神戸の中心として知られる三宮
電車の通る高架橋の下に広がる居酒屋街は三宮の名物
高架下ばかりではなく三宮駅周辺には居酒屋も多く、多くの店がしのぎを削っているからか
コスパ抜群のお酒や美味しい料理が食べられる店が多いのだとか
写真で見て取れるように、生ビールやハイボールなどの飲物を安く提供するのも三宮駅周辺の特徴だったりします
そんな三宮駅周辺にあって一種独特な形態のお店を見つけ、予約の上、伺う事といたしました
その店の名は「日本酒センターニューキタノザカ」
日本酒の飲み放題に特化したお店で
そんなこともあり入り口には日本酒の酒蔵のように杉玉が吊るされていました
今回予約したコースは
店主こだわりの日本酒70銘柄以上をたっぷり120分飲み比べ!!¥2,200
◆お料理の持ち込み自由!お好きなつまみを持ち寄って♪
◆日本酒以外にも生ビール、焼酎、カクテル、ソフトドリンクなども飲み放題♪
というもの
まぁ東京・新宿発の伝説の店「やまちゃん 日本酒セルフ飲み放題」のようなお店なんでしょうね
先払いでお金を払ったら、やまちゃん同様に名札(時間が明記されたもの)を渡され店にいる間これを首からぶら下げるといったシステムでした
酒屋前掛けなどの日本酒にまつわるグッズに囲まれた店内にはテーブル席と
ちょい飲みなどに使われるのでしょう
カウンター席が有りました
この日はテーブル席は満席
お隣はグループでの来店、持込なのでしょうおでんなどを豪快につつきながら日本酒を飲んでいました
さて肝心の日本酒ですが、そのほとんどはこの冷蔵ケースの中
店主こだわりの日本酒が並びます
他にも樽生ビールやカクテル
それに燗酒用の日本酒とそのお燗をする道具が並びます
飲み放題のお酒の他に
プレミアムな日本酒があり
1杯だけ無料だったり有料だったりします
そんなプレミアムな日本酒は別な冷蔵庫に保管され
酒屋前掛けの紐で封印されていました
そんなプレミアムな日本酒は舌がマヒしてくる前にと
「醸し人九平次 うすにごり」(名古屋市 萬乗醸造)を頂きました
醸し人九平次はワインのように楽しめ有名でパリにあるミシュラン三ツ星店が採用する日本酒として有名なお酒です
そんな日本酒に合わせる料理はと言うと・・・・
実は店で用意しているのは、黒板に書かれた
・干物盛り合わせ 2,000円
・金目鯛(干物) 1,000円
・エイヒレ 500円
・イカ一夜干し 700円
多少一品料理や珍味・ローストビーフ
缶詰やら乾物、が有るだけとなっています
(まぁ予め頼んでおけば桑名産ハマグリしゃぶしゃぶなどのコース料理もあるようですが)
この辺りは予め心得ていたので
今回私どもは阪急OASISで購入した、冷製オードブルと刺身盛り合わせそれにおにぎり持参で店に伺いました
倉庫のお店はあくまでも日本酒センター
日本酒を提供することがメインで料理は持ち込み
この辺りはかなり潔い経営のようです
そのかわりに日本酒のメニューはかなり濃いものが有り
今回は伊勢志摩サミットで乾杯酒として使用され有名になった三重県お酒蔵 木屋正酒造の「純米吟醸 山田錦 火入 而今」
これはあまりに美味しくいただかせてもらいました
同じく三重県の酒蔵、清水清三郎商店が造る、「作 恵乃智(MEGUMINOTOMO)」
手書きのラベルが珍しい『まんさくの花 杜氏選抜』シリーズ(ピンク)
一度火入れ原酒
秋田県でまんさくの花で有名な日の丸醸造の特別限定酒
奈良県の酒蔵、油長酒造の「純米吟醸 風の森 秋津穂657」
風の森峠の秋津穂米を65%まで精米し醸したお酒です
剣菱酒造同様に東灘・御影にある泉酒造の「純米大吟醸 仙介 無濾過生」
今回の灘五郷の酒蔵巡りでは伺えない酒蔵なのでここでいただくことに
というか、兵庫県灘の地元の三宮でしたが思ったより冷蔵ケースには並んでいなかったかと思います
吉田蔵u 石川門 生酒(石川県 吉田酒造)
無濾過生原酒はフルーティで微発泡
爽やかな飲みごごちの日本酒でした
ちなみに吉田酒造は石川県にある144年の歴史を持つ酒蔵、手取川醸造所を描いた2015年のドキュメンタリー映画「The Birth of Saké」で、冬の間続く伝統的なクラフト酒醸造の骨の折れるプロセスを記録されており
一度飲んでみたかった日本酒でもありました
この「ニューキタノザカのお作法五カ条」と書かれたものは
トイレに貼られていたもの
なるほどと読ませていただきました
さて予め阪急OASISで酒の肴を購入してから来たのですが
2時間の飲み放題で足らなくなり、外出して買いだすことに
ちなみに買い出しした食べ物はここにある電子レンジで温めなおすことが可能です
調味料や食器はある程度揃っていました
と言いう事で近くのコンビニで買い出ししたつまみを肴に
再度飲み始めますが、生ビールをチェイサー代わりにいただいたりもしました
そうそう日本酒バーらしく各テーブルには「和らぎ水」も用意されていました