私が好きな風景の一つ、知床の海岸で羅臼岳から昇る日の出まえの「かわたれ時」の景色です
今年の知床行第2弾
そんな知床の海岸に来た理由はこの時期がシーズンとなる秋鮭釣りです
私が秋鮭を釣る海岸近くには「斜里海岸サケ・マス釣りルール」なる真新しい看板が立っていました
パンフレットが添えられていたので持ち帰って読んでみると
なにやら今年から「斜里海浜サケ・マス釣りルール」なるものが決定
定められた禁止事項、守るべき事項
ちょっと長いのですがこれは私の覚書も兼ねて綴らせていただきますので、興味のない方はさっと読み飛ばしてください
『テント常設』海岸にテントやトイレを設置したままにする行為は禁止されています。設営は24時間以内としてください。
『指定区域、期間のサケ・マス採捕』指定の区域と期間においてサケ・マスを採捕する行為は禁止されています。
『場所取り行為』杭や縄、物品で海岸や公共施設を占有する行為は禁止されています。
『指定区域、期間の立入』関係者以外立入禁止と指定された場所、了解の無い私有地への立ち入りは禁止されています。
『ゴミ、残滓の投棄』ゴミや魚の残滓(=残りかす)を海岸や河川に投棄する行為は禁止されています。
『植生への車両乗入やテント設営』砂丘植生への車両乗入やテント設営は禁止されています。
『国定公園の砂浜への車両乗入』斜里川から西側の網走国定公園では、砂浜への車両乗入が禁止されています。
『砂丘の破壊禁止』砂丘の掘削、切土は禁止されています。
これらに加えて
守るKEEP事項として
『釣竿の数は3本まで』使用する釣竿、竿立ての数は3本以内としてください。
『知床ではヒグマに特段の注意を』荷物・釣果は身に着けるか手元に置き、常に周囲を警戒し、ヒグマ出没時は荷物を残さず退避してください。
『釣る尾数は3尾まで』1日に釣るサケ・マスの尾数は3尾以内としてください。なおリリースした場合は、釣った数に含めません。
『リリースは素早く丁寧に』リリースは魚を弱らせないように素早く丁寧に行ってください。
『ウトロ漁港東港のサケ・マス釣りはご遠慮を』ウトロ漁港の東港の水域内でのサケ・マス釣りはご遠慮ください。
『焚火はご遠慮を』火災と紛らわしい煙を出す焚火は、消防署への届出が必要です。ごみの焼却は禁止されています。
『キャンプ的行為はキャンプ場で』漁港や駐車場、道路上では椅子やテーブルを設置する等のキャンプ的行為はご遠慮ください。
『迷惑駐車はご遠慮を』通行の支障となる駐車や、観光施設利用の支障となる長時間駐車はご遠慮ください
というもの
そんな新ルールで挑み、4回ヒットしたものの釣果にはつながりません
キタキツネが遊びに来てくれたりもして和みましたが、それまででした
秋鮭釣りに使っている釣り道具は10年ほど前に義理の父から引き継いだもの
もともとかなり使い込まれたものだったこともあり
こちらはそろそろ入れ替え時期のように感じました
もっとも釣れなかったのは私の持つ情報と腕なんですが
そのほか知床に来た理由が天然の舞茸採り
伺ったのは10月初旬でしたが、季節の移り変わりは思いの外早く
舞茸の時期は終わりを告げていたようで、山では朽ち果てていたものしか見かけませんでした
ここ数年こうして朽ち果てた舞茸を見かける機会が増えましたが、もともと天然舞茸の生える場所は親から子に「一子相伝」伝わるのが、これまでの習わしのようでしたが、それが途絶え始めているのかもしれません
また来年、山に入り挑みます
そうそう今回、写真に写っているように知床の山ではドングリを数多く見かけました
従来の数倍はドングリが林の中に落ちていたかと思われます
ちなみにドングリは数年おきに豊作になるそうですが、ドングリの豊作、凶作の周期性はクマの行動に影響をあたえるそうなので、今後の動向が気になるところです
ということでこの週の知床行で収穫は有りませんでしたが、今回の訪問でも秋の知床の自然堪能しました