一時間、幸せになりたかったら 酒を飲みなさい
三日間、幸せになりたかったら 結婚しなさい
八日間、幸せになりたかったら 豚を殺して食べなさい
永遠に、幸せになりたかったら 釣りを覚えなさい私の好きな作家である開高健が小説「オーパ!」の中で、中国の著者不明のこの名言を紹介していました
開高健はその小説「オーパ」や「フィッシュオン」を通じて海外の釣行を紹介しています
私もあやかりたいものと
マレーシアのペナン島に行った際「マラッカ海峡ホッピング 釣り」に参加したり、ベトナムのホーチミンに釣り竿を抱えていったこともありました
マラッカ海峡のホッピング釣りではガイドが船で釣り場に連れて行ってくれるためそこそこの釣果はありましたが、ベトナムでは坊主
やはり見ず知らずの土地で時間も限られての釣りは難しそうです
ということで今回のタイのバンコクでは釣り堀に伺うこととしました
それが「ブンサムラン・フィッシングパーク」
狙いはアマゾンの怪魚「ピラルクー」
ではなく、世界最大級の淡水魚「メコンオオナマズ」
その名のとおりメコン川流域に生息している世界最大で最重量の淡水魚
3mなんて大物もいるようで、そんなサイズだと300kgにもなるのだとか
ブンサムラン・フィッシングパークのエントランスにはそんな大きなメコンオオナマズの模型が掲げられ迎えてくれました
ちなみにこの釣り堀にはピラルクーも生息しているのだとか
餌や仕掛けが違いますのでピラルクーが釣れることはありませんが、万が一釣れたら15万円~20万円ものチップが必要なんだとか
プラルクーは釣れたら嬉しいですが、考え物ですね
さてこのブンサムラン・フィッシングパーク
そう今回の旅のテーマは自力
ガイドツアーもあるようですが、まぁなんとなるでしょう
ということですが、ホテルからはタクシーを使うことに
BTSや地下鉄の併用も考えましたが、今回のタクシー料金はシャングリ・ラ ホテルから高速料金込みで270バーツ(日本円で945円)という低料金、しかも大晦日の土曜日ということで渋滞もなく1時間弱でつきました
タクシーはもちろんホテル専属のタクシー
そう多少料金が高かろうが海外で一番大切なのは安全
治安が良く平和ボケしている日本では考えられないような事件が起きていますからね
それにもまして今回はこのタクシーでちょっとした事件が有りました
それはホテルのコンシェルジュにブンサムラン・フィッシングパークまでタクシーの手配をお願いし
運転手に連れてきて貰いましたが、私の持っている地図の場所とは違っていました
地図を運転手に見せて説明、その場所まで走ってもらい下車しました
ところがそこはそこは同じブンサムランですが、ブンサムラン寺のほう
釣り堀ではありませんでした
途方にくれかけたところ、先ほどここに連れてきたタクシーの運転手が戻ってきてくれ
私どもを乗せ当初着いたところに戻ってくれました
そこで奥をよく見たところ先ほどのメコンオオナマズの看板があったわけです
いや~タクシーの運転手さんには感謝々々
チップを弾んだのは言うまでもありません
土曜日・日曜日はかなり混雑するとの事なので、朝飯を食ったらすぐに向かいました
ブンサムラン・フィッシングパークはこんな感じ
釣り堀というにはあまりにも大きな池ですね
フィッシングライセンスこれはいわゆる入場料ですね、1人2,000バーツ
レンタルロッド 1本600バーツ
レンタルネット 1個60バーツ
エサ 600バーツ
これにバンガローの一番小さいもの 600バーツ
ガイド 1,000バーツを加え
全部で4,860バーツ(日本円で17千円くらい)でした
ちなみにクレジットカードは使えません
通常はこの桟橋のようなところで釣りをするのですが
人が多いと隣の釣り糸と絡んだりする心配が有ります
ということで今回はこのバンガローを借りることにしました
結構ぼろいと思いつつも
こうしたプライベ^-トな空間
中には天井扇があったり、電源が有ったりと
それなりに使えそうです
もう一つの贅沢がフィッシングガイド
釣り堀なんですが、ガイドがいないとなかなか釣れないとの情報により雇いました
イケメン風の彼をとりあえず「BOYY」君と名付けさせてもらいます
ガイドであるBOYY君はこうして仕掛けに餌をつけたりするのは当然として
実際にポイントに向け投げ込みもやってくれます
見ているといつも同じポジションに投げ込むところを見るとそこがポイントなんでしょう
結構遠くまで飛ばしますが、まっすぐに餌を投げ入れるのはかなりの技量が必要なようです
メコンオオナマズ釣りの仕掛けはこんな感じ
日本でいうところの鯉の吸い込み針、というイメージがありましたがちょっと違う様でした
なかなか釣れないのでこのBOYY君、餌を替えたり仕掛けを替えたり
こんな集魚剤らしき液など使ったり
まぁ色々やってくれます
それでなくとも結構な大物
そんなに簡単に釣れないだろうとフィッシングパーク内にある売店へ
ここで庶民派タイビールの筆頭であるLEOビール
そして白ワインを買い込み、バンガローで飲みつつの釣りとなります
ちなみに今回はフィッシングパーク内のお店に買い出しに行きましたが、そうした飲み物は無論
タイ料理も出前できるのだとか
これだとここで丸一日楽しむこともできますね
ということで、メコンオオナマズを釣り上げる前祝い
ブンサムラン・フィッシングパークに乾杯
まさに大名釣りです
そうこうしている間に
斜め向かいのバンガローの釣り人が大物を釣り上げました
隣のバンガローの子供にもあたりが
けれど私どもにはなかなかあたりもなく2時間ばかりの時が経ちました
そしてついにその時がやってきました
ガイドのBOYY君が合わせてくれた竿を貰い
格闘すること20分余り
初めて味わう強烈な引きでしたが
全長107cm
重さ約20kgのメコンオオナマズを釣り上げることが出来ました
動画にその様子が映っていますが
最後巻き上げすぎてBOYY君に戻せと指導される一面も
その後、もう一匹当たりが来て釣り上げます
なかなかいい顔してるでしょう
なにってメコンオオナマズの事です
こうして昼には納竿(ちなみにあと半日居座っても料金は変わりません)
これほどの大物は人生初の快挙
2時間半ほどでメコンオオナマズ2匹という釣果となりました
いや~満足満足
タクシーを呼んでもらいホテルに戻ります
さてこの次はバンコクで最近話題のプーハッポンカリーを食べに行きます
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