秋田美人の名を全国に轟かせた、みちのく秋田の「川反」
古くは川反芸者のお膝元ですが、今でも秋田市内随一の飲食店密集地となっていて
今宵秋田の銘酒と郷土料理を食べようとやってきました
うかがったのは「秋田喰処 北州」
土着臭強めな郷土料理居酒屋で創業50年以上の老舗らしく外観はなかなかの風格
あの居酒屋評論家 太田和彦が立ち寄ったこともあるそうです
店内はカウンターにテーブル、それと奥に座敷があり
予約の上伺ったことから座敷席に案内されたと思いましたが
なにやら予約者以外は満席とのことで帰されていました
店内には色紙が多数掲げられていますが
マンガ「ああ播磨灘」の著者である、さだやす圭氏のものもありました
飲み物のメニューにはビールや焼酎もありますが
ここは酒処・秋田とあって、地酒が揃っているうえお値段も手ごろ
「まんさくの花 純米酒、秀よし」
「爽快純米、飛良泉 山廃 純米」
「雪の茅舎 純米吟醸」を堪能しました
食べ物に至っては
ここは60年もの歴史をもつ居酒屋ですし、自慢の秋田地元料理が並びます
お通しは海藻の黒モズクことクロモに
タケノコは北海道でもおなじみの姫竹ではなく孟宗筍でした
たしかこちらの地域でも姫竹が採れると聞いていましたが、7月じゃ季節ではないですからね
刺身盛り合わせはタコ・スズキ・カンパチ・マグロ
これは旬ではないのを承知で頼んだ
秋田県の「県の魚」
ハタハタの一夜干し
今朝がた秋田市民市場を散策しどうしても食べようと心に決めていた
じゅんさい酢
淡白な味とツルンとした独特の舌触りが良いですね
こいつはまさに今が旬と言った感じでシャキシャキとした歯ごたえも楽しめ、擦った生姜と合わせていただきました
山菜のミズと豚の炒め物
秋田県民は誰しもが知っている天然の山菜「ミズ」
「シャキッ」「トロッ」といった食感がダブルで味わえるという独特の食感の山菜で豚肉とともに炒めたまさに秋田の郷土料理
〆は自慢のきりたんぽ鍋
注文を受けてから、ご飯を手で丸めてすり鉢でつき、太い杉串に抱かせた、たんぽ餅を炭であぶって焼くといった自慢料理
鶏の旨味たっぷりの出汁は先代おかみの故郷、大館の味なんだそうです
セリがどっさりと載っていていい味出していました
残ったスープにうどんを入れて食べるのが、ここ喰処 北洲流なのですが、この後「稲庭うどん」を食べに行くつもりなのでここは我慢しました
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