その昔、湯浅町は熊野三山へと続く熊野古道の宿場町として栄え、熊野古道が唯一商店街を通る町としても知られています
白壁の土蔵、格子戸や虫籠窓など、醤油醸造の伝統を感じる家並みが残る古い街並みは湯浅町重要伝統建築物保存地域に指定されています
昔懐かしい郵便ポストがある商店には「たばこ」「塩」「郵便切手」などの看板が並んでいて古い街並みになじんでいます
そんな街並みの一角に端午の節句をガラス越しに見せてくれる家を発見しました
私が伺ったのはゴールデンウィーク最終日の5月6日
ちょうど湯浅の伝建地区では『ゆあさ端午の節句飾り(第10回)』なるものが行われていたからのようでした
こうした武者人形や甲冑飾りなどを飾る風習は江戸時代後期には、室内のみならず室外にも飾られたうえ大型化し、富裕階級は、豪華な飾り付けで家の権勢を競い合っていたそうです
そんな古い時代の華やかな屋外飾りの要素もあったのでしょうが
湯浅の伝建地区に現代のインスタ映えするスポットとして観光客誘致の一環として行われたのではと思ってしまいました
中には家の屋内まで入れさせてくれ、飾られた武者飾りや張子の虎を見せてくれたりもして
目を楽しませていただきました
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