2025年9月アーカイブ

ホーチミン廟で衛兵に連行されるといったトラブルはあったあと
路線バスを使いハノイのタインスアン地区にあるベトナム防空・空軍博物館にやってきました
このベトナム防空・空軍博物館ではベトナム戦争を中心とした、ベトナム空軍の歴史を紹介する博物館で
総面積は18,000m²、屋外エリアは15,000m²、屋内エリアは3,000m²の広さがあり戦争当時使用された戦闘機、ヘリコプター、ミサイルなどが数多く展示されいます
 

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30,000ベトナムドン(150円)の入場料を支払い入場
さっそく1950年の朝鮮戦争から活躍していた機体「MIG-17」が展示されており
機体前の下部に設置された37mm及び23mmの機関砲
それに翼下に爆弾が見て取れます
 

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その奥には8機分の赤星(キルマーク)が輝かしい
「MiG-21MF」がありました
この機体は1959年頃に開発された当時、高速性能でマッハ2と世界一の速度を誇る戦闘機で
9機の米軍機を撃墜し、北ベトナム空軍最高の撃墜王となったグエン・バン・コクの愛機はMiG21PFでした
  

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そんな「MIG-21」は西側陣営戦闘機の好敵手とし知られています
ただ米軍のF4Cは史上初の超音速戦闘機同士の空中戦が行われましたが
北ベトナム軍パイロットの技量未熟や米軍機に搭載された「サイドワインダー」や「スパロー」ミサイルの餌食になってしまったようです


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ソ連製らしき防空用ミサイルS-75も展示されていました
 

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そんな防空用ミサイルS-75に撃墜されたのか
F-4Bフアントムの墜落機も展示されていました
 

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ベトナム防空空軍のマークを入れた
F-5Aフリーダムファイターがありましたが
 

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この機体は映画「トップガン」でMiG28の代役として登場しているほか
マンガ「エリア88」新谷かおる著で主人公である風間真が一番愛用した機体で私のようなマンガ好きにはこんな近くで見られるのは感動ものの機体
新谷氏いわく、F5A風間真を象徴する「ユニコーン」のパーソナルマークが映える尾翼が一枚のものを選定したんだそうです


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裏庭に展示されている巨大輸送ヘリコプターのMi-6


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周囲に職員の車を停めてあるためかその巨大さがよくわかります
 

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博物館内部には米軍機を撃墜するために使用した機関銃など
ベトナム戦争に使用された兵器や写真などが展示され
ベトナム人の平和を守るための激しい戦いや、輝かしい勝利などの誇らしい歴史が記されておりました
 

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こんな感じでベトナム防空・空軍博物館でベトナム戦争の歴史を学ぶと同時に
MiG19やMiG21などベトナム空軍が誇った戦闘機
そしてF-5Eタイガーシャーク、F-4ファントムなどの戦利品を鑑賞し
マンガ『エリア88』の世界を垣間見てきました
 

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ベトナム軍事歴史博物館にも足をはこびました
にしても、今日もハノイ路線バスで観光施設を回ってますが、ハノイ市内はやはりバスが便利
Google mapを使ってバスの経路を調べつつ回ってますがかなり便利に使えますし
なによりシルバーパスで無料って凄すぎ
ちなみにそのベトナム軍事歴史博物館
ベトナム戦争当時の遺物を保存する博物館で
北ベトナム軍はむろんアメリカ軍が使用した小火器や爆弾、戦闘機などが展示されているとのこと
入場料40,000ドン(約224円)を支払い入館いたします


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ベトナム軍事歴史博物館の目印はこのタンロン遺跡の遺構
ベトナムの国旗が掲げられたフラッグタワー
1812年にザーロン帝によってハノイ城内に監視塔として建てられたものだそうです
 

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屋外にはこのB-52(枯葉剤をばら撒いていた、にっくきアメリカの象徴なのでしょう)を撃ち落とした残骸などが誇らしく展示されていました
 

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ベトナム戦争の様子を写した写真や


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小火器やロケットランチャーなどが展示されています
 

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撃ち落されたのでしょうアメリカ軍の爆撃機の部品やら
搭乗者のが使用したヘルメットやパイロットスーツなども展示されていました


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特に目を引いたのがアメリカ軍と戦った際に使用され
アメリカ兵を恐怖におとしいれたた、ゲリラ戦を主体とするベトコンが設置したブービートラップの数々
 

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これはベトコンが棒に手りゅう弾を仕込んだブービートラップ
 

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直接日本とは明示されていませんが、旧日本軍は終戦時に大半が撤収するなか、約600人がベトナムに留まり、ホー・チ・ミンらが率いる「ベトナム独立同盟」(ベトミン)に参加いたしました
そのわけが1954年3月から5月にかけて日本に獲られた植民地を奪還しようとフランス軍が進駐したことが要因で
フランス領インドシナ北西部で起こった、第一次インドシナ戦争中最大の戦闘「ディエンビエンフー」の戦いでは
なんと司令官の参謀の半分を旧日本兵が占めたんだそうです
そんなディエンビエンフーの戦いにおいて物資を運んだと明記された自転車
実に300kgもの物資の補給に使われたんだそうです
  

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他にもベトナム戦争にかかわる日本のブースがあり
 

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ベトナム戦争における南ベトナム解放民族戦線を支持するスローガン
「(越南)南人民族解放万歳」が見て取れる赤い旗や
 

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ベトナム戦争においてアメリカ軍のベトナム北爆を支持した佐藤首相に
焼身抗議した由比忠之進とその時代
「我が身は炎なりて」比嘉康文著
なども展示されていました
 

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コーヒー豆生産量においてブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒーの一大生産国ベトナム
世界第一位であるブラジルが生産するコーヒー豆がアラビカ種であるのに対し
ベトナムはフランス領時代からロブスタ種というコーヒー豆を生産しています
このロブスタ種のコーヒー豆は苦みが強くカフェイン含有量が高いのが特徴で
その苦みを逆手に取り、ベトナム発祥の練乳入りコーヒーなる飲み方で楽しむ
甘く濃い味わいが特徴のデザートのようなコーヒーで
10年前にホーチミンを旅していた時に味わって以来、虜になっていて
何もない休日など「カフェ・フィン」といった独特の器具を使って
のんびりとベトナム時間を楽しみつつ煎れたりします
 

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そんなベトナムコーヒーを本場で楽しもうと
ベトナム軍事歴史博物館に立ち寄ったあと
少し歩き疲れたこともありハイランズコーヒー ・フラッグタワー店で一休みしつついただくことに
 

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ベトナム全土には超定番チェーンとして
老舗の「チェングエンレジェンド」そして「ハイランズコーヒー」と二つあり
今回はテラス席がおしゃれな雰囲気なんでこのハイランズコーヒー ・フラッグタワー店に腰を据えます
 

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コーヒーメニューには
練乳入りの「phê sữa đá」
練乳を入れないブラックコーヒー「phê đen đá」
「Bạc Xỉu」などがあります
  

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コーヒーのお供も充実
バインミーのようなサンドイッチにクロワッサン
ショートケーキも並んでいますが、値札を見ると29K(162円くらい)と35K(196円くらい)と激安です
 

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頼むのは無論、定番のカフェ・スア・ダー(phê sữa đá)をアイスでいただきますが
Lサイズでも49,000ドン(日本円で274円くらい)
日本でこんな値段なら毎日でも飲みたいと思わずにいられません
 

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このひたすら濃いベトナムコーヒー
とりあえず帰国前に土産としてコーヒー豆買って帰らねばなりません
 

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ベトナム・ハノイでの旅も終了しハノイ・ノイバイ国際空港に戻ってきました
ただここでトラブル発生
といっても私自身の責任によるトラブルではありません
どちらかというと航空業界全体にかかわる重大な事件がこの時発生していました
そう2024年1月2日羽田空港において海上保安庁の航空機と、日本航空のエアバスA350が滑走路上で衝突
衝突により機長以外の5人が死亡、機長が重傷を負った事故が発生しました
亡くなられた海上保安庁の方々には哀悼を意を
そして炎上する10分前までに乗客を機外に避難させたJALの乗務員の素晴らしい仕事には敬意を表させていただきます
 

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(時事通信社HPより拝借)
 

ただ明日には羽田空港から新千歳空港に帰る予定でしたが、羽田空港は閉鎖となる可能性が出てきました
どうやって帰るか、ハノイ・ノイバイ国際空港のファーストクラス・チェックインカウンターで相談しますが
チェックインカウンターでも、今後どうなるかはわかっておらず
まずは予定通り成田空港まで帰るのが、先決とここでアドバイスをいただきました
  

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まぁじたばたしてもしょうがありません
当初の予定通り成田空港へ行き、そのあとは成田空港のカウンターで相談するしかないようです
ちなみにベトナム・ノイバイ国際空港にはファーストレーンがあり
するりと潜り抜けます
  

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セキュリティを潜り抜け、出国したらいつものようにラウンジへ
ベトナム・ノイバイ国際空港でのJAL指定ラウンジは『NIAビジネスクラスラウンジ』と『ソーホー・プレミアムラウンジ』の2箇所、ファーストクラスラウンジはありません
そのうち今回は評判の良い、ソーホー・プレミアムラウンジを訪問
ラウンジ内はけっこう広くて多くの席数がありましたが
年末年始にハノイに来られた日本人も多かったようで(ハノイではホテルを初め日本人にはほぼ会いませんでした)、流石に昨日の晩に帰国する日本人をはじめ利用者が多く、メチャクチャ混んでいて満席、プライオリティパスを持った方は1時間後に来てくれと帰されているような有り様でした


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さてこのソーホー・プレミアムラウンジの魅力の一つが、BARカウンター
バーテンダーが目の前でカクテルを作ってくれる事
 

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ここではモジートやダイキリなどオーダーし
ラウンジで楽しませていただきました
 

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南国らしいフルーツの数々
あと大量におかれたゆで卵がありましたが
残念ながらベトナム名物の孵化直前のアヒルのゆで卵「ホビロン」ではありませんでした
 

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料理にはライブキッチンで作ってくれるフォーもありました
 

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それに生春巻きなどのベトナム料理
なんとこれはチャーシューの生春巻きでした
 

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点心も蒸篭に入れられ提供
 

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ホットミールにはラウンジの定番料理が並んでいます
 

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そして久しぶりに食べる日本食はカニカマの手巻き寿司
こうした料理をたいらげ、また脂肪をため込む事となりました
 

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