写真は高野山のシンボル壇上伽藍にある朱色の美しい根本大塔
真言密教の世界観を立体的に表す重要な建物です
壇上伽藍は弘法大師・空海が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組んだ場所で、奥之院とともに高野山の二大聖地の一つです
古の時代より人々は祈りを込めながら高野山を目指し参詣道を歩いたとのことなので
今回高野山大門から高野大峯街道を歩いてやってきました
もっともゴールデンウィークと言う事もあり駐車場は満車でしょうし、渋滞で思うようには走れないでしょうからね
まずはこの朱色が鮮やかな中門をくぐって中へ
中門自体は1843年の火災で焼失していましたが、開創1200年の節目である2015年
172年ぶりに再建されたそうです
中門では東の方角を護る「持国天像」が鎮座
この像は1843年の火災の際になんとか運び出されて、安置されていたものを
2012年に大仏師松本明慶氏の手により解体修復が行われたものです
この多聞天像も同様なんだそうです
中門をくぐり中に入ると、そこに高野山の総本堂「金堂」がありました
この金堂は高野山の総本堂として創成期からこの地に建つ堂で、現在の建物は昭和7年の再建
鉄筋コンクリート造りなんだそうです
そして「御影堂」
弘法大師御影像を奉安していることから、御影堂と名付けられています
この日は白人系の観光客がガイドに連れ添われ団体で参拝しておりました
ちなみにこの壇上伽藍は空海が曼荼羅を空間的に表現し設計したものなんだとか
ここを一回りすれば密教を体現した世界が体験できるそうですが、ガイドが白人系外国人に説明するのは骨が折れそうですね
「鐘楼」
いまも中に鐘はあるのでしょうか
寺の境内にある神社「山王院」
日本古来の神々と仏教との融和のため、地主の神を山の神「山王」として礼拝する場所となっているそうです神仏融合はそんな時代からあったんですね
壇上伽藍の中でひときわ人気の建物「六角経蔵」
一周したら一切経を一通り読んだ功徳が得られるといわれています
ということで今回
壇上伽藍では根本大塔、大日如来の御朱印を賜ってまいりました
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