柳川観光目玉の川下りを楽しんだ後は吉野ヶ里歴史公園にやってきました
ここには国内屈指の弥生集落跡「吉野ヶ里遺跡」がありますが
その吉野ヶ里遺跡、平成元年に一般公開されたときは、中国の史書『魏志倭人伝』に記された邪馬台国の姿を彷彿させるとして大きな話題となった遺跡です
以前から一度見てみたいと思っていましたが、今回ようやく訪れることが出来ました
歴史公園センター東口から入場
まずは「南内郭」にある
復元された物見やぐらから見学開始
この物見やぐら、魏志倭人伝に記された楼観跡と推定されるもので
復元された物見やぐらは床高6.5m、高さは12m
佐賀平野を遠くまで見渡せます
ただ弥生時代の吉野ケ里遺跡には、復元されたものよりも大きな約20メートルの物見やぐらが建っていたと推測され、そこからは平野と有明海を眺めることが出来たといわれています
当時も敵をいち早く発見、監視するのに役立ったんでしょうね
物見やぐらからは
隣接する吉野ヶ里のクニの交易の中心地「倉と市」や南内郭が柵などによって囲まれた様子も見て取れました
復元された竪穴住居の元は王の家をはじめ、その妻の家であったと考えられています
復元された住居跡の中は思ったより広く
内には人形や土器を配置して当時の生活を再現
炉の跡もあったりしました
続いて「中の村」にある高床倉庫群
床を高くすることで、風通しをよくした倉庫が並んでいました
あくまで復元されたものですが
当時の吉野ヶ里の繁栄ぶりがうかがえます
主祭殿2階では王と人々が座る集会の様子を再現していたり
3階には霊からお告げを聞くために手に笹を持ち祈る巫女を再現されていたりしました
なんだか邪馬台国の女王卑弥呼を彷彿させますね
最後に「北墳丘墓」
ここは吉野ヶ里集落の歴代の王が埋葬されている特別なお墓と考えられています
墳丘内にはこれまでの発掘調査で発見された
弥生時代中期前半から中ごろにかけての14基の甕棺墓の実物が展示されていました
・・・と、こんな感じで見て回りましたが
当日の気温は5月だというのに30度と無茶苦茶暑く
遺跡周辺の草むらあたりからやってきただろう蚊に刺されつつ
弥生時代にタイムスリップしたかのように1時間ばかり復元された遺跡を見て歩きました
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