酒造りの神様を祀る佐香神社で御朱印を賜る

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「酒持田本店」で聞いた話で興味を持ったことから
「佐香神社」を参拝しようと途中宍道湖を横目にレンタカーを走らせます
酒持田酒造から車で15分ほどの所にあった神社の駐車場手前の鳥居には「松尾神社」と有り、間違ったかなとも思いましたが
もう少し登ったところにある鳥居にはしっかりと「佐香神社」と有りました
 

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ところで「古事記」や「日本書紀」をはじめ、今回伺った出雲にはさまざまな神話が伝承されています
特に有名なのがスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するという「ヤマタノオロチ伝説」
その神話の中で大きな役割を果たすのが「酒」の存在があります、スサノウノミコトが「八塩折酒」を造らせ、それをオロチに飲ませて、酩酊し眠り込んだところを退治するお話です
そうしたことからここ出雲は奈良と並んで日本酒発祥の地ともいわれています

それに奈良時代に編纂された「出雲国風土記」には「河に包まれた佐香の地にたくさんの神々が集まり、調理場をつくり、酒を造らせて180日にわたり酒宴を楽しまれた」」と記されています
そう出雲国風土記にその名が登場する佐香神社、お酒が醸されたという記述も残されていて、『佐香』は『サケ』に通じ、「酒」の語源となったと言われていて日本酒発祥に関わる神社といわれています
 

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そんな佐香神社の
主祭神は醸造の神様といわれる「久斯之神(くすのかみ)」
 

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佐香神社は全国の酒造業者からも信仰を集めていいるうえ、酒造の許可があるようで、濁酒祭という特殊神事「濁酒祭」が開かれ、仕込まれた濁り酒を神前にお供えし、参拝客にも振る舞われます
その濁酒祭には全国から酒造関係者が集い、祈願祭も行われるんだそうです
境内にはそんな酒造関係者から奉納されたのでしょう蔵の名が入った菰樽がずらりと並んでいました
 

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参拝を済ませたら、次は「御朱印」を賜ります
看板を見ると宮司さんは下にある鳥居北側の住宅にいるようです
 

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ということで階段を降りて宮司宅へ
ここで書置きの御朱印を賜りました
宮司さんとしばし話しましたが、聞くところ昨年北海道から酒造りに関わるかたがやはりこの佐香神社を昨年参拝されたのだとか
神社の宮司さんは、名前も聞かなかったけれど昨今のお酒にかかわる経済状況を鑑み、その参拝された方を随分と心配されていました
 

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賜った御朱印を持参し再度、佐香神社へ
 

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境内には「松尾神社」「佐香神社」だけではなく
「稲荷神社」まで有りました
 

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そうそう神社の石段を登っていた時にまるで導くように八咫烏ならぬ黒いイトトンボが飛んでいて何だかよい気分になりましたが、やはり「酒」にまつわる神社だけあって私には縁が深いのかもしれません


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このページは、r-ohtaniが2021年12月 3日 06:15に書いた記事です。

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