2025年5月アーカイブ

庄内酒田市の居酒屋で燗酒を頼めば、ほぼ東北銘醸の定番地酒「初孫」が出てくるなんて話を聞きますが
そんな「初孫」を醸す東北銘醸にやってきました
北海道に住む私ですら何度か飲んだことのあるメジャーな日本酒
蔵の規模も大きく先日伺った鯉川酒造や奥羽自慢のような歴史の重みを感じさせるような酒蔵ではなく、いかにも日本酒工場のような蔵でした
とはいえ伺ったのは土曜日ってことで蔵はお休み
 

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もっともこれは最初から分かっており
目的は東北銘醸に隣接する資料館「蔵探訪館」の方で
「日本酒のすばらしさをもっと多くの人に」といったコンセプトで開館されたこの施設を見にやってきたというわけです
 

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エントランスではほのかに日本酒の香りが漂っていました
 

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展示室では原材料の一つ酒米の稲穂が展示されています
「山田錦」や「雪女神」などを見るとコシヒカリなどの食用米と比べて稲穂が長いのが特徴で
草の部分が多い分、粒の大きなお米となるため心白もその分大きくとれるので酒米として重宝されています
ただ栽培期間も通常より長くなりがちで、台風などの被害に晒されやすいため、栽培には苦労が絶えないそうです
そう最近では私の住む北海道でも酒米が盛んに栽培されておりますが、台風などの被害は内地と比べ格段に少ないでしょうから、北海道は将来有望な酒米産地となるやもしれません
そういや芦別市の加藤農場では数年前から「山田錦」の栽培を始めたようですし
  

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この展示室にある「全国酒造好適米一覧」には残念ながら
北海道で栽培されている「吟風」「彗星」「きたしずく」の名は有りませんでした
 

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展示室では醸造工程を写真やパネルでわかりやすく解説
品評会で受賞した数々の賞状や昔ながらの木製の麹箱や木桶なども合わせて展示されています
  

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そんな昔ながらの酒造りを伝える焼き物の模型(これ一セット欲しいかも)がありましたが
特に目を引いたのが「山卸し(酛摺り)」
これは1700年ころ確立した日本酒造りの工程で、櫂を使い、桶の中の蒸し米と麹を2人1組になってすり潰す作業で
通常、厳寒期の深夜に数回に分けて行わなければならず、蔵人にとってたいへん過酷な作業となります
これにより蔵に存在する乳酸菌を取り込んで乳酸が生成され不要な雑菌を死滅させることにより酒母を腐敗から守り、酵母の増殖を促す、なんだか現代のバイオ技術なんて思える所業です
東北銘醸では創業以来一貫して時間と手間がかかる昔ながらの伝統手法「生酛造り」による酒造りを『全量』において行っていると言うから驚きです
最初に日本酒工場などと書かせていただきましたが、なんだか失礼なことを書いたような気がしてきました
 

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そんな酛すりで造られた商品の紹介コーナー
「大吟醸 仙寿 初孫」
「純米大吟醸 祥瑞 初孫」
「純米吟醸酒 夢工房 初孫」
「辛口純米酒 魔斬 初孫」
「生酛造り 純米酒 初孫」
「本醸造 本撰 初孫」
晩酌酒から大吟醸まで幅広いラインナップですね
 
 
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庄内酒田の昔を伝えるコーナーには
その昔、大いに活躍した陶器製酒樽とともに
「日和山公園の北前船」
「酒田の舞妓」
「山居倉庫」の写真が展示されています
ちなみに北前船の往来で栄えていた当時、酒田には約150人の芸妓や半玉がいたものの現在は衰退
町おこしの一環として「舞娘さん制度」が創られ、「酒田舞娘」として復活し酒田の舞妓は舞娘茶屋「相馬樓」にて今も健在なんだそうです
  

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最後は利き酒コーナーへ
 

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私はレンタカーの運転があり飲めませんでしたが
我が家の奥さんは
「蔵出し原酒 蔵探訪」
春季限定「美咲 純米大吟醸 生酛造り」
「辛口純米酒 魔斬 初孫」を堪能していたようでした
 

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椀をさかさまにしたような形から「オワンクラゲ」と呼ばれるクラゲ
刺激を受けると生殖腺が、外周を縁取るリングのように緑色に発光します
これが「見えるように光るタンパク質GFP」の効果で
2008年に下村修博士が「GFPの発見と応用」でノーベル化学賞を受賞したするきっかけとなったクラゲです
ちなみにGFPは今後、がん組織をマーキングすることによりがん診断・治療への貢献が期待できたり
光る街路樹など地球規模の環境・エネルギー問題などにも貢献が期待できる
そんな未来の生活を変えるかもしれないタンパク質だったりします
  

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そんなオワンクラゲをはじめとしたクラゲの展示に特化した水族館
「鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)」に立ち寄ってみました
 

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鶴岡市加茂水族館はいまや年に50万人をも集客する庄内地方の有数の観光地
2015年には来場者100万人を突破したとのことで
記念イベントが行われ、東京海洋大学の「さかなクン」がお祝いに駆け付けたようで
その際に書かれたのであろうイラストが飾られていましたが
さかな君には画伯と冠を付けたい出来のイラストでした
 

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世界各地の貴重なクラゲ約60種を展示する「クラネタリウム」
クラゲの展示数はなんと世界一なんだそうです
 

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光るクラゲはオワンクラゲだけではなく
櫛板列が七色に光り輝く「キタカブトクラゲ」も鑑賞
 


 

「エチゼンクラゲ」の優雅な舞に見入ったり
 

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直径5メートルの巨大な水槽に10,000匹のミズクラゲが泳ぐ「クラゲドリームシアター」で癒されたりもしました
 

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メインの展示物である
「オワンクラゲ」のコーナー
発光展示中とあります
 

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青白く光りながら泳ぐ「オワンクラゲ」
逆さに泳いでいるんでまさにお椀ですね
 


 

光るタンパク室はオワンクラゲの専売特許ではなく
鶴岡市立加茂水族館から提供されたハナガサクラゲからも見つけられており、そのタンパク質の遺伝子の設計図を取り出しクローニング、タンパク質工学により改良し、新しいタンパク質を作りだしたんだとか
作り出されたタンパク質の名はなんと「Gamras(ガミラス)」
青い顔のあの人物の顔が浮かんでしまうのは、宇宙戦艦ヤマト世代だからでしょうね
 

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もっともクラゲだけではなく、庄内地方沖に生息する約140種類の魚なども展示されておりました
なんだか美味しそうと感じるのは不謹慎かもしれません
 

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そういや受付で子供を連れたお父さんが「エサ」はどこで売っているのと聞いていましたが
それはゴマフアザラシとキタゾウアザラシが泳ぎまわる「アザラシプール」での餌槍体験がやりたかったからのようで
確かにこんなシーンを見せられたらアザラシにエサをあげたくなりますね
とこんな感じで1時間弱、クラゲをはじめとした海洋動物に癒されてきました


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日本の渚百選に選ばれる「由良海岸」
東北の「江ノ島」とも言われる山形を代表する美しい海岸です
ちょうっと狭い路地を通りやってきた駐車場には
伝説の八乙女のうち恵姫と美鳳の二人の乙女像
そして海洋人工島「ポセイドン」に使用されていた錨がモニュメントとして飾られていました
 

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由良海岸から白山島までは177mの朱色の橋で結ばれており
この日は風が強く波があれていて怖かったのですが、御朱印がいただきたいと言った思いから渡ることに
ちなみにこの日、重機が2台ありましたがこれは写真手前にあった元休憩所(魚見台)を壊すのに使ったんでしょうね
ちなみに廃材は船で運んだか、渡ってきた小さい橋を使ったんでしょうか
 

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ただ意を決して橋を渡った先にある白山神社の拝殿には、だれもおらず
結局、御朱印を賜ることは叶いませんでした
 

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拝殿に掲げられた案内板には
主祭神は「菊理姫命(くくりひめのみこと)」
側神は「伊奘諾尊(いざなぎのみこと)」「伊奘冉尊(いざなみのみこと)」とあります
この三神となるとどうしても神話(日本書紀の異伝)の「泉津平坂」の話が思い浮かべてしまいます
話の内容はと言うといざなみは先立たれた妻いざなみを慕い、黄泉の国を訪ねて行きますが、変わり果てたいざなみの姿に驚いたいざなぎは逃げ帰ろうとすします
怒ったいざなみは追いかけ泉津平坂で追いつかれ口論となったところに現れたのが菊理姫命で
菊理姫命がいざなみに何かを耳打ちすると、何故か無事に逃げ帰ることができたという有名ですがなんのことかさっぱりわからないお話です
てなわけでここ白山神社には「縁結びの神」もしくは「縁切りの神」として崇敬を受けている菊理姫命が祀られているんですね
 

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御朱印は無理としても参拝だけはしようと、きつい傾斜の263段の石段を登ることにします
 

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登った山頂に白山神社本宮がありました
由良海岸の沖合にある、高さ72m周囲436mの白山島に鎮座するお社
案内板の御神徳の最初にあったのが「海上安全」
まぁこんな場所にあるのですから当然です
ということでこれからの旅の無事を祈願させていただきました
  

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今回の山形行きを決めた理由が、田んぼの中にあるショウナイ・スイデンテラスでの宿泊
噂通りの素晴らしい施設で
ホテルのある庄内は米どころに加え酒処でもあることから
日本酒にまつわる施設も多く、連泊して楽しんできました
 

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山形2日目の夜はそんなスイデンテラスでたまたま予定されていた
「SAKE STORY 2025 鯉川酒造」なる日本酒と料理のペアリングディナーを予約の上で参加することに
 

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庄内産食材に拘った、スイデンテラスの料理長佐藤氏が手掛けるフレンチ料理に、なんと日本酒を合わせると言ったイベント
しかも昨日酒蔵見学させていただいたばかりの
今年で300周年を数える、庄内余目の鯉川酒造の日本酒と共に堪能させて頂きました
 

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この宴で堪能させていただいた鯉川酒造の日本酒は写真手前から
「純米吟醸酒 若き鯉ヶ龍」(原料米:山形県産 亀の尾)
「純米吟醸 あたためますよ」(原料米:山形県産酒造好適米)
尾瀬あきら氏のアシスタントを勤めたことのあるマンガ家、池沢理美氏のイラストのラベルが良いですね
「純米吟醸 亀治好日スペシャル(火入れ原酒)」(原料米:山形県産 亀の尾)
これはR2BYとあり、涼温倉庫でねかせた熟成酒でした
「純米吟醸 恋の川 亀の尾 8年古酒」(原料米:山形県産 亀の尾)
「大吟醸 KOIKAWA 26年古酒」なんて貴重な日本酒もいただきました
  

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他には阪本正義氏のイラストのラベルが映える「純米吟醸 Beppin DEWA33 生酒」(原料米:山形県産出羽燦々)
「純米吟醸 鯉川中取り生酒」(原料米:山形県産酒造好適米)も冷やしていただきました
 

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会場はスイデンテラスのレストランMOON TERRASSE1階
 

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テーブルにはこの日のメニューと
上記鯉川酒造の日本酒のラベルをあしらった粋なコースター
その上にはスイデンテラスのお猪口に加え
鯉川酒造のBepiinのラベルを手掛ける阪本正義氏のイラストが描かれた平盃が用意されていました
ちなみにこの平盃、帰りお土産にいただいて帰れることとなりました


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乾杯酒となったのが「純米大吟醸 水田 SUIDEN 2025 春分 生酒」
「せっかくペアリングイベントをするなら酒造りにも挑戦してはどうか。伝統を継承する蔵人と共に汗をかくことで、学び感じることがある」といった鯉川酒造の佐藤一良社長が声をかけた事がきっかけで、スイデンテラスのスタッフが酒造りに関わり醸されたオリジナル日本酒だそうです
イベント開始に先駆けてその水田のボトルにラベル張りを行うと言う作業があり
失敗したら大変と緊張した面持ちでラベルを貼らせていただきました
 

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日本酒の盛りはそこそこ盛られた事もあり、帰りにはしっかりと酔っぱらってしまうことに


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そんな日本酒に合わせるスイデンテラスの料理長、佐藤義高シェフの料理はと言うと
まずは卵の殻を食器にあつらえた「ヤリイカのカルボラーナ トリュフとベーコンのエキューム」
 

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「フグの白子と紅エビのアメリケーヌ あいさのリゾット」
こんなにしっかりとしたアメリケーヌソースは久しぶりに味わいましたが
佐藤シェフ曰くこの人数分のソースのため使用された海老は大量で剥くのが大変だったのだとか
 

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「庄内野菜とグリルしたカレイのミキュイ 春菊のピューレ」
 

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「アンコウのカダイフ巻き 庄内浜のスープ仕立て」
カダイフ巻きも美味しいがアンキモが美味かった
 

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「桜鯛のポアレ 菜の花ソース」
 

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「金華豚の薪焼き 行者ニンニクとナッツの和風ソース」
山形でも行者ニンニクは採れるんですね
まさに旬の行者ニンニクは香りも良かった
 

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「桜のモンブランとふきのとうアイス」
 

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余っても仕方ないとのことで
BeppinDEWA33生酒や鯉川中取り生酒をおかわりしたんまりいただきましたが


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鯉川酒造といえば燗酒
専用の熱燗器で適温にした燗酒もたらふくいただきました
ここで燗酒には一言有る鯉川酒造の佐藤社長から
燗酒を自宅で簡単に楽しむにはやはり電子レンジが便利
けれど湯煎などでの燗と違い、電子レンジだと徳利の上下で温度差が出来てしまうことから
出来れば空の徳利とともにチンして、温めた日本酒をその空の徳利に入替ると温度差がなくなりさらに美味しいといった酒飲みには有用な話も聞かせていただきました
 

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そうそうこんな非売品の「大吟醸 26年古酒」なんてお酒も堪能しました
26年も寝かせると琥珀色に近い色が着くのですが、鯉川酒造の日本酒にはそれがないようです
もちろん味コクまろやかでした
 

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最後に鯉川社長と記念撮影
こんな感じでこの夜は楽しい宴となりました
 

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「SAKE STORY 2025 鯉川酒造」なる日本酒と料理のペアリングディナー後は
鯉川酒造の佐藤社長をはじめとしたスタッフと共に
スイデンテラス内にある「SAKE LOUNGE」へ
午後7時の開店と同時にペアリングディナー2次会となりました
写真は写ってはいませんが、カウンター内に陣取りお酒をサーブしてくれた鯉川酒造佐藤社長の饒舌ぶりが
遺憾なく発揮され次から次へとお酒にまつわる面白い話を聞かせていただきました
   

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もちろんここでいただくのは鯉川酒造の日本酒
のみくらべ 1,800円
メニューには「スイデンテラスで開催しているペアリングディナー(3/22)でコラボレーションした
「鯉川酒造」の日本酒3杯(約1合)をご用意します。ゆっくりと時間をかけて酒蔵のこだわりを感じてください」とありました
 

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ということで私たちは昨日酒蔵を案内していただいた鯉川酒造のスタッフSさんと
日本酒について語りつつのみくらべることに
メニューにはペアリングディナーでコラボレーションした「鯉川酒造」の日本酒3杯とありましたが
私どもは先ほど味わったことから、気を使って少し中身を変えてくれたようです
まずは左の池沢理美さんによるラベルデザインは
Beppin(別嬪)シリーズの出羽燦々仕込みの新酒(火入したもの)
ちなみに先ほどのペアリングディナーでいただいたのは生酒でした
左の純米吟醸亀治好日は酒米「亀の尾」のスタンダード商品で、先ほど飲んだスペシャルバージョンの原酒とはまた違った辛口酒でした
 

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ちなみに真ん中の一本は
「Beppin つや姫 うすにごり」
山形県井上農場が70%以上、農薬や化学肥料をカットして栽培した特別栽培米「つや姫」を100%使用したうすにごり酒
人気のお米なんでタンク1本しか仕込めない貴重な日本酒だそうです
  

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そしてBeppinをもう一本追加でいただきます
「別嬪 Beppin 純米大吟醸」
原料米:山形県産 雪女神100%
 

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ラベルには
「R5BY」と令和5年醸造とありますが、これは鯉川酒造の特徴である熟成のため
2年近く寝かせてから出荷するようコントロールしている証です
なんだか資金繰りが大変そうな話と勘ぐってしまう自分がいました


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朝日町ワイン城訪問

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知る人ぞ知るワイン王国「山形」
山形は、もともと果樹栽培がとても盛んでブドウ収穫量は全国第3位
ワイン生産量も多く、日本産ワインの主要産地として名を連ねております
今回訪れた最上川流域の山間の街朝日町にもワイナリー「朝日町ワイン」のワイン城があることから米沢に行く道すがら立ち寄ることに
ちなみにワイン城というと北海道に住む私たちはどうして池田町のワイン城を思い浮かべてしまいがちですね
  

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1944年創業といった長い歴史を持つ朝日町ワインは
ワインになる原料を朝日町をはじめとした山形県内の契約農家が栽培した山形県産100%の葡萄で醸造
特にマスカットベーリーAを使用したワインで日本ワインコンクール金賞・部門最高賞をとり
G7伊勢志摩サミットでも採用されたらしく朝日町ワイン入り口には「2016 G7 伊勢志摩サミット 日本ワイン提供ワイナリー」とありました
 

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ワイン城に入城するとガラス越しでビン詰めラインなどを見学できるようになっておりました
ただこの日は日曜日とあってラインは動いておらず、休みのワイナリーを眺めることに
そんなワイナリーには日本酒の蔵で最近よく見かけるサーマルタンクもありました
低温発酵に使われているのかわかりませんが、なるほど質の高いワインが生産されるはずですね
  

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ショップには赤ワインや白ワインに加えて結構な量のスパークリングワインも売られていました
そんなスパークリングワインはデラウェアやナイアガラと言った品種のブドウを使い造られているとの事


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ここでは試飲も可能
なんと10種類ものワイン・ブドウジュースが試飲できます
 

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もっとも私はレンタカーの運転があるためワインは試飲できませんが
ブドウジュースのみ試飲させていただきました
 

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ワイン城の外には1ヘクタールの自社ぶどう畑が広がっています
ちなみに最近こんな話をよく耳にします
温暖化によるブドウ栽培環境の変化にワイナリーは危機感を強めているそうで
昨年などは国内有数の産地として知られる山梨県では猛暑が続きワイン用の葡萄の質が悪く
ここ山形県の葡萄が、大量に山梨県のワイナリーに売られたことにより
山形県のワイナリーが仕入れに苦慮することとなったのだとか
まぁ山梨県勝沼あたりの有名なワイナリーの方が高値で買ってくれるんでしょうね
やはり昨今の状況として日本酒のみに限らずワインなどの酒造りも「北へ」とシフトしていきそうです
もっともこれは日本の最北端に住む私たち道産子にとっては嬉しい話なんですが
  

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コロナ前の2019年、札幌のパークホテルで開催された北をめでる酒と肴「大吟醸酒を楽しむ会in北海道」と言った日本酒のイベントに参加
参加していた山形県米沢市の酒蔵「東光醸造元 小嶋総本店」のお酒が美味しかったこともあり
そんな東光醸造元 小嶋総本店、酒造資料館「東光の酒蔵」にも立ち寄りたく、帰り道に回り道をしてやってきました
 

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受付を済ませ、酒蔵として使っていた建物を改築して造った酒造資料館「東光の酒蔵」に入館
手前にあった復元した商家の帳場には
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」の名言とそれを詠んだことで知られる上杉鷹山の肖像画がありました
そんな米沢藩を治める上杉家に愛された日本酒『東光』
今も米沢城の東隣に位置しています
創業は1597年といいますから安土桃山時代にあたり、420年もの歴史を持つ蔵なんですね
  

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仕込み蔵は実際に酒造りを行っていた土蔵を改修したもの
 

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内部は明治時代の酒造りの現場に足を踏み入れたような趣き深い空間でした
 

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昔ながらの酒造りの工程がわかりやすくイラストと焼き物の模型で「日本酒のできるまで」と説明されていますが
基本、現代の日本酒造りとは大きな違いはなさそうです
 

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ただ大きな違いとまではいきませんが、昔はこうした「酛分半切」の木桶を使い
櫂棒で桶の内容物を強く摺る酛摺り(山卸し)が主流だったようですが
いまでは速醸酛を使った山廃がほとんど
ただ近年の伝統再評価の流れの中でふたたび脚光を浴びつつあるのもまた酛摺りによる生酛造りのようで、最近あちこちの酒蔵でまた生酛による酒造りが復活しているのをここ数年見て歩く事となりました
 

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仕込みに使われていたのでしょう6尺(直径180cm)もある大きな木桶が並ぶ光景はまさに圧巻
しかも木桶には天然の防腐剤として柿渋が塗装されていて黒光りしております
残念ながら木樽職人が不足している現代ではもう再現することが出来ない、そんな光景かもしれません


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蒸米に使われる窯や蒸籠も大きく、その昔はかなりの量を醸造していたのだと伺えます
そういや母屋の奥に見えた煙突も大きかった
 

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上槽の工程で使われていた「槽」も展示されていました
これまたいまではほとんどがヤブタ式に替わっているのでしょうけど
この槽(圧搾機は使いますが)でなければ出せない味もあるなんて、わりと多くの蔵の杜氏から聞きました
   

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多くの杜氏たちが手を合わせてきたであろう
「大神神社御分社」
美味しいお酒が呑めますようにと私も祈願してまいりました


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奥には造り酒屋の母屋も復元され展示されています
 

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炭や薪を使っていたかまどのある炊事場も復元されておりました
その昔は多くの農閑期の出稼ぎが、住み込みで働いていたのでしょうから
こうした炊事場も大活躍してたのでしょうね
 

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ここに伺ったのは3月下旬でしたが雛飾りがまだ飾られていました
これは「江戸時代の享保雛」というもので、四百年以上の歴史を持つ小嶋家に代々受け継がれてきた雛人形が一堂に展示されるというものでした
これらは大正8年(1919)に起きた米沢大火の際、土蔵の中で無事難を逃れたものなんだそうで
 

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たぶんそんなこともあって
自衛用にこんな「乙号ポンプ」を備えるようにしたのでしょうね
  

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蔵元直営の販売所はこの日、まるで外国人に占領されたかのようでした
昨今、アメリカのみならず中国をはじめ台湾・韓国のかたにも日本酒は人気のようです
 

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プレミアム試飲サーバーでは普段はなかなか口にできない高級酒やコンテストの受賞酒もリーズナブルな価格で試飲できるようですが、いつものように私はレンタカーの運転があり飲めません
我が家の奥さんがかわりに愉しみました
 

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そんな直営所でみた商品で目を引いたのが、この
「東光フレッシュSAKEサーバー」というもの
冷蔵庫に入れられるから、酸化を防いでフレッシュに楽しめるとのことで
一家に1個、いかがですかとポップに書かれていました

しかもこれは繰り返し使えるボックスと詰め替え用パウチ
環境にやさしい設計とありますが・・・
ここ東光醸造元 小嶋総本店のSDGSに対する配慮には目を貼るものがありました
VTRで「再生可能エネルギーへの切り替えについて」と言うものが上映されていましたが
現在小嶋総本店の酒蔵では酒粕を発電に活用、循環型エネルギーでカーボンニュートラルを達成しているのだそうです
(聞くところによると蔵主がアメリカのバイヤーと商談した際に、商品の話などそっちのけであなたの蔵ではSDGSに対しどう考えているかばかり聞かれ、対応しないのなら取引はないなんて聞かされたのが、こうしたSDGSに対する配慮のはじまりなんだそうです)
 

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そのうえロボット技術やICTを活用した自然と人にやさしい農業(スマート農業)を目指すとのことで
太陽光パネルで動力を生み出し、田んぼの水と土をかき混ぜ続けることで雑草の光合成を抑える自動抑草ロボット「アイガモロボット」を使った有機酒米栽培を行っているとのことでした
  


 

そんな農薬や化学肥料を使用しない栽培を行った山形県産出羽燦々を米の個性を尊重し、80% 精米でで醸した『東光 AIGAMO』がちょうど伺ったころに発売されていたんで
お礼を兼ねて立ち寄った「おさけマルシェとうかい」で購入して帰ることに
これは赴任先滝川の名産品「新生園のあいがも」とともにいただこうと思います
 
 
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東光醸造元 小嶋総本店「東光の酒蔵」に立ち寄ったあと、近くにある上杉神社を参拝
御朱印を賜わろうとやってきました
 

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参道にある舞鶴橋には「毘」と「龍」という文字が書かれた軍旗が翻っていますが
この上杉神社は戦国最強の武将と語り継がれている上杉謙信を祭神として米沢城本丸跡に建立されたそうで
祀られる上杉謙信は生涯で約70回近い戦いをしたといわれ、そのうち負けたのはたったの2回
てなわけで勝負運など「勝ち」にご利益があるパワースポットで勝負運を求める方々に人気があるんです
 

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てなわけで上杉神社の御朱印を勝負運とともに賜りました
  

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ちなみに写真の銅像は上杉鷹山
上杉神社参道に鎮座しておりました
なにやら境内には上杉鷹山、上杉景勝、直江兼続、細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政の6名が御祭神として祀られている「松岬神社」は上杉神社の摂社もあるのだとか


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上杉鷹山は、あの「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」と言った名言を残した人物として有名で、江戸時代屈指の名君として知られる上杉鷹山
江戸時代に米沢藩の第9代藩主として困窮した藩財政を再建したことで知られています
私に知る上杉鷹山と言うと、アメリカ大統領ジョン・F・ケネディが1961年に来日した際、日本の記者団に「日本の政治家で尊敬する人物は?」と問われ、「上杉鷹山」と即答したという話は有名な話です(その時の日本の記者団がどれほど上杉鷹山について知っていたかは定かではありませんが)
そしてさらに2013年、駐日米国大使に就任した長女キャロライン・ケネディは、「父ジョン・F・ケネディ元大統領が、江戸時代の米沢藩の名君とされる上杉鷹山を尊敬し、就任演説に代表される考え方に影響を与えた」と述べたそうで
「為せば成る」の精神は海を渡り
「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。」といったケネディのあの名演説に繋がったのかもしれません
  

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これも参道にあった上杉影勝(左側)と愛の兜を持つ直江続継(右側)の「天地人像」
ちなみにNHKの大河ドラマ「天地人」として2009年に放送されたのですが
アメリカ大統領にまで尊敬され、もとろん地元米沢の方々からも人望の厚い人物ってことで地元米沢の方はそんな上杉鷹山を再度、NHKの大河ドラマにしようと地道に活動しているようです


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最後に国宝「洛中洛外図屏風」や上杉氏ゆかりの品々を展示する「上杉博物館」に立ち寄り
上杉家の歴史について学んで、米沢をあとにしました
 

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仙台空港へ帰る直前でしたが
山形市宮町にある「おさけマルシェとうかい」に立ち寄ります
というのも今回色々と世話を焼いていただいた
元パソコン通信仲間(FCAMP)のSOTOさんととうかいのよりこさんにお礼のためでした
 

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さてそのおさけマルシェとうかい
造りから言ってわかる通りに元はコンビニだったそう
けれど興味の持てない商品は扱いたくないと言った思いで、もともとやっていた酒屋に転向
自身の気に入った商品(特にお酒)を中心に商いを行うと言った
お酒好きにはたまらないお店となっていました
  

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それが証拠に棚や冷蔵庫に並ぶ日本酒やワインなどには全て商品説明入りPOPが掲げられ
自身の言葉で味わいの感想や説明、スペックなどが一目でわかるようになっていました
 

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しかもい酒屋さんでありながらなぜかスイーツまで販売されています
そんな菓子売り場の上には
大正の世に衝撃を与えた広告ポスター「赤玉ポートワイン」寿屋洋酒店(現・サントリー)が掲げられていて
ワイングラス片手に来店客に誘うような瞳で微笑みかけていました
 

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おさけマルシェとうかいでは試飲もやっていて
今回試飲させていただいたのは(私は相変わらず飲めませんが)
もちろん山形の地酒
『純米吟醸 杉勇 出羽燦々 しぼりたて生原酒』遊佐町:杉勇蕨岡酒造場
『SPRING SUNSHINE80』地元山形市の秀鳳酒造場
これは低グルテリン米「春陽」を醸した白ワインにも似た風味の日本酒で我が家の奥さんも気にったようです
そして自動抑草ロボット「アイガモロボ」を活用して栽培した農薬不使用米を原料として醸した『東光AIGAMO』
これは先ほど訪問した米沢市の小嶋総本店の発売間もない商品
 

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ということで
『東光AIGAMO』は無論
気に入った『SPRING SUNSHINE80』や
酒蔵見学はしたのだけど飲む機会のなかった
『吾有事 純米吟醸 活性にごり生酒』を購入
帰ったあと飲むのが楽しみです
特に東光AIGAMOは赴任先の滝川名産のアイガモを肴にやってみたいものです
 
 
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とうかいでは話が盛り上がり時間を忘れるところでしたが、帰りの便も迫っていることから
後ろ足を牽かれる思いで店を後にします
山形市から仙台空港は思いのほか近くなんとか搭乗時間には間に合い
JALサクララウンジで休むことも出来ました
 

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仙台空港のJALサクララウンジは全部で30席ほどと思いのほか狭いのですが
仙台駅には新幹線がとまるので、空路はあまり人気がなく便が少ないのが理由でしょう


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サクララウンジには付きものとも思える、樽生ビールサーバーがありませんし
ソフトドリンクのベンダーマシーンも置かれてはいません
かろうじてエスポレッソマシンは有りましたが
 

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替わってあるのが冷蔵庫の缶飲料
缶ビールとして
「サッポロ黒ラベル」
「パーフェクト・サントリー・ビール」
「アサヒ スーパードライ」
「キリン 一番搾り」と言った具合
その他、缶コーヒーや缶コーラ、缶のお茶が冷やされておりました
 

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てなわけでおかきとクッキーをつまみに缶ビールで今回の旅の無事に乾杯
それと旅を魅力的なものにしてくれた、SOTOさんととうかいのよりこさん
仙台での飲食店を紹介いただいたTさんにも感謝
おかげで良い旅となりました
 

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例年ゴールデンウイークは、日高のキャンプ場で山菜採りをしつつキャンプしていたのですが
とある理由で現在はキャンプから遠ざかっております
もっともその頃とは違い、今は滝川に単身赴任
山菜採りには不自由しない場所におります
そんな山菜採りですが、春の訪れとともに楽しめるのが行者ニンニク
あの起業家の堀江貴文氏も毎年恒例のニセコで行者ニンニク採りをする、そんなWeb記事を目にしたりもしました
過去には北海道に行った時に道の駅で手に入れたり、豊洲市場からわざわざ仕入れることもあったそうです
そんな貴重な食材が赴任するマンションから、車で十数分しかも車から降りてすぐ採れたりもします
 

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ただこの行者ニンニク採りの注意点と言えば
行者ニンニクが生えるのが、崖や斜面に自生する場合が多く危険が伴いますし
ちょうどクマが冬眠明けする時期と重なることから注意が必要です
 

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てなわけで山の恵みを少しばかり分けていただきました
 

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そんな夜はお約束の行者ニンニク餃子と余った餃子の具をぶち込んだ行者ニンニク麻婆豆腐と言った単身赴任飯
 

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合わせるお酒はキャセイパシフィック航空か開発した、空の上で愉しむクラフトビール「ベッツィ」
まさに空飛ぶビールですね
香港土産なんですが、こいつでGW何処にも旅立てなかった自分に乾杯

 
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そうそうこんな行者ニンニク焼売なるものもティファールで蒸したりもしました
 

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ついでにモッツァレラチーズがあったので、チーチクにして磯辺揚げ
ドン・キホーテのスモーキーハイボールと合わせてます
これ安いし札幌の自宅から歩いて5分のドン・キホーテで売っていて結構お気に入りだったりします


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ところで仕事の関係で砂川ハイウェイオアシス館を訪ねたら
そらいちマーケットに行者ニンニクが並んでいました
しかも採りに行くより安いんじゃないかと思える価格です
たまたま出品している方が、知り合いということで聞いたところ天然ものの行者ニンニクなんだとか
そういやこの辺りでは栽培するより気楽に取れるんで、栽培物の方が少数なのかもしれません
そんなワゴンには早くも山独活(ウド)が並んでいました
季節の巡りはやはりはやく、もたもたしていたら山菜の季節は過ぎ去っているかも
折角、山菜採りのフィールドが近い滝川に住んでいますのでちょっとちょこ山に散策に伺おうと思っています


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仕事を頂いている浦臼町役場イチオシの「ジビエdeそらち」浦臼工場産 天然エゾシカ ジンギスカン
昨今森林や農作物への被害が問題となっているエゾシカ
それを逆手にとりエゾシカ肉を新たな特産品として利活用した商品で
農林水産省国産ジビエ認証を取得した工場で駆除捕獲後2時間以内の搬入した個体のみを加工
臭みもなく新鮮で美味しい安全で安心なエゾシカ肉を生産しているそうです
そんな勧めもあり2パック購入、この時期が旬の行者ニンニクとともに自宅で試してみました
 

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タレには山形土産の「あけがらし」
山形県にある老舗醤油屋「山一醤油」が作った一子相伝の秘伝発酵食品
無添加の調味料で原材料は「米こうじ、からし、生絞り醤油、唐辛子、麻の実、三温糖」のみ
余計なものは入っていないシンプルな調味料で、ご飯のお供はもちろん、ステーキや豆腐料理の薬味として活躍するんだそうで、今回試してみましたがジビエと旬の山菜に負けない素晴らしい調味料
合わせるのはにいがた酒の陣で購入した、高の井酒造の蔵人の盗み酒 搾りたて無濾過吟醸生酒
 

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さっと採ってきた行者ニンニクと合わせ、役場の方から伝授頂いたレシピ通り野菜と共に蒸し焼きにして頂きました
美味しかったごちそうさま
また購入しますが、その時はエゾシカソーセージも一緒に買う事とします
 

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4月中旬の早朝、というかまだ夜明け前
赴任先のマンションから真っ暗な道を走り宮島沼水鳥・湿地センターにやってきました
 

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そんな宮島沼は、マガンやハクチョウなどの渡り鳥が飛来する地として有名で
特にマガンについては国内最大の寄留地として知られ、春のピーク時には東アジア生息個体の約半数の6万羽がここで羽を休めるそうです
 

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彼ら渡り鳥の目的は宮島沼周辺の田んぼの落穂などをエサとして採取するため
 

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ねぐらとする宮島沼は石狩川の三日月湖
面積は約30ヘクタールけれど水深は最深部でも2.4m、平均では86cmしかありません
 

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けれど渡り鳥が、キツネやヘビなどの捕食者を避けるためには充分なんでしょう
いわば渡り鳥のねぐら戦略のために利用しており
夜明け前は岸から遠い沼の中心部に集まっていますが
 

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ねぐら立ちが近づくとやがてその集団は大きく
両端にいるマガンは岸に近いところまでやってきます
まるで飛び立つための助走路を確保しているかのよう
 

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そしていよいよそんなマガンのねぐら立ち
マガンの大群が宮島沼から一斉に飛び立つ感動の瞬間に巡り合う事が出来ました
朝早く来てよかった
ちなみにこの日のマガンねぐら入り数は47,645羽だったんだとか
  


 

これは感動ものとばかりに
3日後に再度、宮島沼を訪れました
運が良かったようでこの日は沼全体に敷かれた絨毯が一気に引き剥がされるかのごとくマガンが飛び立っていき
その光景は正に圧巻でした
ちなみにこの日のマガンねぐら入り数は42,220羽だったそうです



 

朝日に向かって一斉に飛び立つマガンたち
なんだかエールを送りたい気持ちになります
 

昨年12月に参加した「醸造所見学と季節のビール【ドンケルボック】を味わう集い」がとても楽しかったこともあり
また小樽ビール銭函醸造所にやってきました
もっとも年度替わりと言う事もあり、休めない日々が続いてましたが
この日は久しぶりに休みを取って、季節のビール醸造所見学会「ヘレス&純粋令お祝い」という名の懇親会に出席し、たらふく小樽ビールを味わってきました
 

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まずは銭函醸造所の醸造所見学から
 

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醸造所にはドイツビール純粋令が掲げられていますが
これは「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」といったことが書かれているとのことで
1516年4月23日にバイエルン公ヴィルヘルム4世が制定した法です
500年以上にわたり変わらず遵守されている、なんだかドイツ人気質が伝わる話です
ちなみに今回伺ったのは4月26日ってことで、そんな法律を祝う会でもありました


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貯蔵タンク室は0℃に管理されており、低温でビールの一次発酵、二次発酵が行われております
あちらこちらでボコボコ・プシューなんて音が聞こえてきますが、ビールの発酵途中で発生する炭酸ガスが湧いている音でした
 

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そんなタンクから、解説役のSさんが
何か取り出しているようでした
 

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それが発酵が終わったばかりの若ビール
雑味が散見されますが、これはこれでまた味わいですね
若ビールはこのあと、低温環境でじっくりと時間をかけて熟成させ小樽ビールとなって出荷されます
 

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サーマルタンクもありましたが
これはさらに温度管理が難しい特別なビールでも造っているのでしょうか?
 

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酵母室も見せていただきました
ちなみんここ小樽ビールではビールに使う酵母は自社で培養しているそうで
他社にも販売までしているんだとか
 

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さて今回の小樽ビール、季節のビール醸造所見学会「ヘレス&純粋令お祝い」ってことで
主役はこの「ヘレスビール」
主にドイツのバイエルン州など南部で飲まれていて、写真の通り明るい金色をしておりまるで日本で良く飲まれるピルスナービールのよう
特徴はホップの苦味が抑えられていて、モルトの甘みが際立つような味わいのビールです
 

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醸造所見学のあとは醸造所内2階にあるレストランでお楽しみの
そんな小樽ビールの春の限定銘柄へレスを楽しむ会


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乾杯酒は無論ヘレス
 

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小樽ビール レギュラー(定番)ビールが20杯限定で飲み放題
メニューには
・ピルスナー
・ドンケル
・ヴァイス
・ラードラァ レモネード割
・ノンアルコールのピルスナータイプとブラックタイプ
というもの
  

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そんなビールのつまみは
ソーセージとたっぷりのザワークラフト・プレッツェル・サラダといったところ
 

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それにメインは熱々のローストチキン
ミュンヘンでビールを楽しんだ際もそうでしたが、ビールのつまみと言えばもはや付きもののような料理ですね
 

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特に普段できないであろうヴァイスのマスジョッキを愉しむなど至福の時を過ごしてきました


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今年3月に香港国際空港、キャセイパシフィック航空のラウンジ「ザ・ウイング」のザ・ロングバーで注文した
「モヒート・カクテル」
バーテンダーさんの手によるカクテルは丁寧にミントをペストルですりこぎ
ミントの香りが華やかなモヒートを作ってくれました
味は極上、口をつけるとライムとミントによるさわやかな味わいのカクテルでした
 

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そんなモヒートをを自宅でも愉しもうと画策
ちなみにモヒートに使用する材料はミント、ライム、砂糖、炭酸水、ラム酒の5つ
特にミントはやはりモヒート・ミントと呼ばれる「イエルバブエナ」でしょう
というわけで昨年の春、イエルバブエナを求めて園芸店やホームセンターを探してみたのですが
置いていないか売り切れているかのどちらか
それにやはりこのイエルバブエナが一番人気のようで、アップルミントやペパーミントはまだ残っていましたが、イエルハブエナだけが欠品しておりました
まぁ同じ考えの方は多いでしょうからね
というわけで今春は昨年売り切れていたホームセンターに苗が並ぶ瞬間を狙って再訪、ようやく購入することが出来たというわけです
そんな一年越しの苗ですが、さっそく狭いながらも我が家の庭に植えてみました
3週間ほどして確認してみたところ下の写真の通りあっという間に育っております
購入したのはその下の写真の苗くらいの大きさだった事からその成長速度が判るかと思います
もっともミントは育てやすく、初心者でも家庭で簡単に栽培できると言いますから当然かもしれません
成長が旺盛で、少ない手入れでもしっかりと育つとの事なので
もうしばらくしたら剪定を兼ね、さっそくモヒートを作ってみたいと考えています
 

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そんな苦労して手に入れたモヒートミントですが
仕事でお邪魔する砂川ハイウェイオアシス館のそらいちマーケットにミントを見かけ、香りをかぐとまさにそれ
たまたま品物を卸しているK農園のかたと話す機会が有り、聞いて見たらやはりモヒート用のミントなんだとか
なにやらお酒が大好きというK農園さんの話を聞いて、そうだ赴任先の滝川のマンションでも育ててみようと
3株を購入、プランターでベランダ栽培し、赴任先の滝川でもモヒートを愉しもうと思います
そのまえにカクテルグッズもそろえなければなりませんね
にしてもそらいちマーケット、天然物の山菜も並んでいますし魅惑的な店舗です
 

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さて、旅に出ます(と言っても昨年2024年暮れの話ですが)
向かう先は微笑みの国と呼ばれるタイ
ただ今回は首都バンコクにはあえて寄らず
古都チェンマイと言った観光地や
 

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ビーチリゾートパタヤでは癒しを求めラン島に渡ったり
 

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恐々しつつもトラと触れ合ったりしてきました
 

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さてそんなタイを目指す方法ですが
いつものようにJALやANAを使い羽田空港や成田空港経由で向かうのではなく
今回はタイ航空を利用し直行便でタイのスワンプーム国際空港に向かうといったもの
 

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という事でやってきた新千歳空港国際線ターミナル
スタアラゴールド(ANAで取得)のステータスを利用しロイヤルシルクレーンを使って素早くチェックイン
 

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出国を済ませ制限区画に入りましたが、朝一の便に搭乗とあって
ターミナルロビー内に乗客の姿はほとんど有りませんでした
 

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さっそく新千歳空港国際線ターミナル、ロイヤルラウンジに入室
 

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ロイヤルラウンジは開店直後といった感じで他の客の姿はほとんど有りませんでした
 

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てなわけでビュッフェも手付かず状態
 

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といいつつまずはアルコールチェックから
 

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日本酒は日本最北の酒蔵國稀酒造の純米吟醸国稀(北海道産吟風使用)
朝からやってますが、今回の旅も呑んだくれの旅になりそう
 

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ウイスキーは無論、ニッカウヰスキーのスーパーニッカ
これは1961年にリタ夫人が亡くなられた翌年にリリースされたもので
創業者である竹鶴政孝氏が、リタ夫人を想い造ったウイスキー
「ロタの涙」とも言われるウイスキーで、今回ソフトドリンクのベンダーマシーンで炭酸を注ぎ
ハイボールにしていただきました
 

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ワインは北海道らしく
十勝トカップ(赤・白)
北海道ワインがツヴァイゲルトレーベ(赤)・ケルナー(白)の4種
 

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ビールは残念ながらサッポロクラシックのサーバーが1種類だけ
海外ではタップから注がれる樽生ビールが飲めるのは稀なんで
ここで飲み溜めしておくことに
 

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てなわけで提供されたばかりの手付かずの料理に踏み入んでいきます
内容的には
「若鳥の唐揚げ」
「粗挽き肉団子」
「ポテトフライ」
「オムレツ」
「ウンナーソーセージ」
  

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他には「塩ゆでえだまめ」
ちなみに枝豆と言うと、最近ニセコスキー場の2,700円という価格設定のえだまめが話題になっていましたが
実はアレは特別な栽培方法で育てられた高級品
新鮮さと品質の高さがこの価格を正当化されているのだとか
もっともこのラウンジにあるのはふつうのえだまめでしたが
他には「ブロッコリーと豆のサラダ」
「フルーツミックス」と、いかにも酒の肴といったところ
 

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デザートにはクレープケーキが並びます
 

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登場後すぐに機内食が提供されるでしょうから、ビールのつまみくらいにしておきますが
北海道らしいメニューとして味噌ラーメンとスープカレーがあったことから
これまた北海道名物のカレーラーメンにしていただくことに
ちなみに今回はタイのカレーラーメンたるカオソーイを存分に楽しんできた旅でもありました
 

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新千歳空港国際線ターミナルでの搭乗ですが
今回利用したタイエアーは初搭乗でした
もっともスターアライアンスグループなので、スタアラゴールドの会員資格を有効に使い、グループ1にて優先搭乗
真っ先に搭乗いたします


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搭乗したタイ航空TG671便、日本人の搭乗率は1割強くらい、かわりに現地タイの方らしき方々が多いこともあり
機内持ち込み荷物が滅多やたらと多く、搭乗にかなりの時間を要していました
そんなわけで優先搭乗で混雑する前に一番乗りしてサッサと席に座れる、こうしたステータスに対するサービスは結構有効だったりします
  

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席に着いたらまずは機内エンターテイメントで観たいものを物色
そうです機材が動き出したらアナウンスで度々映像がストップしてしまうため、それまでに準備しておかないとかなりのストレスとなったりするんです
今回はまず『日本で最も美しい大地 美瑛 写真家 菊地晴夫の世界』なんてドキュメント番組を見ましたが、なるほどこんな番組をタイの方々は見たうえで北海道にやってくるのかと感心然り


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シトベルト着用のサインが消えたら、キャビンアテンダントさんが飲み物をオーダー
日本からの便と言う事もありアサヒビールを勧めてきましたがここはやはりシンハービールで
 

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やがてお楽しみの機内食、ちなみにタイ航空の機内食は美味しいんです
朝食兼昼食としての提供ですが、選択肢はいつものようにチキン&フィッシュの2種
今回私はチキンをチョイス、そのため実はラウンジでの食事は遠慮していました
デザートは北海道苫小牧の銘菓「よいとまけ」
ハスカップ味のロールカステラで食べずらいのが特徴のお菓子です
 

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我が家の奥さんはタイ風チャーハンと魚のフライ
 

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夕方には「ストロンボリ」という名のスティック状の熱々のピザらしきものが出てきました
このストロンボリはピザ生地にチキンと卵黄とたっぷりのチーズをのせてロール状に焼き上げたものでシンハービールとの相性は抜群
あまりに美味しかったこともあり、しかもピザ生地があれば簡単に作れそうなので作る気、満々となりました
 

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そんな機内食と映画を楽しんだB787による8時間の快適なフライトで無事スワンナプーム国際空港に到着
 

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その後、スワンナプーム国際空港からパタヤへはバスで移動しますが
まずは予約したチケットを受け取りに空港1階の8番ゲート付近にあるチケット売り場に行かねばなりませんでした
ちなみに荷物を受け取り制限区画を出たフロアが1階と勘違いし、その8番ゲート付近を随分探しましたが見当たりません
インフォメーションで尋ねようやくここが2階と判明、その後ようやくたどりついた次第です


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無事予約していたチケットを受け取り思いのほか大きかったバスに乗車
空港からはまた3時間ほどバスに揺られ、世界一下品なビーチと悪妙高いパタヤを目指します
 

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バスは横2&1のシート配置で広々
足元も広く快適なバスの旅となりました
 

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ノースパタヤで大型バスから降りてミニバンに乗り換え
そうバス代にはホテルまで送迎するミニバン代も含まれているんです
予約時に指定してあったホテルの前で停車
すぐにパタヤビーチ近くの「サンディ・スプリング・ホテル」にチェックインできると言った行き届いたサービスでした
 

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今回のタイの旅はまずはパタヤからですが、世界屈指のビーチリゾートに来たこともあり
宿は小さいながらも屋外プールのあるホテルといたしました
 

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てなわけでコスパと合わせ選んだのが、パタヤ ビーチ ロードから歩いて100mくらいのところにある好立地のホテル
「サンディ・スプリング・ホテル パッタヤー」
 

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シックな感じのロビーラウンジ
バーが併設しているようですが、滞在中は客の姿を見ることは有りませんでした
 

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宿泊する部屋はバルコニー付きダブルベッドルーム
 

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ホテルらしからぬシャープ製の冷蔵庫が置かれており
コンビニで購入したビールを冷やすのに好都合でした
が、これははじめからわかっていたので今回日本から炭酸水を大量に持ち込んでおります
 

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ただ毎日、カウンターにミネラルオウォーターが置かれ
こんなに持ってくるまでも無かったようでした
他には湯沸かしポットやコーヒーカップ、グラスにスティックコーヒーも配置されています
 

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そんな湯沸かしポットで毎朝、コーヒーを淹れ
コンビニで購入したサンドイッチなどをいただきますが
かすかに海の見えるベランダで食べるのが、南国を感じさせ


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このベランダが気に入り
夜も近くのフードコートで購入した総菜や弁当を
瓶ビールとともにベランダで楽しみました
  

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部屋からは屋外プールも見て取れますが、3階のプールに隣接する部屋からは
ホテルの自室から直接プールサイドに出られる部屋があったので
もしまたこのサンディ・スプリングに泊まる機会があればそんな部屋にしたいものです
  

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パタヤのメインストリートになるビーチロード
ヤシの木の葉が海風に揺られる光景はまさに南国ビーチリゾート
開放感が半端有りません
そんなビーチロードは行きかうバイクや車で溢れていました


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向かった先は老舗ビアバー『ホップブリューハウス』
店はいつも大賑わいで、ほぼ満席でしたがキャパが大きいためか割と待たずに入店できました
 

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外観からは想像出来ないくらいに広い店内
なるほどすぐに入れたわけですね
 

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店に入るとそこには巨大なビールタンクが鎮座しています
そうここはビール醸造所を兼ねたレストラン
自家製のクラフトビールの生ビールが楽しめるとあって、客層はかなり国際的
世界各国の観光客に人気のようで、天井には世界各国の国旗が掲げられていました
 

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伺ったのが土曜日の夜とあって生バンドの演奏もやっていました
(コロナ禍にあっては休止していたようですが)
 

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オープンカウンターにはビールのタップと
引き下げられてきた空きグラスがずらり
いったい全体、どのくらい毎日飲まれているのでしょうと言った感じです
 

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メニューを見るとビールのサイズは300ℓ・500ℓ・1,000ℓ・3,000ℓの4種類
私はウィット(ヴァイツェン)の1,000ℓ(マスジョッキ)とします
 

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生ハムやチーズが入ったクーラーショーケースがあり、それを見ながらオーダーが出来るようです


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オープンキッチンにはピザを焼く窯があり
本格的な味わいのピザが楽しめそう


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ということでオーダーした窯焼きの手作りピッッツァ
モチモチ生地のピザでしたが、トッピングした生ハムと合わせ美味しい
しかも思いのほか大きなピザでびっくり
  

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そしてここホップブリューハウスの名物がこの3ℓのグラスに注がれた、ウィット(ヴァイツェン)
さすがに2人で3ℓはきついので頼みませんでしたが
どうやって飲むのか興味津々で隣のテーブルを眺めていましたが
なるほど柄杓のようなものでグラスから掬い、自分のグラスに移して飲むようでした
チャンスがあればオーダーしたい、ウィット(ヴァイツェン)好きにはたまらないメニューです
 

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パタヤ2日目、朝早くにホテルからビーチロードとウォーキングストリートを歩きバリハイ桟橋にやってきました
 

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そうこの日はフェリーに乗ってラン島に渡ろうとやって来たのですが
バリハイ桟橋からラン島へはフェリー(所要時間40分)とスピードボート(所要時間20分)といった2種類の手段が有ります
ただ乗船料金がフェリーだと1人30バーツに対しスピードボードは1人400バーツと料金が高い上に
揺れが激しいと言われていることから、船酔いしやすい体質の私としてはここはフェリー一択となりました
 

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乗船の際に係員に直接支払い
備え付けの救命胴衣を着用し出航を待ちます
救命胴衣を着用していない人もいますが、こまったことにこのフェリーたまに沈没するんですよね


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そうそう桟橋ではこんなウオータースライダー付き船も見かけました
 

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パタヤからラン島へのアクセス所要時間は、フェリーで片道40分程度
パタヤの街並みがやがて小さくなってきましたが
そんなパタヤって思いのほか高層ビルの建つ街だったんですね
 

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逆に近くになり大きく見えてきたラン島
長さ約4.5kmm、幅2km程度の小さな離島で
島内の人口は数百人程度なんだそうです
これだと訪れる観光客の数の方が多いかもしれません
 

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30分少々でラン島に到着
朝早い便でしたが、かなりの乗客が乗っていました
というよりは満席になったから出港したというのが正しかったようです
 

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バリハイ桟橋からラン島へはナーバーン埠頭行きとタワエン埠頭行きの2種類がありますが
当然帰りも同様です
時刻表の写真を撮っていきますが、かえりも満席になったら出てしまうのであまり意味がないかもしれません
まぁ早め早めの行動が求められますね
 

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到着したのはタワエン埠頭
 

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タワエン埠頭ではレンタルバイクを借りて、2人乗りで島内観光に出かけます
バイクのレンタルは380バーツでした
にしても、ノーヘルはやはり怖い、安全運転に徹します
と言いつつ、小道迷子氏の傑作四コママンガの主人公の月子のように
「風します?」
 

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早速やって来たタワエンビーチ近くの山頂にある展望台
海が見渡せる フォトジェニックなスポット
ここからラン島を巡る波乱万丈な旅が始まりました


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ラン島でスクーターを走らせ、小路に迷い込んだ時に良さげなカフェを発見
 

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そんな海を望むカフェで、ちょっと遅めの朝食
そう私は人一倍船酔いしやすいたちなんで、船に乗る前に食事が出来ないんです
 

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伺ったのが「カマリ カフェ&リゾート・コラン(ラン島)」
カマリを名乗っていることからギリシャのサントリーニ島のカマリ・ビーチをイメージしているのでしょう
床には砂が弾き詰められ、まるでビーチに座っているかのようにリラックスしてくつろげるカフェです
 

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屋上にはバーも併設
ホテルを兼ねていることから、ここに宿泊し
夜に海を眺めつつビールなんてのも良さそうです
1室2名朝食付でも1万5~6千円で泊まれるようですし、パタヤを再訪した際は泊まってみたいホテルとなりました


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ヤシの木が風に揺られ、日傘のあるビーチスタイルの席もあるのですが
やはり暑いので屋内に逃げ込みます
夕方ならよかったのかもしれません
 

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カマリ カフェ&リゾート・コランの一番の特徴が
食事をしている脇にめっちゃ普通にブタがいる事
 

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客が食事をしている脇に寝そべったりもして
スタッフに追い出される、なんてシーンも見ることとなりました
 

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さて当日オーダーしたのは飲み物はアルコールがダメなので
アイスタイティ、アイスカフェラテをいただきましたがかなりの本格派
 

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そのうえ食事はというと、シーフードフライドライスを頼んだのですが
パタヤのエビは大きくて、味も絶品でした
 

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そしてタイと言えばトムヤムクン
このトムヤムクンメチャクチャ辛くて美味しく
雰囲気と合わせ『アローイ』な朝食となりました
 

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カマリ・カフェでお腹を満たしたら、またスクーターを走らせ
ジャングルと山々に囲まれた「ター・ヤイ・ビーチ」を訪れたり
  

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続いて島を縦断し、ラン島の南の端にある
ヌアルビーチ(モンキービーチ)へ行き
透明度の高い砂浜で極上の時間を過ごすなどったりなどスクーターは大活躍
便利なことこの上ないことから、さらにラン島で一番高い展望台「The Windmill Viewpoint」に行こうとしたのですが
これが悪夢のはじまりでした
  

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そうです、またまたやってしまいました
海外では多少のトラブルを我が家では「猫ブル」と言って
それも含めて旅の楽しみの一つと思っていますが、今回は本物のトラブル
人生初、海外で救急車に搬送されてしまいました


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救急車のお世話になったわけはラン島でバイクを走らせていたところ、急坂のコーナーで止まりかけた際に立ちゴケ
そのくらいなら良かったのですが、タンデムと言うこともあり片足で支えきれず立ちごけ
しかもそのまま道路脇の用水路(水は有りません)へ吸い込まれてしまいました
バイクは結構な重症でカウルやミラーなどもろもろを破損
流石にこれは海外旅行傷害保険は効かないでしょう
粘り強く交渉した上で支払いを済ませましたが、年末年始の稼ぎ期に大変申し訳ありませんでした
(レンタルバイク店のオーナーらしき女性が包帯姿の私どもを見て驚いたようで帰りにお見舞いまでいただきました)
 

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たまたま後ろを走っていた、おそらくタイの高校生のグループが救急車と搬送車を頼んでくれた上、搬送されるまで立ち会ってくれました
さすがは微笑みの国タイ『コップンカー』な出来事でした
用水路に落ちたバイクも引き上げてもらいました
そんなタイの人々の優しさにも触れた出来事でした
怪我は大したこと有りませんが、破傷風がこちらでは流行っているとの事で予防接種と抗生物質などを処方され
その後、毎日投薬する日々となりました
 

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バイクは普段乗っているからと、ちょっと無理したのが災いした事件でした
というか怪我が思いのほか軽く、このあとも旅を続けることが出来たのが不幸中の幸いでした
もっとも海外では、日本にいるときの数倍は安全には徹しなければならぬことが身に染みた事件でした
 

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パタヤ2日目の晩飯を食べようとパタヤの繁華街、ソイ・ブッカオにやってきました
ここは安いマッサージ店やローカル感を味わえる食堂や屋台は無論
ビアバーやゴーゴーバーなどのナイトスポットなど、結構ごっちゃ混ぜな印象の街並みの歓楽街です
 

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目的はそんなソイ・ブッカオにある「ツリータウン」での食事
もう一つ有名な歓楽街であるウォーキングストリートが中国団体ツアー客が多いのに対して
いかにも個人旅行の西洋人がやってくるようなちょっと洒落た感のあるマーケットです
(もっともここパタヤの特徴である、いかにも西洋人男性と現地の女性といったカップルが目立ちましたが)
 

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ツリータウンはナイトマーケットという名の屋台村なんですが
そんな屋台村エリアにはタイ料理をはじめステーキ、ケバブ、カフェ、ビアバーがあり
今回は「AroyMakMak」という名の屋台に決め席を確保しました
 

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決めた理由は海鮮
店先には新鮮そうな海の幸が並べられていたから
  

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まずはラン島で事故がありバイクは大破しましたが、怪我は思いのほか大したことがなくこれからも旅が続けられる事に対して
タイの庶民派ビール「チャーンビール」と「Leoビール」で乾杯
氷入りビールグラスもいかにもタイですし大瓶で提供されるのも嬉しい
 

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合わせるのはイカのチリバジル
パタヤ近海では、ラン島周辺海域で、アオリイカ、剣先イカ、ヤリイカやコウイカが獲れるなどのイカ漁の盛んなところ
イカ釣りができる釣り場兼海上レストランが観光客に人気だったりもします
もちろんそんなイカは分厚くコリコリしていて美味しかった
 

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もう一つ頼んだのがエビの甘醤油炒め
醤油はヌクマム(魚醤)かと思われますが、いい味出してます
パタヤはやはり海鮮がお勧めです
 

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アジアの生態系の頂点に立つ大型肉食獣「トラ」
ただそうはいっても絶滅の危機にある生き物で、ここタイで野生のトラは200頭程度しかいないのだとか
それでも昨今、密猟の防止などの保護活動の成果として個体数はわずかながら回復しているとの事


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そんなトラに触れ合えると評判の施設がパタヤにも存在すると聞いて伺うことに
施設の名は「タイガーパーク」
2017年にパタヤの新しい観光スポットとしてオープンしたそうです
ちなみにタイガーパークのトラ達は、トレーナーと一緒に生まれ育ってきたため
人を攻撃する事もなく安全管理もしっかりされているとのこと
そんなトラが多数生息している施設ですから、街中にあるわけもなく
パタヤ中心部からやや離れた場所にありますが配車アプリ「Grab(グラブ)」を使い朝一でやってきました


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午前中に行くと比較的空いているとのことなので
前日に予約の上、開店少し前に伺い開場とともに入館いたしました
 

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まずはスタッフから注意事項を聞かされますが
なんと日本語表記の注意事項をまとめたものがありました
どうやらかなりの日本人がここを訪れているようです
してはいけないこととして大きなトラに対しては、トラの頭・顔そして前足の近くに立ったり、触ったりしてはいけない
パーク内で大きなおとを出したり急に動いたりしてはいけない
そしてカメラのフラッシュはオフにするよう書かれています
 

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朝一で訪れたこともあり
イの一番でトラと対面
ただこの時思ったのが、前日にバイクで怪我をしていているため
変にトラの嗅覚を覚醒されたら大変とこの時はびくびくしていました
  

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触れ合ったのはビッグタイガー(生後19~36ヶ月)
そんな大きなトラに対して我が家の奥さんは、トラに尻尾まで余裕で触らせていただいてます


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いや~大丈夫とは聞いていましたが、やはり後で動画を観たら表情がこわばっていますね



 

ちなみにここでの一番人気は生後2~3ケ月の赤ちゃんトラ
もふもふしていて、まるでぬいぐるみのような赤ちゃんトラが子供に大人気でした
 

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今日は配車アプリGrab(グラブ)を使っての旅
ちなみにそのGrabは東南アジア8ヶ国(マレーシア・シンガポール・タイ・インドネシア・ベトナム・フォリッピン・ミャンマー・カンボジア)でNo.1の配車アプリで
タクシーは無論、一般ドライバーの車、いわゆる白タクも呼べるアプリです
そんなGrabを使ってタイガーパークから昼飯を食べるためジョムティエンまでやってきました
 

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目的は海鮮で有名なプリーチャー・シーフード
店先には様々な魚介類が入った生け簀が多数あり
まず目を引いたのがこの立派な伊勢海老
ただプライスは4,000バーツ(日本円で17,500円くらいと)結構なお値段で手が出ませんでした
 

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巨大なシャコもありました
そういや今から10年以上前にペナン島タイ式中華の海鮮レストラン「山城中泰河鮮」でこんな巨大なシャコをいただきました
 

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このタイのワタリガニも美味しそう
 

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伊勢海老よりも美味しいと言われるウチワエビ(たぶんモドキ)
日本では希少なエビですがここの生け簀にはごろごろいました
 

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オープンエアと言った名の、左右の壁を取っ払った倉庫のようなレストランで
高級感とは無縁な椅子がビーチリゾート感を醸し出しています
 

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特に海側の席は眺めがよく、開店直後だったようでわりと空いていたこともあり特等席へ
よく見ると砂浜に用意されたテーブル席もあるようですが
日差しが強いので遠慮しておきます
ちなみに午前中だからこんなに空いていたようで、午後、特に夕方からは客待ちするほど埋まるんだそうです
 

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そんな日差しの強い暑い日でしたので
まずは冷蔵庫のビールに眼が行ってしまいます
 

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てなわけでチャーンビールでタイの休日楽しむことに
ちなみにグラスに氷を入れるのはここタイではデフォルトです
 

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そんなビールに合わせようと、まず頼んだのは
ハマグリのナンプリークパオ
昨晩Youtubeで事前調査、これは頼もうと最初から決めていましたが
ハマグリも大きくて実がぷりぷりしいい味出していました
 

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エビのレッドカリー炒め
「チューチークン」
このソースが癖になるほど美味しく
ご飯にかけて頂くことに
 

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スズキのスィートチリソースも美味しく
 

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もちろん完食
ちなみにここタイは食料自給率が100%を優に超える国
そんなこともあり食べ物を残すことに抵抗がないとも言われているそうです
そんなタイで魚食い民族、日本人の本領発揮してきました
 

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最近の海外旅行アイテムでのお気に入り
「ファイヤースティクTV」
持ち運びしやすいのも魅力ですし、海外のホテルのテレビには大抵HDMI端子やWi-Fiサービスがあり
旅先のホテルで繋げて視聴しようと日本から持参いたしました
もっともここに来るまでの年末は慌ただしくて、旅の事前調査が進まずホテルでYoutubeなど旅情報を収集しようと思い持ってきたものですが
NHKプラスを見ていたら、今回のパタヤで宿泊するホテル近くで日本人が刃物で刺されて殺されるとか、タイ・バンコクのカオサン通り近くのザ・エンバーホテルで火災があり死傷者がでて、日本人も意識不明の重体(その後死亡との報道)とあまり良いニュースは有りません
なお、犠牲になった方々にここで哀悼の意をささげさせていただきます
 

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写真はパタヤのショッピングモール「セントラルフェスティバル」から撮影したものですが
そこにはパタヤビーチロードにて行われる、年越しカウントダウンの屋台の数々が写っています
ちなみにタイは外国人観光客誘致に大変熱心な国で
前年の2023-2024はなんと70万人がそんな年越しカウントダウンに押し寄せたそうです
 

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12月30日にはビーチ沿いの遊歩道には、すでに多くの屋台が出ています
えっまだ大晦日でないのに?
そんな細かい話しはここパタヤではどうでも良い話しで、年越しのお祭りは29日からなんと3日間にわたり行われます
海外での年越しカウントダウンがデフォルトな我が家が、この年狙っていたのがここパタヤビーチだったんです
もっともこれはパタヤ観光局の策略、私どももまんまと嵌められたのですが
ここパタヤだけででも、そんな3日間で39万万人もの観光客がパタヤに宿泊したのだそうです
 

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もっともパタヤビーチの数か所で行われるライブイベントも3日間行われていて
 

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連日こんなアーティストたちのコーサートが開かれています
 

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(MONO29プレスリリースニュースより)
 

さてそんな屋台にはパタヤが誇る海鮮の数々
もったいないことにテナガエビの手はハサミでバチンバチン切られています


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いかにもタイ料理といった「パッタイ」は山盛りで並べられています
 

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そしていかにもタイの食文化といったうずらの丸焼き「ノックグラター・ヤーン」の屋台もありました
 

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虫や幼虫などの食用昆虫屋台
これをみてマンガ「大使閣下の料理人」のタイ編で、イーサンに連れてこられた主人公が「タガメ」を食べるシーンを思い出しました
 

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そしてワニの頭がS・M・Lとサイズ別に並んでいますが
 

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どうやらここタイではワニ肉は豚肉よりも安くて美味しいと評判なんだとか
 

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そしてジャパニーズフードも健在
DREAMという名の日本風のタコ焼きの屋台
日本風と書いたのは、屋台を見ると具はタコばかりではなく
エビとかチーズ、ソーセージ、カニカマなど様々な具材があるようです


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そんなパタヤビーチロードの屋台を堪能した後、ホテルの部屋に帰り
ベランダでビールを飲んでいたら、ビーチあたりで花火が上がり始めました
まだ12月30日だよなと、日付を確認しましたが間違いありません
年越しカウントダウンは打ち上げ花火も3日間行われたのかもしれませんね
 

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電車のみならず街を走るバスなどの公共交通機関がほとんどないパタヤ
そんなパタヤにあって移動手段の一つとして重宝がわれるのが写真のトラック『ソンテウ』
 

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時刻表などは存在しませんが、同じルートを回っているそんなソンテウには
見かける都度呼び止めて荷台に乗り込み、目的地まで行って降りる移動手段で
1回の乗車につき、どこまで乗っても10バーツ(約50円)といったコスパの良さ
そして乗車時にドライバーに支払い乗り込み降りたいところで降りるといった容易さから
地元の方は無論、観光客にも人気の乗り物です


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そんなソンテウに乗り、やってきたのはパタヤの新名所「ターミナル21パタヤ」
2018年にオープンした空港のターミナルをイメージした大型ショッピングモールで
名物となる航空機が出迎えてくれました
 

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ショッピングモール中央にはパリのエッフェル塔が聳え立つなど
世界各都市の有名なランドマークが再現されていたりします
 

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この日は開店前から並んで、開店と共に4階サンフランシスコフロアにあるピア21へ
 

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そうここはフードコートで格安のタイ料理などが提供されていますが
様々な料理がコスパ良く提供されている事から
だだっ広いはずのフードコートは地元の人らしき方々が押し寄せ
開店とともにあっという間に満席となりました
 

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好きな料理のお店のカウンターで料理を注文
予めフードコート内で利用できるカードを購入し支払う方式
 

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頼んだのはタイ風焼きそば「海老入りパッタイ」
 

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「カオマンガイ」
 

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「グリーンカレー&オムレツ」
 

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そして日本では食べるのが難しい「パパイヤのソムタム」
2人で頼んだ合計は370バーツ(1,850円程)なるほど満席になるはずです
一緒にビールでもと思いましたが、残念ながらアルコールの提供は有りませんでした
もっとも地元の方々の中には缶ビールを持ち込んでいた方はいましたが
 

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ということで食後にビールを飲もうと同じフロアにある
ステーキ店「シズラー・パタヤ」へ
 

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喉が渇いていたので大瓶2本をオーダー
伺ったのが昼頃ということもありハッピーアワーで1本が100バーツ(日本円で470円くらい)の
チャーンビールで喉を潤します
 

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パタヤで街中を歩いているとスパゲティのように絡み合った電線をあちらこちらで見かけます
それに加え日本の丸い電柱とは違い、四角い電柱がタイの特色
写真のような四角い電柱や絡み合う電線をみると、あぁタイに来たんだと実感いたします
 

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そんな電線を眺めつつホテルから歩いてセカンドロード沿いにある
パタヤの夜を彩るパタヤナイトバザールに潜入
 

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そんなパタヤナイトバザールの別名が「コピー商品マーケット」
そんな悪評も聞かれるこのマーケット
ブランド物?の洋服、靴、バック、そして土産物屋なんかが中心ですが
マッサージ屋さんも多数ありました
もっともマッサージはこの後行くチェンマイで伺おうと思っていたのでここはパスすることに
 

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ホテルに帰る途中、見かけた豚を開いて丸焼きにしている光景を目にしました
それも一つや二つではありません
この日は大晦日だったんで、そんなハレの日の料理なのでしょう
ただ路上で焼いているだけなので、食べたいのは山々ですがどこで注文すればよいのかわかりません
残念ながら断念することに
 

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とはいえ晩飯を手に入れたいということで
サンディ・スプリング・ホテル近くのアベニューの中にあるフードコート「Eat Street MAJOR FOODS PLAZA」に立ち寄りますが
ここはパンデミック流行により一時閉鎖していましたが、2年ほど前に営業再開
思ったほどは活気がなかったように感じました
 

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ここでタイ料理の代表的なカレー「エビイカ入りチキン・グリーンカレー・フライドライス」と
これまたタイ料理の定番「ガパオライス」をテイクアウト
これらをホテルの部屋でチャーンビールとともにいただくことに


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部屋で食べたかった理由がパタヤビーチでやっている
パタヤカウントダウン2025の花火を
ホテルのベランダから眺めたかったからでした
ちょっと年末まで忙しかったので、パタヤビーチでの混雑をさけたというわけです
御覧の通り花火はホテルのベランダからしっかり望めました
 

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こんな感じで例年、海外で年末のカウントダウンを楽しむのですが
やはり日本人なら、年越しそばとお雑煮は欠かせないと
地元スーパーで購入した「緑のたぬき」で年を締めくくり
「おだしのきいた おもちすうぷ」と・・・
  

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もちろん「お屠蘇(日本酒)」は欠かせないと日本から持参した
私の地元北海道の帯広にある碧雲蔵及び函館五稜乃蔵で醸造した上川大雪「網走 木桶仕込み」と
佐渡に蔵を構える新進気鋭の酒蔵・天領盃酒造「ウロボロス」を持参し、で新年を祝うこととなりました
 

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さて年末年始のカウントダウンをパタヤで過ごした明朝
パタヤのホテルまで乗ってきた逆ルートでミニバスと大型バスを使いスワンナプーム国際空港へ向かいます


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ということでパタヤの喧騒から逃れるかのように、またスワンナプーム国際空港に戻って来ました
全面ガラス張りでガラスと半透明のテフロン膜を交互に組み合わせた、アーチ型のコンコース部分の屋根が特徴的な建築物で
この屋根を見るたびに、2008年に起きた反タクシン元首相派の市民団体がこのスワンナプーム国際空港を占拠し
9万人あまりの旅行客が足止めされた事件で
反タクシン派の黄シャツを着た人々が、この屋根に乗っていた映像が忘れられません


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世界有数の規模を持つこの空港
この日は元日とあって朝早くから大勢の旅客者で溢れかえっていました
 

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チェックインを済ませたらすぐに国内線コンコースAにある「ロイヤル シルク ラウンジ(Royal Silk Lounge)」へ
このあと北に向け飛び立ちますが、まだ3時間以上待ち時間があるので、搭乗時間まで朝飯を食べながらまったりといたします
 

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ラウンジ内は大型のソファーが置かれ、ゆったりとした作り
 

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まぁそれなりに席は空いていましたが
 

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奥に進むと丸い外壁と部屋の仕切り壁の間に
タイ国際航空のシンボルである蘭が置かれたプライバシーが保てる部屋があり、ここに陣取ることに
 

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席を決めたら次にダイニングへと向かいます
そうここタイ航空国内線ロイヤルシルクラウンジは国内線ラウンジにもかかわらずフードが非常に充実しているんです
 

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冷蔵庫を覗くと見慣れないソフトドリンクが並んでいますが
残念ながらビール等アルコール飲料が見当たりません
どうやらここもタイ独特のアルコールの販売ができる時間が関与したのかもしれません
(探せなかっただけかもしれませんが)
 

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フード類はというと
サラダやフルーツコーナー
 

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ホットミールコーナーには
タイ風焼きそば「パッタイ」
タイらしく生もやしとエシャロットが添えられていました
 

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「ブロッコリーの中華和え」
 

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「豚肉とピーマンの中華風トマト炒め」
 

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「チキン・ココナッツスープ」
 

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そしてパイやキッシュ
 

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デザートには「HAPPY NEW YEAR」とデコレーションされたミニケーキや
 

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冷凍庫にはアイスクリーム「La Vanille」も置かれていました
 

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カップヌードルはもちろんタイ定番の「ママー」
これらが国内線のラウンジで提供されるメニューというから驚きです
 

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冷蔵庫に「シンハ」がある、と試してみると
やけに鮮やかな色合いの激甘ソーダ
と・・・こんな朝食となりました


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世界一下品なビーチと呼ばれていたパタヤビーチ
まだその片鱗は残ってはいるが、健全ビーチ化はすすんでいるようで
アジアを代表するビーチリゾート地に変わりつつあるパタヤを後にし
ミニバスと大型バスを乗り継ぎバンコク・スワンナプーム国際空港に舞いもどってきました
エプロンに駐機している機材はカタール航空のエアバスA380
遠くから見てもその背の高さが抜きんでています


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スワンナプーム国際空港からさらにタイ航空国内線TG112便に乗り換えチェンマイ国際空港へ向かいますが
搭乗するのは写真のエアバスA320-200
タイ航空が保有するエアバスA320、20機のうちの1機です
 

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搭乗ゲートのあるコンコースで保安検査を受け搭乗口へ
ここでもスターアライアンス・ゴールドのステータスで優先搭乗の優遇を受けられました
ちなみに日本でよくみられる出発フロアで保安検査(セキュリティチェック)を受ける方式は世界のハブ空港ではもう少数派になっているように感じます
 

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ということでイの一番に搭乗
A-320のシートは横3列×の配列
 

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窓際の席を確保してあることと、国内線なんで高度もさほどでないでしょうから
このあと遊覧飛行を楽しむことに
もっとも窓ガラスが傷だらけで思い通りにはなりませんでしたが
 

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タイ航空はフルサービスキャリアってことで
国内線でしたが、飲み物と機内食(軽食)のサービスがありました
 

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機内食(軽食)はフルーツケーキ
これもラウンジにあったケーキ同様に「HAPPY NEW YEAR」と謳われています


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到着したチェンマイ国際空港はタイ・エアアジアの第2のハブ空港
そんなこともありエプロンにはタイ・エアアジア航空の機材が駐機していました
 

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空港に迫るようにそびえる山の上に建物が見えますが
どうやらこの山が「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」が鎮座するドイ・ステープ山のようで
明日にも伺いたい場所だったりします


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世界一卑猥なパタヤビーチで年末年始のカウントダウンを楽しんだ後
やってきたのは、打って変わって歴史あるタイの古都チェンマイ
泊まるのは旅人を魅了することの楽園「シャングリ・ラ チェンマイ」
チェンマイの中心地にあり旧市街にも徒歩圏でいけますし、ナイトバザールまでも歩いて10分と言った立地
チェンマイ観光には便利な場所にあるホテルです
 

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もう年はあけていましたが、ロビーはクリスマスデコレーションのままでした
 

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もっとも今回シャングリ・ラ チェンマイの宿泊はちょっと贅沢をしてホライゾンクラブのプランで宿泊
まずはロビーのチェックインカウンターではなくホライゾンクラブラウンジでウエルカムドリンクを飲みつつチェックインとなりました
ちなみに東京のシャングリ・ラホテルと比較すると3分の1ほどでクラブレベルに宿泊できる
コスパ最高のホテルがシャングリ・ラ チェンマイだったりします
 

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部屋は最上階のホライゾンクラブデラックスルーム
部屋には大きなベッドが2つ、でんと置かれています
そう今回のエントリーは私の覚書的要素が強いです


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設備はライティングデスクと壁に掛けられた大型テレビ
上部がバゲージラックになった衣服タンスがありますが
この引き出し式のタンスがビジネスホテルにはほとんど無くて長期滞在時など不便をするんですよね
このあたりは高級ホテルらしくて良いですね
 

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その大型テレビはなんとYouTubeやNETFLIXなどを見ることができるスマートテレビでした
パタヤのホテルではファイヤースティクTVが活躍しましたが、ここでは必要ありませんでした
 

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ミニバーには無料のミネラルウオーター(ガラス瓶入り)と
ネスプレッソメーカーが置かれ、無料のドリップポッドが備えられていました
まぁ一つ階を降りれば、クラブラウンジがあり
エスプレッソメーカーで美味しいコーヒーを淹れてくれるのですが、これはこれで嬉しいサービスだったりします
  

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冷蔵庫は小さめだったので、中にあった飲み物は移動
かわりにミネラルウオーターとコンビニで購入したビール、そして日本から持参した日本酒を冷やすことにします
 

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クローゼットも大型なうえ重厚
たくさん衣服を持ちこむような方々が泊まるんでしょうね
そんな方々のためアイロンとアイロン台が備えられていました
 

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クローゼットには無論、セフティ金庫が置かれています
その下には引き出し式収納も
これも便利ですが、チェックアウト時に忘れ物をしやすかったりする困りものです
 

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これまた大きな洗面台に
たっぷりお湯がはれる大きな浴槽
この浴槽にバスクリンを入れて旅の疲れをいやしました
ちなみにバスアメニティはロクシタンでした
 

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浴室はユニットバスタイプではなく、シャワーブースが別になったもの
これだと2人で利用の際にお湯を張ったままシャワーで髪を洗えるので便利だったりします
トイレは残念ながら温水洗浄便座ではありませんでした
 

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こんな感じで部屋の探索を終えたら次はお目当てのクラブラウンジでのイブニングカクテルとなります

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