2024年5月アーカイブ

これは3月の話ですが秋分の日の休日
ちょっとした仕事で芦別に来ていたこともあり、昼は芦別炭坑町の郷土料理であるガタタンラーメンを食べることにしました
昨年は新宝来軒でガタタンラーメンをいただいたこともあり
今回は「芦別名物 ガタタンマップ」という店舗マップから新たな店を開拓
 

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(価格等は改定されている可能性があります)


その仕事先からほど近い
「元祖ガタタンの店きんたろう」に伺うことにしました
ちなみにそのガタタン、芦別市の中華料理店「幸楽」で最初に提供されていたもの
元祖を名乗っていますが、実際にはその幸楽で働いていた先代のお母様がその味を覚えていて
ハッキリ記憶していた元祖の味に、先代ができる限り近づけて作ったのが、きんたろうのガタタンなんだそうです

 

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入口を入ってすぐの壁には
テレビなどの取材を受けたようでTVキャスターの色紙がこれでもかとばかりに掲げられていました
そこそこの人気店のようですね
 

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さて戦後まもなく、芦別市内の中華料理店「幸楽」で初めてメニューとして登場したガタタン
中国の家庭料理『含多湯(ガタタン)』がルーツのこの食べ物
芦別を含む空知地方ではまだまだ炭坑が盛んな時期
坑内での厳しい仕事を終えた人々の冷えた体を温め、おなかを満たし、明日への活力にしたのでしょう
芦別炭坑町の郷土メニューをして定着したそうです
 

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頼んだのは無論、元祖を名乗るガタタンラーメン
出汁の効いた和風だしと豚骨の塩味スープにホタテやエビなどの魚介類、なるとにちくわ、白菜、ニンジンなどの具に加え、白髪ネギと茹で卵がトッピングされていました


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ガタタンの餡の下から麺を掬うと湯気が出てくるくらいに温かく
これはやはりこれは冬の食べ物って感じです
(ここに伺ったのはまだ雪のある3月中旬でした)


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ということで、寒い冬にはさらにおいしく感じました
ごちそうさまでした
ここはカレー盛グループとの事なので、夏に来たときはカレーをいただきたいと思います

春告魚(はるつげうお)と呼ばれる「ニシン」
元々は春に北海道で盛んだったニシン漁が由来の言葉ですが、やはり今のこの時期が旬
資源保護活動の結果、一時は激減したニシンの水揚げ漁は年々徐々に増加傾向にあるのだとか
確かにこの時期、スーパーで見かけるニシンの価格を見るとそんなんだろうと妙に納得します
天気の良い週末、そんなニシンを食べようと小樽までやってきました
 

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伺ったのは小樽市祝津にある漁師さん直営の「民宿 青塚食堂」
1955(昭和33)年に開催された「北海道博覧会」に合わせて、漁師だった先代が開業したそうです
いまでは大型の観光バスがやってくるほどの人気店
いやもはや観光名所です
 

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200席を誇る広い食堂ですが
観光バスで外国人観光客なんかが大挙してやって来たら席は埋まってしまうかもしれないことから
予め予約の上で伺いました
 

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軒先で炭火で焼かれていた特大ニシンのほか
店の入り口近くでも魚介類が次々と焼かれています
 

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食べログの「定食百名店2021」に選ばれたお店ですから
短冊メニューや他のメニューに眼もくれず「定食」のメニューから選びます
  

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頼んだのは「特大ニシン定食」1,650円
定食と言う事でごはんとみそ汁、小鉢が3つセットになっています
ちなみにうこの小鉢のイカの塩辛が絶品、買って帰りたかったくらいです
(あとで知ったのですがイカの塩辛の土産もあるようです)
 

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炭火で焼いたせいかニシンの皮はパリパリで、しっかりと塩を振って焼いた身は柔らかくさすがに絶品でした
 

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「特大ほっけ焼定食」1,650円もオーダー
2人で双方シェアしながらいただくことに
 

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味噌汁も大きなほたて入
 

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そんなこんなで何とか2人で平らげました
ごちそうさまでした
 

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一昨日、滝川の昭和酒場 酔いしゃんせにて「日本酒を楽しむ会」なるものが開催され
ちょっとばかりお店の常連の仲間入りさせていただいたようで、声をかけていただきのこのこ伺うことに
 

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会の参加者は全員で19名
店内を禁煙にするなど制約があったことからか、この日お店は貸し切りとなりました
 

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冒頭、主宰する酔いしゃんせさんから今回が昨年に続き2回目の開催で
極力前回とは違う方や常連さんを招待したとの話がありました
そんな話の中、この日提供される全国各地の日本酒は冷蔵庫の中でいまかいまかと出番を待っています
 

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カウンターのテーブルの上には今宵の日本酒のあてになる肴に加え
用意されたのが今回の日本酒を楽しむ会 銘柄及び評価表

評定表とあるからには日本酒の評価も必要との事
大体お銚子で2杯ずつ楽しめるとのことで、その都度5段階方式で日本酒を評価するようです
1回目は大丈夫そうですが、2杯目は酔っぱらって評価どころではなさそう
そんなわけで私の2杯目の評価はなしでした(申し訳ございません)
 

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乾杯はこの日本酒ではありませんでしたが銘柄表に沿ってこの日楽しんだお酒を紹介すると
「真澄 純米吟醸生酒」宮坂醸造(長野)
もちろん蔵元発祥の7号酵母
原材米:美山錦 ひとごこち
後味スッキリでクセのない、さすがは真澄といったお酒でした
 

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実はこれが乾杯酒だった
「権座 純米吟醸生酒」喜多酒造(滋賀)
「権座(ごんざ)」とは、琵琶湖の東岸に位置する内湖・西の湖にぽっかり浮かぶ島状の飛び地
原材米はその権座で栽培された滋賀渡船六号
ちょっとした癖が有りましたが、実はわたしそんな日本酒が好きだったりして
今回一番気に入った日本酒となりました
こういったお酒に出逢えるのがこうした日本酒の会の醍醐味ですね
 

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「五橋 純米大吟醸生原酒 ピンク」酒井酒造(山口)
山口県産山田錦を45%まで磨き協会1801酵母と山口酵母9Eを使用し生酛酒母、木桶仕込みで醸した限定酒だそうです
随分とこだわった日本酒ですが、昨年の造りより杜氏が替わったようですが、大津杜氏流(山口県の流派)の技法を継承した森重氏の醸すお酒はフルーティで重厚な味
これぞ冷酒でやりたいNO.1のお酒でした
 

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「流輝 純米吟醸 桃色無ろ過生」松尾酒造(群馬)
流輝と書いて「るか」と読むそうで、これが本当に日本酒?と思える甘い酒
10本も日本酒を飲んでいると、間にこういったお酒があると飲み続けられますね
ちなみにお酒の色が赤いのは酵母に使われたアデニン色素要求性酵母(赤色酵母)のためです


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「黒牛 純米無濾過生原酒」名手酒造(和歌山)
山田錦等を協会9号系で醸した日本酒で
いかにもザ・日本酒!といった感のあるお酒
たまたま今日から和歌山に行くので、地元の居酒屋で注文しようかと思います
 

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「嘉泉 特別純米 まぐろ」田村酒造場(東京)
実は今回の会であまり評判が芳しくない日本酒でした
ただ1回目の冷え冷えで飲んだ時より、2回目の少しぬるくなった時の方が花が開いたようで断然よかった
もしかしたら冷酒より常温もしくは燗にあう日本酒なのかもしれません
 

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「〆張鶴 純米吟醸生原酒」宮尾酒造(新潟)
全国的にも有名な〆張鶴は新潟県の村上にある酒蔵
実は3月に伺った「にいがた酒の陣」の宮尾酒造のブースでいただいていたのを思い出しいただきました
 

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「上喜元 純米吟醸無濾過生原酒」酒田酒造(山形)
この日本酒で気に入ったのがラベルに書かれた「生酛 八反」の文字
日本酒の醸造には山廃と言われる速醸仕込みと「生酛仕込」みとの2種類の醸造方法がありますが
重労働の上、手間がかかるこの生酛仕込み
山廃仕込み全盛の日本酒業界ですが、最近この生酛仕込みも見直され醸す酒蔵も少し増えているなんて話も聞きます
「るみ子の酒」伊賀の森喜酒造場酒を酒蔵見学した際もそんな生酛仕込みで造っていますよなんて話を聞いたりもしました
そんなわけで酒屋で「生酛仕込み」なんてラベルがあるとついつい買っちゃう私が居ます
先ほど飲んだ権座や五橋もたしか生酛仕込みでしたね
  

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「流輝 純米吟醸無濾過生」松尾酒造(群馬)
この日2本目の流輝ですが、流輝シリーズでも人気の赤ラベルだそうで
これもしっかり冷してのみたいそんな1本でした
 

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「たかちよ 純米吟醸無調整生原酒」高千代酒造(新潟)
新潟の日本酒らしくフレッシュでスッキリとしたキレが有りました
いくらでも呑んでしまいそうなそんな1本
ラベルには最近はやりの扁平精米の文字が見て取れますが
兵庫県産の特等米「愛山」を扁平精米で丁寧に59%まで磨き上げ醸したお酒は今回のお気に入りとなりました
ちなみに一人2杯までなんて話も聞きましたが、こいつは何杯か頂いちゃいました
 

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最後に素麺で〆
ごちそうさまでした
 

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今回はこんな希少酒を集めて行われた会に参加させていただきありがとうございます
またご一緒させていただいた皆様との会話も楽しく楽しい時を過ごさせていただきました
また機会が有れば参加させてください
 

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これは先月末のお話ですが
3月中旬から夏の営業が始まったおたる水族館にやってきました
 

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そのおたる水族館
1958年7月に北海道大博覧会の際に小樽の祝津会場「海の会場」として建設され
翌年に「小樽市立水族館」として営業を開始した歴史ある水族館です
 

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入口では、おたる水族館のマスコットキャラクター「はっちゃん」が迎えてくれました
 

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まずは「ダウリアチョウザメ」
3億年前から存在する古代魚チョウザメの仲間です
シーラカンスなどと同様に「生きた化石」とも呼ばれていますが
その魚卵は「キャビア」と呼ばれ、高価で取引されます
 

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続いてどこの水族館でも人気者な
「トラウツボ」
派手な体色から観賞魚としても人気があるようです
けれど海のギャングとしても知られ獰猛な肉食性の魚
食べられるの?とも思えますが、高知を旅していた際に「ひろめ市場」で食べた
土佐名物の「うつぼ唐揚」は絶品でした
 

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絶滅危惧種の「タマカイ」
そしてこれまた水族館の人気者「ナポレオンフィッシュ」
 

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アマゾン川に生息する世界最大の淡水魚
「ピラルク」
私の好きな作家である開高健の著書「オーパ」でその存在を知った魚です
 

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軽く雨が降ってきましたが屋外にある海獣公園にも足を運びます
この海獣公園
自然の入り江をそのまま利用した施設で、上の写真にあるように野生に近い状態で生き生きと過ごす動物たちが見られるエリアです
まずは「トド」
ここおたる水族館では、最大6頭のトド達が同時に飛び込むダイビングが人気だそうです
 

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これまた海獣公園の
「ワモンアザラシ」
 

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「セイウチのウーリャ」
ウチオと仲良く泳いでいました
 

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海獣公園の一角
フンボルトペンギンの島「フンボル島」を占拠する「ジェンツーペンギン」
ちなみにジェンツーペンギンの泳ぐスピードはペンギン界の中では最速
36km/hを誇ります
まさに海中の中を弾丸のように泳ぐとか
 

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雨が強くなってきたので室内に舞い戻りますが
尾岱沼の打瀬網漁(明治時代から続く、打瀬舟を使った漁)で獲る「ホッカイシマエビ」
それに「八角」の姿も見られます
 

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北の海のアイドル」と称される
「フウセンウオ」
 

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幻といわれる日本最大の淡水魚
「イトウ」
道北の朱鞠内湖や道東の釧路川に生息していますが、釣りキチ三平という漫画(矢口高雄著)でその釧路川でイトウを釣る話は圧巻の物語でした
 

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これま北海道の淡水のみに生息する
イワナの仲間の「オショロコマ」
絶滅危惧種に指定されていますが、運が良ければ釣ることも可能な魚です(禁漁期間有)
この水槽には腹辺りが赤く染まった婚姻色が鮮やかな魚のほか「銀毛」も見ることが出来ました
一緒に泳いでいるのはたぶん「イワナ」「ギンザケ」
子どものころは前述の釣りキチ三平に感化され随分とこうした魚目当てで釣り糸を垂れた記憶があります
  

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これまた釣りキチ三平にも登場した「アカメ」
その名の通り目が赤かった
 

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「カナガシラ」
胸びれについているこのとげの部分を足のように動かして海底を歩いて生息する珍しい魚
煮付けや唐揚げが美味しいそうです
ちなみに周りに潜んでいるのはカレイやヒラメです
お判りでしょうか
 

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「アオウミガメの太郎」
小樽のある後志からは対岸となる初山別村の海岸で、片方の前肢がない状態で保護されたウミガメ
いまはこうして元気に泳いでいます
  

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続いて「オホーツク海・ベーリング海」エリア
「オオカミウオ」たちが寝ています
このオオカミウオが獲れると、ニシンが豊漁になるという言い伝えがあったことから、アイヌの人々に「チップカムイ(魚の神)」と呼ばれてきた魚なんだそうです
 

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さきほど青塚食堂でいただいてきた「ホッケ」たちも
群れを成して泳いでいます
今では高級魚と思えるくらい釣れなくなりましたが、一昔前はこの時期
数十匹単位で釣れていた雑魚でした
 

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「シマゾイ」
海で釣りをしていてこんなのが釣れたら嬉しい魚
刺身はむろん煮魚でも美味しい魚です
  

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流氷の天使「クリオネ」
神秘的でユラユラ泳ぐ姿は水族館でも人気者
こんな姿をしていますが実は巻き貝だったりします
 

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「オオサンショウウオ」
これは岐阜以西に住む動物なので、北海道には生息していません
こいつを見て水族館を後にします
所要時間は1時間弱でしたが、こうした魚たちに癒されてきました
 

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そうそう海獣公園から見える「トド岩」
冬になると、100~150頭ほどの野生のトドが集まって来るそうですが
今はこうして海鳥たちの島と化し白く見えるほどでした
 

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せっかく小樽まで来た事もあり、小樽南樽市場にも立ちりました
この市場は昭和13年に建設された高砂市場が前身で
昭和43年に現在の建物となることから市民に半世紀上も愛され続けている市場です
もちろん魚介鮮魚が主体ですが、青果・精肉、日用品やお惣菜まで幅広く取り扱っていました
 

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駐車場にやっとのことで車を停められるような状態でしたが
そんなことから想像出来るように、市場内は結構な人出があり活気に満ちてました
さすがは小樽市民の台所と言ったところでしょうか
 

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港町小樽と言う事もあり花形である海産物・鮮魚売り場の商品に目が行きますが
そんな鮮魚売場で、たらの頭(200円)を見かけました
さすがに「たらふく食べる」の語源となった魚だけに大きな口です
 

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ちなみにここに来た目的は今宵飲むビールの肴を探す事
小樽勤務時代に何度か買った、大八栗原蒲鉾店の蒲鉾を数種購入
ちなみに大八栗原蒲鉾店は大正三年から続く、北海道の老舗蒲鉾店
生すり身から手作りする板前仕事の蒲鉾が売り
(か◯栄の蒲鉾より断然おすすめです)
 

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それと木川商店で昆布〆シメサバ(450円)を購入
 

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大八栗原蒲鉾店の「パンロール」「パセリーノ・ジョノベーゼ」「いかペッパー」「つまみあげ」
木川商店の「昆布〆シメサバ」を肴に
沼田町クラフトビールをいただきましたが
これらは日本酒でも良さげでした
 

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3月下旬の休日、イオンシネマ旭川駅前にて
アカデミー賞視覚効果賞に輝いた
「ゴジラ-1.0」ようやく観る事が出来ました
 

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映画は感動もので
視覚効果はもちろん素晴らしかったのですが
「誰かが貧乏くじを引かなければならねんだ」を連発した、佐々木蔵之介さんの演技がキレキレで素晴らしかった
 

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と言う事で佐々木蔵之介さんのご実家の京都の佐々木酒造の聚楽第が無性に飲みたくなり
旭川の土井商店に伺いましたが、残念ながら在庫は有りませんでした
代わりと言ったわけでは有りませんが、もう忘れるくらい昔に頼んでいた
予約限定販売『醸し人九平次 うすにごり生酒』引き取って帰ります
ただこれ一升瓶なんで開けるタイミングが難しそう
 

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映画を観に旭川まで来たついでに、定食・喫茶まるいち亭でランチ
 

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通常メニューはこんな感じ
まるいち亭のご主人は、旭川の老舗「とんかつ井泉」で長く働いていた方なんだそうで
そんあこともあり揚げ物の定食が人気のお店だそうです


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そんな通常メニューの他に、この日は日曜日だったのですが
ランチメニューをやっていたので
ランチメニューのミックスフライ定食(1,000円)いただくことに
 

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定食はこんな感じ
コスパはよさげです
 

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ミックスフライは
ヒレ一口かつが2個にあとエビフライとキスフライ
あの旭川市老舗トンカツ店井泉で修行をしたと言う店主のヒレカツは絶品
ご馳走様でした、またお邪魔します
 

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ランチはコーヒー付き
次回は一番人気と言われるカツカレー食べにまた来ます
 

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朝さっと仕事を済ませたら、赴任先の滝川から1時間ほど車を走らせ浜益へ
朝10時半からやっているレストラン海幸で昼飯にします
 

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小上がりとテーブル席のある広い店内
そして窓の外には道路を挟んで日本海とシチュエーションは悪くは有りません
まだ11時前という事もあり、この日は一番乗りでした
 

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港町という事で、おすすめは海鮮のようですが
地元の方もいらっしゃるのでしょう
中華料理、定食・ラーメン・カレーなどがメニューに並んでいます
ちょっと変わったものでは「レストラン海幸 自家製 〆にしんの刺身」
シメサバと言うのは聞いたことが有りますが、シメニシンは初めて聞きました
 

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その中でもひときわ目を引くのが本日の海鮮丼 数量限定になります
「海幸ちらし」
本マグロ・ヤリイカ・カンパチ・タコ足・ボタンエビ・サーモン・活アワビ・ホタテ・いくら・数の子他
といったもの
 

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てなわけで「海幸ちらし(2,700円)」いただきましたが、寿司桶に盛られたご飯は遠慮気味で、かわりにこれでもかと刺身がたっぷりと載った気前の良い海鮮丼
例の自家製〆ニシンも添えられていました
逆に言うと刺身と酢飯のバランスが悪かったほどでした
もちろん刺身は新鮮で美味しかったし
次回頼むときは酢飯大盛り(+100円)で頼もうかと思います
 

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我が家の奥さんは
「本マグロ丼(1,890円)」
大トロをはじめたっぷりとマグロが載っています
小平町鬼鹿にある「すみれ」にもボリューム感満載なマグロ丼がありますが
留萌地方はマグロが獲れたりするのかと思うほどです
 

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ちなみに、ここに来るまでの滝川からの山道はバイクツーリングにはピッタリのワインディングロード
次回はバイクで来ようかと思います
そうそう道中、狸を5匹ほど見かけました
これからはラクーンドックロードと呼ばせていただきます
 

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休日でしたが仕事で留萌に来たついでに、元留萌駅前の自由市場内にあり
地元に愛されている魚屋さん「鮮魚卸小売業 長田鮮魚店」に立ち寄りました
・・・が、ここに入るには少し勇気のいる風格あるドアですね
 

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留萌近海で水揚げされた新鮮な魚たち
まだ午前中の割と早い時間帯と言う事で結構並んでいました
 

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氷が張られた売り場の棚には
サクラマスや八角、帆立、ニシンなど北海道産の魚介類が並びます
松川のアラも一緒に並べられていますが、こういうのを見ると職人さんの気質と腕が伺えますね
  

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さてここに伺った理由の一つであるコスパ最強の海鮮丼
午前中には売り切れることが多いそうですが
この日は割と早い時間に訪れたこともり、海鮮丼は並んだばかりでした
てなわけで海鮮丼スペシャル(ムラサキウニ付)1,680円を購入


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海鮮丼は単身赴任のすみかである
マンションに戻り日本酒と一緒にいただくことに
 

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仕事で芦部に来た帰りに(とは言えこの日、職場はメーデーで休日でした)ちょっと立ち寄ったのが
500円ランチで有名な赤平の柳屋食堂
店内に入ると思いのほか広々とした店内で、テーブル席が3席とその奥にとっても広い小上がりの席がありましたが、今回はテーブル席を陣取ります
 

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看板メニューの「鳥天ぷら定食」をはじめ
柳屋さんはなんと30種類もの定番メニューが、なんと500円と大盤振る舞い
 

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しかも全てにミニラーメンを付けても800円とお腹を空かせて伺うには最適な食堂となっています
 

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ということで職場の同僚が頼んだ「鳥天丼+ミニラーメンセット」がこちら
なんだか実物を見るとメニューよりとり天のボリュームが多そう
しかも頼んでから鶏を揚げているようで、時間はかかるようですがかえって美味しそう
藤井店長の心意気が伺える丼です
  

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さて店の入り口に貼られていた雑誌か何かの切り抜き
元気モリモリごちそうサマー!あかびら大盛キャンペーン!
『1日限定5食、通常のカツカレーでもボリューム満点なのに、あえてのダブルカツカレー!カツも2倍』と言いう2018年に行われていたものなんですが
評判が良かったのか?キャンペーン後、チャレンジメニューってことで定番メニューにしたようです
今回私はそんなカツカレー目当てで来ていたこともあり
他の客に運ばれるその定食の量からいったら、なんだか大変なものが出てきそうな予感は致しましたが
過去、滝川のマリン岩見沢の未来亭でもなんとか完食していることから
今回ダメもとで頼んでみました
 

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で、出てきたのがこのチャレンジメニューのダブルカツカレー
1.2キロ以上あるそうで、さすがにボリューミーです
ただこうした大盛メニューって、食べているうちに飽きてしまうのが困ったところですが
このカレーのルウですが、おそらくはラーメンの出汁かなにかをベースしたようで食べやすく
なんなく完食することが出来ました
 

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支払いを済ませたところ店主の藤井さんから
えっ完食したのって驚かれる始末
完食してビックリされたのは初めてでしたが
思いのほか美味しかったし、お腹いっぱいになりました
ごちそうさま、また伺わせてもらいます
その時は通常メニューですが
 

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いつも昼飯時は並んでるお蕎麦やさん「手打ち入福そば店」
2018年に先代の御主人が逝去され一時休業していましたが
今は息子さんが跡を継ぎ、愛層の良いお母さんとともに切り盛りされているんだとか
私はそんな先代が現役だった7年前に伺って以来ご無沙汰していましたが、今回札幌で昼から仕事があったこともあり伺わせてもらいました

 

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入福に伺ったのは先月半ば
外で待っている間は少し寒かったのですが
私の番になり店内に入ったところ、まずはそばを茹でる熱気で身体を暖めてくれました
外で待っている間は温蕎麦にしようか迷っていましたが、ここは本道の冷たい蕎麦とさせていただきます


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店内に掲げられた色紙にはプロ野球選手のものが多くみられ
ついでに日本ハムファイターズ 清水優心選手やオリックスバッファローズの中島宏之選のユニフォームもありました
そいやこの近くの通りの名は通称ファイターズ通り
札幌駅から日本ハムファイターズの練習所付近を斜めに横切る通りなのでこの名称になったのでしょう、通りには昔からの商店がありその中の一つがこの手打ち入福そばで、どうやらプロ野球選手にも人気のお店のようです
 
 

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さてそんな手打ち入福そばのメニューがこちら
残念ながら今月(2024年5月)より値上がりするようです
ちなみにこの手打ち入福そばはボリューミーなそばが売りですが
近くの工事現場で働いているらしき作業着姿の方も良く利用するようです
メニューをよく見ると、そばの中盛り¥100円増しとあります
大盛ではなく「中盛り」ってところにこだわりがあるようです
 

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ということで私が頼んだのは店名を冠した「入福そば(冷)」
普通盛りですが凄いボリューム
ちなみに作業着姿の方がみな頼んでいた、中盛頼まなくて正解でした
中盛りたのんだら昼からの会議寝てしまうところだった
 

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そばに載った山盛りのネギとのりを落とさないよう気を付けながら食べ続け
半分くらいになったらお楽しみの半熟卵を崩して味変
最後にとろりとした蕎麦湯で〆
ごちそうさまでした
また伺います
その時は今回品切れだった「ゴボ天」いただきます
  

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2024年のゴールデンウイーク後半は和歌山を目指しました
ちなみに3年前にも和歌山を訪れましたが、その時は熊野古道をはじめとした和歌山南部を巡る旅、中部セントレア経由で伺いレンタカーで巡りました
今回の和歌山の旅では、関西空港経由でやはりレンタカーを駆っての旅
和歌山北部の日本仏教の聖域「高野山」や
 

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南紀白浜で国内で初めて見るパンダなどの旅となりました
 

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旅のはじまりはいつものように新千歳空港JALダイヤモンド・プレミアラウンジから
 

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関西空港へ向かう便はちょうど昼頃に出発
この日は朝飯を食べずに伺い、ラウンジの軽食で朝食兼昼食といたします
 

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そんなラウンジでいつも楽しみしている
プレミアムビールですが、このあと空港からレンタカーの運転があるため飲めません
 

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ちなみにこのラウンジを利用するビジネスマンなども同様なのでしょう
グラスを冷やす冷蔵庫には
「カラダFREE」「からだを想うオールフリー」「アサヒドライゼロ」「サッポロペレミアム アルコールフリー」といった、ノンアルコールビールが用意されていました
 

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軽食はおにぎりが
「きんぴらごぼうマユおにぎり」
「鮭ワカメおにぎり」
と復活した美味しい味噌汁
 

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最近このラウンジで人気の「プチ塩パン」
残念ながらJAL特製カレーパンはまだ提供前でした


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ラウンジの窓越しに滑走路を離発着する航空機を眺めつつ
贅沢なブランチとなりました


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航空機を使う旅の際「三種の神器」とも言える必需品であるステータスカード等
一つはJALグローバルカード
そしてもう一つがANAスーパ-フライヤーズカードで
もう一枚、枠で囲った左側のカードが今回のエントリーの主人公「プライオリティパス」です
そのプライオリティパスは世界各国で運営されている空港ラウンジであるプラザ・プレミアム・ラウンジ(世界中1,300ヶ所の空港ラウンジ)で利用できることから、海外を旅する際(最近では国内も)はかなり重宝しておりました
ちなみに私の所有するプライオリティパスは楽天プレミアムカードのもの
楽天プレミアムカードはプライオリティパスを無料付帯するクレジットカードの中で年会費は最安であったのですが、なんと2025年1月以降は
「プライオリティパス年間利用が年5回まで無料に制限」されることとなりました
まぁこれはプライオリティパスを所持するユーザーが増えすぎたことにもその原因があったのかもしれません
ということで2024年はこのプライオリティパスを使い倒します
 

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てなわけで向かったのが
プライオリティパスの指定ラウンジ「ぼてぢゅう関西空港店」
「Japan Traveling Restaurant」に同居する飲食店で指定ラウンジというからには
ここで3,400円分の飲食が可能です
しかも出発の際は無論、到着の際も使えるというすぐれものだったりします


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それに加え、店内での飲食以外にも
テイクアウトが可能(おそらくはコロナ禍にあってラウンジ利用を促したも)で、特にプライオリティパス用に「全国ご当地グルメセット」なるメニューがあったりもします
内容と言うと
①選べるご当地ドリンク(ザ・プレミアムモルツ京都謹製生ビールなどもちろんノンアルコールもありますがこれらはカップに注がれたもののみで缶ビールとかはありません)
②選べるメインディッシュ(たこ焼き・金賞からあげ ぼてから・元祖中津からあげ)
③サイドデッシュ(みしまコロッケ)
といったもの
さらに選べるお土産(塩バターどら焼・京都デニッシュ)
 

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ドリンクはヨーグルト牧場スムージー
メインディッシュはたこ焼きと元祖中津からあげ
サイドデッシュにみしまコロッケ
お土産は京都デニッシュ
をいただきました
ちなみにこれは2名分です
 

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と言う事で、スムージーは和歌山へ行く道すがら
そのほかは宿泊するホテルに持ち帰り
 

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ホテルで温めなおし
夜食に缶ビールとともにいただきました
 

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先般伺った和歌山の話の途中ですが、ちょっと脱線して地元のお話しを
先週の日曜日、へたくそなゴルフの後、砂川市地域交流センターゆうを訪れました
理由は能登半島地震チャリティー映画祭で上映される『一献の系譜』を見に行くため
 

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ちなみにその映画『一献の系譜』は
能登の杜氏をテーマに撮り上げたオムニバス・ドキュメンタリー
「能登杜氏四天王」と呼ばれる名杜氏たちが、積み重ねてきた技術や哲学を後継者たちに受け継いでいく様子を記録した映画です
 


 

会場内には監督を務めた
石井かおり氏からのメッセージも貼りだされておりました
今回の震災を受け同じようなドキメンタリー映画「ひとにぎりの塩」と今回見に行った「一献の系譜」の上映権を多くの方が多くの方が利用しやすい形で提供することに決めたそうですが
能登半島地震の被災者支援チャリティ上映活動は、現在で国内外から180件を超す申し込みとなり、支援団体に寄付された総額は1千万円を超えたと感謝の言葉が綴られていました
  

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そうそう映画の中に「酒造りの神様を祀る佐香神社」の話が出てきましたが
マイナーが神社ですが、私も今から2年前に参拝しているのでその時の情景が頭をよぎりました
そういや宮司さんから聞いた話では、2020年に北海道から酒造りに関わるかたがやはりこの佐香神社を昨年参拝されたなんて話も聞きましたが
どこの酒蔵だったのでしょうね
 


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さて映画にも登場する能登杜氏四天王の一人、農口尚彦氏
「酒造りの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家で、私の生まれた年に「菊姫」の杜氏に就任
その後も「鹿野酒造」で通算50年に及ぶ杜氏生活を送り「全国新酒鑑評会」では金賞連続12回、通算27回という華々しい受賞歴を誇ります
2015年には体を悪くし一度は酒造りから身を引いたのですが、2017年11月に「農口尚彦研究所」(石川県小松市)にて復活
そんな復活劇は同じ能登四天王の一人で2009年にご逝去された波瀬正吉杜氏の奥さんが、映画の中で必ず復活すると思っていた
そんなインタビューの様子も映し出されていて印象的でした
ちなみに波瀬正吉杜氏は農口尚彦杜氏とは小学校時代の同級生ですが、日本酒マンガの金字塔「夏子の酒」(尾瀬あきら著書)に登場する杜氏のモデルと言われています
我が家にはそんな農口尚彦氏の醸した日本酒
農口尚彦研究所の新ライン「観音下本醸造(かながそ)2019」が一升瓶であります
いつ開けようか今から楽しみです
 

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JALやANAのファーストクラス、ビジネスクラスで提供されたり
ミシュランガイドの三ツ星レストランのワインリストに並ぶほど、国内外で活躍する蔵元
愛知県名古屋市の「萬乗醸造」
 


 

その萬乗醸造が醸す日本酒の中でも「幻し」とも言われ
一年に一度しか飲めない伝説の生酒
『醸し人九平次 うすにごり生酒』
搾ってすぐの出荷となるため店頭に並ぶことがなく、注文を受けた分以外は搾られない完全予約制での限定販売品
たまたま昨年予約できたものを、旭川の土井商店に伺った際、引き取ってきました
 

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いつ飲もうかその機会をうかがっていましたが
一升瓶で購入したこともあり
いつもの「昭和酒場酔いしゃんせ」にお願いしてそこで空けるしかないかな~と思っていたところ
 

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ちょうどよい宴席(歓送迎会)があり
その際に持ち込みさせていただきました
 

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美味しい料理とともに数人で試し
これは残るだろう思っていましたが、まさに呑まさる酒で
なんと一升瓶がまるまる一本空いてしまいました
さすがは醸し人九平治、恐るべしと言ったところでしょうか
 

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鯉のぼりはためくGWの和歌山城

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さて関西空港からレンタカーを駆り1時間ほどで和歌山市にやってきました
そのままホテルにチェックインしても良いのですが、少しばかり時間があることから
和歌山城を訪れることに
そう私は初めての都市を訪れた際はまず最初にその都市の一番高いところに登って
そこから街の概略を知ろうとするのですが、ここ和歌山市にはそういった〇〇タワーなるものがなく、かわりに和歌山市中心地の虎伏山にそびえる和歌山市のシンボル
和歌山城天守閣から殿様気分で街を眺めようと目論みやってきました
 

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レンタカーを駐車場に預けますが
和歌山城公園駐車場は満車、かわりに伺った滝川市役所駐車場は和歌山城入口からも遠くなく
しかも60分無料(かなりきわどいタイミングで出庫しましたが)ってことで、並んで待つくらいならそちらのほうが安心かもしれません
駐車場からは5分くらいで、和歌山城北口の一の橋と大手門に到着できました


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天守閣へと向かう門をくぐり中へ
この和歌山城は紀州を平定した羽柴秀吉が弟の秀長に命じて虎伏山に築城したもの
天守閣をはじめ、ほとんどの重要な建造物は空襲で焼失してしまい現存するものは戦後再建されたものだそうです
 

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天守曲輪の二之門をくぐり天守閣へ 
外から見ても中から見ても美しい景色が広がると言われる「天守閣」はさすがに優雅
徳川御三家・紀州徳川家の居城としての歴史を感じます
そんなこともあるのでしょう、この和歌山城は「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」など多くの時代劇ドラマで使われているそうです
 

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ということで和歌山城天守閣から和歌山市内や紀の川河口などの眺望を堪能
紀伊水道に注ぐ紀の川河口が元気に泳ぐ鯉のぼりとともに見て取れました
 

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和歌山最初の夜は「酒屋の酒場」に伺いました
ここはJR和歌山駅から歩いて5分ほどにあり、その名の通り酒屋さんが営業している居酒屋です
看板にも和歌山のみならず全国の銘酒(日本酒・焼酎)の名が見て取れます
これを見ているだけでなんだか期待がもてそう
 

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予約はできないとのことでちょっ心配でしたが
暖簾をくぐり店内に入ると15人ほどが座れるカウンターと奥にも席があるようでした
カウンターは満席のようでしたが、ちょっと待っているとすぐに空き着席
ちなみにここは午後2時からやってる和歌山の昼酒の聖地なんですが
伺った午後6時には隣は完全にいっちゃていてタクシーを頼んでおりました


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まずは大ジョッキとこだわり酒場レモンサワーで無事和歌山に到着を祝しカンパイ
 

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辰ヶ浜の生しらす 生姜醤油 480円
ちなみに辰ヶ浜は和歌山県最大の底びき網漁船の基地である有田市の箕島漁港の別名
そんな辰ヶ浜で水揚げされた鮮度抜群のとれたて生しらすは絶品
それに添えられた醤油が濃くてしらすの味を引き立てていました
明後日、湯浅に醤油蔵を見学に伺いますがその価値は充分ありそう
 

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「黒牛」(名手酒造店:海南市)
「南方」(南方熊楠の父が創業した蔵元「世界一統」:和歌山市)
「紀伊国屋文左衛門」(中野BC:海南市)
「超久」(中野BC:海南市)
「車坂」(𠮷村秀雄商店:岩出市)
「羅生門」(田端酒造:和歌山市)
「初桜」(初桜酒造:かつらぎ町)
「雑賀」(九重雑賀:紀の川市)
などさすが酒屋、和歌山の地酒がずらりメニューにありました
 

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ということで生しらすに合うよう頼んだのが「黒牛純米辛口」(580円)
これは前日に滝川の昭和酒場酔いしゃんせの「日本酒を楽しむ会で飲んで気に入っていた日本酒でした
 

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「雑賀 山廃純米」(580円)
雑賀と書いてさいかと読むようです
プレミアム燗酒部門で「金賞」を受賞した日本酒ですが、今回冷でいただきました
  

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人気のふわふわだし巻き玉子をいただきましたが
関西風らしく紅ショウガと大根おろしが添えられていました
  

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おでんは8種類から選択できるとのことで
大根、玉子、牛すじを選択
食べかけの画像で申し訳ございません
 

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こんな感じで演歌の流れる店内で
1時間ほど楽しませていただきました
ごちそうさまでした、和歌山市に来たらまた伺わせていただきます

和歌山と言えばラーメン(地元では中華そばと呼びますが)
まごうことなき和歌山のご当地ソールフードで、最近メディアで和歌山ラーメンが話題沸騰なんだとか
そんなこともあり和歌山に来たからには一度は食べておこうと伺ったのが
老舗ラーメン店の「丸高中華そはアロチ丸高」
伺った際は空席がありましたが、店を出るときには行列ができ始めていました
 

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店内は4人掛けと2人掛けのテーブル席のみ
思いのほか空いていたので2人掛けの席にすぐに着席
中華そばを頼みしばし待ちます
 

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店内を見渡すと厨房に置ききれず、店内にまで進出しているチャーシューがありましたが
しっかりと味の付いていそうな豚バラ
なんだかこれだけで期待が持てそう
 

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席に着席するとテーブルの上には和歌山の中華そば屋では定番の「早寿司」(こしぢ製)1個100円が置かれています
その早寿司、有田地方では醗酵した寿司を「なれずし」、酢を使った寿司を「早すし」と言うそうで
こちらにあるのは1日酢で締めただけのいわゆる鯖寿司なんですが
これが何故かラーメンとの相性抜群、何個でも食べれそうです
 

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ほどなく中華そばが出てきましたが
先ほど見たチャーシューとメンマがたっぷり載って
これで700円
どうやら観光地価格ではなさそうです
  

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麺は中華そばらしくストレートな細麺
醤油ベースの豚骨醤油スープとよく合います
元祖の味となるのは醤油ベースの中華そばなんですが
ここからほど近い和歌山の湯浅は「湯浅醤油」
醤油発祥の地だったりもするんです
 

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締めの1杯にちょうどいいスッキリした味わい
あっさりしてるのでスープはすべて飲み干し
ごちそうさまでした
 

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常連さんらしき家族連れが中華そばに加えておでんを頼んでいましたが
美味しいおでん(1本100円)で酒を飲むのも良いかもしれません
次回伺った際は是非とも試してみたいものです
 

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和歌山2日目はレンタカーを駆り
世界遺産高野山へ
ここは1200年前に弘法大師空海が開創した真言密教の聖地です

 
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標高約1,000m級の峰々に囲まれた山上盆地に広がる高野山へと向かう国道480号線は
ナビの地図が示すとおり、ひたすら九十九折りが続くワインデングロードで
日光へ向かういろは坂なんて目じゃないと言った素敵な道路でした
 

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(日光市馬返から、中禅寺湖畔間の国道120号の坂道、通称「いろは坂」)
 

いや〜こんな道ならバイクで駆け上りたかった
案の定、他県ナンバーのバイクが次々に駆け抜けて行きました
 

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高野山参拝、まずはお助け地蔵前にある駐車料金無料の駐車場に車を停め
高野山の入り口といっても過言ではない大門へ
大門は高さ25.8メートル5間重層の朱塗りの大楼門
山火事や落雷などで焼失したことから、過去四度も再建したそうで
現在の大門は、宝永2(1705)年再建されたものです
両脚に構える高さ4.8mの力強い金剛力士像(国内で2番目に大きい金剛力士立像だそうです)が出迎えてくれているようでした
そして大門の中央二本の正面には「日々影向文(弘法大師は日々人々を助けている)」が掲げられています
そう高野山には今でも弘法大師空海がいらっしゃるようです
  

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バスなどを使い大門駐車場から歩いてまず見ることが出来るのはこの大門の裏側
秋には美しい紅葉が見れるそうです
次回伺うのはそんな10月下旬がいいようです
 
 
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写真は高野山のシンボル壇上伽藍にある朱色の美しい根本大塔
真言密教の世界観を立体的に表す重要な建物です
壇上伽藍は弘法大師・空海が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組んだ場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地の一つです
古の時代より人々は祈りを込めながら高野山を目指し参詣道を歩いたとのことなので
今回高野山大門から高野大峯街道を歩いてやってきました
もっともゴールデンウィークと言う事もあり駐車場は満車でしょうし、渋滞で思うようには走れないでしょうからね
 

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まずはこの朱色が鮮やかな中門をくぐって中へ
中門自体は1843年の火災で焼失していましたが、開創1200年の節目である2015年
172年ぶりに再建されたそうです
 

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中門では東の方角を護る「持国天像」が鎮座
この像は1843年の火災の際になんとか運び出されて、安置されていたものを
2012年に大仏師松本明慶氏の手により解体修復が行われたものです
 

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この多聞天像も同様なんだそうです
 

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中門をくぐり中に入ると、そこに高野山の総本堂「金堂」がありました
この金堂は高野山の総本堂として創成期からこの地に建つ堂で、現在の建物は昭和7年の再建
鉄筋コンクリート造りなんだそうです
 

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そして「御影堂」
弘法大師御影像を奉安していることから、御影堂と名付けられています
この日は白人系の観光客がガイドに連れ添われ団体で参拝しておりました
ちなみにこの壇上伽藍は空海が曼荼羅を空間的に表現し設計したものなんだとか
ここを一回りすれば密教を体現した世界が体験できるそうですが、ガイドが白人系外国人に説明するのは骨が折れそうですね
  

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「鐘楼」
いまも中に鐘はあるのでしょうか
 

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寺の境内にある神社「山王院」
日本古来の神々と仏教との融和のため、地主の神を山の神「山王」として礼拝する場所となっているそうです神仏融合はそんな時代からあったんですね
 

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壇上伽藍の中でひときわ人気の建物「六角経蔵」
一周したら一切経を一通り読んだ功徳が得られるといわれています
 

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ということで今回
壇上伽藍では根本大塔、大日如来の御朱印を賜ってまいりました
 

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世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に構成される
高野山真言宗の総本山たる金剛峯寺にやってきました
ここは高野山の中心的役割のお寺ですが
弘法大師が金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)というお経より名付けられたと伝えられています
 

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まずはこの安土桃山時代の面影を残す「正門(表門)」
現在では一般の参詣者もこの門をくぐり本坊境内に入れますが、往時には、正門を正面から出入りできるのは天皇と皇族、そして高野山の重職だけに限られていたそうです
もっとも太閤秀吉もこの正門から入ったんでしょうけど
まぁそんな格式ある門です
 

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正門をくぐるとすぐ見えるのがこの堂々とした「主殿」
屋根には木桶らしきものが見て取れますが、これが「天水桶」
名前の通り水が入っていて、火災が発生したときに屋根に水を撒けるようになっています
もっともこのくらいの木桶ですから、少しでも類焼を食い止める程度の役割のようです
さて真正面に「大玄関」が見取れますが、さすがにここからは入ることが出来ず
右手にまわって小さな潜り戸(参拝客入口)から「主殿」に上がります
 

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この主殿は太閤豊臣秀吉が亡き母の菩提を弔うために建立した「青巌寺」と言われた建物
大広間には金剛峯寺と書かれた「扁額」と松が描かれた襖絵
 

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奥の院霊木「高野杉」
年輪が何かを物語っているかのようです
ちなみに奥の院で見事な高野杉を見ることに

ことあと見事な襖絵を見ることが出来ましたが、さすがに聖地、そんな襖絵は撮影禁止でした
あと「柳の間」は「秀次自刃の間」と記されていました
調べてみると、豊臣秀次は1595年7月13日、この金剛峯寺の柳の間で、四人の近習と自刃し遺骸は高野山に葬られたそうです
  

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この部屋は「土室」
文字通り土壁で囲んだ部屋なのですが
中央に写真にあるのは囲炉裏で、土壁と囲炉裏で部屋全体を温かくしたようです
小棚には弁財天も祀られていました


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台所の「大釜」
江戸期以降、実際に大勢の僧侶の食事を賄ってきた場所ですが
現在も使われているそうですが、部屋は煤で真っ黒になっていました
この辺りも歴史を感じます


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天井からつり下ろされた食物の保存に使われた棚
紙を垂らしネズミの侵入を防ぐ工夫もなされていました
 

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日本国内最大の石庭(2,340平方メートル)と称される「蟠龍庭」はさすがに圧巻
見に来たかいがありました
 

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最後に御朱印をたまわり拝観修了
次は少し歩いて源頼朝公の菩提を弔うために北条政子が創建した金剛三味院へ
 

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高野山金剛峯寺を参拝したあとは
歩いて山を登りこれまた世界文化遺産に登録された高野山金剛三味院へ
山門には高野山の危機を救った伝説の天狗「毘張尊」の扁額が掲げられていました
 

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鎌倉時代の風雅をそのままに伝える金剛三昧院
ここは源頼朝公の菩提を弔うために北条政子が創建したお寺
尼将軍と呼ばれ 「日本三大悪女」に数えられる北条政子ですが、そんな側面もあったんですね
まぁ流人だった源頼朝と恋仲になってしまった政子は父の反対を押し切り屋敷を逃げ出し頼朝の元に走ったという創作話もあるくらいだったようです
  

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そんな金剛三昧院の本尊は空海が唐から日本へもたらした尊像である愛染明王
日本における起源とされています
ありがたい仏様で恋愛のみならず、様々な良縁を結ぶ仏とされています
・・・ですがこちらは撮影禁止でした
かわりに写したのがこの素敵な庭園でした
 

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そしてこちらが高野山金剛三味院の目玉的な存在の「多宝塔」
残念ながら内部は非公開
中には密教の5つの知恵を現わす五智如来が安置されているそうです
1223年に建立されたと伝わっていて、800年もの歴史を持ち高野山に現存する最古の建造物ということもあり国宝に指定される建物です
 

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奥に重要文化財の四所明神社がありますが手前には
見ごろは少し過ぎていましたが、しゃくなげが見事に咲き誇っておりました
もっとも見た目と裏腹にハチがパーティを開いているかのように飛び回っており危ないくらいでした
  

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というところで、一度駐車場に戻り
次の目的地である奥の院までレンタカーで向かう事に

愛嬌のある「お化粧地蔵」
真っ赤な帽子をかぶり顔に口紅や頬紅が塗られています
ちなみに「このお地蔵様にお化粧をすると美人になる」という言い伝えがあるそうです
この地蔵様、いつも高野槇がお供えされているそうですが、今回はスパークリング日本酒「澪」と母の日が近いからか真っ赤なカーネーションが供えられていました
 

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そんな地蔵さまは、奥之院へと続く参道の途中で見かけたものです
そう高野山参拝最後は奥の院にやってきました
奥の院は弘法大師の即身仏を祀る弘法大師御廟で、転軸山と摩尼山の間の谷に広がる慰霊塔群を指しています
樹齢千年に及ぶ高野杉の木立の中に、その聖地はありました
 

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無数の暮石や地蔵が積み重ねられたピラミッド状の塚がありましたが、これは「無縁塚」
もともとは境内のあちこちで見つかった墓石を集めてここで供養しているそうです
 

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奥の院はさすがは聖地中の聖地
弘法大師が入定されている聖地「弘法大師御廟」があることからか、写真の金剛峯寺奥之院御供所の先の玉川にかかる御廟橋からは撮影禁止となっていました
 

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ただそこまでの表参道には
「東日本大震災物故者慰霊碑」がありました
2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震と、それに伴う大津波では18千人余りが犠牲となりました
この慰霊碑はそんな大震災により犠牲となられた物故者供養に対し、至心に冥福を祈ると共に、被災地の早期復興を祈念するものとして建てられたそうです
ということで私もここで手を合わせてきました


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こちらは「阪神淡路大震災物故者慰霊碑」
もうあの大災害から30年近くになるんですね
 

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他にも名立たる企業の物故従業員慰霊碑の数々がここにありました
日産自動車や新明和工業、シャープ、キリングループ、ヤクルト
となんでもあり
空海を祀るこの場所はかなり懐深い宗教施設のようです
 

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「ディプロドクス」
全長が30mにもなったと言われ、かつて地球を歩いた動物の中で最も大きい種類の恐竜です
そんな恐竜の模型が迎えてくれる施設が珍スポットとしてYoutuberなどに人気の「恐竜ランド極楽洞」
高野山からほど近い、かつらぎ町花園にありますが
そこにたどり着くまでの山道は狭くてクネクネしていて、慣れないレンタカーの運転だと非常に怖かった
 

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そんな恐竜ランド極楽洞はもとは鉱山
江戸時代に「海順」と言うお坊さんが村々から人を集め、ツチとノミのみで掘り始めた坑道で
銅山として昭和40年まで採掘が続いていた小原鉱山跡を活用したレジャー施設
それが「恐竜ランド極楽洞」なんだそうです
 

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そんな小原鉱山の坑道跡にある『恐竜ランド』は私が以前より訪れたかったレジャー施設
今回、高野山からもほど近いこともあり参拝のついでにようやく訪れることが出来ました
ということで洞窟探検はこの入口からとなります
内部は年中13℃だそうですが、今まで参拝で暑い中歩いてきたこともありかなり気持ちよく散策できました
 

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深く続く洞窟(坑道)での地底探検
洞窟の全長は500m以上、途中24メートルの滝まであります
そんな洞窟で迫力あるリアルな恐竜に出会えます

ちなみにここを訪れる子供は2通り
ここには恐竜を見て◯◯ザウルスなどとマニアックな教養を見せる子供と、怖くて洞窟の奥に踏み込めない子供がいました
が、確かに暗い上、湿気でジトジトしていて少し怖かったのは否めません


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恐竜が卵から孵化するそんなジオラマもありました
 

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湿地に佇む「プラキオサウルス」のジオラマコーナー
その上を「テラノドン」が飛んでいました


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ここ恐竜ランド極楽洞の名の通り極楽洞といった施設も併設
閻魔大王が生前の罪を裁く裁判ジオラマ
そうここで地獄行きか天国行きかが裁かれる場所です 
 

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ちなみにこの閻魔大王の由来は
古代インドの聖典である「リグ・ヴェーダ」
今から5年前にカンボジアのアンコールワットでそんな裁きの様子を伝える壁画を見てきました
この閻魔大王は仏教とともに伝わったものなんでしょうが、まるで日本の伝承のようにも思える話ですね
 

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地獄行きか天国行きかを裁くわけではありませんが
「不思議変身ミラー」なるものがあり
自分のこれまでの行いを振り返るコーナーでは
鏡の前に立つと、鬼が出たり、菩薩が出たりします
 

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まぁそれほど普段の行いが良いとは思えませんが、何度やっても菩薩様しか出てきませんでした
 

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洞窟内にある奇石博物館の光る石
これぞ小原鉱山の跡地と思える展示もありました
こんな感じで40分余りの洞窟探検
思いのほか楽しめる施設でした
 

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高野山から一気に山を下り港近くの海南市までやってきました
目的地はJALファーストクラス機内酒にも採用された「紀伊国屋文左衛門」や梅酒を醸す中野BCという酒蔵
ここで日本酒と梅酒造りの工程を見せてもらおうと予約の上伺いました
ちなみにこの中野BC
もとは創業者の中野利生が1932年に独学で醸造の研究をし醤油の製造・販売を行ったのが始まりなんだとか
ちなみに醤油発祥の地である湯浅はここからほど近いところにあります
 

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中野BCには予約時間より少し早めに到着したこともあり
まずは許可を得て敷地内にある約三千坪の日本庭園「長久庭」を散策


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そんな庭の「泉水池」には2羽の白鳥がまどろんでいました
いつもながらの忙しく歩き回る旅程の中でのまったりとした時間をここで過ごしたかと思いましたが、甘かった
そんな話と裏腹に、庭園にいただろう蚊に3か所ほど刺されてしまうことに
時期的に北海道ではまだ蚊が飛び交う時期ではなかったのでまったく警戒しておりませんでした
それにここに来る前に怪我をしていたこともあり、私自身血の匂いがぷんぷんしていたのでしょうね
 

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さて肝心の酒蔵見学まずは日本酒の仕込み蔵から
この中野BCを取り巻く環境と言えば、先ほど巡った世界遺産の高野山と大きな自然に囲まれてますが
蔵のすぐ近くには海があり、黒潮の暖かい風が山に流れ込み、年中温暖な気候が続くといった
日本酒造りにはあまり向いていなそうな気候
そんなこともあるのでしょう「寒造り」と言われる冬だけの日本酒酒造りが行われているそうで
私どもが伺ったGWにはすでに造りは終わっていました


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代わりと言っては何ですが、日本酒の造りは終わっていましたが、梅酒はちょうどこれからのよう
たくさん並んでいるタンクは全て梅酒の樽
ちなみに梅酒を漬けるのはここに伺った翌月の6月からとなるそうです
ちなみにこの中野BC
日本酒、梅酒、焼酎等の酒類を造るほか、梅果汁の生産及び他社への供給も行っており、梅果汁の生産量では日本一を誇るそうです
 

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ちなみにこのタンクは昨年漬けたものなんだとか
新鮮な紀州南高梅を収穫したその日のうちに漬け込み、約18ヶ月かけて造られるそうです
 

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これはそんな紀州の南高梅をじっくり煮詰めた「梅エキス」
青梅の果汁を搾り、加熱しながら煮詰めてつくる民間伝承の食品
1000gの青梅から、わずか20gしかつくれないのだとか
 

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さて蔵見学の後は、お楽しみの試飲
ですが、いつものように車の運転があるので飲めません
前述のJALファーストクラスで採用された「紀伊国屋文左衛門」などが有料で試飲できますが
ここは我慢我慢
  

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我が家の奥さんがかわりに梅酒初代グランプリとなった「紅南高」を試飲
 

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試飲の後は直売店を見て回り


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梅酒の香りをたっぷりかいだおかげで、帰りには日本一の称号を手にした梅酒『紅南高』を1本抱えてかえることに
  

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和歌山2日目の夜は和歌山市の飲兵衛で知らない人はいないだろう大衆酒場多田屋にも顔を出しました
赤ちょうちんには天ぷら、おでんと並んで「太地の鯨」とあります
これはあれば頼まずにはいられませんね
 
 
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店の看板に「㈱多田酒店」とあるように母体は酒販店
カウンターに並ぶ日本酒の顔ぶれはなかなかのもの
そんな酒屋直営で朝から郷土料理で飲める名物酒場で
JR和歌山駅からほど近い場所にあり、和歌山市民から100年近く愛されているお店のようです
 

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店内は厨房を囲むカウンター席やテーブル席など
別段、酒屋が経営してても角打ちと言うわけではないよう
 

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ただしこの多田屋、観光客にも人気で予約しておかないと入店しずらいお店のようで運の悪い方は帰されていたようでした
ということで予約席すわり、まずはビールと酎ハイで聖地高野山巡礼の労をねぎらいます
 

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壁に短冊メニューがこれでもかと並んでいましたが
ここでは皿に盛られた現物も棚に並んでいます
外国人辺りはこういったほうがわかりやすいかもしれません
 

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冷蔵庫にもすでに皿に盛られた肴が出番を待っていました
 

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で頼んだのは和歌山と言えば勝浦あたりで獲れただろうマグロを食べようと
お刺身三点盛り「まぐろ」「ハマチ」「イカ」を頼みます
これをたまり醤油でいただきますが、ここ和歌山はマグロも美味いがなんといっても醤油が美味い
 

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そして赤ちょうちんに示されていた通りあった
「鯨の竜田揚げ」
そう2年ほど前、熊野詣で通りかかった和歌山県の太地町は鯨漁の街
今も古式捕鯨発祥の地として400年以上もの間、日本の捕鯨文化を継承し続けています
(まぁ残念ながら最近では例のイルカ漁のほうが有名になってしまっているようですが)
 

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鯨のカツなんて珍しいメニューがあったのでこいつも頼みます

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入口ドアの目立つところには「只今入荷人気商品」ということで
十四代、新政など人気で入手困難な銘柄まで短冊メニューでにあります
この辺りはさすが酒屋と言ったところですが
そんななか我が北海道の男山の大吟が1,770円と結構なお値段で売られていて、ちょいっとばかり自慢げになりました
 

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冷蔵庫の中には地元和歌山の酒造が作る日本酒が誇らしげに並んでいますが
先ほど伺ったばかりの酒蔵「中野BC」の「紀伊国屋文左衛門」もありました
  

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ここで和歌山の地酒「紀土純米(平和酒造)」を味わって来ました
「紀州の風土」を意味する紀土(きっど)
純米でこれほど色のついたのは珍しいくらいで
味わった感じは癖がなくまさに食中酒といったところ
和歌山の郷土料理を邪魔しないそんな日本酒でした

さてそんな多田屋でしたが、思いのほか観光地化されていたのと、もう一件別のお店にも行きたいことから
この辺りで切り上げ、次の店に向かいます
 

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多田屋で一杯ひっかけた後、やってきたのは和歌山駅前通りにある蕎麦屋『更科本店』
蕎麦屋なのになぜか「とんかつ定食」の大きな看板が立てられています
昭和16年創業の老舗ですが、こちらも和歌山市民で知らない人はいないと言われる人気店
伺った日もたくさんの方が並んでいました
 

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ほどなく入店
スタッフの対応も愛想良く人気のほどがうかがえます
ちなみに皆さん頼んでいるのはここの看板メニューのとんかつ定食
そばと合わせて頼んでシェアする方もいらっしゃいました
 

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私が頼んだのは無論そのとんかつ定食
提供されたのを見ると規格外のデカ盛りで、すでに皿からカツがはみ出ています
ちなみにこのとんかつ定食
巷では食品サンプル詐欺と言った汚名を着たメニューです


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というのも店頭に出ている食品サンプルと現物があまりにかけ離れているためです
確かに店頭にディスプレイされた食品サンプルはカツ屋さんでよく見るトンカツ定食です
が・・・・・・今回提供されたものとは大きく違っています
 

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それにこのトンカツがディスプレイされた食品サンプルとは別物のように分厚くでかい
ご主人の心意気を感じますが、なりよりそのカツが柔らかくて美味しい
ここ本当に蕎麦屋さん?とんかつ屋さんで良いんじゃないと思わせる味でした
ちなみに蕎麦屋らしい出汁の効いた味噌汁も美味しかった
並んでまで、このトンカツ定食を食べる価値はありました
 

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ちなみに我が家の奥さんが頼んだのは蕎麦屋さんらしく親子丼と冷たいそばのセット
こいつもなかなかの味だったんだとか
 

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毎年約60万人が訪れる関西屈指の美しいビーチ「南紀白浜の白良浜」
「日本のワイキキビーチ」との呼び声高い砂浜です
訪れた日はゴールデンウイークと言う事もあり
朝一のまだ訪れる人が少なそうな時間に伺いました
  

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鉛山湾に面した弓状になった白砂の浜は
エメラルドグリーンの海が朝日に照らされているうえ
640mに渡って続く白い砂浜のコントラストが映えて魅力的でした


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もう一つ夕方に訪れたのが
南紀白浜の観光において最も歴史のある景勝地「三段壁」


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千畳敷の南海岸にそそり立つ高さ約50mの断崖
ここには平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る三段壁洞窟があるそうです


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と、こんな感じでたまにはサイトシーイングな観光を楽しみました

南紀白浜アドベンチャーワールドに朝9時の開店に合わせやってきまし
人気の施設と言う事であらかじめ予約のうえの訪問です
 

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目的はジャイアントパンダを見ること
アメリカのサンディエゴ動物園や中国の上海動物園、シンガポールのリバー・サファリ・シンガポールで見た事はありますが
私自身国内では初パンダとなります
ちなみにアドベンチャーワールドではここで誕生した4頭のジャイアントパンダファミリーが暮らしています

さて2023年にアドベンチャーワールドの永明(えいめい)、双子の桜浜(おうひん)・桃浜(とうひん)が、中国に返還されたのがニュースになっていました
中国生まれの永明は仕方ないとして、日本生まれである桜浜・桃浜までも返還されることに違和感を覚えましたが
これはパンダは絶滅の恐れのある希少動物として、ワシントン条約で国際取引が禁止されていることから、無償で贈与する形を取らず、期限付きで世界各国の動物園に貸し出しているからなんだそうですが
現在日本にいるすべてのパンダの所有権は中国にあり、「中国からの貸与(レンタル)」形式で日本の動物園で暮らしていて
たとえそれがレンタルされたパンダから生まれたパンダであっても中国に所有権が発生するのだとか
まぁいわゆる『パンダ外交』といった言葉がありますが
貴重なパンダを『友好の使者』とする中国らしい政策がみてとれますね
 

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ジャイアントパンダが朝から元気に竹を食む姿が見て取れますが、
実はジャイアントパンダはクマ科に分類され、肉食動物に近い消化器官を持っています
ではなぜ竹や笹を主食なのか?
これは争いを避け生息地域を中国(主に四川省)の山岳地帯の奥地としたパンダにとって
年中食べられるものが、冬でも枯れない「竹」だったからのようです
  


 

日本は竹が自生する国ですが、それでも新鮮な竹や笹を手に入れるため
結構な経費が掛かるようです
まぁジャイアントパンダはここの目玉となる動物ですから致し方ないようです
 


 

さてそんなことでジャイアントパンダの朝食の様子を見て堪能したら
次は檻のない猛獣の世界サファリワールドを巡るケニア号に乗り込むことに

アドベンチャーワールドでパンダを見た後はサファリワールドに赴き
ツアー・アトラクションの一つ「ケニア号」に乗り込みました
これはサファリワールドの全ての草食動物、肉食動物を1周約25分で列車型の車両に乗って観覧できるというもの
  

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暑い中、歩く必要もない便利なツアー・アトラクション
まずは「アフリカゾウ」
 

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そして
「チャップマンシマウ」
「シロオリックス」
「マアミメキリン」
 

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「アジアスイギュウ」などの草食動物を見て回りますが
この後がこのケニア号の最大の魅力となります
  

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というのもケニア号は厳重な二重のゲートをくぐり
乗り込んだケニア号とライオンなどとの間には檻のない完全な猛獣の世界に踏み込みます
そういや昔、シンガポール動物園で夜だけ開園するサファリパーク「ナイトサファリ」でトラムに乗って動物園を回ったことがありましたが、ここはそれ以上の感動がありました
 

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というのもここではライオンがのそのそ歩いていたり
 

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「アムールトラ」が木陰で涼んでいたり
 

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山では会いたくはない「エゾヒグマ」がすぐ目の前にいたり
 

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「チーター」が颯爽と歩いていたりします
 

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最後はイルカたちがスピーディーでダイナミックなパフォーマンスを見せてくれる「ビッグオーシャン」でイルカショーをゆったり鑑賞
こんな感じで2時間余りアドベンチャーワールドを堪能いたしました

 

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