メルボルン2017の最近の記事

さて前回のエントリーで少し触れましたが
今年の年末年始はオーストラリアはメルボルンで過ごしてまいりました
 

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いつものように仕事納めのあとは、職場で着替えてそのまま新千歳空港へ直行です
実はこの年に異動となり札幌へ戻っていましたので、札幌駅にほど近い職場からはエアポートに乗車、時間にすると40分くらいで新千歳に着くことが出来ます
 

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この日は年末の29日の夜
年末年始でごっがえしている新千歳空港でしたが、現在JALのステータスはJGCプレミアファーストクラス・チェックインカウンターと専用保安検査場を使えるので混雑とは無縁の便利さを享受
 

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検査場を潜る抜けそのままこのラウンジの受付カウンターへ
ここ新千歳空港にはJALサクララウンジとダイヤモンド・プレミアラウンジが併設されています
サクララウンジは混雑しているでしょうし
ここはダイヤモンド・プレミアラウンジへ
 

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ここのラウンジでは、いつもならカウンターに腰掛けエプロンに駐機する航空機を眺めつつ樽生ビールを楽しみますが、この日はここで晩飯
ダイニングらしいテーブル席を陣取ります
 

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というのもサクララウンジと違い、ダイヤモンド・プレミアラウンジには国際線には及びませんが、おにぎりやパンなどのフード類が並んでいるからです


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さてこの日、2017年の仕事が終了したということでラウンジの樽生ビールで乾杯
「キリン一番搾りプレミアム」「サントリー・ザ・プレミアムモルツ」「アサヒ プレミアム生ビール 熟撰」「サッポロ・クラシック」の4種を頂きました
 

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年末年始と言うこともあったのでしょう 
北海道応援プロジェクト
ココ・ファーム ファクトリーの「2015ツヴァイゲルト」も並んでいました
沖縄サミットの晩餐会での乾杯に用いられたココ・ファームのワイン
栃木県足利市にワイナリーを構えるココ・ファーム
全国区のワインなのになぜここ新千歳空港のラウンジにと思われるかもしれませんが、じつはこのワインには余市登地区の中川農園と小西農園の葡萄が使われています
そうした理由から洞爺湖サミットでの総理夫人主催夕食会にも使われたりもしました
そんなワインはここを利用する皆さんもよくわかっているようで、この日の一番人気でした
 

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さて肝心の晩飯
ここダイヤモンド・プレミアラウンジでの食事ですが、おにぎりが「鶏五目おにぎり」と「ごま塩鮭」
パンが「JAL特製焼きカレーパン」と札幌の菓子メーカー「もりもとのパン」
野菜スープ(オニオン、キャロット、キャベツ等、6種類の野菜とチキンのスープ)
それに味噌汁
試供品らしくドルチェヴィータの新定番商品「ピコリータ」もありました
このルチェヴィータは焼き菓子やケーキ・パンに北海道産のブランド小麦「ハルユタカ」などを使う札幌市清田区の洋菓子店
このラウンジを使うような客層の口コミを狙っての試供品と思いますので、私もそれに乗ってここで紹介させていただきます
 

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思ったよりも早くに新千歳空港に到着したことから
1便はやめてもらい午後7時のJL518便で羽田空港へ向かいます
 

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トランジット先である東京での定宿は「東横イン羽田空港」
羽田空港からの無料シャトルバスがあるのも魅力の一つです
 

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便を早めてもらったので、早めにチェックイン
まだ銭湯のやっている時間ということでここで一っ風呂
ホテルに風呂はついてはいますが、やはり手足をしっかり伸ばして入浴したい
そこでホテルから歩いて数風の「宝湯」へ
そうここ大田区は都内で最多の銭湯数43軒を誇る銭湯の街だったりします
 

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疲れをいやしたら明日は早朝成田空港へ向かいますので早めの就寝
さて今回の旅も弾丸旅行となりそうです

先般、日本テレビのバラエティ 「沸騰ワード10」という番組で、ジャニーズの風間くんが飛行機修行をして上級ステータスを得るという取り組みが紹介されていました
 


 

ここ数年、テレビなどのメディアで航空会社のラウンジがとりあげられる機会が増えてきましたが、あまり飛行機に乗らない人たちにも航空会社の上級ステータスに対するサービス
特にラウンジという存在が知られ始めてしまっています
けれど航空会社の上級ステータスはラウンジばかりが表面に出てきますが、そればかりではないんです

例えば今回の年末年始の休暇を利用して行ってきたオーストラリア
成田国際空港から旅立ちましたが、当然私もそうしたステータスを最大限利用しての旅となります
例えば、こうしたJALのファーストクラスチェックインカウンターを使い、並ばずに楽々チェックインしたり
 

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写真のとおり手荷物検査前には長蛇の列
そう年末年始でごった返す成田空港の中にあり時間がかかると評判の悪い手荷物検査も
これまたステータスの特権で「裏口」のようなJAL専用のファストセキュリティレーンを使って手荷物検査を済ませ
これはステータスとは関係ありませんが、自動化ゲートで出国審査を行い
混雑するこの日、普通ならチェックインから1時間はゆうにかかるだろうところを
あっという間(5分くらい)で制限エリアへ出ることが出来ました
 

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制限エリアに出たら、目指すはやはり航空会社のラウンジ
免税店など目もくれず真っ先にラウンジを目指します
もっとも出国審査を出たところにこのJALのラウンジのエントランスが有るんですけどね
ラウンジの受付にはサクララウンジ用とファーストクラスラウンジが有りますが
この時のステータスはプレミア(エメラルド)なのでファーストクラスラウンジに入ることが出来ますので入り口左側にある受付に行きファーストクラスラウンジへ
 

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さて成田空港はまさに日本の玄関先
その中にあって日本の翼たるJAL(日本航空)のファーストクラスラウンジは国内最高峰のラウンジと思っています
シックな内装、高級感漂うソファーなどが並びますがまだお客さんはそれほど来てはいませんでした
そう今日出発するメルボルン便までまだ余裕があるにかかわらず朝早くの電車に乗って成田までやって来たわけは
ここでまったり過ごすためなんです
そうこう言ったラウンジ滞在も含め私どもの旅は成り立っているんです
ラウンジ内は様々なスタイルの座席、テーブルが広がっていて、ビジネスマン一人から複数の家族ずれまで様々な客に対応していますが、いつものように航空機の離発着が望める窓際のゆったりとした応接席しかも電源付きを確保いたします
 

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いつもの座席を確保し安心したら、まずはシャワー
樽生ビールを呑むための大切な儀式です
もっともこの日は朝から顔も洗っていませんしたが・・・
受付でチケットを提示するとともに安全カミソリを一つ頂いておきます
そう航空機のハイジャック防止の意味合いからもたとえ安全カミソリであっても、制限区画で刃物は制限されているんです
 

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さてこうしたラウンジではリゾートホテルで見かけるレインシャワーが常設
実は我が家のリフォームの筆頭はこのレインシャワーなんです
風呂に入るには及びませんが、その半分くらいの爽快感がこのシャワーの魅力です
 

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シャワーを浴びてラウンジに戻ったら
まだ朝でしたが、まずはビール
今回のメルボルンの旅の無事を祈って乾杯
朝からビールが胃に染みます
 

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朝から飲んでばかりではいけませんので、次に向かうのが「SUSHI BAR」
元は千葉で老舗の寿司屋を営んでいた方が息子さんに代を継ぎ
ここで日本最後の砦とばかりに寿司を握ってくれている
日本の玄関を護る寿司職人です
 

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そんな職人さんが目の前で握ってくれる
贅沢な寿司が楽しめるのがここ成田空港のJALファーストクラスラウンジの目玉
この日も自慢のネタを用意してくれていたようでした
 

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この日のメニューから握りずしは
「天然ひらめ」「まぐろ(天身)」「玉子」の3種
 

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寿司と言えばやはり日本酒
SAKE EBARと名付けられたカウンターには
秋田の「純米大吟醸 一白水成」
静岡の「初亀 純米吟醸 亀丸」
香川県観音寺の「川鶴 純米大吟醸 Advance」
 

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そんな日本酒とともにいただくのは特にまぐろの天身は赤身の中心で筋がないところの赤身
ここはまぐろの赤身で一番おいしいところ
江戸前ではトロより赤身のほうが重宝されたようですが、そうだよな~と思えるのがこの赤身でした


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樽生ビールもJALファーストクラスラウンジには
アサヒスーパードライプレミアムとキリン一番搾りプレミアム
そしてサントリーザ・プレミアムモルツが並びます
サッポロビールが見当たらないのが気になるところですが、この日本の4大メーカーのうち3社のプレミアム樽生ビールを楽しみます
 

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そんな樽生ビールとともに楽しむのは
やはり職人さんに握ってもらった「天然ひらめ」
 

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こうしてビールを呑んでいるとトイレが近くなりますが
ここには高級感漂うトイレがあります
トイレは綺麗で快適だとそれだけで気分が良くなりますが
先般改装された「砂川ハイウェイオアシス館のトイレ」はここを見本にしたのではと思っています

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快適なトイレで用を済ませたら
また飲み始めますが、次はワイン&シャンパン
ファーストクラスラウンジはアルコールのグレードが高く
シャンパンは「パニエ」もちろん本物のシャンパン、スパークリングワインではありません
ワインは「マコン・ヴィラージュ」最近コストコでも見かけるワインです
それに「シャトー・シトラン」とフランスワインが並びます
 

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ウイスキーは
「マッカラン12年」「ボウモア18年」「バランタイン17年」「響17年」

焼酎は
「田苑SILVER」「太古の黒うさぎ」「伊佐大泉」
といったもの
 

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さて続いて寿司以外のフードはというと
こうしてビュッフェ形式で
 

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日本の玄関を意識してか
「明太子」「山形風いも煮」「ほっけ塩焼き」と和食が並んだうえ

「ポークリエット」「グリルチキンのピンチョス」「エビとアボガドのサラダ仕立て」「季節のピクルス(蕪)」「蒸し野菜のサラダ」となんだか酒の肴が多いように感じます
 

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最近高級魚化しているホッケ
明太子やいも煮に加えブルーチーズが美味しい三種のチーズの盛り合わせを肴にビールを楽しみますが
 

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洋風なものはいかにも朝食メニューとして
「スクランブルエッグ」
「グリルカットポテト」
「ポークウインナー」
バケット類はメゾンカイザーの天然酵母パン「クロワッサン」等々も並びますがここはパスさせてもらい
 

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ここに来たのなら食べねばならない
「JAL特製オリジナルビーフカレー」を頂くことに
このカレー、SNSやBLOGでしょっちゅう話題となるカレーですが、JALのステータスを持っていなければ食べられないということもあったのでしょう
秋葉原で行われた食のイベント「dancyu祭り2018」で提供されたりもしました
 

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カレーにはポークウインナーをトッピング
スープストック東京提供の「オマール海老のビスク」とともにいただくことに
飲み物はサントリー響17年をハイボールで
 

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さてここ成田空港のJALファーストクラスラウンジは羽田空港のそれと同様
旅立ち前の身支度として、靴磨きサービスをご提供しています
あの英国ジョンロブ伝統のシューポリッシュが受けられることから
次回は最近始めたゴルフシューズでも持っていこうかな
 

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そうそう年末年始を控えたこの日、帽子で有名な某ホテルチェーンの社長ご夫婦もお忍び?
で来られていました
まぁあれだけ派手な帽子をかぶっていたら誰でもわかりますが

さて成田空港のラウンジ巡りはまだまだ続きます
ということで次は同じワンワールドのキャセイのラウンジ
ロングバーで一杯やりに行きます

成田空港へ早めにやってきて
JALファーストクラスラウンジを美味しい食事とお酒を満喫していましたが、出発まで時間もあることから、もう一軒他のラウンジも訪ねることに
そうまだ午前中ですが梯子酒ならぬラウンジの梯子をやることに
2軒目はキャセイのラウンジへ
キャセイはJALと同じワンワールドアライアンスの航空キャリアですから、ステータスがあればJAL同様に利用できるんです
ターミナル2の本館にあるJALのファーストクラスラウンジを出て搭乗口へ向かう途中にあるエレベーターに乗り4階へ
そこに「キャセイパシフィック航空ファーストクラス&ビジネスクラスラウンジ」がありました
お正月を控え玄関前にはしめ飾りが飾られています
ということで受付を済ませたらラウンジに潜入、調査開始です
 

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ちなみにキャセイといえば香港国際空港のファーストクラスラウンジを思い起こさずにはいられません
一流ホテルオペーレーションによるレストランや香港ならではのヌードルバー
シャワールームはおろか個室のバスルーム
さらにはマッサージルームまで備える豪華なラウンジを思い起こしますが、ここ成田空港のラウンジは質素そのもの
けれどカウンター席にはこれぞまさしくキャセイのラウンジと思わせる「ロングバー」が有りました(外の景色はちょっと寂しいですが)
 

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小じんまりとしたフロアはなにか質素な感じ
ダイニングエリアとリビングのエリアに分かれていましたが
そのうえキャセイの便は一日に4便しかなく、ちょうどキャセイの便が出て行ったとだったようで、ここのラウンジは空いていました
 

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さて調査開始まずは
フード類
ヌードルバーは残念ながらありません
替わりと言うわけではないのでしょうが、カップ麺が置かれています
日清のカップヌードルに交じって、香港のインスタントラーメン「公仔碗麺」も置かれています

 
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お酒といえばまず目についたのが
壁のウイスキースタンドに並べられたウイスキー
「アブソルート ウオッカ」
「ゴードン ロンドン ドライジン」
「バカルディ スペリオール」
「紀州蜂蜜梅酒」
「ジョニーウォーカー ブラックラベル」いわゆるジョニ黒
「サントリーブランデーV.S.O.P」
 

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日本酒も並んでいました
置かれていたの成田空港の地元千葉県の純米大吟醸「不動」
 

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ビールはというと樽生サーバーがここにもありました
銘柄はキリン一番絞りですが、スタウト「黒ビール」が取り揃えてあるのは嬉しい
 

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もうお腹一杯なので
ハーゲンダッツのアイスクリームを肴にキリンスタウトをいただくことに
 

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食べませんでしたが酒の肴はつまみやすいカナッペ
「海老のカナッペ」「スモークダックのカナッペ」「スパイシーチキンのカナッペ」「ドライトマトと胡瓜のカナッペ」
美味しいのかドライトマトが品薄でした
 

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それとともに
小さくアッケージされた
アールグレィフルーツケーキ
ロータスのカラメルビスケット、ルヴァンのクラッカー
ナッツ、チョコレート、バナナなどが並べられていました
 

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こんな感じでキャセイのラウンジ調査は終了
便が少ないこともあるおでしょう、香港は無理としても羽田のそれよりも質素なラウンジでした
まぁ静かに過ごしたいなら良いのでしょうが、ちょっと寂しい気分
お口直しにアメリカン航空のアドミラルズクラブ・ラウンジにも行ってみることにします

今年5月20日に開港40周年を迎える成田空港
おめでたい話なのですが、私にとっての成田空港開港は三里塚闘争(成田闘争)なしには語れません
成田空港はその後、その失敗をあざ笑うかのように続々と登場するアジアのハブ空港(タイのスワンナプーム、シンガポールのチャンギ、韓国の仁川)ににとってかわられます
それらの空港の経済活性化による恩恵を鑑みると
この日本最大のの公共事業失敗による甚大な損失は計り知れないものと思われます
ボタンの掛け違いとも言われますが、何が悪かったかはもはや過去の話のはずです
けれど今もなお空港用地内に残る横堀大鉄塔とそこで見張る人
への字型に曲がった誘導路を見ると私自身開港40周年を素直にお祝いできずにおります
 

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そんな暗い話はさておき
成田空港での3軒目のラウンジ訪問
そう今朝3回目の朝食ならぬ3軒目の朝呑みは「アドミラルズ・クラブ ラウンジ」
今回のチケットはJALのチケットですが、同じワンワールドアライアンスのラウンジということで入ることが出来ることから訪問することにしました
 

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さて航空会社のラウンジの話がづいていますが、
そのラウンジについて今更ながらおさらいです
通常飛行機に乗る際は他の公共交通機関とは違って普通少し前に空港へ行き、搭乗手続きと手荷物検査を済ませなければなりません
搭乗手続きと手荷物検査を済ませたのち搭乗口に向かいますが、当然時間は余しがち
飛行機の搭乗時間までは搭乗ゲートの前に設けられているベンチで待つこととなります
閑散期ならばそれでも良いでしょうが、私が飛行機に乗るような繁忙期はそんな席も混雑しており座れなかったりもします
あました時間をバーやカフェで時間をつぶそうにも空港値段となっていますので結構な負担です
けれど航空会社のラウンジが使えるステータスだとそんな心配はなく
手荷物検査を受け後、各航空キャリアが威信をかけ開設したくつろぎの空間でゆったり生ビールなどを飲みながら至福の時を過ごしたりできます
いやもといそのラウンジでのサービスが目当てで早めに空港に行ったりもします

そんなラウンジ、もっとも古いのは空港ラウンジはアメリカン航空がラガーディア空港に1939年に開設した「アドミラル・クラブ」だそうです
アドミラル・クラブは日本の玄関口である成田空港にもあり、滑走路を望むいい場所にあるうえ、結構なスペースをもらっているゆとりのラウンジだったりもするそうなので
今回搭乗まであまり余計な時間は有りませんが、立ち寄ることにしました
 

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さて受付をしようとスタッフにチケットを差し出すと
隣にいるJALのスタッフに渡してくれとの事
えっJAL?ここはアメリカン航空じゃないの?と思いましたが確かに隣にJALのグランドスタッフがいらっしゃいました
実はこの時間「JAL LOUNGE with American Airlines」というJAL独自のサービスをご提供
ラウンジ内にてJALのスタッフが、お客さまをお迎えするうえ
JALのサクララウンジの飲み物や食事と同じサービスが、アメリカン航空のラウンジ内で受けられるようになっているとの事でした
まぁサクララウンジも最近のステータス人気で訪れる人が増え
繁忙期は混雑していますので、その緩和策として閑散としていたアメリカンに助けを求めたのかもしれません
 

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そんなアドミラルズクラブのリビングはこんな感じで、ソファーがゆったりと配置されかなり広々としております
奥の壁には日本を意識した絵画が展示されていました
そうここを訪れる欧米の外国人には日本びいきが多いのでしょうから、きっと喜ばれるのでしょうね
 

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続いてダイニングのエリア
 

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ビジネス客を意識してか1人から2人用の席が結構ありました
 

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さてラウンジといえば、肝心なお酒
各種アルコール類はワインやスパークリングワインを筆頭に日本酒と焼酎などのスピリッツ
ツマミにはチーズが並んでいます
 

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生ビールはキリンの一番搾りプレミアム
先ほどのキャセイのラウンジもそうでしたが、さすがにここは関東圏
キリンビールが頑張っています
この後の機内では缶ビールしか飲めませんのでここは生ビールにいたします
 

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ホットミールはまだ朝一ということで
残念ながら朝食メニュー
ポークウインナーにスクランブルエッグなどのいかにもブレックファーストといったフードが並びます
これが夕方になると材料が用意され自前で作るハンバーガーなどが並ぶのだそうですが、残念ながらまだ朝でこんな程度でした
 

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クロワッサンにデニッシュ
カラフルなケーキとサンドイッチが並んでいました
ちなみにここのサンドイッチは結構お勧め
生ビールによく合いました
 

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こんな感じで成田空港の3軒のラウンジ探訪は終了
そろそろ搭乗時間となりましたので搭乗口に向かいます

散々ラウンジで呑んでへべれけになっと後、向かった搭乗口からはボーディングブリッチの先に成田発メルボルン着JL773便の機材であるボーイング787ドリームライナーが見て取れました
 

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このボーイング787ドリームライナー
「航空産業革命」とも言われるこの機材、機内の快適性がとても高いことで知られています
過去に3回ほど搭乗していますが、高い天井の機内や温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」は目に見える快適さですが、それ以上に感じるものが今回のような10時間にも及ぶ長距離フライトであっても振動をほとんど感じず快適に過ごせるということでしょう

そんな性能の高さを物語るものとしてこんな動画が紹介されていました
2015年に行われたパリ航空ショーでのリハーサルで撮られたこの動画
B787がまるで垂直に離陸しているそんな風にも見えますね
 


そんなB787、ビジネスクラスも最新のものである「JAL SKY WIDER」
半個室でフルフラットになるシートと快適そうな座席ですが、残念ながら今回はエコノミークラス
今回は搭乗時のアップグレードもありませんでした
 

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もっともエコミークラスと言えどチケットはプレミアムエコノミー
古い機材のビジネスクラス程度のシートに加え、ステータスを駆使して一番前の席を確保していたので足元は1m以上
かなりゆったりしていました
それにこのプレミアムエコノミーのシート、シェル構造ですので背もたれを倒しても後ろの方の座席には影響ない構造、なかなかの優れものです
 

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ここであいさつに来たCAさんに写真を撮ってもらいました
さてここでB-787 「JAL SKY WIDER」プレミアムエコノミーのシートのご紹介
座席にはUSBポート、映像入力端子およびPC電源が付属
飛行機に乗っている間に充電できるのはうれしいですし、USBポートも優れものです
 

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座席にはアメニティとして
歯磨きセット、モイスチャーマスク、耳栓、アイマスクがさりげなく置かれています
私が持参した、ネックピローと椅子
ネックピローは判るとして携帯椅子の使い道はというと
こんな感じでオットマンとして足置きにしました
というのも目の前は壁になっていて前座席のない席だったので足置きが有りません
けれどかわりに足元は充分に広い席だったので、こうして足置のおかげで座り心地はかなり良くなりました
この携帯椅子、今後のエコノミーの旅の際の必需品となりそうです
 

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ということで成田を離陸し、利根川が見えるあたり大きく旋回
つくば方面から見た成田空港の景色です
奥には九十九里浜も望めました


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シートベルト着用のサインが消え
飲み物が運ばれてきます
CAにオーストラリアのビールは有りますかと尋ねたところ積んでいないとの事
替わりにサントリー ザ・プレミアモルツをいただくことに
ちなみに画面の機内エンターテイメントは「ワンダーウーマン」今一歩かな


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さてその後は機内食
今回は [料理人コンペティション「RED U-35」歴代ファイナリストの シェフ達による監修メニューとなりました
その「RED U-35」新時代の若き才能を発掘する、日本最大級の料理人コンペティションなんだそうで、その料理人監修のメニューがJALのエコノミークラスの機内食に採用されているんだそうです
ということでJAL国際線「若き料理人たちによる機内食」冬メニュー
メインは選べる2種ということで
成田陽平シェフ(菊乃井本店)監修の「牛肉の胡麻味噌すき焼き」を選択
 

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サイドディシュは
冬野菜の白和え マスカルポーネチーズを使った豆腐の和え衣(成田シェフ)
牛蒡とヘーゼルナッツのシェリービネガー風(藤尾シェフ)
フレッシュサラダ ドレッシング添え
安納芋のプリン(藤尾シェフ)
食後はコーヒーとハーゲンダッツ アイスクリーム
 

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ここへ来る前、成田空港のラウンジを梯子し
散々飲んで食べてきた後なのでこのくらいの量の機内食は嬉しいです
これがビジネスクラスならきっと食べきらなかったでしょう


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我が家の奥さんは
フレンチシェフ藤尾康浩(La Cime)監修の「鶏肉、里芋と湯葉のグラタン」
こちらも美味しそう
 

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間食には
「ピザパン」それにコーヒー、紅茶、コンソメスープでしたが、飛行機に乗る前にラウンジで食べすぎたのでこれはパス
ひと眠りしたところで、窓の外を覗くと夕焼けが
そうです南半球の夕日が望めました
 

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到着まえには夕食となり
これは世界で一番高い場所のスープストックトーキョー
「AIR スープストックトーキョー 温野菜と鶏肉のマッシュルームスープ」
「ジェノベーゼのショートパス」
「黄桃とヨーグルトゼリー」
「石窯パン」となりましたが、パンはパスさせていただき
「うどんですかい」をいただきます
 

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これを食べ終えたもうひと眠りしたところで、オーストラリアのメルボルン空港に到着
10時間5分のフライトで現地時間ですでに夜の23時5分となっていました
 

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さてこのあと入国審査
実はステータスの特権か?CAさんから機内でファーストクラスやビジネスクラスの乗客に配られる「ARRIVALS into Australia Express」カードもいただいておりました
このカードは入国審査や税関チェックなどを優先的に受けることのできるサービスなんですが・・・
 

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オーストラリアは、独自の自然及び生態系を維持するため、検疫に関する様々な厳しい規制を設けています
食品類の持込などに関しては、必ず申告しなければなりませんが
今回は年末年始ということで
「おせち料理」を持ち込んでいますので
検疫で持ち込みを申告すると、このエクスプレスカードが使えるエクスプレス・レーンは使えませんので、残念ながら通常のレーンで制限エリアを抜けることに

ただここオーストラリアは入出出国管理システム「スマートゲート」が導入されています
当然といえば当然ですが、世界でもっとも信頼される日本のパスポートはこいつが使えますのでパスポートをこの機械に読み込ませ「入国カード」を出し、その後無人化ゲートをくぐり入国管理官に合うこともなく楽々入国を済ませることになりました
 

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さてこのあとホテルのある市街に向かいますが、空港連絡シャトルバスであるスカイバスを使えば、シティ中心部のサザンクロス駅まで約20分で到着しますし、往復$26というのも嬉しいところです
ただ飛行機の到着時間が遅く、真夜中の到着でしたので、スカイバスがまだ走っているか不安でしたが、窓口で確認したころまだ走っているようです
 

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日をまたいだあたりで、スカイバスの到着点メルボルンの中心サザンクロス駅に到着
近くにあるホテルを目指します
(駅は翌朝の撮影)
 

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世界で最も住みやすい都市と呼ばれているオーストラリアのメルボルン
街中に緑が溢れていることから「ガーデンシティー」とも呼ばれています
こうしてカエデの親戚?のような樹が街路樹としてかなり幅を利かせていました
今回のメルボルンでの宿は「アルト ホテル オン ボーク」もそんな街路樹に飲み込まれるように佇んでおりました
 

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サザンクロス駅から歩いて5分と大変便利な立地のホテルでしたが
メルボルンからの到着が遅く深夜となることが分かっておりましたし、交通の要所であるサザンクロス駅近くのホテルだと何かと便利なのでこの宿と致しました
 

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部屋は「クイーン・スタジオ」というタイプの部屋で
クイーンサイズのベットとデスク、それに小さなテーブルとソファーが置かれた部屋でした


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デスクには日本式の110Vコンセント、無料 WiFi
デスクの引き出しにはドライヤーがありました
アイロンやアイロン台、セイフォティボックスもありましたが、そうこれは私の覚書だったりします
 

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ちなみに最近の海外での食事、特に晩飯はスーパーなどで総菜やお酒を買ってホテルの部屋で食べることが多くなってきました
それに我が家の旅行はいつも弾丸旅行ということで、観光から夜遅くにホテルの部屋に帰ってきて、それからレストランへ食事に出る元気がないのが主な理由です
もっとも欧米のレストランでの食事が一人5千円程度と結構高いのもその理由の一つです
(これは昨今の円安によるドル高・ユーロ高が大きく影響なんでしょうが)
それにアメリカのホテルには、たとえ星付きホテルであっても冷蔵庫が置かれていなかったりします
冷蔵庫を別途レンタルしたこともありましたが、キッチン付きだとそんなこともないので安心ですね
しかもキッチン付きの部屋ということなのでしょう、冷蔵庫はほぼ空の状態でした
 

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そこでキッチン付きの部屋も最近ではホテル選びの際の基準になっており
今回予約したアルト ホテル オン ボークもそんな簡易キッチンがあるのが特徴のホテルでした
 

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シンクやオーブンレンジ、ポット、ティーサーバー、トースターなどの調理器具や鍋やフライパン、包丁にまな板
 

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食器にカラトリーがそろった部屋を予約してありました
 

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風呂に風呂桶はなくシャワールームのみ
けれどシャワーはレインフォールシャワーだったのでたっぷりのシャワーを浴びて疲れはしっかりとれました
 

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さてこのアルト ホテル オン ボーク
朝食もなかなかいけるとのことで今回の宿泊は朝食付きのプランといたしましたq
ちなみにチェックインが夜中の日付をまたぐあたり
翌日は朝からのワイナリーツアーを予約してありましたので、4時間ほどの睡眠で起床
1階フロント奥のレストランへ向かいます
 

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ここのレストランには無料のコーヒーマシーンがあり、いつでも淹れ立てのコーヒーを自由に飲むことができます
持ち帰り用のカップも用意されていて持ち出しもOK
大変重宝いたしました
 

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朝食会場に並べられているのはコーヒーだけではなく紅茶
フレッシュフルーツジュース
食べ物はクロワッサンにトースト、果物やシリアル
とちょっとショボいとも思いましたが
 

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これらに加えて一品はメニューからオーダーできるとの事
ということで初日はポーチドエッグ&ベーコンをオーダー
ポーチドエッグは焼かれたトーストに載せられ出てきました
なんだかこれアニメ映画作品『天空の城ラピュタ』に登場する「ラピュタパン」を彷彿させますね
 

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我が家の奥さんはこの手のメニューではいつも頼んでいる
「エッグ・ベネディクト」
 

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2日目は現地ツアーの関係から朝食は採れませんでしたが、3日目はやはりここで朝食をいただきます
私は玉子とベーコンのサンドイッチ
毎回注文をするたびに1個にしますかそれとも2個と聞かれますが、こんなの朝から2個も食べられないボリュームです
やはり欧米人の食欲はすごい
 

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我が家の奥さんは
「エッグ・フロレンティーン」
 

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こんな感じで朝食はしっかりととるのが我が家の常としておりますが
これが観光に忙しい弾丸旅行の秘訣になっているようです
さてしっかり朝食をとったら、お目当てのヤラバレー・ワイナリーツアーに向かいます

英国風の建物が連なる美しい街並みを行き交うトラム
 

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そんなトラムを眺めつつ向かったのが、インターコンチネンタルホテル
ここで待ち合わせ、この車でヤラヴァレーのワイナリーツアーに参加することとなります
 

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ヤラヴァレーへ向かう車窓にはオーストラリアらしい広大な土地が広がり
というかそこには美味しそうなオージービーフ、いやもとい黒牛が広い牧場に放牧されていました
 

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自然豊かなオーストラリアということなのでしょう
キャンプも盛んなようで、ヤラヴァレーへの道すがらこうしたキャンピングカー・キャンピングトレーラーの販売店も見かけました
ちなみに後日、こうしたキャンピングカーが実際にキャンプするキャラバンパークを巡ることとなります
 

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そんな車窓を眺めつつメルボルンから車で約1時間
空には抜けるような青空が広がる、絶好のワイナリーツアー日和ですが
最初に訪れたワイナリーは壮大な葡萄畑や丘陵のある景色の中に建つワイナリー
「デ・ボルトリ ヤラヴァレーエステート」

 

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ここはオーストラリア最大級(年間6百万ケースを生産)のワイナリー
さっそく門をくぐり中へ
 

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ワイナリーの試飲コーナーではクリスマス(もう大晦日でしたが)の飾りつけでしょうか?
こんな牡鹿の置物に迎えられます
 

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試飲コーナーはこんな感じ
奥のカウンターにはデ・ボルトリの銘品が棚に並びます
 

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まずはスパークリングから始まります
ワインの説明に加え注いでくれるのはどことなく東洋系の顔立ちのスタッフ
明るい口調での説明に加え、開けたのだからもったいないとばかりに次々とワインを注いでくれました
 

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次は「ヤラヴァレー エステイトグロウン シャルドネ 2015」
 

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ちなみにこのデ・ボルトリ
ワインだけにとどまらず、チーズも作っているそうで
ワイナリーには自家製のチーズ熟成室を併設、これはワインに間違いなく合うでしょうといったチーズを数種類どんと出してくれました
そうそう行きの車内でのガイドさんの話しだと、今回のツアーは「ワイン&グルメツアー」なんだそうです
早くいってよ、朝飯食べ過ぎました
 

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ボトルのエチケットのイラストも鮮やでその名も
「ボエム アクト トゥー ドライ ピノ・ロゼ」
 

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このあたりで赤ワインに突入
「ヴィラージュ ピノ・ノワール」
これがブルーチーズによく合います
 

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ここで口直しに白
「ボエム アクト ワン リースリング(2017)」
 

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そろそろ飲む量をコントロールしていかないと今日一日持たないとも思いましたが
ここでこのデ・ボルトリを一躍有名にした貴腐ワインの「ノーブル・ワン」が出てきました
これは飲まずに帰るわけには行きません
ちなみにノーブル・ワン、同じ貴腐ワインのシャトー・ディケムを破ったと言わしめたワインで、シャトー・ディケムの十分の一といったお手頃価格、人気のほどがわかります
しかも今回「ノーブル 10 ブラック・ノーブル」までサービスでいただくことに
 

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ちなみにサービスといっても今回はツアーでの参加
メニューを見ると一杯$20と高額の試飲なんですが、料金体系はどうなっているのでしょうね?
10杯は飲んでますのでツアー料金から計算してもとても合いそうにありません
 

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さて英国・バッキンガム宮殿御用達、名門ワイナリーのワインを試飲したあとは土産に「ノーブル・ワン」とチーズを買い
次の目的地に向かいます
さて今日一日でワイン何本買うことになるのやら
 

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今回のヤラヴァレー・ワイナリーツアーはあらかじめアンケートが取られておりました
それが「3軒のワイナリープラスそのチョコレート屋さん」にするかそれとも「4軒ともにワイナリーにするか」というもの
呑み助の我が家は4軒ともにワイナリーツアーで申し込んだのですが、多数決でこのチョコレート屋にもよることになったようです
ということでやって来たのは、ヤラバレーの葡萄畑や牧場が連なる田園風景のなかに突如として現れる巨大なチョコレート屋さん
「ヤラヴァレー・ショコラティエ・アンド・アイスクリーマリー」
人気の観光地のようで駐車場には沢山の車や観光バスが停まっていました
 

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チョコレート屋さんの中はショップ兼工房
実際にチョコレートを作っている工房をガラス越しに見学出来ました
ちなみに手前のクリスマスツリー
なんとチョコレートでできていました
 

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ショップのほうはその工房内でヨーロッパで学んだショコラティエたちが丁寧に手作りしているバラエティー豊かな250種類以上もの自家製チョコレート 
 

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ショーケースには高級そうなチョコレートが並びますが、ここのチョコレートはカンタス航空のファーストクラスにも使われるのだとか
 

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その中でひときわ目を引くのはボールにいっぱい積まれたチョコレート
実はこのチョコ、試食用のチョコレートでビター、ミルク、ホワイトの3種類がまさに山盛り
その中でも特に酪農が盛んなこのオーストラリア、写真手前の上質なミルクを使ったチョコレートが人気だそうです
 

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お土産に1M有るこの長いチョコレートを買おうかとも思いましたが
流石にこれを日本まで持って帰るのはしんどいということで諦めました
 

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さて次はいよいよこのワイナリーツアーの目玉「シャンドン」に向かいます

今から6年前、フランスのエペルネにあるモエ・エ・シャンドンを訪れた際
モエ・エ・シャンドンのメゾンは残念ながら閉まっていましたが、柵越しにドン・ペリニヨンの銅像に参拝してきたことが有りました
 

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ヤラヴァレー3軒目に訪れるワイナリーはその「ドメイン・シャンドン」
えっシャンドンってフランスのシャンパーニュ地方のエペルネにあるのだとばかりに思っていましたが
実際にはフランスのモエ・エ・シャンドンはフランス以外でもワイナリーを設立し
シャンパンならぬスパークリングワインやワインを製造しているんです
それが「アルゼンチンのボデガ・シャンドン」
「ブラジルのシャンドン・ブラジル」
「アメリカのドメイン・シャンドン・カリフォルニア」
そして今回ワイナリーツアーで訪れることとなったヤラバレーにある「ドメイン・シャンドン・オーストラリア」の4カ所のワイナリー
本家のモエ・エ・シャンドンには入れませんでしたので、ここオーストラリアでリベンジです
 

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さてそのドメイン・シャンドン・オーストラリア
ワイナリーの見学のみならず、レストランやテイスティングコーナー、ドアセラーが併設されていて
テイスティングバーで試飲したスパークリング&ワインは
 

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ドアセラーで土産に買えるのは無論
 

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レストランでの試飲コーナーでは皆さん、木のグラスハンガーで運ばれる写真の試飲セットを頼んでいました


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我々はと言うとツアーで予約したようで、2階の試飲用の個室へ案内されます
 

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試飲はメニューから選びますが
「ヴィンテージ・ブリュッド2013」
「ヴィンテージ・ブリュッドロゼ2013」
「スパークリング・ピノ・シラーズ」
「キュヴェ・リッシェ」
赤のスパークリングワインは珍しいのでシラーズを頼んでみました
 

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庭まで持っていって青空の元、グイっと頂くことに
ちなみに庭にはホテルの前にあったカエデっぽい木に加え、ドングリらしきの実のなるナラらしき木が植えられていました


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今回訪れたドメイン・シャンドン・オーストラリア
一体全体ここを訪れる日本人はどれ程いるのか、看板には英語の他に日本語での説明書きが有りました
 

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150ヘクタールの広大な敷地を誇るドメイン・シャンドン・オーストラリア
当然その広大な敷地の一部では葡萄が栽培されていて、栽培された葡萄はこのワイナリーで醸されてます
そんなワインやスパークリングワインの工程の一部に見学コースが有りこの展示品である葡萄の圧搾機が迎えてくれました
 

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圧搾機は今は使われていない過去の遺物ですが、この回転式の醸し発酵タンクは現役
葡萄が運ばれる入り口近くに設置されていました
 

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奥には醸造用のステンレスタンク
それに発酵温度をコントロールしているのかタンクの周りをカバーしている醸造用タンクも見て取れます
 

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地下にはこんな「ルミュアージュ」用の部屋が有りました
 

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これは瓶内二次発酵スパークリングワインのオリ下げ作業が行われているのですが、残念ながらこれらの作業は今は発酵樽で工業的に行われていてこれは展示用のようです
エペルネのシャンパンハウス「アシル・プランシェ」で見たのとはちょっと違うようです
 

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醸造所見学を終え外に出ると
レストランで愉しむ人々が・・・
ここで昼飯といたしたいところですがツアーは別の場所を考えていたようで
その次のワイナリーに向かうことに
 

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ヤナバレー・ワイナリーツアー、最後に訪れたのは「ドミニク・ポルテ
2001年に出来たばかりの新参者のワイナリーですが、これが只者ではありません
 

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というのもこのワイナリーのオーナーのドミニクはボルドー出身でシャトー・ラフィットの醸造長を務めあげた父を持つ11世代続く醸造一家
そんなサラブレッド家系たる「ポルテ家」のワイナリーなんだそうです
店の棚にはそんな父の名を冠した「アンドレ」のエチケットのワインが誇らしげに並んでいました
 

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ワイナリーの外にあるヴィンヤードを望む公園のような中庭ではパラソルとキャンプテーブルが並び
ここで青空の元、食事やワインを楽しんでいるようですが
そういやもう昼をだいぶ過ぎていますし、かなりお腹が空いてきました
ここでビールのジョッキ片手にサンドイッチでも頬張りたいような気分ですが・・・
そういやここはワイナリーでした
 

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肝心のワイナリーの試飲コーナーはこちら
奥の部屋を望む窓から、木の樽が並ぶのが見て取れます
 

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どうやらここドミニク・ポルテは樽熟成のようです
カルフォルニアワインの父たる「ロバート・モンダヴィ」のワイナリーを思い出しました
ちなみにこの樽、このあとの解説で聞きましたがオーク材を使ったフランス産なんだだそうです
 

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今回はワイナリーツアーでの訪問と言うことで
このワインの貯蔵庫でのワインの試飲
このソムリエのおじさんの力説を聞きつつの試飲となりました
 

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試したワインは
「スパークリング・ロゼ・ブリュット」
「フォンテーヌ ソーヴィニヨン・ブラン」
「ロゼ」
「ヒースコート シラーズ」の4種
それに追加料金$10を払い「カベルネソーヴィニヨン」も加えます
 

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ちなみにその試飲料
帰りに土産にワインを買うと差し引いてくれるシステム
何だかとても商売上手ですね
 

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さてここでようやく昼食
早速ワイン貯蔵庫のテーブルにテーブルクロスが敷かれたうえカラトリーが並べられ即席の昼食会場となりました
ここでまずはビールと言いたいところですが、前述の通りここはワイナリー
ワインを頼んでツアーのメンバーと乾杯
フランス人のドミニクさんのワイナリーということでフレンチ&ワイン
まもなく運ばれてきたのは「シャルキュトリー」というフランスが誇る食文化の一つでした
 
 
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その聞きなれない「シャルキュトリー」
豚肉や豚の内臓から作ったソーセージ、ハム、テリーヌ、リエット、パテなどの加工食品の総称だそうです
今回のシャルキュトリー
プロシュート、サラミ、パテ、レバーペーストが木のまな板のような板に載せて出てきました
 

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合わせるワインはこちら
メニューは何と日本語で書かれています
実はここ日本人ご用達のワイナリーだったんですね
 

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次に出てきたのがこのスモークしたトラウトサーモンほとんど生で上にゴマが載っています
そうメルボルンはトラウトが美味しいことで知られています
 

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こうしてワイナリーツアーでの昼食は終了
お日様にあたりに外に出ると「ペタンクゲーム」のコートと金属球のビュットを見かけました
そういえば昔読んだピーター・メイルの小説「南仏プロバンスの12か月」かその続編でパティスを飲みつつゲームに興じる様子が描かれていましたが、それがこいつだったんですね

次回ここに来る機械が有ればもう少し時間に余裕をもってこのペタンクや庭での食事を楽しみたいものですね
 

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これでヤラバレーでのワイナリーツアーは終了
メルボルンへ戻ります

年末年始は家族団らんでNHKの紅白歌合戦を見て、近くの神社に二年参り
正しい日本の文化かと思います
けれど我が家ではそんな日本の文化に反するわけではありませんが、年末年始は海外へ出かけニューイヤー・イブのカウントダウンを楽しむのがここ数年の常となっています
 
最初は2007年~2008年
写真はありませんが、上海の高層ビル街でビルの屋上から自然発生的に行われる(無秩序とも言えますが)年末カウントダウン花火に遭遇
 
2012年~2013年はローマのトレビの泉で年越しカウントダウン

まぁこれは花火は上がらないのですが
 


 

2013年~2014年は「ニューヨーク・タイムズスクエアで日本時間バージョンの年越しカウントダウン」

もちろん周りはほぼ日本人ばかり、よくぞこれほどニューヨークに来ていると思うほどでした
 


 

夜はニューヨーク時間でのカウントダウン
バッテリーパークからハドソン川を挟み「マンハッタン島から自由の女神越しに対岸の花火を見ながら新年を迎える
 


 

2014年~2015年はドイツベルリンで200万人が集うと言わしめる
「ブランデンブルグ門ニューイヤーカウントダウン2015」
これ200万人じゃきかないじゃないと思われるほどの人が集まっていて
ブランデンブルグ門で行われている花火は小さくて見えないほどでした
代わりにこの日は無礼講ということで集まって来たベルリンっ子たちが、あちこちで花火が行われましたが、まるで銃撃戦のように広場や道にロケット花火を発射
かなり怖い思いをしましたが、2度の大戦に負けている、ベルリンっ子たちのストレス発散の場をこの目で確認してきました
 


 

2015年~2016年はロンドンのテムズ川沿いのニューイヤー・カウントダウン花火

10月には売り切れるという、ひとり£10(2千円弱)のチケットをあらかじめ購入してありましたが、チケットを手にした有料の観覧者はなんと総数25万人にも及ぶ人気のイベントでした
花火とともに鳴るビックベンの鐘の音が、私にはまるで除夜の鐘のように聞こえました
 


 

2016年~2017年はバンコクでチャオプライ川沿いで行われる東南アジア最大!?の年末カウントダウン花火を楽しみに行きましたが・・・・
残念ながらプミポン国王のご逝去に伴い花火大会は中止となってしまいました
 

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2年越しの年末カウントダウンということで昨年末伺ったのはメルボルン
オーストラリアと言うとシドニーのニューイヤーの花火は南半球最大と言われ世界的に有名ですが、2017年に限ってはそのシドニーを超える花火が見れるのだとか
年末のシドニーはこのカウントダウン花火を目当ての人々で、ホテルはどこも高額
そのうえかなり前から満室ということもありシドニーはあきらめメルボルンを目指したというわけです

ということでヤラバレーのワイナリーツアーを終えた後、一っ風呂浴びたあと
まだ少し早いのですが場所とりのため年末カウントダウン花火が観られるポイントへ向かいます
ちなみにメルボルンの年末カウントダウンは花火鑑賞の場所の選定が問題
「ライブサイトのあるキングスドメイン」や「セントポール大聖堂のあるフェデレーションスクエア」「芝生の上ピクニック気分が味わえるドッグランズ」などなど様々な場所から見ることが出来ますが、今回目指すはヤラ川を渡り川沿いの公園といたしました
 

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川沿いであれば遮るビルも少ないうえ、様々な場所から打ち上げられる花火を一望できると判断したからでした
まだ夕方の6時くらいでしたがよさそうな場所はかなり埋まっていました
ちなみに子供連れが多かったのですが、なにやら午後9時にカウントダウンに先駆け子供連れなどのファミリー向けに「エンターティメント」なる花火が打ちあがるんだとか
 

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川沿いだけにとどまらず、公園ぽいところはほとんど人で埋まっていますが、そんな皆さんかなりの軽装でした
ここであれっと思われる方がいらっしゃると思われますが、ここは南半球
日本でいうところの真夏の7月に当たります
いままで経験した北半球の寒い夜空の年末カウントダウンと打って変わって夜風が心地よいくらいの気温での花火鑑賞となりました
程よい気温だったのと、ここ2日ほどは寝不足だったこともあり
ここでひと眠りさせてもらうことにします
 

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日がとっぷりと暮れたころヤラ川にはカウントダウンを楽しむ船が行きかっていたりもします
なるほどこれは花火を見るのには最適の特等席ですね
そういえば2年前に行ったロンドンのテムズ川にもこんな船がありました
 

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そうこうしている間に時間は過ぎ夜の9時が近づいてきました
「エンターテイメント」とい名付けられたファミリー向けの花火の開始
まずはメルボルンパークから上がりはじめ
 

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その後、私の正面からも打ちあがりはじめました
 


このエンターテイメント終了と共にファミリー連れのほとんどは帰宅
場所に少しばかり余裕が出来たので、ここでピクニックとしゃれこみます
まずは年越しそば
長い麺であるそばには健康長寿と家運長命の願を込もっていますが、食べる蕎麦はカップ麺
JALの提供する「そばですかい」(焼津加工鰹節使用)となります
これは出発間際に成田空港のブルースカイで購入しておいたものです
お湯はホテルのキッチンのポットで沸かし保温ボトルに詰めて持参してきました
ちなみにこのJALの「〇〇ですかい」シリーズ
機内で食べることを想定し、気圧が低いため沸点が低く100度まではお湯の温度が上がらない機内でも茹で上がるように、80度程度のぬるいお湯でも茹でる様に改良された優れもののカップ麺なんです
まさかこんな状況は考えてはいないとは思いますが、こんな時にも大活躍します
 

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ついでにおせちを日本から持ち込みお重に詰めて持参してきたのですが、実はこれが結構大変でした
というのもオーストラリアは固有の動植物の保護や環境維持のため入国の際の食べ物の検疫が、世界一厳しい国となっています
特に玉子や肉、魚などは厳しく、常温保存可能な製品で商業的に製造され十分に滅菌加工された缶詰、レトルト、瓶詰め製品でなければ持って入れないとの事でした
もっともこれは調査済みでしたので、日本から常温でも持って歩ける紀文のパック詰めのおせち「年神様セット」
 

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そんな厳しい検疫を乗り越えおせちを持ち込んだのにも関わらず
ここで大きな問題が発生しました
それがこの「アルコール禁止」の看板
もっともオーストラリアは基本、公共の場ではアルコール禁止なので仕方ありません
とはいえおせちを肴にと思い日本から上川大雪酒造の純米酒を抱えてきただけに残念でした
 
 
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さて23時頃になると、この川岸の公園はけっこうな人で埋め尽くされてきた
近くに見える橋の上にも大勢の人が並んでいます
橋や川岸から落ちた時のことを鑑み、こんなカヌーのボランティアのスタッフまで用意されていました
きっと過去に川に落ちた方がいらっしゃるんでしょうね
 

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いよいよ0時
どことなく始まったカウントダウンを叫ぶ声が大きくなり
「0」となったところで花火がスタート
 

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その様子の一部がこれ
ヤラ川を挟んんで右端から正面
そして私どもの後方まで、ビルの屋上から打ちあがる花火はなかなかの迫力の花火
6時間近く待って場所取りした甲斐がありました
 


 

祭の後の帰路はやはり渋滞
数万規模の観客が居るのは間違ありません
ということで花火の余韻を楽しみつつホテルへ戻ります
 

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さて来年の年末のカウントダウン
候補の一つはやはりここでしょうか
台北101が燃え上がるカウントダウン花火
消防法の厳しい国なら絶対にこんな事はしないでしょうから、観るなら今のうちかもしれません
 

年末年始の休みを利用しての海外旅行
気を付けないければならないことに「元日」をどう過ごすかがあります
そう海外と言えど元日はお店やレストラン、観光施設が閉まっていることがあり
行っても閉まっているなんてことになりかねません
特に私のような弾丸旅行、そう海外での滞在日数が2日~4日という短い中での1日である元旦をどう過ごすかがカギとなります
今回のオーストラリア渡航に際し考えたのが「十二使徒」を見に行こうというもの
ちなみに『使徒』と言ってもミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂の壁に描かれたレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」ではありませんし


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ましてはアニメの「ヱヴンゲリン」で碇シンジ君が倒す使徒ではありません
 

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その『十二使徒』
グレートオーシャンロード通り沿いポートキャンベル国立公園に存在するサザン・オーシャンからそびえ立つ大自然が何百万年もかけて作り上げたこの巨大(45mもの高さ)な石灰岩の柱の名称ですが
押し寄せる波に耐える十二使徒の姿は死ぬまでに一度は見たい絶景のひとつと言われています
 

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そんな十二使徒に逢いに、早起きして朝食も取らずに早朝出発の「GO WEST TOURS」という催行会社のバスツアーに参加します
というのもメルボルンからグレートオーシャン道路を抜け十二使徒の聳えるポートキャンベル国立公園に行くには往復500kmの道のり、途中立ち寄るところもあることから11時間もの行程のバスツアーだからです
しかも申し込んだのは英語ツアー
単に安かったからですが日本語ツアーは私が申し込んだときにはすでに埋まっていました
ということでバスには様々な国の方が混載、日本人は居ないようでした
さてメルボルンに帰るのは夜中になりますが、それまで旅の友は出来るでしょうか

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バスツアーは2時間ほど走ったところでトイレタイムの休憩
場所はトーケイの公園
「ベルズビーチ」が目の前に広がりますが、このベルズビーチ
映画『ハートブルー』で有名になったサーフィンのメッカなんだそうです
この日もビーチはサーフィンを楽しむサーファーで溢れていました
 

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そんなトーケイの公園
大きな木の下にキャンプテーブルが備えられています
こうしたアウトドアを楽しむ設備はオーストラリアでは当たり前の風景のようです
ちなみにツアー参加者は地元らしき白人系の方に加え中華系の方や韓国の方と言った具合で様々な国の方々の混載バスだったことがわかりました
 

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ここではトイレタイムだけではなく朝食もいただきます
そう朝早くに出てきたので朝食はとっていませんでした
ランチタイムならぬモーニングティータイムは紅茶とパウンドケーキをいただくことに
 

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ここでiPodを借り
行く道すがらこの後のグレートオーシャン道路や十二使徒のあるポートキャンベル国立公園について日本語の解説を聞きつつ予習していくことに
 

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バスが出発して間もなくキャンプ場が見えてきました
そうここは「トーケイ フォアショア キャラバンパーク」
ベルズビーチのサーフ コーストのビーチフロントに位置するキャラバンパーク
こういったロケーションの良いところには大抵こうしたキャラバンパークが有るようです
 

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その後車窓にアングルーシー川が見えてきましたが、この道沿いの茂みでかなりの確率でカンガルーに遭遇することが出来るとガイドさんが話しておりました
近くのゴルフ場ではプレー中にカンガルーに遭遇するなんてこともあるそうです
 

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このアングルシー川岸では
元旦マーケットが開かれているようです
 

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残念ながらツアーバスは立ち寄ることなく通過
ここは車窓写真家の本領発揮です
 

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とあるところにゲートがありツアーバスはここで停車
そうここから南西全長約241kmにも及ぶグレートオーシャンロードがはじまります
今回はバスツアーですがこうした道路をレンタカーで回ってみたいものですね
 

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世界で最も美しい海沿いのドライブルートと言われていて世界中の車のCMの撮影などに使われる場所で、ミスチルの曲Tomorrow never knowsのロケ地にもなっているそうですが
パネルを読むとこの道は世界大恐慌の時期にWW1(第一次世界大戦)の帰還兵の仕事にと政府が計画し作られた道路で、つるはし、シャベル、ダイナマイトを使って人力で16年かかって完成したのだそうです


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休憩時間に余裕があったのでゲート近くの砂浜に出てみました

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そんな切り開かれたグレートオーシャンロード
車窓には絶景が続きますが、少し開かれたローン フォアショアで2回目のトイレタイム
ビーチにはサーファーが溢れていました
 

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こうしたロケーションの良い場所には当然のようにキャラバンパークがあるのがオーストラリア
「ローン フォアショア キャラバン パーク」という名のキャラバンパークには元旦の休日を楽しむキャンパーで満員のようでした
 

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実はこうしたキャラバンパーク
雑誌や本でよく見たことはありましたが、実際に本物を見るのはこれが初めて
車窓だけでは欲求不満になりそうです

世界で最も美しいといわれる海沿いのドライブルート「グレートオーシャンロード」
海岸線の景色を眺めながらのドライブですが一つ気がかりが・・・
そうです車酔いです、私自身人一倍船酔い(車酔い)しやすい体質
11時間ものバス旅に加えアップダウンが続く山道を右に左に旋回といかにも酔いそうな道路ですが、ガイドさんに酔い止めのハッカのキャンディーをいただき舐めていたおかげで、割合快適なドライブとなりました
というかこのハッカのキャンデーは効果絶大、また一つ賢くなりました


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それに海外でのドライブはたとえ自分が運転していなくとも、車は右側車線を走ることが多く対向車が正面にやってくるような不安を覚えることが多いのですが、オーストラリアでは日本と同様、車は左側車線通行なので、違和感なくなくバスに乗っていられます

そんなバスツアーはとある看板が見えたところで右折
その看板には「ケネット・リバーキャラバンパーク」と表記されていました
いや~これでこの日、3個目目のキャラバンパークに遭遇
いくらロケーションのい良い場所を走っているかと言っても多すぎ
オーストラリア人のキャンプ好きのかなりのようです


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さてこのケネット・リバーのあたりから道の脇にコアラ生息地の看板を見かけるようになりました
ちなみにここケネット・リバーキャラバンパークはユーカリの森があり野生のコアラが住むキャラバンパークとして知られています
バスツアーに参加すると大抵はここでコアラウオッチングの時間があるようで、この日もごくごく普通にユーカリの木の枝にコアラを見つけることが出来ました
 

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そうそうここケネット・リバーキャラバンパークに立ち寄ったわけは
隣接する日本でいうところのドライブインのような施設「カフェ・コアラ」でのランチタイムのため
 

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ランチには少し早い時間ですが、昨晩は深夜にカウントダウン花火をみていたのにかかわらず早朝起床
朝食抜きで出てきたこともあり、お腹が空いていたのでこれは嬉しい誤算
しかもあらかじめバスの中でオーダーしていたので店について席に着いたところすぐに出てきました
 

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で、頼んだのは「ハンバーガー&チップス(ポテト)」
オーストラリアのハンバーガーのレベルは高いようで
ナイフでカットしてみましたが、オージービーフたっぷりの分厚いパテをはさんだハンバーガーはなかなかいけましたし
結構なボリュームだったせいか?はたまた口に合わなかったせいなのか?ツアーの皆さん食べきらずに残したようです
(これは昼食にはちょっと早い時間だったのも影響しているかもしれません、我が家は朝飯抜きだったので楽勝でしたが)
 

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我が家の奥さんはメニューに「ロール」とあった食べ物
出てきたのはブリトーでした
これも美味しそうです
 

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せっかく野生のコアラも見たことですし
ここで記念にコアラのぬいぐるみを購入、母へのお土産といたしました
 

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さてここでの休憩時間にはまだ余裕があるようなので、ここは初のキャラバンパーク見学としゃれこみます

バスツアーの立ち寄りポント&昼食の場所として訪れた「ケネット・リバーキャラバンパーク」
ツアーとしては野生のコアラのビューポイントとして立ち寄ったようですが、私自身はコアラよりそのキャラバンパークのほうが気になっていました
よくぞ立ち寄ってくれた、と言うのが本音でしょうか
 

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ところでその日本人にはあまり馴染みの無いキャラバンパーク
キャラバンパークと聞いて、まず頭に浮かぶのはずらりと並ぶキャンピングカーやキャンピングトレーラーのイメージ
けれど実際の使い道はそれよりは広いようで、今回訪れたケネット・リバー キャラバンパークは日本で言うところの単なるオートキャンプ場でした
 

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オートキャンプの様子は日本とそう変わらず
こんな風に楽しんでいるようです 
 

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キャンプ場なので、キャンピングカーのみならずテントを設営してでの宿泊も可能です
 

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ちなみにここオーストラリアのキャンプスタイルはリビングとしてもワンタッチタープが主流のようでした
 

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日本のキャンプ場ではあまり見かけないフォルデングトレーラーもありました
 

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キャビンも有ります
けれどよく見るとキャビンには「ジェイコ」と商標名がありますので、トレーラーハウスなんでしょうね
 

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そうしたキャビンのほかにキャラバンパーク内に設置されている備え付けのキャラバン(キャンピングトレーラー)も多く見かけました
 

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デッキがキャンピングトレーラー脇に設置されているうえ
プロパンガスを使う大型のBBQコンロなども付属しているようで
アウトドア先進国の匂いがプンプンと漂ってきます
 

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長期滞在なのかこうしたソーラーパネルで充電しているキャンピングトレーラーもありました
 

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共同のキッチンやトイレ・シャワーもあります
まさにキャンプ場ですね
 

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そうそう1万リットルもの貯水槽も見かけましたが、この水は消火用と書かれていました
これはキャンプ場での火災を想定しての貯水とも思いましたが
もしかするとオーストラリアは昔から野火の多いところなので、その対策としての水なのかもしれません

ちなみにオーストラリアは乾燥による野火が極端に多く、その焼けた大地からユーカリのような陽樹が生えるのも事実で、ここケネット・リバー周辺にユーカリの森が有るのも野火が多かった場所にほかなりません
野生のコアラが住むのもそうした理由があったからこそなんですね
・・・なんてことをガイドさんから聞きました
 

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さてこのキャンプ場で目を引いたのが、薪ストーブの数々
オーストラリアの正月は真夏に当たりますが、寒流性の西オーストラリア海流の影響か朝晩は結構冷え込む様でキャラバンパークのサイトにはこうした薪ストーブが当然のように置かれています


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薪もこれでもかとばかりに積み上げられています
 

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どこかで見たことが有るな~と思わせたのが
この「OZPIG(オーストラリアの豚)」と言う名の薪ストーブ
なかなかいい愛称がつけられていますね


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火傷から守るストーブの柵の中にもOZPIGが置かれています
きっと子供連れのキャンパーなんでしょうね
 

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ドラム缶型の薪ストーブもあちらこちらのサイトで見かけました
 

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日本のキャンプサイトでお馴染みの焚き火台をここで見かけることはありません
ここは合理主義の欧米と日本のキャンプ文化の違いが有るのかもしれません
(と言いつつオーストラリアって欧米だったかって不安になったりします)
 

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こうして薪ストーブを囲んで一杯
これぞオージースタイルのようです
 

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ついでにBBQの本場たるオーストラリアではプロパンガスのBBQコンロを使うようです
 

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ほとんどのキャラバンサイトには「ウエーバー」のプロパンガスBBQコンロが持ち込まれていました
最近では家電量販店のヨドバシでも展示されている「ウエーバー」
「ウエーバーがなければバーべキューが始まらない」と評されるBBQコンロですが
アウトドア先進国のこの評価を見て私もオーストラリア製のBBQコンロを1台買って帰ることに
 

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こんな鉄板焼きコンロもあります
そうここは私にとってアウトドア先進国オーストラリアのキャンプ用品展示場にほかありません
 

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やけに小さなテントと思いきや
実はこれペット用のテントでした
このあたりもいかにもオーストラリア
約68%の世帯でペットが飼育されていると言われるペット王国ならではのキャンプ道具です
 

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BARテーブルをキャンプサイトに持ち込んでいる方もいらっしゃるようです
次回は是非ともキャビンにでも泊まって
夜な夜な日本酒抱えあちらこちらのサイトに突撃したいものです
 


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ツアーバスはグレートオーシャン道路をひた走りますが、さすがに11間もの長旅
4回目に訪れた休憩場所は「アポロベイ」
少し大きな街のようで、私どものようなツアーバスは大抵ここを休憩地にしているようでした
街にカフェが連なり日も差して気温も上がっていることでもありますし、このあたりでビールでもとも思いましたが、あまり時間もない事からその辺りをブラブラすることに

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するとアポロベイのメインストリートの前に広がる芝生広場にキャンピングトレーラーの団体を見かけました

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日本のように駐車場でのP泊は禁止されていますので、これはどこぞのキャラバンパークに向かう途中、時間が時間ですからランチにでも立ち寄ったのでしょう
先般伺ったケネット・リバーキャラバンパークもそうでしたが、ジェイコが人気の車種でした
 

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オーストラリアで見かけるキャンピングカーのほとんどはキャンピングトレーラーですが
こんな風に乗馬体験コーナーの事務所にも使われたりと
オーストラリアでキャンピングトレーラーは日常的に使われているようです
 

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ツアーバスはアポロベイを出発
アポロベイから12人の使徒まで約104kmありますが、ツアーバスは次の目的地「グレート・オトウェイ国立公園」へ立ち寄りました
この公園の1億5,000年も前から続く温帯雨林には100mを超す巨大な木もあるんだとか
巨木の幹の根元でそんな話をガイドさんが解説しておりました


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森の入り口にある看板を見ると「マイツレスト レインフォーレストウオーク」とあります
遊歩道であるボードウオークがぐるっと1周できるように整備されていて歩きやすくなっています
 

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そんなボードウオークの周りはジャングルのような森
野生のコアラがたくさん生息しているそうですが、残念ながらここでコアラに出逢うことは有りませんでした

 

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モクセイシダなどの熱帯性の植物が生い茂りますが
ここでマイナスイオンを浴びまくります
 

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途中、オトウエイ国立公園付近にしか生息しない肉食のカタツムリの死骸発見
よくみると枝に刺さっているようですが、これってもしかして「モズのはやにえ」でしょうか?
ピントを合わせ損ねたのがひたすら残念
 

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そうそう残念な風景にも出会いました
「落書」です
こんなところに足跡を残さなくても・・・と思うのは私だけではないはずです
 

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そんなこんなでグレート・オトウェイ国立公園での散策は終了
ツアーバスは内陸部の森林や牧草地をひた走りますが、途中そんな牧草地にものすごい数の羊の群れを発見
さすがに羊の国オーストラリア、規模が違いますね
いつも食べているジンギスカンの故郷を垣間見た感がしました
 

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さて「十二使徒」までは後わずかです

「使徒、襲来」

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グレート・オーシャン・ロードのハイライト
「ポートキャンベル国立公園」にやってきました
まずはこの「The Twelve Apostles(十二使徒)」の看板を撮影と思いましたが
絶好の撮影ポイント、皆さんの撮影が終わるまでしばし我慢です
 

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そんな絶景がバスを降りてすぐ見られるわけもなく
駐車場から少し歩いて景観スポットへ
かなりの方がここを訪れているようで、十二使徒へと続く遊歩道は観光客であふれていました
 

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そんな遊歩道を歩いて10分ほど
展望スポットにたどり着きました


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遊歩道わきの木々もこうして南極からくる強風に耐えているようすが見られますが
ちなみにこの日は晴天、正月といえど南半球ですから暑いくらいだったのですが、その強風にさらされなにか羽織っていなければ寒いくらいでした
 

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ということでメルボルンを出て7時間ようやく「使徒」に出会えました
激しい波が押し寄せ陸地が削られ断崖絶壁の景観となっているうえ
硬い岩だった部分がポツンと奇岩として残っている様子が圧巻です
 

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ちなみにこの奇岩、もともとは「ブタと子豚たち」と呼ばれていたそうです
欧米などキリスト教圏では12人組の集団の名称としてよく「十二使徒」という言葉が引用されるそうですが、これもそんな一つのようです
けれどその名前を付けた当時も奇岩は12本あった訳ではなく、9本しか立っていなかったそう
現在では、そのうち7使徒のみが残っていますが
それはシンジ君がエヴァで倒したわけではなく、激しい波の浸食で洗い流されたんだそうです
 

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半島に飛び出した展望スポットがあったのでちょっと動画で撮影
なるほど絶景ですね
往復11時間かけても見るべき価値あるスポットでした
 


 

遊歩道を戻り待ち合わせ場所へ
風がやむとジワリと暑さがやってきました
皆さん同様でトゥエルブ・アポストルズ・ビジターセンター・キオスクの屋根の下に避難ここでしばし休憩です
 

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駐車場にはずらりとここを訪れている方の車が停まっていますが
なかにはこうしてキャンピングカーで来られている方も
よく見るとずいぶん沢山あるようでした
さすがはアウトドア大国
この話はしっかり取材しましたので、また後程
 

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ポートキャンベル国立公園の十二使徒の景観が見れるのは
いかにも観光名所らしく大きな売店・トイレが備えられた展望スポット
「トゥエルブ・アポストルズ・ビジターセンター・キオスク」から歩いていく展望スポットだけではありません
海岸線沿いにあと数か所良い展望スポットがあるということで、もう一つの十二使徒の展望スポットである入り江「ローチ・アード・ゴージ」へツアーバスは向かいました
 

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さてそのローチ・アード・ゴージ
ゴージは入り江ですが
その入り江の名前は昔ここで難破した船の名前ロック・アードから付けられているそうです
 

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写真でもわかる通り峡谷付近の海では船がいかにも座礁・難破しそうな波が見て取れます
ちなみにその名の由来のロック・アード号は1878年ロンドンからメルボルンに向かっていたオーストラリア最後の移民船で、この複雑に入り組んだ岩と岩に挟まれた海岸地帯で濃霧の影響もあり難破
 

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54人の乗客のうち生き残ったふたりの生存者は両岸を断崖に囲まれたこの入り江に漂着

 
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この入り江にたどり着いた男女2人は当初、海岸にあった洞窟に身を潜めていたそうです
 

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宮崎アニメ「紅の豚」で主人公ポルコの住んでいた秘密の島はこんなイメージだったのでしょうか?
 せ

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秘密の島はギリシャのザギンドス島というのが有力ですが
ここもそれなりに雰囲気を出しています
 
 
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ということで私どもも階段を下りてビーチまで行って
そこから使徒を見上げてみます
そう「使徒、潜入」
いやもとい「紅の豚の舞台との評判のポルコの住んでいた秘密の島」潜入です
 

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ちいさな洞穴には鍾乳石のようなつららが見られます
ということはここいらの土地は石灰岩なんですね
 

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ビーチまで階段を降りて砂浜から海を眺めることのできる数少ない場所
この断崖絶壁を助けを求めて登ったんですね
 

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この洞窟も将来は浸食がすすんだら貫通してブリッジのようになるんだろうな
 

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それにしてもこのインスタ映えしそうなこの景色
 

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こんな景色に出逢えるのならデジタル一眼持ってくるんだった
とちょっと後悔
けれどiPhoneXで撮った画像もなかなかですね
 

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これでポートキャンベル国立公園の十二使徒をメインとしたグレート・オーシャン・ロードのバスツアーは終了
帰路は内陸部を通りショートカットして帰りますが、そんな内陸部ではこうして広大な土地でゆったりと羊を育てる姿が見て取れました
そうオーストラリアの人口は2,360万ですが
それに対し羊の数は6,754万と人口の3倍の数の羊を生産する羊大国
あちらこちらでこうした羊牧場を観ることが出来ました
 

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おっともう一つ
グレート・オーシャン・ロードで見かけたキャンピングカーの話を忘れていました
その話はまた次回に

オーストラリア屈指の観光名所「ポートキャンベル国立公園」
ここを訪れる車の中にキャンピングカーもいるようで
グレート・オーシャン・ロードでは数台のキャンピングカーに出逢いました
 

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一番多く見かけたのは「ポートキャンベル国立公園のトゥエルブ・アポストルズ・ビジターセンター・キオスク駐車場
さすがアウトドア大国、キャンピングカーの割合が結構高いです
もっとも最近の日本も負けていないかもしれませんが
 

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ここでもキャンピングトレラーが多かった
まずはフリートウットのスコーピオン
こうした2軸のキャンピングトレーラーが観光名所に停められるのもさすがオーストラリアと言ったところでしょうか
牽引するのはトヨタ・ランクル
オーストラリアらしく車の正面にはカンガルーバンパーが取り付けられていました
人と衝突したときに危ないってことで日本じゃもう付けられなくなりましたが、ここオーストラリアではまだまだ必要なんでしょうね
ちなみにこのトレーラーたしかアポロベイの街でも見かけました
きっと皆さん行先は同じなのでしょう
 

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これまたアポロベイで見かけたキャンピングトレーラー
ジェイコのイーグル・アウトバック
オーストラリアではこうしたフォールディングトレーラーが人気のようです
 

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ジェイコと言えばもう一台、今度は正真正銘のキャンピングカー「ジェイコ」
名前はなんと「レッツ・ゴー」(車の名前なのか何なのかわかりませんが)
キャンプの出かけようよ!なんて名前のように思えます
 

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ジェイコといえばフォードを連想しますが、こいつのベース車はフィアットのディカット
キャンピングカーも時代と共に変化しているようです
助手席から顔を出しているのは「コーギー」でしょうか
ペット大国オーストラリアを垣間見ます
 

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じつは私自身、この車種(多分)「レッツ・ゴー」
一目ぼれしてしまったようで、帰国後ちょっと調べてみたりもしました
それがこのユーチューブの動画
ジェイコならではの大きなベッドしかもスライドアウトモデルがあったりもしますが、中にはハイエースベースのキャンピングカーがあったり
日本のキャンピングカーを連想させるレイアウトが有ったりと日本を市場としているように思えます
ちなみに日本ではまだ扱っていないのでしょうか?
今度相談に行こうかな?
 


 

さて今度は場所を「ローチ・アード・ゴージ」移してのキャンピングカー散策
前述のほとんどのキャンピングカーはこちらにも立ち寄ったようで、同じ車種を見かけました
初めて見たのはこのフィアットのディカットベースのキャンピングカー
「ウイネベーゴ バーズビル」


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この車種も日本で見かけることはありません
フォードベースのキャンピングカーの日本での需要が減っているようですが、ウイネベーゴはこうしたフィアットのモデルも出していたんですね
知らず知らずのうちにキャンピングカーやキャンピングトレーラーはオーストラリア需要で進化を遂げているようです
そのうえオーストラリアは英国方式「右ハンドル」日本での需要もありそうです
そんなことをここオーストラリアで知り、キャンピングカー熱が再沸騰してきました
 

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グレートオーシャンロードでの十二使徒観光を終えメルボルンへと帰路を急ぐツアーバスではありましたが、午後5時半をまわり夕食時ということでコラックの街に立ち寄りディナータイムとなりました
ただし昼に食べたハンバーガーがボリューミーだったのと
サマータイムということで夜の5時半であってもまだ日は高くとてもディナーという雰囲気でもないことから、コラックの街をぶらり散策することに

とはいえこの日は元旦ということもあり、マクドナルドのようなチェーン店以外は休み
ということで我が家の海外での定番、地元の人が通うスーパーマーケットに行くことといたしました
さっそくGoogleで検索、見つけたのがウールワース・コラック店
現地オーストラリアでは親しみを込め「ウーリー」と呼んでいるスーパーです
 

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お目当ては、生鮮食品売り場
魚介類などの海鮮コーナーは大ぶりの切り身の白身魚やサーモン、エビなどが並んでいます
 

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一匹まんまなのは「オーシャン・トラウト」でしょうか
オーストラリアの物価の高さを物語っているのか、一匹$20と価格はちょっと高め
ちなみにオーシャントラウトはその名の通り海で育(養殖)てたトラウトサーモンなんだとか
海が綺麗なうえタスマニアなど低温かつクリーンな環境で育った鮭には 寄生虫がいない
オーストラリアならではの海産物ですね
 

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けれど牛や羊の放牧が盛んなオーストラリアですから、オージービーフなどの精肉コーナーは格安の上、ハンバーグ用のパテだけでもこれだけ並ぶくらい充実しています
 

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美味しそうなチキンも、kg単位でオーストラリアの物価に反し安価に売られてます
 

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先般のキャラバンパークで見たように、BBQ文化の先進国オーストラリア
すぐに焼けるよう串に刺されていたり、味付けされている肉もこうしてkg単位で売られていました
奥にある長い長いソーセージはいったいどうやって調理するのといった疑問が湧いたりもしました
 

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食肉加工品は日本のデパ地下を思わせるほどの品ぞろえ
美味しそうなハムやソーセージがずらりと並んでいます
 

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このケースにある大ぶりの骨付きハムが随分とプライスダウン
土産に買って帰りたいけど、肉製品は日本の検疫に引っかかるんですよね
 

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畜産業が盛んなオーストラリアとあって
売り場にはゴーダ・カマンベール・チェダー・モッツァレラなどなど
乳製品の品ぞろえは抜群
 

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総菜がならぶショーケースの奥には、なんと「豆腐」がありました
けど$12って、おいおいってな価格です
 

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スーパーマーケットの奥にはゲートらしき物がありその奥にはお酒のコーナー
冷蔵庫にはビールもありましたが、このあとまだ2時間半ほど走りますのでここは我慢
よく見るとアサヒビールに私に住む札幌の名のついた「サッポロビール黒ラベル」が有りました
その下の段にはタイのチャーンビールやシンガポールのタイガービール
そいやオーストラリアは東南アジアの近くでしたね
 

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冷蔵庫ではカナダでOEM生産される北米バージョンの黒ラベルの缶ビールもありました
ビールグラス型の缶が特徴のこの缶ビール
オーストラリアまで来てサッポロビールと思い手は伸ばしませんでしたが、今思うとなぜかって来なかったかとちょっと後悔
ちなみにサンフランシスコで見たこの缶ビールのCMがこれ
CMとしては完成度高すぎですね
 

海外で嗜むおせち&日本酒

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例年年末年始の休日を利用し海外に赴いている我が家
元旦の風物詩「おせち」と「おとそ」から遠ざかっていましたが
やはりここは日本人、最低限の正月の嗜みは欠かせません
ということで持参した日本酒は私の住む北海道の地酒上川大雪酒造、緑丘蔵の「特別純米 きたしずく」
昨年誕生したばかりの酒蔵ですから
もしかしたらこの時点(2018年元旦)で、酒蔵から一番遠くで飲まれた上川大雪酒造の日本酒だったかもしれません
 

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持参したのは日本酒だけではありません
おせちも日本から持参することにしました
とはいえデパートなどで予約販売している「おせち」は高価な事は無論ですが
なによりオーストラリアは海外からの食料品の持ち込みが世界一厳しいといわれている国なんです
 

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持ち込みが可能なのは「十分に加熱加工されており常温保存可能な市販品であること、商業的に包装され、未開封のもの」のようで、しかも検疫でしっかりと下記の入国カードで申告しなければならないんです
これを怠ったり、まぁ見つかれなければ大丈夫とスーツケースに詰めて持ち込んだりしたのが見つかると
罰金$200もしくは法廷で争うこととなり、大変な事態となってしまうんです
 

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ということでデパ地下などで売っている「おせち」は却下
常温での保存可能な真空パックした加工製品をお重とともに持ち込むことに
高価なおせちではありませんが、蒲鉾などは日本の正月を思い出すには充分な食材です
これを入国の際に検疫で申告してたとえ海外であろうと正しい日本の正月を愉しもうと持ち込みました 

もっともこれだけは足りないと思い、ホテルの最寄り駅であるサザンクロス駅に隣接するスーパーマーケット「コールズ」で買ったローストチキンとポテトサラダにバゲットを加えて夕食
キッチン付きのホテルでしたので食器やカラトリー、調理器具(まぁ湯沸ポットと包丁だけしか使ってませんが)が付属していたので、こうしてホテルの部屋で日本風の正月料理を愉しむことが出来ました

そうそう日本酒の酒器にはJALのロゴの入った一合升
これは成田空港のブルースカイで購入したものでした
どうです雰囲気出ているでしょう


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今回はオーストラリアということで、持ち込みが厳しかったのだけど
他の国にこんな厳しい検疫制度もないでしょうし
「おせち」と「日本酒」それに年越しそばにしている「JALのそばでスカイ」の持ち込みは我が家の年末年始の休暇を使う海外旅行の定番となりそうです
 

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ヨーロッパ調の歴史的な建物を今に残す街メルボルン
ガーデンシティと呼ばれるほど緑が多く通りには日を遮るほど街路樹が生い茂っています
そんな道路をかけめぐるのはメルボルンの名物「トラム(路面電車)」
 

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路線延長が245kmと世界第3位の長さを誇りますが、その歴史は古く1885年に開通したケーブル・トラムが起源なんだそうです
ということで上記の写真のような歴史を感じさせる古めかしいトラムもあれば、下記のスタイリッシュな近代的なトラムもあります
そんなトラムですが、メルボルン滞在を満喫できるかどうかは、このトラムをいかに有効活用するかにかかっています
というのもメルボルン市内の外周である「シティサークル・トラム」に加え、クイーン・ビクトリア・マーケットやドックランズを含んだ観光のメインとなる特定区間の路線の料金が無料
これを使わないわけには行きません
 

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そんなトラムの低床モデル
「シタディス」はフランスのアルストム・トランスポール社製
中央の車輌には車輪が無いという斬新なモデルです
 

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同じ低床路面電車ですがこれはドイツ・シーメンス製
「コンビーノ」その3車体連接車バンビーノです
独仏混合の摩訶不思議な車両体制で運用なんですね
 

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トラム内には立ち席と椅子とがありますが
もともと座席は少ないうえプライオリティシートがありますので、まぁこのトラムは立って乗るのが一般的かと
 

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ということで私どももこのメルボルンのトラムに乗って
クイーン・ビクトリア・マーケットへ向かいます

メルボルン3日目ホテルで朝食を取った後
無料のトラムに乗ってやってきたのは「クイーン・ヴィクトリア・マーケット」
1878年創業と言いますから140年もの歴史をもつ市場で東京ドーム1.5倍の広さを誇る南半球最大の市場です
夕方3時頃には閉まってしまうというので朝早くにやってきました


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その名の通りのクイーン・ヴィクトリア・マーケット駅でトラムを降り周りを見渡すと超高層ビルがニョキニョキ生えていました
 

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さっそくマーケット潜入
まずはアーケードに覆われた屋根付きオープンエアの「シェッド」にはこうした衣料品やアクセサリーなど日用品がならび市民の生活に根付いたマーケットですが
当然のごとく様々な観光ガイドに紹介されているのでしょう、ここを訪れるのは市民だけではなく観光客も訪れることから土産物屋までありました

 

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「Fruit & Vegetables」コーナーには
果物やいかにもとれたばかりといった野菜がたんまり並んでいます

 

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シェッドの奥にはこうしたナイトマーケットと書かれた看板のバンが
 

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クイーン・ヴィクトリア・マーケットは夕方までしかやっていないとの事でしたが
こうしてナイトマーケットでカクテルなど楽しめるようです
 


 

少し歩いてテリーストリートからクリーム色の建物のホールに入ってみました
ここは「エリザベス ストリート ショップ」と呼ばれるホール
ワインの老舗や
 

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オリーブなどのピクルスがならぶお店などちょっと高級そうなお店が並びます
 

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フードスタンドも多くあるなか、列をなすお店がありました
それが熱々でジューシーなソーセージ が人気のホットドック店
「Bratwurst Shop & Co」
食べたいのは山々ですが先ほど朝食をたんまり食べてきたばかりでした
 

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40年もの歴史を持つ老舗ベーカリー
「M&G Caiafa」
 

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フードコーナーを歩いているとふと気になった看板に出逢いました
それが「Nifra Poultry 」
アヒルと共に可愛いウサギが看板に描かれていますが
この店はアヒルや鶏にとどまらず、何とウサギやカンガルーの肉なども扱う肉屋さん
食文化に文句は付ける気はさらさら有りませんが、こんな国からクジラやイルカがどうしたと言われたく無いものです
 

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チョコレート専門店
「ココブラック」
先般行ったヤナバレーのチョコレートファクトリーもそうですが、オーストラリアの方々はかなりのチョコレート好きのようです
ちなみにこのココブラックのチョコレート
メルボルン土産の定番ですが、バラマキ土産にはちょっとばかり高めでした


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続いて
「Meat&Fish Hall」
生鮮食品のエリアにはこうした総菜や海産物、精肉とまさにメルボルンの台所といった様相でした
 

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ロブスターやらカニそして海老と
ここメルボルン近郊で採れたであろう高級食材がこれでもかと並べられています


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そんなロブスターの値札を見ると何と$110(日本円で9,130円くらい)
メルボルンの物価の高さを物語りますし、金持ちが多いのもうなずけます
隣には1ダース$17(1,411円くらい)の生ガキも


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こちらも食べたいのは山々ですが
生牡蠣などの生モノはとてもリスクが高いので今回はパスすることにいたしました


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さてここで一番のインスタ生えするお店がココ
「ジェンキンス クオリティミート 」
 

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何とも豪快な商品の陳列ですね
肉食文化の浅い日本人にはとてもなじめない光景でした
 

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写真は海外の公共交通機関で使用できるICカードたち
左上からサンフランシスコのクリッパーカード、バンコクのラビットカード、ニューヨークのメトロカード、サンディエゴのコンパスカード、ワシントンのスマートリップカード、韓国のTマネー、メルボルンのMikyカード、ロンドンのオイスターカード、シンガポールのEZ_LINKカード、上海公共交通カード、台湾の悠遊カード、香港のオクトパスカード
コレクションというわけではありませんが、いつも間にか集まってしまいました
 

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さてメルボルン最終日はコアラなどに遭いに行こうと、メルボルンのランドマーク「サザンクロス駅」にやってきました
この駅はアデレードやシドニーなどの大陸間鉄道への玄関口であるばかりではなく、中距離列車やメトロ、空港からの連絡バスなどが混在する駅となっておりメルボルンのランドマークともいえる建築物です
デザインがとても斬新で屋根が波うっていたりします
 

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内部に入るとその屋根はさらに複雑なつくり
どことなく自然の造形美を思わせました
そんな屋根の下にある頭端式の発着ホームには「VLINE」と名付けられたメルボルン近郊の郊外を走るディーゼル電車が停車していました
 

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さてここで本題です
メルボルンで電車など乗るためにはキップを購入すれば乗れますが
ここは前述のコレクション?を増やすためMykiカードを購入し乗りこむことに
その「Mykiカード」日本で言うところのsuicaのようなカードでこれ1枚あれば電車、トラム(路面電車)、バスに乗ることが出来ます
ちょっと迷いましたが、VLINEと表示のあるキップ売り場を見つけここでMykiカードを手に入れました
 

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早速Mykiカードを持って改札口へ
近郊列車のホームへ行くには改札口は2階にあり、一度2階に昇って改札します
 

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その2階から奥に近郊列車メトロの発着する通過型の島式ホームがありました
時刻表を見て目的の電車に乗りこみますが、ここで「ネコブル」発生
ちなみにその「ネコブル」というのは若竹七海、加門七海、高野宣李著「マレー半島すちゃらか紀行」のなかに出てきた造語で
『“ネコブル”というのは、要するにトラベル中に出くわすトラブルの軽度のもの。トラブルとまではいかない程度のアクシデント、といえばいいだろうか。』
トラというほど大げさではないのでネコにしておくあたりが、程よい文言で我が家でもしょっちゅう使わせていただいています
 

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今回の「ネコブル」はというと
電車の乗り間違え
言い訳するわけではありませんが、海外では電車に「〇〇行き」と書かれている電車はまれなうえ車内でのアナウンスもなく、ホームと時間を掲示板でしっかりと確認して乗りこまねば乗り間違えてしまいます
今回も乗りこむホームは間違いなかったのですが、時間より早めにホームに入線した電車に乗りこんでしまったというもの
始発駅なので少し早めに来たんだくらいに思い乗りこんだらすぐに出発してしまいました

すぐに違う電車と気づき隣の西メルボルン駅で降車、同じ駅に予定していたアップフィールド線に乗り換えです
 

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電車はガラガラ
朝の9時くらいだったからかとは思いましたが、動物園も同様なら良いのですが
 

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ほどなくメルボルン・ロイヤルパーク動物園駅(パークビル)に到着
 

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駅にはリチャージ機もありました
もっとも往復分はチャージしてありましたのでコレは用なしですね


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さて次はコアラに遭いにメルボルン動物園へ向かいます

さて、そろそろ国内での話題が尽きてきたところですし
年末年始の休みを使って行ったメルボルンの話が少し残っていたのでその続きを書き綴ろうと思います
サザンクロス駅から電車でロイヤルパーク駅で降り、駅から動物園までは徒歩5分
オーストラリア最古(1862年開園)の動物園で世界でも3番目に古いという「メルボルン動物園」へやってきました

入場料は大人一名$36(日本円で約3千円)とちょっと高め
これは為替の関係もあるのでしょうね
休日ということもあり、まだ朝早くだというのにチケット売り場の前は長蛇の列でした
 

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このメルボイルン動物園
約22ヘクタールという広大な敷地に約320種もの世界の動物たちを飼育されている動物園でメルボルン市内からもほど近く家族連れがピクニックセットを持ってやっくるそんな動物園のようです
 

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ロイヤルパーク駅側(多分裏側)からすぐ
「ミーアキャット」がキョロキョロしながら出迎えてくれました
立ち姿が中々カワイイですね
 

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さてオーストラリアと言えば生物の宝庫と言われる大陸だけあって
有袋類をはじめとした固有種数と生物多様性が見られる国
ということでそうした動物を見て歩くことに
まずはカンガルー

 

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そしてここを忘れてはなりません
人気者のコアラ
 

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あまり動かないようですが、それがかえって愛くるしい
まさにヌイグルミですね
 

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スタッフに促されてユーカリの樹を登り始めたところを動画で撮ってみました
 


 

オーストラリア固有の動物の中で特に見たかったのが
絶滅危惧種「カモハシ」
 

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カモノハシは卵を産む哺乳類として知られています
今回泳ぐ様子も見て取れました
 

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そしてこれまたオーストラリア固有種
有袋目の「ウォンバット」
ただ夕方から活動する夜行性の動物のようで訪ねた時は見事な寝相でお休み中でした
 

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日本でも見られるようになった
エミューもオーストラリア固有種の動物です
 

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もちろんオーストラリアの固有種のみならず
通常の動物園にいるような動物もいます
まずはキリン
シマウマと共に飼われていました
 

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アジアの村をそっくり再現したような雰囲気の
トレイル・オブ・ザ・エレファントの像
 

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猿山もあり子供に人気でした
 

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続いてオランウータンサンクチュアリ
ここもガラス越しに訪問客を魅了するオランウータン

 

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森の人ともいわれていますが、やはり森では出会いたくは有りません
 

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木から木へと飛び移動するテナガザル
樹々を渡り歩くさまは見ていて飽きません
 

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爬虫類コーナーにいたオオトカゲ
1m以上はあるでしょう
野山でこんな奴には遭いたくないものですね
 

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まぁここはガラス越しなので2ショット
 

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絶滅の危機にあるコビトカバ
これは3年前にここメルボルン動物園で生まれたカバでしょうか
ここメルボルン動物園は絶滅の危機にある在来種を守る施設でもあります
 

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人間味ある動物園の癒し系
ワオキツネザル
 

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園内にあるトイレ
囲いも何もありませんが、何の意味があるかも不明です
 

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日本庭園があり
竹が茂っていましたが、そんな竹の一本にはこんな落書きが
 

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さてオーストラリアペリカンを見たら
次は陽気なフェアリーペンギンを眺めに海洋生物のブース「ワイルド シー」へ 
 

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今回のオーストラリア旅行で行けなかったツアーに
フィリップ島で観ることのできる自然アトラクション「小さなフェアリーペンギンの群れが、よちよちと歩く大人気のペンギンパレードツアー」がありました
内容は親ペンギンが子供ペンギンのために、朝、海へ魚を捕りに海に出かけ、日没に合わせていくつかの群れになって海岸の砂浜から巣に戻ってくる様子ですが
かわいいフェアリーペンギンたちのヨチヨチと歩く姿がたいへん人気で、たくさんのツアーが組まれていました
 


 

そのフェアリーペンギン
ペンギンのなかで最小のペンギンで、陸上をよちよち歩くさまはやはり可愛いらしい
ちなみにコガタペンギンとも呼ばれたりもします
 

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今回訪れたメルボルン動物園海洋生物のブース「ワイルド・シー」で地下に潜ると
池の一部が巨大アクリルパネルで覗けるようになっており
そんなフェアリーペンギンやアザラシが泳ぐ姿も見学できます
 

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おまけってわけではないでしょうが、こうした熱帯魚も展示されています
 

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けれどメインはこうしたアザラシが水中を自由自在に泳ぐさまや
 

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陸上で歩く姿からは想像も使いないスピードで泳ぐフェアリーペンギンの姿も見て取れました
 

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地上に出てみるとそんなフェアリーペンギンが日光浴をしています
 

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ふと歩き出したフェアリーペンギンを動画で撮ってみましたが
妖精と名付けられているのもうなづけます
 

オーストラリアでビールを飲むなら、なんといってもパブ
ということでシティから歩いて10分ほどの所にある
「ヨーロピアン・ビア・カフェ(European Bier Cafe And Aer Rooftop Bar)」にやってきました
 

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ヨーロピアンの名の付く通り
1階のレストランのカウンターにはビールのタップが並んでいたり
ロンドンのパブを彷彿させます
きっと夜は地元の方々の交流や憩いの場所となるんでしょうね
 

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2階はレストランなのでしょうか
午前中の時間帯は閉まっていました
 

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ということでここは階段を昇り開放感たっぷりの最上階「ルーフトップ」へ
 

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ちなみに窓際には道路に向かってオープンカフェもありますが、風が強くて寒いことからここは断念します
 

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カウンターの上に特別なメニューらしきものが有り
火曜日はポーターハウスステーキおサービスデーらしく
そのメニューにはポーターハウスステーキ250gが半額の17ドル(日本円で1,400円くらい)と記載されていました
 

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そういえばオーストラリアに来て、まだオージービーフは食べていなかったこともあり
このポーターハウスステーキを頼むことに
運ばれてきたステーキにはチップス(ポテトフライ)とサラダも添えられています
ソースは好みで選ぶようですが今回ガーリックのソースをチョイスしました
 

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ポーターハウスステーキ
日本でいうところのサーロインステーキですが
これがジューシーで美味い
なにもかけなくてもいけましたが、お勧めのガーリックのソースもいい味出していました
 

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あわせるお酒はというと
パブの王道はやっぱり生ビール
こうしてタップが並ぶ樽生ビールを頼むことにします
 

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オーストリアン・エールビールの「ワイルドヤック・パシフィックエール」ポット(285ml)$11を頼みます
このフルーティなワイルドヤック・パシフィックエール
ステーキにはぴったりでついついおかわりしてしまうほど美味しかった
 

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ちなみに飲み物の注文と会計は、都度レジカウンターでキャッシュオン
その場で受け取るセルフ方式でした
このあたりもロンドンのパブを意識しているのでしょうか
 

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このワイルドヤックという銘柄のビール
緑色のYAK(リギュウ)がトレードマークのようですが
メルボルンの街のスーパーでよく見かけました
醸造はマチルダベイブリューイングカンパニー
見かけたら是非とも購入したいビールがまた一つ増えました

ヨーロピアン・ビア・カフェでオージービーフを食べ
お腹を満たした後、近くにあったフィッツロイガーデンをうろついたあたりで
連日の弾丸ツアーの疲れが出たのか睡魔に襲われこの公園でちょっと休憩、昼寝をむさぼります
ちなみにこのフィッツロイガーデン150年の歴史を誇る、総面積26ヘクタールの緑豊かな公園なんだそうです
 

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その公園で気になる人の名が記された看板を見かけました
その人の名はジェームス・クック
キャプテン・クックとして南太平洋を帆船で切り開いた大航海時代の人物
ここオーストラリアではカンガルーの命名者として知られています


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けれど私がこのジェームス・クックの名として記憶に残っているのは
英国の大航海時代における功績ではなく、アメリカの宇宙計画に付けられたジェームス・クックが乗った宇宙船等の名前でした

イギリス北西部の小さな港町ホイットビーのウォーカー社に雇われて船乗となったジェームス・クック
当時発明されたクロノメーターを駆使することにより」航海士としての地位を高めます
その時に乗った船の名が「フレンドシップ号」
ガガーリンに代表されるようソビエトと熾烈な宇宙開発競争で完全に遅れをとっていた中、アメリカ初の宇宙計画であるマーキューリー計画で、逆転の起点となったジョングレンの乗り込んだ船の名は「フレンドシップ7」(写真はワシントンのスミソニアン博物館で見た現物)詳しくは映画「ライトスタッフ」をご覧ください
 

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その後クックは航海士に飽き足らず、英仏戦争において海軍に志願
乗り込んだのは砲術練習船「イーグル号」(これは偶然かと思いますがアポロ11の司令船の名がついてますね)


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そこでクックは昇進を遂げ「マーキュリー号」(先ほど紹介したアメリカ初の宇宙開発計画の名前です)という戦艦の船長に就任しています

そして彼の名を確かにした第一回探検航海の船として名高い英国軍艦「エンデバー号」
スペースシャトルのオービタに同じ名がありますが、これはまさしくこの船の名が付けられていたというわけです
 

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3回に渡る世界大航海を指揮し実績を残したジェームス・クック
その生家たる「ジェームス・コテージ」が、イギリスのヨークシャーから船で運び、メルボルン100年祭を記念してメルボルンのフィッツロイガーデンに移築したのがこれ
オーストラリアで最古の建築物となるコテージです
 

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まぁ本音を言うとフロンティアを求めた歴史上の人物にしては
小さなみすぼらしいコテージというのが私の実感でした
 

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200年前の当時の生活
クックが暮らした当時そのままに残されています
 

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当時の衣装なども無造作に並べられていました
 

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クックス・コテージの裏にはクックの功績をたたえるミュージアムになっており
教科書で見たような肖像画などが展示されていました
 

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こんな感じで偶然、オーストラリアの歴史にも出会うことが出来ました
さてこのあとオーストラリアのキャラバンパークで見かけたBBQコンロを求めホームセンターを彷徨うことに

今回のメルボルン観光の目玉の一つ
十二使徒を一目見ようとバスツアーでグレートオーシャンロードを進む途中にたまたま立ち寄った
キャラバンパーク「ケネット・リバーキャラバンパーク
そこで海外で初めて立ち寄るキャラバンパークことキャンプ場で見かけたキャンプ道具の数々
なかなか勉強になるものばかりでしたが、特に気になったのがキャンパーの皆さんが判を押したようにプロパンガスを使ったBBQコンロを携えキャンプを楽しむ姿でした
 

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そんなBBQコンロを土産に買おうとトラムを使いやってきたのは
日曜大工に必要な物は全部揃ってるオーストラリア最強のホームセンター「バニングウエアハウス」

2店舗ほど見て回りましたが、まず最初に訪れたのが
ビクトリア・パレード沿いにある「コリングウッド店」
日本でいうところのジョイフルAKを思い起こす2階建ての大きなホームセンターでした
 

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ここに置いてあるキャンプ用品のほとんどがBBQコンロ
しかもそのほとんどがプロパンガスを熱源としたものでした
 

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その種類の多さは特筆すべきですが
この程度の品ぞろえはまだ序の口
まだまだ大きな店がここメルボルンにはあるのだとか
 

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というわけで再度トラムに乗りこみ向かったのが
メルボルンの中心シティのほど近く、ウイリアムズタウン・ロード沿いにあるバニングウエアハウスの基幹店(旗艦店)
「ポート メルボルン店」にやってきました
トラムを降りGoogleMAPを見ながら店に向かいましたが、地図上では到着しているはずですがなかなか入り口にたどり着きません
店の外壁を見ながら進むこと10分くらいようやく見えてきたのがこのエントランスでした
私が思うにお店というよりは工場と言った規模の建物です
 

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なかももちろん広々としています
キャンプというかなんといえばよいのか、アウトドアリビングとでもい言えばよいのでしょうか、BBQ用品などが並ぶコーナーはかなりの大きさを占めています
ちなみに写真手前のテーブルやソファーもそうしたアウトドアリビング用のものなんです
 

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なんとこんなステンレスのシンクやBBQコンロのついたキッチンもアウトドア用
一体全体どんな家の庭でこんなもの使うのといった感もありますが
オーダーメイドではなくごく普通に売られているところから見てごく普通に使われるんでしょうね
 

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最近日本のホームセンターでよく見かけるようになった
ピザ窯も並んでいます
 

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そんなアウトドアリビング用品を見ていて私の心をとらえたのがこいつ
「ガスメイト オデッセイ」シリーズ
 

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その中で一番小型の「ガスメイト オデッセイ1」というプロパンガスを熱源としたBBQコンロに目が留まりました
 

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もともと私自身使っているキャンプ道具の多くはアメリカから密輸したプロパンガスのストーブやランタン
まぁそのキャンプ道具が一つ増えるだけなんですけどね 
 


 

ということで1台お買い上げ
 

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店で見たときは周りの大きなBBQコンロに比べ小さく見えたこのガスメイト オデッセイ1
日本に持ち帰り組み立ててみると実物は結構大きい
まぁお陰で普段使っているピザ皿がそのまま丁度入る大きさで
実際にピザを焼いてみたところパリッと焼くことが出来ました

ということで使い心地はそのうちキャンプレポートでインプレッションさせていただきます
 

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いつものように忙しい旅となったメルボルン観光もいよいよ終わり
ホテルに預けてあったスーツケースを引き取り
それとともに先ほどバニングウエアハウスで買ったBBQコンロをサザンクロス駅発のスカイバスに積み込み、メルボルン・タラマリン空港へ向かいます
 

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ターミナル2でバスを降りMにあるJALチェックインカウターへ
席はエコノミーですがビジネスクラスカウンターでチェックイン
しかもエキスプレスパスを頂いて、混雑するセキュリティを避けファストレーンを通りすんなり制限区画へ
 

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制限区画を抜けたらいつものように航空会社のラウンジへ
JAL指定のラウンジは「マルハバ ラウンジ」ですが、oneworld系のラウンジとして、他にキャセイパシフィックラウンジとカンタスラウンジが有り
特にカンタスラウンジにはファーストクラスラウンジがあります
JALのプレミア・ダイヤモンド会員ならば、One Worldのエメラルド資格でファーストクラスラウンジに入室できますので、Level 3にあるカンタス・ファーストクラスラウンジへ


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受付でクローズは23:00との話を聞かされラウンジ内に入りましたが、カンタス航空はオーストラリアのフラッグシップキャリアということもあり内部はかなり広くとられていました
 

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ラウンジに入ったらまずはシャワールームへ
これはビールを美味しく飲みたいがためのルーティンワークです
シャワールームはパウダールーム兼用
アメニティはオーストラリアを代表する、オーロラスパのスパブランド製品『ASPAR』でした
 

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シャワーを浴びたら次はビール&食事
ダイニングスペースに陣を構えます
 

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このダイニングスペースは駐機場に面した大きな窓があり
ガラス張りの大きな窓から飛行機を眺めながらの食事ができます
この日はアッパーデッキ直結のボーディングブリッジにカンタス航空のA380が駐機していました
A380の特徴である2階席につながるボーディングブリッジが見て取れます
いつかは乗りたいA380の2階席がそこに有りました
 

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さてまずは飲み物
エスプレッソメーカーやオーストラリアで有名な紅茶「T2」などが並んでいますが
残念ながらタップから注ぐ生ビールは有りません
もっともどこのラウンジに行っても樽生ビールが飲める日本やドイツが異常なのかもしれません
 

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冷蔵庫にはクラフトビールやビール類がずらりと並びますが、ただすヤラバレーのワイナリーツアーでで飲んだようなワインも充実
 

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飲むのはもちろんクラフトビール
囚人の名前がついたシドニー生まれのビール James Squire
ONE FIFTY LASHES (鞭打ち150回)
イギリスの流刑地だったオーストラリアを思いつついただきます
 

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さてラウンジの食べ物はと言うと
ビュッフェ式のフードコーナーが有りますが、これが本当にファーストクラスラウンジ?
と思えるほど品数が少なくて、ちょっと寂しくも感じます
 

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それもそのはず席に着きウエーターが持ってきたのはメニュー
そうここカンタスのファーストクラスラウンジでの食事はビュッフェではなくオーダースタイル
メニューにはアペタイザー、メイン、デザートと並んでいました
 

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カウンターの奥の厨房はまるでレストランのよう
数名のコックさんが腕を振るっていました
 

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ということで今回はクラフトビールに合いそうなツマミはと
クラブサンドイッチとポテトフライをオーダー
 

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こんがりと焼いたパンで挟んだサンドイッチはまさにレストランのそれ
通常のラウンジで食べられるような料理ではなかったかのように思えました
 

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さて食事を済ませたら、ここのクローズの時間も迫ってきたことですし
前述のJAL指定の「マルハバ ラウンジ」へ

カンタス航空のファーストクラスラウンジがそろそろクローズ
ということでやってきたのはJAL指定のマルハバ・ラウンジ
成田-メルボルン線就航に合わせ、昨年9月にオープンしたばかりのラウンジです
さてこのマルハバ・ラウンジ
名前やエントランスに掲げられたラウンジ名の文字からも想像できますが、ドバイ国際空港で1991年よりラウンジ事業を展開しているアラビア系の業者です
ちなみに「マルハバ」はアラビア語で「ウェルカム(ようこそ)」を意味するのだそうです
 


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もとはと言えば、かつてエミレーツのラウンジが有った場所だっただけに中は広々
ソファーの並ぶ部屋とダイニングエリアは別れていましたので、とりあえずダイニングのテーブル席へ
まずは「クリケッターズ・アームズ スコーシャー ・サマーエール」で乾杯
 

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カウンターには
コーヒーメーカーやシリアルのコーナー
 

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冷蔵庫にはオーストラリア限定のアサヒブランド「爽快」とアサヒスーパードライ黒ビール
もちろんオーストラリアのクラフトビールも並べられています


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他にもリキュールやスピリッツ類
オージーワインが並びます
 

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食事はと言うと順序は逆になりますが
デザートコーナーは、フレッシュジュースにフルーツやチーズケーキ
 

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いかにもオージーワインやビールのつまみとして
チーズ主体のオードブルやサラダボール
 

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ホットミールはローストポテトとペンネのパスタ
 

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それに牛肉の赤ワイン煮(ブフ・ブルギニョン)と日本式のチキンカレー
 

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これを見てブフ・ブルギニョンとチキンカレーの相掛けを頂くことに
あわせるのは「クリケッターズ・アームズ スペアヘッド ペールエール」
 

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しかもここマルハバ・ラウンジには香港のキャセイパシフィック航空のラウンジのようにヌードル・バーのメニューがあり「台湾牛肉麺」「ナレシマ」「香港風ワンタン麺」と3種類のメニューか麵料理をオーダー出来るようになってます
 

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カンタスのファーストクラスラウンジ同様にスタッフにオーダーしますが
頼んだのはこのワンタンメン
アラビア系の会社がやっているとは思えぬ味で
まさにキャセイパシフィック航空のラウンジを彷彿させる本格的な麵料理でした
 

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さてここマルハバ・ラウンジの名物は麵料理のみにとどまりません
というのもカフェの街メルボルンの空港とあって地元で人気のハドソン・コーヒーがラウンジにカフェを構え
ハドソン・コーヒーのスタッフが、カフェラテやエスプレッソを淹れてくれるんです
 

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どうやらこの日、私が最後の客だったようで
デミタスカップではなく持ち帰り用のカップに入れてくれました
ソファーコーナーに持参しここで搭乗時間までゆったり待つことに
 

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「日本航空への企業再生への対応について」
いわゆる8.10ペーパーにて新規路線の開設を制限されていたJALですが
その制限が昨年春に解け、JALが新規路線に目を向けたのがメルボルンでした
今回の旅はこのJALの新規路線に乗ってみたいという思いから始まりました
(マイルを使った特典航空券が使えるというのが本音んですが)
 

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そんな思いでやって来たメルボルンの旅も終了
メルボルン・タラマリン空港へ帰ってきました
いつものようにラウンジを堪能した後、搭乗口にやってきましたがちょっと遅かったようですでに搭乗が開始されています
長蛇の列が出来ていましたが、そこはプライオリティレーンがありすんなり搭乗
 

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機材はボーイング787-8型機の新仕様機「スカイスイート787(SS8)」
プレミアムエコノミーですが、ビジネス席のすぐ後ろと言うことで足元が広々している席にしてありましたので、まったりと空の旅を楽しみつつ帰ります
 

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そんんあメルボルンからの帰路
機内からの車窓ならぬ機内窓で、ビーナスの帯とともに幻想的な景色である『地球影』を見ることが出来ました
ちなみに丸いのは月です
 

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さてタイトルにある機内食
メインはオムレツとチキンライス
豚肉、鮭、玉子のそぼろ丼の2種類

それにペンネカルボナーラ
スモークサーモン ポテトサラダ
フレッシュフルーツ
ヨーグルトドリンク
コーヒー 
クロワッサンと言った具合

久しぶりに和食が食べたいということで、私が頼んだのはそぼろ丼
 

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で、我が家の奥さんはオムレツとチキンライス
ソーセージが美味しそうです
やはり海外からの帰路は洋食のほうがいいようです
 

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こうして機内食を楽しみつつ
10時間余り成田空港へ帰り、そのあとシャトルバスで羽田空港へ
メルボルン土産のBBQコンロを抱え
いつものようにファーストクラス チェックインカウンターを潜り
 

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JALダイヤモンド・プレミアラウンジへ
受付に「謹賀新年」と掲げられていますが、今回の旅は年末年始の休暇を利用した旅でした
とろとろ更新しているうちにいつの間にか8月になってしまいました
 

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「松」をモチーフにしたオブジェに迎え入れられ
 

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国際線ターミナル側に見える富士山を眺めつつ
 

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正月の振る舞い酒でしょうか
古伊万里 前 純米大吟醸と豊潤 純米大吟醸を頂きます
 

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もちろんビールも頂きます
ここダイヤモンド・プレミアラウンジには
キリン一番搾りプレミアム
キリンハートランドビール
サッポロ ヱビスビール
が楽しめます
 

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ということで改めて
「あけましておめでとうございます」と2018年に乾杯
ここ数年、毎年ここで日本での新年を祝ってます
 

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ここでお雑煮でも食べられれば最高ですが
ここはJAL特製のみそ汁とともにおにぎりを頂きますが
いつ食べてもこのみそ汁、出汁が効いていて旨い
やっぱり和食が一番
なんて「お茶漬けナショナリスト」っぽい情けない言葉を吐きつついただくことに
 

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