KANO-カノ-1931海の向こうの甲子園を観に行った

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昨日久々に映画館まで足を運び映画を観てきました
そんな映画はKANO-カノ-1931海の向こうの甲子園
何と台湾映画です
日本に配給されなければ台湾に行ってでも見たかった映画です
えっ台湾の映画館で言葉や字幕はどうするのかって
実はこの映画、史実に基づき作られているせいか
日本統治下にあった現状そのままに俳優は日本語で演技しています
きっと台湾での上映が字幕付きだったのでしょう
日本の俳優は日本語のみで台湾の俳優は片言の台湾語訛りやアミ語訛りの日本語で演技していました
 

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(映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』公式サイトより拝借、クリックすると公式サイトにジャンプします)
 
 

冒頭台湾の港「基隆」から戦時中の軍用列車に乗り込む軍人の姿から始まります
そう基隆は「財布は忘れても傘は忘れるな」のことわざ通り雨の多く降る港町
映画でも雨のシーンから始まっていました

列車にこの軍人こそこの映画の語り部ともいえる存在が元札商エースの錠者博美投手でした
その錠者が基隆から高雄に向かう途中、嘉義駅に立ち寄った時に昔を思い出すそんなオムニバス形式で映画は進んでいきます

そうKANOの名となる台湾の嘉義農林学校野球部(嘉農)と甲子園で対戦した
札幌商業との一戦がこの物語の重要なファクターとなっていました
全く関係ありませんが札幌に住む私にとってもなんとなく誇らしげになったりします

ちなみにこの映画上映に先立ち、今回伺ったスガイディノスの映画館で1月16日に北海学園札幌高校(旧・札幌商業学校)野球部OB会が主催する映画特別鑑賞会が開かれたんだそうです
 

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まだ上映されたばかりの映画なので、内容は遠慮いたしますが
まずは昨日初日に見に来られた方にお年を召された方が多かったのが特徴でした
数々のお涙ちょうだいのシーンではあちらこちらから鼻水をすする音が聞こえてくるような涙もろい人々ばかりだったようです
 

kano02.JPG 
 

私はビールとポップコーン片手に気軽に見ていましたが、話しにのめり込み3時間という上映時間を忘れるほど見入ってしまいました

台湾の農業発展につくした八田 與一氏が神様のように描かれていたりと、日本を美化する話があまりにも多く
日本人である私にはには気恥ずかしい思いで見ていましたが
この映画に携わった台湾の人々の日本に対する気持ちが伝わるそんな映画でした
願わくばこの映画を沢山の日本人に見ていただき、台湾と日本の友好につながると嬉しい、そんな気持ちで見させていただきました
 
ちなみに只今
日本・トルコ合作でエルトゥールル号遭難事件の映画化「海難1890」が進んでいるようです
原作は多分"東の太陽、西の新月?日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件"
昔々このblogでも紹介させていただきました
エルトゥールル号発掘調査
 

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今年の12月東映の配給で上映予定だそうですが
台湾同様に親日国のトルコとの合作映画とあってはこれも見に行かねばなりそうです

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このページは、r-ohtaniが2015年1月25日 12:07に書いた記事です。

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