能登半島地震チャリティー映画祭『一献の系譜』

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先般伺った和歌山の話の途中ですが、ちょっと脱線して地元のお話しを
先週の日曜日、へたくそなゴルフの後、砂川市地域交流センターゆうを訪れました
理由は能登半島地震チャリティー映画祭で上映される『一献の系譜』を見に行くため
 

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ちなみにその映画『一献の系譜』は
能登の杜氏をテーマに撮り上げたオムニバス・ドキュメンタリー
「能登杜氏四天王」と呼ばれる名杜氏たちが、積み重ねてきた技術や哲学を後継者たちに受け継いでいく様子を記録した映画です
 


 

会場内には監督を務めた
石井かおり氏からのメッセージも貼りだされておりました
今回の震災を受け同じようなドキメンタリー映画「ひとにぎりの塩」と今回見に行った「一献の系譜」の上映権を多くの方が多くの方が利用しやすい形で提供することに決めたそうですが
能登半島地震の被災者支援チャリティ上映活動は、現在で国内外から180件を超す申し込みとなり、支援団体に寄付された総額は1千万円を超えたと感謝の言葉が綴られていました
  

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そうそう映画の中に「酒造りの神様を祀る佐香神社」の話が出てきましたが
マイナーが神社ですが、私も今から2年前に参拝しているのでその時の情景が頭をよぎりました
そういや宮司さんから聞いた話では、2020年に北海道から酒造りに関わるかたがやはりこの佐香神社を昨年参拝されたなんて話も聞きましたが
どこの酒蔵だったのでしょうね
 


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さて映画にも登場する能登杜氏四天王の一人、農口尚彦氏
「酒造りの神様」の異名をもつ日本最高峰の醸造家で、私の生まれた年に「菊姫」の杜氏に就任
その後も「鹿野酒造」で通算50年に及ぶ杜氏生活を送り「全国新酒鑑評会」では金賞連続12回、通算27回という華々しい受賞歴を誇ります
2015年には体を悪くし一度は酒造りから身を引いたのですが、2017年11月に「農口尚彦研究所」(石川県小松市)にて復活
そんな復活劇は同じ能登四天王の一人で2009年にご逝去された波瀬正吉杜氏の奥さんが、映画の中で必ず復活すると思っていた
そんなインタビューの様子も映し出されていて印象的でした
ちなみに波瀬正吉杜氏は農口尚彦杜氏とは小学校時代の同級生ですが、日本酒マンガの金字塔「夏子の酒」(尾瀬あきら著書)に登場する杜氏のモデルと言われています
我が家にはそんな農口尚彦氏の醸した日本酒
農口尚彦研究所の新ライン「観音下本醸造(かながそ)2019」が一升瓶であります
いつ開けようか今から楽しみです
 

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このページは、r-ohtaniが2024年5月14日 05:25に書いた記事です。

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