約500頭の熊が生息していると言われている知床半島
この知床半島の面積に対する熊の数は世界でもまれに見るほど多いのだそうです
知床五湖フィールドハウスにもかわいらしい熊のはく製が展示されていますが、ヒグマは国内で最大の陸上生物であり、大きなオスになると体重は400㎏を超える個体もあるほどです
そう知床半島では常に熊に対しての留意が必要となります
熊のはく製の奥に「近すぎませんか?」というポスターが貼られていますが、そこには
『2022.4.1から 国立公園・国定公園の特別地域では、ヒグマへの接近・つきまとい・餌やりは違法行為になりました。』と記載されていました
熊を見ると写真を撮りたくなる気持ちもわからないではありませんが、やはり自分の命が一番大切ですからね
さて午前中に熊が出没し閉鎖された知床五湖でしたが、午後には再開されたと聞いて舞い戻ってきました
再度、知床五湖立入認定申請(一人250円)をしたうえでレクチャーを受けてからのスタート
地上遊歩道を散策するルートは「大ループコース」が全周3.0km、「小ループコース」が全周1.6kmとなっており
今回は大ループコースにチャレンジします
とはいえ今朝がたこの大ループコースに熊が出て、コースを歩いていた方を威嚇し一度閉鎖になっただけあってちょっと心配です
知床が世界遺産に指定されたかされる前に設置されたのでしょう、大ループならびに小ループコースはこうした地上遊歩道が整備されました
同じ大ループコースを2008年に回っていますが、その時はこれほど立派な地上遊歩道は有りませんでした
原始の森に点在する5つの湖
まず大ループコースにて最初にたどり着いた四湖では湖に映る知床連山と色好き始めた紅葉が望めました
続く三湖では羅臼岳を望みます
二湖からは硫黄山が望めますが、中腹にある白い部分は「溶融硫黄」を噴出した後かと思われます
一湖ではガイドと共に来られている方々がいて、私どももそのガイドの話に聞き耳を立てますが
1965年まではここ知床五湖は食用でしょうフナが放流されていて、それが今でも元気で泳ぎ回ってリるとのこと
そこから先はヒグマが上らないよう造られた高架木道(ボートウォーク)が全長約800mに渡り伸びていて
ここはレクチャーを受けたりしなくとも自由に見学可能です
遠くにオホーツク海を眺められますが、ここでもよく熊が目撃されているのだとか
高架木道からも羅臼岳を初めてとした知床連山が望めました
こんな感じで知床五湖大ループコースを1時間かけて散策し世界遺産知床観光を堪能しました
昨年も同様に散策しましたが、明らかに季節が移ろいが早く感じ、特にキノコの季節はすでに終わっていたようでした
群生するナラタケを見つけたりもしましたが、「とって良いのは写真だけ、残して良いのは足跡だけ」といったアメリカの自然保護のスローガンのとおりここ知床五湖のルールも同様なので、ここは写真だけ撮り帰ることに
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