湯浅醤油で工場見学した後は湯浅の重要伝統的建造物群保存地区にある
江戸時代の天保12年(1841年)から続く老舗造り醤油屋「角長本店」にやってきました
ちなみにこの趣ある建物は国指定重要文化財に指定されています
その角長、手づくりにこだわる老舗醤油醸造蔵で
マンガ「美味しんぼ」でも紹介されたことがありましたが
掲載された少年スピリッツが誇らしげに角長本店の向い側にある職人蔵に展示されていました
そんな角長職人蔵(旧館)は、慶応2年に建った80平方米の仕込蔵であり、昔の醤油造りに使われていた機器が保存・展示されています
商いの帳簿類や宣伝広告に使われただろうポスター
保温効果の高そうな麹室も展示
中には「麹蓋」と呼ばれる専用の小箱があったり
もろみを醸す仕込樽と
先ほど湯浅醤油でもろみの熟成を促すために櫂入れ体験をしてきましたが
そんな櫂入れの櫂棒も展示されています
ついでに、もろみを搾るフネの下には「よだれ掛け」と下に埋まった「垂れ甕」があり
これは昔の日本酒に使われてきた道具とほぼ同じものが展示されていたのには少々びっくりしました
続いて少し離れた場所にある
角長醤油資料館(新館)へ
ここでは三等身の醤油の工程模型(ジオラマ)が醤油造りの工程を紹介してくれたり
こちらの資料館は昔の民俗資料的なものが多く
角長の商標が書かれた笠や加納家の看板
総木製の大八車と積み込まれていたであろう木桶に入れられた醤油
先ほど麹室でみた麹蓋などの昔ながらの道具が展示されており
醤油についてたっぷり勉強してきました
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