福岡屈指の観光名所柳川へやってきました
これは今回の旅の目的である「柳川」で柳川観光目玉の川下りをするため
途中天山酒造で道草を食いつつでしたが、何とか予約時間少し前にたどり着くことが出来ました
今回川下りを体験する会社は水郷柳川観光
昭和36年創業の老舗で「どんこ舟」という名の持舟数60艘といった大手の船会社?です
(ちなみに柳川の総数は200艘程度)
コースは約1時間くらい、この日は晴天と言う事に加え雰囲気が味わいたいため貸し笠を借りての出港です
この日は若い船頭さんが竿1本で小さな舟を巧みな竿さばきを見ることが出来ました
コースは二ツ川からスタート
柳川は藩政時代の遺産が息衝き、中心市街地2km四方に延長60kmにも及ぶ堀割と共生する世界有数の水路のまち
まずは三柱神社の鳥居の脇を通ります
頭がぶつかりそうなほど狭くて暗い橋の下をくぐったりしました
川から掘割へと入っていきますが
その前に難所となる柳川城掘水門を通らねばなりません
見たところ、どんこ舟のサイズギリギリの幅
若い船頭さんはなんなく通過しておりました
なぜこんなにも水路が張り巡らせたのか
それは柳川の水路は湿地帯で低い土地であったため、水はけを良くし水害から街を守るために作られたものであると同時に、人々の生活用水の確保のためにも使われていたそう
その名残りとして家々には、掘割に下りるための階段が残っていました
昔はそんな掘割で洗い物をしたりもしていたそうです
なかにはこんな自宅からすぐカヌーに乗れる家までありました
柳川ならカヌーで通勤、そんなことも可能かも知れません
北原白秋もここ柳川出身
お堀にはそんな白秋の歌を詠んだ碑がありました
コースの途中に水上売店があったりもしますが
今回のツアーでは寄らないようです
大きなサギが水路の魚を狙っていますが
川下りのどんこ舟は慣れているのか警戒はしないよう
水路で魚を見かけることはありませんでしたが
カメはあっちこちでたくさん見かけました
そんな水路では、ひもで網を上げて魚を捕る伝統的な蜘手網漁を見かけましたが
これはあくまで観光用
その昔はウナギとか鯉、ナマズが捕れたそうです
そういや柳川といえば鰻の蒸し料理が有名でしたね
柳川1号橋をくぐる際に音の反響を利用し響かせ、船頭さんが柳川川下りの定番舟歌「柳川おだん節」を歌ってくれましたがなかなか魅力的でした
ちなみにこの歌、柳川出身の歌手内山田洋氏が作曲したのだそうです
さて昨今物議をかもしている柳川の川下り名物「橋越え」
youtubeの動画でよく見ます
これは低い橋をくぐるとき、橋の欄干に飛び移ったかと思えば橋の上を歩いて、橋の下を通過してきた舟に飛び乗る「八艘飛び」のパフォーマンス
たまたま出発点に戻る待合の間に見ることとなりました
ただ船頭さんが客を残したまま船から降りるといった危険な行為
今回予約した水郷柳川観光など船検を受けている会社はこの橋越えを禁止しているとの事
確かに知床や保津川下りの事故を鑑みると、正しい判断だと思いますし
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