知る人ぞ知るワイン王国「山形」
山形は、もともと果樹栽培がとても盛んでブドウ収穫量は全国第3位
ワイン生産量も多く、日本産ワインの主要産地として名を連ねております
今回訪れた最上川流域の山間の街朝日町にもワイナリー「朝日町ワイン」のワイン城があることから米沢に行く道すがら立ち寄ることに
ちなみにワイン城というと北海道に住む私たちはどうして池田町のワイン城を思い浮かべてしまいがちですね
1944年創業といった長い歴史を持つ朝日町ワインは
ワインになる原料を朝日町をはじめとした山形県内の契約農家が栽培した山形県産100%の葡萄で醸造
特にマスカットベーリーAを使用したワインで日本ワインコンクール金賞・部門最高賞をとり
G7伊勢志摩サミットでも採用されたらしく朝日町ワイン入り口には「2016 G7 伊勢志摩サミット 日本ワイン提供ワイナリー」とありました
ワイン城に入城するとガラス越しでビン詰めラインなどを見学できるようになっておりました
ただこの日は日曜日とあってラインは動いておらず、休みのワイナリーを眺めることに
そんなワイナリーには日本酒の蔵で最近よく見かけるサーマルタンクもありました
低温発酵に使われているのかわかりませんが、なるほど質の高いワインが生産されるはずですね
ショップには赤ワインや白ワインに加えて結構な量のスパークリングワインも売られていました
そんなスパークリングワインはデラウェアやナイアガラと言った品種のブドウを使い造られているとの事
ここでは試飲も可能
なんと10種類ものワイン・ブドウジュースが試飲できます
もっとも私はレンタカーの運転があるためワインは試飲できませんが
ブドウジュースのみ試飲させていただきました
ワイン城の外には1ヘクタールの自社ぶどう畑が広がっています
ちなみに最近こんな話をよく耳にします
温暖化によるブドウ栽培環境の変化にワイナリーは危機感を強めているそうで
昨年などは国内有数の産地として知られる山梨県では猛暑が続きワイン用の葡萄の質が悪く
ここ山形県の葡萄が、大量に山梨県のワイナリーに売られたことにより
山形県のワイナリーが仕入れに苦慮することとなったのだとか
まぁ山梨県勝沼あたりの有名なワイナリーの方が高値で買ってくれるんでしょうね
やはり昨今の状況として日本酒のみに限らずワインなどの酒造りも「北へ」とシフトしていきそうです
もっともこれは日本の最北端に住む私たち道産子にとっては嬉しい話なんですが
コメントする