした風景は見られなくなる、貴重な風景だったかもしれません
   

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私にとってベトナムと言えばコーヒー
休日は朝からコンデンスミルクたっぷりのベトナムコーヒーを淹れて、ゆったりとした時間を楽しんだりもするくらいです
 

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今回のベトナム・ハノイ旅もカフェ巡りが一つの楽しみになっていることで
ハノイで最初に訪れるのは旧市街のとあるカフェを目指します

ちなみにそんなカフェを探している途中、旧市街を走りまわる伝統的な人力車「シクロ」を見かけました
そのシクロ、自転車の前に座席を設けた三輪自転車タクシーなんですが
フランス植民地時代にベトナムに導入されたもので、もとはといえば日本で「発明」された人力車から派生した乗り物だったりします
たしかに人力車は海外でも「リキシャ」って言いますしね
   

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そんなシクロに乗ってハノイの旧市街を回って歩くのも面白そうですが
限りある日程ってこともあり、今回は諦めます
   

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肝心のカフェ、入り口がわかりずらく迷いましたが、なんとかたどり着きました
それがエッグコーヒー発祥の店「CAFE GIANG(カフェジャン)」
人気店ということもあり、混雑しているのでしょう
2階のベランダまで人があふれていました
 

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2階のほうが空いてるよと言われ2階に上がると、広々としているうえ
小さなテーブルやイスで埋め尽くされています
しかも伺った際は満席
有名店なんで仕方ありませんね
まぁこれだけいると帰る方もいらっしゃると思っていたら案の定
ワンテーブル空きようやく着席
 

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まずはテーブルに置かれたメニューを開きますが
お目当てのエッグコーヒーは35,000ドン
日本円で196円ほど
ちなみにそんなエッグコーヒーはイタリアの牛乳を使ったカプチーノからインスピレーションを受け
当時牛乳が高価な為、卵で代用したものなんだとか
確かにタイをはじめとした東南アジアの国々では共通して乳製品が高価
これは乳牛が暑さに弱い動物ということもあり、特に牛乳(フレッシュミルク)について昔はあまり流通していなかったという事によるのだと思います
ただ、無いなら出来ないではなく、どうすればできるのかを考えた商品で、それが逆にヒットしたというのが素晴らしいですね
    

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提供されたエッグコーヒー・エッグカカオ
湯煎しているコーヒーカップの中でかき混ぜシェイクのような状態でいただきます
まるでコーヒー味のカスタードクリームを食べているような味覚でした


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タンロン水上人形劇を見に旧市街に隣接するホアンキエム湖までやってきました
予約した開演時間までまだ少し時間があることから湖のほとりででまったり待つことといたします
ちなみにそんな「ホアンキエム湖」一周1.8kmあるその湖の周囲は遊歩道になっていたりと
ハノイに暮らす人びとにとって生活に密着した憩いの場所となっているようで
ブライダルフォトを撮るカップルの姿やジョギング・太極拳を楽しむ人びとなどが見て取れました
  

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湖に行ってみるとそこには朱色のフク橋(棲旭橋)を渡る人々がいましたが
そんなフク橋を渡り玉山島に向かいます
 

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玉山島に渡ると、右に龍、左に虎の絵を配した石門がありそれをくぐり境内に入ったところに
玉山祠(ゴックソン)寺はありました
 

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玉山島からは「亀の塔」のある島も見て取れます
15世紀に明に「順天」という名の神剣パワーで勝利したベトナムの黎利(レー・ロイ)という王が湖を遊覧していたところ亀が現れ、勝利に導いた剣(順天)を神に返すことを要求
そしてその場所がこの亀の塔が立つ小島だという伝説なんだそうです
湖にはそんな伝説の逸話である「還劍(ホアン・キエム)」の名がついていたんですね
ちなみにそのホアンキエム湖の大亀はスッポン(Rafetus leloiiという学名)らしいのですが、姿を見ることができると非常にご利益があるとして、ベトナム人からはとても大切にされてきたそうです
もっともベトナム人はスッポン料理も大好きだったりします
 

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伺ったのは大晦日
ハノイっ子たちの憩いの場所ということで
マーケットのブースも出ていて、目立つこと請け合いの風船売りを見かけましたが
子供の多いベトナムでは風船売りは名物、風船を売って生計を立てていらっしゃる方もいるようです
  

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ドラゴンボールの関連グッズも売られていましたが、ドラゴンボールはここベトナムの子供たちに大人気
特にベトナム・ハロン湾の風景が「ドラゴンボール」の世界観に似ていると話題になることがあります
ということで明日はそんなハロン湾がドラゴンボールの舞台となったか確かめに行くこととなっています
そんなこんなで時間をつぶしていたら、あっという間にタンロン水上人形劇の予約時間となりそちらに向かうことに
 

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私の愛読書の一つマンガ『大使閣下の料理人』(原作:西村ミツル、作画:かわすみひろし)
1998年からモーニングにて連載された、政治や海外情勢それにそんな海外での料理といった情報量豊かなマンガで
これは原作者である「西村ミツル」が元公邸料理人でなければ、絶対に描けなかった師玉の名作
たまに読み返したくなるマンガでもあります
 

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『大使閣下の料理人』で読んで以来見たかった、水上人形劇を鑑賞しに「タンロン水上人形劇場」にやってきました
劇場自体はベトナムの国民的英雄のホー・チ・ミン氏が、子供達のために1956年に建てられたもので、歴史ある建物です
 

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劇場に入ると、司会などを演ずるメインキャラクターのテウさんが迎えてくれました
 

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2時間ほど前に一度やってきて劇場窓口で直接購入したチケットの席は中列シートの8列目
(劇場の後ろの席だと見ずらいので早めに予約するか、ネットでの席の確保をお勧めします)
料金は1人150,000VND(日本円で860円くらい)
「水上人形劇」は、約1000年もの歴史を持つベトナムの伝統芸能
もともとは、タイピン省の農民たちなど北部の農民たちが、豊作の祈願や、農閑期の楽しみとして屋外の水辺を使って演じていたものが、李朝・チャン朝頃(11~15世紀)に、娯楽として宮廷にまで広がったと言われています
水上人形劇はリズミカルな踊りや水を噴き出すなどの演出が特徴で各村により少しずつ異なる演技や演出は、今でも門外不出だそうです
 

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劇場の明かりが消されたのちベトナムの伝統楽器が奏でる美しい音色で開幕
このお寺の中から人形が出てきて水の上を動き回り「田植え」や「魚釣り」などの演目を披露してくれます
舞台左右に配置された民族衣装を身にまとった劇団員が、人形の動きに合わせて語ったり歌ったり
伝統楽器を使って効果音や音楽を生演奏する
 

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終盤の八仙人の踊り
 

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八仙人の踊りは動画でも撮ってみましたが
一体全体どうやって動かしているの?と思うくらい良く動いていました
 


 

最後に人形の操作を担当されていた演者さんが、水中から現れ
観客の拍手とともに水上人形劇は終了
言葉は判らなくとも充分に楽しめました
 

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タンロン水上人形劇を鑑賞したあと
やってきた「ブンチャー・フォン・リエン」
市内線バスを使いましたが、水上人形劇場からもほど近いホアンキエム湖の南側にありました
ここはハノイの名物麺料理「ブンチャー」が美味しく
あのベトナム初のミシュランガイド2023にて、ビグルマンに選ばれた超有名店です
   

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そんな店にもかかわらずさほど並ばずに入店出来ました
席に着くや否ら大勢の方が並んでいたので、ここはタイミングが良かったのでしょうね


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ちなみにこのブンチャー・フォン・リエンは
2016年5月23日にベトナムを公式訪問中だったアメリカのバラク・オバマ大統領が訪れたことで有名で
店内の壁にはその時の写真が飾られています


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2階にはオバマ大統領が当日実際に使ったテーブルが保存されているとの事でスタッフに声をかけ2階に上がりました
そこにはVIPを歓待したとはとても思えない普通の座席とテーブルの上に食器が並べられていました
残念ながらその時食べた料理は展示されていません(まぁここは南国ですから料理は半日も持たないでしょうからね)
ここは是非とも、日本の食品サンプル業界トップ「イワサキ・ピーアイ」さんの力添えが欲しいところです
 

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ちなみにその時の写真はNBCNEWSに掲載されていたので
添付させていただきますね
それにしてもオバマ元米大統領
実に美味しそうにビール飲んでいますね
 

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メニューを見るとそんなオバマ元米大統領の写真
そして1番上にその時にオバマ元米大統領が食した「コンボ・オバマ」なるメニューがありました
てなわけでスペシャルブンチャーにカニ揚げ海鮮春巻き、ビール・ハノイがセットになったコンボオバマをオーダー
このセットが120,000ドン(日本円で720円くらい)と言うのが驚きです
 

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特に美味しかったのがサックサクに揚げられた春巻き
海老と蟹のうまみたっぷりで、ビールのアテにぴったりでした
 

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ちなみにブンチャーとは、甘酸っぱいつけ汁が入った丼に
炭火で焼いた豚バラ肉とひき肉団子がトッピングされ
そのつけ汁にブンと呼ばれる米麺をつけて食べる料理で香草たっぷりでいただきましたが
さすがはミシュランのビブルマンといった味でした
 

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ベトナムの英雄ホー・チ・ミン
私の好きなマンガ「大使閣下の料理人」にも紹介されていましたが
料理マンガという事もあり、船の見習いコックとして働くようになったホー・チ・ミンが、船と共に宗主国フランスへ渡るといった逸話がたびたび登場していました
ベトナムの「建国の父」であるホー・チ・ミン氏
国民から尊敬の念を込めて「ホーおじさん」という愛称で親しまれたそうです
ホー・チ・ミン氏はベトナム戦争終結に向かっていた1969年に心臓発作で亡くなります、享年79歳でした
そんな国民から尊敬されるホー・チ・ミンさんの遺体はハノイの「ホーチミン廟」で眠っているかのように安置されています


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てなわけでハノイに来たのならやはり、ホーチミン廟は訪れねばならぬ場所
市内路線バスを使い伺いましたが
開館時間は午前中の7:30~10:30のみだったようで
そんなことはつゆ知らず、訪れたのが16時過ぎっとことで
ホーチミン廟内は見学できずに、バーディン広場から廟を眺めるのみとなりました
 

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2人の衛兵が廟の警備をしてますが、微動だにせずに立っておりこれだけ見ても厳粛な雰囲気がつたわります
そんな衛兵交代式は毎日1時間ごと、廟が閉まっている時間にも行われているそうですが
残念ながら時間が合わず衛兵の交代式は見れませんでした
 

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ホーチミン廟を訪れたあと
市内路線バスを使いハノイ大教会(聖ヨセフ大聖堂)へ
これが大正解、巨大なクリスマスツリーと教会のライトアップ
素晴らしい景色を目に焼き付けることとなりました
多くの観光客も訪れておりましたが、当然のようにシクロも出番待ちしておりました
 

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ハノイ大教会(聖ヨセフ大聖堂)はハノイでもっとも古い教会で、かつ最も大きな教会
荘厳なゴシック建築ですが、これはパリのノートルダム大聖堂をモデルにして建てられたのだそうです
てなわけでフランス統治時代の面影を今に伝えます
クリスマスツリーの手前には、イエス・キリスト誕生を表現したオブジェが飾られています
 

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ハノイ大教会周辺にはおしゃれなカフェやショップが立ち並んでいて
そんな一軒「フェバ(PHEVA)」というチョコレート屋で定番の土産を購入していきました
ベトナムはフランス植民地時代に大規模なカカオ農園ができましたが、あまりうまくはいかなかったようで頓挫
ただベトナムは南北に長いベトナムの地形のおかげで多種のフレーバーのカカオ豆の生産ができる利点があり
世界各国の大手チョコレートメーカーや商社が拠点を設けて栽培・発酵に関する手厚い投資を行なわれています
てなわけでベトナムはチョコレートの新興国ともてはやされているようです
フェバチョコレートはそんなベトナムで生産されたカカオ豆とフランスの技術が合わさり誕生したチョコレート
土産にはもってこいですね
 

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この日はこのまま歩いてホテルを目指しましたが
そんな途中、こんなレコード・CDそしてオーディオを扱うお店に出くわしました
店には蓄音機やオープンリールのテープレコーダーなど年代物のオーディオが並んでいましたが
店内が狭いためか通路にてそんなオーディオを修理している様子が見られました
日本の家電店では見向きもしてくれそうもないオーディオですが
物を大切にするベトナム人の心意気が伝わる一コマでした
 

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そういやベトナム・ハノイが主な舞台のマンガ「大使閣下の料理人」でも
木田氏(本田宗一郎氏)が、旅行でベトナムを訪れた際に街でKIDA(HONDA)の古いバイクが走っているのを見かけたが
その型式は日本では30年も前に生産中止となったもので、古いバイクをきれいに磨き上げ丁寧に整備して乗ってくれているベトナムの人に感動したという話がありました
この話は他でも聞いたことのある話で、本田宗一郎氏はそのことがきっかけでベトナムでのバイク生産や合弁工場について即諾したとのことでした
そんなマンガを読み物を大切にする心は、私自身どこかに忘れたような気がしてきましたが、ベトナム人にはまだ残っているようです
 

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夜な夜なホテルを抜け出し、ハノイのナイトマーケットにやってきました
そんなナイトマーケットは週末の夜、ハノイ旧市街のど真ん中が歩行者天国になり、数百の夜店が並ぶというもの
衣料や雑貨を扱う店が多くあり大勢の人でにぎわっていました
まぁ夜店での価格交渉が苦手という事もありここは見て歩くだけで
 

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ナイトマーケットより少し歩いたところに
いかにもベトナムっぽい通りにプラスチック製のテーブルを並べた昔ながらの下町食堂があり
ここで食事も良いかなとも思いましたが、暑い中歩いてきたこともあり
食事の前にまずはビールだなと鑑み
 

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中国人街となっていて通りの頭上に行燈が渡されている
ハンブオム通りあたりを散策


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ファクトリー47というよさげなバーを見つけ飛び込みました
 

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ベトナムらしくない高級そうなBARで
棚にはスコッチウイスキーやバーボン
スピリッツが並びます
  

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ゆったりとした雰囲気の店内で
カウンターを覗くとビールのタップがあることから
 

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カールスバーグとクローネンブルクのヴァイツェンを注いでもらいます
2杯合わせて140,000ドン(日本円で840円くらい)
ずっとここに住みたいくらいな思いになってきましたが
ハノイのビール事情はまだまだ奥が深かった


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ビアホイ通りと比喩されるベトナムのターヒエン(TA HIEN)通りに来てみました
この通りは旧市街で最も活気に満ちたエリアで夜の帳がおりたころから、続々と多くの現地人と観光客が集い賑わいます
そのうえ店の前の道路には背の低い大量のプラスティックのテーブル・チェアが並び道路を埋め尽くします
  

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道路にはそんあテーブルと人が溢れ歩くにも難儀するほどでした
ちなみにベトナム語は判りませんが、脇に立つ道路標識を見る限り
午後10時から翌午前5時までは車両進入禁止のようです
えっここ歩行者天国ではないの・・・と思わせますが、時計を見る限りまだ午後7時過ぎ
伺ったこの時間帯は車両の通行は可能のようですが、この状態で車は通れませんよね
これはあくまでお店の裁量でやってしまっているようで、翌日にその事実を知ることとなります
(その話はまた後日お伝えします)


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皆さんの目的はこの「ビアホイ」
地ビールであるビアサイゴンあたりよりもアルコール度数が低いうえ(3~4%)、若干口当たりが良い軽い感じもします
これがベトナム特有の蒸し暑さも相まって、ガブガブと何杯でも飲めてしまうビールです
しかも1杯が10,000ドン(日本円で56円くらい)と安価なビールなためさらにどんどん飲めてしまいます
ちなみにビール樽に入れられたビールはタップビールのように炭酸で押し出し注ぐのではなく
樽の下についている蛇口から重力の力を借りてビールを注ぐ原始的なやり方のようです
 

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ただこの日はターヒエン通りのお店は初めてという事もあり少し警戒しつつのお店選び
割合明るい店内で清潔そうな店構えの「Mai Linh」に入ることとしました
子供ずれなどのいかにも地元客が多かったのもその理由です
 

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おのお店のもう一つの魅力が、このビール満載の冷蔵ショーケース
コロナビールやバドワイザーを追いやって
シンハービールやタイガービール
そして地ビールであるハノイビールやサイゴンビール、333(バー・バー・バー)がこれでもかと並んでいました
 

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メニューを見ると
そんなベトナム地ビールが30,000ドン(約168円)
ビアホイも良いですが、こうした安心して飲める瓶ビールも捨てがたくこのお店に陣を据えることに
 

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さっそくハノイビールとサイゴンビールで乾杯
食べ物のメニューを見ると生落花生が有ったのでビールのつまみにします
この「生落花生」ベトナムの名物で落花生を塩ゆでにしたもの
これがベトナムビールに合わないわけがありませんね
 

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ついでに焼き鳥5本を頼みましたが、なんとこのボリューム
いかにも炭で焼いてきましたという焼き具合に加え、ベツナムの養鶏は小規模生産が主流で旨味のある鶏肉が多く生産されているようで
この焼き鳥も味わい深くヌクナムのタレにつけ美味しく頂かせてもらいました
 

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ついでに頼んだシャキシャキな野菜とエビを巻いた生春巻き
ベトナムビール5本飲んで2人で330,000ドン(日本円で1,980円くらい)
いや~これなら毎晩通いたいくらいです
明日はツアーから帰ってきるのは夜9時になってしまいますが、もちろん翌日の晩も訪問する決意を抱きホテルに戻りました
 

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ハノイ3日目
この日は世界遺産ハロン湾日帰りツアーに参加いたします
日帰りといっても、往復12時間かけてのツアーとかなりの強行軍です
ちなみにそのハロン湾はベトナム北部トンキン湾にある湾で
ベトナム北部では最も有名な観光スポットとなり
「海の桂林」とも謳われているように大小無数の奇岩や島々が海に浮かぶ水墨画のように美しい景勝地
映画のロケ地としても人気が高く、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」や「キングコング」「インドシナ」などの作品に登場しています


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ハロン湾へはバスでの往復となりますが、片道3時間半の長距離移動となります
てなわけで途中バスツアーお決まりのトイレ休憩兼の土産屋(真珠養殖店)へ立ち寄り
たくさんのバスが停まっていたので、戻る際に間違えないようバスのナンバーをスマホで撮っておくことに
 

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そんなバスに揺られ
ハロン湾の船着き場であるトゥアンチャウ港に到着
 

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トゥアンチャウ港にには多くのクルーズ船が停泊していましたが
乗り込むのは「Dragon King Cruises」のクルーズ船
 

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乗船後、すぐにランチタイム
 

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ランチは船内でベトナム料理のシーフードが並び
テーブルに同席した方々と料理をシェアいたします
 

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内容はというと
揚げたヒラメの甘酸っぱいソースのあんかけ
 

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日本でいうところの「蒸しハマグリ」のような料理


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イカと野菜の炒め物
 

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魚介たっぷりの揚げ春巻き
中華のそれとは違い、ベトナムの生春巻きの皮は、米粉(ライスペーパー)でできていて
揚げた時のパリパリ感はたまりません
 

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これはハノイの街でもよく見かける
バイン・トム(エビの揚げ物)でしょうか?
 

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これらの料理をハロン湾に浮かぶ奇岩を眺めつついただきますが
食事中に頼んだハロン湾のビール「HALONG SAPHIRE(ハロンサファイア)」も美味しかった
 

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ツアーで伺った世界遺産ハロン湾ではもちろん素晴らしい湾内の景色を堪能いたしますが
そんなハロン湾でのツアーではボーホン島にも停留し
ハロン湾で最も大きい鍾乳洞『スンソット鍾乳洞』の洞窟体験も組み込まれていました
  

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多くのクルーズ船が隙間なく停泊する船着場から
少し歩くとスンソット洞窟の看板が見えてきました
  

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ここから50段もの階段を上り鍾乳洞の入口へ
それははるか上部、海抜 25 メートルに位置しています
なるほどこんなところに入り口があったためなかんかな見つからなかったんですね
ちなみにこのスンソット洞窟は1901年にフランス人によって発見されましたが
そんなフランス人が「驚きの洞窟」と呼んだほど美しく、そして馬鹿でかかった
 

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メインホールとして知られる第二の空間となる鍾乳洞の面積は約12,200㎡
数千人の訪問者を収容できるほど広大な空間があります
  

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洞窟の中はライトアップされており鍾乳石の細部まで見て取れますが
この鍾乳洞は世界で最も美しい10の洞窟のうちの1つに選ばれております


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鍾乳石は100年でわずか1cmほどしか成長しないため
何十万年、何百万年と気の遠くなるような長い年月をかけてここまで成長したようです
 

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スンソット洞窟の広い広い洞窟を抜け出した先からは
美しいハロン湾の絶景が望めました
 

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世界遺産ハロン湾をめぐるツアーも終盤
ボーホン島でのスンソット洞窟探検を終えたら次は同じ島にある絶景スポット「ルオン ケーブ」へ
ここでは写真の竹ボートに複数乗船し船頭さんの解説でめぐるのが一般的なようですが
 

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私どもは普段から乗り慣れているカヤックを選択
ただ注意しないといけないのは、発展途上国にありがちな安全面での配慮が欠けていること
乗船前に自分で籠の中にあるライフジャケットやパドルを選び装着しますが
カヤックを選んで、勝手に好きに乗れってスタイル
日本のツアーとは違い、パドルの操作方法などの説明などは全くなく
誰も漕ぎ方は教えてくれません
まぁ入り組んだ湾の中の内海で波もなく穏やかな水面なんで何とかなるでしょう
 

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ということで適当にシットオンカヤックを選択
どこに漕ぎ出せばよいのかわからずに
竹ボートの後についていくこととします
  

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久しぶりのカヤックですが、パドルを漕いでいる間に昔の感を思い出し
ルオン ケーブの大きな岩の下をくぐり抜けていくことに
 

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洞窟を抜けると別世界
大きく湖を囲む石灰石の壁などが目に飛び込んできます
こんな感じで1時間余り、カヤックからの絶景を楽しみました
 

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その後、ハロン湾ツアーはティトップ島に立ち寄り
丘の上からハロン湾の景勝を楽しみますが
湾に見えているのは、クルーズ船のみならず
宿泊可能な船もかなりの数が停泊しておりました
確かにハノイからの日帰りは12時間ほどかかり、かなりの強行軍
こうしたゆったりとした優雅な旅もあるのだと思い知らされました
 

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12時間あまりかけて伺った世界遺産ハロン湾ツアーも終了
その後、いつものようにターヒエン通りにやってきました
ターヒエン通りは大晦日ということもあり凄まじい人手です
観光客も多いのですが、いかにも地元の人といった人と合わせ賑わっていました
 

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そんな皆さんのお目当ては安価なビール
ワングラス10k(56円)の「ビアホイ」
 

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日本でもよく見られるビヤ樽に詰められてはいますが
タップはなく樽の下部につけられた蛇口から重力の力を借りてジョッキに注ぎます
 

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この日はあまりの人出の為か樽に詰められたビアホイのタンクが売り切れとなったので
メニューを見て他のベトナムビールを頼もうと思ったら
1ℓが50kのボトル50k(280円)があるじゃないですか


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てなわけで1ℓのペットボトルに入れられたビアホイをオーダー
 

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挙げ句の果てに隣りに座っていた外国人もビアホイが売り切れで困っていたので、我が家が頼んだビアホイをおすそ分け
私どもは日本から来たと伝えると、そんな外国人はスペイン人でバルセロナから来たというビルバオさん
日本にも一度行ったことがあるとのことでした
私どももバルセロナには観光で赴き、試合は見られなかったが「カンプ・ノー」には立ち寄ったなどと話し
  

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その後、ビルバオさんからも1ℓビールをご馳走になるなど盛り上がりました
 

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そんなビアホイに合わせるのは
ミントを効かせた豆腐揚げ
それに牡蠣玉子焼き


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さらにベトナムらしく揚げ春巻き
春雨がいい味出してます
そんなこんなで会計は270,000ドン(日本円で1,620円)
なるほど人であふれるわけです


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にしてもここターヒエン通りは公道
歩行者天国ってわけではなく
頻繁にこうしたバイクも通り抜けていきます
そんな秩序とは無関係なビール天国通りでした
明日も再訪したいが元旦はここやってるかな
 

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ターヒエン通りでビアホイを楽しんだ後、ホテルに戻りますが
広東人の貿易商が集まっていた「ハンブオム」通りでブンチャーやバインミーを売る屋台を発見
 

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小腹がすいてきたのでここでバインミーを購入して帰ることに
ちなみにそのバインミー
ベトナム発祥のサンドイッチで
やわらかなフランスパンにハムやなます、パクチーなどの香味野菜などをたっぷり挟むのですが
味の決め手はパンの内側に塗るレバーペースト
こうした屋台で売っていて手軽に食べられるファストフードですが
奥深い味わいと多様なバリエーションがあり
ホーチミンを旅していた時に食べてから、その味の虜になっています
 

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ホテルに舞い戻り部屋で購入したバインミーをいただきますが
大晦日ということもありビールではなく、日本から持参した上川大雪碧雲蔵山廃酛純米をやることに
これは先般9月に上川大雪酒造碧雲蔵を酒蔵見学した際に購入したもの
もしかして碧雲蔵、初のベトナムで飲まれた一本だったかも知れません
ちなみにこの時すでに日本では年が明けていますが、時差の関係もありまだこちらは2023年
コロナ禍が明けつつあり、また単身赴任生活の始まった波乱の2023年を思い出しつついただくことに


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ハノイ・シヴァ・ラグジュアリーホテルで迎える新年の朝
ホテルの朝食会場は普段のまま
特別な飾りつけ、特別な料理などはありません
ベトナム人にとって一年で最も重要な伝統行事「テト(旧正月)」は1月末から2月初めなので
日本のように元旦を祝う風習は無いようでした
 

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ということで2024年の新年
朝はお雑煮ならぬフォーからはじまります


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ただそんなホテルの朝食会場ではジャパニーズ・ニューイヤー・トラディショナル・ドリンクと説明し
日本から持参した上川大雪酒造十勝碧雲蔵山廃酛純米を持ち込ませていただき
『御神酒』として新年を祝い
無事にこうして旅行していられることに感謝します
 

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ハノイ4日目は「陸のハロン湾」として知られる世界遺産ニンビンを巡るツアーに参加
まずは古都ホアルーにあるディン・ティエン・ホアン祠へは、ツアーバスを降りて駐車場から自転車で向かいますが、レンタルバイクの整備が悪く四苦八苦する事に
 

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その世界遺産ニンビンのある紅河デルタ地方ニンビン省は
景勝地「チャンアン」や「タムコック」、「古都ホアルー」などが「チャンアン複合景観」として「世界複合遺産」に登録されており
ハリウッド映画「キングコング 髑髏島の巨神」(2017年公開)ではそんな独特の景観を生かして映画のロケ地になったりもしました
 

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自転車で向かった先はホアルーの都の入り口
ベトナム最初の独立王朝の首都古都ホアルーの門
ここはベトナムでディン・ティエン・ホアン王とその両親、そして息子たちを祀る場所
ちなみにそのホアルーは、約1000年前のベトナムの都で
1000年以上も続く中国の支配から独立した、丁朝(ディン朝)という初の王朝です
 

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ホアルーの楼閣門
なんだか珍しい旗がはためいています
 

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国宝となるドラゴンベッド
ホアルーが中国から独立戦争をした際
山からあわられ中国軍を撃退したと言う龍にまつわるものも祀られていました
一応囲いはされていますが、なんだか国宝らしからぬ展示ですね
 

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初代王の廟ホアルー寺院
千年に及ぶ中国の支配の影響か
門には漢字がまだ使われています
 

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始皇帝ディン・ティエン・ホアンが眠る祠廟
 

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古都ホアルーは日本の奈良盆地のように山に囲まれていて、守りやすい地域に造られた有利な地形
天然の要害に囲まれているのがわかります
 

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裏門を潜り抜け出発地に戻ります
 

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自転車で戻った先はニンビン・エクスカーション・レストラン
ここでベトナム北部地域のの郷土料理が味わえるビュッフェランチとなり
 

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ニンビン名物の山羊料理を味わいましたが
そんな山羊は納屋で飼育ではなく自然に岩山で放牧され
山の中を自由に歩き回り、自然の草を食み育てられたもの
素朴な味わいがまた旅心をくすぐります
 

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インスタントヌードルの焼きそばがビュッフェに並ぶなど
いかにも東南アジア感満載のランチでした
 

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チャンアンの川下りツアーに参加
ツアーバスから降り、地下通路を通ってボート乗り場へ
 

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救命胴衣を着衣し乗船
「陸のハロン湾」と称されるチャンアンを竹ボートで下りますが
漕ぎ手は地元ベトナムのおばちゃん
オールさばきも鮮やかに漕ぎ出しました
心地よいスピードで一生懸命漕いでくれますが、ちなみにこのあと2時間以上漕いでいくことに
  

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「高山霊祠」など
川下りの途中にいくつかの寺院があり
なにか説明してくれているようですが
残念ながらベトナム語はちんぷんかんぷんです
 

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岩山の水面近くに洞窟らしき穴が見て取れますが
なんと竹ボートはこの穴目掛け進んでいきます
 

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進んだ先の狭くて薄暗い洞窟は通路となっていて
チャンアイの洞窟は「徒歩」ではなく「舟」のみで行きつける通路なのだそうです
 

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洞窟を抜けた先には素晴らしい石灰岩のカルスト地形による奇岩が連なる景色が見て取れます
なるほど陸のハロン湾と言われているだけの事はありますね
ちなみにこの水面に浮かぶ寺などは結婚の記念写真の撮影スポットになっているようです
  

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「福開寺」という寺院のある場所で一度下船
参拝していくことに
 

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拝んだのは「金色の仏像」に
 

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これは、李朝の皇帝でしょうか?
 

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これらの像を護るのは
この迫力ある守護神でした
供物の多さなどからしてこれも名のある方なのかもしれません
 

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「陸のハロン湾」として知られる世界遺産ニンビン・チャンアンの川下りツアーを終えた後、ツアーバスがやってきたのが、「ハンムア寺院」
まぁ寺院といっても別段、何があるわけでもなく、龍の石像と小さな祠がある程度の施設ですが
ニンビン省で一番の絶景と謳われる寺院だったりします


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ただし参拝は大変な苦労が要求されます
たどり着くには長い階段を登らなけばいけません
 
 
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写真のように石段の蛇行具合が龍の胴体に見える500段もの階段と格闘しなければならないからです
 

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その階段も傾斜がきつく
雨が降ったりして濡れているときはかなり危険な階段です


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途中分かれ道となりましたが
まずは「ライイング ドラゴン」のいる高い方の山に向かいます
 

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たどり着いた山の頂上に鎮座する石の彫刻のドラゴン
 

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塔がある低い方の山にも登ってみました
 

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頑張って登り切った先にタムコックの絶景が広がっていました
こりゃ、帰ってからのビールがうまいでしょう
 

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ハノイの夜を楽しむのは今日限り
と言う事で今宵ももちろんビアホイを楽しみにターヒエン通りへ
 

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ということで早速
まずはワングラス10k(56円)の「ビアホイ」を注いでもらい喉を潤します
 

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ちなみにこのビアホイ通りと言われるダーヒエン通り
店前の道路中央近くまでテーブルが並んでいますが
このターヒエン通りは別段、歩行者天国でもなんでもありません


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それが証拠にハノイ市警は、こうした車で歩道や道路への侵入行為の巡回、取り締まりを行っていました
 

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ということでたまに警察が来て路上にテーブルなどないか確認しているようですが
店の方は何食わぬ顔で警察が来たらテーブルを片付け
警察が去ったらまた路上にテーブルを並べるそんないたちごっこを毎夜行っているようです
 


今回訪れたのはビアホイ通りの真ん中に位置する「クアン・フック・ラム(QUAN PHUC LAM)」というお店
看板にハングル文字がありますし、スタッフもどことなく韓国風の方々
どうやら韓国の焼き肉レストランのようです
ちなみに後で調べたらベトナム国内のテレビ旅行番組でも取り上げられたことがある店のようでした
 

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頼んだのはハノイの隠れB級グルメ「マーガリン焼肉(BBQ)」
300k(日本円で1,680円くらい)
その名の通りマーガリンで肉を焼く料理で
スタッフが固形燃料の鍋に載せられた鉄板の上にアルミホイルを引き、その上にマーガリンを大量に投入
そこにニンニクを加えた後、牛肉・豚肉、玉ねぎやナス・トマトといった野菜をマーガリンスープに満たされた鍋でてきぱきと焼いてくれました

ちなみにこのマーガリン焼き肉
もともとはベトナム戦争後、食料が不足していた時代に高価だったバターの代わりに、比較的安価で入手しやすかったマーガリンを使って肉を焼くことから始まったベトナムの安くて美味しい庶民の味なんだそうです
なんだか戦後日本において防空壕の鉄扉を外して何でもかんでも焼いた「鉄板焼き」を彷彿させる料理ですね
 

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肉が焼けたらあとは好きに食べてねといったスタイル
 

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焼かれた肉は韓国焼き肉らしく、サムギョプサルのように青野菜にくるんでいただきます
そうそう添えられたフランスパンを肉汁たっぷり吸ったマーガリンスープに染み込ませて焼いたのが絶品
さすがはフランスが宗主国だったこともあるベトナムはフランスパンの食べ方が絶妙(バインミーなど)ですね
なるほどこれはビアホイによく合い何杯でも飲んでしまえそうでした
 

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そうそう帰り道で見かけた海鮮の数々
ハノイは内陸に位置していますが
こうした屋台のようなレストランでも魚介類が提供されているようです
 

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東南アジアに来ると、必ず頂くのが
ミントがたっぷり入ったモジート
カリブ海を暴れまわったイギリスの海賊がつくったといわれるカクテルです
先般赴任先の滝川のBARでは、香り高い新鮮なミントは雪の下と言う事もあり提供されませんでしたが
さすがは南国のハノイ
何処に行ってもまともなBARなら、これでもかとミントが詰め込まれたモジートを飲む事が出来るのが嬉しいです
 

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ハノイの旧市街やホアンキエム湖周辺にはルーフトップバーが10件ほどありますが
今回訪れたのはホアンキエム地区の「La Mejor Hotel」屋上にあるダイヤモンド・スカイバー
 

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店内はいかにもオーセンティックバーらしい雰囲気
 

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ゆったりとしたソファー席もありましたが
 

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今回はハイチェアのカウンター席で
ハノイの夜景を楽しみながらカクテルをいただくことに
 

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豊富なカクテルメニューが魅力のダイヤモンド・スカイバーですが
そのカクテルの価格は235,000ドン(日本円で1,300円くらい)と高級バーらしからぬ安さがハノイのバーの特徴です
 

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ハノイ最終日、先般夕刻に伺ったのにすでに閉場していて入れなかった
「ホーチミン廟」に朝早くに再訪
ホーチミン廟の入り口に着いた時はまだ入場待ちの列は出来ていませんでした
ちなみにホーチミン廟に入るにはセキュリティを通過せねばならず
入場口では空港レベルの荷物検査があり、飲食物などはここで破棄しなければならぬほど厳重な検査を受けるため
いつも長い列ができているそうです
もっともここには荷物預け所があり、カメラなどを持ってる場合は預ける事になります
 

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そのホーチミン廟は名前の通りベトナム建国の父、ホー・チ・ミン氏の遺体を安置している墓廟です
 

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もっともここにはホーチミン廟大統領府たる「公邸」があり
これは現在も使用されているそうで見学は不可でした


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清貧で生涯独身、財産はなにも持たなかったという、ベトナム建国の父、ホー・チ・ミン氏でしたが
初期の私邸にある展示物はそこそこ立派でした
 

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これはホーチミン主席の執務室


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そしてホーチミン主席が乗っていた車3台
手前の黒い車は1954年にソ連から贈られたボルガ
隣にニューカレドニアの越僑から贈られたプジョーだそうです
 

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そしていよいよベトナム建国の父であるホー・チ・ミンが眠るホーチミン廟内へ
ここはベトナム🇻🇳で一番神聖な場所
廟内外は白い制服を身に纏った衛兵に厳重に警備されており入る前から荘厳な雰囲気を肌で感じました
当然廟内は撮影不可
手前の受付でデジイチは預けましたが、何故かスマホはOKとの事
中に入る前に下の写真を撮ってから廟内にはいりました
列に並んでホー・チ・ミンの遺体を見ていたところ、途中警護する衛兵に差し止められて、その後、別室に連行されました。
別室の取調室で取締官に、胸のポケットに入れていたスマホが写真を撮ったすぐ後だっので画面が表示され暗い廟内(遺体安置室)で光っていた。
廟内では何も撮影などしていない(撮りたかったのは実はやまやまだったのですがとは言いませんでした)とスマホの写真を見せて数分説明し、無事釈放されました
いや〜びっくりと言うか、本当に怖く
なんとか辿々しくはありましたがしっかりと英語で主張したのだけ覚えています
取締官には最後笑顔で見送られましたが、これが大陸のあの国ならアウトだったかもと思うとまた恐怖が込み上げてきます
 

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冷や汗を流した後は
何事もなかったかのようにホーチミン博物館へ
 

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この日はベトナム人民軍の若手たちも私どもと一緒にベトナムの歴史を学びに来ていたようです
 

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