2024年6月アーカイブ

さてアドベンチャーワールドを堪能したあとは、とれとれ市場南紀白浜に昼飯を食べにやってきました
 

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ゴールデンウィークって事もあり、とれとれ市場南紀白浜はものすごい人で溢れていました
コロナ禍以降こうした観光施設でこれだけの人を見るのは久しぶりです
 

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さて和歌山と言えば紀州勝浦産生マグロ
入口の看板にも大きなマグロのモニュメントがありましたが、和歌山の勝浦漁港は日本一の生マグロ水揚げ量を誇ります
もっともそれだけではなく、はえ縄漁のみによって漁獲される天然マグロは
まぐろ専門家や消費地では、非常に高く評価される逸品
今回のこのとれとれ市場を訪れたお目当てでもあります
この日はそんなマグロの解体ショーが行われていました
 

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和歌山県の海は黒潮の影響を受けるまさに魚の宝庫
特に初ガツオの漁期ということで、カツオも並んでいました
和歌山のカツオと言えば明治末期に、ハワイから帰国した移民によって伝えられた「ケンケン漁」と言われる一本ずつ釣る漁法で獲られた「ケンケンかつお」が有名でね
 

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エイリアンのような見た目のカニは「アサヒガニ」
カニなんですが横ではなく、前後に歩く珍しいカニだそうです
 

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「ジンタン」なる魚が袋に入れられ売られていましたが、これはジンタンアジと言われる味の幼魚で、こういった市場でしか見ることがないだろ魚
名のもととなるのは、あの小さな銀色の清涼剤である「仁丹」だそうです
なるほどといった命名ですね
 

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もっともこの市場には地元産ばかりではなく
北海道産のホタテなんてものも並んでいました
 

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さてここに来た目的は
新鮮な海鮮一杯の海鮮丼
メニューには美味しそうな海鮮丼が並んでいますが、残念ながらこちらもものすごい人出
数十人は並んでいることから、ここは断念いたします
 

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てなわけで鮮魚売り場で生寿司と秋刀魚の押し寿司を購入
 

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飲食ブースも満席で座ることも出来ないことから
車を走らせ、白浜近くの千畳敷のような渚で潮風を感じつつ頂くことに
 

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京都大学が運営する「京都大学白浜水族館」
全国的にも珍しい大学運営の水族館で
白浜周辺にすんでいる無脊椎動物と魚の展示にこだわった水族館です
 

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入館料はコスパ良い大人一人600円
入館してすぐのところにある第1水槽室では
シマアジやカンパチなど群れをつくる美味しそうな魚が回遊していました
 

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カメラ目線の「イシガキフグ」
 

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泥干潟に生息するトビハゼもおりました
 

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海のギャング「ウツボ」
見た目とは裏腹に高知で食べた「うつぼ唐揚」は美味かった
それと「アオヒトデ」
 

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直立し壁にぴたり貼り付いているのは
「コバンサメ」
名前にサメと付いてはいますが、軟骨魚(エイ・サメ類)ではなく一般の魚に分類されます
ちなみに結構おいしい魚なんだそうで、「黒カンパチ」という商品名で売られていたりします
 

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「アカマツカサ」
鱗が非常に硬く料理しずらいことから定置網などで水揚げされるが出荷されることはほとんどない
ただ手間を惜しまず料理すれば安いうえ
キンメダイ目の魚ということもあり美味しいんだとか
  

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「ハナミノカサゴ」
花が咲くように綺麗な姿をした派手なカサゴ
まぁ食べるというより観賞魚として人気の魚
 

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「センネンダイ」
魚屋さんでもめったにお目にかかれない幻の魚
千年に一度しか取れないとの逸話もある「千年鯛」
大型の白身魚で旨味とほんのりとした甘みが特徴で水産業界、飲食業界では「絶品の味」と評されていて
10,000円/kgが相場の超高級魚だったりします


 

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胸びれを大きく開き睨みをきかせる
「バラフエダイ」
シガテラ毒があり食用にはされない
 

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天然物のクエは漁獲量が少ないうえ、高級料亭で振舞われることが多く
ほとんど市場に出回ることがない「高級魚クエ」と
ここ京都大学白浜水族館で、美味しそうな魚たちに癒されてきました
 

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和歌山にきたらどうしても訪れたかったのが、南方熊楠記念館
というのもその昔、週刊少年ジャンプ誌に「てんぎゃん」の名で連載されていたのを読んで熊楠に憧れたものでした
南方熊楠は和歌山出身で若いうちから海外を渡り歩き、「知の巨人」と呼ばれるほど研究に人生をかけた熊楠を記念して作られたミュージアムです
 

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訪れるのをこのゴールデンウイークに定めたのは、この日学芸員による企画展「寄贈資料展」であるギャラリートークがあると聞いたからでした
時間を合わせて伺い写真の菌類図譜(ツガサルノコシカケ)の話や
熊楠が海外生活でのインクをヒントに、親交のあった田辺の文房具商 多屋孫次郎に「墨を磨る手間を省くのに紀州特産の松煙を材料に墨汁を製造したらどうか」という提案した話など興味ある話しをたくさん聞かせていただきました
そんな話を伺いまた熊楠の本が読みたくなりました
 
 
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ちなみに写真のベンツの模型は昭和天皇時代に使われたもので、現物はドイツシュツットガルトのメルセデスミュージアムにて保存させています
1926年に熊野の観光名所「神島」を昭和天皇が行幸されたとき、南方熊楠が植物や粘菌類について御進講したのは有名な話ですね
 

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シュツットガルトのメルセデスミュージアムは私も2回ばかり訪れたのですが、その時の話しを記録したblogの写真を見た知人が、このベンツのタイヤを開発に携わったのはその方の祖父との話を聞きました
そしてそんな写真を見てその祖父をシュツットガルトに連れて行きたいと話てましたが、その後どうなったのでしょうか
ちなみにそんなベンツが履いたタイヤメーカーはブリヂストンです
 

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記念館屋上の展望デッキからは紀伊水道方面の海が見渡せました
次はこの海岸線にある白浜海中展望塔コーラルプリンセスを目指します
 

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南紀白浜に伺った今年のGW
絶好の天候と言う事もあり、グラスボートから海中の魚を眺めたら綺麗だろうと思いましたが、残念ながらそのグラスボートは整備中で出航しないとの事
かわりにやってきたのが南紀白浜の海岸に立つホテルシーモアより沖合100m
水深8mの海の世界を探索できる全天候型展望塔「白浜海中展望塔(コーラルプリンセス)」でした


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沖合の展望塔からは360度、海が見渡せます


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螺旋階段を降りたところの海中塔には
海中をのぞけるように12か所の窓が設置されていて
窓の外にはカラフルで色鮮やかな熱帯魚が泳いでいます
 

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20cm程度の魚の群れが見て取れますが、これはグレの群でしょうか
磯の女王なんて言われる魚ですが無茶苦茶たくさんおりました
これをみてなんだか釣りキチ三平のスピンオフ・マンガ「バーサス魚紳さん」の話の中で磯のスペシャリスト平和卓也とのグレ釣りのガチ対決シーンを思い起こしてしまいました
 

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南紀白浜と言えばナギサビール
まだ地ビールと呼ばれていた1996年に誕生したマイクロブルワリーで
白浜町が世界に誇るミネラルウォーター「南紀白浜 富田の水」を仕込み水として使用して醸造されています
しかも造られたビールは加熱殺菌処理・フィルター濾過を一切行わない正真正銘「生」
冷蔵庫にての保管と賞味期限180日が課せられるビールだったりします
 

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ここナギサビールでは予約なしで製造工程を見学できるとのこと
この日ビールは醸してませんでしたが
醸造現場で製造工程をスタッフの解説を交えながら見学させていただきました
 

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2015年に建設された新工場には発酵タンクが4基ありますが、みなピカピカに磨かれています
聞くところによると時間があればいつも拭いたり磨いたり擦ったりしているのだとか
酵母菌を扱う酒造りには重要なポイントですね
こうしたタンクに入っているできたてのビールは、直接ビンや樽に充填されますが
そこにもこだわりがあり、充填前にボトル内の空気を真空ポンプで吸引し二酸化炭素を注入、再びボトル内の空気を吸引し二酸化炭素を注入するという作業を行って
酸化によるビールの劣化を極力防ぎ、風味をより長く保つよう努めているそうです
 

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製造工程を見学する通路には、旧工場で使用していたラベラーと瓶詰めの充填機
瓶を洗浄するためのリンサーと、瓶を乾かすボトルツリーも展示されていました
 

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工場に隣接するのバーカウンタには4基のタップが設置
できたてのビールが楽しめるようですが
  

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残念ながら、私は運転があり飲めません
かわりに我が家の奥さんはみかんエールをいただいたようです
なんだか美味しそうですが、夜まで我慢我慢
 

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和歌山市で江戸の頃から200年の歴史ある繁華街「ぶらくり丁」と呼ばれる商店街がありますが
和歌山最後の夜はそんなぶらくり丁の築地通り沿いにある居酒屋「魚酒屋 千里十里」に伺うことに
創業は昭和30年、地元の人に愛され続けている老舗居酒屋で、大変人気があるそうで今回予約の上での訪問となりました
 

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店内に入ると奥行きは深そうで、長いカウンターが見て取れますが
カウンター12席、席小上がり8卓あるそうですが、伺ったその日は地元らしき人たちでいっぱいでした
 

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この日は朝から南紀白浜を巡り歩いていたこともあり
喉が渇いていたので、まずは生ビールからはじめます
お通しは、サバとホタルイカとスナップエンドウの酢味噌
しょっぱなからな小皿で始まりました
 

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五月五日と書かれた手書きのおすすめメニューがこちら
なにやら魅惑的な和歌山の郷土料理が並びます
 

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まずビールに合いそうなおつまみと言う事で
「串焼盛合わせ」
 

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和歌山と言えば鯨と言う事で、刺身3種盛り(赤身、ベーコン、さえずり)も頼みます


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このあたりで和歌山自慢の地酒も気になるところ
ということで合わせる日本酒は、千里十里オリジナルの黒牛原酒
和歌山市からも近い海南市にある1866年創業の「名手酒造店」の日本酒です


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泉州名物の「いずみナス」
 

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次に昨日酒蔵見学させていただいた中野BC
紀伊國屋文左衛門十五度
 

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〆にわさび巻き、紀州南高梅 梅巻き寿司(南部)と言った郷土料理をオーダー
 

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たっぷり堪能させて頂きました、ご馳走様

和歌山の旅最終日は日本醤油発祥の地、湯浅にやってきました
ちなみに醤油といえば日本人には欠かせない調味料の最筆頭
そんな醤油の起源は鎌倉時代、紀州由良の禅寺「興国寺」の開祖「法燈円明國師」が中国(南宋)の径山寺から金山寺味噌の製法を持ち帰ったのが始まりだそうで
もともとは味噌だったんですが、それを改良して作られた「たまり醤油」(偶然できたとも言われています)が、ここ湯浅から日本中に広まったとされます
そんなこともあり湯浅は「醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」として2017年4月に日本遺産に登録されました
 

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目的は湯浅醤油「九曜蔵」での工場見学
100年以上現役で使用している直径2.3mの杉の大樽を使った昔ながらの伝統を受け継ぐ古式醸造蔵をガイドの解説で見学させていただきます
 

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まず醤油の原料となるのがこちら
「国産丸大豆」
「国産丹波種黒豆」
「国産炒り割り小麦」
「醤油麹菌」
「長崎の五島灘・塩」
 

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ガラス越しに11個の巨大な熟成杉樽が見てとれますが
ここでら1年から2年の歳月をかけてじっくりと熟成させ
この日見ることはかないませんでしたが職人による櫂入れが見ることが出来るのだとか
 

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さて日本酒の蔵でも木樽の復古が話題になっていますが
現在はその木樽職人もわずか、木樽が高価になっているようですが
ここ湯浅醤油では次の100年へ木樽で仕込んだ醤油を残したい!
そんな思いからクラウドファンディングで資金を集めたりもしていたようです
 

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熟成したもろみを搾る作業
まずは丸一日自然に染み出すのをまち、その後厚板だけを載せ半日から一日
さらにこの機械で圧力をかけ3~4日かけ搾るのだとか
なんとも気の長い話ですね
  

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搾ったしょうゆはここでボトリングされるようですが
残念ながらゴールデンウイークと言う事もありここは稼働してはおりませんでした
 

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さて体験コースは蔵見学の際に
熟成中のもろみの櫂入れ体験が出来ます
櫂入れはもろみの熟成を促すためにフレッシュな空気を効果的に送り込む作業
この約2トンのもろみが入った杉樽に長い棒でかき混ぜる作業を体験、法被を着て撮影タイムとなりました
 

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その後
醤油造り体験
 

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「手づくり醤油キット(2,700円)」
湯浅醤油さんの特製醤油こうじ(国産材料である大豆・小麦・麹菌・塩を混ぜ合わせたもの)を使い
500mlのペットボトルに醤油を仕込んでいきます
 

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ちなみに醤油造りは完成までまだ一年かかり、定期的にペットボトルの空気の入れ替えと攪拌が必要になります
が、これはまさに手前味噌ならぬ手前醤油
来年か再来年、使う分だけ少しずつ濾しながら
生醤油味わいたいものです
なかなか良い経験をさせていただき、感謝です

湯浅醤油で工場見学した後は湯浅の重要伝統的建造物群保存地区にある
江戸時代の天保12年(1841年)から続く老舗造り醤油屋「角長本店」にやってきました
ちなみにこの趣ある建物は国指定重要文化財に指定されています
 

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その角長、手づくりにこだわる老舗醤油醸造蔵で
マンガ「美味しんぼ」でも紹介されたことがありましたが
掲載された少年スピリッツが誇らしげに角長本店の向い側にある職人蔵に展示されていました
 

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そんな角長職人蔵(旧館)は、慶応2年に建った80平方米の仕込蔵であり、昔の醤油造りに使われていた機器が保存・展示されています
 

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商いの帳簿類や宣伝広告に使われただろうポスター
 

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保温効果の高そうな麹室も展示
 

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中には「麹蓋」と呼ばれる専用の小箱があったり


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もろみを醸す仕込樽と
先ほど湯浅醤油でもろみの熟成を促すために櫂入れ体験をしてきましたが
そんな櫂入れの櫂棒も展示されています
  

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ついでに、もろみを搾るフネの下には「よだれ掛け」と下に埋まった「垂れ甕」があり
これは昔の日本酒に使われてきた道具とほぼ同じものが展示されていたのには少々びっくりしました
 

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続いて少し離れた場所にある
角長醤油資料館(新館)へ
 

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ここでは三等身の醤油の工程模型(ジオラマ)が醤油造りの工程を紹介してくれたり
 

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こちらの資料館は昔の民俗資料的なものが多く
角長の商標が書かれた笠や加納家の看板
 

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総木製の大八車と積み込まれていたであろう木桶に入れられた醤油
 

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先ほど麹室でみた麹蓋などの昔ながらの道具が展示されており
醤油についてたっぷり勉強してきました
 

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その昔、湯浅町は熊野三山へと続く熊野古道の宿場町として栄え、熊野古道が唯一商店街を通る町としても知られています
白壁の土蔵、格子戸や虫籠窓など、醤油醸造の伝統を感じる家並みが残る古い街並みは湯浅町重要伝統建築物保存地域に指定されています
 

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昔懐かしい郵便ポストがある商店には「たばこ」「塩」「郵便切手」などの看板が並んでいて古い街並みになじんでいます
 

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そんな街並みの一角に端午の節句をガラス越しに見せてくれる家を発見しました
 

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私が伺ったのはゴールデンウィーク最終日の5月6日
ちょうど湯浅の伝建地区では『ゆあさ端午の節句飾り(第10回)』なるものが行われていたからのようでした
 

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こうした武者人形や甲冑飾りなどを飾る風習は江戸時代後期には、室内のみならず室外にも飾られたうえ大型化し、富裕階級は、豪華な飾り付けで家の権勢を競い合っていたそうです
そんな古い時代の華やかな屋外飾りの要素もあったのでしょうが
湯浅の伝建地区に現代のインスタ映えするスポットとして観光客誘致の一環として行われたのではと思ってしまいました


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中には家の屋内まで入れさせてくれ、飾られた武者飾りや張子の虎を見せてくれたりもして
目を楽しませていただきました


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湯浅町重要伝統建築物保存地域では昔懐かしい銭湯の姿を伝える銭湯跡歴史資料館『湯浅の甚風呂』も訪問しました
その甚風呂は明治、大正、昭和に使用されていた公衆浴場「戎湯」の銭湯跡を町で修復し資料館としている施設です
 
 
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玄関前に立てられた立て札に書かれている湯浅町教育委員会の説明を読むと
『甚風呂(戎湯)』は幕末から昭和の終わりまで、四代にわたり営業していた大衆浴場である。
屋号は「戎湯」というが、経営者の名前から「甚風呂」と呼ばれ親しまれてきた。とありました
 

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暖簾をくぐるとそこには風呂屋の番台があります
靴箱にある甚風呂の名の入ったスリッパに履きかえ中へ
 

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脱衣所であった場所には昔懐かしいマッサージ機が置かれていました
いまのマッサージ機と比べてしまうと、ほとんど効果のなさそうなマッサージ機に思えてしまいます
 

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風呂場に入ってみると懐かしの昭和の銭湯は思いのほか小さかった
私の子供のころは家に風呂なんかありませんでしたので、近所のみなさん同様に夕刻にはこうした銭湯に入浴しに来たのを思い出しました
そんな風呂の壁には古い映画のポスターが貼ってあり昭和の雰囲気を醸しだしています
 

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女湯では子供のころ入浴した銭湯にはこんなアルマイトの風呂桶は無かったななんて考えつつ見学してきました


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ここ甚風呂はレトロな銭湯の他
古民具などを展示してあり、歴史民俗資料館として公開されています
風呂の隣の部屋にあったのは地元のお祭りに使われたのでしょう、神輿や太鼓などが展示されていました
 

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小民具と一緒に昭和を代表する家電であるテレビや木製のラジオなども展示
昔の我が家にもこんなのあったな~などと昔を懐かしみました
 

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和歌山で4日間お世話になったレンタカーを返したら、レンタカー会社受付すぐそばの関西空港エアロプラザに入居する、「カフェラウンジ ノドカ」にチェックイン
ゴールデンウイークということもあり、チェックインカウンター前には受付を待つ人の列ができていました
 

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さてそのカフェラウンジ・ノドカ
こうしたカフェエリアでフリードリンクを飲みながら休憩ができたり、有料ですが食事やシャワーが浴びれたりします
カードラウンジとして登録されておりゴールドカードの提示で2時間まで無料で利用可能
しかも昨年の9月からはプライオリティパスの利用が可能となりました
 

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休憩する場所にはこんなキャンプサイトを意識した「芝生エリア」があり
人工芝の上でくつろぐことができ、テントやハンモックも設置されているため
お子様連れなどによさそうです
 

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他にも個室エリアやシャワールームがありますが、この日は両方ともに満室
「カフェエリア」で昼食といたします
 
 
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飲み物についてはコーヒーやコーラなどソフトドリンクは無料ですが、アルコール飲料は有料メニューとなっています
 

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食事メニューについては
「パスタ」「ライス」「麺」「カレー」「スナック」
空港にあるにも関わず、良心的な価格ですね
 

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カフェラウンジ・ノドカはプライオリティパス指定ラウンジですが、上記食事の指定メニューより1品無料が無料なうえ
お酒も2本無料(これも指定メニューより、ただしワインは対象外)
 

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ということでビーフカレーとコーラをいただきました(缶ビール2本はこのあとラウンジKANSAIで生ビールが飲めるのでこいつはお土産になりました)
ちなみにこの日はゴールデンウイークということで並ぶほどたくさんの方が利用していたこともあり
こりゃ制限区間内にある同じプライオリティパス指定ラウンジの「ぽてじゅう」も同様だろうと
まったりするまもなくすぐに向かうことに
 

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関西空港制限区間内にある「ぼてじゅう」
昭和21年に西野栄吉夫妻が大阪市西成区玉出に開業した「ぼてぢゅう」が起源とするお好み焼き店のチェーン店
 
  
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ここもカフェラウンジ・ノドカ同様にプライオリティパスの指定ラウンジ
プライオリティパスとチケットを提示すれば3,400円分無料で利用できます
到着時にも使いましたが、もちろん搭乗時も利用が可能です
 

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ただ先ほど「カフェラウンジ・ノドカ」で昼飯をいただいたこともあり
ここで頂かず、ぼてじゅうのテイクアウトメニューから選択することに
 

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てなわけで国産丹波黒豆大豆 塩どら焼きと
 

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京都デニッシュ
ぼてじゅうオリジナルお好み焼きソースを土産にします
 

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にしてもデニッシュは行きにも頂いていたので、夫婦二人で往復4個
しばらく会社に持って行く弁当はデニッシュサンドイッチとなりました
 

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「ぼてじゅう」でテイクアウトを土産にしたら
出発までラウンジKANSAIで過ごすことに
 

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ここはJALとANA共同運営の共用ラウンジとなっていることに加えて
ゴールデンウィークと言う事もあり結構混雑していました
まぁ何とか席を確保し、何はともあれ生ビール
 

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ちなみにこのラウンジKANSAIでは
「キリン一番搾り」と「ハイネケン」2種類のビールのサーバーが用意されています
 

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ということで「キリン一番搾り」と「ハイネケン」と2杯いただき
今回の旅を締めくくります
 

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そうそう関西空港国内線にいつの間にか
セキュリティのプライオリティレーンが出来ていて便利になっていました
繁忙期に混雑しているときなど重宝しそうです


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さてゴールデンウィークに高野山や南紀白浜などを巡る和歌山の旅から帰ったばかりですが
JALのタイムセールにて5月中旬、新千歳~福岡(直行便)を片道8千円程度で手に入れたことから
今度は北九州の旅に出かけることとに
まずはいつものように新千歳空港JALファーストクラスカウンターでチェックイン
 

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さて今回の北九州の旅の目的に最初に頭に浮かんだのが
「柳川の川下り(お堀めぐり)」
滞在する博多から西鉄電車で行けることから当初はその予定でしたが
折角なので世界文化遺産 宗像大社や日本三大朝市である呼子の朝市、ついでに吉野ヶ里遺跡なども見たくなり結局レンタカーを借りて巡ることとなりました
  

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チケットは午前便ということで、新千歳空港ではまずはJALダイヤモンド・プレミアラウンジにておにぎりと美味しい味噌汁で朝飯
到着後レンタカーの運転がありますので、残念ながらラウンジのビールは飲めず
ノンアルコールビールで旅の無事を祈りカンパイ
 

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福岡空港までは2時間半のフライトとちょっと長め
到着後レンタカーを借りたらすぐに「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして世界文化遺産登録された宗像大社総社辺津宮を目指しました
 

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この日は宗像歴史観光ボランティアの解説で2時間かけて、宗像大社総社辺津宮と8万点もの国宝が眠る神宝館を見て回ります
まずは手水舎ですがここには柄杓がなく、楕円形の岩(一枚岩)に付けられた蛇口から常に水が流れ出ており
手ですくって身を清めます
  

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参道を少し進んだところにある神門の神紋は大きく煌びやかな「菊の御紋」がありました
皇室の御紋である十六菊花紋を勅許を受けて使用しているそうです
見逃すところでしたが、こうしたものに気づかせてくれるのもガイドさんがいるからですね
こうしたものからも宗像大社と皇室との深いつながりを感じざるをえません
 

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神門をくぐり中に入ると切妻造りの拝殿と本殿が見て取れますが
拝殿と本殿は創建は不明ですが、戦乱などの影響による火災で数度消失
直近では1557年に一度全て焼失され
現在残っている本殿は1578年、拝殿は1590年と戦国時代真っ只中に建てられたそうで
安土桃山時代の神社建築の特徴がよくあらわされており、国の重要文化財に指定されています
  

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拝殿の奥には「神勅額」が見て取れますが
ここ宗像大社の利益は、航海・交通安全、縁切り・縁結び(恋愛成就)、安産祈願、商売繁盛など
特に「道主貴」と称され、古くから海上・交通安全の神としての神威があり、交通安全はここ宗像大社の御利益は絶大なようで、この辺りでは宗像大社のお守り(ステッカー)が貼られている車をよく見かけます
車のお祓い所もだだっ広くとられていることからも、ここ宗像大社で交通安全祈願と車のお祓いをする方は多いのでしょうね
聞くところによるとわざわざ本州のほうから関門海峡を渡りお祓いに来られる方もいらっしゃるのだとか
 

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見事な佇まいを見せる本殿の屋根は日本伝統の「こけら葺」
多数の薄い木材を重ねながら葺かれたもので
白い壁と朱塗りの柱と合わせ重厚な趣があります
ちなみに数年前に葺き替えしたそうです、その時は真新しい木材の色だったそうですが、すぐに今の色に変色したそうです
  

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この塀の格子窓の一部からようやく「辺津宮」と書かれた看板を見ることが出来ました
何故だかわかりませんが、こんなわかりずらい場所にしか辺津宮を示すものはないのだそうです
まぁガイドさんがいなければ気づかなかったポイントでもあります
 

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本殿の周辺には大小のお社が24社あり、121の神様が祀られています
そんな中に酒の神を祀る松尾神社もありました
 

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木々に囲まれた参道は木漏れ日が差し込むとなんとも神秘的な高宮参道を歩いて、市杵島姫神の降り立った地、宗像大社総社辺津宮の、一番の聖地「高宮斎場」に伺いましたが
ここは沖ノ島で行われた祭祀を遺す場所で、いまでも祭礼日にはこの高宮斎場で儀式が執り行われているそうです
私の住む北海道では季節的にまだそんな時期ではありませんでしたが、参道を歩いている際に数か所、蚊に刺されてしまいました
 

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辺津宮では、宗像大社三社がまとめて参拝できるように分霊されています
向かって右手が第二宮(沖津宮分社)御祭神は田心姫神
左手が第三宮(中津宮分社)御祭神は湍津姫神とされています
ここ辺津宮に分霊されているのは中津宮は大島にあってフェリーに乗る必要がありますし、沖津宮はそもそも普段立ち入りができないためです
社殿は「唯一神明造」と呼ばれる伊勢の神宮のみにみられる様式
というのもこれらの社殿は伊勢の神宮から下賜されたもので、「神宮式年遷宮」で古くなった伊勢神宮の別宮をそのまま下賜されたものだそうです
遷宮の際に柱とか板を下賜されることはよくあるそうですが、丸まんま賜されるのはここ宗像大社だけなんだそうです
  

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産廃の最後、市杵島姫神を祀る辺津宮を参拝御朱印を賜りました


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こんな感じでガイドの解説で世界文化遺産宗像大社総社辺津宮を堪能させていただきましたが
帰りには神の使い蛇にも遭遇したりもしました
ということで次は8万点もの国宝が眠る神宝館へ
 

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宗像大社辺津宮の境内に位置する神宝館
ユネスコ世界文化遺産で神の島とも呼ばれる沖ノ島で行われた古代祭祀遺跡の発掘調査により出土した、8万点に及ぶ膨大な数の貴重な歴史的資料を収蔵展示しています
そんな神宝館を宗像歴史観光ボランティアの解説で見て回ることに


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海の正倉院ともいわれる沖ノ島の出土品は約12万点で、そのうち約8万点が国宝だそうです
神宝館ではそんな国宝の一部をこうしてガラス越しに見ることが出来ます
  

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展示品のトップは朝鮮半島の新羅で作られた「金製指輪」
1500年前の指輪だそうですが、いまでもピカピカです
  

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出土した沖ノ島の模型なども置いてありましたが
玄界灘に浮かぶ沖ノ島は、島の周囲が4kmの小さい孤島
この島で4世紀後半から9世紀頃まで国家的な祭祀が行われてきました
いや今もなお、国家安寧のご祈祷を宗像大社の神職が交代しながら毎日欠かさず行っているそうです
なるほど神の島ですね
  

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多くの神鏡
中国の魏時代の漢式鏡「三角縁三神三獣鏡」をはじめ
「蘷鳳鏡」「鳥文縁方格規矩鏡」「内行八花文鏡」「六獣帯鏡」などすべて国宝
これらが沖ノ島の祭祀遺跡群に何気に並べて置かれていたそうです
最初に見つけた方はさぞびっくりされたでしょうね
 

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「桂甲小札」(国宝)
徒歩戦が主流だった時代の短鎧と違い、桂甲は騎馬の戦闘用に作られたもの
小さな鉄片、小札を上下に革紐で連結しただろうこの形式の鎧は、短甲とは比較にならぬほど制作に手間がかかる鎧なんだそうです
 

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「盾中央鉄板」(国宝)
端っこにリベットが打たれたような跡があるので、「盾に取り付けられていた鉄板」だと考えられています
 

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「鉄剣、鉄刀、鉄地銀張鎺」(国宝)
伊勢神宮に奉納される玉纏御太刀の祖型と言われています
 

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「金銅製歩揺付雲珠」(国宝)
馬具飾りで、先端に花びらのようなものが多数付いていて、馬が歩くとそれがヒラヒラと揺れるんだそうです
 

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「金銅製帯金具」 (鉸具)
「金銅製帯金具」 (帯先金具)
双方国宝
帯を装飾するための飾り金具ですが、金色に輝く玉虫装飾は三国時代新羅の代表的な技法なんだそうです
 

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金銅製のミニチュア織機
「金銅製高機」(国宝)
非常に精巧な造りで、部品はほぼ揃っており、組み立てると実際に織り成すことができるそうです
 

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幡や天蓋を吊り下げる
「金銅製龍頭 一対」(国宝)
唇がべろ〜んとめくれた、龍の頭部を模しています
東魏時代・6世紀
 

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中国唐時代の色彩豊かな鉛釉陶器
「唐三彩長頸瓶片」(国宝)
これは復元すると高さ25cm前後の緑色を基調とした優美な長頸瓶となるそうです
唐三彩の多くが洛陽や西安郊外の貴族層の墓から出土していますが、この唐三彩は遣唐使によって持ち込まれた可能性が高いそうです
 

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「三十六歌仙扁額」
江戸時代に当時の藩主だった黒田光之によって奉納されたもの
本来なら拝殿に掲げられるので表面は傷ついてしまいますが、奉納された直後に本殿奥に保管されたため色あせることなく保管されています
 

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「石造狛犬 一対」(重要文化財)
子獅子を抱く阿形と紐をくわえ手毬を前足でかかえる吽形の二対
中国宋代の作風と伝えられるそうです
 

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「木造狛犬一対」(重要文化財)
1本の楠で作られた狛犬
なんだか筋肉粒々で勇ましいですね
  

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最後になぜかここにある
旗艦「三笠」の羅針儀(羅針儀は、三笠に搭載されていた計器で唯一現存するもの)と「神光照海」という揮毫
東郷平八郎率いる日本連合艦隊が、当時世界最強と呼ばれたロシアのバルチック艦隊を打ち破った「日本海海戦」
くしくも神宿る島・沖ノ島近くの海域である対馬海峡が戦いの舞台となりました
そんなこともありここ神宝館に展示されているのかな
ちなみに神宿る島宗像・沖ノ島は2018年以降、一般人の上陸を全面的に禁止することを決定しています
ただ私の伺った先月ですが、日本海海戦があった歴史的な5月27日
宗像大社では「沖津宮現地大祭」というお祭りが行われたそうで、規制されている沖ノ島ですが、この日に限り、抽選で選ばれた約200名の男性が入島することができたそうです
 

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観光ボランティアの解説で神宝館を見学したあと
ガイドと別れて向かったのが「世界遺産ガイダンス施設、海の道むなかた館」
その名の通り宗像・沖ノ島と関連遺産群のガイダンス施設で、
閉館間際でしたが、シアタールームの大型スクリーンで、遺産群の中核ですが行くことのできない沖ノ島を体感させていただきました
 

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他には地域学芸員の解説で金製指輪のレプリカや
 

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三角縁神獣鏡を実際にふれる体験もさせていただいたりしましたが
ずっしり重いうえ、実はこの神様や獣など刻まれている面は裏側で
表面は磨かれた鏡だという事にはじめて気づかせてくれたりもしました
  

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さて格安のチケットが取れて急遽決まった福岡旅行ですが、実は宿探しが大変でした
というものの私が伺おうとした5月中旬の週末
海の中道海浜公園 野外劇場にて行われる福岡の野外音楽祭「CIRCLE'24」が行われるからだと思いますが、定宿とする東横インなどはどこも満室
高額なホテルくらいしか空いていない状況でした
そんななか見つけたのが「プレジデントホテル博多」
博多駅からは少し歩きますが、繁華街からは逆に近いという立地のホテル
実はとあるマンガで有名になったホテルです
てなわけで今回のエントリーはそんなプレジデントホテル博多の備忘録になります
  

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さてそのとあるマンガがこれ
本の表紙の背景にあるホテルが今回泊まったプレジデントホテル博多とそっくりですが
それもそのはずプレジデントホテル博多など九州5県でホテルの清掃事業を展開するビルメンテナンス会社セイビ九州が実在の社員をモデルにし客室清掃員のリアルを描いたマンガ
『客室清掃の魔法 (幸循環を生み出す客室清掃マジック)』
『客室清掃の魔法2 (幸循環を生み出すチーフへの道)』
ホテル増加の裏側を支える仕事の実態に迫る業界必読の二冊でした
ちなみにこの本はホテルで販売しておりました
(私の勤める会社も同様の会社で関連する会社とちょっとしたお付き合いもあることから興味深く読ませていただきました)
  

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今回初めての宿泊となりますがチェックインに訪れたロビーのそれはビジネスホテルというよりはシティホテルの雰囲気
最近のホテルの宿泊費上昇から鑑みると、まぁこれで1泊1万4千円弱(2名1室)×2泊は妥当なところでしょうか
アイスペールを頼んだところすぐに出していただくなどサービス対応も良かったですし
6Fサービスルームには製氷機、そして夜食を頼む際に重宝する電子レンジも設置と私が望むものはほとんど揃っていました
  

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宿泊したのはダブルルルーム(12.0㎡)
ベット枕元にはコンセント(100VとUSB)
大型テレビがありました
  

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デスクには小型冷蔵庫(すでに電源は入れられていました)
ポットにマグカップ、ドライヤー
そしてペットボトルの水が2本サービスで置かれていました
 

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トイレと浴室はユニットタイプ
浴室はビジネスホテルより少し広めと言った感じ
アメニティの揃えも良いですし、入浴剤がロビーに置かれていたのも嬉しい配慮です
さてホテルで一息ついたら夜の博多に繰り出すこととします
 

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博多最初の夜はプレジデントホテル博多から歩いて十数分のところにある
京風もつ処「越後屋」博多駅前本店に伺いました


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地元出身の方のお勧めとのことでこのお店をあらかじめ予約し来店
そこはやはり人気店、写真は帰り際に撮影しましたが
のれんをくぐり店内に入るとほぼ満席状態でした
 

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博多で西京味噌を使った京風もつ鍋のお店「越後屋」でもつ鍋コースやってます
コースの内容は本日の前菜3種盛り・炙りハツ刺し・センマイ刺し・お好みのもつ鍋・チャンポン麺 ・デザートで3,300円
 

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これにお得な飲み放題(飲み放題 +¥2,200)を加え、1人5,500円となりました
まずはビールということで頼んだビールはキリン一番搾り
私の好みのビールの銘柄の一つ
これは杯を重ねそうです
 

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前菜の前菜三種盛は
炙りチャーシュー、鶏皮、もずく


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炙りハツ刺し
 

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センマイ刺し
 

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定番、西京味噌の白味噌のもつ鍋は
京都から取り寄せた白味噌仕立てのスープでもつを煮、ニラを鍋の中心に一列に並べ、その上に鷹の爪を一直線に飾り、傍らに揚げ豆腐を添えるという美しい盛り付けのもつ鍋
地元の方一推しだけあって越後屋にしてよかったと思う瞬間でした
特に九州産柚子胡椒を入れて揚げた絹ごし豆腐が絶品でした
 

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福岡食肉市場から直に仕入れた「もつ」はもちろん
野菜は福岡産にこだわった、キャベツ、ニラ、ゴボウなど
西京味噌仕立てのスープで煮込まれこれが美味しかった
 

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最後はちゃんぽん麵で〆
ちなみにスープが少なくなったら足してくれます
これも地元出身の方から聞いていたので
もつ鍋を食べる際もスープを残したりせず遠慮なく頂いていました
 

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そんなことでもつ鍋とビールでお腹いっぱい
最後に出てきたデザートは無理やり腹に詰め込んだと言った具合でした
いや~満足満足、ごちそうさまでした
 

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博多の越後屋でもつ鍋を堪能した翌日は朝早くに起き、朝飯も食べずにレンターカーを駆って「呼子の朝市」にやってきました
そんな呼子の朝市は大正時代から開かれている歴史ある朝市
石川県の輪島、岐阜県の飛騨高山と並ぶ日本三大朝市の一つとされています
輪島朝市飛騨高山宮川朝市はともに2022年に伺わせていただきましたが
残念ながら石川県輪島の観光名所「朝市通り」は、今年の元日に起きた能登半島地震で発生した火災で200棟以上が焼け、およそ5万平方メートルが焼失してしまいました
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに被災者の方々に心からお見舞い申し上げます
 

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私が訪れたのはまだ朝の8時でしたが
約200mの朝市通りには、そこそこ露店が並んでいました
朝市は12時くらいまでやっているそうですが、最大で50軒近くの露店が並ぶようです
そんな朝市通りにはとれたての魚介類や加工品は無論、野菜や花なども販売されていました
 

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そうそう朝市の入り口付近にはぐるぐるまわる、イカ干しのハイテク機械「いかぐるぐる」が回っていました
呼子漁港は玄界灘に面し、海の幸が豊富な漁場がありますが
呼子といえば特にイカが有名で私が訪れた5月はヤリイカのシーズンとなっています
新鮮なイカの活造りを提供してくれる店も多いのですが、有名店はかなり並ぶそうですし
時間的な制約もあり今回はあきらめました
  

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てなわけで朝市名物ヤリイカの一夜干しの屋台もあります
 

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朝市通りでは元気のいい露店のおばちゃんの声がこだましていますが
売っているのはカサゴでしょうか
発泡のケースの中にはモンゴウイカらしきものも見られました
 

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「さばみりん干し」「いわしみりん干し」「かます」「めざし」や
 

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イカの加工品
「イカの三升漬」「イカ梅」「イカ昆布」「イカ明太」なども売られています
よく見ると上記と合わせ、これらの商品は「呼子朝市 木屋」という名の商品のようで


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てなわけでそんな呼子朝市 木屋の店舗に行くと
美味しそうな「魚コロック」「揚げいかしゅうまい」「おさかなドーナッツ」など
食べ歩きにぴったりのものが売られていました
  

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そう呼子の朝市といえば「食べ歩き」
おさかなドーナッツを食べながら散策することに
これ白身魚のすり身入りですが、もっちりふわふわの食感が楽しめました
 

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他には「食べていかんね~、大きかとばやっけん」と威勢の良い声が聞こえてくる方向を見ると
そこにはサザエのつぼ焼きが焼かれていますが
ここは「島人ぬ宝」
玄界灘に浮かぶ松島でとれたさざえを焼いて出してくれるお店です
 

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お目当てだった海鮮焼きのお店「かま笑」では
 

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お目当てとしたのは数量限定の「下足付きいか串(とってもやわらかい)」お刺身用いか使用を購入
一緒にノンアルコールビールを勧められ店内でいただくことに
このイカ焼き、焼いているところをずっと眺めていましたが
焼くのに非常に手間のかかる逸品
もちろん柔らかくてうまかった
 

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店内ではイカの塩辛が販売されていますが
ノンアルコールビールのつまみにこいつを試食させていただきました
 

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ここでのもう一つのお目当て
いかしゅうまい発祥のお店「呼子萬坊」のイカシュウマイ
 

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テイクウアトメニューには
「蒸しいかしゅうまい」
「揚げいかしゅうまい」
「いかの天ぷら」などがありますが
 
 

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ここは蒸しいかしゅうまい・揚げいかしゅうまいをいただきました
特に蒸しいかしゅまいがプリップリで美味しかった
 

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呼子朝市から柳川の川下りを目指しレンタカーを走らせていると
ラジオFM佐賀からなにやら興味ある話が聞こえてきた
それが佐賀県小城市にある天山酒造で初夏の蔵開きが行われていると言った情報で
蔵開きが行われているのが、ちょうどその当日
しかもそのとき走っているのが、ちょうど佐賀県小城市といったこれ以上ないようなタイムリーな話でした
これは我が家に天山酒造の初夏の蔵開きに寄っていきなさいと言わんばかりの話
しかも次の予定の柳川の川下りまで、少し時間に余裕があったことも幸いでした
 

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(天山酒造HPより拝借)
 

蔵開き会場には車を停めるは難しそうですが、付近の小学校のグラウンドを臨時駐車場にしていたようなのでそこに停め無料のシャトルバスで会場に向かう事としました
 

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てなわけで佐賀県小城市にある天山酒造の初夏の蔵開きに参戦
ですが、シャトルバスが会場に着くとそこには長蛇の列ができておりました
ちなみに酒蔵の前を流れる川は
祇園川という天山山系の水を集める清流でこの川は全国有数の源氏蛍の里
天山の中腹から湧き出る清冽な伏流水は酒造りに理想的な名水(中硬水)で、天山酒造の酒造りにおいて欠かすことのできない「宝の水」なんだそうです
 

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ちなみに長蛇の列のほとんどが、蔵開きで特別販売される限定酒を求めにきたお客さん
例年行われているようでこうしたキャリア持参で来られている方も随分見かけました
ちなみにこの日、販売された限定酒は
【蔵開き限定 残雪天山】
【蔵開き限定 七田 秋津25】
【蔵開き限定 七田 寒熟 愛山】
【蔵開き限定 温故知新 vitage2010】
の四種
皆さん箱買いされていたようでした
 

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蔵の中は思いのほか大きく
大型の放冷機などが見て取れます
 

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限定酒を買うことはあきらめましたが
せめて飲み比べだけでもと列に並びます
(私は残念ながらレンタカーの運転があり飲めませんが)
飲み比べは3種類
「七田コース」が
七田 七割五分磨き 春陽・七田 純米吟醸 13 山田錦・フェミナリーズ世界ワインコンクール2021 純米吟醸 愛山50
「天山・岩の蔵コース」が
岩の蔵 純米吟醸 山田錦・さがの華(九州限定)・天山 ゆぞ酒・令和5年全国新酒鑑評会 金賞 大吟醸 飛天山 山田錦・
「夏酒コース」が
天山 夏吟 山田錦・七田 夏純 出羽凛々・インターナショナルワインチャレンジ2014年スパークリング部門金賞・トロフィー 天山 純米吟醸生おりがらみ
といったところ
 

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これらが蔵開き限定「Kensuky's Sake Bar」でなんとワンコイン(500円)で飲み比べが楽しめるといった趣向
 

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ガラスのグラスで試飲できるのも嬉しいところ
きっと天山酒造さんのこだわりなんでしょうね
 

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ということでちなみに私はドライバーなので試飲できず、カミさんが代わりに夏酒セット試飲していました
飲む比べは場所がいっぱいで、「名水と蛍の里に銘酒ありTENZAN SAKE BREWERY」の看板前でいただきました


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そんな初夏の蔵開きにには「2024 MISS JAPAN SAGA」の方々も華を添えておりました


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天山酒造の事務所近くには国内外で受賞した賞状がずらり
  

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まぁせっかくここまできて飲めないのも悔しいので
限定酒は買えませんが直売所には天山酒造の日本酒がずらり
 

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ということで限定酒は買えませんでしたが、七田の純米大吟醸買って帰ります
 

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さて今回の訪問で初めて知った天山酒造
実はかなり有名な蔵だったようで、札幌に帰る際に訪れた福岡空港JALダイヤモンドプレミアムラウンジで提供されるお酒のうち、日本酒はたまたま酒蔵開きで行った天山酒造の純米吟醸(羽田は現在『作』を提供)が提供されていてびっくり
無理して訪れておいてよかったというのが本音のところでした
ちなみにJALダイヤモンドプレミアムラウンジでは国内線でも日本酒やワインを楽しみたいとの要望で、お酒の提供をやってるんです
 

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福岡屈指の観光名所柳川へやってきました
これは今回の旅の目的である「柳川」で柳川観光目玉の川下りをするため
 

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途中天山酒造で道草を食いつつでしたが、何とか予約時間少し前にたどり着くことが出来ました
 

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今回川下りを体験する会社は水郷柳川観光
昭和36年創業の老舗で「どんこ舟」という名の持舟数60艘といった大手の船会社?です
(ちなみに柳川の総数は200艘程度)
コースは約1時間くらい、この日は晴天と言う事に加え雰囲気が味わいたいため貸し笠を借りての出港です
この日は若い船頭さんが竿1本で小さな舟を巧みな竿さばきを見ることが出来ました
 

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コースは二ツ川からスタート
柳川は藩政時代の遺産が息衝き、中心市街地2km四方に延長60kmにも及ぶ堀割と共生する世界有数の水路のまち
まずは三柱神社の鳥居の脇を通ります
 

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頭がぶつかりそうなほど狭くて暗い橋の下をくぐったりしました
 

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川から掘割へと入っていきますが
その前に難所となる柳川城掘水門を通らねばなりません
見たところ、どんこ舟のサイズギリギリの幅
若い船頭さんはなんなく通過しておりました
 

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なぜこんなにも水路が張り巡らせたのか
それは柳川の水路は湿地帯で低い土地であったため、水はけを良くし水害から街を守るために作られたものであると同時に、人々の生活用水の確保のためにも使われていたそう
その名残りとして家々には、掘割に下りるための階段が残っていました
昔はそんな掘割で洗い物をしたりもしていたそうです
 

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なかにはこんな自宅からすぐカヌーに乗れる家までありました
柳川ならカヌーで通勤、そんなことも可能かも知れません
 

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北原白秋もここ柳川出身
お堀にはそんな白秋の歌を詠んだ碑がありました
 

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コースの途中に水上売店があったりもしますが
今回のツアーでは寄らないようです
 

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大きなサギが水路の魚を狙っていますが
川下りのどんこ舟は慣れているのか警戒はしないよう
 

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水路で魚を見かけることはありませんでしたが
カメはあっちこちでたくさん見かけました
 

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そんな水路では、ひもで網を上げて魚を捕る伝統的な蜘手網漁を見かけましたが
これはあくまで観光用
その昔はウナギとか鯉、ナマズが捕れたそうです
そういや柳川といえば鰻の蒸し料理が有名でしたね
 

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柳川1号橋をくぐる際に音の反響を利用し響かせ、船頭さんが柳川川下りの定番舟歌「柳川おだん節」を歌ってくれましたがなかなか魅力的でした
ちなみにこの歌、柳川出身の歌手内山田洋氏が作曲したのだそうです
 


さて昨今物議をかもしている柳川の川下り名物「橋越え」
youtubeの動画でよく見ます
これは低い橋をくぐるとき、橋の欄干に飛び移ったかと思えば橋の上を歩いて、橋の下を通過してきた舟に飛び乗る「八艘飛び」のパフォーマンス
たまたま出発点に戻る待合の間に見ることとなりました
 


 

ただ船頭さんが客を残したまま船から降りるといった危険な行為
今回予約した水郷柳川観光など船検を受けている会社はこの橋越えを禁止しているとの事
確かに知床や保津川下りの事故を鑑みると、正しい判断だと思いますし
応援したくなります


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柳川観光目玉の川下りを楽しんだ後は吉野ヶ里歴史公園にやってきました
ここには国内屈指の弥生集落跡「吉野ヶ里遺跡」がありますが
その吉野ヶ里遺跡、平成元年に一般公開されたときは、中国の史書『魏志倭人伝』に記された邪馬台国の姿を彷彿させるとして大きな話題となった遺跡です
以前から一度見てみたいと思っていましたが、今回ようやく訪れることが出来ました
 

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歴史公園センター東口から入場
まずは「南内郭」にある
復元された物見やぐらから見学開始
この物見やぐら、魏志倭人伝に記された楼観跡と推定されるもので
 

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復元された物見やぐらは床高6.5m、高さは12m
佐賀平野を遠くまで見渡せます
ただ弥生時代の吉野ケ里遺跡には、復元されたものよりも大きな約20メートルの物見やぐらが建っていたと推測され、そこからは平野と有明海を眺めることが出来たといわれています
当時も敵をいち早く発見、監視するのに役立ったんでしょうね
 

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物見やぐらからは
隣接する吉野ヶ里のクニの交易の中心地「倉と市」や南内郭が柵などによって囲まれた様子も見て取れました
 

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復元された竪穴住居の元は王の家をはじめ、その妻の家であったと考えられています
 

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復元された住居跡の中は思ったより広く
内には人形や土器を配置して当時の生活を再現
炉の跡もあったりしました
 

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続いて「中の村」にある高床倉庫群
床を高くすることで、風通しをよくした倉庫が並んでいました


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あくまで復元されたものですが
当時の吉野ヶ里の繁栄ぶりがうかがえます
 

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吉野ヶ里集落の中で最も重要で神聖な場所とされる
「北内郭」
 
 
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主祭殿2階では王と人々が座る集会の様子を再現していたり
 

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3階には霊からお告げを聞くために手に笹を持ち祈る巫女を再現されていたりしました
なんだか邪馬台国の女王卑弥呼を彷彿させますね
 

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最後に「北墳丘墓」
ここは吉野ヶ里集落の歴代の王が埋葬されている特別なお墓と考えられています
 

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墳丘内にはこれまでの発掘調査で発見された
弥生時代中期前半から中ごろにかけての14基の甕棺墓の実物が展示されていました
・・・と、こんな感じで見て回りましたが
当日の気温は5月だというのに30度と無茶苦茶暑く
遺跡周辺の草むらあたりからやってきただろう蚊に刺されつつ
弥生時代にタイムスリップしたかのように1時間ばかり復元された遺跡を見て歩きました


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30度の気温の中、蚊に刺されつつ1時間ばかり吉野ヶ里遺跡を見て歩いたのですが
帰り際に立ち寄った吉野ヶ里公園の売店前には魅惑的なポスターが貼られていました
それが九州のご当地アイス、竹下製菓のブラックモンブランでした
  

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そのブラックモンブラン
バニラアイスをチョコレートで覆い、さらにその外側にクッキークランチをまぶしたザックザク食感のアイスバーで
暑い中歩きまくったことから、公園の売店で購入し試してみました
まぁ本音でいうと食べるとクッキークランチがパラパラ落ちてきて食べずらい面もありますが
50年前に誕生したとは考えられない贅沢なアイスでクセになりそうでした
まぁ地元の方々は落とさずに上手に食べるのでしょうね

さてその佐賀県小城市に本社を置く竹下製菓の「ブラックモンブラン」
誕生から50年が経過するといったロングヒット商品だそうで
北海道に居住する私は初めて目にしたものですが、九州人にとっては誰もが知っているソウルフードとも呼べるような存在なんだそうです
  

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TBSの特集が組まれていたようで、Youtubeにその時の番組がUPされていました
番組の中でもやはりクッキークランチがパラパラ落ちると言った話が有り
「永遠の悩み」と語られておりました
また九州に行くことがあったら探しても食べてみるつもりです


福岡の夜といえば屋台
福岡市内には天神・中洲・長浜の3つのエリアに集中し100軒を超える屋台があり
ラーメンや焼き鳥、おでんをはじめ福岡名物や絶品グルメが味わえます
今回訪れたのはそのうちの中洲・那珂川通りの屋台
ここは那珂川の川沿いの土手にびっしりと屋台が並ぶ観光名所
せっかく福岡に来たならばと中洲の屋台ではしご酒、そんな思いで伺いました
この日は週末の土曜日、日が暮れ赤ちょうちんが灯るころは混雑するだろうと
まだ日が落ちる前に訪れました・・・・・・・が、すでに中洲・那珂川通りは大勢の方で溢れていました
それに以前来た時とは違い韓国辺りから来られただろう外国人が多かった
もう今やこうした観光地にとってコロナ禍は過去の話のようです

 
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すでにどの屋台も満席で空席待ちしている屋台がほとんどでした
人気の「博多屋台 よっちゃん」は満席
 

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そして、おでん・牛タン・串焼き・博多長浜ラーメンの看板を掲げる「大ちゃん」
中洲では30年以上の歴史があるお店だけあって、こちらも無論満席
 

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ちなみに屋台は総じてお値段はちょい高め
けれどちょっとこんなおでんで一杯やりたかったな~
平日に伺えたらまたチャレンジすることとします


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呼子の朝市、柳川の川下りに、吉野ヶ里遺跡などを堪能し博多に戻ってきた後は
博多名物の鶏皮焼きを食べようと竹乃屋にやって来ました
 

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人気の店舗のようで店内は満席
予約なしの方は帰されているそんなお店でした
 

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伺ったのは社長の道楽?なのかワイン醸造所を兼ねた店舗である「博多ワイン醸造所竹乃屋」と言う店舗
 

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ここはRKB毎日放送のサンデーウォッチという番組を収録したYoutube「九州発!都市型ワイナリー竹乃屋」で見ていたこともあり
博多2日目の夜はココと決めあらかじめ予約してありました
 


 

てなわけでまず頼んだのが、「店内醸造 樽出し生ワイン3種飲み比べ」
その名の通り博多ワイン醸造所竹乃屋で醸造した樽出し「生ワイン」の飲み比べ
濾過や加熱処理を行った瓶詰ワインでは味わえない美味しさを楽しめますとのこと


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グラスに注いだ盛りも良いですし
目玉商品だけのことはあります
我が家の奥さんがいただきましたがわずかに微発酵していたようです
 

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私と言えば今日一日、炎天下の中歩き回ったこともあり
まずは生ビール
 

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そんな酒の肴にするのは
もちろん看板メニューの博多ぐるぐるとり皮 3種食べ比べセット
(竹乃屋味4本&レッドチリ味3本&ゆずこしょう味3本)


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博多ぐるぐるとり皮を食べていると
ガラス越しに目の前で豪快に串焼きを焼いているのが見ることが出来ます
 

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何を焼いているのかメニューで確認したところ
この「阿蘇の赤牛」で間違いなさそう
かなりのオーダーが入っているようです
 

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あか牛三種食べ比べセットはさすが専門店の味
「あか牛トモバラ串」
「あか牛ウデ串」
「あか牛肩ロース串」
塩味で焼いてもらいそれにお好みで
九州発!美味しいスパイス『うますぱ』をかけて頂きました
 

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ワインにこだわっている店だけあって、『あつあつ アンチョビポテトサラダ』などワインにピッタリな肴が用意されていました
 

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そうそう博多らしく
凍結レモンサワーには博多らしく替え玉ならぬ「替えサワー(209円)」なるものがあり
レモンの味がなくなるくらい3杯もお替りしてしまいました
こんな感じで楽しみましたが、予約しなきゃ入店出来ない人気のお店て言うのも良くわかりました
 

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地元出身の方の一押し
薬院いある八ちゃんラーメンのとんこつラーメン
竹乃屋でぐるぐる鶏皮焼きを食べた後、〆のラーメンってことで伺いました


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創業は1968年、もとは深夜専門店だったそうですがコロナの影響か夕方からやっているとのことで伺いました
人気のお店ですが、運よくほとんど並ばずに着席
厨房を覗くと手際の良く面を茹でラーメンを作っているのが伺えます
 

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メニューには
ラーメン 750円
大盛ラーメン 900円
とあり、替え玉は 150円となっています
 

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大盛を頼みましたが、さほど待つことなく着丼
白濁したスープにきめ細かい気泡が浮いています
  

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紅ショウガとおろしにんにくをたっぷり載せていただきましたが
濃いとんこつスープが細麺に絡まり絶妙な味わい
 

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とんこつスープもすべて飲み干し
ごちそうさまでした
いや~美味しかった、さすが地元出身の方のお勧めだけありました
 

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ちなみに帰り際、福岡空港のANAフェスタには
「八ちゃんらーめん」の半生がお土産として売られていましたが、よく見ると「大宰府」と謳われています
薬院にある八ちゃんラーメンの店先には「八ちゃんラーメン」には支店はない旨表示されていましたが
関係はいかに、真相は闇の中と言ったところでしょうか
 

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さて今回の福岡・佐賀の旅はJALのタイムセールで格安(片道8千円弱)で購入したチケットってこともあり
新千歳への帰りの便は朝7時45分といった早朝便になってしまっていました
まぁこれでは2泊3日と言っても、2泊2日くらいの旅程になってしまいますね
とあ言え、そこはなんとか駆け足しで福岡・佐賀を堪能しました
そんな旅の最後を飾るのはやはり航空会社のラウンジ
出発までは福岡空港JALダイヤモンドプレミアムラウンジでまったりすることとします
 

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ここに伺ったのがまだ朝の6時ということでDPラウンジはガラガラでした
 

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一番奥の滑走路やエプロンが眺められ、ゆったりと座れるソファー席に陣取ります
それにしてもJALのラウンジだと言うのに、目の前にはANAのスターウォーズジェットが駐機していました
 

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新千歳空港のようにANA系列とJAL系列とで搭乗口が分かれていますが
ラウンジからの導線を考慮してJAL・ANAの搭乗口付近にラウンジがあるため
それぞれのラウンジからはその航空会社の機材がエプロンに駐機することになります
こうしたJALのラウンジの目の前にANAの機材があることはまずありませんが
福岡空港は違うようですね
  

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さて席を確保したら次は朝食
ラウンジのブッフェには福岡で大人気のクロワッサンを手掛ける三日月屋のクロワッサン
 

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さらに「高菜パン」「イチゴデニッシュ」
そして福岡空港らしく「明太ポテトパン」がありました
残念ながらJAL特製焼きカレーパンはまだ提供前の時間でした
 

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明太ポテトパンを割ってみるとこんな感じで明太子が詰まっています
 

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おにぎりは
「鶏めしおにぎり」
 

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そしてこれまたご当地メニューの
「明太子おにぎり」
 

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これも割って中を覗いてみました
 

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さてJALは国内線でも日本酒やワインを楽しみたいとの要望て始まったお酒の提供を今年からはじめており
ここ福岡空港JALダイヤモンドプレミアムラウンジでは
 

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日本酒は昨日たまたま酒蔵開きで行った佐賀県小城市にある天山酒造の純米吟醸が並んでいました
ちなみに羽田空港では『作』(2024年5月)を提供しています
 

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ワインは
白がココファーム『風のエチュード』
 

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赤がルイ・ジャド『ブルゴーニュルージュ』
 

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スパークリングワインはフランス・ビコーズ『アイム ブランド・ド・ブラン』
と言った大盤振る舞い
けれどここで飲むと今日一日潰れてしまいますので、涙を飲んで我慢いたします
 

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当然JAL・DPラウンジの目玉であるプレミアム生ビールもお預け
 

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代わりにノンアルコールビールで
博多明太子おにぎり、美味しい味噌汁をいただき朝飯といたします
 

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さて朝早くの搭乗(7:45出発)でしたが、搭乗客も少ないためか
J-AIRでの運行、搭乗する機材もエンブラエル170といった小さな機材でした
車窓ならぬ空窓を楽しみつつ、2時間20分のフライトとなりました
 

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今回の旅、新千歳空港へはJRではなく車で来ていました
わけは空港からの帰り道、由仁にある花のまつうらに立ち寄って野菜の苗を購入しようと画策していたからでした
ちなみに今回のエントリーは自宅の畑に何を植えたか、といった私の覚書となります
 

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さてその花のまつうら
お米農家らしいのですが、趣味が高じて花の苗を売り始めたのが好評で
いまでは春先には駐車場が絶えず満車で待たなけれな入れないそんな人気店となっています
人気の理由は安くて状態の良い苗が、ビニールハウス3棟にわたりたくさん並んでいるにほかありません
かくいう私もここ数年、春先に必ず訪れるそんなお店だったりします


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購入したのは「ズッキーニ(ダイナー)」
説明には
和・洋・中華のどの料理にも向き、家庭菜園でも育てやすい
若取り用ツルなしズッキーニ、天ぷらや炒め物に
とありました
 

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「かぼちゃ(ほっとけ栗たん)」
ほっとけ栽培でも高品質、高収穫の新タイプのかぼちゃ
摘芯、誘引、整枝の必要がなく、ほっとけばなるかぼちゃ
そんな説明書きに惚れて購入してしまいました
  

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「ししとう」
果肉はやわらかく、焼いたり、天ぷら、油炒めなどに最適
これは是非とも家庭菜園に隣接する、BBQコーナーで獲れたばかりのやつを
焼肉しながら炭火で炙って食べたいものです
 

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「なす(くろべい)」
肉質が柔らかいので、煮物から焼きナス、揚げナス、
いろいろな料理に最適
家庭菜園向き
これも隣のBBQコーナーで焼いてみたい野菜です
   

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「えんどう(ヘルシースナップ)」
サッと茹でてさやごと食べる
シャキシャキおいしいえんどう
十分に太らせたものから順次収穫するとあり
昨年好評だったことからたくさん購入してしみました
  

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そしてこれまた昨年好評だった
「つるなしインゲン(つるなしモロッコ)」
色と風味が抜群のいんげん
ツルなしなので家庭菜園に最適、スジナシ平莢モロッコ
 

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とこんな感じで購入
旅疲れでヘロヘロではありましたが、家に帰り猫の額ほどの畑をおこして苗植えを済ませました
あとはサウナに入ってビールだな
 

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昨年暮、滝川市に新しくオープンしたフレンチレストラン・ルーモス
夫婦で営む 小さな一軒家レストランですが
滝川市出身のパテシエ立花彩香さんと、シェフである隼人さんといった若い夫婦2名で営んでいるそうです
手作りにこだわる月替わりコースのカジュアルフレンチが人気で
連日予約でいっぱいとのことでしたので、あらかじめ予約の上で初訪問させていただきました
 

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ちなみにその「ルーモス」と聞いて最初に思い浮かぶのが
映画ハリー・ポッターの中で登場する呪文で
「ルーモス」と唱えると杖に光が灯るといったものです
ちなみに下の写真にある魔法の杖は8年前にロンドンで「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を体験したとき写したものです
そうそうiPhoneのSiriに「Hey! Siri Lumos!」といったフレーズを唱えるとiPhoneのLEDライトが点灯するそうですね
 

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話が脱線しましたが、そんな名のついたレストラン・ルーモス
まずは中に入るとそこは木を基調とした温かみのある店内でした
 

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二人掛けのテーブル席が6組
シンプルなテーブルなんで四人掛けにも対応できそう
それに大人数用の個室もあるそうです
 

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ランチはコースのみで2,200円(税込)
ここに伺った翌月から2,500円になったそうです
・選べる前菜
・今月のスープ
・選べるメイン料理
・自家製パン(おかわり自由)
・食後のお飲み物
・お茶菓子
 

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北海道産の小麦粉を使用した自家製パン
 

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前菜は私が
「北海道産ホタテとツブ貝のタルタル仕立て」
 

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同行した我が家の奥さんが
「黒トリュフと豚肉のパテ アンズのコンフィチュール」
 

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そして何よりこの『ビシソワーズ』が絶品でした
メニューにはわかりやすく、「新じゃがの冷製のポタージュ」
バルサミコジュレ 滝川さん菜の花オイルを添えてとあります
わかりづらいフランス名でなく慣れ親しんだ言葉で表記されているのも好感が持てます
 

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メインは我が家の奥さんが
<スペシャリテ>「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」
 

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私はと言うと
「大分産ブリのコンフィとキタアカリのグラタン仕立て」
 

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最後に食後のコーヒーと茶菓子をいただきました
7年間東京で修行したという立花隼人さんの作る料理はどれも美味しく
帰り際に特にビシソワーズが美味しかったとシェフに伝えると、実はじゃがいもの皮を剥くのが大変なんですとのことでした
ご馳走様、また今度は夜にワインを飲みに伺います


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滝川菜の花まつり2024

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滝川市は約30年前あたりからナタネ油をとる為、菜の花栽培が盛んにおこなわれるようになったそうで
現在では菜の花の作付面積は180ヘクタールと作付面積日本一を誇る規模に成長しました
開花時期ともなると丘陵地を彩る鮮やかな黄色の花を見るため、多くの観光客が訪れるようになっています
2011年からは大々的に「たきかわ菜の花まつり」として例年開催され、今では滝川市を代表するイベントに成長しております

そんなたきかわ菜の花まつりについては私も7年ほど前に一度滝川に赴任していた時に、自転車で江部乙で開催されたたきかわ菜の花まつり2017年に赴いたこともありました
  

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今年は5月18日から26日の日程でイベントが行われていましたが
地元の飲食店によるグルメフェスタを道の駅たきかわで
そしてそこからシャトルバス(菜の花バス)に乗り菜の花畑特設会場に連れて行ってくれるとのことでしたので
最終日に近い5月25日に伺うことに


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菜の花畑特設会場の菜の花はちょうど見頃か、ちょっとすぎた程度
 

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全視界のほとんどが黄色と言った風景を見せてくれました
 

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もちろんこれだけの面積で育てている菜の花は観賞用ではなく、油の原料となるナタネを取るための農作物です
最近では「菜の花バナ」と言った食用にも使われていて滝川市のレストランで春先のメニュー
ちなみに何度か滝川市の菜の花畑を見たことがありますが、連作障害の意味合いもあるのか
こうした菜の花畑は毎年同じ場所で育てているわけではなさそうです
 

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5月下旬、道民の森神居尻地区で行われた山菜の日に伺いました
これは地元のボランティアガイドさんから、山菜が芽吹く新緑の森で、美味しい山菜の見分け方や優しい採り方などを体験
山菜のことそして山菜を採るマナーを教わると言ったイベントです
昨年2017年にも参加させていただき、今回が3回目の参加となります
 

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集合場所となる神居尻地区案内所前には
いまここで採取できる
「アサツキ」
「ヤマトキホコリ(ミズ)」
「ワラビ」
「ササノコ」
「ヨモギ」
「ニリンソウ」
「ハンゴンソウ」
「ニワトコ」
「エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)」
「フキ」
「ウド」
などが並んでいました
 

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ただこの数年の温暖化のためか、山菜のシーズンは年々早期化しており
ここ伺った日には独活やタラの芽などはもうかなり大きく伸びており
多くの山菜の旬はすでに過ぎ去っていたようです
まぁこの辺りは自然が相手だけに日程調整は難しそうです


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そんなことで山菜の旬は過ぎ気味ではありましたが
こうしたアサツキやフキをたんまり採取して来ました
アサツキは根が美味しいそうです
 

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まぁ折角、地元のボランティアガイドさんが教えてくれるのですから
知らない山菜も一つ覚えようとして教えていただいたのが
ヤマトキホコリ、俗にいう「ミズ」という山菜

 

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水気の多い沢沿いに生えることが多いようで、生食も可能ですが鍋料理や煮物料理の食材など食べ方は様々なようです
私も秋田を旅行した際に、「秋田喰処 北州」で郷土料理としてこのミズを味わってきました
 

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こんな感じで2017年にはセリと毒ゼりの見分け方やアズキナの見分け方を
そして昨年は秋の味覚の情報を仕入れたりと有用な情報をいただく良い機会となっています

国稀酒蔵祭り初参戦

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5月下旬、例年増毛町で駅前歴史通り周辺を会場に自慢の海鮮と地酒を楽しむ「増毛春の味まつり2024」が開催されている話を聞き
せっかく道民の森神居尻地区まで来ていたことから、その足でそのまま伺うことに
 

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さてその増毛春の味まつりでは
音楽ライブ&各種アトラクションなどステージイベントは無論
「うまいもの屋台街」といったグルメ屋台が並ぶ味覚イベント
 

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もっともこのお祭りを訪れる皆さんのお目当ては
増毛特産のぷりっぷりの獲れたて甘エビの即売
それに加えてタコやホタテといった自慢の水産品、農産品の販売があります
特に甘エビが魅力でしたが、今回訪れた時にはすでに売り切れとなっていました
 

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もっとも私が増毛春の味まつりに訪れたわけは
日本最北の酒蔵「国稀酒造」の敷地内で行われている
「第10回 国稀酒蔵まつり」のため
  

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この日は國希酒造の酒蔵も開放
見学することが出来ましたが、放熱器などの設備を見ると結構大きな酒蔵だという事が実感としてありました
 

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酒蔵まつりってことで
振る舞い酒は無論
 

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数種類の試飲ができますが、この日は何とドライバーがいるので試飲可能
国稀酒造のスパークリング日本酒「國稀 Spakling Sake Shore -渚-」
酒米:北海道産の吟風
アルコール度数:7%
暑い日にはぴったりの日本酒でした
  

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純米原酒 緑花
道産酒造好適米 きたしずく
などを試飲
普段飲めない憂さを晴らしてきました
 

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限定酒の販売もしていましたので、もちろん購入
 

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ただ限定本醸造や純米恋ヲトメはすでに売れ切れでした
 

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店内にあるヒグマ剥製もお祭りバージョン
ちなみにこのヒグマ、増毛で捕獲されたものですが、台風で餌が少なく街にちょくちょく出没していた所を捕獲したものなんだそうです


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さて今回國稀酒蔵祭りで購入した限定酒は
「雪のかおり」
「秘蔵古酒」
の2本
いまから飲むのが楽しみです
 

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