世界文化遺産登録された「宗像大社総社辺津宮」を参拝

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さてゴールデンウィークに高野山や南紀白浜などを巡る和歌山の旅から帰ったばかりですが
JALのタイムセールにて5月中旬、新千歳~福岡(直行便)を片道8千円程度で手に入れたことから
今度は北九州の旅に出かけることとに
まずはいつものように新千歳空港JALファーストクラスカウンターでチェックイン
 

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さて今回の北九州の旅の目的に最初に頭に浮かんだのが
「柳川の川下り(お堀めぐり)」
滞在する博多から西鉄電車で行けることから当初はその予定でしたが
折角なので世界文化遺産 宗像大社や日本三大朝市である呼子の朝市、ついでに吉野ヶ里遺跡なども見たくなり結局レンタカーを借りて巡ることとなりました
  

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チケットは午前便ということで、新千歳空港ではまずはJALダイヤモンド・プレミアラウンジにておにぎりと美味しい味噌汁で朝飯
到着後レンタカーの運転がありますので、残念ながらラウンジのビールは飲めず
ノンアルコールビールで旅の無事を祈りカンパイ
 

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福岡空港までは2時間半のフライトとちょっと長め
到着後レンタカーを借りたらすぐに「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして世界文化遺産登録された宗像大社総社辺津宮を目指しました
 

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この日は宗像歴史観光ボランティアの解説で2時間かけて、宗像大社総社辺津宮と8万点もの国宝が眠る神宝館を見て回ります
まずは手水舎ですがここには柄杓がなく、楕円形の岩(一枚岩)に付けられた蛇口から常に水が流れ出ており
手ですくって身を清めます
  

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参道を少し進んだところにある神門の神紋は大きく煌びやかな「菊の御紋」がありました
皇室の御紋である十六菊花紋を勅許を受けて使用しているそうです
見逃すところでしたが、こうしたものに気づかせてくれるのもガイドさんがいるからですね
こうしたものからも宗像大社と皇室との深いつながりを感じざるをえません
 

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神門をくぐり中に入ると切妻造りの拝殿と本殿が見て取れますが
拝殿と本殿は創建は不明ですが、戦乱などの影響による火災で数度消失
直近では1557年に一度全て焼失され
現在残っている本殿は1578年、拝殿は1590年と戦国時代真っ只中に建てられたそうで
安土桃山時代の神社建築の特徴がよくあらわされており、国の重要文化財に指定されています
  

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拝殿の奥には「神勅額」が見て取れますが
ここ宗像大社の利益は、航海・交通安全、縁切り・縁結び(恋愛成就)、安産祈願、商売繁盛など
特に「道主貴」と称され、古くから海上・交通安全の神としての神威があり、交通安全はここ宗像大社の御利益は絶大なようで、この辺りでは宗像大社のお守り(ステッカー)が貼られている車をよく見かけます
車のお祓い所もだだっ広くとられていることからも、ここ宗像大社で交通安全祈願と車のお祓いをする方は多いのでしょうね
聞くところによるとわざわざ本州のほうから関門海峡を渡りお祓いに来られる方もいらっしゃるのだとか
 

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見事な佇まいを見せる本殿の屋根は日本伝統の「こけら葺」
多数の薄い木材を重ねながら葺かれたもので
白い壁と朱塗りの柱と合わせ重厚な趣があります
ちなみに数年前に葺き替えしたそうです、その時は真新しい木材の色だったそうですが、すぐに今の色に変色したそうです
  

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この塀の格子窓の一部からようやく「辺津宮」と書かれた看板を見ることが出来ました
何故だかわかりませんが、こんなわかりずらい場所にしか辺津宮を示すものはないのだそうです
まぁガイドさんがいなければ気づかなかったポイントでもあります
 

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本殿の周辺には大小のお社が24社あり、121の神様が祀られています
そんな中に酒の神を祀る松尾神社もありました
 

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木々に囲まれた参道は木漏れ日が差し込むとなんとも神秘的な高宮参道を歩いて、市杵島姫神の降り立った地、宗像大社総社辺津宮の、一番の聖地「高宮斎場」に伺いましたが
ここは沖ノ島で行われた祭祀を遺す場所で、いまでも祭礼日にはこの高宮斎場で儀式が執り行われているそうです
私の住む北海道では季節的にまだそんな時期ではありませんでしたが、参道を歩いている際に数か所、蚊に刺されてしまいました
 

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辺津宮では、宗像大社三社がまとめて参拝できるように分霊されています
向かって右手が第二宮(沖津宮分社)御祭神は田心姫神
左手が第三宮(中津宮分社)御祭神は湍津姫神とされています
ここ辺津宮に分霊されているのは中津宮は大島にあってフェリーに乗る必要がありますし、沖津宮はそもそも普段立ち入りができないためです
社殿は「唯一神明造」と呼ばれる伊勢の神宮のみにみられる様式
というのもこれらの社殿は伊勢の神宮から下賜されたもので、「神宮式年遷宮」で古くなった伊勢神宮の別宮をそのまま下賜されたものだそうです
遷宮の際に柱とか板を下賜されることはよくあるそうですが、丸まんま賜されるのはここ宗像大社だけなんだそうです
  

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産廃の最後、市杵島姫神を祀る辺津宮を参拝御朱印を賜りました


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こんな感じでガイドの解説で世界文化遺産宗像大社総社辺津宮を堪能させていただきましたが
帰りには神の使い蛇にも遭遇したりもしました
ということで次は8万点もの国宝が眠る神宝館へ
 

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このページは、r-ohtaniが2024年6月13日 06:31に書いた記事です。

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